全5件 (5件中 1-5件目)
1
このブログで、毎年秋になると鳥取県から梨が届くと言う話を書いています。2005年にスキルス胃癌・腹膜播種で闘病していたカズオさんと知り合いました。鳥取県で梨農家を奥さんと両親と営まれていて、ご自分の仕事に夢と誇りをもっておられました。そんなカズオさんが、当時、静岡がんセンターで勤務していた米村先生のセカンドオピニオンを受けたいと、奥さんと2人で、静岡へやって来られました。その時に、このお2人とお会いしました。6月だったか、7月だったか・・・既に腹水が服の上からもうっすらとわかりました。この時、腹腔内投与ができていれば、もしかしたら、もっと時間を得られたかもしれないのですが、諸事情からできないまま。。。この年の11月に、旅立たれました。それ以降も、現在に至るまで奥さんとの交流は続いていて、今では、すっかり仲の良いお友達です当時、高校生と中学生だった息子さんも立派な社会人となり、ご次男は、4~5年前にご結婚されました。ご長男は、独身貴族を続けていましたけれど。私ね、実はずっと気になっていたんです。ご長男が独身でいること。と言うのも、カズオさんが亡くなった時に当時、高校生だったご長男は こんなに家族を悲しませるなら、 自分は結婚なんてしないって言ったからなんです。まだ高校生でしたし、感情のまま、言葉に出したに過ぎないとは思いましたけれど。ご自分の悲しみはむろんのこと、母親の悲しみ、苦しみ、辛さを目の当たりにして、こう言ったんじゃないかとその時、感じたんです。そのご長男が、40が少しばかり先に見え始めた今年、ご結婚されました~結婚=幸せとか、何歳になったからもう結婚せねばとか、そんなことは思っていないです。ただ、何ていうかなぁ。。私が勝手に思い込んでいたに過ぎないにせよ、このご長男がご結婚という知らせは、大きな何かを乗り越えた証のような気がして、ただ、ただ、嬉しいのです。相談受付アドレス yukibasiri1188@yahoo.co.jp「 癌の相談」である事がわかるように件名にご明記ください 沢山の方とメールの交流がございます 必ず、HN等ではなくお名前の明記をお願い致します目が難儀しております、恐れ入りますが、電話番号の明記もお願いしますこちらから、電話させて頂きます尚、患者さんのブログのご紹介はしておりませんのであしからずです お返事は別の未公開の交流アドレスから致します通常、新規の方には3日以内にお返事していますが、3日以上、経ってもお返事が届かない場合はお手数ですが、再度、メールをお送りください。尚、通常のお返事は4~5日程度お待ち頂いております。け
2022年05月30日
コメント(0)
いやぁ~、ここ数日、ドタバタしておりましたぁ~内容は敢えて、伏せさせて頂きますけれど、やっぱり米村先生は、医者の中の医者だって思わされ、今回ばかりは、ご本人に さすが米村豊 って絶叫しちゃいました反応ですか あっははっはって笑ってました。今回は、久しぶりに中皮腫の患者さんの近況です。中皮腫と言っても、多胞性中皮腫 というご病気です。前回は、2020年4月26日の日記に書いています。もともとは、地元の大学病院で腹膜偽粘液腫と診断を受けました。ご自身のツテを頼って、他の医師にも画像診断してもらったそうですが、腹膜偽粘液腫の可能性が高いとの判断でした。腹膜偽粘液腫なら、治療できる医療機関は実質、限られています。そこで、米村先生の元へ来られたのが2019年6月でした。米村先生の診断では、偽粘液腫ではなく、中皮腫。これは、米村先生の後日談ですが、画像では、偽粘液腫に見えてしまうそうで、偽粘液腫を沢山診ている医師でないと、間違っても仕方ないと言うてました。偽粘液腫という病気そのものが希少癌で、実際の患者さんは診たことはないという医師は沢山いますからね。ただ、この時判明した病気、中皮種だって、偽粘液腫同様の希少癌です。その中でも、更に少ないのがこの多胞性中皮腫で、症例データはものすごく少なく、今後の経過を断定できるほどの情報がありません。