2019年05月30日
男子バレーボール ロベルトランディ・シモンら3選手 キューバ代表に復帰へ
Cubadebate、2019年5月30日
キューババレーボール連盟は、元代表チームメンバーのロベルトランディ・シモン、ミカエル・サンチェス、ライデル・イエレスエロが、わが国の選手登録システムへの再加入申請を手続きしたことをお知らせする。
この手続きは、敬意を持った率直な対話やわが国のスポーツの現状と展望に関連した意見交換がなされた会議中において、契約分野で承認されたことにしたがって行われた。
これは、今回のような大規模ではないプロセスに特有の要素を内々で検討するための空間として設定された会議であり、他国の連盟の傘下では一度もプレーしなかった彼らのような選手だけが関わりうるものである。
今後の評価については、今回のケースに向けて定められたこと、脱走による亡命をせず、独立した選手のステータスで他リーグに参加していた間の申請者のふるまい、及びキューバ代表チームの利益に対応する彼らの意志が考慮されることを繰り返しておく。
2019年5月29日、ハバナ
キューババレーボール連盟
ロベルトランディ・シモン ベスト・ミドル・ブロッカー2018
!Positivo! Robertlandy Simón, Michael Sánchez y Raydel Hierrezuelo se reintegran al voleibol cubano
http://www.cubadebate.cu/cuba/2019/05/30/positivo-robertlandy-simon-michael-sanchez-y-raydel-hierrezuelo-se-reintegran-al-voleibol-cubano/#.XPCBK9IzbIU
2019年05月18日
U20女子バレーボールのキューバ代表 パンアメリカンカップ初優勝 フルセット逆転勝ち
JIT、2019年5月18日、Lisset Isabel Ricardo記者
ペルーのリマ市ミラフローレスのマヌエル・ボニージャ・コロシアムで開かれているU20女子バレーボール第5回パンアメリカンカップは今夜最終日を迎え、キューバがタイブレークに及ぶ劇的な試合で優勝候補のドミニカ共和国を破り(25-21, 25-23, 14-25, 15-25, 15-10)、王座を獲得した。
トマス・フェルナンデス監督率いるキューバチームは、同リーグでの初優勝を果たした。2011年と2017年の銅メダルがこれまで最高だった。2015年王者のドミニカ共和国は、3度目の銀メダル獲得となった。大会公式サイトが伝えた。
この日、プエルト・リコを3対0 (25-16, 25-23, 25-17)で破ったペルーは、大会2度目の銅メダルを獲得した。ペルーは2011年の第1回大会で優勝している。今大会の5位以降は、チリ、ホンジュラス、グアテマラの順になった。
今回の決勝戦では、キューバのアイラマ・セセーがチーム最多の29得点(27-1-1)をあげ、アイビー・マイ・ビラが13得点(11-0-2)、タリア・モレーノが11得点(8-1-2)でこれに続いた。
ドミニカ共和国チームではマダリーネ・ギジェンがこの試合最多の30得点をあげ、次いでナタリア・マルティネスが19得点をあげた。
両チームのアタックポイントは54対51でバランスが取れており、サービスポイントも9対7と同様だが、ブロックポイントは敗者チームが13対8と上回り、アンフォーストエラーも23対33と少なかった。
ホンジュラスはグアテマラを3対0 (25-9, 25-11, 25-9) で難なく破り、6位で終えた。
勝利後に、キューバのトマス・フェルナンデス監督は次のように語った。「この大きな勝利にとても満足している。選手たちがやってきた努力と取り組みはとても大きなもので、きょうすべてが実った。きょうの試合では、はじめは目指していたとおりに進んでいたが、その後流れを失い、でも第5セットで選手たちはいっそう心をこめてプレーした。」
