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草枕の冒頭、 「山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。」http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1312255268によりますと・・・「相手の気持ちや立場を思いやることなく、理詰めで正論をとなえれば、人間関係にひびがはいることがある。人に同情したり、相手に合わせてばかりいては、自分自身を見失い流されてしまう。意地を通してしまえば、それが間違いや自分の意見と本当は違うと気がついても、身動きが取れず窮屈な思いをしてしまう。こんな風に、とにかく人間の世界と言うのは住みにくいものだ。」●ねこをかぶってばかりで人に流されやすいと思いきや、頑固だったり、一歩も引かないということをしてしまったり、ものすごく意地をはってしまうこともあったりします。ときどき、この小説の冒頭思い出します。 昔ほど八方美人でなくなり、そんなに多くなくてもいいから大切な方とは男女問わず深いお話ができる人がいてくださればとか、いまはそんな感じです。偶然、お正月に夏目漱石の特集を実家でテレビみていたのですが、なんと再放送があることがわかり、きのう、今日と見ています。知るを楽しむアンコール 私のこだわり人物伝夏目漱石 悩む力語り手・姜 尚中 というものです。 三四郎→それから→こころ と解説と絵と語りとありつづきます。 今日は「それから」の回でした。きのうから見ています。だいあ語り手の穏やかな語り口にすっかり魅了されています。こういう風貌でこういう風に語れるようになりたいものだと、すっかりファンなのです。NHK 知るを楽しむのページhttp://www.nhk.or.jp/shiruraku/4月のアンコール放送の時間表http://www.nhk.or.jp/shiruraku/200804/encore.html夏目漱石の放送内容http://www.nhk.or.jp/shiruraku/200707/tuesday.htm第2回:東京の女(ひと)-三四郎 より 第3回:愛でもなく、金でもなく -それから より 第4回:あなたは真面目ですか? -こころ より自分自身、何か、きっと迷っているのかもしれませんが、またこういった作品を見直して、いろんなことを考えたりするのもいいのかもしれません。あしたは、 自分が真面目なのかどうか、番組を見て考えたいです。BGM: ドビュッシー ベルガマスク組曲より パスピエ ピアノ: 児玉桃
April 30, 2008
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ブログを散策していて、GWの予定とかいろいろ書かれているなかで、気になった音楽関係の映画のひとつ。 夕方銀座まで見に行きました。「譜めくりの女」フランス語では、 LA TOURNEUSE DE PAGESとなっています。映画監督はヴィオラ奏者でもあり、音楽活動も続けておられる方。なお、2006年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で公式上映され絶賛されたそうです。少女時代にピアニストの夢をあきらめたのち、ふとしたきっかけでピアニストの譜めくりを担当することになり、そこから物語は展開することになるのですが、憧れと絶望、コンプレックスと復讐、愛と憎しみ と対比される人間模様が描かれています。少女時代、ピアニストになろうと夢見たときのコンクールの審査員のピアニストが、大人になってから法律事務所に通って、その担当の家の子守とか手伝いを頼まれ、奥様がピアニスト。そのピアニストがかつての審査員・・・・。わかりやすい設定、話の展開のようになってしまうのも哀しいですが、なんとなくわかるようにも思えます。映画「譜めくりの女」 公式サイト http://piano.cinemacafe.net/公開中・公開予定の映画館http://piano.cinemacafe.net/theater.htmlシネスイッチ銀座(現在上映中、銀座4丁目。ここで見ました。 -5/16まで上映中)http://www.cineswitch.com/movie/now.htm読売新聞の映画レビューhttp://www.yomiuri.co.jp/entertainment/cinema/review/20080418et07.htm産経新聞の映画レビューhttp://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/080420/tnr0804201355002-n1.htm★映画のなかで、ホロヴィッツが譜めくり担当の大切さを語ったというセリフもありましたが、影に隠れた役回りとはいえ、信頼できる人がそばにいるかどうかということ、音楽をつくっていく上でも大切な場合も多いように感じています。ピアノを習っていることもあって、舞台で、スタジオで譜めくりをやったことあります。自分からはあんまりすすんで引き受けませんが、あてにして言ってくださったときは、ものすごく責任感じることもありました。(いままでショパンの幻想ポロネーズとかベートーヴェンの後期ソナタとかモーツァルトのピアノトリオとか)アマチュアの発表会や弾き会ですら、緊張するくらいですから、プロのオーディションやコンサートとかだったら、ただごとではないことも想像つきます。以前、ちょっとあこがれている女性の連弾の方に譜めくりを依頼されたときのこと、見とれてしまったというか、演奏を聴きこんでしまって、めくるところを忘れてしまって、おわってから、おしかりをうけたこともあります。BGM:挿入されていたバッハのニ短調のプレリュードが、印象に残っています。(BWV875)公式ホームページのぞけば、聴くことができます。
April 29, 2008
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求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。マタイによる福音書より★銀座の本屋さんで買ったなかのしおりに、このことばがあり、目にとまりました。またはっとさせられました。赤い草花の写真もついた、本屋さんのオリジナルのしおりが、わざわざはさんであるのもいいですね。本を読むまえに感動しました。BGM: ブラームス ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 op.83 ピアノ:アルフレッド・ブレンデル ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 チェロ:ゲオルク・ファウスト 指揮:クラウディオ・アバド この前のコンサートの余韻から、この曲から、離れられなくなってしまいました。 今まで、にぎやかな両端の楽章をイメージすることが多かったのですが、 ピアノとオーケストラのアンサンブルの極致のような感じがする2楽章、 ピアノだけでなく、チェロのソロパートが美しい3楽章、もっとよく聴いてみたくなりました。 しばらく、弾いていないブラームスの後期の小品。少しまた練習してみたくもなりました。 GW後半、ラフォルジュルネで、熱狂の日になる前に、静寂な時間も作ることにします。