これまた米村先生の後日談ですけど、この病気は、何年も放っておいてもな~んともない人もいるし、取り返しのつかない状態に進行してしまう人もいる。この区別がつかない。。。そうです。じゃ、どうするってなる訳で。。。専門家ですら、区別がつかないのですから、患者さん本人にわかる訳もありません。手術をすれば、当然、リスクもありますし、術後、元気に戻れるのかも不安です。でも、手術しないまま時が過ぎて、取り返しのつかない状態になるかもしれないのはもっと不安です。それで、手術したのが2019年7月末でした。子宮、卵巣、虫垂の切除です。病理の結果、良性の嚢胞性中皮腫と判明しました。子宮のまわりに、小さな粒粒が沢山ついていたそうです。あれから2年10カ月が経過しました。1年に1度の経過観察の外来が先日ありましてね、その報告メールが届きました。これは、あくまでもご本人の談ですが、 ものすごく、体調が良いんです 高校生の頃に戻ったみたい※この患者さん、現在46歳ですって仰るではありませんか今回の外来では経過良好、問題なし です相談受付アドレス yukibasiri1188@yahoo.co.jp「 癌の相談」である事がわかるように件名にご明記ください 沢山の方とメールの交流がございます 必ず、HN等ではなくお名前の明記をお願い致します目が難儀しております、恐れ入りますが、電話番号の明記もお願いしますこちらから、電話させて頂きます尚、患者さんのブログのご紹介はしておりませんのであしからずです お返事は別の未公開の交流アドレスから致します通常、新規の方には3日以内にお返事していますが、3日以上、経ってもお返事が届かない場合はお手数ですが、再度、メールをお送りください。尚、通常のお返事は4~5日程度お待ち頂いております。
2022年05月25日
コメント(0)
プロ野球シーズンが始まると、米村先生とはバトルが繰り返されるのが通例です。Dr.米村豊(阪神)VS ひろりん(巨人)の口撃、舌戦。。。。ところが、今年は勝手が違っています。まず、開幕早々から阪神が怒涛の連敗さすがに気の毒過ぎて、性格の悪い私も まだ、始まったばかりですからと慰めてしまいました。そのうち、巨人が連敗、首位脱落となると今度は米村先生から そのうち、ええこともあるからと慰められ。。。な~んか変な年になっています。調子狂うなぁ。。。このところ、腹膜偽粘液種の患者さんとの交流がグっと増えたような気がしていましたが、数的には、そうではありません。増えたと感じるのは、長生きされる患者さんが増えたからなのでしょう。10年を超えてお付き合いしている患者さんが、他の癌の患者さんと比べると、断然、多いことは事実です。メールは途絶えていても、先日のように、コメントを下さる方もいますし、年賀状を欠かさず下さる方もいます。全く、音沙汰ない方もいますから、(良いんですよ、元気でいてくれれば)実際の数は、わかりませんけども。この病気の不思議な点は、10年以上、再発もせずに元気でいる方が結構いるのに、同じ10年でも、再発を繰り返す方もいる。中には、10年どころかあっという間に駆け抜けて逝ってしまう方もいる。この違いは何なんでしょう違い過ぎやしませんかという事を米村先生と話すことが多くなりました。例えば、胃癌であれば、最近は。あまり耳にしなくなりましたけど、ボールマン分類というのがあって、4つの型に分類されています。どれにも当てはまらないタイプもあり、混合タイプもありますが、一応、傾向は予測でき、その対策も存在しています。が偽粘液種になると、ローグレードと、ハイグレードって、あまりにもアバウトな分類過ぎやしませんかと米村先生に言ってみたら、 本気で研究する医者が少なすぎるんやわと言うてました。私が不思議だと思うことは、米村先生ご自身も同じのようで、不思議だと思っているようです。