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昨夜は、くるり♪のライブ。1stと2ndのアルバムの楽曲のみを演るという、おぢさんにはたまらない趣向でした。終演後、ワインを3人で3本。泡、白、赤。珍しく(?)、ワインのチョイスに失敗しました。美味しい思えたのは、このラングロワのクレマンだけ。やや甘めでしたが、青いニュアンスがそこを撓めてくれていて、暖かい夜にぴったりでした。画像ナシですが、白はマウント・エデンのシャルドネのスタンダードの08。この季節にはその濃さと甘さが、重たかったです。冬だったら、美味しく感じたかも、です。赤はメゾン・ロッシュ・ド・ベレーヌのブルゴーニュ・ルージュ12。こちらは終始、漢方薬的な香りが支配していました。同年のドメーヌものは美味しかったのに......。前日のアンブロワーズも、寒い季節だったら酸の強さが気になったのかも、と思ったりしました。季節とワインの相性、ありますね。
2015年04月29日
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ブルゴーニュ・ブラン[2011]/ベルトラン・アンブロワーズそこそこ有名なドメーヌ、そのネゴス部門のACブルゴーニュの赤&白、2011年、そんな共通項のあるワインを何本か買いました。どれも2,000円くらい。その中の1本を開けてみました。アンブロワーズの白。アンブロワーズとかトロ・ボーって、赤も白も美味しいイメージがあります。白も旨いイメージあるのは、おそらくどちらも、フラッグシップのコルトン・シャルルマーニュの評価が高いからでしょうか?アンブロワーズのACブルゴーニュは、スクリューキャップ。ラクチンでいいですね。さて11年の白ですが、小さいながらも佳酒でした。酸が立ち気味なのですが、その酸の按配がいい感じです。どこかシャブリやリースリングに通じるニュアンスがあります。もちろんフリント香やぺトロール香はありませんが、少しスモーキーな感じがして、たまたまその夜が生の海鮮系が中心だったので、たまさかの相性もよく、満足感大でした。洋風、濃いめの食事だったりしたら、おそらく薄め、酸っぱめに感じたかもしれませんが、このワイン、街場の和食屋に置いておいて欲しい味わいでした。
2015年04月28日
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先週の土曜日は、月イチ恒例のワイン会。恵比寿の和食店で4人で5本。1本目の泡で、いきなり大物登場。シャルル・エドシックのシャルル・ブラン・デ・ミレネール1995 。NV、ロゼ、ヴィンテージ2000と飲んできましたが、このフラッグシップは初です。ブラインドでは、ブラン・ド・ブランとは思えず……。プレヴォーに似ているな、と思ったりしましたが、ドサージュもわりあいあるようです。メニルのシャルドネだそうで、時間が経つとアラン・ロベールなどにも通じる香味が顔を出してきました。シャルル・エドシック、スタンダードの味わいから、このプレステージはクリュグ系の強い味わいを想像していましたが、もっとバランス派のエレガント系でした。今回、1本だけネタが明かされていたのが、ルフレーブのピュセル06。そう、いまネットで品薄&値上がりの最中のルフレーブが、今回のメインでした。でもう1本、ブラインドでわりあい太めの果実味でムルソーと思ったのが、クラヴァイヨンの11年でした。クラヴァイヨン、飲み頃はまだまだ先ですが、11年でもわりかし開いていました。対するピュセルは、やはりきれいで強めの酸が特徴的で、ミネラル感もクラヴァイヨンより明らかにある気がします。持ってきた方は、同年のフォラティエールが最近抜群に美味しかったそうですが、ピュセルはまだまだ熟成の途上のようでした。泡、白と大物だったので、私の持参した赤は、みなさんには物足りなかったかもしれません。ラファルジュのモノポール、ヴォルネイ・クロ・デ・シャトー・デ・デュックの04。