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場所:帝国ホテル/孔雀の間 (本館2階) 日時:8月29日(仏滅) 室内中央に円形舞台(半径3m)朱色で統一。 〇舞台を囲むように地上波を含むTV局と全てのSNSのカメラがセット してある。総勢約300名の記者が指定時間前に集合していた。 〇13時に鹿川輝之登場。沈黙のまま舞台に上がる。 一斉にカメラのフラッシュがたかれた。 TV中継スタート。 〇鹿川ハンドマイクを手にとり、深々と頭を下げる。 「まだまだコロナ感染者が増え続け、医療施設の緊迫している問題や 政治家がカルト集団とそれほど変わらないところと、かなり親密な関係が 連日報道され、日夜、お忙しい皆さまにお集まり頂き申し訳ありません。 私、鹿川が起こした不祥事を某週刊誌にスクープされました。 不祥事の内容は事実ですので、それについては正式に陳謝いたします。 あるTV番組から急に売れっ子になり、私自身、有頂天になり天狗に なっていたのも事実です。番組関係者、スポンサー、大勢の私のファン に対し心よりお詫び申し上げます」 〇ここで鹿川、舞台中央で正座をして土下座する。 2分後、頭を上げる。「本当に本当に 申し訳ありません」 〇再度、土下座をする。そのまま1分30秒、頭をこすりつける。 〇立ち上がり 深々とお辞儀をし退場。 〇記者たち 追いかけるが、黙って去っていく。 γγγγ 土下座でスターになった者は、このくらいはしないと γγγγ ΩΩΩ PLUTOは休筆中ですが、ムラムラ(?)して書きました。 ΩΩΩ
2022/08/27
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¶¶¶¶¶ イザミ・地球に行く(29)¶¶¶¶¶ ホワイトハウスでオリバーが母星へ帰還する宇宙船と、それを打ち上げるロケットの調達方法、いつ実行するのかの会議が開かれて3日経ちました。 ワシントンDCとニューヨークにいた生田緑地の動物たちと、地下から来た赤膚族の2人に白肌族女王クリサーラ、それに怪獣2匹、人間側では木村のトメさん、桐山清十郎、澤登夫婦、今回はニューヨークを本拠地としたレジスタンスからトム・ジェンダーとメイ・パッセンジャー、ネズミ界の大ボス、グラッチマウスも社員200匹を引き連れて参加しています。 アラスカまでは大型トラック5台に分乗し、各自バラバラに集合地点に向かいました。到着すると北西部にあるロケットの部品生産工場や宇宙船を組み建てる工場から必要な部品と材料を盗み出します。監視している海底人が作ったアンドロイド型ロボットは、グラッチマウスの手下たちと、生田緑地の小動物の陽動作戦にまんまと引っ掛かりました。盗まれた後、自分たちのミスを隠すため管理者に報告しなかったのは、盗んだ方も大ごとにならずに助かったのです。 そこまでしてオリバーを帰還させるには、それなりの理由がありました。 トマソン大統領とそのスタッフ、クリサーラたちが目論んだのは、オリバーをアルタレス星に戻し、人類よりも全てにわたって進化したライヤ人とコンタクトをとれば、ひょっとして協力関係が生まれるのではと、期待が込められていたのです。 そうすれば海底人ボントスの理不尽な命令を効かなくても済むかもしれないとの淡い希望もありました。ライヤ人が地球に移住したとしても、海底人と異なり人間側との共存、共栄を願い、出来るだけの便宜を計らい、精一杯の歓迎体制を整える方向に決めたのです。それらを文章にしてオリバーに読み聞かせると、一字一句違わず3時間後に彼の口から流れました。オリバーの頭脳は創造力だけでなく記憶力も人類の90倍以上の容積を持っていたのです。 地球の大気成分にある0.0 3 %の二酸化炭素はライヤ人にとってそれほど問題はないのですが、むしろ酸素濃度が高いほうが気になると、オリバーは大統領に報告します。