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リーヴァ・アルジーリア[2011]/メンティガルガネーガ100%、ヴェネトの白ワインです。きれいなミネラルの控えめな果実味。イタリアのこの手の自然派白ワイン、あれこれ試してみるのですが、どうしてもビアンカーラを超えるものを見つけることができません。ビアンカーラ、果実味の小ささを澱由来の旨みで補っているのですが、その旨みとミネラルのバランスがいつも「旨い!」って思ってしまうのです。メンティ、けっして悪くありませんでしたが、自分が選ぶなら、やっぱりビアンカーラかなあ……。
2014年09月29日
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4人で4本のワイン会。コルトン・シャルルマーニュ[2004]/ドメーヌ・ボノー・デュ・マルトレイムルソー・ペリエール[2004]/ドメーヌ・イヴ・ボワイエ・マルトノブルゴーニュ・グラン・オーディネール・ルージュ[2011]/ドメーヌ・ルロワジュヴレ・シャンベルタン・コンブ・オ・モワンヌ[2008]/ドメーヌ・フーリエそのうち2人はご夫婦で、お二人が結婚の際、今回のマルトレイをお贈りしたのですが、みんなで飲みたいということで。私は04の比較、とうことでマルトノのペリエールを持参。もう一人のTさんは、赤を2本持ってきてきれました。さてマルトノですが、開けたては香りはともかく、あまりにシンプルな味わいにビックリ。ちょっと前に開けた05のピュリニィ・カイユレは、酸化前熟成していましたし、2連敗? 毎年買っている造り手ですが、早くから美味しいのですが、早くヘタリやすいんでしょうか? そういえば、09のカイユレが5,000円強と通常の半値以下のバーゲン価格で出回っていましたし(買いましたが……)。もっとも、時間が経つと少しずつ味わいはふくらんでいきましたが……。でも、ペリエールとしては、期待はずれ。逆に、堅いイメージのマルトレイは、開けたてから麦が香る上々の滑り出し。極上のミネラル感、予想に反して味わいもほどよい堅さ。初期の飲み頃だったかもしれません。ルロワのBGOは、Tさんは3本目だそうですが、今まではかなり還元香が強かったそうですが、これは皆無でした。確かに私も08を買ってしばらくして飲んだら、還元香祭りでした……。フーリエは、コンブ・オ・モワンヌにして、柔らかい味わい。酸が強めでしたが、これはもう少し先に飲みたい味わいでした。でも、それでも美味しいのがスゴイ、と思いました。涼しくなって、急にピノが飲みたくなっていたので、いいタイミングでした。でしたが、急にあれこれ気になって、ネット・サーフィンをして、何だかけっこう買ってしまいました。
2014年09月24日
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テール・ダルザズ[2012]/シュルンバジェひさびさにブルゴーニュの赤・白を飲み残した、次の日のワイン。値段が、ほぼ同じくらいのアルザス白。いわゆる裾物ですね。ピノ・グリ、ピノ・ブラン、ピノ・ノワールのピノトリオの混醸のようです。自然派アルザス、この手のボトムラインでも、未熟なニュアンスをまず感じないとことがいいいですね。ハズレが少ない気がします。このワイン。ピノ・グリの要素を強く感じました。アフターに軽い苦みがあります。この手であれば、ルネ・ミューレやガングランジェが好みですが、これはこれで悪くなかったです。
2014年09月22日
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写真のワイン、銘柄は書きませんが、シャブリの造り手がやっているネゴシアン事業のワイン。ちなみに、そのドメーヌのシャブリは美味しいと思います。ネットであるワインを買う際に、リーズナブルさに惹かれて同包した2本です。もちろん瓶差や状態もあるのでしょうが、○○買いの銭失いという気持ちになってしまいました。まずオート・コートの10年を開けたところ、一口飲んで「う~ん……」。腐敗果が混ざっているような雑味のある味わい。人工だったので、コルクが悪さをしているはずもなく、昔よく飲んだ安ボルドーで感じたニュアンスと似ているなあ、と。グラス半分で断念しました。最近のブルゴーニュの赤、安いものでは果実味が痩せていて酸が立つワインにはよく出会うのですが、こういう濁った味わいは珍しいな、と思いました。やはり状態??で、飲み直しと検証(?)のため、白を抜栓。お膝元のシャブリ。VVの表記があります。これ、味わいとしては健全でした。しかし、酸がゆるく、古木なら根が多めに吸収していそうなミネラル感が乏しく……。補糖しているわけでもないとは思うのですが、なかなか杯が進まず、こちらも2杯で断念。この白、シャブリの表記ではなく、ヴァン・ド・ターブルの安シャルドネだったら、ここまで不満に感じなかったかもしれません。ちなみにどちらも1,500円くらいのお値段。今夜は、はずさないワインを開けたいです。