ヴォルネイの御三家、いちばんエレガントなのがダンジュヴィーユ、バランスがいいのがプス・ドールだとすれば、いちばんしっかり系なのがこのラファルジュだと思います。トロワグロ御用達であることの関係で、昔は小田急百貨店でよく買いました。ブラインドでは、コルトン? ポマール?と思われたように、タンニンがしっかりありました。エキス系の味わいで、私はヴォーヌ・ロマネに似ているな、とよく思います。カシスやプルーンを感じる味わい。04でしたが大人しめで、時間が経つと開きそうでしたが、そこまでいかずに完飲。これももう10年かもしれません。もう1本持っていますが、しばらく放置、です。〆はネックしか撮らなかったのですが、このクロ・デ・ジュという畑、ロティのマルサネ05でした。これもやや黒い風味で、しっかり系の造り手のジュヴレかと思いました。このマルサネも、05ということでまだまだ先が長そう。ロティの畑名付きマルサネは初でしたが、なかなかいいですね。ニュイの有名村が軒並み高くなっている昨今、この手を買って寝かせて飲むのは、コスパ的にもいいかも、ですね。このメンバーで少し前に飲んだ、ただのマルサネ村名の98は、熟成が進んで赤い果実のニュアンスが入っていて、いい古酒の味わいになっていました。でもこれも、10年ではまだまだかもしれません。というわけで、泡以外はまだまだこれから先がありそうなラインナップとなりました。いつもの4人、私以外の3人はしっかり飲み食べる派で、この和食店でかなり食べた後、焼鳥屋へ。私も付いていきましたが、けっこうな量を注文して、びっくり! この時点で、私は半睡。そして、私以外の3人は3次会にシャンパンバーに行って、ユリス・コランを〆シャンで飲んだそうです。アルコールの許容量、月イチでいいから倍くらいにならないもんかな、と思います……。
2015年04月27日
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サッサイア[2011]/ラ・ビアンカーラVdP アルデッシュ・ガメイ・ラ・スーテロンヌ(2007)/エルヴェ・スオー今週は、月曜は外飲み。白はリーズナブルな南アのシュナン・ブラン、赤は奥野田ロッソ。火曜は、サッサイアをボトル半分。11年のSO2無添加バージョン。サッサイア、よく思うことですが、良い年はボトル下部の澱混じりの部分より、上部の上澄みのほうがクリアで美味しい気がします。その日は上部をペリエの小瓶に移して下を飲んだので、時間が経つと酸化が進んでややエグミが……。しかし、最初に1杯はやはり美味しかったです。果実味でなくミネラルと旨みが先行しますが、ボディもしっかりあるので、この値段でこの飲みごたえは、なかなか他で見つからない存在感です。で水曜日は、人間ドック前日で断酒。木曜日、残りのサッサイアが旨くてクイクイ進み、赤を抜栓。先日、駒澤大学のビストロ・コンフルで飲んで美味しかった、エルヴェ・スオーのガメイ。飲んだ翌日にしネットで注文。お店で飲んだのは08でしたが、今回のは07(VdPなので、表ではなく裏エチケットに記載があります)。ヴィンテージが変わっても、ほぼ同じ印象。このビオガメイ、相当旨いです!香りも味わいも、いわゆるロック系。土、きのこ、プラム、野いちご、よい意味での鉄さびのニュアンス。最近、自然派の造り手のクリュ・ボージョレでも、これだけきれいな旨みを持ったワインを飲んだことがありません。MC臭くないし、ある意味ピノっぽい味わいです。縦の階層性はありませんが、横にじんわりと広がる美味しさです。贔屓のシャソルネにも通じる味わいですが、こちらのほうがやや甘く、やや濃いですね。ブルゴーニュでいま、この手の味わいを求めると2倍の値段になってしまうかも、です。ここの赤、シラーもあるそうで、試したいと思うのですが、たぶんこのガメイのほうが好みの予感がします^^
2015年04月25日