それよりも彼の喜びは、地球の飲料水、淡水がなんの制限もなく飲めることでした。母星では精製した水にミネラルなどの微量栄養素を混入して飲みますが、何か物足りなさを感じていたのです。それは人工の味ではなく、本来自然が持っている天然の味が最高に美味しく飲めたことです。 アラスカのアンカレッジに到着した動物と人間たち、スーパーアメリカンサーカスのスタッフと合流しました。すぐに演者と裏方に分けて打ち合わせと、訓練を開始します。訓練といっても明日から開催するので、銘々勝手に振り付けをして一匹、一人の演じる時間配分だけを確認しました。 ここで動物たちが明日に備えて練習している時間を利用して、意外に知られていないアラスカ豆情報をお伝えします。1867年ロシアから720万ドル(現在の約785億円)でアメリカが購入します。当時の世論は冷凍庫の大地を買って無駄な金を使ったとさんざん叩きました。その後、金や原油、天然液化ガスが産出されると、人びとが押し寄せ一躍人口は増えました。現在は日本の4倍もの面積に約62万人が住んでいます。首都はジュノーですが、人口は10万もいません。10万人を超す都市は、アンカレッジだけです。なおアンカレッジ州の州花は、忘れ草なので親しみがありますよね。今回最初のサーカス開催場所は、アラスカ大学アンカレッジ内にある公園で3日間だけの興行です。さあ、どんな出し物が登場するのかお楽しみに。 つづく ΩΩΩ 体調不良のためPLUTOは一時、母星へ帰ります。近日中に 地球に戻りますので、それまで連載をお休みします。 みなさんごきげんよう。お元気で ΩΩΩ
2022/08/19
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ΠΠΠΠ イザミ・地球に行く(28)ΠΠΠΠ クリサーラがトマソン大統領に話し続けます。「生田緑地から来た動物たちや地底から来た怪獣2匹、日本からの人間たち、赤膚族の2人もそろそろ退屈しているでしょう。このサーカスツアーと一緒に旅をして地元の子供たちと仲良くなるだけでなく、自分たちもショーに出て楽しむのです」 クリサーラを取り囲んでいた動物たち、目がランランと輝き、口々にいつ出発するの、私はどんな芸をすれば喜ばれるのかと、喋りだします。 赤膚族のザビエスも4mの岩石人間が宙返りをしたら、子供は驚いてひっくり返るなと笑っています。クリサーラの計画はすぐ実行に移されました。 たまたま休園中の<スーパーアメリカンサーカス>を国務長官が直々に交渉し、半年間、国が興行費を支払うことで合意します。 トマソン大統領がクリサーラに一枚の紙を手渡しました。「近頃はサーカス団でも人権同様、動物の扱いが問題になっているようだ。ここも1ステージ90分間で空中大車輪に空中オートバイ、空中アクロバット、驚異のジャグラー、華麗な空中バレーなどをメーンに行っているよ」「恐竜2匹やザビエスとデルフミューム、それに生田緑地の小動物たちを絡ませたら、素敵なエンターテーメントショーができますね」「動物たちが見世物になるのを嫌がらなければ良いが」「ニューヨークやワシントンDCのビル内に長期間、宿泊して飽きてきたので息抜きにはピッタリですよ。全匹、全員をショーに登場させるとなると、ディレクターは頭を悩ますでしょうね」「それは嬉しいな。これから私は国務長官と巡業のスケジュールを組み、スタッフと細部の打ち合わせをするから失礼するよ。諸君はこのまま、この広間を自由に使ってほしい。なんなら食事の用意もさせよう」「そこまですると、動物たちはここに居座り続けますよ」「構わない、なぜかこの連中と一緒にいると、私自身、ほっとして気楽になれる。分かったクリサーラ、それでは今日中にここを引き上げればよいことにしよう」「ジェームス、あなたは人間よりも動物たちの方が、気が合うのかもしれませんね。