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ひどい暑さの中、竹橋の東京近代美術館で開催されているゴーギャン展を見に行った。見学者が多く人垣の後から見なければならなかったが、小さい体も時にはいいことがある、するすると人の横から最前列に出て見ることができた。 異国のエヴァ かぐわしき大地展覧会の構成は 第1章 野生の解放 第2章 タヒチへ (『ノアノア』連作版画)第3章 漂泊のさだめ とそれぞれの時代に分けて展示されているので、画家の一生と作風がよく分かった。なかでも「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」という長く哲学的なタイトルのついた大作が圧巻だった。 縦139.1cm×横374.6cmの大作「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」質・サイズ共にゴーギャン作品の最高傑作との呼び名の高い名作「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」が初来日!このボストン美術館の至宝は、過去パリに1949年と2003年に2度「帰国」しただけで、その他一切他国へ貸し出しされぬ門外不出のコレクション。国立近代美術館の悲願とも言うべきこの名作、今回の展覧会の目玉作品である。この大作を見る前に画像で細部に渡る解説があり、非常によく理解できた。絵から受ける印象はタヒチの穏やかな異国情緒の世界に見えるが、画家の遺言ともいえるこの作品のもつ深い意味はそんな気楽で表面的なものではなかった。画家の哲学的思索が絵になって凝縮されている。 傑作を見る人々34歳という遅い年齢で画家になったゴーギャンはタヒチへ移住する。タヒチの土俗的な風土、温かな褐色に輝く女性の豊かな肉体、キリスト教のエヴァ、再生の神 、そして死も描かれている。これらの代表的作品もすばらしかったが、これまで知らなかった「純潔の喪失」という作品は非常に暗示的で狐が何を象徴しているのか考えさせられた。 純潔の喪失一昨年キリマンジェロの帰路、アムステルダムのゴッホ美術館でゴッホの作品を沢山見た。その時ゴーギャンとの関わりに興味をそそられたがそのままになっていた。今回ゴーギャンを見ることができ、二人の作品を近い時期に直接見て、その違いや共通点を考える一つの機会となった。二人とも孤独な魂を抱え、現実の生活とのはざまで葛藤し悩みながら独自の作風を築き上げた画家である。でもどういうわけかゴッホの作品の方が強烈な印象となって残っているが、精神世界はゴーギャンの方が深いような気がする。しかしどちらともその生涯の最後は痛ましい。名作というものはそのような人生と引き換えにしか描けないものなのかもしれない。
2009年07月31日
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日時がバックしてしまいましたが、劒周辺の高山植物の2回目です。 あおのつがざくら 劒沢小屋周辺、6峰Aフェース周辺の至る所に群生していました。まだ蕾のものも多かったです。下向きでひたむきに咲いています。通常の岩かがみより少し小ぶりの こいわかがみ ピンクの色が濃くて大変可憐です。この花も雷鳥坂あたりから登場して劒沢周辺一帯いたるところに咲いていました。 劒沢小屋の崖下にたったひとむら咲いていた紫の花 千島桔梗 ちんぐるま ごぜんたちばな 岩爪草 とってもちいさな花がたくさん集まって群になって咲いています。一つひとつの花が余りに小さく愛しいほどです。小さいのに完璧な形をしています。 こばいけいそう 空にむかって手を上げているような形の大型の花ですぐ分かります。斜面に大群落をなして咲き見栄えがします。 この花を見ると北アルプスの夏を感じます。 ちんぐるまのお花畑や白山いちげも撮ったのですが、画像の容量が一杯なのでまたの機会にしますね。
2009年07月30日
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今回の山旅で高山植物をたくさん見ることができました。写真が下手で申し訳ないのですが、2回にわけて紹介します。 代表的な高山植物 こけもも 花が終わると赤い実がなり、こけもも酒は絶品です。 よつばしおがま(?) 劒沢小屋周辺に少し見つけました。 ししうど 信濃なでしこ やまははこ 紅花いちご 小さな花が可愛い 白山ぼうふう たてやまうつぼ草
2009年07月29日
