【前週成績】
成績を気にするのは、過去の分析が現在も通用するのかに注意を払い続ける必要があるためです。
前週の事前分析成績は16勝4敗、前提を満たさなかったことが6回、判定不可が3回でした。オカルトは含めていません。判定は、リンク先の詳細分析記事の結論が、今回の発表でも通用したかを判定しています。
前週の取引成績は8勝3敗、それとは別に事前方針にない取引で2勝、取引中止が7回でした。取引時間は24分38秒で、損益は+34.51pipsでした。
pipsの小ささはあまり気にしないことにしましょう。最近は経済指標での反応が小さい時期です。勝率さえ維持できていれば、いずれ大きく勝てる時期もあるでしょう。
ただ、 取引した1分足1本当たり平均1pips強の収益ペースは、決して悪くありません 。
【次週指標】
今週2018年9月17日〜9月21日の主要経済指標の過去反応要点は以下の通りです。
9月17日(月)日本休日
- 21:30 9月集計分 米国NY連銀製造業景気指数
本指標が単独で発表されたときの反応は小さく、指標発表直後1分足の過去平均跳幅は7pips、同値幅は3pipsしかありません。何と、2018年発表分に関して言えば、本指標が単独で発表されたことが1月と6月の2回しかないこともあって、直後1分足の平均跳幅は1pips、同値幅も1pipsしかありません。
拙速なオーダーを避け、発表後の数分間は方向を見極めた方が良いかも知れません。
9月18日(火)
- 10:30 4-6月期集計分豪州住宅価格指数
17日に詳細分析結果を投稿します。
9月19日(水)
- 17:30 8月集計分 英国物価統計
直前10-1分足はロングか取引中止、直前1分足は指標発表の1・2分前に陽線側に3pips以上跳ねたらショートをオーダーし、3〜6pipsを利確/損切が目安です。
直後1分足は事前差異判別式の解との方向一致率が79%です。指標発表直前に事前差異と同じ方向にポジションを取り、指標発表直後の跳ねで利確/損切です。
追撃は、初期反応が16pips以下のとき開始して、10〜15pips程度を利確の目安とし、10pipsを損切を目安にしておくと良いでしょう。但し、このポジションは指標発表から1分を過ぎて長く持ちたくありません。
9月20日(木)
- 17:30 8月集計分 英国小売売上高指数
前回結果・市場予想・発表結果の各差異に素直に反応する指標です。事前差異と直前10-1分足は71%、事後差異と直後1分足とは80%、実態差異と直後11分足は76%、の方向一致率です。
注意すべき点は、直後1分足終値が△20〜+20pipsの場合、その後10分で反転したことが多くなっています。 - 21:30 9月集計分 米国Phil連銀製造業景気指数
先に発表されているNY連銀製造業景気指数とは、単月毎の方向一致率が50%に達していません。参考にはなりません。
そして、過去発表時の70%は、指標発表直後に7pips以下しか跳ねていません。その70%の事例では、直後1分足が直前10-1分足と同じ方向になったなら、利確・損切の目安は直前10-1分足の高値・安値となる指標です。 - 23:00 8月集計分 米国中古住宅販売件数
かつて本指標は新築住宅販売件数に対し1〜2か月の遅行性がある、と言われていました。けれども、6・7月集計分の新築住宅販売件数を調べても無駄です。少なくとも最近はそんな関係はありません。
2018年発表分の直後1分足の平均跳幅と平均値幅は3pipsと1pipsしかありません。過去の傾向では、直前1分足は陰線率が高く、直後1分足は陽線率が高い、という特徴があります。
9月21日(金)
- 16:30 9月集計分 独国PMI速報値
指標発表直後の反応方向に影響が最も大きいのは製造業PMIです。
過去63%は指標発表直後の跳ねは10pips以下で、直後1分足が△10〜+10pipsの範囲だったときはその後どちらに反応が伸びるかがわかりません。
以上
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本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は 「1. FXは上達するのか」 をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
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注記以上