それだけ・・素直で正直な生き物ですよ」「普段、魑魅魍魎(ちみもうりょう)の者たちと交渉しているからね、裏表のないこの動物たちが羨ましい」 すかさずカメぱっぱが声を上げます。「それは、ない、ない、ここにいる生き物たちも、けっこう騙し合いをするパッパ」「それは遊びの精神でやっていて、互いに楽しんでいるからね。私が相手にしているのは、自分や自国の利益を守るために汚い手を使って、相手を蹴落とす連中でね。海底王国のボントスやその配下、ワイヤレントなんかはしょっちゅだよ。カメぱっぱ、みんなの食べ物は、すぐに用意させるからね」 カメぱっぱは、トマソン大統領の目を見つめました。「大統領、早く、地球全体が静かで平和になるといいパッパ」「それが私の願いだ。ひとつの国だけでなく、地球にある全ての国が幸せのベールで包まれて欲しい。それにはまだまだ山のようにやることがある。そろそろ私は行くよ」 部屋の右隅にあるドアに向かって歩き出す大統領、それを見送るカメぱっぱは、以前よりも彼が大きく感じました。 つづく
2022/08/14
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ΩΩΩΩ イザミ・地球に行く(27)ΩΩΩΩ カメぱっぱは、オリバーの目を見つめました。「温度や湿度が最適で、薄曇りの空のとき、広い野原に仰向けになって何も考えず、動く雲をじっと見ているときが幸せパッパ」「僕たちと同じだ。星のない夜空を見上げ、めい想に更けるのがはやっている。君はかなりの生き物だね」「ボクは雲を見て、食べ物や動物の顔に見えるのが楽しいパッパ。めい想とは関係ないよ」「動物の顔に見えるのもめい想の一種で、何かを観て、そこから発想を飛ばすのも知的遊戯のやり方なんだ。カメぱっぱ、君の知能が高いのは間違いない」 クリサーラが楽しそうに一人と一匹の話を聴いていましたが、そろそろ本題へと誘導しました。「オリバー、トマソンがすぐに集められる材料と、だめな材料のリストを持って来ます。あなたはこのまま国立総合研究所に行って、量子コンピュータで素材と各部品を製作するデータを入力してください。それを基にしたCADから材料を作るから、あなたはそれをチェックしましょう。この郊外に大きな倉庫を借りて宇宙船を組み立てる予定です。アラスカからワシントンまでそのまま運ぶのは難しいので、ほとんどバラシます」 ザビエスの頭に移動していたガマのビッグが声をだします。「アラスカの工場から宇宙船をちょろまかすのは簡単だが、それを運ぶとなると大変ゲロゲーロ。胴体部分など分解できないゲロ。それに軍事衛星の運営、管理は海底人が作ったアンドロイドがチェックしているのじゃ」 カメぱっぱが質問しました。「そうか、ロケットの胴体にカバーをつけても、衛星で追いかけられ写真に撮られたら、トラックでの運送がばれてしまうパッパ」「そうじゃ、すぐに宇宙船を盗んだのが分かり、大統領が呼ばれて大目玉を食らうのだグッアグッア」「ビッグ、ばれないようにするのには、どうしたいいのさパッパ」 悠然とビッグは天井を見上げました。「こんなときは、クリサーラさんが、とんでもない答えを見つけてくれるのだゲーロゲーロゲロゲロ」 白い光を全身から放射しているクリサーラが、5秒間黙っていましたが、急に笑顔になって一同を見回します。「アラスカからカナダを通ってワシントンDCまで、最低10台以上の大型トレーラーとトラックを用意してください、ジェームス。それは巡回サーカス団のキャラバンです。今日現在、営業していないサーカス団を探し出し、これから約2か月間のオファーを出してください。それならば衛星で写真を撮られても、胴体にカバーをつけた部分は、大型テントや機材だと言い訳が立ちます。アラスカから直接ワシントンDCに来れば不自然ですが、カナダで一ヶ所、実際に3日間の公演を行います。