まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2006.09.27
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今日の冬吾のエピソードは、

ものすごく特異な感じがしました。

もともと、このドラマは単線的なストーリーではないんだろうし、
それゆえに、
色んな人物の色んなエピソードが、脈絡もなく出てくるのも分かる。
まして、
すべての出来事を「桜子と達彦の物語」に集約できるとも思ってない。

なので、

桜子と冬吾が、生死の境で互いを呼び合ったとしても、
それが特別唐突なエピソードだとも思わないし、
それを見て、すぐに「男女の関係」を勘ぐる気もない。

むしろ、ドラマ的にいえば、
これまでの2人の関係に、最後の決着をつける必要があるのは、
当然なことなのかもしれない。




今日のエピソードは、きわだって特異な感じがする。

なんとなく、
ドラマの物語の外にある、メタ=エピソード的な感じ。

まず、
今日の冬吾は、ほんとに「太宰治」になってる感じだった。


もしかしたら、原作者も、
今日のドラマのように小説の中で父親を救ったのかな?と思ったんだけど、
実際は、津島佑子は、やっぱり小説の中でも冬吾を死なせたらしい。

ってことは、
死んだ太宰に向かって「生きなきゃダメなんだよ」と告げる桜子は、


物語がこういう形で逸脱してくるときは、ドキッとする。

冬吾が、冬吾を超えて、
太宰的なものを象徴する存在として、
このドラマの中では救ってもらえたんだなと思いました。

桜子のこういうメッセージが、
彼女の“遺言”になってしまうのかどうか、わたしもまだ知らないけど、

どうやら、
今日の桜子が作曲してたメロディも、
このドラマのテーマソングだったらしいし、

今週は、こういうメタ=エピソードが続くのかな・・。





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最終更新日  2020.09.19 12:12:37


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