主将のタリア・モレーノ「最初の2セットまでは私たちがとても上回っていたが、相手チームはとても準備がなされていて、試合の流れの変え方を知っていた。タイブレークではやる気を出して向かっていった。私たちの国に新たな喜びを与えたかったから。全力を出して、試合を終えられた。」
クリスティアン・クルース(ドミニカ共和国監督)「われわれには勝てるチャンスがあったが、キューバにスペースを与えてはだめだ。われわれはサーブでもっと攻撃的になる必要があった。今大会は素敵な経験になったし、選手たちは大きな学びを得た。」
キューバ対ドミニカ共和国 決勝戦(2019年5月19日)
Cuba campeón en Copa Panamericana Sub-20 de Voleibol
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=115848
2019年05月16日
キューバサッカーリーグ 乱闘騒ぎの選手7人に3試合の出場停止処分
JIT、2019年5月16日
キューバサッカー委員会はきょう(5月16日)、第104期キューバサッカーリーグ決勝初戦の試合後に暴力行為に関係した選手たちへの懲罰に関する声明を発表した。
本紙編集部に届いたプレスリリースを以下に転載する。
キューバサッカー委員会による情報
第104期キューバサッカーリーグの懲罰委員会は、先週土曜日にペドロ・マレーロ国立競技場でサンティアゴ・デ・クーバとハバナのあいだで争われたリーグ決勝戦初戦の試合後に発生した暴力事件を分析した。
事件はホルヘ・ビジャホン・コバス選手によるアレハンドロ・ミゲル・ポルタル・オリーバ選手に対する意図的な攻撃がきっかけとなって起きたことが明らかになった。両チームのあいだで暴力行為の連鎖が広がり、神聖であるべき試合の場を見苦しいものにした。
とられた決定はリーグ規則にのっとったもので、主審とそのアシスタントおよび4人の審判から提出された報告書を、同試合の監査人と審判・技術顧問らが検討し、その試合の場にいた役人たちの意見も加味したあと、承認された。加えてビデオ録画映像も分析された。
こうして同リーグの組織委員会は、ダミアン・シルバ・エレーラ(ハバナ)、アレハンドロ・ポルタル・オリバ(ハバナ)、ラウル・ペレス・エルナンデス(サンティアゴ・デ・クーバ)、レオニス・マルティネス・ラミレス(サンティアゴ・デ・クーバ)、エリク・リソ・ロハス(サンティアゴ・デ・クーバ)の5選手に対して、3試合の出場停止処分を下した。
また乱闘のきっかけをつくり、その後も騒動を続けたホルヘ・コバス(サンティアゴ・デ・クーバ)とアステリオ・R・バジネス・ロハス(ハバナ)の2選手にも3試合の出場停止の適用が同意されたが、その出来事の重大さと意味合いに応じて、より厳しい処分の適用に向けたその後の分析にはかられることが周知された。
これらの処分は即時に適用され、次期リーグで間違いなく完了することになる。
キューバサッカー委員会
2019年5月16日、ハバナ
Comisión Nacional de Fútbol sanciona a jugadores violentos
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=114838
2019年05月12日
U21男子バレーボールのキューバ代表 パンアメリカンカップで優勝 MVPにホセ・ロメロ
U21キューバ代表チーム
JIT、2019年5月12日、Lisset Isabel Ricardo記者
U21男子バレーボールのキューバ代表チームは昨日土曜日(5月11日)、マヌエル・ボニージャ・コロシアムでカナダを3対0 (25-19, 25-22, 29-27) で破り、パンアメリカンカップの王座についた。先日サント・ドミンゴで優勝したU19チームに続く快挙である。
キューバとカナダは両国ともに、バーレーンでのU21世界選手権への出場権は確保して臨んだ大会だったが、7月18日から27日にかけて開かれる同世界選手権に向けた準備として役立った。
