最近は、以前だったら単なるガス抜きの場でさえ、そうは言えないほど影響力を持ち始めた気がします。
それでも、意見表明は選挙みたいに「無記名投票」が許されるべきでしょう。弊害は多くても「記名投票」しか認めないことよりは、弊害が少ないと考えられます。顔を隠したデモや、企業のコンプライアンス違反通報の匿名も、この考え方です。
途中集計で70万件超の意見をいちいち反映しないために、予め公約を掲げた代表者を選ぶのが選挙だったはずなのに、何だか本末転倒な気がします。
FXには関係ありません。
【前週備忘】
前週はAUDの下げを警戒していたものの、これは完全に外しました。
米国は予算が成立して政府再閉鎖が避けられました。壁の建設は、大統領が国家非常事態宣言を行って、国防予算と麻薬犯罪抑制予算から転用して予算化されそうです。米中貿易閣僚協議は不十分な進展に留まったものの、進展している以上は3月1日の対中関税発動は延期の可能性が高まりました(米大統領発言)。
FRBが市場や景気の様子見をする方針を示した以上、当面は米金利が為替に与える影響が小さくなるでしょう。金利に代わって大きく為替を動かす要因は、経済指標(市場や景気)です。実際、年明け以降の経済指標への反応は昨年より大きくなっています(英国指標を除く。英国指標はいま注視していません)。
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前週の成績を纏めておきます。前週は過去の傾向通りに反応する指標ばかりでした。
・事前分析成績は9勝1敗(分析採用回数10回、的中率90%)
・事前分析の取引方針を採用できなかったことは、前提を満たさずに取引できなかったことが0回、判定不可及び取引不可だったことが2回で、計2回です(12回の取引を事前準備し、うち10回で取引可能=方針採用率83%)
・過去分析に基づく事前方針に沿った取引は5勝2敗でした(勝率71%、事前準備した取引方針12回に対する方針実施率58%)
・それとは別に、過去分析に基づかない、もしくはポジション保有時間延長による取引は4勝1敗でした(全取引に対する方針順守率58%)
・取引時間は13分11秒、損益は+39.67pips、1分足1本当たりの損益は+3.0pips
1分足1本当たり3pips以上の収益は、これで2週続けてです。これは現在、取引する指標を選んでいることも理由のひとつです。
【今週指標】
今週は、大きく動く指標が独国PMI速報値ぐらいです。英国指標は取引しません。
指標以外、USD絡み・AUD絡みでは対中関税の発動延期のツィート有無、GBP絡みは離脱延期の発表有無、が今週注意しておく点です。
2月18日(月)米国休場
注目指標なし
2月19日(火)
09:30 RBA金融政策会合議事要旨公表
18:30 1月集計分 英国雇用統計
19:00 2月集計分 独国ZEW景況感調査
2月20日(水)
08:50 1月集計分日本通関ベース貿易統計
28:00 米国FOMC議事要旨
2月21日(木)
09:30 1月集計分 豪州雇用統計
17:30 2月集計分 独国PMI速報値
22:30 2月集計分 米国Phil連銀製造業景気指数 ・12月集計分 耐久財受注
24:00 1月集計分 米国中古住宅販売件数
2月22日(金)
18:00 2月集計分 独国Ifo企業景況感指数
以上