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ある夏の日に Hope-7 lesson何をどうやったら、松果体を鍛えられるのか・・・・・それは!「松果体をどうやって鍛えるか・・・先ずは、何でもいいから自分を癒してくれるもの、夢中になれる物事を特定する。そしてそれに対する集中力を高めることで鍛える。言い換えれば、松果体の眠れる潜在能力を引き出す。つまり、『第3の目』としての役割を果たせるように目覚めさせるという事なんだ・・・」「・・・・・・・・・・・・・・・・・」「例えば、絵を描くことに夢中になれるなら、これまで二つの目つまり『外側眼』で見ていたモチーフを『松果体で観る』と強く意識する・・・」チャーリーは、言葉を止め、笑みを浮かべて交互に二人を見る。「ここまで、いいかな?分からない点はあとで、ということで・・」「大丈夫・・・」とヨーコ「・・・同じく」と勇一「よし、基本は今言ったことだ・・あと他には、音楽が好きなら、目を閉じて音を『松果体』を通して聴く。小説を読んで心が広がるのなら、目から入ってくる文字の情報を『松果体』を通して読むと活字を頭の中で映像化することが容易く出来るようになる。そうなると小説の魅力は飛躍的にアップするだろう? 何でもそうだが、今まで見聞きして得ていた感動が更に増すことになる。そして何より、その感動こそが『松果体』の能力に磨きをかける事になるのだよ!」チャーリーの熱く、ほとばしる言葉がようやく一段落したようだ。「チャーリー、俺は今、ただ凄いことなんだってそう感じることしか出来ないでいるんだ・・・チャーリー自身の体験を通して言ってると思うけど、そんなに詳しく語れるのは俺の想像を越えてる・・・」ヨーコも勇一の隣で頷いている。ちょっと意外だが、チャーリーが大きく頷き、続いて小さく数回頷いた。「そう感じて当然、というか、二人とも本気で聴いてくれたからこそ生じた感想だと思うよ・・・君たちが感じているように、これは直ぐに理解できるレベルを超えている。だから私は体験したのに夢だったと逃げようとした。だが、そんな自分が悔しくて、勉強した。先駆者がいるならと、本を読み漁った・・・」「見つけたんだね!」ヨーコが俺を睨みつけた。「私もそう思ったのよ!本当なんだから・・・」語尾が小さくなってしまったな。「俺、昔から早押し得意なんだ。高校生クイズなんか、予選は軽くクリアしてた・・・」返事はなかった・・・俺はヨーコから目をそらした。小さな笑みでさえ、今のヨーコには大きな歪となりそうな気がして・・・小刻みに頭を振ると、目でチャーリーに話の続きを促した。「そう、私は思ってたより容易に知ることができた。『第3の目』については、驚くほど古くから、そして多くの学者たちの研究の対象だった!中でもかの哲学者デカルトは、松果体の能力について『物質と精神という2つの世界は、松果体を通じて行き来する事が出来る』と言い、松果体を『魂のありか』と呼んだんだ!」チャーリーが大きく息を吐いた。喉が乾いたと言い、椅子を引いて立ち上がり申し訳なさそうに、「私はそろそろ、バーボンにするよ」と言い、俺は笑みを浮かべて返事とした。ヨーコと、椅子をお互い内側に向けてチャーリーの講義の内容を確認し合っていた。忘れるところだった!!チャーリーが珍しく大きな声で言った。カウンターの中からだ。「精神の分野だけしか話してなかったよ。『松果体』にとってフッ素と過剰なカルシュウムの摂取は毒だ。松果体の石灰化を招く。それら有害物質を除去するには、緑黄色野菜、海藻に含まれるビタミンKとヨウ素を、あと・・・味噌や納豆で酵素を摂る、食物繊維も有効だな、それも覚えておいてくれ」チャーリー・・・ただ人の好いジャズハウスのオーナーじゃなかった・・・どちらからともなく、二人は頷き合った。「人って、本当に分からないものね・・・」「あぁ、そう思うよ、俺も・・・」今日の好きな曲は、Steppenwolf-Born To Be Wildです。coto.pops music,Thanks for up!いつも応援ポチを有難うございます。今日もよろしくお願いします♪
2016.09.29
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ある夏の日に Hope-6 lessonチャーリーのおはこ、ホットドッグとベーコンエッグ、それに搾りたてのオレンジジュースでブランチを味わった。「ご馳走様、美味かったよチャーリーありがとう」「ご馳走様、チャーリー本当においしかったわ!」チャーリーの目が糸のようになった。「それは良かった!相変わらずのファストフードをそんなに気に入ってくれて、嬉しいねぇ」チャーリーが本当に嬉しそうに言った。彼はナプキンで口を拭うと二人を見て、「第3の目」を理解できたかどうかを訊ねた。勇一が口を開いた。