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もう7年くらい毎月行っている鮨さいとう。最近の予約の取れなさは半端なく、今年から始まった若手の職人のほうに握ってもらう席に回る月も出てきました。一度食べた時、同じネタ、同じシャリなのに、別物だったことにびっくりはしましたが、成長を見て行くのもいいかもと思い直し直し、無理に斎藤さんの席をねだることは止めて(そういうお客さんのほうが圧倒的に多そうですが^^)、そちらの席しか散れない時も、月イチペースは崩さず、通い続けることにしました。昨日も若い職人さんの席の昼鮨だったのですが、4人でワインを持ち込み、つまみから楽しむことにしました。テーマは、「まぐろの握りといちばん合うワインは何か?」。私は冒頭のプレヴォー、しばらくとっておいた04のキュヴェです。アタリの旨さ! この泡は少し瓶熟させると、真価を発揮すると再認識しました。少し前に広尾のボン・ピナールで05を飲んだ時、乾杯のその味はそっけなかったのに、〆シャンで残しておいた一杯が極上の味わいに豹変していた経験をしましたが、この04も1時間も経つと、グンと味わいが変わってきました。アフターに、京懐石のお椀のだしのごとき、かつおメインではなく昆布主導のような旨みが、細く長く続いて、実にいい感じ。ただし、まぐろとはもう一つ……。あとのみなさんは、3人で4本。泡2、赤2。2本持参の方、とりあえずの乾杯用といってコレを! いきなりパイヤールのル・メニル90。熟成のブラン・ド・ブラン。熟れた蜜の味わい。もう一つが、ヴーヴ・クリコのロゼで、これも90。自社セラーで長く熟成させたカーヴ・プリヴェ。普通のヴィンテージ・ロゼだともっとボリューミーだと思うのですが、要素が一体化して、いい意味でスレンダーになっていました。赤の1本目は、トルショー。モレの05でしたが、ブラインドで、まぐれでヴィンテージと造り手がわかりました。例年と違う味わいだと言っていたのが大きなヒント。確かに04のゆるゆるさを思うと、カッチリした味わい。最後のヴィンテージ、いい年でいいぶどうが収穫できたので、しっかり造ってしまったんでしょうか? でも純度の高いエキス感は、美味しかったです。2本目は、ルネ・ルクレールのコンブ・オ・モワンヌ87。熟成感と鉄っぽさが顕著でした。その鉄なニュアンスで、ジュヴレとすぐわかりましたが、ヴィンテージと造り手にはたどり着けず。今年、同じ造り手、同じ畑の95を飲んでいるのですが、確かに同じ系統の味わいですが、より甘やかな味わいでした。ちなみにまぐろとの相性ですが、満場一致でヅケと中トロにはルクレール、大トロにはトルショーと、泡よりブル赤でした!まぐろのヘモグロビンとジュヴレの鉄っぽさは、実によき相性。しかし大トロになると、まぐろの持つ酸味より、脂の旨みと甘みが前に出てくるので、熟成ピノの果実の甘さとは少しケンカしてしまう感じ。むしろ、05のしっかり堅めのピノとのほうが、好相性に思えました。ちなみに〆の穴子、塩は泡、ツメはピノといい感じ。今度はうなぎ屋で、白焼き&泡、かば焼き&ピノを試してみたくなりました。
2015年10月31日
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ワイン以外のお酒ですが。東新宿の山西料理のお店で。極めてマニアックな中国料理通が、「中国酒の中でいちばん美味しいと思う」と言う汾酒。山西の銘酒として知られています。確かに、旨かったです。ごくごく質の高いグラッパのような味わい。白酒としては、マオタイのような妙なベタツキもなく、粗さのないウルトラスムースな酒質。香り高く、飲み飽きしません。度数は51度。4人で2本、当然深い眠りが……。
2015年10月27日
