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2019年02月25日

死人(しびと)の声をきくがよい(by ひよどり祥子)

ホラー漫画は大ヒットは少ないながらも、常に需要があるジャンルで、貸本の時代から21世紀の現代に至るまで、数多くの名作・傑作・怪作が生み出されています。

「死人の声をきくがよい」も、正統派ホラー漫画の系譜に連なる作品で、表紙をご覧になって分かる通り、美少女が立っているだけで、すでに怖い。後ろの骸骨がなくても、ああ怖い。

こういう絵柄はいかなる修練を経て獲得されるのかは謎ですが、ホラー漫画家を目指すものは、必ず習得しなければならないスキルであり、「絵で語る」ことの重要性を語らずして知らしめるものであります。

さらに付け加えるならば、ホラー漫画の逆説的なツボは、作中に溢れる「可笑しさ」であります。
明らかにコメディリリーフとして描かれた箇所はもちろんのこと、「図らずも可笑しくなってしまった」場面などがそこかしこに溢れるこの作品の、なんと豊かなことか。いやはやなんともまいったね。

ホラー漫画好きと、そうでない人に、騙されたと思ってぜひご一読を。

「岸田純は死んだ人間の姿が見える高校生。あるとき彼の前に現れた美少女は、行方不明の幼なじみ・早川涼子で…。日常に忍び寄る恐怖と狂気を描きだす正統派ホラー!!」

2019年02月18日

僕の心のヤバイやつ 1巻(by 桜井のりお)

桜井のりおは週刊少年チャンピオンの連載陣の中堅として絶賛活躍中ですが、「僕の心のヤバイやつ」は週チャンからチャンピオンクロス、マンガクロスと、放浪しながら連載継続中の作品です。ときどき出張版で週チャンに登場することがあり、管理人がかなり気に入っているラブコメ?のひとつ。

この作品の紹介文をコピペすると、こんな内容です。
「学園カースト頂点の美少女・山田杏奈の殺害を妄想してはほくそ笑む、重度の中二病の陰キャ・市川京太郎。だが山田を観察する内に、京太郎が思う「底辺を見下す陽キャ」とは全然違うことに徐々に気づいていき…!? 陰キャ男子・京太郎の初めて恋、始まる。陽キャ美少女×陰キャ少年のニヤニヤ系青春格差ラブコメディ!!」

学園物を描くときに、高校生にするか中学生にするかは重要なポイントですが、この作品は「中学2年生」という、まさに現役の中二病患者が主人公。高校生よりもはるかに多感な分、その痛さが激しい。ほんの数年前までは小学生だった訳なので、心身の成長が主人公もヒロインも伴っていなくて、そのギャップが可笑しくてちょっと切ない。

桜井のりおは自身の性格を「ど変態」と評しているようですが、随所にあふれるフェティシズムや特殊性癖が素晴らしく輝いています。洗練された変態は、アートの域に達するのですね。山田のうなじの後れ毛とか、すごくいい。いや、最高に近い。

2019年のマンガランキングにはぐいぐい入ってくると思います。現時点では桜井作品のベストだと思うのですよ。





2019年01月03日

衛府の七忍(by 山口貴由)

「覚悟のススメ」「シグルイ」の山口貴由が現在連載しているのが「衛府の七忍」。
「シグルイ」で頂点を極めた感がありましたが、山口先生は「全身漫画家」なのか、なおも止むことを知らず、驀進しています。

1巻のリードは以下の通り。
「覇府の威によって戦国乱世を支配した治国平天下大君・家康。その意に従わぬ民は軍神・吉備津彦命に誅戮される運命だ。だが見よ! 惨酷なる人界を跋扈する七つの影。人か獣か風か花片か、いや、衛府の刃・怨身忍者だ!」

これを読んで、うむ、相分かった、という人がいれば大したもの。なんとなく時代物か?と思われたなら、「そうかもね」ということにしておきましょう。
山田風太郎と南條範夫がフュージョンして魔界転生した作品です。ますます意味不明ですね。

山口作品は、創作全体で大きな世界を描いているので、この作品も他の作品と相互に関係しています。もちろん単独で読んでも面白いのですが、まずは「覚悟のススメ」から始めてください。

現在は6巻まで刊行されています。
個人的には「油でグツグツ煮られておりやす」「鬼でお願いしやす」こと忘八の憐(れん)が可笑しい。このセンスは比類がない。

2018年12月31日

彼方のアストラ(by 篠原健太)

