三人寄れば文殊の知恵

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2011年12月01日
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すいません。前回の日記はほとんど私の感想で勉強会の


訂正いたしました。

さて、元に戻ります。

2、入唐の目的は何か?

これが、なかなか難しいですね(*^_^*)

順当に考えれば、僧侶として入唐されているわけですから
仏教を学びに行かれたという以外ないのですが、それが
かなり分かれています。



それはともあれ、弘法大師は延暦23年7月6日、日本を立たれ、
唐へ向われます。運悪く嵐に巻き込まれ、弘法大師の乗られた
船は30日以上海上を漂流。8月10日にやっと福州の赤岸鎮に
漂着。海賊の嫌疑をかけられ、疑いが晴れるまで約50日間
待機させられます。このとき遣唐大使に代わり、空海が福州の
長官へ嘆願書を代筆しています。

都長安に着いたのが延暦23年末。
留学僧として寺院に入り生活を始めるのが翌年二月。

六月に密教の2系統(金剛界・胎蔵界)をまとめ、
弟子1000人といわれる青龍寺の恵果和尚を訪ね
八月には密教の最奥義である灌頂を授かっています。


実はその灌頂を授かったのはわずか6人。

しかもその灌頂には金剛界・胎蔵界の2系統がありますが、
両方とも授かったのは弘法大師を除くと
義明という阿闍梨しかいません。

さらにその義明阿闍梨は若くして亡くなったともいわれています。

弘法大師が密教の正当相承者といわれる所以です。 

また、弘法大師は恵果和尚が亡くなって二ヶ月後には長安を出て
帰国の途に着きます。
日本に着いたのは延暦25年8月
その時247巻の新訳経典、曼荼羅23幅、絵像15幅並びに
密教の法具(拝むときに使うもの)を持ち帰ります。
これらは恵果和尚が20数人の写経生並びに、宮廷画工に
依頼して青龍寺にあるものと同じものを
作らせて弘法大師に送ったとされています。

普通の感覚では、1000人の弟子を差し置いて
長安に来て数ヶ月の弘法大師を密教の正当相承者と
することはとても考えられません。(*^_^*)

恵果和尚は弘法大師が訪ねた時こう言って喜んだといいます。

「汝、先に汝が来たらんことを知り、相待つこと久し。
今日、相見えること、大好、大好」

4、初対面の弘法大師に、恵果和尚が密教のすべてを
 伝えたのは何故か?

これこそ、弘法大師最大の謎(@_@;)

「弘法大師畿内誕生説」の武内先生なら
解明していただけるかもと期待しましたが・・・

「密教の伝承者は次代の伝承者を選ぶ」

というような宗教的な回答でした。

以前、「弘法大師は空白の7年間に中国へ渡っていた」
というような「トンデモ説」を書いたことがあります。

唐へ密入国していたら

「中国語の読み書きに優れていた」

のは当然ですし、ひそかにお寺へ入りこんで才能を
認められていたら

「恵果和尚が待っていた」

のは当然ですし

「莫大な留学費用」

のスポンサーもいたことでしょう。

しかし、そういう可能性はだんだん少ないと
思うようになりました。

やはり、弘法大師には「密教を伝えられる何か」を
お持ちだったのでしょう。

6、弘法大師の莫大な留学費用の出所は?

この質問はすでに回答が出ています。

父母の実家からかなり援助が受けられたでしょう。

5、弘法大師の帰国時の船はどういう役目だったか?

これが不思議なんです。

弘法大師は国家としての正式な留学生ですから、滞在中の
身の回りの費用は唐が持ちます。
その代わり、「20年の留学期間」が終わる前に
勝手に帰ることは許されません。

とはいえ、20年経ったら帰れるというわけでなく、
遣唐使船が来ないと基本は帰れません。

弘法大師が行かれた延暦23年の遣唐使船の後は
34年後の承和5年。
つまり弘法大師が入定された3年後ですから、
弘法大師危うし!(@_@;)

弘法大師が密教の受法を終えて、経典やら法具を
作りましたがこれが無駄に・・・

ところが、日本から遣唐判官の高階遠成が
やってきました!(*^^)v

この船に弘法大師が乗れなかったら、日本の仏教史は
全く変わったことでしょう。

事実、弘法大師と一緒に入唐した「霊仙三蔵」は
唐で名声を得て「三蔵法師」の称号を受けた唯一の
日本人ですが、日本の地を二度と踏むことなく
唐で生涯を終えています。

この船が一体どんな役割を持っていたのか?

一説には「遣唐使船の第四船」とも「唐の送使を送ってきた」
とも言われていますが、詳しい記録はありません。
日本史には「弘法大師を連れて帰った船」として
永久に記録されます。

もっと不思議なことがあります。

普通、20年の留学期間と言えば、お金をケチって
使わないといけません。しかし、弘法大師は

「20年の留学費用を1年で使った」

と言われるように思い切って使われています。

しかし・・・

「入唐されて2年後に船が来る確信があったのか?」

これは謎です。

一般的には受法されて、請来品を用意していた時に
ちょうど迎えの船がやって来たように思われています。

それゆえ、「運が強い」と思われるのですが・・・・

また、真言第八祖として受法されたにも関わらず、
「唐に残られる」選択を考えられたように思いません。

「あらかじめ短期で帰られることを考えられていたのでは?」

この二つが再び新たな謎として残りました。





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最終更新日  2011年12月02日 08時58分19秒
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