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ロエロ・ロッソ[2011]/マッテオ・コレッジアこの造り手の白のアルネイスは何度か飲んだことがあるのですが、赤は初めて。ロエロのロッソ表記は、ネッビオーロになります。ロエロ・ロッソと言えば、真っ先に挙がってくる銘柄です。巷間言われているように、ランゲ・ネッビオーロより、軽やかで柔らかいのかもしれません。やや煮詰めたラズベリー系の赤系果実は、ネッビオーログラスでなく、近しいブルゴーニュグラスでも充分に味わいが開いてくれます。ミネラル感はさほどでもないのですが、ややスモーキーなニュアンスがよきアクセントになって、しっかり系のブルゴーニュが好きな方には、オススメできるピエモンテ赤です。少しだけ惜しいと思うのは、アルコール度数で、14%です。これが13%くらいだと、もう少し軽やかに飲み進められる気がするので。一度に1本フルは、飲み疲れてしまいそうです。まあでも逆に、度数の低いものを飲み過ぎてしまうより、カラダ的にはいいかもしれません^^
2015年10月26日
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ボランジェ・ラ・グラン・ダネ[2004]コアなシャンパーニュ愛好家の中では、賞賛されることがあまりない気がするグラン・ダネですが、個人的にはこの泡の「厚み」の感じが好きなんです。ボランジェ、ノンヴィンはあまり好みではなく、R.Dもピンと来たボトルに出合ったことはないのですが、ヴィンテージとグラン・ダネは、いつも美味しいと思ってしまいます。ちなみに白いカラスは1回しか飲んだことはありませんが、あれは凄味を感じた泡でした。さて昨夜のグラン・ダネは、瓶差かもしれませんが、けっこう熟々していました。ちょっと前に飲んだ02のほうが、若々しく、そして甘みが強く感じました。コチラは04らしい酸がきれいに酒質を締めていて、途中からブルゴーニュグラスに替えましたが、赤いニュアンスが強調されて、より美味しくなった気がしました。
2015年10月24日
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ジヴリ[2012]/ドメーヌ・ヴォワリック昨夜、老舗のフレンチで飲んだワイン。コルトン・シャルルマーニュで知られるヴォワリック、ジヴリを造っていたとは知りませんでした。選んだ理由は単純で、オンリストされていたブル赤で、いちばん安かったので。良年とはいえ、若いジヴリ、ベテランドメーヌなので、大手ネゴスほど飲みやすくは造っていないだろうと想像していましたが、思ったよりはこなれていました。陰性のザクロやワイルドベリーに、軽くベジタルな要素がからみ、ややいなたさを感じさせるタンニンが、軽く出しゃばっています。とはいえ、食中酒としてゆっくり飲んでいると、すこしずつ甘やかになっていきました。店の老シェフ、70代だと思いますが、昔銀座でお店をやっていた30年前にも食べたことがあるのですが、オーセンティックだけどやさしい味つけ。もう少しワイルドだと、ワインとの相性がもっとよかったかもです。ちなみにグラス白で、ミッシェル・マニャンのブルゴーニュ・ブランと、ジャドのブーズロンを飲みましたが、マニャンは想像通り新世界的、ひさびさのジャドのアリゴテ、これはやっぱり旨いですね。アリゴテ・ヴェールではなく、アリゴテ・ドレなんでしょうね。自社畑ということもあるのかもですが、低価格帯のアリゴテの中ではピカイチだと思います。
2015年10月22日
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シャブリ[2012]/ドメーヌ・ウィリアム・フェーヴルメゾンものと違い、あまり見かけないドメーヌもののACシャブリ、近所で売っていたので思わず買ってしまいました。ひさびさに飲んでみると、う~ん、美味しいのは美味しいのだけど、ちょっと違和感。おそらく前日の赤ワインの影響です^^前回アップした新生ベルトー、一部だとは思いますが、ブルゴーニュファンの間で波風を立てている予感。私も追いかけない、と言ったつもりですが、今朝方の通勤の電車の中で、フィサン村名とコート・ド・ニュイ・ヴィラージュを買ってしまいました……。会った時以上に、次の日にその存在が妙に気になってしまう女性のようです。その長く続く余韻に抗しきれませんでした^^赤と白でもちろん違うのですが、味わいの比較で言えば、このシャブリがかつお節と昆布でしっかりとっただしだとすると、ベルトーは昆布だけでとった精進だしのよう。このシャブリは、樽の要素もあり、抽出もしっかりめ。