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ブルゴーニュ・ピノ・ノワール[2013]/ドメーヌ・ユドロ・バイエブルゴーニュの赤、2013年をじっくり1本飲むのは初です。毎ヴィンテージ買っている、バイエのブルゴーニュ・ルージュから。開けたてから「旨い!」と思った12年より、果実味が控えめ、酸が出っ張っています。12年のパスグラのようです。オフヴィン感、ありますね。でも後半少し要素がふくらんできたので、半年くらい経つと美味しくなりそうな気がしました。この1本で決めつける気はありませんが、何しろ値上がりしているヴィンテージなので、13年を買い進めるよりは、まだまだ売っている11年を選んだほうが、デイリーを買うのであれば、少しの瓶熟も期待できるのでいいかも、と思いました。
2015年04月20日
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ブルゴーニュ・ブラン・ビゴ[2013]/フレデリック・コサールもう買わない、もう買うまいと思っていても、気が付くと買ってしまっています。新ヴィンテージ。ブルゴーニュの2013年、早めにリリースする造り手のワインがちらほら出回り始めました。リリース、毎年早くなっていないか?と思うのですが、そんなこともなく、年齢が上がり、月日の歩みが早くなっているだけのことです……。あまりよくないヴィンテージ&値段も高いと、ネガティヴな条件なのですが、ついバイエ、バロー、そしてこのワインも買ってしまいました。このワイン、シャソルネのネゴス部門に数ヴィンテージ前から変わったようです。2012年が、前年に比べて2割以上アップして、買うのを止めたのに、同じ価格のコレを店頭で見かけて、気が付くとキャッシャーまで運んでいました。勢いで買ったので、勢いで開けてみることにしました。グラスに注ぐと、かなり濃いめの色調。ひと嗅ぎ&ひと口すすると、いつものシャソルネの世界。やっぱり好きだなあ、と思ってしまいます。ミネラルと酸が酒質全体に行き渡っているのですが、鋭角的でなく、一呼吸おいて、じんわりやってくる感じが何とも言えません。この遅効性なところが好みなんです。旨みもしっかりあって、毎ヴィンテージ、ブレがないなあと思います。ビオなのに還元的なことはなく、開けてすぐ美味しいのが、初日派の私にとっては嬉しいところです。ところが、いいことばかりではなく……。酸化のスピードが早いのです。1時間も経たないうちにある種のシェリー感が出てきて、軽いエグミも……。シャソルネの白で、こんなに変化が早いのは初めてです。このワイン、もしかるすると熟成前酸化してしまうかもしれません。いま数人で一杯ずつ飲むには最適ですが、家で寝かせるのは危険かも。11年がまだ1本ありますが、どうでしょう。昨夜は早めに飲んでしまうかと思いましたが、開けるの、ちょっと怖いです。
2015年04月16日
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アンリ・ジロー・オマージュ・ア・フランソワ・エマール週のアタマのほうに飲む味筋じゃあないんだろうなあ、と思いつつ、寒ささえ感じる雨の月曜日の夜、カラダがある種のねっとりした味わいを求めていて、思わず開けてしまいました。アンリ・ジロー、上のクラスはワイン友達にごちそうになることはあっても、自分で買ったことはありません。エスプリかコレ。ことにこのフランソワ・エマール、クドサとやりすぎ感を感じる方もいるでしょうが、ときどき無性に飲みたくなります。最近、ネットで割安で出ていたので、入手しました。一口飲むだけで、特徴のある味わいが口の中を満たします。樽感、いい感じの苦み、濃いめの酒質で香りはムンムン系。ゴージャスですね。同じ濃い系でも、シャルル・エドシックのほうがエレガントかもしれませんが、このある種のデカダンなニュアンスは、個人的には好みです。おそらくもっと暖かくなってくると、暑苦しく感じるのかもですが、肌寒い春の宵には、何だかピッタリな味わいでした。
2015年04月14日
