【1. 先週備忘】
主要国通貨間で、JPYはどの通貨にも対しても大きく売られ、それに次いでUSDがどの通貨に対しても買われています。AUDはJPYに対して買われたものの、USDに対してはあまり動かない週でした。
ここ最近の市場の中心テーマは?@ 米国との対中・対欧貿易摩擦で、過去に遡ると、?A 北朝鮮非核化着手の首脳合意、?B FRBの利上げ姿勢継続、でした。?Bによって長期的にはUSD高に向かうと言われていたものの、イールドカーブのフラット化によってそうならないという状態が続いていました。
こうした状況を打破するような大きな材料が新たにないまま、この動きはちょっと解せません。
中国の対米貿易黒字は、報復関税発効前のかけこみ需要か膨らむことが予想されており、その通りになりました。米大統領の訪欧では、NATOの国防費負担の問題で独国との見解の相違が際立った印象があります。そして、前週の米長期金利は下がっています(イールドカーブもフラット化)。
「有事のUSD買」なら昔からある話ですが、有事の指す紛争が貿易紛争にまで拡張された訳ではないでしょう。
でも、新たな解釈として「リスク回避のUSD買」という解説記事が散見されます。それらを纏めて少し乱暴に要約すると、日欧豪経済も好調ですが、日豪は中国と、欧州はイランと、独国は露国との経済的結びつきが米国よりも強い点が現状でリスクと言えるとの見方です。
なるほど。
一応、筋は通っているし、米国ファーストを掲げる米大統領が緻密な戦略家のような気さえしちゃいます。でも何で今、という疑問の答えではありません。これはこじつけです。
一方、国際政治や経済の専門家ではない(株やFXの専門家?)の解説ブログでは、逆張りの多いUSDJPYで最近のレンジ上限の111円台に達してからは、ストップロス狩りに狙われていた、という話も見かけました。陰謀論です。
けれども、その理屈ではEURUSDやGBPUSDでもUSDが買われたことへの説明になっていません。
ただ、GBP安には筋の通った理由があるのかも知れません。
先々週に英首相がまとめたEU離脱方針に対し、9日、ハードブリグジット派の閣僚が辞任しました。12日に発表された政府方針を巡っては、ハードブリグジット路線からソフトブリグジット路線への転換とも報道されています。
ハードブリグジットにはEUの意向なんて関係ないものの、ソフトブリグジットならEU側にも妥協してもらわないと成立しません。離脱交渉の期限は9月と残り3か月を切っています。不安はGBPからのリスク回避に繋がったと解釈できます。
【2. 今週予習】
そして、今週は英国指標の週です。
去る7月5日、BOE総裁は講演で「英経済は5月の予想通りに成長」しており「更にる金融政策引締めが必要」と発言しています。この発言の結論は「8月に政策金利決定のための情報が揃う」というものでした。
ここ最近の雇用統計(平均所得)と物価統計の関係は改善傾向(平均所得が物価上昇を上回りがち)です。
次回MPCは8月2日に予定されています。今週、雇用統計・物価統計が終われば、来週26日に4-6月期GDP速報値発表へと繋がる小売売上高指数の発表があります。
また、前週のUSDJPYとEURUSDにおけるUSD高値は13日17時台に付けており、GBPUSDのそれは18時台でした。USDが高値をつけた時間帯から、その後の反転は週末を控えてだったと解釈できます。
けれども、日本で多数のプロたちが参加する株式市場が祝日で休場のため、規模の小さなアマチュアの売買が相場を形成しやすくなっています。もし私が陰謀を企てられるほど資金が桁外れなら、先週よりもむしろ今週月曜の欧州勢参加前に陰謀しちゃうでしょう。
【3. 経済指標】
今週の主要経済指標の発表予定を示します。太字は過去の指標発表直後の反応分析にリンクしています。
月曜11時には中国GDPの発表が予定されています。市場予想は前期より0.1%低下となっており、貿易問題への懸念に絡めた報道が行われると、JPY買・AUD売に繋がります。
火曜は英国雇用統計が予定されているものの、その30分前の17時にBOE総裁の議会証言が始まります。8月利上げの有無に関する質疑なり説明なりが、どのタイミングで行われるかがわかりません。予定時刻が迫ってよりも、それ以前にGBPが一方向への緩やかなトレンドを形成する可能性があります。
その後、同日23時に予定されるFRB議長の議会証言待ちに、どこかの段階で移行します。ここ最近の発言から利上げ継続の姿勢が示されると予想されています。
日本が連休明けということもあって、火曜はちょっと怖いですね。
今週全体を通しては、先述の通り英国指標の週だと言えます。
利上げに繋がるような話があっても、指標結果がそれを支持する内容であっても、より本質的課題のEU交渉が纏まる訳ではありません。GBP高への追撃は慎重に行う必要があります。
一方、GBP安に繋がる指標結果は、火曜のBOE総裁議会証言後に8月利上げの確度が高まっている場合に、追撃を慎重に行えば良いでしょう。
なお、データのない経験則ですが、GBPの大きな動きがあったときは19時前の一服やひとまず反転が要注意です。
7月16日(月)
11:00 4-6月期中国GDP
21:30 6月集計分 米国小売売上高 、7月集計分 米国NY連銀製造業景気指数
7月17日(火)
10:30 7月3日分豪州RBA金融政策会合議事要旨公表
17:00 BOE総裁議会証言
17:30 5・6月集計分 英国雇用統計
22:15 6月集計分 米国設備稼働率・製造業生産・鉱工業生産
23:00 FRB議長議会証言
7月18日(水)
17:30 6月集計分 英国物価統計
7月19日(木)
08:50 6月集計分日本通関ベース貿易収支
09:30 6月集計分 豪州雇用統計
17:30 6月集計分 英国小売売上高指数
21:30 7月集計分 米国Phil連銀製造業景気指数
7月20日(金)
08:30 6月集計分日本CPI
以上
ーーー注記ーーー
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。詳細は 「1. FXは上達するのか」 もしくは 孤独な英国人は減ったのか を参照願います。
注記以上
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