April 28, 2008
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今朝、思い立って、ちょっと遠出をしたくなりました。前から気になっていた演奏会があったのですが、やっぱり元気をいただきたいのと、自分が聴いて前向きになれる演目もあったということもありました。GW後半は東京にいつづけることになるので、気分転換にもいいかもと、遠足気分になりました。コンサートの開始が13:30、場所は四日市。10時過ぎにのぞみに乗り、名古屋で、関西本線に乗り換え、四日市へ。関西本線は、近鉄とほぼ併走して走るが、同じところに駅がないところが多く、ちょっと不思議でした。単線のところも一部あり、工業地帯田園風景が同居するローカルな沿線は、ちょっと気がなごみました。四日市駅で降り、ホールの近くへ行きそうなバスに乗りました。ヤンキーの兄ちゃんのような感じで「どこへ行くんや」とか、ぶっきらぼうではありますが、真面目な感じがすることばにも、東京から遠く離れたところだと感じました。四日市交響楽団 第30回定期演奏会 四日市市文化会館第1ホール指揮:松尾葉子ピアノ:三輪郁オルガン:花井淑管弦楽:四日市交響楽団 エロルド 歌劇「ザンバ」序曲 op.21 ブラームス ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 op.83 *** サンサーンス 交響曲第3番 op.78「オルガン付」 (アンコール) マスカーニ カバレア・ルスティカーナちょうど、新幹線のなかで読んでいた今日の日経新聞の7面に「アマ管弦楽団なぜ増える」という特集があり、そのなかで、のだめカンタービレの番組の影響も理由のひとつにあげらていました。のだめの音楽監修をされていて、テレビドラマのなかで、ドビュッシーやシューベルト、モーツァルトなど、コンクールや演奏会で弾くシーンの演奏を担当された三輪郁さんがピアノでもあり、なんだか奇遇な感じもしました。アマチュアのオケで演奏するにはとてもむずかしい演目であることにはちがいないですが、楽しんで演奏されていること、華やかな曲のなかから伝わってきまして、とてもよかったと思っています。今年で30回目をむかえるこの定期演奏会、昭和53年(1978年)の第1回定期演奏会からのプログラムがずらりと30回分展示されていて、圧巻でした。最初から今日のようなプログラムはとてものらなかったとおもいますし、地道に続けられていることに感動いたしました。指揮者の松尾葉子さんは、1982年ブザンソン国際指揮者コンクールで、女性ではじめて、また日本人としては小澤征爾さんにつづいて二人目の優勝者としての経歴をある方です。2005年中部国際空港開港式典での指揮、愛知万博ジャパンデー開幕式典での指揮など、地元では活躍されているようです。はじめて知ることが多かったです。凛々しい、統制のとれた指揮をされていたとおもいます。女性の指揮で女性のピアノでブラームスのピアコンは、めったにないチャンスで今日は聴く機会に恵まれました。第2楽章は、いまの季節にぴったりのような感じがして、繊細な表現にうっとりしました。 四日市は社会科の教科書とかで石油コンビナートとか工業都市のイメージが多くありましたが、近鉄四日市駅前の公園をみて、静かな佇まいに気持ちがなごみました。四日市工業高校の跡地なのだそうで、よくできた空間とパンジーにしばらく目をやっていました。私は6年前に半年ほど、名古屋住まいだったのですが、そのときにお世話になったピアノの先生が仕事場から帰りの時間に少しお会いして、いろんなお話ができました。ちょっとした遠足は有意義でした。GWの合間で、新幹線のぞみの自由席はがらがらで、読書にお昼寝にと、くつろげます。これも思わぬ発見でした。
April 27, 2008
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聖火リレーを朝見て、ごくせんを見て、テレビっ子でもありますが、今日は、招待の案内を受けていたものに伺いました。メールとかだけでなく、直筆の案内は、私にとってはうれしいものです。創生書展(表参道) ときどき案内をいただくのでリピーターになりましたが、知識はあんまりありません。 創作というタイトルのとおり、掛け軸のような書面もあれば、いろんな文体がありました。 中国古典や僧侶や小説家のことばとか、引用して、文字にされるもの、興味をもつようになりました。 「花は無心にして蝶を招く。蝶は無心にして花を尋ねる。」 良寛和尚の詩集からのことばだそうですが、心に響きました。 花無心招蝶 蝶無心尋花 http://www.rinnou.net/cont_04/zengo/060401.htmlフレッシュガラコンサート(文京シビック小ホール) ピアノのソロ演奏、オペアのアリア、コントラバスとピアノなど、アンサンブルもあり、 楽しい時間をすごしました。 かつてのピアノの発表会仲間が活躍している場にいられるのは、ありがたいことだと思っています。普通のピアノ教室の発表会ではなく、音大卒の方々にまじって演奏するのは、自分がおもっているより、はるかに高いハードルで緊張もするのだろうと想像してしまいました。 BGM: ベートーヴェン コリオラン序曲 ハ短調 op.62 カール・ベーム指揮 ウィーンフィルハーモニー管弦楽団 LFJで聴くコンサートのプログラムのひとつ。 めったにプログラムにのらないのでとても楽しみにしているひとつです。 大昔のはなしですが、ベートーヴェン3番英雄のLPレコードB面の残り時間に はいっていた曲で、結構好きでよく聴いていました。
April 26, 2008
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曜日の並びはあまりよくありませんが、これからがGWということになるのだとおもいます。銀座のCDショップのいくつかで見かけたラフォルジュルネの公式ガイドブック。週末ぺらぺらと見るのも楽しくなりそうなのでと手にしてみました。シューベルトとウィーン ということでウィーンのことがたくさん書いてありました。ちょっとした旅行ガイドにもなります。もう少し深追いしようと、WEBでも眺めていました。ウィーン政府観光局http://www.wien.info/article.asp?IDArticle=11771シューベルト記念館(シューベルト最期の家)http://www.wien.info/article.asp?IDArticle=11833http://www.wienmuseum.at/frameset.asp?submenu=3&page=http://www.wienmuseum.at/1379.htmhttp://www.museum.vienna.at/1815.htm リヒテンタール教区教会(シューベルト教会)http://www.planet-vienna.com/spots/lichtental/lichtental.htmhttp://de.wikipedia.org/wiki/Lichtentaler_Pfarrkirche中央墓地http://www.significantcemeteries.net/significant/wien/Intro.htmlウィーン楽友協会(ムジークフェライン)http://www.musikverein.at/さすらい人になってみようとおもいます。BGM: シューベルト 即興曲op.90-4 ピアノ:内田光子
