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2022年06月27日

潮が舞い子が舞い 第8巻(by阿部共実)

「人間に腕がもう7本あったら、ちょうど腕が9本になるな」

皆さんお待たせの「潮が舞い子が舞い」、待望の8巻が絶賛発売中です。
管理人の自宅の近くの本屋では、いつも1冊しか入荷しないのです。オレ専用かよ。


考えるな、感じろ。というのはこういう時のためにあるフレーズですね。
なんで「ちょうど」で奇数なんだと思ったら負け。「魔王」は最終的には腕を17本ぐらい生やしたいそうなので、ちょうど9本ではまだ道半ばかと存じます。
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小笠原さんの「魔王」エピソードは「潮が舞い子が舞いblog」でご覧いただけます。
彼女の真の姿をまだ誰も知らない。


今回は前回(7巻)で欠席?だった、「東アジア女子会機構」と「お天気組」のメンバーのエピソードが入っていて、それだけで大満足です。
柿境さんと枇杷谷さんは、意見は分かれるけどお互いをリスペクトしているところがすごく良い。
友人の条件として、「お互いを尊敬できるか?」という部分を軽々とクリアしていて、気持ちいいです。
「お天気組」のエピソードは、狂気を孕んだ「コンビニごっこ」。管理人の大好きな雨窪さんがまさかの大活躍。片腕でクラスメイトを軽々と吊り上げる偉丈夫ぶりにしびれました。
冒頭3コマ目の雨窪さんのセリフ「わからない」に、このエピソードのすべてが凝縮されています。

79,80,81話は、連続して珠玉のエピソード。
その81話はバーグマンと百々瀬の密かな逢引。
このマンガは登場人物が相当しゃべり倒すのが常ですが、ときおりその会話が途切れたり、間が入る瞬間が好きです。この81話も、二人がどうでもいいような会話を交わしつつ、ときおりふっと静かになる時間が愛しい。カラーじゃないんだけど微妙な光線の加減とか、風に揺れるカーテンとか、フランス映画みたいで綺麗だ。

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8巻ではそれぞれのキャラ同士の関係性が少し進んでいくエピソードがいくつか。
82話では右佐と虎美が、88話では水木と百々瀬が、あまりにも青春すぎて眩しくて読めない。
「私はもう別の誰かに認めてもらう必要がないから」
「小学校のその先生さ、小さくなってた」「自分がでかくなったんじゃねえの」
お互いだけに通じる言葉もあるよねって。
世界は輝きと祝福に溢れているのかと。
うん、阿部センセイ、やっぱ天才じゃねえの。

2022年06月26日

亀を助けた話

管理人のゆうすけです。暑いですね。まだ6月だけど、ああ、夏の匂いがする。
今日は日曜で仕事も無いので、久しぶりに朝から自転車でご近所を走ります。
最近はご近所の堤防道路を1時間位走っておしまい、というパターンが多いです。
土日がばっちりお休みだった頃は、土曜は60−70kmぐらい走り、日曜は30−40kmぐらいで
合計100kmというパターンでしたが、今は半分以下ですね。
先日、職場の健康診断を受けました。運動不足が気になっていましたが、前年とあまり変化はありませんでした。よかった。
じつは密かにここ2カ月ほど朝の出勤前に「酢」を飲んでいたので、ウェストが1cm減っていました。
酢でダイエット、というほどのものではないのですが、いちおう狙い通り。
ちなみに飲んでいる「酢」は1本100円の一番安い「穀物酢」で、大さじ1杯ぐらいを炭酸水などで薄めて飲んでいます。継続して飲むと効果があるらしい。肥満や高血圧が気になる方は、100円から始めてみよう。

ということで、地味に健康を維持する管理人です。機械も人間も、日々メンテナンスが大事だというのが信条です。
さて、亀の話です。いきなりですが。
本日は川の堤防沿いをずっと走っていたのですが、橋のアンダーパスにかかる箇所で、謎の物体を発見しました。
大きさは子猫ぐらいで、丸くてゆっくりと動いています。道路を横切ろうとしているみたいです。
答えは最初に書いた通り、亀です。
わりとでかい。種類的にはたぶんミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)。甲羅の全長が20cmぐらいある。
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田植えの時期で、川から農業用水を引き込んでいるので、たぶん水路に流された亀が、がんばって道を渡って川に戻ろうとしていたのではないかと思われます。
しかし、その道は車通りも多いうえに、途中にコンクリートの擁壁があって、簡単には川に戻れない。
仕方が無いので自転車を停めて、亀の救出に当たりました。
持ち上げると、手足を引っ込めておとなしくなりました。
堤防は工事中で、二重に柵が設置したあったので、亀を抱えたまま柵を越えて、フェンスの下の隙間から亀を土手に押し込みました。
亀は土手を2,3回転がって落ちて行って、途中で「あおむけ」で止まりました。
「あ、いかん」と思ったけど、フェンスが頑丈で土手には入れない。
「ごめんね、亀」といってその場を去りました。
あおむけになった亀は、写真のとおり。

