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レコルト・ブリュット[NV]/ドノン・エ・ルパージュ日曜日は、いつも教会に行くわけではありませんが、個人的には「安息日」と思っています。会社員で、原則的に月曜からの平日が労働日ですので、よほどのことがない限り、特に夜は用事を入れないようにしています。ですが、そのぶんワインを飲んでしまうんですよね。昨日は、何となく明るいうちから飲み始めてしまいました。福袋に入っていたシャンパーニュ、ドノン・エ・ルパージュ。これはスタイリッシュで、素敵な味わいでした。ドサージュが少なめな印象で、よいぶどうを使っていることを感じさせます。最後までヘタルことなく、美味しく飲めました!で、ここで終わっていればいいものを、何となく飲み足りなくて、もう1本!シャンボール・ミュジニー・ヴィエイユ・ヴィーニュ[2008]/ドメーヌ・ユドロ・バイエこれはもう、開けた瞬間から美味しい!という味わいでした(酔っていたから?)。赤紫系の充実した果実味、きれいな酸とミネラル感。それが柔らかい飲み口なので、クイクイ行ってしまいました。たぶん、酔っ払いたかったんでしょうね……。結局、飲み切れず、当然いつのまにか眠ってしまい、夜中に起きた時には1/3ほど残っていました。で、気持ちよく酔いたかったのですが、アタマが痛い系の酔いになってしまいました。画像もなんか、グレーなトーンですよね。そこから眠れなかったので、TSUTAYAで借りていた「化物語」を観て、明け方に再び眠りにつきました。ワイン飲み過ぎ&怪異がテーマのアニメ。安息には、ほど遠い日曜日でした……。ちなみに開けた2本、どちらも5,000円弱の市場価格ですが、その価値アリです。特にユドロ・バイエ、このクラスになると充実した味わい&早くから飲めるので、素晴らしいと思いました。
2012年01月30日
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コルトン・シャルルマーニュ[2009](マグナム)・[2001]・[1997]コルトン[2007]・[2006]/ドメーヌ・ボノー・デュ・マルトレイコルトン・シャルルマーニュとはいえばこの生産者!というくらい著名な、ボノー・デュ・マルトレイのご当主来日ディナーが、六本木のル・ブルギニオンで行われ、ワイン友達3人と伺いました。白で有名な造り手ですが、私は数年前に飲んだ赤の1985年の印象が強く、ご当主にそのお話をしたら、「偉大な年だが、もう自分たちも1本も持っていない。父が全部売っちゃった!」とおっしゃっていました。画像には1997のヴィンテージのエチケットが載っていますが、飲んだのは上の白3ヴィンテージ、赤2ヴィンテージ。白、グッドヴィンテージである09はやはり素晴らしく、難しい年の01はムッツリ、まあまあの年の97は熟成して開いていて、いま飲んで美味しかったです。赤、難しい年の07、なかなかの年の06、どちらもまだ開いてなくて、美味しいのは5~10年後?という感じでした。これだけ飲みながらしっかり食べると、まあしっかり、30分くらいは眠ってしまったわけです……。シェフからも後で「今日は眠りませんでしたか?」という確認が入りました!ご当主には、背を向けた位置の席だったので、爆睡はたぶんバレなかったと、思いますが……。もし自分がワインだったら、素晴らしい09ではなく、あの愛想のない01だろうな?しっかり居眠りしたからか?、夜、帰宅してからなぜか寝付けなくなってしまい、珍しいことに、朝までほとんど眠れませんでした。それで、そんなことをあれこれ考えてしまいました。ただ、ご当主も「評論家は01は悪い年だと言うけど、そんなことはない。長い目で見て飲んでいくと、そういうふうに決め付けるのが間違いだということが、よくわかるはずだ」ということを一生懸命説明してくれました。昨夜の01は確かに、他より押し黙った感じがしましたが、1年後、5年後、10年後は、また違った姿を見せてくれるかもしれません。「どんな人生にも雨の日はある」ということでしょうか?点ではなく、線で見たい。いつも思っていることと同じことを、偉大なワインの造り手から聞けたこと。それが、素晴らしいワインを飲んだ以上によかった!です。あー、でもいま眠い、です。
2012年01月27日
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ペルナン・ペルジュレス・ルージュ[2005]/ドメーヌ・シャンソン数年前、今は無き、渋谷の安売り酒屋で買った1本。3,000円ほどでした。マイナーな村名ワインですが、もしかしてそろそろ?と思って、開けてみました。結果、オーライでした。今、とても美味しかったです!2005年という、よきヴィンテージの恩恵を受けて、ぶどうがしっかり熟していることが、よくわかる味わい。しかも、たとえば1999年、2003年、2009年などに感じる、酸の不足がなく、バランスが取れています。一流生産者であれば、村名ワインでもまだまだ、と思ったでしょうが、ネゴシアンでもある大手の、自社畑のワイン。丁寧に、でも無理なく造っている感じで、大満足!の味わいでした。
2012年01月26日
