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モンテプルチアーノ・ダブルッツォ・トラルチェット[2014] /ザッカニーニ昨日、川崎大師に行っておみくじを引いたら、凶が……。気を取り直して、ぶどうの小枝がチャーミングなザッカニーニ。味わいもチャーミングです。モンテプルチアーノ、個人的にはフランス品種で言えばメルロー的な位置づけです。もちろんイタリアにも、おいしいメルローがいろいろありますが、一般的にタンニンが丸く、柔らかい味わいで、ペトリュスのごとく、偉大なワインも造れる品種のイメージ。ヴァレンティーニなんかはまさに!ですが、テーブルワインでも外さない安心感があります。ザッカニーニは、濃密すぎないカシス、Bベリーの、開けたてから愛想のよい味わい。いわゆるトマトソース、酸味がしっかりしたトマトにガーリック、オリーブオイルが乳化したあの味わいには、こんなモンテプルチアーノがいちばん合う気がします。
2018年01月31日
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ひさびさにエクアトゥールで、ワイン会。Iさんと私の誕生日が近いということで、お祝いを兼ねてということで、呼んでいただきました。ワインはすべて預けて、料理に合わせてペアリングしていただいたのですが、その順番も素晴らしかったです。最初は、セドリック・ブシャールのロゼ。初でした。なかなか見かけませんが、パリで入手したとのこと。セニエだそうですが、色調は濃いめ。ガス圧もしっかりある感じの、果実味しっかりのロゼ泡。次に白。ヴァンサン・ジラルダンのピュセル2010。オープンになってなるほど!と思ったのですが、この畑にして濃いめ&重心低めで、ヘーゼルナッツ香がするたっぷりな味わい。少し前にコンベット07を飲みましたが、味筋は一緒。ここで泡に戻って、セロスのル・キャレル。本人のサインボトルで、2012年デコルジュ。セロス好きのIさんご名答。リューディーは、なじむと美味しくなりますね。酸化熟成を押しのけて迫る果実味のエネルギー。別格感のある、ブラン・ド・ブラン。次は白。私は酒量を顧みず2本持参したのですが、その1本目。ネゴスのムルソー村名1974年。ネットでの惹句にあるように、オフヴィンとは思えない熟成の姿でした。体躯は小さめ、さほど複雑でなありませんが、ミネラルと酸がしみじみ美味しい古酒。次は赤で、私が持参した2本目。ルモワスネのポマール村名1969年。Iさんのバースデーヴィンテージで、唯一持っていた69だったので。良年らしさが出ている熟成感でした。お店で抜いてもらったので、コルクは見ていませんが、おそらく捕酒はしているのでしょう。粘土質らしいピノの味わい。次はIさん持参の、フーリエのクロ・サン・ジャック2007年。ビオの側面が表に出たルロワかと思いました。フーリエがブレークした07。とにかく香ばしさの質量が素晴らしく、その大きさはセロスと共に、その日いちばん。鉄っぽい赤系果実もザ・ジュヴレという感じで、まさに飲み頃の1本。最後の1本は、ニューマンのラトリシエール1999年。持参した人の好みから推測して、「ニューマンのマジ」といったら、畑違いでした^^ラトリシエールを持っていることを知りませんでしたが、今は売却したようです。フーリエのような外に向うエネルギーとは対照的な、内向きなエレルギーの充実を感じるタイプでした。非常にきれいな造りで、99年ですが過熟感もなく、酸の美味しさが際立っていました。熟成香はありながら、味わいは若々しかったので、まだまだ発展しそうでした。当然酒量は、許容量オーバー。昼間の卓球で体力を消耗していたこともあり、お祝いのデザートプレートが出る頃には、不覚にも爆睡しておりました。まあワイン会も終わりの頃はいつも、不覚だらけなのですが^^
2018年01月29日
