まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2022.07.12
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カテゴリ: 政治
NHKをはじめとする大手メディアは、
ようやく昨日になって 「統一教会」 を実名で報道しはじめました。
その理由として以下の3つのことが考えられます。

1.選挙が終わったから
2.海外メディアがすでに報道してしまったから
3.統一教会側が会見を行ったから

しかし、上記のいずれの場合であっても、
報道を自粛するだけの正当な理由にはなりえません。


NHKをはじめとする大手メディアは、
昨日まで実名を伏せ続けた理由について何も説明していません。



1.選挙が終わったから

放送メディアには政治的な中立性が求められます。
しかし、それは「選挙前」であろうと「選挙後」であろうと変わりません。
問題は、選挙の前後で報道姿勢を切り替えたことなのです。

はたして選挙前の政治的中立性を選挙後になって放棄したのか?
それとも選挙前には欠けていた中立性を選挙後になって取り戻したのか?
いったいどっちなのでしょう?

いずれにせよ、
政治的な中立性を欠いた期間があったのだとすれば、



2.海外メディアがすでに報道してしまったから

事件翌日の7月9日にはフランスの各メディアが、
さらに10日には米国ワシントンポストが「統一教会」を実名で報じました。

NHKをはじめとする日本の大手メディアは、
ただ、それに追随しただけなのかもしれません。

逆にいえば、

日本のメディアはずっと報じないつもりだったのかもしれませんし、

今後も、海外メディアが報道する範囲内でしか、
日本のメディアは事実を伝えないつもりなのかもしれません。
はたして、そこに報道の独立性はあるのでしょうか?

知っていても伝えないのだとすれば、
それはまさに「既存メディアの形骸化」を証明することになります。


3.統一教会側が会見を行ったから

実名報道は団体への名誉棄損になるという意見があります。

しかし、
かりに今回の犯行を安倍晋三への「逆恨み」だと考えたにしても、
犯人の母親が破産前に多額の献金を行っていたことは疑いないのだし、
すくなくとは犯人の供述内容にかんしては、
それを引用的な形で報道したところで何ら名誉毀損にはあたりません。
それどころか、たんなる団体への忖度でしかない。

そもそも、
昨日のタイミングで会見が開かれたのは、
自民党を支援する統一教会側が選挙結果への影響を恐れたからです。
メディアがその意向に沿う理由はどこにもありませんし、
むしろ、それに沿うことのほうが政治的中立性に反しています。

このことは、
日本のメディアが、政権はおろか、
統一教会からさえ独立性を保てていない ことを示しています。





この「統一教会」の実名報道のタイミングは、
案の定、選挙結果を左右するものになりました。

有権者の知る権利を阻害すると同時に、
安倍晋三への「弔い票」を暗に促すような今回の報道姿勢については、
徹底的に妥当性を問われねばなりません。

今回の件で、大手メディアは、
国民からの信頼を深刻なほど失墜させたといえます。







選挙期間中に統一教会の実名が伏せられた事態に対して、
なんらの批評性も発揮できなかった東浩紀と石戸諭と三浦瑠麗(笑)。




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最終更新日  2022.07.13 21:05:12


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