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ブラン・ド・ブラン・キュヴェ・ド・ラ・ターブル・ロンド[NV]/ランスロ・ピエンヌアンリオのブリュット・スーヴェランが美味しくて、元気をもらえたので、続けざまにシャンパーニュを開けてみました。年始に買った福袋に入っていた、知らない銘柄。ブラン・ド・ブランで、グランクリュのぶどうだけで造ったもののようです。まず一口。ブラン・ド・ブランらしいきれいな酸。香りも、白い色を連想させる花やフルーツを感じます。ドサージュも少なめに思えました。しかし、酒質はやや平板で、細身で繊細。アンリオほどの、安定感のある味わいではありません。全部、飲み切れませんでした……。もしかすると、家に到着して2週間強なので、もう少し置いておいたほうがよかったのかもしれません。そうだとすれば、このシャンパーニュに悪いことをしました。
2012年01月25日
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イ・マシエリ[2010]/ラ・ビアンカーラ新ヴィンテージ入荷!イ・マシエリ[2010] ラ・ビアンカーラ冒頭の画像は、もちろんビアンカーラとは何も関係ありません。今朝、あさいち(9時)に行った川崎大師です。毎年行っているのですが、今年は一緒に行く予定の友人2人が、続けざまにドタキャンで1人になったので、朝早くに行ってみました。雪の翌朝だったからか、祈祷をするお坊様のほうが、お札を受けに来た方々より多いくらいでした。こんなに空いていたのは初めてです! 何だかご利益ありそうでした。しかし、こういうところに来ると、引かずにおれないのが「おみくじ」です。元日の、近所の神社でひいた中吉より下がる予感はしていたのですが……。やはり、でした。でも内容を読むと、当たっている気もするので、納得!です。さて、本題の大好きなビアカーラ。今年初です。いちばん下のクラスのイ・マシエリの最新ヴィンテージを、自然派ワインが充実していたイタリアンバールで飲みました。犬好きの友人が、このブログを見て、飼い猫の調子が悪いので気持ちが落ち込んでいるだろうと連絡をくれ、気晴らしにどう?と、誘ってくれました。飼い猫は快方に向かっているので心配無用、と言ったのですが、確かに、共通の話題がある人との会話は、いいですね。楽しかったです。外で飲んだイ・マシエリ、家にも上に添付した画像のお店で購入したものが、まだ1本あります。なじみの味なので、「ワインの声を聞く」までもなく、カラダにもココロにも染みるその味わいをゆっくり楽しめました!おまけに、治療費がたいへんだろうからと、ごちそうになってしまいました……。重ね重ね、ありがとうございました。大師様へも、「お願い」よりは「感謝」の気持ちですよね、やっぱり。と思ったのは、川崎大師から仕事へ向かう、電車の中でした。「感謝」ではなく、いろいろ「お願い」をしてしまっていました。しまった! おみくじが中吉から下がるのも、改めて納得!です。
2012年01月24日
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ブリュット・スーヴェラン[NV]/アンリオ一昨日の夕方、コンビニに寄ったら、スペインのスパークリング、フレシネのミニボトルを見つけました。フルボトルの1/4本分です。値段は確か、550円。ひさしぶりに泡が飲みたかったけれど、1本開ける気分ではなかったので、買って帰って開けてみました。ひさしぶりにシャンパーニュグラスに注いで、一口。う~ん、まずくはないけど、シャンパーニュとは違うなあ(当たり前ですが…)。ぼんやり考えたら、これフルボトルで換算すると、2,200円! あれっ、ずいぶんと高いぞ。もしかして、ものすごい無駄遣い??失敗、の2文字がアタマに浮かんでしまいました。「何とかの銭失い」かも…。気がつくと、冷蔵庫からシャンパーニュのフルボトルを出して、開けていました。アンリオのブリュット・スーヴェラン。少し大きめのグラスに注いで、一口。「うん、美味しい!!」。1本5,000円くらいで購入しましたが、最初の一口で、その値段に納得!です。白い花系のフレッシュな香りから、軽い熟成のニュアンスまである重層的な香りと味わい。シャンパーニュのベーシックラインの中でも、これはかなり高いレベルではないでしょうか? 大手の中では、かなり熟成期間が長いらしいので、それも味わいに出ている気がします。うん、ボランジェ、ルイ・ロデレールより好み、かもです。勢いがついて、ひさびさのフルボトルなのに、飲み干してしまいました。時間をかけて飲んだせいか、最後のほうは、やや味わいが少し平板になった気もしますが、それでも大満足!です。アンリオ、プレステージのアンシャンテールを1本持っているのですが、これは相当、期待が持てますね。シャンパーニュ、やっぱり旨い!です。
2012年01月24日
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前回の続きです。デュラレックスに注がれている冷えた赤ワイン。香りはあまりとれません。飲むと、酸味は控えめ。ジャミーで、これだけ冷たくてもやや甘めです。なんて、ことを思っていますが、タイ料理店の650円のグラスワイン、という条件で、もう先入観はあるのですね。チリかアルゼンチン?新世界とわかっても、それがどこの国かなんてわかりません。まあ、そのどちらかのカベルネということにしておこう。ということで、「ワインの声を聞く」時間を終了させました。というか毎回思うのですが、ワインの声を聞けない人間なのですね、やっぱり。ワイン好きとワインリストから好きなボトルを選んで飲むときは、銘柄などの情報がしっかり入っていて、飲んだ感想などを言い合いながら飲むので、そういった状況込みでワインを飲んでいるわけなので、その時も「ワインの声が聞けている」のとは違うのだと思います。