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ブルゴーニュ・シャルドネ[2015]/シャントレーヴちょっと前までは、ネットでの商品検索はワイン、ワイン、ワインだったのですが、最近になってすっかり別のモノを見ることが多くなってしまいました。つい最近、日本選手権があって、10代が優勝したスポーツ。私は中学と高校、中途半端に2年ずつくらい、そのスポーツの部活に参加していました。中途半端というのは、あまり熱心でもなく、上手でもなく、全うしないままに止めてしまったのですが。ちなみに高校ではするつもりはなかったのですが、小学校から大学まである私立に高校から入学したら、入学式の次の日から水疱瘡になってしまい……。1週間以上休んだら、主だったクラブは募集が終わっていて(中学からの継続組も多く)、不人気だったそのクラブは人が集まらず、募集していたので、仕方なく入ったのでした。当時、ボーリングと共に、妙に上手いと何だか恥ずかしかったスポーツ。卓球です。ひょんなことから半年前から、月に数回しております。いま1時間単位でいろいろなプログラムが楽しめる、画期的な卓球教室があって、すごい人気になっているのです。昔の「暗い」スポーツのイメージはまったくなく、何より若いコーチ陣が男子はイケメン、女子はカワイイとあって、昔とは隔世の感があります。翌月の予約開始の日は、専用のアプリにアクセスしてみると、しばらく繋がらない、そんな状況ですらあります。個人的に何が楽しいかと言うと、道具の進化。ラケットもラバーも、考えられないくらい進化し、バリエーションも豊富に。プレーしていて、楽に球が入るので楽しいのです。なので上手になることは二の次で、ネットでラバーをあれこれ調べて、買っては試してみてます。ラバーの値段は、レジョナル~いい村名クラスといった感じなので^^そんなわけで、ラケットも3本ほど買い足してしまいました……。問題はあれこれいろんな道具を使うと、スキルはあまり向上しないということ、です。しかしながら、ワインを飲み比べるのと近しい楽しさがあります。ラバーによって、球質がまったく違うので。とかつてのワインへの探求心が、ラバーやラケットに行っているきょうこの頃、ようやく昨夜のワインです。どうにも過熟に思える2015年のブル白、この造り手はやはり一味違いました。まず感じるのが、酸とミネラル、果実味はきちんと抑制されています。早摘みなのか、通常は日照が悪い畑のぶどうなのかはわかりませんが、アフターには軽いエグミ。しかし悪いものではなく、いいアクセント。このヴィンテージの白としては、一線を画しています。例年は、その色気のないタイトな造りに食指が動かない造り手なのですが、これはクラスなりですが、とても好感の持てる味わいでした。
2018年01月24日
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アルザス・リースリング[2016]/アルベール・マンブルゴーニュ・メゾン・デュー・ピノ・ノワールV.V.[2015]/ドメーヌ・ロッシュ・ド・ベレーヌ月、火で白を半分ずつ、水、木で赤を半分ずつ。飲み比べ用にそれぞれの造り手の別のキュヴェも買ってあって、同時か連続して飲むつもりでしたが、気が変わって。アルベール・マン、若い並リースリングなので、やや起伏に欠けた印象。先日のゲオルグ・ブロイヤーのほうが、ラインガウらしい強い酸に残糖が上手に拮抗していて、若飲みでも美味しく感じました。アルザスのリースリングのほうが、1~2年瓶熟したほうが美味しいのでは? まあきっと、土壌にもよりそうですが……。昔わからなったソーヴィニヨン・ブランやリースリングの良さが、近年になって少しわかり始めてきた気がします。ゲビュルツとヴィオニエはまだ、ですが……。ベレーヌのほうは、2015年の赤らしい表面コーティングが剥がれて、ピュアな美味しさが顔を出し始めた印象。白はどうだかわかりませんが、赤は強めの果実味と他の要素がかみ合ってくるのでしょうね。初日は、この造り手で時折出くわすオリエンタルスパイス系の還元香がかすかにあったのですが、2日目はほとんど気にならなくなり、やや煮詰めた赤系果実のニュアンスを素直に楽しめました。