April 25, 2008
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成田空港の旅客数、過去最高の3538万人http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080424AT3S2401B24042008.htmlという日経のニュースを見て、ちょっとうれしくなりました。2007年の数字です。このうちの1人はまちがいなく自分だと、参加している気分になるのでまったく不思議なものです。いつから3000万人を超えて、最初のころはどうだったのか、数字を見るのが好きなので、いろいろ調べてみました。2007年 3538万8987人 97416人/日2006年 3506万3107人 96063人/日2005年 3483万2900人 95433人/日2004年 3454万4418人 94384人/日2003年 2975万3826人 81517人/日2002年 3220万4624人 88232人/日2001年 2782万5567人 78234人/日2000年 2996万6777人 81876人/日1995年 2609万4329人 71494人/日1990年 2406万0767人 65920人/日1985年 1362万7111人 37335人/日1980年 913万5457人 24960人/日1978年 487万2127人 21663人/日 (1978年5月20日開港)<出典>成田空港の運用状況http://www.naa.jp/jp/airport/unyou/y_1978-2007.pdfなかなか興味深いものを感じました。すんなり右肩上がりかとおもいきや、そういえば、9.11のテロやら、鳥インフルエンザやら、不穏な時期もあったものだと、あらためて思い出すことになってしまいました。今年も平和であってほしいものです。成田空港は都心から遠いとは思いますが、今の石原都知事が運輸大臣だったころ、成田エクスプレスを走らせる線路をつなげたり、何年後かに京成線で近道の路線ができたり、地道に発展しているのだと思っています。成田空港の反対運動があったから、関空のように海上に空港ができるというのも一つの発展系なのでしょう。ミラノのマルペンサ空港とか、ミュンヘンの空港とか、都心から1時間近くかかるところもあるのもいろいろ旅行して知っているので、いまあるものが発展していけばとも思っています。成田空港株式会社http://www.naa.jp/jp/index.html 成田国際空港公式WEBサイトhttp://www.narita-airport.jp/jp/免税店のページ第1ターミナル narita|nakamise第2ターミナル ナリタ5番街っていうのは、今日はじめて知りました。他に比べてちゃっちいと、先入観ありましたが、いまは決してそんなことはないのでしょうね。また免税店で、少し買い物できる日を楽しみにすることにします。BGM: モーツァルト ピアノソナタ 第8番 K.310 第2楽章 ピアノ: アルフレッド・ブレンデル
April 24, 2008
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会社から帰ってきて、少し横になろうとおもっていたら、少しではなくなってしまい、目が覚めて、現在は丑の刻なのか、午前2時半ごろ。ため息しかでない時間に目が覚めてしまいました。私は海外旅行から帰ってきたときの時差調整が本当に苦手でそのときのことを思い出しました。〇1日30時間くらいあったらいいのにとおもって、本当に30時間くらいあるときは、ヨーロッパに海外旅行へ行った初日に実現できたりします。昼前に成田を出て、12時間くらい飛行機に乗っても、フランクフルトに着くのは夕方。それから乗り換えて、目的地に到着しても夕飯の時間。夏なら21時過ぎても明るいくらいなので、 ずっと昼間のような1日です。でも、長い分は、週末夜更かしして、朝5時くらいまで本を読んだり、テレビで映画など見たりしたような日と似たような感覚なので、時差ぼけというような感じにはあまりなりません。ところが海外旅行の帰り、昼すぎに飛行機をのり、偏西風の影響で、行きより短い11時間くらいのフライトになるのはいいのですが、日本に朝7時ごろ。わけがわからないうちに1日がおわってしまう日を経験することになります。帰ってきた日は、まだいいのです。わけがわかっていない状態ですし、やっぱりテンションが高いので。帰国後2日目、3日目あたり。昼間、急に睡魔がおそったり、夜まったく目が冴えてどうしようもなくなったり。帰国後3日目あたりに、クライアントへ提案資料を持っていって、頭が全開でないときに、言ったことが、3ヵ月後に言った言わないとか、足元をすくわれそうになったこともあったり。気をつけなければいけない経験もあります。世界中とびまわっている人からみれば、些細なことであっても、自分にとってはとてもそうは思えません。夢のなかで見たので、それらしき風景をもういちど眺めることにします。ウィーン市観光局公式ガイドhttp://www.wien.info/article.asp?IDArticle=11771BGM: ドビュッシー 2つのアラベスク ピアノ:ジャック・ルヴィエ ウィーンでなんでドビュッシーなんだろうとおもいますが、そのあたりが頭がぼおっとしている所以なのでしょう。 これから2度寝します。 まだ今週はおわっていませんので・・・。
April 23, 2008
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少し待ち時間があって、東京駅のなかの本屋さんで散策していました。最初、ヨーロッパの時刻表を探していたのですが、夏のダイヤの本はもう少し先になってからということで、眺めるだけにして、方向転換。新書の本を1冊なにかとおもって、書棚をきょろきょろ。「読み上手 書き上手 」 齋藤孝著 というものに、タイトルからしてぐらっときまして、結局持ち帰ることにしました。著者のいいたいことは、はじめにというところに集約されている風に思えました。作家などのプロの書き手の文章がなぜあれだけ完成度が高く、人を感動させるのかは、読まれていることを前提にして書かれているから。見られていることを前提にして女優がどんどんきれいになっていくのと同じ。これは本当に大切なことだと、改めて感じました。少しはあやからないといけません。日課のようにブログ書いていますが、最近来てくださる方が増えてきたということもあって、少しは意識するようになったかもしれません。昨日のねこまみれは、少しどころかたいへん意識していました。「聴き上手 弾き上手」ピアノ長くやっていますが、同じようなことがいえるのかもしれないと、ふと思いました。人の演奏を聴くにしても、弾いている自分の音をよく聴くことも、とても大切なこと、ちがう観点の本からあらためて感じました。