さて昨日のワイン、結局わからないわけですが、わかる方法は一つあるのです。お店の人に聞く、のです。でも、まあできませんでした。ワインを売り物にしていないタイ料理店ですし、また親しい常連でもありませんでしたから…。そんなことより、コミュニケーションを目的とした集まりなのに、ワインを飲んでいる間はヒトではなくワインと会話しようとしていた、その態度が問題ですよね。だから「ヒトの気持ちがあまりわからない(気にしない)」と言われるのでしょうね…。でもまあ猫もワインもそうですが、やっぱり、わからなくてもわかろうとする努力はしたほうがいいような気がしました。結局わからなくて、あきらめることになっても…。昨日の会の参加者の方々の、いろいろなご意見を伺っていて、そう感じました。今朝、通勤途中にそんなことをぼんやり考えていたら、突然思ったことがあります。「昨夜のワイン、チリのコノスルだったのかも!」う~ん。ヒトもそうですがやっぱりワインの声、聞けなくても聞きたいのだと思います。
2012年01月19日
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8歳の飼い猫の調子がよくありません(写真は家に来た8年前のものです)。まあ、それもワインを開ける気にならない原因のひとつ、だと思うのですが…。我が家には『猫の気持ちがわかる本』というタイトルの本もあるのですが、何しろ私は「あまりヒトの気持ちがわからない(気にしない)」と周りから言われるような人間なので、長い付き合いなのですが、彼がどういう気持ちなのかは、皆目わかりません。いつも、猫をじっと見る→わからない。ネットでいろいろ調べてみる→重い病気にも、軽い症状にも思える→わからない信頼できる病院に行く→治療というパターンです。すぐに病院に行かないで、毎度あがいてしまうのは、治療費をケチりたから?いえいえ、たぶん猫に対する愛情、だと思います。さて、前置きが長くなりましたが(というか、誰も読んでくれない長文になる予感も…)、家で猫の心配をしていても自分ができることは少ないので、昨日は、仕事仲間でもある友人(ライター)の会へ。彼は長年ブログをやっていて、その読者との交流会を毎月1回開いているのです。そこに初めて参加してみました。場所は、西荻窪のタイ料理店。何を飲むかではなく、彼と飲むための会、です。今回は少なかったそうですが、女性が7人、男性が3人くらい参加していました。彼と会うのが初めて、という人もいます。そこでのテーマはまあ、いわゆる「ヒトとヒトとのコミュニケーションいろいろ」だったわけですが、それはまあ置いておいて、話はワインに行きます。私がそこで飲んだのは、ラオスの瓶ビール1本→グラスの赤ワイン1杯→焼酎のお湯割りたくさん→初対面だらけの集まりでしっかり眠るという、悪いパターン。さて、そのグラスの赤ワインですが、大きめのデュラレックスになみなみ注がれて、1杯650円。冷えていました。習性でしょうか? ワインを飲み始めると、周囲の会話に参加して、相槌を打ったりしているのですが、こういう状況でも、ココロはグラスに向かってしまいます。いわゆる「ワインの声を聞こう」としているのです。う~ん、やはり長くなってきました。(その1)にします。
2012年01月19日
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オー・ヘンリー aged 15 yearsこれだけ寒いからでしょうか? なかなかワインを開ける気になりません。家に帰って、セラーや冷蔵庫を覗いてみるのですが、そこから1本取り出そうと思っても、なぜだかためらってしまいます。赤ではなく、デフォルトがシャンパーニュになっているからなのでしょうか?少し前は、ワインを飲む気にならなくなった時は、自分にとって危険信号!と思っていたのですが、ビールや蒸留酒系は飲んでいるので、カラダの調子が悪いわけではないんですけどね。来週は、ワイン会の約束もあるので、近々復帰すると思いますが……。なので、ワインブログなのですが、ワイン以外のお酒の話を。最近、寝酒に飲んでいるのはこの焼酎です。いただきものなのですが、何でもこの焼酎、つぶれた焼酎工場のタンクの中に、長いこと放置されていたものなんだそうです。特にこだわった造りでもない、ごくごく普通の焼酎だったのが、長い熟成を経て、1ランクも2ランクも上の味わいを獲得した、らしいのです。焼酎に詳しいわけではないのですが、確かにこのオー・ヘンリー、プレミアム焼酎にも通じる、高級感のある味わいです。特筆すべきは、口当たりの柔らかさ。でも、しっかり芯のある酒質です。まさにゆっくりと時間を過ごしてきた、熟成の妙だと思います。ワインもそうですが、いい熟成をしたお酒というのは、その時間をかけないと決して味わえないものを生み出していると思います。ただし、特にまたワインがそうなのですが、「時間をかける」というのは、どこかでダメになるリスクも多いわけです。長く置いておいたワインが、美味しくなくなっていた。そういう経験は、もう何度もあります。それでも私は、点より線が好きで、ワインも古酒好きなので、時間をかけた美味しさというものを、これからも追いかけてみたい気がします……。
2012年01月17日