ニコラ・ポテルの時代からあるこのキュヴェ、樹齢の高さと元は村名ポマールというのが売りですが、酒質の大きさはレジョナル並み。昔、仕事で通っていた事務所のそばに、ワイン愛好家には状態のよさに疑問符?、ということで評判が芳しくなかったYという直輸入のワイン屋さんがあって、当時、ニコラ・ポテルがずらっと並んでいました。ジェラールの古酒の好印象があったので、ちょいちょい買っていたのですが、2000年、2001年あたりのヴィンテージだったので、たぶん15年ほど前でしょうか。このキュヴェ、やや酸高で浅い味わいのイメージがあったのですが、他のキュヴェ、たとえば村名ヴォルネイとか、ややマイナーな一級、ミタンとかピュテュールとかを飲んでみると、このベーシックなキュヴェとの差が少なく、値段の割にお得だなと、見直した記憶があります。薄く感じたのは、おそらくボルドーから移行して間もない頃だったからかもしれません^^まあたぶん、その頃よりも造りは上手になっていることもあるからか、この2015年は、さらにメリハリのある味わいに思えました。それより何より、これくらいの分量を飲んでいるのは、個人的にはとてもいい塩梅です。
2018年01月19日
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男子会の新年会。NYのSさんは年末年始、帰国しなかったので、スマホで情報共有しながら。新年一発目は、昨年に引き続き、Iさん所蔵のオーストラリアワインをお任せで。今年はゲストを招かず3人だけなので、白、赤、赤の3本を持参していただきました。各ワインの正式名称とヴィンテージは、このブログを見ていただければ。赤は、ルーシー・マルゴーつながり?で知ったという、いかにもあちらのビオ系のエチケット。シュナン、と思いましたが、なんとヴィオニエ。しかし品種を言われても、ローヌではななくロワール的な自然派の味わい。香りと果実味はおとなしめですが、好ましい酸と旨みがいい感じ。その日の四川料理には、とてもよく会いました。赤は、ルーシー・マルゴーの新しいヴィンテージと、ヌーンのバックヴィンテージ。ブラインドでピノ、シラーズと品種はわかったものの、造り手とヴィンテージは……。薄と濃、酸味と果味味、旨みとタンニン、好対照な美味しさでした。ルーシーの酸と旨みは確かに、ブル好きも唸らせるものがあります。一方のヌーンは、2000年でしたが、本当の飲み頃はだいぶ先だろうと思わせながらも、すでにタンニンが綺麗に重合していて、濃密な果実味を支える酸も上々で、どちらも不思議に、辛い中華に合ってくれました。いつもはついつい、同一品種のごく狭い地域の飲み比べになってしまうのですが、こんな対照的なワインを並べて飲むほうが、おおらかに楽しめる気がします。とはいっても来月はきっと、そんな小さな飲み比べになる気がしますが^^2軒目は、1軒目で足りなかった泡補給に。ブラン・ダルジル、半睡していた私が選んだようです。しかしながら、たぶん半分の時間を寝て過ごした私ですら美味しい!と感じるブラン・ド・ブラン。酸はやや太めで、いい意味で味わいに、ザラッとしたテクスチュアがあります。テロワールというより造りですね。ソルベの中では、やはりいちばん好きな銘柄です。
2018年01月16日
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キャンティ・クラシコ・グラン・セレツィオーネ[2013]/ファットリア・ポッジョピアーノキャンティ好きと自称しながら、グラン・セレツィオーネという最上級カテゴリー?を飲むのは、これが初です。スーパータスカンに対しての、キャンティの対抗措置的に感じられる、新しい格付け。国際的な受けを狙ったビッグワインの方向性かな?と思っておりました。ノーマルのキャンティ・クラシコは、長年リピートしているポッジョピアーノのこの銘柄、14.5%の表記に、重めのワインを想像していましたが、意外や意外、非常にシルキー&エレガントな味わいで、スルスルと飲めてしまいました。