今大会で与えられる唯一の世界選手権出場権は、チリを3対0 (25-21, 25-17, 25-16) で破って銅メダルを獲得したプエルト・リコが手に入れた。
決勝戦でもっとも得点をあげた選手は、キューバチームでは、ホセ・カルロス・ロメロ(14点)、ホセ・グティエレス(13点)、フリオ・カルデナス(11点)だった。カナダチームでは、5回のサービスエースを含む18得点をあげたザンダー・ケチンスキーが最多だった。大会公式サイトが伝えた。
ヘスス・クルース監督率いるキューバチームは、ブロックポイントで6対5とカナダよりまさったが、カナダはサービスエースで11対8とすぐれ、失策による失点ポイントはキューバのわずか20点に対して30点だった。
コロンビアは7位決定戦でペルーを3対1 (14-25, 25-13, 27-25, 25-20)で破り、米国は5位決定戦でドミニカ共和国を3対2(25-17, 25-14, 20-25, 24-26, 15-12)で降した。
キューバ選手ロメロが大会MVP
キューバのオポジット、ホセ・ロメロが大会MVPに選ばれた。ロメロは68得点をあげ、大会最多得点者にもなった。68得点のうち14得点が決勝戦での得点だった。
このほかのベスト選手は、キューバからフリオ・カルデナスとホセ・グティエレス(アタック)、フリオ・ゴメス(セッター)、コロンビアからレイネル・アポンサとルイス・ロペス(ブロック)、カナダからランドン・カリー(守備)、ザンダー・ケチンスキー(サービスとオポジット)、米国からライアン・ウィルコックス(レシーブ)、ガーランド・ピード(リベロ)、ブレット・ワイルドマン(最優秀得点者)だった。
U21キューバ代表チーム
個人賞受賞選手
Cuba ganó Copa Panamericana Sub-21 de Voleibol
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=113791
2019年04月29日
U19男子バレーボールのキューバ代表 パンアメリカン大会2連覇
優勝したキューバチーム
JIT、2019年4月29日、Lisset Isabel Ricardo記者
サント・ドミンゴできょう最終日を迎えたU19男子バレーボールのパンアメリカン大会は、前回優勝チームのキューバがメキシコを3対0(25-18、26-24、25-19)で破り、無敗で連覇を果たした。
リカルド・アリアス・パビリオンでのキューバチームの強さは歴然としており、ライバルの5チームにすべて勝ち、ホンジュラスでのNORCECA選手権2018で金メダルを獲得し、今年8月にチュニジアで予定されている世界選手権への出場権を手にいれたその実力を改めて発揮した。
北中米カリブ地区での世界選手権出場権については、すでに出場を決めているキューバと米国のほか、メキシコと、きょうチリを3対1 (25-22、22-25、 25-16、 26-24)で破り銅メダルを獲得したドミニカ共和国 が同地区最後の出場権を手に入れた。
キューバとメキシコの試合では、コーナーのホセ・ミゲル・グティエレス(16得点)とビクトル・アンドレウ(12得点)が両者ともにサービスエース4点をあげるなど王者チームの攻撃陣を先導し、一方、センターのレイニエル・イバルは9得点をあげた、と大会公式サイトは報じている。
メキシコチームでは、ルイス・ダビ・エルナンデスとフランキー・エルナンデスがそれぞれ11得点、9得点をあげ、際立った活躍を見せた。
王者チームはアタックポイント(35対27)、ブロックポイント(11対3)、サービスポイント(9対2)の各部門で相手チームを上回った。
優勝したキューバのマリオ・イスキエルド監督は、「いつも言っているように、オポジットについては、メキシコが他のチームよりも少し高いレベルを見せた。われわれの身体コンディションと選手たちの度胸が優勝する決定的な要因だったと思う」、と語った。
グティエレス、MVPに
キューバ選手は最優秀選手12部門のうち8部門で選ばれ、そのうちホセ・ミゲル・グティエレスはMVPに選ばれた。