年末に大量にマンガを借りてきたので、しばらくはそのレビュウです。
トップバッターは篠原健太の「彼方のアストラ」
少年ジャンプ+で2016年5月から2017年12月まで連載された宇宙冒険SFです。全49話で単行本全5巻完結。

篠原先生は、週刊少年ジャンプで「SKET DANCE」を連載していた人です。こっちも面白いです。
「彼方のアストラ」は、世間的にも評価が高いので、安心してお勧めできる良作です。
往年の名作、萩尾先生の「11人いる!」を思い出します。

未来世界を舞台に、主人公を含めた9人が「スペースキャンプ」の途中で5千光年の彼方まで飛ばされて、故郷へ帰還する冒険譚です。はい、スタートレックの「ヴォイジャー」かよ、って言わないように。

最近のマンガでは「SFもの」は流行らないというか、真正面からやれない風潮なので、あえて挑戦して、しかもかなり頑張っています。全編を通じてややレトロな「ジュブナイルSF」の匂いがしますが、嫌いじゃない。ついでに言うと、宇宙船のデザインセンスが70年代です。ひいき目に見ても80年代です。多分狙っているのだと思います。世界観には合っていますので。

シリアスな展開の合間にぶち込んでくる作者得意のコメディが可笑しい。
ツッコミするときに、女の子でもガニ股で中腰姿勢をとる作画上のクセが、妙に可笑しい。
ということで、長さ的にも5巻完結なので、きちんとストーリィがあって、キャラクタが活き活きしている、というマンガのお手本みたいな作品を、サクサクと読みたい方にはお勧め。
このマンガに関しては、「伏線がちゃんと回収されてる」という感想を持つ人が多いようですが、それも含めて作者がやりたかったことかな、と思います。最近のマンガに多い、「最初の状況設定だけで、あとは成り行き」「キャラクタが立てば物語は動く」的な流れに一石を投じた感があります。レトロな雰囲気を醸しているのは、過去の作品への敬意の表れでもあると思うのです。

ebookjapanでは、現在1巻が無料で読めます(1/4まで)






2018年12月30日

年末年始はマンガを読みます

年末年始のお休みに突入した方も多いかと思います。
管理人も、12/29〜1/3までお休みなので、GEOさんでマンガをごっそりと借りてきました。
ちなみに、アフェリエイトで提携させていただいている  イーブックジャパン

現在お得なキャンペーンをやっています。年末年始にまとめ読みしては如何でしょう。

管理人がお気に入りの「メイドインアビス」は、12/30(今日かよ!)まで半額です。
1巻だけじゃなくて、最新刊(7巻)まで全部半額だよ。気になる方は、下記の画像からどうぞ。


他にも、無料で読める本や、セット割引など、年末年始だけでは読み切れないほどあります。
帰省のおともに、電子書籍をどうぞ。


2018年12月27日

ご飯食べるナナチ

Photoshopの課題作成で、隣の女の子が作った「ご飯食べるナナチ」
ナナチが屋台で美味しいもの食べてるところです。
ナナチ、可愛すぎる。
いやらしく触りたい。
ご飯食べるナナチ
#ナナチ 
#んなぁ 
#銀河大計画annex

2018年11月29日

JOJO展(大阪)に行ってきたァ!

2018年11月25日から、海遊館の隣にある「大阪文化館・天保山」で、「JOJO 荒木飛呂彦原画展」が開催されています。

管理人は、大阪まで遠征して、最速でご鑑賞させていただきました。メメタァ!
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朝10時から開館で、15分前に会場に着いてみると、すでに30人ぐらいの列ができていました。
10分前ぐらいに会場内に誘導され、もぎり前で時間まで待機。展示場内はトイレがないので、便意がある人はここで済ませておかないと後悔します。
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場内は撮影禁止なので、写真はここまで。
第1部から現在連載中の第8部までの肉筆原画がズギャンと展示されています。
荒木先生はアナログ派なので、こういう原画展で「生原稿」を見ることができてナイスです。特にカラー原画は、美麗です。
最後の展示部屋には、12枚の描き下ろし大型原画がズラリと並んでいるので必見。カーズ様のポーズが悩ましい。

