まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2008.06.09
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テーマ: ニュース(99396)
カテゴリ: ドミトリー
今日は番外編。


キレた若者が、無差別に大勢を殺傷した。

この手の事件で最大の要因と考えるべきものは、
まず「個人の資質」、つまり性格的な問題です。
同じような境遇や環境、社会的背景があったとしても、
すべての人がこんなことをやらかすわけじゃありません。

しかし、同時に、
こういう資質をもった人間は、一定の割合で存在する。
そして同じような資質をもっていても、

そこに何か「引き金」になる因子が加わるかどうかで、
こういう結果をもたらすかどうかの分かれ目になる。

今回の事件において、
派遣労働、ワーキングプア、格差社会、
勝ち組負け組といった価値観などの社会的背景や、
家庭の崩壊、コミュニケーションの欠如といった問題が、
何がしかの因子のとして作用しているかどうか、
また、これを一つのテロと見なすべきなのかどうか、
これはまだ分からない。

仮にそうだったとすれば、
特定の資質をもった人間が、

そういう人間が暴発しないようなセイフティネットを築くことも、
一面では非常に重要な課題です。

これは、ただ「防犯」ということだけではなく、
こうした資質の人間を追い詰めないような逃げ場を、
社会的に用意しておく知恵も必要だということ。

実はそういうところにかかっているのであって、
さもなければ、極度に高コストな「防犯社会」になるしかない。

イスラエルやアメリカは、そういう方向に進んでいるけれど、
あれが「洗練された社会」だとはいえません。
むしろあれは、
知恵や洗練や寛容を欠いた社会の、ひとつの顛末ともいえる。

そうした視点も踏まえて、
ライフスタイルを大きく覆していく方法を考えています。

(つづく)







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最終更新日  2008.06.09 18:59:22


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