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7月25日二日目、地元立山地方の天気予報は深夜から午前9時まで曇り、9時から12時まで晴れ、その後曇りというものであった。午前2時起床、3時05分出発。外は真っ暗で空には黒い雲が広がっていてあの雲が今後どうなるのか気になった。ヘッドランプをつけてまず劒沢の夏道を下り、途中からアイゼンを装着して雪渓に降り立つ。雪渓は五月よりかなり薄くなっているもののアイゼンがよく効く。劒沢雪渓をぐんぐん下って出会いから長次郎谷に入った。ここからはひたすら登りである。風がかなり出てきて、空はどんよりと雲が厚くかなり不気味な天気である。今日の予定は6峰Dフェース登攀であったが、この不安定な天気のため、短いCフェースに変更ということになった。左手に源次郎尾根、右手に八峰の岩峰が迫りどんどん高度をかせいで登る。稜線はガスが巻いて6峰のDフェースから上は霧の中にかすんでいる。 熊の岩と6峰フェース群 ガスでぼやける6峰 熊の岩まで来てとりあえずCフェースの取り付きまでは行こうということで、Cフェースの基部で窪んだ砂地になって安全な取り付き地点まで到着。 6峰Aフェース 6峰B ・Cフェースここでおよそ1時間様子を見た。雨がぱらぱらきたかと思えば晴れたり曇ったりと決め手のない気象状況で迷ったし天気予報の12時まで晴れというのも悩ましかったが、最終的に登ることになった。Cフェースの岩登りそのものは易しく登攀に困難は全くなかった。でも時たまぱらぱら降る雨と風と雲行きが少なからずストレスになった。初心者の私は焦るとできるものもできなくなってしまうので、肝をすえて「焦らない」と言い聞かせて行動した。ガイドと私の1対1のクライミングなので私も登る以外にガイドのビレーとカラビナ類の回収という果たすべき役割があって一瞬もぼんやりできない。登攀中に写真を撮る時間など全くない。その上、今日はスピードも要求される。5ピッチのショートルートだったが天候不安の中で登るというとても貴重な経験をした。 Cフェース終了点にて 八峰 1峰(奥)から5峰(手前) 終了点までは1時間10分余りですぐ着いた。問題はこのあとの5・6のコルへの下降だった。またしても雨がぱらぱら、風も吹く、ものすごくざれて危険で歩きにくい下り、はっきりした踏み跡がないなど~行きはよいよい帰りは怖い~だった。最期に懸垂下降して5・6のコルにたどり着いた時はほっとした。今日出会ったパーティは3組、いずれも岩には取り付かず稜線に向かって登っていった。 結局この日、岩登りをしたのは劒広しと言えども私達だけだったにちがいない。復路は長次郎谷を出会いまで下り、そこから大雪渓を小屋まで登り返した。最期の1時間半位を残す頃になって雨が本格的に降り始めた。天気の悪化が決定的になり、結局翌日予定の八峰縦走を中止して下山したのだった。
2009年07月28日
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劍の花でまだ出してなかった花をアップしました。 はくさんいちげ あちらにもこちらにもたくさん咲いていました。劍沢に下る斜面には大群落のお花畑を形成していました。
2009年07月27日
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本日7月26日無事劒岳から下山し、元気に帰宅しました。予定より1日早い下山です。3日間の行動内容は以下の通りです。1日目 扇沢に着いたら雨が降っていたものの出発。以外にも富山側は日がさしていて、劒沢小屋まで雨にぬれず到着。2日目 天気予報を信じて早朝3時出発。天候不安のためDフェースをCフェースに変更して無事登攀し、劒沢小屋へ帰着。3日目 この先二日全く登攀できる見込みのない天気予報を見て予定変更し下山。いわゆるお天気敗退である。午後8時半過ぎ帰宅。今夜はもう遅いので詳しい報告は明日からします。お花畑が素晴らしかったですよ。
2009年07月26日
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映画「劒岳点の記」が登山をする人たちの間で大変話題になっています。この映画は監督以下スタッフが劒沢小屋(古いほう)に寝泊りして撮影されたものです。浅野忠信さんも香川照之さんも木村監督もです。もちろんその間は一般の登山者も宿泊しています。俳優や撮影隊の皆さんも日時が経つうちにヒゲが延びたり日焼けしたりしてほとんど一般登山者と見分けがつかなかったということです。浅野さんが土間で靴をはいている横で一般登山客が「浅野忠信も来てるんだってね」と話をしていたとも聞きました。完成後にスタッフがポスターに寄せ書きしたものがありましたので大きくしてアップしました。左上に木村大作監督、中央横書きで中村トオルさん、友邦さん(二代目)新平(三代目)ありがとー!!の謝辞の下に浅野忠信さん、香川照之さんのサインがあります。またこの映画の登山面での監修・援助をされた地元山岳ガイド多賀谷さんとは雷鳥坂を登っている時お会いしました。素朴で温かさがにじむ男性でした。帰りにも会いました。
2009年07月25日
