ルアーにセットするフックは、主にトレブルフックが使用されます。
しかし、ルアーのフックをシングルフックにした、“シングルフックチューン”というものが存在します。
ルアーにシングルフックを使うことに、どんなメリットがあるか気になりますね。
今回は、シングルフックチューンのメリットを紹介します。
「シングルフックチューン」のすすめ
ルアーフィッシングではトレブルフックが主流ですが、 “シングルフックチューン”なるものが存在します。
トレブルフックをわざわざシングルフックに交換することにどういったメリットがあるのか?
今回はシングルフックにすることのメリットと、デメリットを紹介します。
実はメリットだらけ?!
シングルフックにすることでどのようなメリットがあるのでしょうか?
トレブルフックと比較しながら、そのメリットを見ていきましょう。
フッキングパワーが少なくてすむ
シングルフックにすることのメリットとしてまず挙げられるのが、 フッキングパワーが少なくてす むこと。
針先が3つあるトレブルフックだとパワーが分散してしまいがち。
シングルフックなら1つの針先にパワーが集中し、少ない力で貫通させることができます。
特に、口周りが硬くてフッキングが決まりづらい魚には、このメリットは大きいですね。
バラシが減る
バラシが少なくなる こともメリット。
針が掛かってしまえば魚が激しく暴れても、なかなかバレません。
また、トレブルフックと比べてフックの軸を太くしやすいので、フックが曲がることによるバラシも減らすことができます。
魚をバラしたときのショックはかなり大きいので、貴重な一匹をキャッチするためにも大きなメリットですね。
根掛かりが減る
シングルフックにすることで、 根掛かりを回避しやすくなる ことも大きなメリット。
2本・3本と複数本セットするルアーだと、トレブルフックをセットした場合針先の合計は6本・9本。
シングルフックだと2・3本とセットする数と一緒になり、必然的に根掛かりしづらくなります。
また、ショアジギングなどメタルジグでボトムを攻める場合、トレブルフックだとフックによる根掛かりが起きやすく外すのが困難になりがち。
しかし、シングルフックだと根がかったとしても、比較的簡単に外すことが可能です。
根掛かりが多い場所は多くの釣り人が敬遠しがちなので、根掛かりしにくいシングルフックチューンで攻めれば、ヒットを多く得られるかもしれません。
フックを外しやすい
釣った魚からフックを外しやすい のもメリットの1つ。
例えば、ナブラ打ちや時合のタイミングなど連発が期待できる状況でトレブルフックを使っていると、釣れるのは良いけれどフックを外すのに時間が掛かってしまう。
フックを外すのに戸惑っていたら、ナブラが沈んでしまった...。なんてこともありますよね。
しかし、シングルフックなら針先が1つなので、釣り上げてすぐ簡単にハリを外すことが可能です。
魚へのダメージが少ない
トレブルフックの場合、ファイトしているうちに口以外の違うところにフックが刺さってしまうことが多々あります。
キャッチ&イート・キャッチ&リリース、どちらの場合でも、魚へのダメージは少ない方が良いですよね。
シングルフックチューンのデメリット
メリットが沢山あるシングルフックチューンにも、デメリットはもちろんあります。
●フッキング率の低下
トレブルフックと比べ フッキング率が低くなってしまう ことは、シングルフック最大のデメリットと言えます。
魚の活性が低く、ルアーに体当たりするような状況ではシングルフックだと掛かりが悪いです。
状況を見てシングルフックを2つ付けるなど、工夫をしてみると良いかもしれません。
●プラグが泳がなくなることがある
プラグと呼ばれるルアーの多くは、トレブルフックを装着する想定でバランスが設計されています。
なので、シングルフックを使うと理想の泳ぎをしなくなったり、バランスを大きく崩すことそこも...。
また、針先がどっちを向いているかでも泳ぎが変わるほど、バランスをとることが難しいケースもあります。
シングルフックのサイズを変えるなど、プラグをしっかり泳がすための工夫が必要になります。
シングルフックを上手に活用する!
シングルフックチューンのメリットを最大限活かせれば、きっと釣果アップに役立ってくれるはず。
ぜひ、シングルフックを試してみてはいかがでしょうか?
最後までご覧いただきありがとうございます。
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