著者は、予備校で小論文の添削をよくされているそうです。ピンからキリまで、いろんな小論文を読まれていて、ダメなレベルの順に説明されていますが、あまりに具体的で笑ってはいけないと思って読みました。-最低レベルの論文のまったくダメな小論文とは、自分勝手に書いていて何を言っているのかわからないもの。読んでいても意味不明で、文章も日本語になっていないもの。-その次にダメなレベルは、言っていることがあまりに平凡で、結論がすぐに見えてしまうもの。-三番目にダメなレベルは、独自の視点があるものの、論理的に破綻しているもので、要するに奇をてらいすぎていたり、面白さをねらうあまり、肝心の問題文や課題文の読み込みが足らずに、要求されたもんい答えていないというケース。-それより上のものがようやく採点の対象になる。 (いわゆる読んでもらえるレベル)引用いたしましたが、これはとても参考になりました。以前、会社で書いたレポートというか論文のようなもので、結局なにがいいたいのかわからないとコメントされたことありました。そういうトラウマもありまして、石の上にも3年というか、10分1500字程度、何かを書いていることが続いていますが、実際のところどうなのでしょうか。ときどきお会いする方に、読んでいますとか言われるのは、ものすごくうれしいのです。人に見られているとわかると、書き散らかすのではなく、少しは考えるようになったのも事実だし、書きたいことがはっきりしているときは、来て下さりそうな方が浮かぶのは事実だし。ピアノも弾きたい曲がはっきりしているときは、これも本質的には同じかもしれないと、ないあたまのなかでいろいろ試行錯誤している今日このごろです。BGM: ベルリオーズ 幻想交響曲 op.14 ピエール・ブーレーズ指揮 クリーヴランド管弦楽団
April 22, 2008
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カスヤの森現代美術館http://www.museum-haus-kasuya.com/index00.htmこの裏山は、ちょっとした竹林があり、美術館の方にどうぞ散策してくださいといわれました。新緑のなかの青々とした竹にも感動しましたが・・・、若竹さまといいますか、たけのこ、のどかな風景に感動しました。美術館入り口の庭にもまた感動しました。ここは横須賀です。 海も山も近くていいところですね。BGM: ドビュッシー 英雄の子守歌 ピアノ: ジャック・ルヴィエ
April 21, 2008
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ねこまみれ。ひょんなきっかけで、この美術展に行くことになりました。3月のとある日曜日、篤姫→N響アワーが夜テレビ番組をみるパターンなのですが、ときどき早い目にチャンネルをかえて、N響アワーの始まる数分前に新日曜美術館を眺めています。そこで、番組終了まぎわに、ギャラリーの紹介、展示会の紹介があるのですが、おもわず、ねこまみれの画像に声をあげてしまいました。どうしても、そのときの絵が忘れられず、聞いた事もない美術館の名前を調べて伺いました。カスヤの森現代美術館http://www.museum-haus-kasuya.com/index00.htm横須賀市、厨子と久里浜のあいだに衣笠という駅があるのですが、そこから徒歩12-3分、迷路のような道をたどりました。ちょっとした遠足になりました。いろんな画家が描いた猫の絵。かわいいもの、メルヘンなもの、噛み付かれそうな感じのもの、連れて帰りたいようなもの・・・。50枚くらい堪能しました。竹久夢二、横尾忠則、池田満寿夫とかのねこの絵もあり、江戸時代の浮世絵のなかのねこも登場します。いただいたちらしに「ねこまみれ」の美術展の開店祝いのことばが、美術評論家、林紀一郎氏よりあり、あまりに面白いので、引用させていただきます。「ネコは仏陀のごとく覚者であり、パスカルにも勝って深く瞑想する。ニーチェよりも生死を知り、反時代的精神を持ち、みずからの運命を愛する。チャップリンのごとく孤独と悲しみを知る喜劇役者でもある。 ネコはわれわれ人間を虚仮(コケ)にし、黙視、嘲笑する。イヌの人間への媚びへつらいを侮辱する。ネコは哲学者であり、美学者であり、闘争と自衛の本能に秀で、エロス(愛)を求めるタナトス(死)を観念する。矛盾撞着に満ちた偉大なニヒリスト(虚無主義者)であると同時に個人主義者、否自由主義者なのだ。・・・」
April 21, 2008
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うす紫がみごとでした。 横須賀の美術館にて。 詳細はのちほど。
April 20, 2008
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忙しくて本を読む時間が少ないこともあるのか、ブックレビューのお話はとても楽しみです。いつも、日曜日のおしまいの時間帯にこれをみるのがちょっと楽しみでした。番組編成が変わったようで、土曜日の朝に、アニメ番組のはずが、これにかわっていて、ちょっと調子狂いました。芥川賞をとった「乳と卵」の解説も深い読み方されている識者のお話に感銘をうけましたが、後半の特集は、とってもおもしろかったです。KY=空気読めない というのが流行語でありますが、それ以外のローマ字略語が番組で出てきました。知らないものばかりでした。番組で紹介されたもの・・・IW 意味わからないCB 超微妙JK 女子高生JD 女子大生DC 男子中学生CZ チャック全開IT アイス食べたいKI カラオケいきたいNW のりが悪いHR ひとりランチJK 冗談は顔だけにして ・・・・・いろいろあるみたいです。PTAとか、DVDとか、英語の略語はたくさんありますが、日本語をあえてローマ字にするから、コミカルなのかもしれません。わかる人にわかれば、ちょっとさりげなく言うときには、という感じで、日本のことばの文化の奥ゆかしさを知りました。★今日はHLでした。 明日はITです。皐月賞◎18ショウナンアルバ〇10ブラックシェル▲09マイネルチャールズ△01タケミカヅチ 馬連 1-18 9-18 10-18 単18 複1 のくみあわせ。 週末の頭の体操。今週も難解です。混沌というのが正直なところ。 東京のコースをよく知っているベテランジョッキー、関西の天才ジョッキー、 昨年2着で上昇気流の若手ジョッキー この4頭にしました。 BGM: チャイコフスキー くるみ割り人形 op.71 こんぺい糖の踊り ウィーンフィルハーモニー管弦楽団 指揮:ジェイムス・レヴァイン
April 19, 2008