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新宿を夜の12時に出発したバスは7月24日5時半に信州扇沢に到着。扇沢は雨が降っていて何も見えない。これからの山行が危ぶまれる。ガイドと7時に合流し、とりあえず行ってみようということになり、立山黒部アルペンルートに乗る。進むにつれ信州側は雨だったが富山側は明るい。山支度を整え室堂平にでると陽がさしていて蒸し暑い。何時まで持つかわからないがスタートする。 扇沢バスターミナル 黒部平から見るガス湧く立山方面硫黄の匂いが鼻をつく地獄谷を過ぎ、沢を渡って雷鳥坂を登る。あちこちに高山植物がたくさんある。こいわかがみ、こばいけいそう、あおのつがさくらなど次々と姿を見せてくれる。別山乗越に着き稜線に出る。正面に劒岳が姿を現わす。雲がかかっているものの一応見える。 ここから劒沢の下りになる。雪渓を見、お花畑も見ながら下る。テント場の近くに山岳救助隊の建物がある。丁度昼時で若い皆さんがテーブルを囲み、カレーの匂いがした。ガイドが登山届けを提出している間にバナナを2本もらった。なんという幸運!!貴重品である。もちろんガイドのネームバリューによる恩恵である。五月の連休に来た時はまだ残っていた古い劒沢小屋は取り払われていて何もなかった。なおも下って新しい劒沢小屋に到着。三代目の新平さんが迎えてくれる。 岩と雪の殿堂 標高2999m 劒沢小屋 と三列に書かれた伝統の看板小屋は宿泊者多数で混雑し、にぎやかなので外にでて周辺を散歩し、花の写真をたくさん撮った。劒本峰、源次郎尾根、八峰はガスに隠されたりしながら見え隠れしていた。夕食は揚げたてのトンカツをメインにぜんまいとがんもの煮物、味噌汁などボリューム満点である。生の野菜がついているのが嬉しい。明日からのハードワークのために頑張って完食したら、さすがに胃が重かった。
2009年07月24日
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これから3泊4日の予定で北アルプス劒岳に出発します。今日は新宿発の夜行バスさわやか信州号に乗って明日早朝信州扇沢に着き、立山黒部アルペンルートから富山県の室堂に入ります。 ☆1日目 室堂から別山乗越を経て劒沢小屋へ ☆2日目 八峰6峰Dフェース富山大ルート登攀 約9時間 ☆3日目 八峰下半~上半全峰縦走 約13時間 ☆4日目 劒沢から室堂を経て下山 2日目・3日目はかなりハードなコースの連続なので膝が心配ですが、最も心配なのはお天気です。無理をしないでがんばってきます。 長次郎谷は夏でも雪渓が残っているので、アイゼン、ピッケル、ヘルメット、クライミングギア一式とフル装備ですが、ミニマムエッセンスのザックです。
2009年07月23日
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今日は年に一度のお花の会の総会だった。夕方から近くのイタリアンレストランの個室を借り切って行われた。会計報告・事業報告・議事・役員改選・会食・懇親という内容だったが、正直言ってとっても苦痛だった。理由その1 自分の意見を言うだけで人の意見を十分に聞かない人が多く議事がなかなか進行しない。6時開始で終了は9時半。内容の割に時間がかかりすぎる。理由その2 懇親会に移っても主に高齢の二人だけがしゃべりまくっている。それも狭い自分の世界の話。久しぶりに会った人の話を聞きたいと思っているのに・・・。もううんざり!!。理由その3 介護とか病気とか体調不良とかの話で暗く、夢も希望も感じられない。よほど話をする相手や聞いてくれる人がいない人なのだろうが、こんなところでそんな話なんか聞きたくもない。もういやだ、こんな総会なら来年は参加を見合わせようと本気で思った。
2009年07月22日
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梅雨明け十日といって梅雨明け直後は必ず晴天が十日は確約されていたのは過去のこと、今日は梅雨のような天気である。7月最期のお花のお稽古に行った。花材は丸い葉っぱとくせのない枝ぶりが魅力の木いちご、すかしユリ、カーネーション、クロトンの四種である。クロトン以外は伝統的花材である。花材の組み合わせがとても安定していたので、何の抵抗もなく自然に生けられた。すかしユリが完全な蕾で色味が少ないが、咲くとオレンジ色が広がってもう少し明るくなるだろう。
2009年07月21日
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標高が高くないためか時期のせいか、花が少ない気がしました。 この時期を代表する豪華なヤマユリ、むせかえる強い香りを放ち、随所に咲いています。 藪みょうが マムシ草の花のあとに実をつけています。 サワギク マツカゼソウ 樹林帯の地面を埋め尽くして群生していたマツカゼソウ、花は地味ですが葉っぱが明るくい緑で、みどりの毛氈をしきつめたようでした。
2009年07月20日