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モエ・シャンドン・ブリュット・アンペリアル[nv](ハーフ)/モエ・シャンドンポンサルダン・ブリュット[nv](ハーフ)/ヴーヴ・クリコ気が付くと、ここ5日間ほど、ワインを飲んでいません。自分にとっては、かなり珍しいことです。珍しいのはいいのですが、ワインを飲まないと、このブログ、ネタがないんですよね……。なので、これは昨年末、少し前のでき事になります。最近、シャンパーニュにはまっているということを聞きつけた知り合いから、「シャンパンって、どれを飲んでも変わらない気がする」と言われたりすることがあります。確かに。ほんの少し前の私は、このブログでも、なんて書いていますが、シャンパーニュの細かい味わい、実はよくわからないんですよね。香りはシャンパーニュらしい芳香、泡はシャンパーニュらしいきめ細かさ、味わいはシャンパーニュらしい高級感。スパークリングとは違う!と書いたくらいですから。ところが、シャンパーニュのフルボトルをじっくり飲むようになって、味わいに顕著な差があることを知るようになると、そういう人たちに「いやいや、結構違うんだよ」としたり顔で語りたくなってしまう自分がいたりします。論より証拠、ということで、そんな「シャンパーニュは好きだけどよくわからない」という男性と女性に味比べをしてもらう機会がありました。登場させたのは王道中の王道、モエ・シャンドンとヴーヴ・クリコのいちばんポピュラーなベーシックラインのハーフボトル。「おっ、結構違うね」と、まず男性。しかし、その後のコトバはなく、ひたすら飲み比べをしています。飲む前はモエが好きだと言っていた女性は、「あっ、こっちのほうが薄い」と。薄いと言われたのは、好きだと言っていたモエのほう。男性も、「うん、ヴーヴ・クリコのほうがコクがある」との感想。私も、そういうふうに言われるのでは?と予想していました。モエ・シャンドンのほうが、酸がしっかりめで酒質は軽め、ヴーヴ・クリコほうが、それよりコクを感じます。ちなみに、状態が万全のものをと思い、正規輸入品を信頼できる百貨店で購入。割高でしたが、状態は万全だったと思います。値段は、モエのほうが100円安かったです。その場の3人の好みはいわゆるイエローラベルのほうでしたが、ヴーヴ・クリコのほうが美味しい、というつもりはありません。あくまで、個人の感想ですから。何しろそれに、最後に女性のほうは、「本当は、もっと甘口のシャンパン(?)のほうが好き」と言っていましたから。でも、この女性にテタンジェのノクターンは飲ませたくないかも……。と、密かに思った比較試飲でした。ちなみに蛇足ですが、それを聞いた男性は、「へーっ、甘いの好きなんだ。ごちそうするから今度飲みに行こうよ!」と誘っていました。う~ん。やっぱりワインはワイン好きと飲みたい、です。
2012年01月16日
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シャトー・メルシャンの、いつも売切れで、なかなか手に入らないヴィンヤードのもの。シャルドネが2本、入手できました。使っていないから、と無償でいただいたデジタル一眼で撮影した初画像ですが、カメラは素晴らしくても、やはりまだ腕が……。1本はカメラの御礼に、もう1本は、飲んだら感想をアップしたいと思います。
2012年01月14日
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ポマール 1er Cru レ・ペズロル[2006]/ドメーヌ・モンティーユ都内から遠征する甲斐のあるワインレストラン。ここは、何と言っても佇まいが素敵です。オーナーは、恵比寿の高級フレンチでシェフソムリエを務めていた、業界の有名人。その方が、自然派ワインをメインにした、カジュアルなワインレスランを横浜の石川町近くで開いています。数回しか伺っていなくて、カウンターに座っても、そんなに親しく口をきくわけでもないのですが、その適度な距離感も含めて、とても素敵な雰囲気の方で、高級からカジュアルへの、カッコいい転身の仕方もうなずけます。こんな店が、家の近所にあったらなあ……。行く度に、いつもそう思います。こういう空間が好きな人が、私は好きです。そんな、モノサシになるようなお店です。こちらで飲んだのは、まずグラスで白。アルザスのマルク・テンペ。自然なアフターの甘みが美味しい!それから、ブルゴーニュの赤をボトルで。ドメーヌ・モンティーユの2006年。昨年、モンティーユのネゴシアン部門の同じヴィンテージのもの、シャンボール・ミュジニィ・レ・バビエール[2006]を飲んで、とても好印象でした。すいません。例によって、お店で写真を撮る習慣がないので、購入したことのある楽天ショップからの借り写真です。ネットで10,000円弱の価格。お店で15,000円強。まず良心的な値付けだと思います。さて味わいですが、大きなカラフでデカンタージュしてくれたので、最初の一口から充分に柔らかく、美味しかったです。ルーミエにも通じる、適度な抽出感と樽の効かせ具合、黒&赤のきれいな果実味。余韻の長さも充分。堅いイメージのあるポマールですが、エレガントな味わいです。少し前に西麻布のワインレストランで飲んだ、ヴォルネイ 1er Cruの1984年も、かなり低い評価のヴィンテージのワインとは思えない、エレガントで、実に素敵な熟成をしていました。モンティーユ、数多く飲んできたわけではありませんが、最近飲んだものはすべて美味しかったです。好みのど真ん中!かもしれません。昔から、値段が高いイメージのある造り手で、なかなか家で飲むワインとして買うことがありませんでしたが、今後もレストランのワインリストで見つけたら、積極的にチョイスしてみようと思います。
2012年01月12日
