まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2026.08.29
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カテゴリ: NHK朝ドラ
NHK「風薫る」第22週。

多江の広島派遣は、
吾郎を看取るための伏線だったのか。



直美があんなに泣くとはね…。

というより、
上坂樹里ちゃんがあんなに泣きはらすのが驚き!
若いから涙がたくさん出るのかしら?

泣き笑いの演技も上手でした。



吾郎の歌う「埴生の宿」が聞こえるのは怖かったな…。

吾郎が胸のボタンを自分で外してた話は、
たんなる迷惑としか思えないのだけど、
それすらも愛があれば許せるってこと?…(^^;


なお、わたしは吾郎が鹿児島出身と思い込んでましたが、ほんとは佐賀出身だったようです!調べてみたら、7月15日の第78話に「佐賀の百姓の三男」というセリフがあったのね。そういえばそんなセリフがあったような気もするッ!かれこれ1ヶ月半もずっと「薩摩軍人」と書いてきて、吾郎が死んでから気づいても遅いけど、過去の記事はぜんぶ「佐賀軍人」に直しておきました(T_T)


来週の予告では、
大陸から虎太郎が戻り、
浜松からシマケンも戻り、
詐欺師と内務省の中村倫也も再登場するようです!

…横沢は?




吾郎は、
戦死じゃなく脚気による病死でした。


陸軍に「1日白米6合」の偏食をゴリ押しして、
大量に脚気の死者を出したのは有名な話。

これに対して海軍の高木兼寛は、
麦飯のカレーを定着させたことで、
ビタミン不足を防ぎ脚気の抑え込みに成功した。


自分の過ちを認めると責任を負わされるので、
意地でも失敗を認めようとしなかったからよね。

こういうことが太平洋戦争でも繰り返され、
しまいには国家そのものが破滅するのですが、
日本のこの体質は戦後もまったく変わってません。



脚気はかつて「江戸患い」といわれたとおり、
白米ばかりを食べる都市文化の病です。

陸軍が白米食をゴリ押しした背景にも、
東大医学部の影響があったっぽいのですが、
東京の人はそんなに白米が好きだったのかしら?

白米こそが都市生活のステイタスだったのかな。

…考えてみると、
このドラマにやたらとジャガイモが出てきたのは、
東京の白米食を批判する伏線だったのかも。

直美と捨松の出会いのきっかけはジャガイモだったし、
直美が吾郎に出会ったときは「あの芋男!」と呟いた。
(これが薩摩出身と誤解する理由でもあったのだけど)

一ノ瀬家の食卓にはたびたびカレーが上がってたし、
出征前に吾郎が自宅で作ってた料理も、
馬鈴薯と牛肉の煮付け (=肉じゃが) だったわけよね。
(肉じゃがはビーフシチューをアレンジした海軍料理らしい)


海軍を脚気から救ったのは麦飯なのですが、

りんと直美の場合は、
自宅や教会で肉&野菜をしっかり摂ってたことが、
知らず知らず脚気の予防になってたのでしょう。

吾郎は「出征したら炊事班長になりたい」と言ってたけど、
自宅で作ってた食事を軍隊でも摂ってれば、
脚気などで死なずに済んだのです。



太平洋戦争でもそうですが、

陸軍は、
戦闘による死者でなく、
失策による病死者や餓死者を大量に出してます。

陸軍の人間は、
海軍よりバカだという自覚&劣等感もあいまって、
過ちを追及されると、
かえってそれを認めまいと意固地になるし、
奇怪な理屈をもちだして正当化をはかったりする。

そうなると、もう手がつけられないのよね。
責任逃れのためなら国家の自滅も厭わなくなるから。

森鴎外でさえ白米食をゴリ押しするために、
論理の破綻した主張をつづけてたようですが、
こういう体質は現代のネトウヨもまったく同じですよね。



ちなみに、
陸軍の「1日白米6合」というのは、
お茶碗にして13〜14杯ぐらいのアホみたいな量!
1日3食ならおかわり5杯ぐらいする計算です。

かたや、
宮沢賢治の昭和6年の「雨ニモマケズ」では、
1日に白米6合じゃなく、
1日に玄米4合になってますよね。

この詩は、
あたかも粗食の美徳を書いてるように誤解されるけど、
これが書かれた1931年の時点で、
脚気の原因がビタミン不足と判明してたからでしょう。

そもそも、
玄米4合って茶碗10杯分ぐらいですから、
おかわり3杯食べるぐらいの分量だし、
これでも現代人に比べたらかなり多いのよね…(^^;

まあ、
それを粗食と信じさせることができれば、
軍隊でも無駄死にさせなくて済むってことかもしれません。



ただし、賢治自身も、
上京したての1921年に脚気にかかってます。

といっても、
東京で白米ばかり食べたのではなく、
芋と豆腐と油揚げばかり食べたことが原因らしい。

同年の彼の童話「よく利く薬とえらい薬」には、
脚気はビタミン不足が原因という認識があるし、
そもそもビタミンB1を発見した鈴木梅太郎は、
盛岡高等農林学校の賢治の先生でした。

むかしは脚気などでも米の中に毒があるためだから米さへ食はなけぁなほるって云ったもんだが今はどうだ、それはビタミンといふものがたべものの中に足りない為だとかう云ふんだらう
https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/4441_7305.html

にもかかわらず、
なぜか本人は菜食主義にこだわって、
「私の脚気は全く肉食の因果です」などと強弁し、
宗教的で非科学的な生活を送ったのよね。

彼が早死したのも、
「1日に玄米4合と味噌と少しの野菜」みたいな、
宗教的な菜食主義にこだわったせいでは?
…といわれてるようです。



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最終更新日  2026.08.29 18:28:09


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