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かねてから丹沢の一角にある鍋割山に登ってみたいと思っていた。理由の一つはこの小屋はすべて小屋主の草野さんがボッカで荷物を運んでいてその最高重量は114キロ、さらにその草野さんと私は同じ大学で同時代に在籍していたことを知ったからである。 ボッカ中の草野さん(HPより)三連休で丹沢は人が一杯だろうけど鍋割山はちょっと少ないだろう、天気は曇りで暑くないし今日がチャンスと出かけた。ルートは大倉→二股→後沢乗越→鍋割山→鍋割山稜→小丸尾根→二股→大倉にした。二股までは林道だったが地面の道でけっこうよかったし、山道も穏やかで緑に溢れていた。登山道はとてもよく手入れされていて、気持ちよく歩けた。 里から見る丹沢の山波 杉の美林の中を登る 鍋割山荘はいかにも手造りという雰囲気で何枚もの太陽光発電のパネルが青く光っていた。山頂は平で広々としており緑の芝生が広がっていた。到着した昼頃は丁度ガスって展望はほとんどなかったが、この当たりの景色は沢山見ているし全く気にしなかった。 鍋割山荘 広々とした山頂で寛ぐ登山者名物の鍋焼きうどんを注文した。「Hさーん」と呼ばれてうどんを頂きに行った時、草野さんと話をした。草野さんは山岳部、私はオーケストラ部で部室が接近していてその辺りですれ違っていたかもねというような話をした。 鍋焼きうどん 980円鍋焼きうどんはとってもおいしかった。卵、なると、油揚げ、しいたけ、えのきなど具沢山でうす味、体も温まった。これらすべて草野さんが運び上げたものだと思うと感謝と畏敬の念でいっぱいだった。
2009年07月19日
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今日は稲毛浅間神社へご祈祷を受けに行ってきました。最期は神だのみです。我ながらおかしくて笑ってしまいました。娘が今年前厄なので厄除けに行きたいと今年も半ば過ぎの今頃になって言うので、私も一緒に行って健康守護をお願いしてきました。私達以外は生まれたばかりの玉のような赤ちゃんのお宮参りでした。幸せいっぱいで光輝く清浄な気の中に厄と病気の大人の気が入って申し訳ないような気分でした。 稲毛浅間神社本殿 ご祈祷受付 祝詞 お神札下げ~はらいたまえ きよめたまえ ~ かしこみ かしこみ まおしそうろう~ のように厳かな祝詞が奏上され、一人一人神前で玉ぐしを捧げました。終わった後は御神札を頂き、お神酒を頂いて終了です。 お守り 御神札 箸 たくさんの絵馬が吊ってある境内お守りはザックにつけ、御神札はそれぞれ自室の高い位置に置き、お箸は普段に使うことにしました。きっと木花咲耶姫命(このはなさくやひめ)、猿田彦命 (さるたひこのみこと)、瓊々杵尊(ににぎのみこと)のご加護があることでしょう。
2009年07月18日
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このところの胸痛騒動に一応の結果がでた。地元総合病院で一般心電図、マスター二段階法という二段の踏み台昇降心電図、紹介された大学病院で心エコー、トレッドミル負荷心電図、血液検査とずっと検査を続けた。トレッドミルでは平地の歩行から始まって次第に速さと傾斜をあげて最後は最大心拍数160程度でジョギングをして血圧、心電図を測定した。 一般の心電図 マスター二段階法 トレッドミルによる負荷心電図結果、ドクターから狭心症ではないこと、心肺に異常がないことが告げられた。やったあ!!これで安心して山に行ける。しかし胸痛はそのまま続き、はじめの頃より煩雑に圧迫される。同時に頭痛も起こる。循環器でないとしたら筋肉とか肋間神経痛の痛みもあると言われ、かかりつけの整形外科も訪ね、レントゲンまで撮られた。しかし大学病院のドクターも整形外科のドクターも胸痛の原因を突き止められない。困ってしまった。どちらの病院も有名な病院である。原因がわからないので治療もできない。医療費がかさみ、痛み止めをもらっただけである。心臓病でないことはわかっても胸が痛むとやはり不安になる。胸の痛みは恋の病だけにしておきたい。
2009年07月17日
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先生の無料講習会があったので一ヶ月ぶりにランナウトでクライミングをした。今日は諸般の事情であまり頑張れない状況だったこともあり、気楽に登った。けれどそれが幸いしたのか一ヶ月ぶりの割にはスムーズに楽に登れた。いや、体は正直だ。山には行かなかったが筋トレを欠かさなかった成果だと思うことにした。暑かったせいか人がそこそこで落ち着いて登れたが、ジム内はあまり冷房が効かずかなり暑かった。久しぶりにクライマーの友人たちに会えて気分が山モードになった。 ハングに近づく ハングを超えるムーブを工夫して じりじりと体を上げてハングを超える 終了点に到着写真で気付いて下さったでしょうか。髪を金髪に染めたんです。でも元の色が完全に抜けないのでこの程度の色にしかなりませんでした。もう髪の色に気をつかう必要もなくなったので遊び心です。
2009年07月16日
