まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2006.05.28
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4年前の日韓W杯のとき、

“踊りながらドリブルしてくる人たち”だと書きました。

とりわけ、
ロナウジーニョは、完璧に“踊ってる”と思った。

あのときのカナリヤ軍団のなかで、
いちばんわたしの目をひいたのは、
ロナウドでも、リバウドでも、ロベカルでもなく、

ケラケラ笑って、踊りながらドリブルしてくる、ロナウジーニョだった。





ロナウジーニョがサンバを歌ってる!
やっぱり、ロナウジーニョはサンバだったんだ!
しかも裸足だしっ!

4年前、
プレー中も、いつも笑ってて、
どうにも“自由奔放”な印象が際立っていたころに比べると、
最近のロナウジーニョは、
体格も表情も、かなり精悍な感じが目立ってしまってるけど、
ふたたび彼の体から自然に湧き上がってくる、
純粋なありのままのリズムに触れられたようで、嬉しかった。(~~)

しかも、

いとも簡単に片手で刻みながら、自分のサンバの曲を口ずさんでいました。
歌もうまいっ!

ロナウジーニョの、あの足さばきは、
この複雑なリズム感を、体が刻めるからこそ可能なんだなーと実感。

日本のサッカー選手も、ブラジル人と同じように、

それ以上に、 サンバを踊る練習 をするべきじゃないでしょうか。



でも、
やっぱり体の中に流れる“血”の違いがあるんだろうなぁ‥。

かりに同じブラジル人でも、
白人の選手や、アジア系の選手じゃ、
あの同じリズム感ってのは、やっぱり真似できない気もする。

サンバはもともと、アフリカ系ブラジル人の音楽です。

わたしも最近、サンバに関心もってます。

きっかけになったのが、
ブラジル・コンピレーションCDの『フレスカ』シリーズ。

ボサノバを選曲した『フレスカ・ボサノヴァ』と、
MPBの曲を集めた『フレスカ・メロディーズ』と、
そして、サンバを集めた『フレスカ・サンバ』の3枚からなってます。

わたしは、
はじめはMPBが目当てで聴きはじめたんだけど、
実際に聴いてみたら、『フレスカ・サンバ』がいちばん良かった。
そして、3枚のCDを聴いてみると、
ボサノバも、MPBも、
その魅力の源泉がすべてサンバにあるってことを実感させられた。

ブラジル音楽というと、
つい、ジョアンやジョビンの存在を中心に考えてしまうし、
たしかにジョビンの音楽は、理知的で、高いレベルに達した音楽だけど、
でも、そのジョビンでさえ、
このアフリカ系ブラジル人が生み出したサンバという音楽の、
そのプリミティブなリズムの魅力には、
完全には到達していないんじゃないか、って気がする。

ブルースや、ジャズや、レゲエと同じように、
ブラジルの音楽も、その淵源はやっぱりアフリカのリズムにあります。
ロナウジーニョの刻む豊かなリズムを見て、あらためてそれを痛感した。

ブラジル音楽の生命力も、
ブラジルサッカーの躍動感も、
アフリカの黒人がもたらしたものなんじゃないか、と思う。





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最終更新日  2021.07.26 01:13:37


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