酸とミネラルに拮抗するぶどうの熟度もしっかりあるので、破たんはないのですが、村名にして、やや演出がハデです。ある種、ブルゴーニュを好む人々の間で、味の好みのパラダイムシフトが起こっているのかもしれません。もちろんかつおと昆布を組み合わせただしのほうが、相乗効果で旨みは数倍になるのでしょうが、あえてそこを抑えて、昆布だけ、あるいはかつお節を隠し味程度に加えたような味わいの方向性が、早飲みのデイリーブルゴーニュの主流になってくるのかもしれません。そうなるとルーミエなんかの味が古臭いという飲み手が、現れてくるかもです^^
2015年10月21日
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ブルゴーニュ・ルージュ・レ・プリエール[2013]/ドゥニ・ベルトー評判に違わぬ、鮮やかな代替わり!ひと口飲んで、慌ててスマホでネットの在庫をチェック。つい2日前に、なじみのショップでリーズナブルな値段で、結構な本数が出ていたのですが、まずは飲んでからだろうと思っていたのですが、案の定、売り切れでした。色合いも味わいも、前代とは180度変わった薄旨なワイン。柔らかな酸とミネラルで始まり、アフターは甘やかな果実味が伸びていきます。ビオを表看板にしている造り手のように、旨みに収束せずに、穏やかでフラワリーな果実味で押してくる感じが秀逸です。クラスなりにシンプルですが、バランスが抜群。少し時間が経ってくると、やや青いニュアンスが出てきて、少しバランスを崩してきましたが、これは時間が解決してくれそうで、半年も経つと、そんなこともなくなっていく予感。おそらく、上のクラスのフィサンの村名、1級も値段以上のパーフォーマンスを見せてくれると思います。この方向の味わい、ピノ・ノワール、ブルゴーニュの範疇では、確かにそうはないかもしれません。ただし私見ですが、微妙には違うのですが、ある種のピエモンテのネッビオーロ・ダルバやロワールのカベルネ・フランには、同じ方向性の味わいのものがある気がします。そんなわけで。買い足せなかったのは悔しいのですが、反面ホッともしています。これ以上追いかけるワインを増やさないようにせねばと、自戒しているこの頃なので。ただ、そう思ったのも束の間、今度はシルヴァン・パタイユの2013年の案内が来て、どうしても欲しかったロゼを買ってしまいました。マルサネ・ロゼとは思えない金額で、買い始めた2011年の1.5倍以上になっていましたが、これは個人的マストアイテムなので……。
2015年10月20日
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クレマン・ダルザス・ブリュット・ナチュレ・プルミエール[NV]/セレクショネ・パ・マルク・テンペテンペのドメーヌものとは別のプロデュース作品。こういうセレクションもの、本家より安くて品質が保証されているのが売りなのでしょう。ローヌのシャーヴ・セレクションなどは、なかなかいいですよね。さて、このクレマンですが、個人的感想は「フツー」でした。美点はドサージュなしで、スレンダーながら果実味がスーッと伸びていく感じ。だだ、テンペのドメーヌものは、下のクラスでもぶどうの熟度とエレルギーを感じますが、この泡はそこまで行っていない感じがします。テンペの場合、本家もそんなに高くないので、これを飲むのだったら、たとえばドメーヌもののピノ・ブランとかを飲んだほうが、満足度は高いかもしれません。まあ、ビアンカーラの泡を飲んだ翌日だったので、分が悪かったのかもしれませんが……。
2015年10月19日
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ガルガンゴ[2014]/ラ・ビアンカーラ長年思っていた、サッサイア、マシエリを造るビアンカーラのあの味わいが泡になったらという願い。想像していた通り、いやそれ以上の味わいでした。独特のミネラル、旨み、イースト香。ぶっちゃっけ、コレがあればスティルはなくても、と暴論を吐きたくなる完成度。フリザンテですから、気圧は低め。でも充分バブッていました。開けたては、エクストラ・ブリュットのブラン・ド・ブランのごとき味わい。ただテンションは中庸で、実によき按配。酸が突出することなく、上手く収まっています。温度が上がってくると、ほどけてきて旨みの余韻も伸びてきました。旨いです。慌てて買い足しました^^
