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§§§§§ライヤ人・イザミの冒険(4)§§§§§「高等会議所が私の持ち帰ったデータを吟味して、私たちが移住に適すると判断すれば、先生と私が真っ先に行って住む場所を確保します」「その考えはこちら側だけの考えで、地球人が反対したらどうするのだ」「地球の生命体など相手になりません。蹴散らして見せますよ」「イザミ、その考えは原始生命体の人類となんら変わらないぞ。こちらの思うどおりにならないと、武力を行使して相手を黙らすのは下等動物の手口だ。どんな下等動物にも生きる権利はあるからな。人類よりも進化した地底人や海底人が持っている武器・・それを我々が開発したのは約400年前にもなる。海底人の最先端科学で作られた<重力制御装置>も我々は約200年前に製造し現在は小さな箱に収まるまで改良している。それでも彼らの力をあなどると、失敗するだろう。地球の生き物には、まだ創造力があり知恵もある。こっちで使っているAI内蔵のアンドロイドと同じ水準か、やや劣る程度だ。地球に着いたらまず海底人と地底人、そして人類の科学技術の水準や宇宙ロケットの生産スケジュール、それに政治体制などを詳しく調べてくれ」「了解しました。地球にいる生物を見くびらないで、情報を収集します。先生、私が出発する日取りは決まりましたか」「7日後の15月241日だ。船の操縦や軌道の修正、危険物の衝突回避などはAIが臨機応変でするから、イザミは寝ていればいい。地球までの164光年の距離は光速の36倍で動く舟だと、2ヶ月後の16月173日だ。地球時間では、2034年9月12日で・・・・『金環日食』の日になる。これはアルタレス星では起こらないが恒星である太陽と、惑星の地球との間に小さな惑星、月というものが一直線に重なる時に起こる現象なのだ。地球人が作成した地図によると、太平洋全域、チリ、ボリビア、ブラジルという場所で観られれる」「どのようになるのでしょうか、それと、なぜその日にしたのか教えてください」「真昼なのにその瞬間、太陽が隠れる。地球時間で2分56秒の間、真っ暗になっているから、お前の乗っている宇宙船が見つかる確率を無くすためだ。真っ青な空から宇宙船が降りてくるのを、人々が観るのを避けるにはその日、その時間に合わせる必要があった。もし海に堕ちるのを観られても隕石のように細工をする」「9月12日のその時間に到着するのもAIに任せてよろしいのですか」「そうだ、パーフェクトに計算、操縦する」「解りました。出発までに人間の言葉、考え方、風習、文化などを学び習得します」「地球人が広く使用する英語の他に、海底人と地底人の言葉も覚えれば便利だろう。だが彼らは、一部、テレパシーを併用して使うから、それに備えてくれ。脳で考えるときには、英語で考え、相手が人間以外のときは、まず向こうの脳に侵入しどのような言語で考えているのかを探し、それに合わせるように」 つづく
2022/04/27
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ΨΨΨΨ ライヤ人・イザミの冒険(3)ΨΨΨΨ「他星への渡航禁止条例の告示はいつ頃になりますか」「2週間後だ。それまでに準備してお前を出発させるつもりで急きょ、中古の宇宙船を買い入れた。今、点検、修理中でそれが完了すればただちに出発してくれ」「先生、私はここを出て水の星『地球』に行って、ライヤ人が移住するのに適しているかどうかを調べます。もし適していれば、至急帰還してヤジカ先生に報告します」「イザミ、オンボロ宇宙船の旅は片道だけなのだ。エネルギー噴出装置の一部が不安定な状態で、修理をすると約2ヶ月はかかる。だから君が地球から帰還しようとすれば地球人の遅れた技術の船を拝借するか自分で部品を調達して生産するしかない」「地球に着いてから最良の方法を考えます」「あの星での最新データを集約、解析したら私たちに都合が良い事件が立て続けに起こっていた。それの詳細は後日説明するが、今日は5年前からの出来事を話すので聞いてくれ。地球という星は長い間、人類(ホモ・サピエンス)という生き物が君臨、支配していたが、ここ数年でガラガラ音を立て崩れ、別な生命体が人類を統治するようになった。まず地底から来た地底人、赤膚族のメルトン・ブッチャ―が短期間ではあるが、人間を制圧するのに成功した。だが同じ地底人の白肌族女王クリサーラとブッチャーの兄、それに訳の分からない動物連合、一部の人間たちの連携で地底の牢獄に押しこめられ、人間の統治が復活したように見えた。しかしそれは長くは続かず次に登場したのが、海底人でな、人類よりもかなり進化した科学と兵器でまたたく間に地球を席巻する。ブッチャーを牢獄から逃がして、人間統治に利用するなど抜け目のない政策で・・・・。