?T.事前投稿
本指標の反応分析は こちら に詳述しています。
せっかくFXで取引するなら、?@ 取引する指標や他の指標との関係性、?A その指標発表時の反応の特徴や傾向、?B その上で独自の解釈で取引、をした方が楽しめます。単に陽線・陰線に賭けるよりも、うんちくを仕入れて楽しみながら学ぶのが一番です。
下表に指標要点を纏めておきます。
今回の市場予想は現状維持です。
前掲の詳細分析結果に基づくシナリオは以下の通りです。
- 直前10-1分足の過去平均跳幅は6pips、同値幅は3pipsです。
陽線率は61%で少し偏りがあります。また、直前10-1分足は、直後11分足との方向一致率が39%(不一致率61%)で、政策発表後の反応方向にやや逆行しがちです。けれども、ポジションを持つにはやや心もとない数字しか得られていません。
どちらに伸びるかがわからない以上、この期間の取引は避けた方が良いでしょう。
直前10-1分足が10pips以上跳ねたことは過去2回(頻度7%)あります。けれども、直前10-1分足が大きく跳ねても、それはその後の反応方向に関係ありません。
慌てて釣られないように気を付けましょう。 - 直前1分足も同様です。 この期間の取引も避けた方が良いでしょう。
直前1分足跳幅が10pips以上だったことは過去8回(頻度28%)あります。
この8回の直後1分足と直後1分足の方向は2回(25%)しか一致していません。
直前1分足が大きたときには、直後1分足がその逆方向に反応したことが多い 訳です。直前1分足は取引するよりも、参考にした方が良さそうです。 - 直前10-1分足が陰線で、 直前1分足が10pips以上陰線側に跳ねたら、政策発表直前にロングをオーダーしても良いでしょう
。例外は、10pipsどころか20も30pipsも跳ねた場合です。
- 政策発表後の追撃は、直後1分足と直後11分足の方向一致率が82%あり、その82%の方向一致時に直後11分足跳幅が直後1分足跳幅を超えて反応を伸ばしたことが74%あることを参考にします。
指標発表から1分を過ぎても反応を伸ばし続けているのだから、 初期反応方向を確認したら追撃は早期開始 です。但し、その時点で20pipsを超えていたら、拙速な追撃開始は諦めた方が良いでしょう。
直後1分足終値を超えて直後11分足終値が反応を伸ばしていたことは57%です。再追撃を行うなら、発表時点から30pipsを超えたらひとまず利確です。その後、直後1分足跳幅か終値まで戻したところで、再々追撃しても良いでしょう。このときの利確の目安は15pips、損切の目安は10pipsぐらいにしておくと良いでしょう。
以上
?U.事後検証
以下は、2018年2月6日19:30頃に追記しています。
指標結果と反応を纏めておきます。
結果は「市場予想通り現状維持」で、反応は陰線でした。
この日は前夜のダウ大幅下落を受けて、日経平均も寄り付き直後に1000円超の下落に達していました。こんな状況では、USDJPY下落に引きずられてAUDJPYも上がりません。
こうした特異な状況だったものの、そんなこととは関係ない事前分析内容を検証しておきます。
- 直前10-1分足の陽線率は61%で少し偏りがありました。また、直前10-1分足は、直後11分足との方向一致率が39%(不一致率61%)で、政策発表後の反応方向にやや逆行しがちでした。けれども、ポジションを持つにはやや心もとない数字しか得られていませんでした。
よって、どちらに伸びるかがわからない以上、この期間の取引は避けることを推奨していました。
結果は陽線でした。 - 直前1分足も同様に取引を避けた方が良い旨、記していました。
直前1分足は陽線でした。 - 政策発表後の追撃は、直後1分足と直後11分足の方向一致率が82%あり、その82%の方向一致時に直後11分足跳幅が直後1分足跳幅を超えて反応を伸ばしたことが74%あることを参考にします。
指標発表から1分を過ぎても反応を伸ばし続けているのだから、初期反応方向を確認したら追撃は早期開始を行うことにしていました。
結果は、直後1分足跳幅を超えて直後11分足跳幅が反応を伸ばしました。 - 直後1分足終値を超えて直後11分足終値が反応を伸ばしていたことは57%でした。再追撃を行うなら、発表時点から30pipsを超えたらひとまず利確です。その後、直後1分足跳幅か終値まで戻したところで、再々追撃しても良いでしょう。このときの利確の目安は15pips、損切の目安は10pipsぐらいにしておくと良いでしょう。
おそらく、この通りにやって問題なかったと思われます。
取引結果は次の通りです。
追撃だけなので、それぞれのポジションをもっと長持ちしても良かったかも知れません。が、それは結果論で、前夜ダウ下落から日経平均下落へと続いている非日常的な状況では何が起きるかわかりません。いつもに増して短期取引で追撃を行いました。
次回発表は3月6日12:30に行われる予定です。
以上
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