2015年10月16日
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ヴァン・ド・フランス・ル・プティ・ルキュアン[2013]/レ・ヴァン・コンテ白に引き続き、レ・ヴァン・コンテのベーシックな赤を。ガメイ100%の模様。このガメイが、どんな土壌で仕込まれたのかは不明ですが、最近ビオ系だと、ボージョレよりロワールのガメイのほうが好ましく思えることが多い気がします。ボージョレはおそらく花崗岩土壌なのでしょうが、その土壌とガメイとMC醸造の組み合わせのせいかは、よくわかりませんが、ボージョレのビオガメイがある種のツルンとした酒質を感じるのに対して、ロワールのそれは、もっとざらついた感じがして、いい意味のにごり感がある気がします。このワインも、いちごはいちごでも野いちご感が強く、梅きのこ系の香りとの相性もいい感じでした。ちょっと前に飲んだ2012年の別キュヴェは、ガメイとコーの混醸でしたが、あれに比べると土っぽさはないのですが、そのぶんチャーミングで、これはこれでよかったです。ちなみに先日飲んだ白、残した半分を次の日に飲んだら、ややメリハリがなくなり、フラットな味わいになりました。こちらは一昨日に半分、昨日に残りを飲んだのですが、2日目のほうが味わいが開き、美味しくなった気がしました。しかし白赤とも、2,000円ちょっとのビオワインとしては完成度が高く、今後もリピート必至な気がします。
2015年10月15日
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先週末、三軒茶屋のラポに行きました。持ち込みのワイン会の予定でしたが、主役が急な出張で欠席になったため、残りのメンバーで、お店のワインを飲むことに。グラスで泡の後、白1、赤2。知らなかったアントワーヌ・シャトレのムルソー・ブシュエール09。ネゴシアンの模様。ネットリ系の、オーセンティックな味わいのムルソー。有名どころの1級には遠く及ばないかもですが、何人かで飲む白としてはなかなか。ショヴネ・ショパンのニュイサン1級のミュルジュ09。前代が偉大だったため、決して評判のよくないショーヴネですが、このミュルジュは悪くなかったです。タンニンのエッジがやや残り、やや抽出が強めに感じましたが、09らしく果実味がたっぷりめで、好ましい土っぽいニュアンスがありました。これも1級格かは別として、飲んで美味しい赤でした。〆にルモワスネのルメノ06。最後の1本だそうでしたが、ほどよい熟成。ブルゴーニュ・ルージュとしては申し分なし。ミュルジュよりはシンプルですが、バランスはこちらが上かも。いつものことですが、特筆すべきはお値段で、3本とも6,000円前後。お店で飲むブルゴーニュとしては、破格ですよね。ちなみにグラスで飲んだのは、J.ラサールなのですが、たっぷりの1杯で何と600円。料理もワインのアテとして申し分もないので、リピート必至です^^
2015年10月13日
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ヴァン・ド・フランス・ル・ピュイ[2013]/レ・ヴァン・コンテ最近、ひさびさに赤を飲んで、その存在を思い出して、何本か購入したレ・ヴァン・コンテ。白のル・ピュイも何ヴィンテージかぶりです。ひと口飲んで、「あっ、あと2、3本買っておけばよかったかも」と思った、個人的には家飲みのツボの味わい。ソーヴィニヨン・ブラン100%。軽量級のワインですが、青さをまったく感じさせない完熟の味わい。ロワールのビオ系SBの、リーズナブルなラインの場合、たとえばヴァンサン・リカールのように青いニュアンスを残す造り手もいますが、暑い時期はそれもいいのですが、これからの季節はピュズラやレ・ヴァン・コンテ系が、美味しく感じる気がします。軽みが美味しさにつながるという意味では、ロワールのソーヴィニヨン・ブラン、アルザスのピノ・ブラン、イタリアのガルガーネガ系、それもビオ系生産者の白が、好みです。これよりやや重めで、ある種のネットリ感が欲しい時は、ロワールのシュナン・ブラン、アルザスのリースリング、イタリアのアルネイス。そのあたりの何本かの在庫が家にあると、何となく安心な気がします^^