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ボーヌ・ブラン 1er Cru レ・ゼグロ[2002]/ルイ・ラトゥールルイ・ラトゥールのこの手のバック・ヴィンテージ、手頃な値段で売られていて、ときどき手を出します。昨年飲んだ同年の、ただの村名ムルソーがかなりよかったので、購入してみました。まあ瓶差もあるのでしょうが、このワインはいまひとつ、でした……。良年らしく、熟した果実味はあるのですが、香りの要素も少なめ、余韻も短めでした。ルイ・ラトゥールのリーズナブルなバック・ヴィンテージ、ピュリニィやムルソーといったメジャーなアペラシオンのほうが、ただの村名でも当たる確率が高い気がします。あとそういえば今回はネット購入でしたが、前回のムルソー02は、恵比寿のラ・ヴィネで入手したものでした。ラ・ヴィネ、ネット価格より割高なのですが、バックヴィンテージで状態の悪いものが少ない気がします。最近行っていませんが、覗いてみたくなりました。ただ実店舗に行くと、わざわざ時間をつくってしまった感があって、つい予定以上にお金を使ってしまうんですよね……。
2015年04月13日
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昨夜は、ワインを教えて欲しいというみなさんによる集まりの3日目。北参道のアトリエ・レ・カイユの下にあるラ・カーヴにて。両方のオーナーである山下さんは、お店を開く前からの知り合いでしたが、こんな大箱も開いていたことを知りませんでした。ビストロ定番系が揃っていて、とてもよかったです。ナヴァラン・ダニョーが特に! ガルニも別にチョイスできるようになっていて、グリーンピースの蒸し煮も惹かれましたが、春冷えの昨日だったので、ドフィノワを。このお店、セラーから好きなワインを選ぶシステム。4人で以下の4本。1本目は知らなかったペティアン。ビオ系、残糖感もいい感じのシュナン。2本目は。ラングロールのロゼ。これが……。3本目は、これまた初めてのソミュール。2010年はロワールもよかったのでしょうか、よく熟したベジタルなニュアンスがよかったです。4本目は、ひさびさなリショー。「そうだ、リショーがあった!」と膝を叩きたくなるくらいの納得の旨さ。柔らかくスパイシー。よきビオローヌ!しかし残念だったのは、2本目のラングロール、個人的3大ロゼだったのですが、抽出過多なのか、見た目は赤ワイン。MC臭く、やや鈍重な味わい。昔はもっと、軽やかな旨み感があった気がしたのですが……。ラングロール、最近は2連敗です……。ちなみにいちおう勉強会、前2回はブルゴーニュばかり飲んだので、今回は違うものを飲んだのですが、ちょっととりとめのないチョイスだったかも、です。もう話すことなんかないよ、と思ったので、今回のレジメは、オススメワインの具体名。値段、入手しやすさ、安定感あたりを基準に、以下のようにしましたが、こんなワインブログをご覧になるみなさんだったら、おおいに異論、反論がありそうですが……。今回リショーを飲んで、ローヌはリストに挙げたものより、オススメ度が上かも、と思いました。●2,000円以下~3,000円台のオススメワイン1 ブルゴーニュ赤・ユドロ・バイエ(ブルゴーニュ・ルージュ)・ドメーヌ・フェヴレ(メルキュレ・クロ・デ・ミグラン)2 ブルゴーニュ白・ダニエル・バロー(マコン・ヴェルジュソン・ラ・ロッシュ)・ルイ・ジャド(ソンジュ・ド・バッカス)3 ボルドー赤・ル・オー・メドック・ド・ジスクール(古めのヴィンテージ)・カプ・ド・フォジェール(古めのヴィンテージ)4 ローヌ赤・エステザルグ協同組合(ドメーヌ・ド・ラ・モンタニェット)・ザコル(ル・カブ・デ・ザコリット)5 アルザス白・マルク・テンペ(アリアンス)・ガングランジェ(シャンガラ)6 ロワール白のオススメ・アンリ・ブルジョワ(プティ・ブルジョワ)・ピュズラ・ボノーム(蔵)7 キャンティ・クラシコ(赤)・イル・パラッツィーノ(古めのヴィンテージ)・レ・コルティ(古めのヴィンテージ)8 スパークリング・メイエ・フォンネ(クレマン・ダルザス・ブリュット・エクストラ)・ルー・デュモン(クレマン・ド・ブルゴーニュ・ロゼ)
2015年04月09日