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7月2回目のお稽古、梅雨明けが宣言されてとっても暑い午後にお稽古に行ったら先生が不在だった。他の受講生二人もいて、どうしようかと思案したが、この暑い中をせっかく来たんだから少し様子をみようと家の前で待っていたら、先生が帰宅された。今日の花材はどうだんつつじの枝、鶏頭、スプレー菊の三種である。どうだんつつじは久しぶりの登場であるが、形を作れず散漫になった。鶏頭の濃いピンクが盛夏のエネルギーを感じさせ、緑、ピンク、黄色と彩りがはっきりしてメリハリがあった。 気持ちよくスタートできなかったためか、イマイチ集中できず平凡な作品になった。
2009年07月15日
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10日の漆原朝子ヴァイオリンリサイタルにはヒマラヤトレッキングで知り合った二人のHさんも一緒だった。これが実に奇遇なのだが、お二人の名前の頭文字はH,私もHで図らずも3Hが再会したことになる。H.Yさんとは高橋利幸の合唱コンサートで既にご一緒していた。ヒマラヤをトレッキングしている時、H.Yさんがオペラ歌手のような発声で歌う声を聴いていたので合唱団に入っていると聞いても驚かなかった。でも自宅が芸大の近くで芸大奏楽堂の音楽会にはしょっちゅう出かけて聴いているというのは驚きだった。さらにH.Hさんも合唱団に入って演奏会にも出演しているということを知った。そこで芸大奏楽堂のコンサートスケジュールを送ってもらったところ、漆原さんのリサイタルを見つけたのであった。ヒマラヤでの出会いがここまで広がって続いているというのが嬉しい。山に行きながら音楽の話も出来る人というのはそうざらにはいないし、見つからない。山への情熱・音楽への愛という私の人生にぴったりの出会いである。その夜も音楽会の前に夕食をともにして情報交換をしたし、音楽を聴く合間に山の話もたくさんして、山と音楽が同時に楽しめる最高の一夜だった。 エベレスト街道の3H
2009年07月14日
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緑一色であまり彩りの目立つ花は無かった。全体的に白い花が多かった。他に珍しい花もあったのだが、そういう花に限ってボケていてアップできないのが残念。 最も彩りがあった花 ヤマオダマキ ホタルブクロ 山あじさい 木に咲いている白い花 ウツギ 真緑の小さな実がたくさん 乳茸刺(チダケサシ) 登山道にたくさん咲いていたこあじさい にがな 銀竜草 ? オカトラノオ春先は黄色の花が多く、夏は白い花が多い。自然の持つ深い意味があるのだろう。
2009年07月13日
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6月から肩・膝・胸のケアとメンテナンスのために6週間山登山を控えていた。もういい加減山に行かないとうつ病になりそうだったし、夏山に備えて足慣らしもしなくちゃと思っていたところ、運良く晴れたので奥多摩の川苔山に出かけた。久しぶりの晴れのせいか、登山者がすごく多かった。緑が濃くなった川苔沢に沿ってゆっくり歩いた。沢が曲がりくねり、流れたり淀んだり滝になったりして素晴らしい渓谷美だった。小さな滝が3つ出てきて最後に圧倒的な高さを誇る百尋の滝が登場する。滝の近くはしぶきが飛び散り、寒いほどだった。 深い緑の向こうに小さな聖滝 マイナスイオンがいっぱい百尋の滝沢の水音、鳥のさえずりを聞きながら緑陰の道を山頂まで歩いた。太陽の日差しが直接照りつけることがなくて、涼しくてさわやかだった。山頂は大勢の登山者がのどかに昼食を取っていた。大木に白い花が咲き、青い実がふんだんに付いていた。帰りは鋸尾根を大だわまで下ったが、これは悪路で膝に良くなかった。そこからは花を見つけて写真を撮りながらゆっくり下った。 広い川苔山頂で寛ぐ登山者 振り返って見る鋸尾根川苔橋スタート9:00、山頂到着12:10、鳩ノ巣駅到着15:05。ゆっくり歩いたリハビリ登山だった。肩と胸は良かったが膝がやはりきしんだ。6週間も休み、あんなに筋トレに励んだのに効果がなかった!!がっくりきた。止むを得ない、だましだまし使おう。
2009年07月12日
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梅雨の晴れ間、漆原朝子さんのバイオリンリサイタルを聴きに上野の東京藝術大学奏楽堂まで出かけた。彼女のバイオリンを聴くのは多分15年ぶりくらいだろう。漆原さんは濃い紫色に光る石がちりばめられた上衣に紫のロングスカートをつけて登場し、まるでかきつばたの精が舞い降りたような優雅さだった。演奏は稀にみる名演で、私は強いインパクトを受けて心をゆすぶられ、興奮した。以前に聴いた時より格段の音楽的境地に達している感があった。 東京芸術大学奏楽堂 漆原朝子(うるしはらあさこ)第一に感じたのはバイオリンの音色が凛々しく強く煌きがあること。引き締まった音色でありながら幅広く、ある時はやわらかく微妙で陰影に富んでいて、一丁のバイオリンから紡ぎだされる音色がかくも彩り豊かであることに目を見張る思いだった。