おしゃれ手紙

2009.07.13
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カテゴリ: 時事ネタ・主張


派遣村は、厚生労働省が公表した「三万人」(2008年11月末、2009年2月公表では「15万5000人」)という派遣労働者を中心にした非正規労働者の失職予測を、単なる数字ではなく、現実に生きている人が、その生活の基盤を失うことを目に見える形(可視化)した。

今さらながら「年越し派遣村」のことをもっと知りたいと思った。
知らなければいけないし、年末、年始だけで終わることではないと思っていた。

私がこの本を読むきっかけとなったのは、「辛い現実を直視する」という思いから。
しかし、読み始めて、感動の涙が止まらなかった。
もちろん、ひどすぎる、雇用に憤りを感じたし、路上生活者=「村民」たちがいかに大変な生活をしてきたかということに涙がでた。

しかし、心ある人たちの勇気ある行動やカンパに胸が熱くなった。

その例をあげてみよう。
カンパは
■寄付金■

*12月31日~1月5日の6日間で5000万円を越えた。
■食料■
*お米、3トン
*もち米、3トン
*大根300キロ
*人参200キロ
*リンゴ100キロ
*その他、野菜、果物、多数
*レトルト食品、カップラーメン、酒、多数。

このほかにも、毛布、衣類などの必要なものが沢山寄付された。

ボランティアは1600名にものぼった。

構造改革が叫ばれ、グローバリズムと市場原理主義が幅を利かす世の中で、
なかったことあるいは見なかったことにされていた者たちが、初めて集団で声を上げ、その姿を現した。

だからこそ世間は企業経営者の非常さに驚き、人を人とも思わないような雇用システムに憤慨した。




そしてその怒りが緊急避難所を作らせ、住所がなくても生活保護が受けられるようになった。

それらのことは、本来は、役人や国会議員がやらなければならない仕事。
しかし、やったのは、ボランティアだ。

中でも、 派遣村の村長として活躍した、湯浅誠氏 の活躍は、素晴らしい。


彼のような人が、日本の政治家になったらと思わずにはいられない。
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◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。
★7月13日 *l子どもの夏服今昔*
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Last updated  2009.07.14 19:27:13
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