米国中西部では大寒波襲来によって外出を控えるように警告が出ているようです。
伊国10-12月期GDP前期比速報値は△0.2%と、マイナス転換しました。ECBの夏の終り以降の利上げは益々難しい状況になりました。
米中閣僚級貿易協議は、米企業への強制的技術移転、知財権、サイバー攻撃、人民元相場、について行われ、それぞれ進展があったものの纏まらなかった模様です。両国首脳会談を行って解決を図るという結論になったようです。
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本日は、
09:30 10-12月期豪州四半期PPI
18:30 1月集計分 英国製造業PMI
19:00 1月集計分 欧州HICP速報値
22:30 1月集計分 米国雇用統計
24:00 1月集計分 米国ISM製造業景況指数
が発表されます。
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豪州四半期PPI
昨日発表された輸入物価指数前期比の実態差異は△1.4%でした。PPI前期比の実態差異は輸入物価指数前期比の実態差異と同じ符号になる期待的中率が過去71%です。そして、PPI前期比の実態差異と直後1分足の方向一致率は過去75%です。
よって、指標発表直前にショートをオーダーします。
なお、本取引は成績集計に含めません。
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英国製造業PMI
市場予想(前回結果)
・製造業PMI53.5(54.2)
事前差異判別式の解は△0.7です。
過去平均順跳幅/同値幅pips(2018年)
・直前10-1分足13/9(10/5)
・直前1分足7/5(5/3)
・直後1分足20/15(13/9)
・直後11分足28/20(16/11)
過去傾向に基づく取引方針
・直前1分足は、事前差異と直前10-1分足の方向が一致したら、その逆方向にオーダーです。利確/損切の目安は4pips程度を狙い、遅くとも発表10秒前には決済しておきましょう。今回の事前差異はマイナス(陰線)です。
・指標発表直後は、反応方向を確認したら早期に追撃を開始し、発表から1分を過ぎたら利確の機会を窺います。早期追撃開始で高値掴み/安値掴みをするリスクが生じる点への備えは、ポジションをいつもの半分程度にしておき、指標発表から1分以内の戻しがあれば1回だけならナンピンしても良いでしょう。
・指標発表から1分を過ぎたら、利幅4pips程度が狙えるときに短期再追撃の繰り返しです。それ未満の動きが期待できないときも勝てれば良いものの、時間効率が悪いスキャル癖がつくことを恐れます。
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欧州HICP速報値
市場予想(前回結果)
・HICP+1.6%(+1.4%)
・コアHICP+1.0%(+1.0%)
事前差異判別式の解は△0.2です。
過去平均順跳幅/同値幅pips(2018年)
・直前10-1分足8/6(7/5)
・直前1分足4/3(3/1)
・直後1分足9/7(5/4)
・直後11分足16/10(10/6)
過去傾向に基づく取引方針
・直前10-1分足は、事前差異判別式の解の符号と逆方向にポジションをオーダーし、利確/損切の目安は5pipsぐらいにしておけば良いでしょう。
・指標発表直前に、直前10-1分足が15pips跳ねたら同じ方向にポジションをオーダーします。そして、指標発表直後の跳ねで利確/損切します。
・追撃は、方向が不確かでやや順張りが有利です。指標発表から1分を過ぎたら利確であれ損切であれ、さっさとポジションを解消した方が安心です。
・再追撃を行うのは直後1分足が陰線だったときだけにした方が良いでしょう。このときの利確/損切の目安は5pipsぐらいで良いでしょう。
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米国雇用統計
市場予想(前回結果)
・非農業部門雇用者数増減+16.5万人(+31.2万人)
・失業率3.9%(3.9%)
・平均時給前月比+0.3%(+0.4%)
事前差異判別式の解は△14.5です。
過去平均順跳幅/同値幅pips(2018年)
・直前10-1分足6/3(4/2)
・直前1分足11/8(3/2)
・直後1分足40/31(21/15)
・直後11分足50/34(25/17)
過去傾向に基づく取引方針
・直前10-1分足は、事前差異判別式の解の符号がマイナスならショート、プラスならロングで、利確/損切の目安は3・4pipsぐらいで良いでしょう。
・NFP増減と平均時給のどちらかに過大反動が期待できるとき、もう一方の事前差異が過大反動方向と同じとき、その方向にポジションをオーダーします。発表直後の跳ねで利確/損切です。
過大反動を利用した取引は、前月のNFP結果が26万人以上だったときに市場予想を下回りがちなことと、前月の平均時給が+0.4%以上か0%以下だった翌月に過大反動を起こしがちなことが、ポジションの根拠たり得ます。前月のNFP増減は+31.2万人、前月の平均時給は+0.4です。当月は過大反動(低めに予想された市場予想を更に下回る)が期待できます。
・発表直後の追撃は早期開始、早期終了です。
・直後1分足跳幅が70pipsに達したら、同終値がつく頃まで待って追撃し15pipsの利確を狙います。但し、直後11分足終値がつくまで伸び続けたことは少なく、発表から数分で15pipsの利幅に達しなければ、どこかで決済しておいた方が良いでしょう。
・直後1分足終値を基準に、それを上回れば直後1分足終値に向けた戻しを狙って指標結果に対し逆張り、下回れば再反転して直後1分足終値に向けて指標結果に対し順張りの機会を窺います。目安は3pips程度を狙える場合です。
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米国ISM製造業景況指数
市場予想(前回結果)
・製造業景況指数54.2(54.1)
・受注指数ー(51.1)
・雇用指数ー(56.2)
・価格指数54.5(54.9)
事前差異判別式の解は△0.2です。
過去平均順跳幅/同値幅pips(2018年)
・直前10-1分足6/4(5/4)
・直前1分足4/2(2/1)
・直後1分足13/9(7/5)
・直後11分足18/13(10/6)
なお、前回発表1月3日は早朝にフラッシュクラッシュが起きた日です。そのため、直後1分足跳幅47pips、直後11分足跳幅64pips、と大きく反応しましたが、2019年発表分のため上記数値に含まれていません。
過去傾向に基づく取引方針
・発表時には、直前10-1分足が10pips以上跳ねたら指標発表直前に逆方向にオーダーし、直前1分足が10pips以上跳ねたら指標発表直前に同じ方向にオーダーします。どちらも起きたら直前10-1分足のサインを重視し、指標発表直後の跳ねで利確/損切します。
・それとは別に、指標発表直前に直前10-1分足が陽線なら、いつもの半分の規模でロングをオーダーし、10分以内に目安20pipsの利確/損切を目指します。
但し、この方針は方向だけを判定対象とし、目安到達有無は判定対象に含めません。直後1分足が終値△6pips以上の陰線となった場合は、その時点で損切です。
・追撃は、指標発表後に反応方向を確認したら早期開始し、発表から1分を経過したら利確の機会を早めに探った方が良さそうです。1分経過以前であっても、3pipsも取れたらその時点で利確で構いません。
もともと反応が小さい指標です。
・再追撃を行うなら、ポジションを長持ちするより、短期利確を繰り返す方が良さそうです。3pips以上を狙ってです。
以上
以下は2月2日に追記しています。
【事後検証】
豪州四半期PPI
分析通り、実態差異悪化で直後1分足は陰線でした。但し、反応はたったの3pipsでした。
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英国製造業PMI
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欧州HICP速報値
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米国雇用統計
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米国ISM製造業景況指数
以上
ーーー注記ーーー
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は 「1. FXは上達するのか」 をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
ーーー注記ーーー
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
注記以上
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