「『第3の目』とは、大昔、頭頂眼として頭頂部にあったものが退化して今は脳の中に隠れるようにひっそりと存在する・・松果体として・・そういうこと?」「あ、それ分かり易い!ね、チャーリー、そうでしょう?」勇一は、ほんの一瞬ヨーコに向けた目をすぐにチャーリーに戻した。チャーリーは、一旦ヨーコに「そうだね」と相槌をうっておいて勇一に向き直った。「ヨーコの言う通りだよ。君はちゃんと理解できている。言うこと無しだ」目を細めて勇一の理解度に満点をつけた。「さて」とチャーリーは身を乗り出して言い、頑丈な一枚板のテーブルに両ひじをついた。「二人ともちゃんと理解できたようだから、次に進むよ」「分かった。いよいよ松果体の鍛錬方法だね!」勇一が目を輝かせて言った。「そうだ・・・テレパスは、誰でもなれるというものじゃない・・・だが、君達はすでに優れた受信者だから、きっと習得できるさ」ヨーコが首をかしげた。「優れた受信者?」「そうだよ。テレパシーという能力を会得するためには、まず、優れた受信者であることが求められる。その上でもう一つの能力を身に付けたなら優れたテレパスになれる。そのもう一つの能力とは何だと思う?」勇一は、一部がレコードの棚に占領されたカウンターにヒントを探してみたものの、そんな訳ないとテーブルに目線を落とし、ヨーコは、チャーリーの目を覗き込んで答えを見つけようとしたが、チャーリーが自らの手で目を隠したため、ため息と共に首をひねった。「OK,それじゃヒントをあげよう。電話で話をする時に欠かせないものは何だ? 受話器と・・」「話す方!」ヨーコが答えると、チャーリーが声を立てて笑った。「間違っちゃないけどね・・・送話器だよ!まあ、君らは一体型しか知らないだろうが、昔は別々になっていたんだ」「へえー・・・?」二人同時にあっけにとられた顔をした。「例えが古すぎたようだな・・・ここはひとつ、説明の仕方を変えよう・・・要するに優れた受信器があっても、送信器がなければ会話は成り立たないだろう・・・そう言いたかったんだが・・・」何とかして伝えたいという思いが強すぎると、こんな空気を作る事がある・・勇一は、そこは言わないでおくことにした。「チャーリー、僕らはちゃんと準備が整っているんだろう?急かす訳じゃないけど具体的な方法を教えて欲しいんだ」「OK!じゃあ始めるよ。まず優れた受信器とは、今の君たちのように先入観を持たず、心を開いて何でも素直に聴き取ろうという姿勢でいられる存在のこと。ここまで、問題ないね」二人は大きく頷いた。「よし、次は送信だ。いくら受け手が優れていても、自身の思念をしっかり送り届けることが出来なければ、はね返ってくる受信者の考えをキャッチ出来ない。もっと言えば、優れた送信者とは、聴き取る相手の心を開かせることが出来る能力を身につけた者のことで、それには、聴き取る相手の心の不安を払拭することが絶対条件となる」勇一とヨーコの口は半分開き、目が点になったままだ。さて、久しぶりに聴いたら、やっぱり良かった!Jeff Beck-Led BootsEagle Rock,Thanks for up!いつも応援ポチを有難うございます。今日もよろしくお願いします♪
2016.09.21
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ある夏の日に Hope-5(第3の目)「おやおや、・・・」チャーリーが話の途中で言葉を置くのは珍しくない。無音の声に、彼の思慮の深さが見えることがある。音無き声は、表情と目に表れるから、それを読み取るしかない。チャーリーは立ち上がり、カウンターの手前まで素早く歩いて立ち止まると、勇一とヨーコを振り返って言った。「一人で飲んでて済まなかったね、二人ともコーラでいいかい?」良かった!チャーリーの気遣いも仕草も、昔のままだ。この世界でも少しも変わっていない。「ええ、ありがとう」ヨーコがそう言い、俺はチャーリーに頷いて見せた。「お腹が空いてたら、悪いんだが、まだ準備できてないんだ」「大丈夫、『第3の目』の話を聞かせてもらってからでいいよ」「私も」今度は、ヨーコが俺に頷いてみせたあと、チャーリーの方へ首をふってそう言った。チャーリーがボトルとグラスを俺たちの前に置き、腰をかけて説明を始めた。「OK!・・まずは気になっているだろう、『第3の目』から始めよう」ヨーコと二人、思わず身を乗り出した。チャーリーの説明の大方はこうだ。「第3の目」とは、医学用語で「松果体」(しょうかたい)と言い、脳の中にあって二つの大脳半球の間にある小さな内分泌器のことでメラトニンというホルモンを分泌する。松果体から分泌されるメラトニンというホルモンは、動物の概日リズムに大きく作用している体内時計みたいなもので、光などの明暗を感じて自然にリズムを取ることができるのも、これが作用しているからだそうだ。身近な例で言えば、時差ボケらしい。脊椎動物はもともと3つの目を持っていたそうで、外側眼と頭頂眼とがあって頭頂部にあったのが頭頂眼で、進化の過程で、外側眼が発達するようになり、頭頂眼はほとんどの種で退化していった。