2014年09月18日
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メルキュレ・ルージュ[2011]/ドメーヌ・フェヴレ近所のリカーショップで買った1本。1級のクロ・デ・ミグランでもなく、畑名付き村名のフランボジエールでもない、だだのメルキュレ。でも、ドメーヌものでした。メルキュレも昔より少し高くなったなあと思って買ったのですが、コレ、意外によかったです。フランボワーズ系の香りで、果実味が2011年にして、甘やかで柔らかく、クイクイと進みました。デパ地下のワイン売り場なんかだと、フランボジエールのハーフなんかがよく置いてあって、何回か買って飲んだのですが、昔はメルキュレでももっと堅い味わいだったような気がします。巷で言われているフェヴレの変化は、このクラスでもよくわかります。いわゆるこういう裾ものでも、早く飲んで美味しいのなら、他のアペラシオンも期待が持てます。
2014年09月17日
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アルマヴィヴァ[2001]先週の土曜日、ひさびさにワインスクール。テーマは、ボルドー品種でした。旧世界はフランス、イタリア、新世界はアメリカ、オーストラリア、アルゼンチン。ガイヤが、優等生的だったけど、よかったです。ボルドーは、フェラン・セギュールのみでしたが、スモーキーで、これも好みでした。新世界は……。ピノ・ノワール以上に、美味しいのかどうか、好ましいのかどうか、よくわかりませんでした。アフターに、チリワインを持参しました。アルマヴィーヴァ。家に10年くらいあった1本。「濃い」です。授業で飲んだワインたち、やはりカベルネといえど、最近は軽くなっていると実感。アルコール度数が高くても、軽く感じる要素があるんですね。アルマヴィヴァは、あと10年、いや20年は待ちたい味でした。ワイン会向きではなかった、です。
2014年09月16日
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リュリー・ブラン[2001]/ジョセフ・ドルーアン平日に家で飲むワイン。自分の飲み方だと、候補が限定される気がします。実質、晩ごはんを食べている時間は、1時間強。前もって抜栓なんてしませんから、その短時間に開かないワインは、本当は選ばないほうがいいのでしょう。弱いのに飲むペースはかなり早く、マックス容量はボトル1本。夕食後、ダラダラ飲むこともあるのですが、サクサク飲んでいるので、終わりの頃は1/4以下くらいしか残っていないことがしばしばあります。で、その時点ではかなりアルコールが回っているという按配です。そんな意味では泡は選択肢のひとつで、この夏は安カヴァやクレマンをかなり飲みましたが、温度が上がって馬脚を現す前に、あらかた飲んでいるし、飲み干さなくてももったいないと思わないので、重宝です。シャンパーニュも本当は2日くらいかけて飲むと、一味違ってくるんでしょうが、まあ飲んでしまいます。スパークリングを続けて飲むとちょっと不満を覚えて、何かのスタンダードキュヴェを開けることも結構あるのですが、そうしょっちゅうは……。白ならアルザス、赤なら南仏、イタリア、新世界のデイリー系でしょうか。ブルゴーニュは値段のこともあるので、若いヴィンテージの広域or下位アペラシオンになってしましいます。昨夜のドルーアンのリュリー、そんな中で開けたてから美味しく、家庭料理に合わせやすかったので、2010年を半ダースくらい飲みました。で、また買おうとしたら、ヴィンテージが進んでいて、10から飛んで12になっていました。おしろい、堅めの桃、ミネラルとほんのり樽香と香りの要素は変わらないのですが、果実味はかなり閉じ気味。いつものペースで飲んでいたら、最後のほうでようやく開き始めました。10は平日飲みの白に最適だったのですが、12がそうなるには少し時間が必要そうです。