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ブルゴーニュ・ピノ・ノワール[2011]/シャントリーヴ前回に続いてシャントレーヴ、ではなく、改名前の2011年ものなのでシャントリーヴ。赤です。ややベジタルな印象。オフヴィン&標高高めのぶどうなのか、やや熟してない感じがあります。ネットで見たら、モンテリー産だそうで、確かにある種の「いなたさ」があります。ニュイの高名な赤の造り手はその限りではありませんが、ブルゴーニュで赤も白もある程度たくさん造るドメーヌ、あるいは多くのネゴシアンの場合、ACブルゴーニュというカテゴリーだと、同じ生産者の場合、白のほうが美味しく感じることが、個人的には多い気がします。何故なのでしょう?1 シャルドネよりピノ・ノワールのほうが気難しい。特に栽培において。2 たとえばネゴシアンが同じ値段を出した場合、シャルドネのほうが質のよいものを入手しやすい。3 赤と白を比べて、(私の場合)赤を飲んだ経験値が多いので、ピノに対するほうが評価が厳しい。さて……。
2015年04月08日
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ブルゴーニュ・シャルドネ[2012]/シャントレーヴリーヴだったか、レーブだったか、よくわかっていなかったのですが、この年からシャントレーヴになったんですね。プスドールとブスドールは間違わないと思うのですが、これはこの先もわからなくなりそうです……。2011年のシャントリーヴのこの銘柄も飲みましたが、印象は大きく変わらず。白くて堅い桃のような香り、きれいで丸い酸。スレンダーな果実味とミネラル。今どきの味わいに思えます。12年でも、抑制的に造っているようです。最近のこの手のワインに共通するのかもしれませんが、初日より2日目以降のほうが、明らかに美味しいですね。やはり、還元的に造っているのでしょうか? 初日派の自分にとっては、好ましくないのですが^^もちろん味がふくらんできたといって、さほどふくよかになるわけでもありません。パンでいえば、油脂の入っているリッチなタイプではなく、小麦粉と水とイーストだけで造ったリーンなタイプのような佇まいです。このワイン、和食系、それもそば屋などでオンリストされていたら、きっと嬉しくなるだろうと思います。シャルドネとピノ・ノワールのリーンな味わいへの方向性、たぶん全世界的な傾向なのでしょうが、それでもカリシャルなんかは、まだまだ豊満な部分が残っているので、最近飲みたくなることが増えました。全粒粉のコンプレも、バターたっぷりの厚切りトーストも美味しいですからね。
2015年04月07日
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ピノ・ノワール・ルシアン・リバー・ヴァレー・ブエナ・ティエラ・ヴィンヤード・ハロー・ドロ・ブロック[2008]/ブローガン・セラーズ1年半ぶりに飲んだ、ブローガン・セラーズ。この銘柄、ブローガン・セラーズのラインナップの中では、トップキュヴェだそうです。前回は07でしたが、アルコール度数がけっこう違います。07は13.5%でしたが、今回の08は14.7%。ブルゴーニュではまずお目にかかれない数字です。しかし、飲んでも高アルコール度数感は、不思議とありません。確かにカリピノらしさはありますが、さほどジャミーではなく、少しシリアス。でも赤系のベリーでも大粒感があって、落雁のような柔らかい甘みは、明らかに新世界のものです。シリアスなニュアンスがあるのは、わりあいしっかり感じられるタンニンから来ているからかもしれません。これがいいアクセントになっている気がしました。
2015年04月06日