この病気のエキスパートだと言っても、全てわかってますなんて言い切ってしまえば、もうその先には何も見込めませんが、わからない とご自分で認めることは、まだ先に何か治療があり、それを求めるという意志の表れでもあります。本来なら病理学とか、免疫学とか、DNAとか、スパコンとか使って、じっくり調べる、研究するといったことが必要なんじゃないかなぁと素人ながらに思いますが、これまた素人ながら、どえらいお金がかかることもわかります。切除することは大前提これには全く異論はありませんが、それだけでは追いつかないのがこの病気のように思えてなりません。海外では、粘液腫瘍だけを溶かす薬が存在していたり、移植手術を行う国もあると聞きました。ですが、現在の日本ではまだ実現性に乏しいのが現実です。ならば、ならばと、米村先生の十八番でもあるHIPECはどうだろうってなって、病気の進行は待ってくれませんから、今できる範囲で、使える薬の範囲でお金があまりかからない範囲で、許される治療の範囲で、(範囲ばかりやな。。)残念ながら、どうする事も出来ないこともあるけれど、それでも、暗中模索を繰り返しているのが米村豊医師です。相談受付アドレス yukibasiri1188@yahoo.co.jp「 癌の相談」である事がわかるように件名にご明記ください 沢山の方とメールの交流がございます 必ず、HN等ではなくお名前の明記をお願い致します目が難儀しております、恐れ入りますが、電話番号の明記もお願いしますこちらから、電話させて頂きます尚、患者さんのブログのご紹介はしておりませんのであしからずです お返事は別の未公開の交流アドレスから致します通常、新規の方には3日以内にお返事していますが、3日以上、経ってもお返事が届かない場合はお手数ですが、再度、メールをお送りください。尚、通常のお返事は4~5日程度お待ち頂いております。
2022年05月18日
コメント(0)
毎年、GWやお盆、お正月といった連休前には、必ず、米村米村先生のご予定を確認していました。と言うのも、大抵、こういった時期に緊急連絡が入るからです。米村先生は、これまでこういう連休に日本にいることが、まず無かったんですよねぇ。大抵は、海外の学会に参加でしたから。ですが、コロナ禍が始まってからは、そういった事がなくなり、日本にいることは確かなので、ご予定を聞くことはなくなりました。ちなみに、今年の米村先生のGWは、海外の雑誌から、幾つも執筆依頼がきていたので幾つかをチョイスして、書いていたと言うとりました。あと「がんち」の論文を仕上げたとか。米村先生の言う、「がんち」とは、癌治療学会のことです。で、今年のGWは1件、緊急電話が入りました。腹部に埋めているポートの傷から、水が出てきた~~という内容です。これ、これまでも何度か聞いています。今回の場合、抗がん剤を投与してから2週間が経過しているというので、出てきている水は、抗がん剤では無さそうです。そもそも、抗癌剤が皮膚に触れてしまうと、赤く腫れたり、時にただれてしまったりという症状がでることが多いので、そういった症状はないと言うことでしたから、その水は腹水だろうと推測しました。腹水の場合、色は黄色が一般的ですが、(黄色はビタミンの色です)色はほぼ無色のうっすら黄色で、更に無臭というので、副作用の炎症による癌陰性の水だろうと推測しました。熱も痛みもなく、ただその周りが固く、かゆいと言います。こういう場合、ガーゼ等で抑えて過ごし、次回の外来(この方の場合、来週)で十分・・・というのがこれまでの米村先生の回答でしたから、そのまま伝えました。その後、米村先生にこの件の報告の電話を入れると、やはり同様の返答でした。固いというのと、痒みというのはあまり聞いたことが無かったのでその点を確認すると、 サイトカインが起きているんでしょう たまにありますわと仰る。 これが唯一、腹腔内投与の 問題点やねとも仰る。