2014年09月10日
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池袋のワインバーで飲んだ白。赤のクローズ・エルミタージュはごくごく普通の味でしたが、この飲み比べは楽しかったです。レミ・ジョバールのネゴス部門のワイン。レ・グラン・シャロンは、ダンセールを飲んだ記憶があります。少し鷹揚さを感じる味わい。評価の高い村名畑のレ・メ・シャヴォーは、ルーロが有名&高価ですが、未飲。マクマホンを数回飲んだ記憶があります。グラン・シャロンより、樹脂っぽさと堅さを感じます。少し前に、同じジョバール・ショブロ、同じ07の村名のクロ・デ・クロマンを飲みましたが、もっと塩みが強かったような、朧げな記憶が……。一緒に飲んだら、きっと違いは際立っているんでしょうね。ただし、ムルソー村名として今飲んですごく美味しいかと言われたら、そちらもそうでもなかったかもしれません。そういう意味では、飲み比べでよかったような^^
2014年09月09日
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先週の土曜日、知人のお宅のホームパーティに伺いました。ワインな人々が6人。ホストはフレンチのクラシックなソースをつくるのが好きだという男性で、料理も素晴らしかったです。1本目の泡はホストからで、タルランのキュヴェ・ルイ。初めて飲みましたが、密度があって余韻も長く、プレステージ感がしっかり出ていました。次はジェローム・プレヴォー。05だそうで、最初からそれなりに開いていました。ですが、時間が経ってから飲んでみると、旨みが全開していました。泡というより、ワインとして美味しい。次がブリュノ・パイヤールのブラン・ド・ブラン96。持参した方が、「秘蔵」とおっしゃるだけあって、コレの香りが素晴らしかった。白トリュフと硝煙の競演で、やはり熟成したブラン・ド・ブランの魅力には抗えないものがあります。個人的には、この日のベスト!でした。ようやく白で、まずは対照的なシャブリのブランショ08とコングスガードのシャルドネの11。ブランショは協同組合系だそう。石を舐める感が全開。コングスガード、見たことないエチケットだと思ったら、新しいキュヴェだそうで、こちらはまさにカリシャル!でした。次が私が持参した1本目で、タルボの白、01です。香りは、熟成したセミヨンのニュアンスが出ていて、いい感じでした。樽は相当になじんでいました。ですが、余韻は短め。やはり、このクラスは早めに飲んで、樽の効きも含めて楽しんだほうがいいかも、と思いました。まだまだ白が続き、テンペのリースリング08。08、ちょうどよい感じでした。ペトロール香も少し顔を出す程度で、このくらいの瓶熟で飲むのがいいんだなあと、思いました。ようやく赤で、ピエール・ブーレのシャルム11。持参の方が、生産者の来日の時に通訳のお手伝いをして、お礼にもらったそうで、状態が抜群でした。若くてもシャルムらしい柔らかさと土&鉄のニュアンスがあって、果実味をしっかり楽しめました。ブーレ、個人的には古酒にいい思い出があるのですが、若いのもいいですね。次が持参の2本目。キスラーヴィンヤードの08。豊満です。でも、果実味のハリやややおとなしくなり始めた感じです。それほど多く飲んでいるわけでははないんのですが、キスラーの赤は、キスラー・ヴィンヤードがいちばんバランスがとれた味わいのような気がします。ちょっと前に飲んだ、同年のキュヴェ・ナタリーより、今飲んで美味しいと思いました。赤のトリは、ヴォギエの1er、03です。これまた今が飲み頃!のワインでした。ミュジニィらしい堅牢さと03のたっぷりの果実味が同居しているのですが、これが旨いのです。03はマイブームなのですが、確かに果実味が少し減衰して、相対的に酸が顔を出しているので、ひとつのバランスをつくっている気がします。ここで終わり、と思ったら、ダイスのヴァンタンジュ・タルティヴ、ゲビュルツの04が出てきました。甘露!です。と、11本を平気で飲んだように書いていますが、当然後半は「まだら寝」を繰り返し、すべてを飲み干すことは叶いませんでした。熟成したブラン・ド・ブラン、そして今飲むブルピノの03は好みだ!という再認識があったので、この秋は、そのへんを探っていこうかな、と思いました。