現在は、表面上、落ち着いている」「海底人が地球を支配する目的はなんでしょうか」「交信電波を分析すると、太陽を中心とする銀河系宇宙を離れ地球と同じような星を探すのが目的だ。そのために人間を奴隷化してロケットや宇宙基地建設の労力で使うつもりで着々と、その計画は進行している。太陽系にある火星という星で大きな基地を設営し、そこから宇宙船を飛ばし他の銀河系へ行く計画だが、人類の科学などをはるかにりょうがした技術が、どこまで通用するのかはまだ未知数だ」「偶然にしても私たちと同じ発想で自星からの旅立を目論むとは、驚きです」「向こうは『水』という生命体の根源を多く持っているのに、他星へ興味を持つのは良いが・・そうか、地球にも我々が思っている以上に問題があるのだ」「先生、どんなことが考えられますか」「イザミ、このアルタレス星に水は少量な上、大気の酸素含有量も少なくなってきたが、地球はまだこちらほど緊迫した状態ではないはずだ。人類という種族や他の種族の人口増加による影響の他に、海底人は独自の移住プランを考えているのかも知れんな。その第一歩として火星基地を作ろうとしているのだろう」「そんな星に私が行って調査する意味はありますか」「この星に比べれれば、まだ動植物の育成には問題はないし、地球の大気成分を光波長分析(スペクトル)計で調べたが、二酸化炭素など悪影響をもたらす物質は生き物を絶滅させる時間まで約700年はかかる。それまでに我々の科学技術の進歩で汚染環境はクリアになっているはずだ」「先生、そこまで解っているのに私が地球に向かう意味を教えてください」「汚染状況のデータと海底人、地底人、人間の生命体があの星で共存できるのか、それともまた3者の覇権争いをして破滅に向かうのか、他の生物はどうなるのか、イザミが直接調べ、見たものや聞いたものを持ち帰って欲しい。そのデータからライヤ人が移住するのに適しているのかを総合的に判断したい」 つづく
2022/04/23
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§§§§§ライヤ人・イザミの冒険(2)§§§§§ ヤジカ指導員からイザミの腕に埋め込まれた超小型受信機に緊急連絡が入ったのは、それから8日後だった。文字通りすぐに飛んで駆け付けたイザミへ静かに話しだした。「高等会議所は自分たちの許可を得ないで他星に行くことと、異星人との交流を禁止するとの法案を決めた。半年後には公布され、これに違反した者はアルタレス星から永久追放になる。この法案の目的は、他星から繁殖率の高い細菌やウイルスの持ち込みを防止するためだと言っているが、本当の目的は異星人との交流でこの星の支配層、ランクAの存在をおびやかされるのを恐れているようだ」「先生、ライヤ人の知能水準は異星人との影響によって、壊れるような軟弱なものではないはずです。ランクA以外の者たちも現在のシステムで満足していると思っていますが」「イザミ、知的な生命体というのは、やっかいなもので、支配する者と、される者の考えはイコールにはならないのだよ。どんなに穏やかで平和な生活をしていても心の片隅にある嫉妬心、権力願望、支配欲、反抗心を消し去ることは不可能でな。何かのひょうしに突然ムクムクと湧き上がるのだ」「と、いうことは一見、平和であっても、いつか、いさかいの炎が燃え上がるということですね」「そうだ、どんなに進化した生命体でも全ての欲望を淘汰するのは出来ない。もし、それが出来るならば・・」「先生、教えてください、それが出来たらどうなるのですか」「原始的な知的生命体が考え創った、例えば地球の者が言う『神』という存在の領域に入るだろうな」「私たちライヤ人のように発達した生命体は、神などは信じないし、存在すら否定しますが」「そこが問題でな、原始人が理解できない具象や考えなどから神という者を創り上げ、彼のせいにすれば物事の道理はある程度、解決したのだ。しかしその神を権力者は利用し人々を洗脳、扇動するのに用いたから最初の理想とは大きくかけ離れてきた。私も神の存在などは信用しないが、生命体の一部では、それを頼ることで生きる目的として活用している。ただし神を過信すれば、相手を攻撃し抹殺するのも正当化されるから、いつでも都合の良い方に解釈するのだ。そういう意味では地球人のような原始生物には、まだ神のような【あやふやな】ものが必要かも知れない。私が想うのには、全ての欲望を取り去った生命体はこの宇宙に必ず存在するが、その数は少ないだろうな。我々ライヤ人ですらまだ僅かではあるが、欲望を持っている。さあ、そろそろ本題に入ろうか、他星への渡航と異星人との交流禁止法案が公布される前にすることを整理しよう」 つづく
2022/04/19