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アンジュ・ブラン・セック・レ・ピエール・ノワール[2011?]/ドメーヌ・デ・カール今週の月曜日、新宿で1年半前のライブの劇場映画版を観に行きました。ワイン夢中歴より長く、数えると人生の1/3ほど、このバンドに肩入れしていますが、昨日の集客力も凄かったです。昔のライブ映像を観るといつも、あの場所には今より若い自分がいたのだなあ、と思ってしまいます。最近読んだ盛田隆二の小説のタイトルではないですが、『残りの人生で、今日がいちばん若い日』という心境です。その後、新宿といえば定番のマルゴへ。知らない造り手のアンジュ・ブラン。シュナンの辛口。熟した杏や洋梨のニュアンス。シュナン・ブランは、最近どんどん好きになっている品種です。この白を飲みながら、いつものライブ仲間と話したのは、このバンドの人気の高さと長さ、そして最近新たに肩入れを始めたシュリスペイロフというバンドが、もっと売れるべきだ!という話。その一方で、売れていない故の悦びもあるという話になりました。先日、私はこのバンドのボーカルが出演したライブを1回、胃腸が不調になって無念にも行けなかったのですが、その次のライブで彼から「お腹の調子、もう大丈夫ですか?」と声をかけられたのです。「あれは嬉しかった」と私が言えば、「あれは羨ましかった」とライブ友達。彼には「ハライタ」のあだ名のファンとして認知してもらおうという話に落ち着きました。好きなバンドとの距離が近いというのは確かに嬉しいことですが、でもブレークしなくて活動を休止されるのは困ります。これ、あまり知られていない時に好きになったドメーヌが、すっかり人気になって遠いところに行くのはイヤだけど、人気が出ないために輸入されないのは困る、そんな話と似ていますね。
2015年04月03日
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昨夜は、駒澤大学のビストロ・コンフルで、仕事の前のチームの4人で会食。飲んだことにないものをあれこれ飲みましたが、すべて美味しかったです。特にこのエルヴェ・スオー、ルイ・ラトゥールでおなじみのアルディッシュの造り手だそうですが、ガメイ100%の08。いわゆるMC系なのですが、素晴らしいビオの香味で、還元していない時のフィリップ・ジャンボンのよう。極めて気に入ってしまいました。最初にグラスで飲んだギィ・アリオン、ロワールのクレマンに旨いものナシという思い込みを覆す、熟度と深みのある泡。聞けばマキコレだそうで、なるほど!最初のボトルは、リーフレ。泡やピノ・ブランは飲んだことがありましたが、リースリングは初でした。13年でしたが、ソフトなタッチでいい感じ。その後、冒頭のスオーをクイクイ飲んでしまったので、さらにグラスで一杯。ポルタ・ディ・ヴェルティーネという造り手のキャンティ・クラシコ2010。インポーターがラシーヌだそうですが、ラシーヌさんが好きそうなミネラル感とタイトさがあって、これも美味しかったです。ワインの画像、FBでアップしたら、ワイン友達から「同じキャンティを恵比寿のワインバーで飲んでいます」というコメントが。知らない造り手でしたが、密かに流行っているのでしょうか?
2015年04月02日
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ブルゴーニュ・ルージュ V.V.[2011]/ドメーヌ・ペロ・ミノ家の近所で売っていたので、ひさびさにペロ・ミノなんぞを。濃厚系から転向したと言われてから、一度も飲んでいませんでした。フーリエもそうですが、V.V.表記がやたら多い造り手と記憶していますが、これも古樹由来の模様。エキス系、でした。確かに抽出や樽香は、昔より抑えめになったかもですが、決して薄め、柔らかめではなく、カッチリした酒質です。11年らしく、果実のボリュームも控えめで、昔のようなジューシーさやヨード系のニュアンスはありませんでした。時間を置くと、もう少し要素が出てくるのかもしれません。造り手の性格もしっかり、カッチリ系なのでしょうか? 真面目に濃厚さを7掛けにしたようにも感じました。オフヴィンテージの下位のキュヴェは、もうちょっとゆるい造りのほうが、すぐ飲んで美味しいのかもしれませんね。昔でいえばトルショーやラフェ、今だとバイエやカデットとか?バイエは13を入手したので、近いうちに試してみたいと思います。
2015年04月01日
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