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白銀に輝く 団結の証剥いでも剥いでも 果てなき丸みこぼれる涙も オニオンシェイブ乙女を泣かせる 罪な玉葱いざ広げん哉 この蘊蓄(うんちく)特盛り 億万杯 会社の食堂の前においてあった冊子から、デリシャス大学 校歌 5番 なのだそうです。たまねぎのことばかり、書いてありました。たまねぎが取れるところは、北海道/佐賀県/兵庫県(淡路島)の順でこの3つの地方で78%のシェアがあるそうです。早稲田大学エジプト学研究所長のコラム、たまねぎのクスリとして使われたエピソードは笑ってしまいました。-古代エジプト人がとミイラの殺菌のためとして包帯に巻かれた。-旧約聖書に食用、精力用として登場した。-古代インドで媚薬として紹介された。-ジョージ・ワシントンは風邪をひくとたまねぎ丸焼きを一個食べて治した。-アメリカ南北戦争で、傷口消毒薬として活躍。-第二次大戦時、ソ連軍の傷薬として採用。-現在では、血液さらさら効果、血糖値抑制効果、殺菌、整腸、発がん性抑制、男性ホルモン増加など多くの効果が明らかになる。あした、八百屋へ行って、たまねぎ買います。媚薬になるのであれば、がんばって料理して食べます。BGM: シューマン 蝶々 op.2 ベートーヴェン ピアノソナタ第17番 op.31-2 「テンペスト」 ほか ピアノ: アンドラーシュ・シフ NHK教育テレビから、先日東京であったコンサート中継。 誠実な演奏、すばらしいですね。 よい週末をすごせますように・・・
April 18, 2008
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3月には、三寒四温とかよくいわれますが、お花見もおわり、春本番を迎えると、猫の目のように天気がかわります。「春に三日の晴れなし」、夕刊の小見出しのコラムを見て、そのとおりだと、窓の外の雨模様を見ながら実感しています。移動性高気圧と低気圧が順番にくるので、結果的にそうなるそうです。今日は木曜日だから、週末晴れればそれもまたよし。新緑で散策できそうなところを探すことにします。「雨の庭」という曲があるからではないのですが、不思議とドビュッシーが聴きたくなったりします。BGM: ドビュッシー 子供の領分 グラドゥス・アド・パルナッスル博士 象の子守歌 人形へのセレナーデ 雪が踊っている 小さな羊飼 ゴリウォーグのケークウォーク ピアノ: ジャック・ルヴィエ 窓の外の雨模様を見ても、憂鬱にはならず、少し楽しくなってきました。
April 17, 2008
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メタボ対策ではありませんが、とにかく主治医からは、よく歩くようにとかねてから言われています。会社では災害時にそなえて、自宅までの歩行訓練を推奨するようなご時勢。そういうのにのっかるのもひとつですが、どうせながい距離を歩くならと、いろいろ考えたくなります。東京大人のウォーカーという雑誌に、篤姫お輿入れ江戸城コース というものがありました。JR田町駅→増上寺→芝神明→縁楽→皇居外苑→皇居東外苑約9.5kmの距離 山手線風にいえば、ほぼ山手線の平行して、内側を歩き、 田町→浜松町→新橋→有楽町→東京 と 4駅ほど歩くということになるのでしょう。 GWは、たぶん遠出はしないとおもうし、熱狂の日もあるので、 田町から歩いて有楽町の東京国際フォーラムで、シューベルトを聴いて、 それから丸の内を通って、大手町まで抜けるのも、おもしろいかなあと、 おもってしまいました。 ハイドン 交響曲 第94番 ト長調 Hob I-94 「驚愕」 ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団 指揮:ニコラウス・アーノンクール 歩きづかれでコンサートに行って居眠りして、2楽章でどかーんと いう音とともに起こしてもらえる・・・ということになったらそれはそれで楽しいでしょう。
April 16, 2008
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英語もイタリア語もドイツ語もたいしてわかっているわけではないですが、フランス語で書かれているものは、もっとなじめません。いままで練習してきた曲が偏っているといわれてしまえば、それまでですが。ある曲の表題Tres calme et doucement expressiftres とても、もっとcalme 静かにet そしてdoucement やさしくexpressif 表現をもって安川版には、「もっと静かにそしてやさしく」 と 書かれていました。(本屋さんでも見ました。)DURAND版 というのをいま、見ていて、インターネットの辞書をたよりにしています。WEB版http://www.jeugia.co.jp/~aanmusic/dic/テキスト翻訳http://translation.infoseek.co.jp/?ac=Text&lng=frかなり重宝しています・・・。語学は得意ではありません。かつてパリに旅行したとき、 英語のPlease にあたる S'il vous plaît (シルブプレ) ガイドさんに 「しんぶんくれ」と言えば通じるからといわれましたが・・・・。BGM:ドビュッシー 亜麻色の髪の乙女 ピアノ:ジャン・ロドルフ・カールス この曲の表題が Tres calme et doucement expressif. 上ににかかれているものです。 静かにやさしく弾けるように練習します。
April 15, 2008
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きのうの絵画展で買ったポストカードをながめて、なごんでいます。いろんなキーワードで、書き込みしていたのですが、ぜんぜんちがった会話になって楽しかったです。東山画伯が、画家として著名になりだしたのは、40過ぎのあたりから。年表をみて、まだまだこれからなのだと、元気をいただいたような感じがします。いろんな意味で行ってよかったとおもえる展覧会でした。それから、また、たくさん旅をしたくなりました。
April 14, 2008
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先週、千鳥が淵を散歩してというか、溜池にあるサントリーホールから、千鳥が淵経由であるいて、最後に到着したところが竹橋でした。ここで、東山魁夷展がやっていることをこのとき知り、今日に至っています。シンプルななかに繊細な筆をたくさん感じる東山画伯の絵には、とてもこころがなごむものがありました。日本の風景の作品ばかりかとおもえば、北欧のフィヨルドの作品、白夜の風景、ザルツブルグのお城の作品、中国桂林の水墨画のような作品。青と緑のよく知っている以外の作風以外のものをたくさん知ることとなりました。自分が旅をした場所と重なったりしまして、あらためてそのことを思い出しました。東山魁夷展があった、東京国立近代美術館の2Fからの風景。内堀通り、皇居、ビルがたくさん見えるのは日比谷方面でしょうか。桜が散ったものもあれば、まだ満開のものがあったり。その途中のものもあったり。どんよりと曇った風景とともに、おだやかな休日を過ごすことができました。竹橋。 竹を編んで渡した橋だったからこの名がついたとか。このあたりの風景、東京のなかでも特に好きな場所のひとつです。あんまり気分がいいので、大手町まで一駅分、お散歩しました。皇居のまわりをはしる、たくさんのマラソンランナーに出会いました。BGM: ブラームス ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 ピアノ:アルフレッド・ブレンデル 指揮:クラウディオ・アバド ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 気分がいいので、大好きなCDを聴きました。 1991年、もう17年前の録音。ザルツブルグ音楽祭でライブで聴いたのは、 いまだに忘れられません。 ブレンデルは今年引退するのはとても残念。 最近のアバドの写真とこの時のかっぷくのいい頃のアバドのCDの写真をみて、 時間がそうとう経ったことを実感しました。
