PR
フリーページ
コメント新着
カレンダー
毎月、淡路島の海福寺というところで、弘法大師の秘蔵記という
この秘蔵記というのは、真言第六祖の不空三蔵の口説を
真言第七祖恵果阿闍梨が筆記した、またはその恵果阿闍梨の
口説を弘法大師が筆記した覚書と言われています。
事相(行の仕方)に関する記述が多いので、真言宗では
重要視されています。
その内容はさておき、そこに毎回尼僧さんが参加されています。
注)厳密には僧は男性、尼は女性ですが、尼僧で書きます。
尼僧さんは独特の雰囲気を持った方が多いですね。
男の僧侶は、あまり坊主らしくない人も少なくないですが
尼僧さんは比較的あたり外れがない。
柔和な雰囲気を持ち、所作が美しく、格好も乱れがない。
私が高野山にいた頃、専修学院生(男)は法会でも、
もぞもぞしたり、足を崩しかけていたりするのに
尼僧学院生は正座の姿で全く動かない。
ただ、傍に年配の尼僧さんがいて、少しでも動くと
「こら」
と怒られていました。
ところで、女性の僧侶はすべて尼僧というわけではありません。
私が知っている限りでは、高野山にはありますが、他の真言宗諸派では
聞いていません。
比丘尼戒を受けずに、比丘戒(男が受ける戒)を受け、僧侶になることが
多いようです。
比丘戒と比丘尼戒とどう違うかといえば、比丘戒は250戒に対し
比丘尼戒は500戒と言われます。
実際は倍は無いのですが、それぐらい多い。
もともとの仏教はそんな差別はなかったのかもしれませんが
何しろ仏教経典が成立したのは、お釈迦様の没後2百~3百年後。
いわゆる原始仏典と言われる上座部(小乗仏教とも言います)では
明確に男女の区別がありますね。
前述の尼僧さんが尼僧か女僧かは分かりかねますが、一般的に
剃髪している方は尼僧の雰囲気を持った方が多いですね。
やはり、女性の特徴である髪を丸めているということは
自分の中で戒を保つという意識があるからでしょう。
自然と格好も整え、所作も柔和になるのでしょう。
しかし、一方で、髪が長い女僧の方にはガサツな方が
いることも事実。
僧侶としての知識もないのに勉強しない人、
そういう人は法話もできないので、こういう羽目になります。
法話を頼まれて逃げる住職
忘れ物が多いとか、気遣いもできなず、遅刻する人
所作も知らず、袈裟もつけず、だらしない格好で
恥じるところもない
不機嫌な顔で歩き、挨拶もできない人。
「然るに今、あらゆる僧尼・・・衣を染めて心を染めず」
僧も尼僧も格好だけでは無いか、と弘法大師も書かれていますが
格好もできてない人は情けない(ーー;)
然るに今、あらゆる僧尼、頭を剃って欲を剃らずー真言宗は少数精鋭
僧侶は教師という資格を本山からもらっているんですが
こういう人は、何を教えるんだろうと思う。
しかし、こんな人に限ってお金(お布施)と食べ物に
執着するのでうんざりする(ーー;)
以前など、少し席を外している間に、手羽先を全部食べられた(ーー;)
大体ね、他人の分も考えて食べるべきですよ。
って食べ物に執着しているのは私か(ーー;)
私も勉強も修行も十分ではないし、忘れ物も遅刻も少なくない
だらしない格好の時もあるし、愛想が良いわけではない。
でも、同じ間違いはしないように努力していますし、
不得意科目も克服しようと努力している。
少なくとも挨拶ぐらいはしたいものだ。
男子三日会わざれば刮目して見るべし
男性でもそうですが、有髪の僧侶には似たような方が
見受けられます。
日本人は一般的に戒や律に対する意識が低いので、
髪だけでも丸めているかどうかは、重要なのかもしれません。
剃髪していると、普段着になったとしても目立ちますが
有髪の場合は普通の人と変わらないですから。
坊主は人柄2ー坊主の評価は世間と違う
必ずしも、有髪の女性僧侶がダメというわけでは
有りませんが、剃髪している方に比べて意識が低い方が
多いのかもしれません。
いかがでしょう?
親鸞聖人は超絶天才? 浄土真宗の本尊様… 2022年06月21日
仏教を理解するのに知識など要らない 2021年10月15日 コメント(10)