今夜あたり、「あのとき助けていただいた亀です」と言って美少女が訪ねてくるかもしれない。
部屋を掃除しておこう。
タグ: 堤防道路
posted by ゆうすけ at 09:23 | TrackBack(0) | 自転車

2022年06月18日

原田知世 40周年アニバーサリーツアー2022“fruitful days”

2022年6月18日は何の日?
答え:原田知世 40周年アニバーサリーツアー2022“fruitful days”の名古屋公演日です。

ということで、久しぶりに原田知世さんのライブに行ってきました。
会場は、JR鶴舞駅から徒歩3分の「名古屋市公会堂」です。
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名古屋市公会堂
昭和5年に完成した歴史的建造物
鶴舞公園内にあり、同公園の和洋折衷の自然回遊式公園も有名。一時ポケモンGOの聖地だった


当日は、ものすごく個人的なことですが、朝から健康診断を受けていて、コップ一杯のバリウムと、下剤2錠を服用しており、何が起きてもおかしくない状態でしたが、あえて参加しました。
今回のツアーは大阪・名古屋・東京の3会場で、名古屋は土曜の午後というナイスな日取り。
しかも開場が午後3時で、午後4時から開演という「日暮れ前に終わる」というライブ。すごいぞ。

管理人は原田さんのライブというか、コンサートに参加するのはなんと8年ぶり。
前回参加したのは2014年のツアーで、名古屋市千種区にある文化小劇場で開催されました。
ここは「円形劇場」で、座席は「自由席」だったのが印象的でした。
中に入ると、どっちが正面なのか分からなくて、お客さんがウロウロしていました。
管理人は瞬時にセットの配置を見切って、疑似中央席をGET。でもどこから見てもOKなステージでした。

今回はスタンダードな大型ホールです。管理人は1階席のほぼ真ん中あたり。2階と3階もあります。
客層は、ちょっと年代高めかな。アダルト7割、若者は少々。男性客がやはり多いのですが、昔々の「アイドル風なコンサート」の時代は、9割ぐらいが男性だったので、どちらかというと「女性ファンが増えた」というのが古参ファンの印象です。えっと、35年前との比較ですね。

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ライブは午後4時ちょうどにスタート。えらいぞ。JRのダイヤのように正確だ。
2部構成になっていて、前半は昔のナンバーも含めた「40周年」構成で、後半は新アルバムをメインにした構成。途中で20分の休憩が入ります。うむ、親切だなっ。
セットリストは、ごめん、覚えてない。なんか気持ちよくて忘れたぞっ。
衣装は前半と後半でチェンジします。前半はブルーのドレス。女性のドレスについて全く詳しくないので申し訳ないが、ものすごく「千羽鶴」感があるドレス。百聞は一見に如かず、だ。
後半は白のドレス。アンティークのレースカーテンをグランジ風にまとめた感じだっ(意味不明)。
これも百聞は一見に如かずっ。すげえ厚底の靴を履いていたので、転ばないかハラハラしていたっ。
髪型も前半と後半で変えているんだけど、全体的に「可愛い」の化身のようで許しがたい。
誰も許してくれと言ってないんだけど、仕草といい、微笑み方といい、鬼可愛い。どうしよう。
ちなみに原田さん、1967年生まれで、2022年現在54歳です。
管理人は1965年生まれ。ほぼ同年代です。ちょっと原田さんが年下。そして可愛い。

ライブは盛況のうちに幕を下ろしました。
アンコールの最後の曲は「時をかける少女」。
原田さんにとっては「ずっとついてまわるレッテル」のような曲ですが、今回久しぶりにライブで歌うのを聴いたら、ものすごく良くなっていた。デビュー当初のような未熟さはとっくに消えて、変にアレンジするでもなく、すごく自然体でのびのびと楽し気に歌っていて、彼女の40年が実りある月日だったことが実感できる歌でした。おめでとう。そしてこれからもご活躍を。

ここまで書いてきて何ですが、じつは管理人が原田知世のファンになったのは、デビュー当初からではないのです。ある時期に久しぶりに行ったライブから好きになったのですが、それについてはまたいずれ。

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感想(3件)


2022年06月14日

同人誌の印刷は〇〇

管理人のゆうすけです。
「銀河大計画」というタイトルの同人誌を長いこと製作しております。
同人誌なので、自分で印刷屋さんを探して注文するわけですが、原稿やお店によっていろいろと手間や料金が変わるので難しい問題のひとつです。
管理人が発行している「銀河大計画」は、評論とかエッセイとかコラムとか、基本的に「文字」ばっかりです。
よほどのモノ好きでないと、手に取って読む気にもならない。
マンガだと、わりと気軽に見てもらえるのですが、テキスト主体はほとんど需要がないですね。
20年以上前だと、同人誌印刷は基本的に「紙」原稿を印刷屋さんに入稿して、それから面付などをしてもらって製版・印刷・製本という順で作られていました。
とくにマンガ原稿は、ケント紙や上質紙に黒インクで描くのが当たり前でした。
文字原稿の場合は、プリンタで紙に出力して版下にするのが普通でした。