ノーマルより、熟成の長さと、おそらくぶどうの熟度の高さの故か、シームレスな味わい。独特の金属感も上手に収めれていて、サンジョヴェーゼらしい赤&黒果実のバランスも上々。ただし、香りは集約的で、ピノ的な拡散&複雑性はなく、すみれ&プラム系に、軽いスパイスといった趣。ただし、少し残した2日目は、多少なりとも香りが開いてきたので、熟成で要素は増すかもしれません。タンニンのゴツゴツがなく、焼いた赤身の牛肉とよく合いました。もっとサシが多ければ、ボルドー的なタンニンが欲しいところですが、赤身の場合は、この手の味わいのほうが好相性だと思いました^^グラン・セレツィオーネ、キュアンティ・クラシコの最上位銘柄と言っても、普通の生産者のACブルなみのお値段。リピートしていきたいカテゴリーです。
2018年01月12日
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ソヴァージュ・リースリング Q.b.A. トロッケン[2015]/ゲオルク・ブロイヤー代替わりしてから初飲み。ベーシックなキュヴェですが、野性的?という名前ではありますが、洗練された味わい。酸とミネラルの強さを、トロッケンといえどドイツらしい残糖感が上手に丸めてくれています。若くて石油までは感じませんが、ほどよきセルロイド香?も心地よく、いい塩梅。いま何故かリースリングは、総じて美味しく感じます^^
2018年01月10日
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ボーヌ・デュ・シャトー[2014]/ドメーヌ・ブシャールP&F冷静に考えてみると、この銘柄は1級というより、1.5級なのかもしれません。アーシー&チャーミング系の赤系果実。やや熟度が足りない印象で、いいぶどうはまず、それぞれの1級に振り分けらるのでしょうから、2番果で仕込まれているような気がします。大規模ドメーヌ兼ネゴシアン的な銘柄。これより、ネゴス部門のマイナーアペラシオンでも、もっと美味しかったものがあった気がします。口直しにロゼ泡を開けました。プティという知らないレコルタン。GCアンボネイのみで仕込まれているようです。良くも悪くも、アンボネイの重心の重さを感じる味わいで、ロゼシャンにしては華やかに欠ける印象。今年の家飲み、迷走中です^^
2018年01月09日
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大晦日から昨日まで飲んだワイン。 クリスチャン・エチエンヌのエクストラ・ブリュットの2010年。ドサージュ少ないのはいい感じですが、やや膨らみに欠ける。 ムーラン・オ・モワンヌのオーセイ村名の2002年。良年の熟成を感じますが、シンプルで、先日のアンポーの1級95年と比べると、やや格下感。 オーストラリアのフェトリナーも飲みました。1リットル瓶。ごくシンプルな味わい。 アタマでこういうワインを飲んで行こうと思ったワインを、実際飲んだら不味くはないけど、あまり楽しくない^_^ 一昨日から南房総に行って、客人があったので、イタリアンに持ち込み。 ベタな銘柄。06ですが、美味しく飲めました。鉄板のドンペリ味。 ゲストがワイン好きで、この2本を持参してくれました。 キスラーの白。自社畑の2010年。 特に後半、温度が上がってからが美味しかったです。ナッツはナッツでも、カリシャルならではのヘーゼル系の香ばしさ。もう少し熟成させて飲んでみたい。 ルーチェの2007年。サンジョヴェーゼ&メルロー。こなれてシームレスな酒質になっていました。熟れたプラム、香りに妖艶さが入り始めていました。オリーブオイルにはやはり、フランスワインよりも合いますね。 当たり前ですが、とても楽しめた泡、白、赤。対して家で飲むデイリーは、更なる研究?の必要性を感じた新年早々でありました。 申し遅れましたが、2018年が皆様にとって、極々良き一年になりますように!
2018年01月05日
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