本日は恒例の年末の墓参。
いつものコースと違う道を行くと、かつて田畑であった処が住宅地になっていて様変り。野中にポツンとあった水走家の墓も住宅に取り囲まれていました。三日見ぬ間の、とまでは言わないけれど、見慣れた景色がいつの間にか失われているというのが現実という奴ですな。
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。 たましきの都のうちに、棟を並べ、甍を争へる、高き、卑しき、人のすまひは、世々経て尽きせぬものなれど、これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家はまれなり。あるいは去年焼けて今年作れり。あるいは大家滅びて小家となる。住む人もこれに同じ。(方丈記)
水走氏は中世にこの地域を支配していた氏族。枚岡神社の祭神・天児屋根命を祖とし、中臣氏やその後裔である藤原氏とも同族の平岡連(平岡氏)の末裔の氏族である。
現在の東大阪市五条町の山麓、この墓所のある付近一帯に広大な屋敷を構えていたようである。詳しくは下記<参考>と説明板をご参照下さい。
<参考> 水走氏
・Wikipedia
墓参・梅の花今か咲くらむ
2012.3.3.
墓参の後、山麓を暫し散策。
煤逃げの 墓参のあとや 回り道 (筆蕪蕉)
墓から東大阪市立郷土博物館へ行く途中に行場がある。昔は滝があっただけだったが、ここでも「いつの間にか」周囲に小さな祠や石碑群が置かれて行場らしい「怪しげ」な雰囲気を醸しているのでありました(笑)。
(行場)
かたわらでは、ヤツデが「あっしには関わりのねえこってござんす。」と白い花を咲かせているのでありました。
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