まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2020.07.18
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カテゴリ: ギルティ!
「ギルティ」は相変わらず映像が綺麗です。

とくに第5話は、
トリコロール (赤・青・黄) を取り入れた画面が印象的だった。

第7話は、むしろ茶系などワントーンの画面が多かったけど、
それはそれで美しかったです。



一方、脚本のほうは、ちょっと評価が難しい。

切り返しの会話だけで展開する長いシーンが多かったのは、

複数のシーンを一つにまとめちゃってる感じがした。
俳優の人数も、最小限に抑えてるように見えます。

内容的には、
親の虐待とか、兄弟の近親愛とか、
かなりドロドロした話に広がったのですが、
それを、説明的なセリフで一気に済ませちゃった感じ。

過去の真実がまとめて明かされてしまうのは、
ある意味、サスペンスドラマの最後の崖の上みたいだった。



前半の教会のシーンでは、
寺嶋の復讐と、

夫婦の和解と別れを、
ひとつの場所でいっぺんに片付けちゃった感じ。

ちょっと脚本に無理がかかってる気がします。
むりやり一つのシーンに押し込んでるような。

寺嶋の役どころもかなり難しくて、

キャスティング次第では迫力が倍増したかも。

夫婦は、
お互いの罪を自覚することで和解に至りました。
これは、なかなか壮絶な展開だったし、
せっかく和解したのに別れてしまうのも悲しい。

ただ、
それをぜんぶ教会のなかで済ませちゃうのは駆け足でしたね。



後半は、
瑠衣の過去についての話を、
秋山と爽のセリフだけで説明していましたが、
これも、ちょっと迫力に乏しい。

いまや、
秋山をめぐって、
3人の女性の四角関係になっていて、
そのカオス状態も見どころなのですが、
説明的なセリフだけでは迫真性に欠ける。

すでに中村ゆりかの演技は、
助演女優賞に値するレベルだと思いますし、
兄にむかって色目を使ったり泣いたりする場面は、
かなりヤバかったのだけれど、
それがドラマ全体に活かしきれないのが惜しい。

それもこれも、
コロナがらみの演出制限によるものだとすれば、
仕方ないのですけどね。





他のドラマも、
感染予防のことを差し引いて見なきゃならないのかなあ。

…なんてことを思ってしまいました。





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最終更新日  2020.09.19 19:29:33


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