April 13, 2008
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子供のころからずっと関西にいたこともありましたが、春になったと感じるスポーツイベント、関西からのものが多く、甲子園球場での春のセンバツ、大阪府立体育館の大相撲春場所、そして、宝塚(仁川)の阪神競馬場で行われる競馬G1レースの桜花賞。今年は桜はもう散ってしまいましたが、いつもお花見がてら、阪神競馬場へ弟と出かけていました。 東京での暮らしがはじまり干支が一回りしても、そういう思いは同じなのかもしれません。去年も書いたかもしれませんが、学生時代、桜花賞のとき、阪神競馬場でアルバイトしていました。 馬術部という特殊なクラブにいたからでしょうけど、今となっては貴重な経験でした。 厩舎監視といいまして、馬体重の検査が行われる5時間前から、出走される馬の1頭を担当し、5時間ただ監視というか見るだけのアルバイト。おとなしく立っているのか、いらいらしていないか、汗はかいていないのか、そんなことを報告する立場にいました。 いまも後輩が、がんばっているのだとおもいます。そういうことを行っていたころ、優勝したのはエルプスというかわいい逃げ馬でした。20年以上経ちました。●さて、本題にはいります。http://www.jra.go.jp/JRADB/accessO.htmlオッズをみるかぎり、3頭の人気が拮抗している模様 (前日前売りオッズ)5番 オディール 4.8倍9番 リトルアマポーラ 4.6倍10番 トールポピー 4.0倍桜花賞のコース、三角のおむすびのようなコースでスタート直後のカーブでポジション争いに殺到して魔のハイペースになるというのは去年までの話。スタートが向こう正面にかわり、比較的長い直線からのレースになるので、ペースとか傾向とかは、今年を境に変わるものとおもわれます。ペースや展開のあやに左右されることは以前より小さくなり、枠順の有利不利もなく、実力どおり、力強く走る馬がきっと勝つのでしょう。まだ牝馬に負けたことがないというリトルアマポーラ。わざわざ東京の競馬場へレースしにいったのは、2ヶ月先のオークスを見越してのことだろうといいように解釈しています。コース実績もあるし、3勝しているし、実力的には一番かとみています。トールポピー、オディール、ともに1ヶ月前のチューリップ賞の2着、3着。トライアルレースをトライアルらしく走った感じがするのと、昨年12月のG1レースから、3ヶ月休養してトライアル、そして桜花賞というローテーションは使い減りしていないこともあて好感もちます。トールポピーは、1着か2着ばかりという安定感から、こちらを上位にみて、9-10が本線。5-9 5-10が押さえ。武豊が乗るはずだったポルトフィーノはすごく気にしていたのですが、出走取り消しになったこともあり、迷うのはやめました。思わぬ馬がつっこんでくるかもしれませんが、このレースは上位の馬が順当にとみました。馬の名前の由来とか、少し調べてみました。 レースに勝つと名前にはくがついたりしますが、そういう風格を感じるのが出てくるのも楽しいことです。アマポーラ スペイン語でひなげしオディール チャイコフスキーのバレエ「白鳥の湖」の黒鳥の名前から (ちなみに白鳥はオデット) BGM: チャイコフスキー バレエ組曲「白鳥の湖」 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ジェイムズ・レヴァイン
April 12, 2008
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毎週金曜日に自宅に届く雑誌に、伊藤忠商事の会長をされている丹羽宇一郎氏のコラムがあります。 新入社員に贈りたいということばとして、書かれていました。 「これを知る者はこれを好む者に如(し)かず。 これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。 」知っているだけの人より、好きになった人のほうが優れている。好きになった人より、それを楽しんでいる人の方がもっと優れている。孔子の論語、雍也第六、原文は、 「知之者不如好之者、好之者不如樂之者」新入社員になったつもりで、なにかあったときに思い出そうとおもいました。●あしたは少し時間ができたので、楽しんでピアノのおけいこすることにします。発表会やら、舞台でのコンサートやら、ようやく開放されて、のんびりモードの週末になりそうです。 BGM: バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第1巻 24の前奏曲とフーガ 野平一郎 (ピアノ、チェンバロ、オルガン) 曲目によって、楽器がかわるめずらしいCD. センスのよさの演奏のすばらしさに心があらわれます。
April 11, 2008
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カラヤンが1908年生まれで、生誕100年ということで、記念のイベントをやっていることで、この年に興味を持ちました。1908年は、明治41年。私の母方の祖父は、明治40年生まれだったということもあり、身近に感じることになりました。今日事故があった中央線が全線開通したのがこの年だったそうです。せっかくなので、音楽関係者だけでも、探してみました。朝比奈隆井口基成ディックミネヘルベルト・フォン・カラヤンリリー・クラウス(pf)オリビエ・メシアンそれぞれの人がどれほど前に活躍されたのかが、少し整理できました。そういえば、シューベルトの即興曲、はじめて聴いたレコードは、リリークラウスでした。小気味のいいテンポでのop,90-2の演奏はしばらく頭から離れませんでした。●画家では東山魁夷生誕100年の展覧会が催されていることを知りました。(東京国立近代美術館 /竹橋)http://higashiyama-kaii.com/index.html数年前、横浜美術館で圧巻でしたが、また堪能したいです。BGM: バッハ 音楽の捧げもの BWV1079 カール・リヒター (チェンバロ)ほか
April 10, 2008