ここワシントンDCでも郊外で公演をすれば、海底人に脅かされ不自由な生活を送っている子供たちにも、夢と希望を与えると思います。ジェームス、このプランはいかがですか」 感極まった表情の大統領、大きく手を広げます。「すばらしい、それならば宇宙船を細かく切断せずに運ぶことができる。さっそくサーカス団とコンタクトしてみよう。サーカスか、やはり空中ブランコが一番観たいな。私が小さい頃、観たのは・・・」「ストップ、ジェームス、サーカス団は隠れ蓑だから、運送時や運転者、警備員は国が指定した人々に限ります・・・」 つづく
2022/08/09
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жжжж イザミ・地球に行く(26)жжжж トマソン大統領はオリバーの顔を正面から見つめます。「君たちライヤ人が我々人類を、上から目線で指図しようとすれば逆らうし、もし仲間として同等に考えるならば、私は協力することを誓う。クリサーラ、私が言っているのが全て本音だと理解しているよね」「ジェームス、私がいつもあなたの脳の中を覗いているとは思わないで。それでも今のが、ただの社交辞令の挨拶でないのは、承知しています。オリバー、この大統領はあまり駆け引きをしないで、ストレートな人です。たまに裏で側近たちに怒られていますが。それでもこの人は、世界中の人々を最大公約数で考え、最善の策を練って行動しているのは、間違いありません。ジェームス、オリバーが母星に帰還するための宇宙船を改造するときに必要なリストをお渡しします」 手渡されたリストを手早く読んでいた大統領の手が止まります。「クリサーラ、最後の方にある半導体の種類や特殊合金、誘導装置に©がついているが、これは」「それはまだ人類が開発していないもので、これから最新の量子コンピュータで設計し、CAD化してそこから製品を作るのです。ただし今回は短期間でやりますからデルフミュームやザビエス、それに私も手伝います。そのリストにある材料と部品が揃わないと、宇宙船は完成しません。ジェームス、今日中に入手可能なものと無理なものを調べてください」「相変わらず、大統領の私を小間使いのように扱うね。しかし悪い気持ちにはならない」 トマソン大統領、3人の側近を呼ぶと、要領よくてきぱき指示を与え隣の執務室へ移動します。その様子を見てクリサーラは、オリバーと一緒に動物たちの中に入ります。カメぱっぱがオリバーに話しかけました。「まだ少年のような顔をして、その頭脳は人間たちよりもはるかに進化しているなんて・・・神さまもいたずら好きだパッパ」 オリバーも奇妙な姿をした生き物に好印象を持っています。「たしか、カメぱっぱだよね、僕の星では・・と、言うよりもそれなりに進化した生命体では、神という概念はないよ。低レベルな生き物は理解できないことや不思議な事柄を・・それに何か頼ろうとするか・・多くの生き物を統制し鼓舞させる目的で神を作り、利用したに過ぎない。僕たちは生きている全てのものに価値があると思うから・・・僕たち自身が神だと考える。僕はライヤ人だが、まだこの広い宇宙には、はるかに進化、発展した科学水準を持ち、極限近くまで発達した頭脳を持つ生命体がいるのも知っているよ」「オリバー、君の言っている半分も分からないけどさ、教えてくれない、科学や知能が進んだ生物は幸せなのかパッパ」「僕もたまに思うよ、簡単に空を飛べて、こうやって数日で164光年以上も離れた星に来られるのが、良いことかなあって。知識や情報が短時間で洪水になって脳に流れるのが、幸せとは思わない。たまにあらゆる情報を遮断しないと脳が爆発するような気がするよ。カメぱっぱが幸せを感じるときはどういうときなの?」 つづく
2022/08/04
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