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クリスタル[2002年]/ルイ・ロデレール2012年初のプレステージ・シャンパーニュ。クリスタルを開けてみました。ちょっとマニアックに、同じルイ・ロデレールのスタンダードの、プリュット・プルミエのハーフも開けて、比較試飲です。ブリュット・プルミエ、やはり美味しいシャンパーニュだと思います。ボランジェのスペシャル・キュヴェほど重たくなく、テタンジェのブリュット・レゼルヴよりは締まった味わい。高級感のツボを心得た造りだと思いました。さてクリスタル、一口飲んだだけで香りの香ばしさ、酒質の密度が2ランクほど上がったように感じましたが、一緒に飲んでいた相棒は一言、「温度が低すぎて、このシャンパーニュのよさが出ていない」とバッサリ!確かに。私よりかなり若く、私のほうがワイン経験は深いと思っているのですが、舌の確かさにはいつも脱帽してしまいます。それから温度を上げて、少しずつ飲んでいったら、出てきました。運動会の徒競走のピストルが鳴った瞬間の香り、と言ったら高級感がなさそうですが、火薬のような、噛み応えのある香ばしさが!味わいも開いてくると、どんどん複雑に。先月飲んだグランダネは男性的なシャンパーニュだと思いましたが、こちらは女性的でエレガントです。ただ2002年、いかんせん若すぎます。これが10年熟成したら、スゴイことになるだろうな、というポテンシャルをヒシヒシと感じさせるシャンパーニュでした。プレステージ・シャンパーニュ、やっぱり美味しいです。当たり前ですが、看板商品なので、コストや手間隙をたっぷりかけているだろうし、ベーシックの儲けをこちらに回しているんだろうな、と思います。そういう意味では、高いけど安いのがプレステージシャンパーニュなんだなあ、と感じました。さて相棒、次は何を開けましょうか?
2012年01月11日
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ブルゴーニュ・ピノ・ノワール[2007]/ドメーヌ・アミオ・セルヴィル先日、知り合いの小さなワインバーでグラスで飲んだ赤ワイン。画像は、利用したことがあるワインショップからの借り物です(コレです)。ちょうどオーナーがいる日だったので、新年の挨拶をしようと、ひとりで伺い、30分くらいいました。飲んだのは、シャンパーニュと赤をグラスで1杯ずつ。ここはグラスシャンパーニュが、いつでも1,000円。オーナーは儲けがないと言っていましたが、スパークリングではなくシャンパーニュが1,000円は魅力的で、多くの人がオーダーするみたいで、数が出るので、損はないのでしょう。上手い値付けだと思います。その後飲んだのが、このアミオ・セルヴィル。仕入れは、たぶん2,000円以下かも。これがグラスで1,200円。シャンパーニュの掛け率から見れば800円が適正なのかもなので、結構強気です。でも、これが美味しい!んです。この前飲んだルーミエと同じ、シャンボール・ミュジニィの造り手。しかも、同じ2007年です。値段は、こちらがたぶん1/4以下ですが、開けたてのグラス1杯ならこちらの勝ちかも、です。変かもですが、800円より、1,200円にふさわしい味わいなんです。オーナーいわく「上のクラスも飲んだけど、いま飲むのならこちらのほうが美味しいと思って」。さすが!と思いました。一つ上のクラスでも、仕入れ値を考えるとグラスで1,800円にはしなければ、だと思います。お店にとっても、お客さんにとってもそれよりは、これを1,200円で飲むほうが幸せなわけです。オーナーは客商売が長くない、ある意味素人なのですが、客としてワインを楽しんできた経験が長いので、ワイン好きの気持ちがきっとわかっているんでしょうね。商売上手だな、と思いました。そのお店もうんと小さいのですが、いつも満員で、その日は時間が早かったせいか、運よく入れたのです。いいなあ、と思いました。同じワインを飲むのでも、きっとその店で飲んだほうが美味しいでしょうから。私はワインを売る側ではなく飲む側ですが、一緒にワインを飲んでくれる人が、同じワインでも自分と飲むと、より楽しくて美味しく感じてもらえるといいな、と思いました……。
2012年01月09日
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元日にクリックしたワイン福袋が届きました。購入したのはコチラ。クリックしたのはコレ。現時点では2コ、在庫があるようです。元日は、0時ピッタリに近所の神社に並び、20分ほど待ってお参りを済ませ、おみくじをひきました。結果は中吉。それで、家に帰ってクリックしたのがこの福袋でした。シャンパーニュ2本、赤1本、白1本。シャンパーニュは、飲んでみたいと思っていたドノン・エ・ルパージュと、知らなかったランスロ・ビエンヌ。赤は、大好きなティエリー・ピュズラのバックヴィンテージ。飲んだことがないキュヴェです。そして嬉しかったのは、ヴェロニック・ドゥ・マクマホンのムルソー2005年。これは、買おうか迷って買っていなかったワイン。ビンゴ!です。私はこれの2000年を1本、リリース直後に買って後生大事に持っていて、いつ飲もうか?と思っていたのです。15,000円くらいの福袋でしたが、バラでこの4本を買うと、20,000円を超えると思います。マクマホンが入っていたので大吉、と言いたいところですが、気分はおみくじ同様、中吉でしょうか?というのも昨年、同じお店でやはり同じくらいの値段の福袋を買ったのですが、その時はモワンヌ・ユドロのレザムルーズ1995年が入っていて、大吉気分だったので。その1995年は、もったいなくてまだ飲んでいません……。何はともあれ、おみくじ&福袋同様、今年が中吉でありますように!