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写真を撮った日付は去年の7月28日。大阪ミナミの道頓堀には、ずっといつづけるものだと思っていました。このときは、なんば花月で、よしもとを見た後、花火を見て、道頓堀に来て、それからたこ焼きを食べて・・・という、ひさびさに大阪ミナミを堪能していました。今日聞いた、お店がなくなってしまうというニュースは、たいへん残念でなりません。1Fがふつうの食堂、2Fが居酒屋、3Fが和食の料理屋、4F-8Fが割烹。何回か行ったことがあるのですが、最近では年間1億円近くの赤字経営とか。このあいだの寝台急行「銀河」もそうですが、平成も20年にもなれば、去り行くものも増えていくのかと、ちょっと悲しいです。京都は着倒れ、(きだおれ) → 呉服屋さん大阪は食い倒れ(くいだおれ)→ 食べ物やさん神戸は履き倒れ(はきだおれ)→ 靴屋さんと、むかしからいわれますが、 くいだおれ という名前は、このお店にほんとうにぴったりだと、あらためて思います。 BGM: モーツァルト 魔笛 K.620 (NHKのそのとき歴史は動いた より) 庶民のためにオペラを書いた日として紹介されていました。 ナニワのモーツァルトといわれていたキダ・ダローさんは、 まだお元気でいらっしゃるのだろうかと、ふと思い出してしまいました。
April 9, 2008
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このあいだ、カラヤンのフィルムフェスティバル行きましたが、テレビでもカラヤンをテーマにした番組があるみたいです。NHK 知るを楽しむ私のこだわり人物伝4月 ヘルベルト・フォン・カラヤン 時代のトリックスターhttp://www.nhk.or.jp/shiruraku/200804/tuesday.html天野祐吉さんが語られる中、洗練(せんれん)と外連(けれん)というキーワードが気になりました。洗練:物を洗ったりねったりして仕上げるように、文章や人格などをねりきたえて、優雅・高尚にすること、みがきをかけて、あかぬけしたものにすること外連(けれん):俗受けをねらったいやらしさ。 ごまかし、はったり。ゾクゾクするようなかっこよさ。放送では、ベートーヴェンの5番の1楽章・6番の4楽章、・7番4楽章、ブルックナー9番の2楽章、ワーグナーのタンホイザー序曲などが流れまして、映像と音楽の融合に挑戦していったありさまを、垣間見ることとなりました。ベートーヴェン6番「田園」4楽章の演出、楽器のアップがめまぐるしく、照明も明暗がめまぐるしく、何もそこまで・・・・という感もありましたが、当時では、ものすごく斬新なことをしようとしたのでしょう。その心意気に対してはとても感銘うけました。毎週火曜日の夜22:25:-22:50まで放送されています。(ちなみに5月はグレン・グールド)●ザルツブルグの新市街にあり、ミラベル庭園をすこし越えたところにある、ザルツァッハ川のほとりにある、カラヤン氏の邸宅の近く、また歩いてみたくなりました。
April 8, 2008
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日経WOMAN 5月号より日経WOMAN 創刊20周年記念、"女性が働きやすい会社ベスト100" のなかで、WEBで公開されているベスト101位 P&G 2位 日本IBM 3位 松下電器産業 4位 オリックス 5位 ソニー 6位 富士通 7位 大和証券グループ本社 8位 高島屋 9位 ジョンソン・エンド・ジョンソン 10位住友生命保険<引用しているURL>http://career-cdn.oricon.co.jp/news/53443/full/ 同業他社のようなところが2つ。 1位から6位のところは、仕事も含めて、異業種交流会とか、ピアノ教室とか、 お会いしたことある方何人かいますが、きびきびとしていて素敵なかたは多い という印象はもっています。 男女雇用機会均等法前後に会社に入ったこともあって、 なにかとこの手の記事は気になるのかもしれません。 20年前のバブルの頃と比べるのがいいかどうかわかりませんが、 仕事そのものはスマートになってきているようにも思えます。 それから、上司が女性だろうがおじさんであろうか、あんまり気にならなくなりました。 入社年次の2つか3つ下の女性の人が近くの部長だったりしても、 背景も人となりも知っているし、普通に仲良しでいられるし・・・。 10年くらいまえだったら、きーーってなっていたかもしれませんが、 自分もおとなになっているのかもしれません。 男性が働きやすい会社って、なんだろうと、ふと考えたくなりました。 そこそこ仕事をして、そこそこの収入があればいいのでしょうけど、 世の中そんなに甘くありません。 でも、あまりあくせくしないといっている手前、あくせくしません・・・。 BGM: ドビュッシー 前奏曲集第1巻より 亜麻色の髪の乙女 結局この曲をのんびり練習することから、2008年度はスタートです。
April 7, 2008
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ピアノの発表会から1週間、まったくの腑抜け状態であった、月火水くらいでありましたが、このイベントがあるから、そうはいっておられず、せっかく大きなコンサート会場でまた弾かせていただえるのだからと、木金土は少しピアノの練習時間をとりました。第2回めざせちょいモテ!おやじコンサートというのが、13:30から催されていて、すてきなピアノや、ピアノアンサンブルなどがありました。そのあと、16:00から、めざせ!ちょいモテ おやじの仲間たちによる、ジョイントコンサートというのがあり、半年くらい前から、声をかけていただいていたのですが、演奏させていただきました。13:30から20:00まで、6時間半ほど、たくさんの演奏も聴かせて頂きました。休憩時間は5分、10分とそれほど大きなものはないなかでしたので、おなかいっぱいになりました。 ただ、自分の出番お18時ごろということで、16時前後におなかがぺこぺこになり、ホールの下のパン屋さんへ駆け込み、なんとか準備を整えることとなりました。オーバーホールから、もどってきたスタインウェイ。こちらで弾くのは3度目になりますが、響きのよさには、これ以上にない幸せを感じることとなります。6時間半ほど、30組くらいの出演者いましたが、ベートーヴェンを弾いたのは、なんと私だけという、なかなかこれもめずらしいめぐり合わせとなりました。そういうわけもあったのか、主催者の方を含めて、いろいろいいように言ってもらえたのはうれしかったです。2週連続で緊張しましたが、今週はごほうびだとおもって、また熱心に聴いてくださる方に感謝して弾こうとおもいました。2月中旬から数回ホールやスタジオで弾いたベートーヴェン27番ソナタの2楽章は、忘れられないものになりそうです。 ずっと演奏しつづけられるような曲目にしていきたいです。ありがとうございました。たくさん演奏を聴きすぎたので、それらを思い浮かべながら・・・・今日はこれらがBGMです。
April 6, 2008
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カラヤン生誕100年でしかもその誕生日である今日、サントリーホール ブルーローズで、フィルムフェスティヴァルが催されました。サントリーホールのあるアークヒルズは桜坂とか桜の名所でもあり、少し早めについたので日向ぼっこをしながら、和んでいました。60年代のフィルム、活動的な時代の風景。弦楽器パートのベートーヴェン「運命」の2楽章のリハーサル風景。精緻な音楽をつくっていくなかでの様子は圧巻でした。音のつくりかた、音楽の作り方、それらを構成していくという点では、ピアノのレッスンと共通することばもたくさん出ていまして、そのことに大変興味をもちました。ベートーヴェンの「運命」を66年の時代のベルリンフィルで聴きました。サントリーホールを設計する時に助言したカラヤンのイベントは、この地ならではのものも感じます。伺ってよかったです。サントリーホールもフェスティヴァルを盛り上げるお花でいっぱい。2ヶ月前の雪景色とはうってかわって華やかです。このあと、少し遠足しました。サントリーホール→赤坂見附→半蔵門→千鳥が淵お見事な風景。感動しました。