外側眼というのが、今の我々の両目に当たり、退化した頭頂眼の代役を務めているのが「松果体」と考えられているらしい。この松果体が、古くから哲学的・スピリチュアル的にも「第3の目」と呼ばれてきたとのことだ。「その、松果体をどうにかして鍛えられるわけ?というか頭が・・」チャーリーが声を立てて笑った。「頭が回らなくなったかい?いや、私の頭も『そろそろ腹を満たしてやれ』と言っている。食事にしよう、ヨーコ、手伝ってくれるかい?」「勿論よ」そう言ったヨーコが、俺の肩に手をかけて立ち上がった。今日は、久し振りに聴いてみたくなり、食事の支度で忙しい二人の手を煩わせることのないよう、自分でレコードを探してセットした。George Benson-This Masquerade です。MrCheubitu,Thank you for Up this song!いつも応援ポチを有難うございます。今日もよろしくお願いします♪
2016.09.11
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ある夏の日に Hope-4こんなとき、待ってるだけじゃなぁ・・・そうそう!独り芝居かよー、自分に気持ちわるっ!ハンカチをジーンズのポケットから取り出してチャーリーに見せた。ヨーコが顔を上げた時に、ハンカチを渡す役目を譲るつもりはない。声には出さないが、そう伝えたかった。いくらチャーリーにだってそこは譲れない。チャーリーが白い歯を見せて頷いた。(チャーリー!やっぱりテレパスなのか?)「そうだよ。勇一は、薄々感じていたはずだよ」「そうか、当たってたんだ俺の勘は・・・」白い歯を見せると同時に親指を立ててみせるチャーリー。「それで、チャーリーの場合、先天的なの?それとも修行した・・」「あとの方だよ、第三の目を刺激するといいって、本で読んだのを思い出してね・・・」チャーリーが白い歯を見せて話を切った。膝にかかっていた重さが消えたからだ。勇一が差し出したハンカチで目の辺りを拭ったヨーコが一方的に話し始めた。勇一が慌てて止めるのに耳を貸さず、これまでに俺たちが遭遇したパラレルワールドの話を・・・チャーリーに頭がおかしい、と思われたらどうするんだヨーコ、といっても、話しの中に『パラレルワールド』が出てきてしまった以上今さら止めても仕方ない。チャーリーが真面目に話を聞いてくれるのを祈るだけだ。静かになった。ヨーコの話が終わったのだ。チャーリーは椅子に背中をあずけ、テーブルの上においていた手でグラスを持ち上げると、残っていたワイルドターキーを飲み干した。「二人とも、しっかりテレパスの修行をしておくべきだな」「え」二人同時に同じ言葉を口にして、顔を見合わせた。「まだパラレルワールドの旅が終わったわけじゃなさそうじゃないか」「それは、そうかも・・・」「ヨーコの話によると、勇一のご両親でさえ、元の家族全員が知っていることを知らなかった。そうなんだろ?」チャーリーに向いてた視線を、バーカウンターに移して小さく頷いた。まだ終わっちゃいない・・・ヨーコは元気な父親に会えるまでこの旅をやめないだろう。「チャーリーの言う通りかもな、第三の目を開発し、なれるならテレパスになっといた方がいい」「さっきから何なの?第三の目とか、テレパスとか、何のことだかわかんない。説明してよ!」「だから、今チャーリーが言ったように、同じように見えて実はお互いの歴史に明らかな違いがある。そんな人に出くわしたら、俺たちの事を疑ってないかどうか、わかってた方がややこしい事にならなくて 済むだろってことさ」「さて、二人ともわかってくれたようだ。授業を始めるよ」 「でもチャーリー、そろそろ開店の時間じゃ・・・」勇一の言葉をさえぎったチャーリーが、白い歯を見せて言う「今日は君らの貸し切りだよ、勇一、表のネオンサインを消してくれ」「そんな、明日でも出直すよ」くびを横に振ってチャーリーが言う「善は急げって言うだろ、ヨーコ、ブラインドを下ろしてくれないか」「ありがとう、チャーリー」「また君らと会えた。それだけでハッピーだ。君は違うのかい?」本当に嬉しそうな顔でチャーリーは、そう言った。ヨーコは、泣き出しそうになるのをこらえて満面に笑みを浮かべた。そんな二人のやりとりを見ている勇一は、ほっこりした気分に浸れないでいる。チャーリーの話の続きを早く聞きたい。(「第三の目」って一体何のことだ?)勇一は、気になって仕方がないのだ。今日の好きな曲は、勇一のはやる気持ちを優しくなだめてくれる。そんな名曲です。じっくりご堪能いただければ幸いです。 奏者: ジム・ホールで、「アランフェス協奏曲 」eastend0003,thanks for up♪ いつも応援を頂き、有難うございます。今日もよろしくお願いします♪
2016.09.02
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