中でも重音の比類ない美しさ!!、こんなバランスのとれた美しい重音は聴いたことがない。次にこの日のプログラムはきっと彼女が演奏したい曲ばかりだったのであろう、どの曲も意欲に満ち満ちていた。みずみずしい表現力がほとばしって溢れていた。技術面の高さと円熟した表現力のバランスがよく、彼女は今全盛期だろう。さらに現代ものの難しい曲ばかりのプログラミングでよくこれだけの曲を一晩で弾けると驚嘆した。ヤナーチェクのソナタなど聴いているだけでもその表現の激しさに圧倒されたが、これを演奏するとなると数倍の精神的エネルギーが必要だろう。また現代の作曲家クルタークの作品を初めて聴くことができた。とても微妙で深い精神世界を感じた。フランクのバイオリンソナタは好きな曲の一つで何度も繰り返し聴いてきたが、彼女の演奏は世界の高名なバイオリニストの演奏に引けをとらない完成度の高いものだった。循環形式で巻き返し繰り返し登場してくる主題はいつの間にか体に沁み込み、魂の奥から湧き出てくる言葉のように思えた。更にピアノの迫 昭嘉(さこ あきよし)が非常に上手く、バイオリンを引き立てつつも自分も主張し、絶妙な演奏をしていてさすがと思った。この人も一台のピアノでいくつもの音色を弾き分け、ダイナミックな表現力が際立っていた。 演 奏 曲 目 ☆L.ヤナーチェク ヴァイオリンソナタ ☆E.v ドホナーニ ヴァイオリンソナタ 嬰ハ短調作品21 ☆G.クルターク サインゲームメッセージより「哀しみ」他2曲 ☆E.ショーソン 詩曲 作品25 ☆C.フランク ヴァイオリンソナタ イ長調 私は演奏会終了後京成線に揺られて帰宅したが、頭の中にクルタークやフランクやヤナーチェクが渦巻いていてなかなか眠れなかったのだった。
2009年07月11日
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京都を旅した友人から土産をもらった。五辻の昆布と阿闍梨餅である。五辻の昆布はまず包装が目を惹く。薪が焚かれ、あでやかな装束に能面をつけて羽衣を舞う決まりポーズの絵に京・西陣の味 かつお山椒 羽衣 薪能 と筆で文字が書かれている。でも能面の表情がちょっとちがうと思う。こういう顔にはならない。 五辻の昆布 かつお山椒 羽衣 阿闍梨餅かつお山椒は砂のように細かくした鰹に山椒の味が効いておいしい。白いご飯にのせて食べるとしっとりした食感で最高だった。阿闍梨餅は雲龍(こちらは柳ではなく巻物の菓子)とともに大好きな京都の菓子である。八つ橋などと違って駅のホームなどでいつでも買えるというものではないため、頂くととっても嬉しい。甘そうでそう甘くないあんと、大判焼き風のしっとりした皮。この皮がもちもちしながらふわふわでとってもおいしい。コーヒーと一緒に食べて幸せ感いっぱいだった。
2009年07月10日
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浦安の大学付属病院で待ち時間があまりに長かったので気分転換に、来るときに見つけておいた若潮公園に外出した。公園の中に女性の銅像があったので、近づいて見ると何と佐藤忠良の作品だった。こんな地方の雑草だらけの公園で一流彫刻家の像が見られるなんてラッキー!!「平和の像」とプレートが設置してある。若い女性の無駄のないのびやかな肢体、さわやかな気持ちになる。観ているうち、ポーズは異なるがこれと同じ体型が思い浮かんだ。川村美術館エントランス緑陰にある女性像「緑」、作者はもちろん佐藤忠良さんである。 浦安市若潮公園 平和の像 佐倉市川村美術館 緑「緑」の方の女性が少し若いような気がするが、画像で見てもよく似たプロポーションである。彫刻家の女性の体に対するイメージはほとんど同じなのであろうか。とても興味深く見た。
2009年07月09日
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今日の花材は目を惹いた。まず大きくて豪華なアーティチョーク、明るい黄色が元気をくれる向日葵、それに日本の伝統花材の雲龍柳(うんりゅうやなぎ)と鳴子ランである。モダンな洋物に日本古来の花材が一緒になっていて、いつもならミスマッチ的なのだが今日はおもしろい。アーティチョークの花が重いので切り詰めて低く使うのがポイント。根本を埋めるのが鳴子ラン2本なので心許なかったが半分に切って4本にし何とかカバー。花材の斬新さで楽しく生けられた。
2009年07月08日