2014年09月08日
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ドワイヤール・ブリュット・ブラン・ド・ブラン・キュヴェ・ヴァンデミエール 1er Cru Brut [NV]何本かリピートしているシャンパーニュ。ブラン・ド・ブランですが、ガス圧が低めなので、好ましいのです。酸とミネラルが身上のブラン・ド・ブランで、若くてしっかりとした泡があると、刺激の3乗感があって、黒ブドウの柔らかさや重さが少し入って欲しいと思うのです。自分は、スティルワインやシャンパーニュに対して、エレガントでなくてもよい、と思っているのかもしれません。ブルゴーニュの赤にしても、野暮ったいとされるアペラシオンの、少し野良臭い(?)ニュアンスが好きだなあ、と思ったりするので。まあもしかすると、エレガントがいいと思ったら、嗜好がどんどん高価なワインに行ってしまうので不安、という深層心理があるのかもしれませんが……。そういいわけで、ドワイヤールはリーズナブルだし好きなのですが、やっぱりこの先は、ピノが多めのシャンパーニュを買い足して行きそうです。
2014年09月04日
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ブルゴーニュ・ルージュ[2003]/メオ・カミュゼ昨夜は、仕事関係の会の後、3人で連れ立って、渋谷のイザカヤ・ヴァンで。軽く1本、ということでメオ様。最近マイブームの2003年のネゴスのACブルゴーニュ。ある意味の過熟感は、香りにブリュレのニュアンスまであって、10年を越えた今は、好ましいレベルに。果実味が少し落ちて、相対的に酸が出てきています。ブルゴーニュもボルドーも、いま飲む03はアタリが多いような気がしています。このブルゴーニュ・ルージュも、連れの2人には極めて好評でした。メオ・カミュゼ、他に先んじて値段の高騰戦略に出たり、ネゴシアン部門を始めたりして、日本での人気がやや陰りましたが、今となっては、他も高くなり、ネゴスを始めたりとなったので、また人気が戻ってもいい気がします。グラン・クリュは高いにしても、村名クラスとかは、いま秒殺売り切れの人気生産者と遜色ないレベルのような気がしています。昨日は、秋を感じる雨でした。そんな湿った空気と03の果実味の相性がよかったかのかもしれません。この夏、ワインを飲んでもキブンがあまり盛り上がらず、ワイン愛が薄れた気がして、偉大なワインを飲んでいないからかな?と思ったりしましたが、そういうわけでもなかったようです。たとえACブルゴーニュでも、よい造り手のもので、味わいの方向性とその時の気持との相性がよければ、気持ちが上がるなあと思いました。
2014年09月02日
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ニュイ・サン・ジョルジュ 1er Cru V.V.[2007]/ドメーヌ・プリューレ・ロック個人的には、このドメーヌのよき理解者になり得ていない気がするのですが、それでも時たま試したくなります。いちばん最初に飲んだのは、まだヴィノスやまざきが輸入していた頃で、いちばん下のキュヴェのグラン・オーディネールだけが、当時なぜだか500mlでした。99で、2,000円台の半ばだったように記憶しています。こればかり、何本も飲んだ記憶があります。まだシャソルネやパカレを知る前で、ブルゴーニュのビオ赤の味わいを初めて知ったのが、ロックでした。しかし当時からそうなのでしたが、たまに飲む上のキュヴェと下位の味わいの差が、値段ほど感じられずに、なかなか理解が進まなかったのです。その後、シャソルネを知ってからは、あちらが好みとなってしまい、飲む機会も減っていきました。ひさびさのこのワイン、ご存じクロ・デ・コルヴェのセカンド的位置づけで、コルクにもはっきり畑名が。ひと嗅ぎで「あっ、ロックだ」と思うのですが、やはりそこから先にディテールに入って行き難い味わいでした。いわゆる梅、きのこ、土といった月並みな表現の範疇以上の分析を舌が拒むのは、相性でしょうか?いちばんブラインドで、各キュヴェの見分けが付かないと思える造り手であります。
2014年09月01日
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