2012年01月08日
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プイィ・フイッセ・アン・ビュラン・ヴィエイユ・ヴィーニュ[2007]/ダニエル・バロー新しい年、最初の白ワインは大好きなダニエル・バロー。これもルーミエ同様、半昔(5年)前の2007年を開けてみました。早すぎる、のは承知の上で……。アン・ビュランは、ダニエル・バローのトップキュヴェです。ですがマコン、ということがあるのでしょう。私が買い始めた2002年あたりで4,000円台、最新ヴィンテージの2009年でも6,000円台です。昨年、2004年のアン・ビュランを飲んだら、べらぼうに美味しかった!です。私は、ボーヌの1級どころと、結構いい勝負をする実力があるのでは?と思います。もちろん、スケール感では適わないかもしれませんが、香り、酸、ミネラル、果実味のバランスが揃った時の球体感は、たまりません。ルーミエ村名クラスと同様の感動がある気がします。好き嫌いが分かれるかも?と思うのは、香りにマコン系だけが持つ、かすかにハーバルなニュアンスを持つとこです。ハーバル、といっても青い香りというわけではないんですけどね。バローの好きなところは、この下のクラスもそれぞれ美味しいので、ルーミエみたいに滅多に飲めない存在にはなっていない、ことです。私はブルゴーニュの「キング・オブ・コストパフォーマンス」だと思っています。さて2007年のアン・ビュラン、あるネットショップでは「化け物。最低5年は、手を付けてはいけない」と書かれていましたが、やはり、でした。堅い、です。2004年はトロトロでしたが、こちらはガッチリ。でも、大きなポテンシャルがあるのはよくわかります。遅い時間から飲み始めたので、ルーミエの時のように6時間はかけられないなあ?と思いつつ飲んでいたら、意識が……。完全に眠ってしまいました。ソファーに横たわり、およそ1時間。残っていたのは、グラス1杯のアン・ビュラン。開けて4時間後でしたが、まだほぐれていなかったです。新年、ワインを飲んでいる途中での初眠りでした。そんなに開かないのなら、バキュバンして明日に回せばいいじゃない!と言われそうですが、まさにそうなんですよね……。次の日が外食予定だったので、つい飲み干してしまいましたが、これはよくないパターンです。今年は、次にいつ飲めるかわからなくても、ちゃんと残そうと思いました。
2012年01月06日
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ブリュット プルミエール・キュヴェ[NV]/ブリュノ・パイヤールブリュット アンボネイ グラン・クリュ[NV]/ポール・デテュンヌ新年最初の泡。昼間から、飲む気満々の人と一緒だったので、2種のシャンパーニュの飲み比べをしてみました。ブリュノ・パイヤールは、戦後できた唯一のネゴシアン。ここの最高峰のNPUも、いずれ飲んでみたいプレステージです。このベーシックなキュヴェは、少し前に横浜のレストランでボトルで飲んだ記憶がありますが、味の印象は残っていません……。ポール・デテュンヌは、ピノで有名なアンボネイのレコルタン。エグリ・ウーリエや、この前飲んだマルゲなどが居を構える村です。これは、ワインに詳しい知り合いのIさんが、美味しいよと教えてくれました。どちらもピノが多め、どちらも4,000円台半ばのお値段です。パイヤールは、ややドサージュが多めの感じですが、バランスに長けている印象。対するデテュンヌは目が詰まっていて、ぶどうの質の高さを感じる味わいです。初めはデテュンヌの質感が素敵でしたが、だんだんパイヤールのバランス感が好印象になってきました。甲乙つけがたい、感じです。大手のネゴシアンの技術、小さなレコルタンの丁寧さ、まさに両者それぞれのよさが実感できました。明るい内からのシャンパーニュ、とうぜん午睡です。
2012年01月05日
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いい加減、終わりにしなくては。しかしジョルジュ・ルーミエ、高くなりました。私の値段のイメージは、ブルゴーニュ・ルージュで3,000円くらい、シャンボール村名とモレ1級が5,000円台前半、でした。後者2つは、今や3倍弱ですからね……。男子にしてみたら、素敵だと思い、よくデートに誘っていた女性が、その魅力が他の男性たちの知るところになり、すっかり高嶺の花になって会えなくなった、といったところ、でしょうか?点ではなく線で付き合いたかったルーミエですが、人気が下がることも考えにくいので、会える機会はどんどん少なくなりそうです……。私が持っているのは、01のモレ1、04が比較的多くてレ・クラ1、村名2、モレ2、ルージュ1、そして05の村名1。これだけです。それと、今回飲んだ07の村名でした。その中でのいちばんの楽しみは、2005年のシャンボール・ミュジニィ村名。2025年くらいに、その時にいちばんワインの趣味が合う友人と2人で、飲んでみたいですね。さてようやく、2日に飲んだ07の村名の感想です。インポーターは、フィネス。状態は素晴らしい!私はこれを、近くのデパート系の食品館で昨年、9,450円で入手しました。07とはいえ、安いですよね。そこのお酒売り場は、フィネス枠があるようで、昔は最新ヴィンテージのルージュ、村名、モレの3種が必ず入って、よく買ったものでした。でももう、最新ヴィンテージは入らなそうです。この07、一口飲んで「あーっ、ルーミエだ」と思いました。抽出が今どきの自然派よりはしっかり、でも濃い系よりはやさしい感じです。樽の効かせ方も実にあんばいよく、キシキシ感は皆無です。あまりよくない、とされる07らしく、果実味と甘味は控えめですが、それでも他の要素に負けないくらいはあります。バランスがいい、です。ですがいかんせん、やはり5年では、たんぱく質の分解によるアミノ酸成分=うま味が出ていません。ゆっくりゆっくり、飲んでみました。6時間くらい経って、最後の1杯になって、ようやく出てきました。おだやかな甘味と、ルーミエならではのうま味が少し。この1杯を味わいたくて、今のこの時期、抜栓したようなものです。姿を現わしてくれて、よかった!やはりルーミエ、これだけ書くのをやめることができないくらい魅力的なワインです。高嶺の花だけど、細くても長く付き合っていきたいな、と思いました。がんばろう!