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今日は浦安にある大きな大学病院に行った。隠していたのだが実は右胸に圧迫感を3回感じたからである。1回目は6月6日プールで水中ウォーキングをしていた日、2回目は6月13日小川山でクライミングをした夕方、3回目は7月1日家で夕食の準備をしていた時である。1回目、2回目はそう気にもしてなかったが3回目は胸の周辺が不快になり、後頭部が重く気分が悪かった。今後の高所登山を考えると心臓疾患は困る。翌翌日、地元の総合病院の内科を受診、胸部レントゲンと踏み台昇降をして心電図を撮ったが異常が無い。そこでDrは自分の出身大学付属病院の循環器内科を紹介したのであった。でも胸痛は右なのにホントに心臓なの?今日は紹介状とレントゲン・心電図写真を持って朝8時過ぎにその病院に到着。何と行列が既にできていた。8時半に受付、受診できたのが12時45分頃、会計が終了したのは14時頃だった。 入り江にかかった橋のむこうに病院がある 病院前庭 どの科もすごい数の受診者!!4時間待った。ここでも胸部レントゲン、一般心電図を撮られ、やっと名前を呼ばれたと思えば今日は混雑しているから代診ですと若いDrが登場した。それなら最初から若いDrで良いから長時間待たせないでほしい。何とかという器械で心臓がしっかり鼓動している画像を見せられたがこれでOKとはならない。負荷をかけた検査と血液検査も必要ということで検査と受診の予約をした。ああ、クライミングに行こうと予定した日が病院の検査になってしまった!!。でも健康あっての登山だもの、やむをえない、諦めが肝心。この年齢になるまで何の健康トラブルも無く存分に山に行けたことが奇跡的だったのだ。ここでしっかり体をチェックしようと考え直し、京葉線に揺られて帰宅した。
2009年07月07日
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一生をバラ一筋にささげたミスターローズこと鈴木省三の生き方を縦軸に、バイオテクノロジーの発達と青いバラの創出を横軸にして、バラに関するあらゆる視点を網羅した大作だった。バラは好きだけどこのように多面的な見方をしたことはなかったので目が啓けた。知らない内容ばかりで、毎回少しづつゆっくり咀嚼して読み、10日間ほどかかった。玄米のごはんを食べるように噛み応えがあり、噛めば噛むほど味がでてきた。時には牛のように反芻したりもした。 ノンフィクション 青いバラ サントリー開発の青いバラ 最相葉月さん鈴木省三の生い立ちやとどろきバラ園の造園など非常に興味深い内容が地道な取材・調査に基づいて書かれていた。時代背景やバラを介して見えた政財界・皇室とのつながりなどもしっかり書き込まれていて、鈴木省三を幅広く捉えることもできた。バラに関するあらゆることが書いてあった。その中で筆者と老境の鈴木省三との関わりが最もバラ育種家の鈴木を象徴していたし、温かくぬくもりがあり、示唆に富んでもいた。特に「青いバラが本当にできたとして、それは美しいと思いますか」という鈴木の言葉は深く記憶に残った。5月に青いバラの写真をアップした時、何人かの読者から「バラはやはり赤や黄色がよい」と書き込みがあった。私自身青いバラを神秘的に感じても美しいというのとはちょっと違うなという思いがあった。改めて最相葉月という書き手はすごいと唸った。最相さんだってバラに関しては素人だったはずなのに、綿密な調査、インタビューを積み重ねてこれだけの本を書く。何という知的持久力!!恐るべし最相葉月!!。前作「絶対音感」以上の大作である。さらにこの著者は『星新一 1001話をつくった人』(新潮社) 」という傑作ノンフィクションを07年に発表しているということがわかった。私は時代遅れだ。ああ、また読まなくちゃ!!。
2009年07月06日
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兼ねてより狭い庭に木が生い茂り、お隣に迷惑をかけていた。そんな折も折、お隣のご主人から「うちの方に延びている枝をベランダの上から切ってもいいですか」と言われてしまった。お隣にそんな手間をかけさせる訳にはいかない。一昨日ついに電動のチェンソーを買ってきた。そして梅雨の晴れ間を見て今日、長男・長女を動員して伐採作業をした。 チェンソーの音を響かせて伐採中 伐採後 チェンソー切れる、切れる!!。チェンソーのすごい威力!!どうしてもっと早くこの道具を買うことを思いつかなかったんだろう。感動するくらいガンガン切れた。(切るのはもち、長男)さざんか、イチョウ、金木犀の幹を切って今日のところは終わりにした。金木犀は昨秋にも鋸で伐採したが、その後成長して葉も繁茂し、大木になっていててこずった。伐採した幹は更にゴミとして出せるよう短く切り揃えて束ねた。疲れたが兼ねてよりの心配事が朝一の仕事で終了しほっと一安心。子どもたちにピザをご馳走し、労をねぎらった。
2009年07月05日
