2019年のUSDJPYは105円付近を目指すとの解説も散見されます。長く続いた112円〜114円のレンジは下抜けの予想が多いものの、その時期については12月FOMC後・年明けから・3月FOMCで利上げ無しなら、と専門家の見解も分かれているようです。
怖いのは、専門家に下げの予想が多いときは一旦上げてから下げる、上げの予想が多いときは一旦下げてから上げることが多いことです。あまり先走らず、チャートを見て判断しましょう。
09:30 10月集計分 豪州小売売上高
22:15 11月集計分 米国ADP雇用統計
22:30 10月集計分米国貿易収支
24:00 11月集計分 米国ISM非製造業景況指数
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豪州小売売上高
発表後の反応が素直で伸びやすい傾向があります。直後の跳ねで高値/安値掴みに気を付けましょう。
市場予想(前回結果)
・前月比+0.3%(+0.2%)
事前差異判別式の解は+0.1です。市場予想は発表前に再確認しておきましょう。
過去反応平均順跳幅/値幅pips(2018年平均pips)
・直前10-1分足6/3(5/2)
・直後1分足18/12(16/12)
・直後11分足22/15(21/16)
過去傾向に基づく取引方針
・直前1分足は、事前差異がプラスのときショートです。
・指標発表後は1分を過ぎても反応を伸ばしがちです。初期反応方向を確認したら追撃は早期開始です
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米国ADP雇用統計
本指標は市場予想後追い型で、発表後の反応は一方向に伸びがちで、追撃・再追撃は徹底すべきです。特に、直後1分足値幅が20pipsを超えたら更に追撃を続け、超えなければ平均的に直後1分足終値に向けて戻す動きで微益を狙いましょう。
市場予想(前回結果)
・非農業部門雇用者数増減+19.6万人(+22.7万人)
事前差異判別式の解は△3.1です。市場予想は発表前に再確認しておきましょう。
過去反応平均順跳幅/値幅pips(2018年平均pips)
・直前10-1分足4/3(3/3)
・直後1分足13/9(6/3)
・直後11分足17/12(10/7)
2018年に入って発表後の反応が小さくなっています。
過去傾向に基づく取引方針
・直前1分足はショートをオーダーし、利確・損切の目安を2・3pipsとします。
・指標発表直前に前月の事後差異と同じ方向にポジションを取り、発表直後の跳ねで利確/損切します。但し、直前10-1分足が10pips以上、それとは逆に跳ねたら取引を中止します。前月事後差異は+3.8でした。
・初期反応方向を確認したら、追撃は早期開始です。最近の反応の小ささを踏まえると、狙いは3〜6pipsで良いでしょう。
・直後1分足終値で再追撃を開始し、最近の直後1分足終値と直後11分足跳幅の平均の差6pips弱が利確/損切の目安とします。
・直後1分足終値より6pips以上離れたら、直後1分足終値方向に3pips程度戻すのを狙いましょう。
・直後1分足値幅が20pipsを超えたことを確認次第、その方向に追撃を開始します。利確/損切の目安は10pipsとします。
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米国ISM非製造業景況指数
発表項目が多いものの、指標発表直後の反応方向に影響するのは、非製造業景況指数・新規受注指数・雇用指数です。本指標実態差異判別式の解の符号は、直後1分足・直後11分足との方向一致率が各91%・81%と、極めて高いことがわかっています
市場予想(前回結果)
・非製造業景況指数59.2(60.3)
事前差異判別式の解は△1.1です。市場予想は発表前に再確認しておきましょう。
過去反応平均順跳幅/値幅pips(2018年平均pips)
・直前10-1分足7/5(5/4)
・直後1分足13/9(6/3)
・直後11分足19/13(10/6)
2018年に入って発表後の反応が小さくなっています。
過去傾向に基づく取引方針
・直前10-1分足は、事前差異と同じ方向に2・3pips狙うぐらいます。
・直前1分足は、事前差異がマイナスのとき、ショートをオーダーし、2・3pips狙います。
・指標発表直前に、事前差異と同じ方向にオーダーし、発表直後の跳ねで利確/損切します。
・それとは別に、直前10-1分足が10pips以上跳ねたら、指標発表直前に同じ方向にオーダーし、発表直後の跳ねで利確/損切します。
・指標発表直後は、初期反応方向を確認したら早期追撃開始です。
・指標発表後1分を過ぎてから直後1分足値幅を削ることがあれば再追撃し、利確/損切の目安を3pipsにします。
以上
以下は12月7日に追記しています。
【事後検証】
豪州小売
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ADP
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ISM
ーーー注記ーーー
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は 「1. FXは上達するのか」 をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
ーーー注記ーーー
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
注記以上
広告以上
タグ: 豪州小売,ADP,ISM