2012年01月04日
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2007年のシャンボール・ミュジニィ村名を飲んだ感想を書くはずでしたが、脱線してしまいました。ゴールを目指します。過去のルーミエ体験の中で、印象に残っているのは、ボンヌ・マールなどの上位キュヴェではなく、数年前に飲んだ1990年のシャンボール・ミュジニィ村名と、2年前に飲んだ1983年のクロ・ド・ラ・ブシエールです。どちらも凄くも偉大でもなかったかもしれませんが、熟成のジャストタイミングで、とにかく美味しかったのです。私はどうも、偉大なワインよりは、小さくてもきれいな球体感を持ったワインを好ましいと思うようです。これはたぶん、私のワイン飲みとしての「器の大きさ」のような気もしますが……。この両者は、熟成香、果実味、酸、ミネラル、甘味、そしてうま味、すべての要素のバランスが、見事なまでに取れていました。2年前の時など、どうも私は飲みながらひたすら、「好きだなあ」「好きだなあ」と、愛の告白を繰り返していたみたいで、その後に飲んだ、偉大なはずのメオ・カミュゼのリシュブール1999年を飲んで、「まあ、美味しいワインだね」と、我に返ったような発言をしたらしいのです(メオ様、重ね重ねすいません!)。「日本人は、なぜここまでジョルジュ・ルーミエが好きなのか?」私は、ルーミエの魅力の秘密はうま味にあると思います。五味以外の、第六の味覚として認めらたうま味。人は、そのレセプター(受容体)を持っていることまで検証されましたが、「その日本人のレセプターと、熟成したルーミエのワインが造り出すうま味の相性」がすこぶるよい!のだと推察しています。なのでルーミエは、そこそこ熟成しないと、その真価がわからいのかも?、とも思います。並みのヴィンテージの村名でも10年、長熟なクロ・ド・ラ・ブシエールなら最低15年は必要かな、と。このルーミエ論、私よりワインに詳しい方々からは、反論をいただきそうですが……。最新のよきィンテージとされている2009年は、買いません(買えません)でした。高いし、美味しくなるのを待っていられない気がしたので……。まあでも、入手できるのであればブルゴーニュ・ルージュは欲しいかもです!う~ん、終わりませんねえ。ルーミエ話。だんだん泥沼、です。自分がお正月から、ヘンな人になっている気もします。2012年、ルーミエ以外に、ワイン福袋を買ったり、人とシャンパーニュを飲んだりもしているのですが……。すいません、(その4)で終わります。
2012年01月04日
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ルーミエと話は関係ないのですが、私は写真を撮るのがヘタです……。今年はもう少し、きれいな画像をアップしたいと思っています。使っていないデジタル一眼をくれる、という、有難い友人がいるのですが、お言葉に甘えてしまおうかと思いつつ、機械より先にまずは腕を磨かなければ、という気もしたりして……。さて、ルーミエ話の続きです。前回書いたファンの集いでの印象的なでき事。その前日、ワイン仲間であるKさんの結婚式&披露宴だったのですが、その時、「明日、ルーミエに会えるんですよ」と自慢したら、新郎の顔が変わりました。「僕も行けませんか?」「?」「僕ひとりでもいいんですけど」「まさに新婚ホヤホヤですけど、いいんですか?」「だって、ルーミエでしょ!」そこで頼み込んで、特別な計らいで、ご夫婦で行けるようにしてもらいました。ぜひ、お二人への結婚祝いにしたい!と言って。当日、Kさんがあまりにも嬉しそうなので、「Kさん、結婚式より嬉しそうですよ」と言ったら、「ええ、今日のほうが楽しいかも」と返ってきました。あともう一つ、上下ジャージーで、「ジョギング?」という人がいたのですが、その人は背負っていたリュックからワインの瓶を2本取り出し、サインペンとともに、クリストフに差し出して、サインをお願いしていました。どうやらボンヌ・マール、のようです。びっくりしたのはその後。その人は、サインを貰うとすぐ、会場の隅に行ってうずくまり、何やらゴソゴソやっているんです。よく見ると、サインを貰ったばかりのエチケットにラップを巻いているのです。ファン、恐るべしです。さて、そんなジョルジュ・ルーミエ、私はトップキュヴェのミュジニィも、これまたレアなレザムルーズも飲んだことはありません。ボンヌ・マール、ルショット、シャルム、今はなきクロ・ド・ヴージョや、レ・クラは、しっかり味わった記憶があります。しかし、何回も飲んだことがあるといったら、やはり入手しやすい、シャンボール村名、モノポールのモレ・サンドニ・クロ・ド・ラ・ブシエール、ブルゴーニュ・ルージュの3種です。いかん、ルーミエ話、ゴールまで遠いです。まだ復路に入ったばかり、かもです。(その3)に続きます。
2012年01月03日