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オーバーワークでQOLが下がり、対人関係にも疲れて元気のない娘のために親友のソーシャルワーカーから本を借りた。 水澤都加佐さんとBe!編集部の「もえつき」の処方箋~本当は助けてほしいあなたへ~である。 簡潔に要点がまとまっていて大変読みやすかった。一読して思い当たることがたくさんあった。私自身はもうこれから燃え尽き症候群(バーンアウト)になることはないが、就職3年目の娘は環境的にもハイリスクの真っ只中にある。 以下はこの本からの抜粋や引用です。仕事をバリバリとなさっている方、働き盛りの方の参考になれば幸いです。もえつきのリスクが高いのは医療・福祉・教育の専門職やボランティアなどの援助職、家族を介護している人、うまくいかない子育てに悩んでいる人、家庭内の問題に悩んでいる人、上司と部下の板ばさみになっている人、がんばり屋の人などに多い。バーンアウトの「症状」は、休みをとっても改善しない心身の消耗感、自分の価値や仕事の能力への疑念、変化への抵抗、ちょっとしたことへの過敏な反応、周囲への怒りや恨み、対人関係の苦痛、などがあげられる。こうした状態が起きるリスクが高いのは以下の3つの条件が重なった時である。1 手を抜けない大変な状態が続く2 いくらがんばっても報われない3 使命感や責任感、思い入れが強い当然ながら、適当でいいやとドライに割り切って仕事をする人よりも、その仕事に意義を感じて一生けんめいになり、かつ限界になってもがんばってしまう力のある人が、燃え尽きに陥るリスクが高いということになる。特に援助の仕事は、もともと使命感や責任感あってこそ成り立つものである。つまりこの分野においては、仕事への意欲が高い人ほど燃え尽きのリスクが高いのである。誰かの面倒ばかりみて、自分を忘れて没頭するうちに自分をかけたはずの仕事につぶされてしまう、 職場で、家庭で、人間関係の中で疲れ果ててしまう、 誰かの役に立ちたいとがんばっているうちに、いつしか自分自身が消耗し、人と関わることが苦痛になって仕事に行けなくなってしまう・・・。極度に進行した<もえつき>は、人生そのものを破壊してしまうという。これを読んだ娘は思い当たることばかりで怖いと言っていた。しかしまた、些細なことに対しても激しく叱責する上司に対して今まで不信感を抱いていたが「ひょっとしたらこの人もバーンアウトになりつつあるのでは?}という見方ができるようになったとも言う。この本には<もえつき>の進行をくいとめる方法や共依存・グリーフについての記載もされていてとても有用である。真面目で責任感があり人のために身を削って働く人がうつ病になったり燃え尽きたりするこの悲しい現代社会・・・。何とかならないものか。いや、何とかしなきゃ!!
2009年07月04日
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コーヒーが大好きである。3年ほどまえにアフリカのキリマンジェロに登頂した帰り、街でコーヒーのキリマンジェロを5キログラム買って、店の在庫が無くなりひんしゅくをかったこともある。また私はカフェインがよく効く体質である。朝一杯の上質コーヒーで頭が覚醒し、仕事がとてもはかどる。でも午後三時すぎると絶対にコーヒーは呑まない。この禁を破って何度不眠に苦しんだことか。今日は仕事に倦み、午後二時にコーヒーとチョコを楽しんだ。フレーバーコーヒーにドイツのラウシュ社製カカオ含有率75パーセントのスティックチョコである。全く甘味はなく濃密でこくがある。コーヒーとチョコの組み合わせは頭の働きに抜群の効果をもたらす。どちらもリッチな味わいで午後のひと時を豊かな気分で過ごし、仕切りなおしができた。
2009年07月03日
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鍼治療院の目の前に花屋がある。切花が主だが花苗も少し置いてある。帰り道に何気なく見たら朝顔が並んでいた。ふいに「朝顔の花でも咲かせてみようか」という気持ちが湧いてきて、衝動的に買ってしまった。西洋朝顔で色はピンクのみ、1個110円という安さで3個買った。ヘブンリーブルーが欲しかったが、この値段でリクエストを出すのも気がひける。 葉っぱが黄緑で若々しい。さあ、これをどこにどのように植えようか、ささやかな楽しみができた。
2009年07月02日
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お花のお稽古に行った。今日の花材はニューサイラン、瑠璃玉あざみ、アンスリウム、フロックスの4種である。ニューサイランは茶色がかった色で珍しい。ニューサイランを主枝にして、と言っても柔らかい葉っぱなので形づくるのが難しい。でもその茶色の幅広く長い葉を見ていたら、古代建築の柱というイメージが湧いてきて面白く構成できた(と自分で勝手に思い込んだ)。しかし、それは先生の手によってこの写真のように直されてしまった。こんな花はいやだ、これじゃ蛇が三匹首を伸ばしているみたいではないか。さっきのほうが気にいってたのに・・・・。それに左のアンスリウムの位置があまりに唐突すぎる。と批評できる立場ではないのは百も承知なのだが、いかんせん感性がこの作品を良しとしない。 何となくすっきりしないまま帰宅し、きままに生け直したもののそれも納得できる作品にはならなかった。トホホ・・。
2009年07月01日
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