2015年10月09日
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アサイィ・アヴィーズ・キュヴェ・レゼルヴ[NV]昨夜は、渋谷のイザカヤ・ヴァン。オススメの泡をボトルで。ブラン・ド・ブラン、アヴィーズ100%かは不明ですが、ミネラル、酸ともハリがあり、酒質も強め。家で飲むより外で飲むほうが、ブラン・ド・ブランは美味しい気がするのはなぜでしょう……。また最近、泡や白に対する自分の嗜好が、やや酸やミネラルが強い、堅めのタイプに向いていることも大きいかもしれません。その後、赤ワインをグラスで2杯。まず、フォラン・アルベレのコルトンの2009年。ダンジュヴーユのヴォルネイ・シャンパン03との2択でしたが、迷わずコチラに。最近、気が付くとネットでワインを検索している際、コルトンやクロ・ヴージョを探していることがあります。華やかなタイプではなく質実剛健なピノを飲みたいキブンなのかもしれません。もちろん、GCの中では安い!ということも大きいのですが^^この09は、想像通りの味わいでした。香りの要素は控えめで、樽のニュアンスも感じられますが、黒7、赤3くらいの果実味は強く、タンニンもよく熟している模様。まだまだ初期的ですが、そんな堅めの味わいを飲みたいキブンだったので。〆は、オススメのボーヌ・ブレッサンドの1997年。ドメーヌ・ブサンスノは、知らない造り手でした。これも、実に週の半ばの最後の1杯にふさわしい(?)味わいでした^^ 97というまあまあヴィンテージらしい佳酒。熟成は進み具合からすると、果実味のピークは過ぎて、甘やかなニュアンスは全開。ボーヌらしい温かさを感じる味わいでした。古酒として頃よく美味しいのですが、その余韻にひたらずに、「美味しかった、さあ帰ろう!」というキモチになります。サーヴしてくれた3代目オーナーのKくんとは、15年近い付き合いになりますが、そのへんのさじ加減、絶妙になってきてるな、と思った夜でした。
2015年10月08日
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個人的なド定番のビオ白、ヴェネトのラ・ビアンカーラのサッサイアとマシエリ。最近、2014年が出回り始めたので、1年ほど置いておいた2013年を順番に飲んでみました。下位キュヴェのマシエリ、こちらはSo2を少量添加。リリース直後は、ややシャバイ感じがあるのですが、少し置くと、肉付きを増してくる印象があります。堅めの味わいですが、この心地よいミネラルと旨みは、ビアンカーラならではのものだと、いつも思います。対するサッサイアは、So2無添加。マシエリと明らかに外観が違っていて、あちらが緑ががった白なのに対して、こちらは黄金系の濃い色合い。酸化熟成がグッと進んでいて、熟成香と旨みがしっかり。ふだんは、酒質が一回り大きいサッサイアが好みなのですが、今回は堅めの味わいのマシエリのほうが、好ましく思えました。もっとも、もう少し寒くなってくると、サッサイアが美味しく感じるようになるような気もします。サッサイアは1本ずつ、数年分をストックしているのですが、だいたいSo2を少量添加しているキュヴェのほうをとってあります。どんなふうに変化しているか、近々、08あたりを開けてみようと思っています。昔からビアンカーラを飲むたびに思っていたのは、「泡を造ってくれないかな?」ということ。このミネラル感にバブルが加わったら、相当旨いんじゃあないかと。願い続けていた甲斐があって^^、2014年はついにフリザンテがリリースされました! さっそく買ったので、少し落ち着かせてから飲んでみようと思います。たいがいのスパークリングより、美味しいんじゃないかと、期待しています。ちなみに、もう一つ泡を造ってくれないかと思っているのが、シャブリのラヴノー。泡を造ったら、セロスもびっくりのブラン・ド・ブランになるように思うのですが、どうでしょうね?
