まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2018.10.14
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テーマ: 新垣結衣(29)
「獣になれない私たち」の第1話は、


これは野木亜紀子の脚本によるものじゃなく、
たぶん水田伸生の演出によるところが大きかったと思う。
おそらく脚本自体は、
あそこまでハードな表現を要求していなかったんじゃないでしょうか。

しかし、ああいった演出こそが日テレらしさであり、
わたしとしては、
むしろそうした日テレイズムのほうに期待してしまう。





ところが、第1話のラスト部分では、
そのハード路線が、あっさりコミカル路線に堕ちてしまいそうな、
そんな予感も漂わせました。

実際、こわもてのパワハラ上司は、
ブーツに履き替えた新垣結衣の豹変ぶりに驚いて、
あっけなく子犬のような弱腰上司に変わってしまいそうなんだけど、
それじゃあ面白くないし、いくらなんでもリアリティがなさすぎる。

まあ、
そうやってコミカル路線に寄っていくほうが、
きっと「逃げ恥」の二番煎じを期待する視聴者にはウケがいいんだろうし、


わたし個人としては、そういう路線をまったく望まない。

そこは、
あくまでも日テレらしさを貫いてほしいし、
安易にTBSのようなラブコメ路線には堕ちてほしくない。




田中圭の家族をどう描いていくのか、ということですね。

黒木華が演じる妹の闇の部分とか、父親の介護の問題とか、
そういう部分がクローズアップされてくるはず。

ドラマの世界が、
いっそう混迷を帯びてくることのほうに期待します(笑)。



ドラマの世界が混迷をきわめていくことを、
ネットの評論家たちは「迷走」だといって批判するかもしれないけど、

わたしにいわせれば、
現実には容易に解決しえない問題を、
簡単にフィクションのなかで解決してしまうほうが安易なわけで、

むしろ、
日テレドラマファンとしては、
とことん混迷を深めていってほしいです。





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最終更新日  2018.12.06 00:07:57


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