まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2005.07.15
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テーマ: 戦争反対(1185)
カテゴリ: 政治
数日前の、衆院外務委員会で、
町村外務大臣が、
米兵の性被害に遭った沖縄女性の手記に対して、
まるで、それを突き放しつつ、
軽くスルーするかのような発言をしていました。



報道によれば、
女性の手記というのは、
加害者の米兵の凶暴性について述べたうえで、

 仕事として「人殺しの術」を学び訓練している米兵たちが、
 今日もわが物顔で、わたしたちの島を何の制限もされずに歩いています。
 1日も早く基地をなくしてください。




それに対して町村信孝は、

 軍隊があるから日本の平和が保たれたとの一面がすっぽり抜け落ちている。
 軍隊には軍事色があるがゆえに、戦後の平和が保たれた。
 それは自衛隊と米軍の力だ。
 被害者のお気持ちは分かるが、軍隊は人を殺すという言い方がいささか一面的だ。
 人殺しが生業というのは、軍隊の一面かもしれないが、
 軍隊をなくせば世界から戦争がなくなるかというと、そういうことはない。
 戦争抑止の機能への認識をもらえれば幸いだ。


とかなんとか、
軍隊にかんする、型どおりの認識を繰り返し披露したってことです。

つまり、
町村信孝は、
被害者の女性に対し、
「政治的にもっとバランスのとれたことを言え。」
と述べたわけですが、

なんで、いちいち、
性被害に遭った女性個人の心の訴えが、
永田町の政治家や、霞が関の役人と同じように、


町村の、そのへんの感性が、まったく理解不能です。

個人が抱えている苦痛というものに、
まったく目を向けられない、
この町村という男の政治家としての資質を垣間見た感じ。

っていうか、

「政治家としての人間性」を有権者に見せることができないのは、
町村が政治家として「無能」であることの証明でもある。

っていうか、
ただのバカなのかも。




米兵による性被害という、
塗り替えられない経験と記憶をもった女性個人の訴えに、
ひたすら「米軍の必要性」だけを繰り返す、政治家としてのバカさ加減。

わたしは、前から感じてたけど、
はっきりいって、この人物は「外務大臣」としての器じゃありません。



だいいち、
「軍隊をなくしても世界から戦争はなくならない」って言ってるけど、
むしろ、
「軍隊があったって戦争がなくなっていない」からこそ、
こういう女性のうったえが論理的に成り立っているわけで、
そういう意味でも、この政治家の頭は、わるいと思う。

つまるところ、
現在の日本の外務大臣は、
無思慮に型通りのことしか言えないような、つまらない人間だってことです。

◆ ◇



そして、その沖縄なんですが、

米陸軍が、実弾の射撃訓練を始めたってことで、


「都市型訓練」なんて世界中の何処ででもできるのに、
なんで、わざわざ沖縄の住宅地域でやろうとするんでしょうか?

しかも、
これまた「日本の防衛」とはまったく無関係。

在日米軍は、依然、
日本の支配区を、好きほーだい、使いたいように使用しています。

これは、日本の政府が無能だからです。





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最終更新日  2005.07.17 01:54:22


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