まいかのあーだこーだ

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2008.06.07
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3.家事のフレックスタイム制


ドミトリーの中の仕事(家事)を居住者自身が分担でおこなう。
それが家事のワークシェアです。

けれど、生活時間の異なる人たちが住むようなドミトリーでは、
当番を決めて全員が分担するというのも、ちょっと難しいですね。
中には、外での仕事が忙しくて、
体力的にも、時間的にも、
ドミトリーの家事を担当する余裕のない人もいるかもしれない。

ドミトリーの家事といっても色々あります。

食事の仕度とか、子供の世話とかいった難しい仕事は、
だれにでも出来るというものではありません。
だとすれば、なおさら当番制でやっていくのは難しいでしょう。

わたしの考えているドミトリーでは、
家事の基本的なやり方(マニュアル)がきちんと決まっています。
逆にいうと、
マニュアルを覚えて、きちんとスキルを身につけた人でなければ、
それを担当してもらうことはできません。

したがって、
人によって、できる時間はもちろん、できる仕事も限られる。
まったくできない人もいるかもしれません。

なおのことです。

だから、仕事のできる人が、できる時間を選んでおこなう。
これが「家事のフレックスタイム制」です。



ドミトリーの仕事を時系列で示した「求人表」を張り出します。

自分にできる時間・内容の仕事を選んでもらいます。
それぞれ「定員」もありますので、
空きの部分からどんどん埋めていってもらう。
また、仕事の内容や時間によって、
与えられるドミトリーポイントの数値も異なります。
つまり、報酬が異なるってことです。
したがって、居住者は、
自分に必要なポイントの数値に達するよう調整しながら、
自分の担当する仕事を選んでいきます。

「フレックスタイム」とは言ってますが、
実際は、時間だけでなく、仕事の種類も選ぶわけですから、
むしろ「ハローワーク」のような感じですね。

ともかく、こうすることで、
ドミトリーの居住者は、
自分の生活時間を比較的自由に設計できるようになる。
うまく余暇をつくることもできるし、
余った時間を外でのパート労働などに充てることもできます。

ドミトリーの仕事をどのくらいやるかは、人それぞれです。
たくさんできる人には、たくさんやってもらう。
少ししかできない人は、それで構いません。
中には、まったく家事をしない人もいるかもしれません。
しかし、地域通貨(ドミトリーポイント)があれば、
そうした不公平も、あとで清算することができます。



時間によって、また内容によっては、
なかなか担当者の埋まらない仕事もあるかもしれません。
そうした場合も、やはり大規模なドミトリーのほうが有利です。
人数がたくさんいれば、分担もそのぶんスムーズです。

どうしても埋まらない部分は、
専属のスタッフメンバーが調整していきます。
スキル一覧表(後述)を見て、スキルをもっている人の中から、
担当できそうな人を探して直接お願いしていく。
同時に、まだスキルをもっていない人にも、
その人の適性を見ながら、
なるべく色んなスキルを身につけるように促していきます。


(つづく)




















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最終更新日  2008.06.07 14:44:37
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