21世紀になり、現在では「データ入稿」「デジタル入稿」が当たり前になっています。
文字原稿の場合は、Word等で書いて、PDFファイルに出力してネットで入稿。
マンガの場合も、CLIP STUDIOなどのマンガ作成ソフトで描いて、デジタルデータで入稿。
そういう感じです。もちろんマンガなどは今でも「紙原稿」での入稿もアリですが、数的には少数派になっているのではないかと思います。

今回製作している「銀河大計画2022」も、本文はWord等のワープロソフトで書いたうえで編集し、版下用にPDFファイルで出力したデータを入稿しています。
表紙はカラーにしたかったので、画像編集ソフトを使って写真やテキストを組み合わせて作成しました。
これはjpgファイルにして入稿しています。
同人界隈も、デジタルスキルが無いと、活動が不自由になるので、皆さん日々研鑽されているようです。

そんなことで、最近の同人誌の印刷は、ネットで注文・入稿がメインです。
利点は、速くてちょっと安いこと。紙原稿のように、郵送などが不要なので、真夜中でも入稿できます。
原稿版下がテンプレートに沿っていれば、面付の手間も格段に速いので、最速で1営業日(翌々日)で出来上がり。すごいね。
部数も、最小で1部から出来ますので、自分だけの本を作りたい人はチャレンジするといいかもしれない。
管理人は、ネットで有名な「ラスクル」という会社にお願いしています。
ただし、ネット印刷に限らないのですが、表紙のデザインや目次、奥付、各ページのレイアウトや頁番号など、細かい仕事はすべて自分でやるのが前提です。印刷屋さんは製本はしますが、デザインなどはやりません。
「銀河大計画2022」は管理人がデザインと編集を行って、まもなく出来上がります。
posted by ゆうすけ at 20:11 | TrackBack(0) | 同人誌

2022年06月09日

超人ロックの日

本日は2022年6月9日です。
6月9日はロックの日ですが、管理人的には「超人ロックの日」です。
「超人ロック」は聖悠紀による日本のSFマンガです。
いちばん最初の作品は作画グループというマンガ同人団体で発表された「ニンバスと負の世界」。1967年のことです。なんと肉筆回覧誌。
その後作画グループで4作描かれてから商業誌に移り、1979年からは週刊少年キングで連載が始まり、以後、多くの雑誌を渡り歩き現在に至ります。
そうです、まだ連載は続いているのです。
一人の作家が描いたシリーズマンガとしては最長クラス。SFマンガ限定ならダントツ1位。
物語は、永遠に生き続ける一人の超能力者、通称「超人ロック」の活躍を通して語られる、宇宙時代の人類の物語です。ロックは基本的に「永遠の少年・青年」です。

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作画グループ版の「超人ロック」VOL.4
コズミックゲーム
管理人が一番好きな「ロック」のひとつ


「超人ロック」はただ歴史が長いだけでなく、多くの作家に影響を与えています。
60年代とはいえ、SF、美少年、超能力、不死者、といった、今でも皆さんが大好きなテーマが山盛りだったので、当時の漫画家や漫画ファンの間では、インターネットも無い時代なのに、なぜか噂が広まっていきました。まだSF漫画が珍しかった時代に、少女マンガ的な美麗な描線で綴られる物語は、一種の「伝説」となっていました(特に作画グループの時期の作品)。
ものすごく個人的な見解ですが、女性漫画家への影響が特に強かったように思えます。
「超人ロック」にインスパイアされた作品として思いつくものを挙げてみます。
1972年から萩尾望都さんが描いた「ポーの一族」は「永遠を生きる少年」を
1977年から竹宮恵子さんが描いた「地球へ」は、「超人・超能力者」を
それぞれが自分なりの「超人ロック」として描いたものだと(個人的に)思っています。

管理人は、「超人ロックに最終回はない」という思想の持ち主ですが、それはそれとして、
できれば「超人ロック」の世界をシェア・ワールド化してもらえたらと考えています。
「シェア・ワールド」というのは、一つの作品世界を複数の創作者が共有して構築してゆくものです。
コミケなどの二次創作で、ファンが各々好きに描いてゆくのも良いのですが、できれば公式に近い形で「超人ロック」の世界を存続できれば嬉しいと思うのです。
実際に、聖悠紀先生以外の人が描いた「超人ロック」のアンソロジーも既に刊行されています。
個人的には「ハント探偵社」シリーズの新作と、18世紀の英国でなぜかロック(ライザ)がメイドをやっているという謎のスチーム・パンクものを読みたいですね。ああ、自分で描けばいいのか。
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ゆうすけ
銀河大計画別館の管理人。 「銀河大計画」は、1993年から細々とやっている同人誌です。 ゆうすけが書いたネタや没ネタなどを、別館で細々と掲載します。どうぞよろしく。 アイコン卵酒秋刀魚さん。
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