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δδδδδ ライヤ人・イザミの冒険 δδδδδ ライヤ人が他星にいる生命体の情報を入手するには、教育アプリから3次元映像に映し、その生活様式と生態までは掌握していた。だが詳しい政治体制や個人の考え方までは不明なのだ。イザミがアルタレス星以外の生命体を直接知ったのは8歳のときだった。10歳までドーム型個別寄宿舎で研修を受けていて、疲れた体を休めようと個室に戻り空気ベッドに手足を伸ばしたら、隣室から今まで聴いたことのない歓声が上がり思わず飛び起きる。すぐに隣室に駆け込むとライヤ人と違う生物がいたのだ。身長は1m足らずだが横幅があって、体重はゆうに100kgはある巨漢の男がいる。顔は異様に長く、しゃくれたアゴと小さな口、大きな目ん玉に細長い耳は上にとび出していた。 イザミの隣人、カソデは公認パイロットの資格を持つ10歳のランクAの者だが、たまに異星人の友人を部屋に連れて来て、友好関係を深めていた。 カソデが部屋を覗いたイザミを抱き寄せ、パデグリア星のデリドール人を紹介する。すると50㎝もある長い舌を伸ばしたデリドール人は、イザミの首筋を舐めようとするので手で制し逃れたが、がっかりして床に頭を打ちつけたのだ。すぐさまカソデが割って入りイザミに説明する。それはデリドール人の挨拶と親愛の表現なので、ぜひ舐めさせてやってほしいとのこと。 渋々承知したイザミに喜び勇んだデリトール人のクスパータは満面笑みを浮かべ首筋を舐めだしてベタベタと、よだれを流していた。ただ、イザミにとってその匂いは大好きな人工の花に似ていたので、それほど嫌ではなかった。そのあと3人はたわいもない話で盛り上がり、大声で喚き散らし笑い声が絶えない時間を共有したのだ。イザミは知らなかったが、クスパータが垂らす唾などは、近くにいる者を愉快にさせ気分を高揚させる覚せい剤のような成分が大量に入っている。だからどんな異星人も彼らと会うと、好きになって2回目からは友人になるのだ。その点はテレパシーを多用する進化した生命体よりもやや遅れているが、誰からも愛される生き物だった。 イザミが直接会った異星人はそれだけで、あとはバーチャルか立体画面での体験である。他のレイヤ人は自由に宇宙船を動かして異星人と会うチャンスはあったがイザミは皆無だった。だからなおさら今回、ヤジカ指導員から持ち込まれた164光年先にある水の星<地球>へ行くのが楽しみだったのだ。 つづく
2022/04/14
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ΨΨΨΨΨ ライヤ人(6)ΨΨΨΨΨ ライヤ人は着るものやファションに国としての決まりはないが、ほとんどがブルー、グリーン、グレー、それにイエローの4色で濃淡の色を組み合わせしている。それらのグラデーションまでも入れると数百種類の色のバリエーションがある。地球では光の3原色を組み合わせれば数千種類の色が生み出されるが、ライヤ人には不思議なことに赤のイメージはないのだ。恒星ベリオスからの光にはわずかに赤色はあるが、地球ほどはっきりとしていないせいで、その影響かもしれない。ライヤ人の平均身長は約2m20㎝で平均体重は48kgであった。ひょろっとした手足は地球人よりも10㎝以上は長く、全体の筋肉も小さくて細い。 顔の凹凸は少なく、のっぺらぼうまではいかなくても、鼻の隆起が分かる程度であった。目も鉛筆を横にした一本線状で目元パッチリの表現は、ライヤ人にはない。口の大きさと唇も地球人から比べると半分くらいであるが、上唇だけがややぶ厚いので、なぜか官能的に見える。体毛はなく頭髪もツルツルで耳もかなり小さいが鋭角状のものがついている。 真横から頭を見ると、後頭部が異常に飛び出していて、やや身体のバランスを崩している。彼らのコミュニケーションは、声帯を震わせ発声するよりもテレパシーを多用するのが普通で他生物との会話は発声が主流であった。 地球の人類以外の知的生命体は、声を出す会話とテレパシーを併用するのが多く、それが一般的である。人類だけが誕生以来、超能力と言われているものを消滅させ独自の進化をたどったのであろう。科学と文明の進歩は、本来持っている能力を生かす反面、殺す方が多かったのが人間の歴史だった。 ただし人間の古代人がよみがえって、現代人を見れば四六時中、スマホ片手に遠方の人と話しているか、夢中になって動画やゲームをやっている人の方が超能力者かも知れないのだ。 話を本題のイザミに戻そう。彼の指導官ヤジカがイザミを子供のように思い特別な感情を持っていたのをイザミは知らなかった。しかし14歳でAランクへ進級する予定が落とされるのを事前に教えてくれたのには感謝する。 このあとアルタレス星で生活して小さい頃から興味があった天文学を極めるのも生き方のひとつであったが、それよりも未知の星に行って、他の生命体に会う誘惑と魅力には勝てない自分を意識していた。 つづく
2022/04/10