2015年10月06日
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ド・スーザ・エ・フィス ブリュット・トラディション[NV]ビオ系のレコルタン、白ブドウと黒ブドウは半々、デコルジュ後、やや瓶熟が進んだボトルでした。ドサージュ7gだそうですが、ブドウが健全に熟しているからでしょうか、もっと多いように感じました。たぶんバランスはとれているのでしょうが、何となくシャブリ系を飲もうかと思っていて、休日なので泡でも開けようかと方針変更して飲みだしたから、余計にそう感じたのかもしれません。柑橘とミュール、ミネラル感も感じられ、余韻もなかなかで、バランスよき味わい。キモチを弛緩してくれる系の味わいだったので、家で飲む泡としては申し分のない味わいでした(?)。ですがですが、おそらくその日は、もっと酸を欲していたようで、日頃は敬遠している、もう少し神経質なタイプのほうがよかったかも、と思ったのも事実。あくまでキブン、の問題ですが……。
2015年10月05日
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バルバレスコ[2010]/プロデュットーリ・デル・バルバレスコ協同組合という、寄合所帯のイメージのある在り様の中で、ワインの世界では、シャブリのシャブリジェンヌやローヌのエステザルグなど、高い評価の組合も少なくありません。このバルバレスコの組合も、「最高峰」などと評されたりしますが、確かにハズした経験がありません。いちばんベーシックなこのバルバレスコも、ラズベリーを思わせるきれいな赤系果実と透明感のある酸とミネラルで、シャンボールやヴォルネイにも通じる味わい。14%というアルコール度数を感じさせません。アフターに感じるスパイシーなニュアンスは、明らかにイタリア独特のもので、やはりブルゴーニュ好みのワイン好きにとって、好みが分かれるところだと思いますが、私はかなり好きです。組合のベーシックなこのワインは3,000円台半ばですが、正統派のネッビオーロとしては、相当にコスパがよいと思います。最近、キャンティも飲みましたが、ワイングラスメーカーが、キャンティグラスをボルドータイプを小さくした形にして、ネッビオーログラスをバーガンディグラスと近しいシェイプにしたのは、何だか納得できる気がします。かなり強引な印象ですが、サンジョベーゼはピノとボルドー系品種を混ぜた味わい、ネッビオーロはピノにシラーをトッピングした味わいに近しいのでは?という気がします。
2015年10月02日
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昨夜は、北参道のラ・カーヴ。先日行ったカウンターの店、アトリエ・レ・カイユのすぐ下の地下にある、広い店舗。同じ経営で、セラーから自分たちでワインを見て選ぶシステム。料理もオーソドックスですが、選択肢多いです。特に、ドフィノワやグリンピースの蒸し煮、にんじんのクミン風味といったガルニを、単品で注文できるのもいい!です。その日は、ワインな人々ではなかったので、何を選ぼうか、少し迷いましたが「困った時のアルザス」の白&赤を。知らない造り手のエーデルツヴィッカー。1リットル瓶。最初は間違いない選択肢として、マルク・テンペのピノ・ブランにしようかと思っていたのですが、お店の方が「これ、最後の1本です」と言われたのでコチラに。エーデルツヴィッカー、セパージュする品種は造り手によりさまざまで、ピノ・ブランやオーセロワが主体で、あまりたくさんの種類を入れない生産者もいますが、これはたぶん多品種だった模様で、芳香性が高く、ゲビュルツやリースリングも入っていたように感じました。こういったタイプの白は、温度によって、主役を張るぶどうが変わるような気がして、そこが魅力です。だんだん温度が上がってくるにつれ、ゲビュルツ系からリースリング系に、香りが移ってきて、飲み飽きしません。好評でした。赤は、クリスチャン・ビネールのピノを。2011年でした。キュヴェ・ベアトリスという古木から造られる上級キュヴェ。過去の経験では、ノーマルより濃密だった記憶があります。最初、やや還元していましたが、それが振り切れたら、やや煮詰めたプラムに、ごくごく軽くカカオ系のほろ苦さがトッピングされていて、これも温度が上がるほど、味わいが透明感を増してきて、美味しく、これまた好評でした。アルザス、ビオ系でも不安定を感じることが少なく、本当にハズレを引くことが少ない気がします。
2015年10月01日
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