この患者さんの場合、過去の手術歴から、既に、お腹の中に癒着が存在していることが想像されるので、その癒着がお腹の中で仕切りとなり、本来、薬剤が行きわたらねばならないスペースが狭い為に、こういった事が起きたのだろうと私は推測しました。米村先生も、 そうやろうねぇって仰っていたので、あながち、的外れの想像ではないと思われます。漏れ出る水に、臭いがある場合は、お腹の中の化膿が想像されるので、抗生剤の投与が必要になることがありますし、茶色の場合は、出血が想像されその出血量によっては、輸血が必要なこともありますが、今回は、こういった心配も無さそうです。何より、ご本人のお声が元気そのもので、これまた、マシンガントークでしたしね米村先生にご報告の後は、ちゃんと、ご本人にも伝えましたよ相談受付アドレス yukibasiri1188@yahoo.co.jp「 癌の相談」である事がわかるように件名にご明記ください 沢山の方とメールの交流がございます 必ず、HN等ではなくお名前の明記をお願い致します目が難儀しております、恐れ入りますが、電話番号の明記もお願いしますこちらから、電話させて頂きます尚、患者さんのブログのご紹介はしておりませんのであしからずです お返事は別の未公開の交流アドレスから致します通常、新規の方には3日以内にお返事していますが、3日以上、経ってもお返事が届かない場合はお手数ですが、再度、メールをお送りください。尚、通常のお返事は4~5日程度お待ち頂いております。
2022年05月14日
コメント(1)
久しぶりの更新になってしまいました。この間、色んな患者さんとメールや電話での対応、ちゃんとしてましたよこのGWは、やはりコロナの懸念から人混みを避ける為、自宅で過ごしています。どこも凄い人出みたいですからねぇ。先日、こんな事がありました。癌治療未経験の患者さんが、米村先生の元へ来られ、まずは、抗がん剤治療からとなり、薬が処方されました。米村先生はほぼ必ず、術前化学療法から始まるので、これは、どの患者さんも同じです。で、この患者さん、癌治療初心者さんで、普通に病院に来られ、外来受診。普通に健康保険証を事務屋さんに提出し、院内処方となり、最後にお会計となりましたが、その請求額に度肝を抜かれてしまいました。なんと、請求金額が 44万円限度額申請をしてなかったんですって。その後、薬剤部と米村先生との間で調整が入り、今回は別メニューに切り替え、請求金額が3千円に落ち着きました。抗癌剤って、どれもこれも高額で、新薬となると、もう、恐ろしく高額ですからねぇ。で、この患者さん、慌ててて限度額申請しました。限度額申請がなされていても、万札が飛んでいくのが癌治療ですが。。。実は私自身も、病院のお会計であたふたしたことあります。左目の網膜剥離の後、経過を診て頂いている時、右目にも小さな穴ができてしまいまして。。。主治医が、今日、レーザーで焼いてしまいましょうと言います。 えっ今日これからですかとビビる私に、笑顔でここから水が入れば、こちらも網膜剥離になってしまいますからねと言います。(はぁ~、そうですよね・・)で、右目のレーザー治療となりまして・・・お会計は、限度額以内でしたけど、それでも3割負担で3万円超えでした。 ATM どこですかって聞いてしまいました相談受付アドレス yukibasiri1188@yahoo.co.jp「 癌の相談」である事がわかるように件名にご明記ください 沢山の方とメールの交流がございます 必ず、HN等ではなくお名前の明記をお願い致します目が難儀しております、恐れ入りますが、電話番号の明記もお願いしますこちらから、電話させて頂きます尚、患者さんのブログのご紹介はしておりませんのであしからずです お返事は別の未公開の交流アドレスから致します通常、新規の方には3日以内にお返事していますが、3日以上、経ってもお返事が届かない場合はお手数ですが、再度、メールをお送りください。尚、通常のお返事は4~5日程度お待ち頂いております。
2022年05月02日
コメント(4)
全5件 (5件中 1-5件目)
1