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ИИИИИ ライヤ人(5)ИИИИИ 「まだ生殖機能が備わったユニットが装填されていた大昔は、互いにオスとメスの繁殖行為に及ぶのです。現在のあなたにその機能はないので、せいぜい肌を密着させるだけで充足感や満足感を刺激する、活性ホルモンが分泌されます」「すると僕の感情は異常ではなく自然なことだね。他の者も同じような気持ちを持っているのかな」「一般的には異性に対し特別な感情を持つのは少ないので、あなたとの会話は記録されます。管理センターがそれをどのように判断するのかは、解りませんが」 イザミが家事専門アンドロイドJ671と語った内容は、センターの管理AIにチェック記録されていて、後日、ランクAへの選別のとき、ふるいにかけられ昇級されなかった要因のひとつであった。 ライヤ人は動物が持っている<種の保存本能>を、互いの接触から生じるのを原始的で野蛮な方法としてさげすみ、タブー扱いにしていたのである。 地球人が持っている征服欲や支配欲、見栄から生じる物欲、独占欲などは生命体が進化すると薄らいでいき、究極には全ての欲望が離脱するのであろう。 ライヤ人はまだ、そこまでは到達していないが、地球人と比べるとかなり欲望という概念は異なっていた。 イザミが好ましく思っているメロージは、身長2m32cmで体重は45kg、ほっそりとしたスタイルをしている。この星では男女関係なく薄い水色の下着をまとい、その布自体が軽く呼吸を行い発汗作用、温度調節が外温度、湿度で変化する優れものだった。布はナノテクノロジーを駆使した素材で、一部に無害の細菌を貼り付けているので、温度調節などは菌がリアルタイムで作動している。下着は毎日取り換えるが、洗濯というよりも1m四方の透明ボックス内で汚れ落としと、菌の活性を目的としたガスを噴射するだけで十分だった。 なお衣類は最低で5年以上、新品同様の肌触りと品質を保っている。それは布全体に再生プログラムを組み入れた弱小遺伝子が入っているからだ。 下着の上には薄いタートルネック状の光沢あるものを着ている。パンツも薄いから体の線はくっきりと出るので、年齢による変化以外は、みんな同じようなほっそりとした体形をしていた。体力をほとんど使わないライヤ人は脳細胞でのエネルギー消費が、一番のカロリー消費量である。 つづく
2022/04/06
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ΨΨΨΨΨ ライヤ人(4) ΨΨΨΨΨ 例えば光速に近い乗り物が開発され、宇宙旅行をしてから地球に帰還すると地球にいた人よりも歳をとっていない現実に驚嘆するという。 この現象はアインシュタインの比較相対性理論で説明できる。時間は人によって流れ方が違う。つまり相対的なものだというのだ。あなた自身が速く動けば動くほど周囲に対する時間の流れが遅くなる。あなたの動きが加速し光の速さに限りなく近づくと、他の人から見てほとんど止まって見えるのだ。 ライヤ人の日常生活は、前にも述べたが労働という概念はなく、想像力と知的労働以外はすべてアンドロイド型ロボットが行う。生活に必要なインフラの管理、運営はAI搭載のスパコンに一任し、ライヤ人はたまに総合チェックをする程度であった。 先ほどからこの物語に登場するイザミに話を戻そう。彼が個人レッスン用のAIと会話をしたときのものが残っているので、それをプレイバックする。「J671、私の体とメロージの体が違うのは、ただ単に男と女の違いだけなのか」「元々、女は赤ん坊を身ごもり、体の中で育てる期間があって、最後はそれを放出する生き物でした。だが進化の過程で母体を傷つける確率が高いため、受胎がなくなり今では外部での生産が常識になります。子供を育てる身体的な要素、乳房などは小さくなって数世紀後には、なくなるでしょう。 イザミが言ったメロージは、まだほっそりとした体と丸みが残っています。ただし母性本能などは薄らいでいくでしょう」「他の者といると感じないのにメロージといると、ほかほかと温かさを感じるのはなぜだろう」「どんな生命体でも互いに引き寄せる力が働くのです。性とは関係なく親しくなりたい。もっと相手の気持ちや考えを知りたい。そばにいて同じ空気を吸いたいなど、その動機はまちまちですが、ようは好みのタイプを好きになり気持ちが高揚して心が温かくなるのです」「すると僕がメロージを好きになっている証拠だね」「そうです、彼女の体温や声、匂いを感じれば、もっと好きになり毎日でも会いたくなるのです」「僕の気持ちはそれほど異常ではないよね」「同性、異性関係なく人と会って話したくなるのは、異常ではありません。その延長線で相手を抱きしめ手を握るのも自然です。あなたはそれ以上の行為を望みますか」「それ以上って、どういうことなの」 つづく
2022/04/02
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