April 5, 2008
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春の特番週間。なにげなく見ているもののなかにもはっとさせられるものもいくつかあります。テレビなんか・・・・と言っていた時期もありますしたが、10年近く前、テレビ局のプロデューサーとものすごく親しくなり、それから、そういう作り手の立場を感じながら見るようにしています。ナンバー2今は輝かしいキャリアと感じる人であっても、ナンバー1の人がいて、そういう存在にいるのかと、またナンバー2が故にそのときの経験が後の転機となったり、人間模様を垣間見ることができました。ビートたけしーそのまんま東(東国原知事)美空ひばりー島倉千代子猫田選手-柳本女子バレー監督いまだから語れることも多いようにおもいますが、うまくいっていない時代であっても精一杯のことをされていること、よくわかりました。どうしてもかなわないという人は、やっぱりいたりするのですが、尊敬の念はもちつづけたいものです。「涙とともに食べたパンでなければその味はわからない。」番組の最後にでたテロップ。ゲーテのことば、響きました。BGM: シューマン クライスレリアーナ op.16 ピアノ:内田光子
April 4, 2008
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気象情報でときどき耳にする二十四節気。春本番の4月5日頃は、清明(せいめい)というそうです。さまざまな花が咲き、お花見のシーズン。「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれるなり」と暦便覧に書かれているそうです。祖先の墓を参り、草むしりをして、墓を掃除する日春を迎えて郊外を散策する日。中国でもいろいろいわれがありそうです。春分→清明→穀雨→立夏→小満→芒種→夏至と、6月まで夏に向かっていきます。★そういえば、とても寒かった頃に、同じように二十四節気を見ていました。http://plaza.rakuten.co.jp/pingpongpang/diary/200801210000/もう遠い過去のように感じます。週末は、満開を過ぎているかもしれませんが、天気もよさそうなので、のんびり時を過ごしたいです。BGM:ブラームス ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 op.83 マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:クラウディオ・アバド
April 3, 2008
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たまにしか夜はテレビ見ないのですが、「あらすじで見る世界名作劇場」を堪能していました。ピノキオ、レ・ミゼラブル、ロミオとジュリエット、二十四の瞳・・・ほか、羽野晶紀さんが映像と声で演じた、二十四の瞳。プロの人がここまで演じるとは・・・涙なしには見ることができませんでした。小学校で教えている教え子が、戦争で死んでしまったり、若くして病死したり、昭和の暗い時代のなかで精一杯生きているなかで、小豆島での物語。とても熱いものがありました。小説そんなに読むほうではないのですが、刺激をいただきました。ガソリンが値下がりしようが、日銀の総裁が決まらない世の中であっても、あの時代を見れば、いまのほうが、まだよっぽどましだと、平和にテレビを見ている自分を見て感じました。BGM: 元気をだして 竹内まりや そして NHK で SONGS という番組みています。 何年かに1回しかCDを出していませんが、実はほとんど持っています。 セプテンバーという歌と 駅 という歌は、カラオケでねた切れになった 夜中に何度か歌ったことあります。 新年度が始まり2日目。 年度末の〆処理と発足式が同時進行。 少し疲れましたが、頭を整理しながら、また前にすすんでいきたいです。
April 2, 2008
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2月・3月となかなか時間がなく、ピアノのイベントもあり、部屋はちらかり放題。ようやく溜め込んだ新聞や雑誌の整理をし始めました。ざっと読みながら整理することも多いのですが、そういうときにはっとさせられる文章に出会うこともまた多いです。日経ビジネス2007年12月17日号、任天堂のゲームの特集記事でしたが、その後ろのほうにあった「心のクスリ」というコラム、この号でいったん最後にするということもあってか、深い内容でもありました。最後に書かれている内容を引用します。心のクスリとなる10か条1.優秀な指導者より、良き理解者となれ。2.部下に対しては注意はしても、怒るな、怒鳴るな。3.じっと上司の目を見て話を聞け。4.仕事を好きになる努力をせよ。ただし7割できていれば上出来だと思え。5.自分の欲望よりも欲求に素直になれ。6.会社では家族や趣味のことをよく話せ。7.家では会社のことをよく話せ。8.自分1人で頑張るな。家族でも友人でも、頼れる者はすべて頼れ。9.小・中学生、そして高校の頃になりたかったものや、やりたかったことを時々思い出して書いてみよ。10.毎日、ちょっとした冒険をせよ。たとえば、普段口も聞きたくないいやな上司に「いつもご指導ありがとうございます」と言ってみる。大事なのは、仕事やお金よりも、自分自身を大切にすることである。***ありがたいお話だと思っています。4番、かつて他の方にも助言されたことを思い出しました。あまりに完璧主義すぎると窮屈になるだけですし、つまらないとおもっていたら、ずっとつまらないままですし、そのなかで楽しみを見つけるように模索している感じです。6番、会社の人の前でピアノを弾くことが知られるようになってから、いろんな話を互いにするようになった人はずいぶんあった感じ。どういうキャラクターかということは、一見無機質にみえそうなIT関係の仕事であるからこそかもしれませんが、大切なことだと実感しました。8番、ひとりではなにもできないので、多くの方に支えられていることを強く感じます。10年たっても20年たっても同じように思えます。きょうもお花に水をあげたりしていました。発表会でピアノを弾いてほんとうによかったと実感しています。ありがとうございます。BGM: モンポウ 歌と踊り (1921-1962) ピアノ: モンポウ 自身による演奏 とても気になるピアノ作品・・・であったりします。
April 1, 2008
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