ご鑑賞の後には、なんば千日前通りまで足を運び、期間限定で「OWSON」店舗が開かれているのを目撃。OWSON Tシャツは現物を確認しておきました。
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2018年11月06日

ベクターボール(by雷句誠)

先日、GEOでDVDとコミックスをレンタルしたときに、気になっていたマンガが置いてあったので、最終巻をそっと覗いてみた。
それが 「ベクターボール」(第5巻)なんですけどね。
作者は「金色のガッシュ!!」などを描いた 雷句誠さんです。
じつは雷句センセイ、岐阜のほうにお住まいだとか。ベリーメロンですね(意味不明)。



このマンガ、「週刊少年マガジン」で連載されていましたが、アンケートがふるわず 「打ち切り」という形で終了しています。学園ファンタジー・異能バトルものです。
週刊連載時には追っかけて読んでいたのですが、ある週で唐突に終わった印象だったので、最終回を確認したくて立ち読みしてしまいました。

その最終回ですけど。
やはり記憶は正しかったようです。
すごいですよ。主人公が闘って終わり、ではなく 、サブキャラが「死闘」の果てに終幕を迎える。
その際に繰り出される 「最終奥義」が、そら恐ろしい。
決してこの「最終奥義」がマンガにとどめを刺したわけではない。
「最終回」だからこそ出せる「最終奥義」
雷句センセイの次回作にご期待ください。




2018年11月04日

イジらないで、長瀞さん(by ナナシ)

はい、長瀞さんですよ。
長瀞、と書いて、 ナガトロと読みます。
ナガトロさん。名前が良いですね。

2018年10月にめでたく第3巻が出ました。人気があるんです。ご存知ですか。
小悪魔系の後輩女子にイジられるヘタレな先輩の、逆説的リア充漫画です。
創作物は、作家の妄想の産物、という見本ですが、多くの読者が支えているということは、皆さんの妄想でもあります。管理人も密かにお仲間です。だってナガトロさん、可愛いだろうが!

じつは、このブログの母体でもある「銀河大計画」という同人誌の、さらに前身である「銀河計画」(1991〜1992にかけて、VOL1と2が発刊された)の中で、管理人が4ページ物の学園マンガを描いていました。
高校の映画研究会でカントクをやっている主人公を、後輩であるヒロインが色々イジる、というものでした。
スクール水着のレースクイーンとか、卒業記念に使用済みブルマを贈呈とか、頭の悪い作品でしたが、個人的には「こういうバカでエロくて可愛い後輩がいろいろ絡んでくる話は美味しいなあ」と思っていました。

その後、27年経ってみたら、そんなマンガだらけになっていたので、やはり需要はあるんだと、あらためて思いました。男子たるもの、ナガトロさんにイジられたいよね。




2018年10月31日

映画大好きポンポさん(by人間プラモ)

「ポンポさんが来ったぞーっ!」

何者かというと、映画の都「ニャリウッド」の敏腕 映画プロデューサーです。
見た目は幼女ですが、好きな映画に 「デス・プルーフ」が入っているあたりがヤバい。
移動する際は、 ポッキュポッキュという効果音が入ります。

映画のプロデューサーって、何する人?というご質問には、
「このマンガを読んで」とお答えしましょう。

簡単に言えば、「映画を作るためのあらゆるお膳立てをする人」です。
監督を含めたスタッフや俳優を集め、製作費を集め、そもそもどういう映画を作るかを決めます。
すごく偉い、というか、「映画が好き」な人です。そうでない人も現実にはいますが、ポンポさんはすこぶるつきの「映画人」だ。
なぜかポンポさんは、B級映画ばかり作っているようですが、ロジャー・コーマンの薫陶を受けたのかもしれない。美女が大タコに襲われる映画って、そそるよね。

管理人は、監督のジーン君が、ポストプロダクション(撮影終了後の編集作業など)を嬉々としてこなすシーンが大好きです。デジタル編集って、楽しそうですね。フィルムの編集だと、切って繋いでまた切って、が死ぬほどめんどくさいのですが、科学の勝利ですね。

じつは2巻も出ているのですが、管理人は未読です。はやく読みたいです。





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銀河大計画別館の管理人。 「銀河大計画」は、1993年から細々とやっている同人誌です。 ゆうすけが書いたネタや没ネタなどを、別館で細々と掲載します。どうぞよろしく。 アイコン卵酒秋刀魚さん。
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