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シャンボール・ミュジニィ[2007]/ドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエ元日は、お酒を嗜まない実家だったので、ノーワイン。なぜ、この家で育ったのに、毎日のようにワインを飲むようになったのか? 不思議です。2日は、やはり泡かな?とも思ったのですが、2012年なので、5年前の2007年、ちょうど半昔のものを何か開けようと思い、ルーミエの村名を。ジョルジュ・ルーミエ、日本人にブルゴーニュ赤の造り手の人気投票をしたら、おそらくナンバー1になるのでは?と思います。最新の2009年、渋谷駅直結のデパートでの売り出しの際、2日前から並んだ人がいた、という噂も。その昔、インポーターのフィネスさんが、ルーミエとメオ・カミュゼの当主来日に際し、ファンとの交流イベントを、東京駅近くのホテルで開催したことがありました。フィネスさんと懇意なレストランなどに数人ずつ招待枠をくれたみたいで、私は渋谷のワインレストランと、六本木のフレンチレストランから、ほぼ同時に電話をいただいた覚えがあります?「ルーミエに会えるんだけど来ない?」と。「ああ、ブルゴーニュ好きになってよかった!」としみじみ思いました。ルーミエ来日のプラチナチケットのお誘いを、ダブルで受けたのは、私のワイン人生での満月、だったかもしれません。印象的だったのは、会場が開いてどっとみなさんが入って、8割がクリストフ・ルーミエのほうに群がったことです。ジャン・メオ、可哀想でした。美男なのに。でも、そこでやや敬遠していたメオ・カミュゼをひさしぶりに飲み、「あーっ、本当に美味しい造り手なんだ!」と再認識して、また飲むようになるきっかけになりました。実物のクリストフは、上手く言えませんが造るワインのような人、のように感じました。高校の時、クラスにいたら、間違いなく人気者ですね。……と、ここまで書いてきて、気が付いたのですが、ルーミエについて書き出すと、誰も読んでくれないような長いものになってしまいそう、です。タイトルに(その1)を加えて、続きは次にします。
2012年01月03日
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新しい年、こういう区切りがあるのって、いいですよね。リセット感があるので。大晦日は、覚えていないほど久しぶりに、熱が38℃近くまで上がりました。「おっ、寝込むのかな?」と思いきや、市販の総合感冒薬を1回飲んだら、ほどなく平熱に。それからも、上がる気配もありません。知恵熱? たぶん1年の終わりに、ホッして熱が出たのだと思います。12月は、なんとなくプレッシャーを感じていた気がするので……。さて元旦、1年の計を立てる方も多いと思います。私も好きなのですが、年々「まず間違いなく、その通りにならない」というのもわかってきました。まあ、政権公約のようなものですからねえ。でも、ないと締まらないし……。なので、いちおう。(1)規律ある財政再建を!昨年は、173本のワインを買い、145本のワインを消費しました。これは外で飲んだ分は含んでいません。家で飲んだものも、集まりに持っていったり、差し上げたものもありますが、でもまあ多い!です。特にこのブログを始めたら、ネタをつくりたいという意識も働き、加速度が増した気も……。不景気業種で働いていて、可処分所得はぐんと減っているので、買うワイン、飲むワイン、まずは数を減らしたいですね。2割削減、を公約にしようかな?(2)シャンパーニュという山には、計画的登山を!昨年後半、予想外に始まった個人的シャンパーニュブーム、昨年はとりあえず気になっているものをどんどん買い込む、という挙に出てしまいました。今年は、なるべくゆっくり登山を楽しみたいです。特に冬山ならぬ、夏のシャンパーニュ、喉がかわいていてゴクゴクはもったいないので、暑い時期は、リーズナブルなスパークリングなどでしのぎたいです。(3)眠くならない!(は、無理かも……)もちろん眠くならない時もあるのですが、そこに法則性はないんですよね。でも特に、人と飲む時は気をつけたいものです。一緒に美味しいワインを楽しんでくれる人の存在は、本当にありがたいです。だって、ワインマニア(オタク)って、そうなっていない人から見れば、たぶんうっとうしいだけでしょうから。そう考えると、その人たちの前で眠るってのは、考えものですよね。ワインだけはなく、仕事も生活もそうですが「楽しいのがいちばん」だと思います。でも、楽しみのために、独りよがりになったりしないようにしたいです。いい気にならない&勘違いしない。時々、立ち止まって考える余裕を持ちたいな、と思います。「知足=足るを知る」ならぬ「知自=自らを知る」が、少しでもできれば……。昨年がまさにそうだったように、予測のできないことが起こることはあるだろうし、今年も上手くいくことも、上手くいかないこともある、と思います。まあでも、なるべく美味しくワインが飲めるような心持ちで過ごしていきたいな、と思っていますし、そうなることを願っています。
2012年01月01日
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