ビクトル・アンドレウとグティエレスはもっとも活躍したコーナーアタッカーに、一方、ルイス・ビダル・アジェンとドミニカ共和国のダウィリン・メンデスはブロッカーのポジションで選ばれた。
グティエレスはサービス部門でも最優秀選手になり、同じくチームの同僚エドゥアルド・エルナンデスはオポジットとして、クリスティアン・ソンディケはセッターとして、リカルド・ゴメスはリベロとして、最優秀選手に選ばれた。
プエルト・リコのガブリエル・パントーハはレシーブ部門で、ニカラグアのホルダン・カラカチェーはデフェンス部門、ドミニカ共和国のフイット・エドウアルデは最多得点部門でトップに立った。
キューバTV(2019年4月30日)
キューバ対メキシコ U19決勝戦(2019年4月29日)
Cuba campeón en Copa Panamericana Sub-19 de Voleibol
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=113680
2019年04月26日
今季アルゼンチンバレーボールリーグのベストチームにキューバ選手3人が選抜
ベストオポジットのヘスス・エレーラ
Radio Rebelde、2019年4月26日、Antonio Sevila Hidalgo記者
アルゼンチンのバレーボールリーグ2018-2019のベストチームにキューバ選手3人が選ばれた。ボリーバルがオブラス・デ・サン・フアンを3勝2敗で破ったリーグ決勝戦が終わったあと発表された。
同リーグのベストチームに選ばれたキューバ選手にはまず、オブラス・チーム所属のオポジット、ヘスス・エレーラがいる。エレーラは519得点をあげリーグ2位だったが、これは545得点をあげリーグトップに立ったチームの同僚オスニエル・メルガレホより出場試合数が5試合少ない中での達成だった。出場した104セットでのこの得点数は、1セット平均4.99得点の得点率となり、これはリーグ2位の記録である。
エレーラのすぐれたパフォーマンスはサーブでも見られ、エースポイント(サーブでの直接ポイント)63得点はリーグトップ、サーブの決定率54%はリーグ5位だった。
メルガレホはリーグのベストサブアタッカーもしくは第一アタッカーとして選ばれるに至った。メルガレホは1セット平均4.47の得点率はリーグ4位で終えた。今回の選抜はリーグトップの得点が大きく評価されたが、エレーラとともにオブラス・チームを決勝まで導いたシーズンを通しての活躍も評価された。
今季のベスト7に選ばれたもう一人のキューバ選手はミゲル・アンヘル・ロペスである。ヒガンテス・デル・スール所属のロペスはチームトップの410得点をあげ、得点部門リーグ4位で終えた。ロペスはサーブでもすぐれた活躍を見せ、リーグ4位のエースポイント40点をあげた。これにより準ベストアタッカーとして選ばれた。
リーグのベストチームに選ばれたこのほかの選手としては、オブラスのマティアス・サンチェスがベストセッター、王者チームボリーバルのアグスティン・ロセルがベストセンター、UPCNサン・フアン・バレークラブのマルティン・ラモスが準ベストセンター、ボリーバルのアレクシス・ゴンサーレスがベストリベロに輝いた。
同リーグは2018-2019年の準ベストチームも選抜したが、そこには別のキューバ選手3人が選ばれた。ボリーバルのライデル・イエレスエロ(注)はNo.2のセッターとして、またエレーラに次ぐエースポイント54得点をあげたサーブ力が評価された。イエレスエロはこれにくわえて決勝戦MVPも獲得している。
2人目はヒガンテスのミゲル・ダビ・グティエレスがNo.2のオポジットとして選ばれた。リーグ5位の1セットあたり4.45点の得点率を記録した。3人目のシウダ・バレークラブのリバン・オソリアはNo.4センターだった。
このほか準ベストチームに選ばれたのは、リベルタ・ブルヒのニコラス・ペレンがNo.2リベロ、ボリーバルのパブロ・クレルがNo.3 センター、UPCNのニコラス・ラソがNo.3アタッカー、UNTREFバレーのトマス・クリスコがNo.4 アタッカーだった。
(注)イエレスエロはキューババレーボール連盟経由では出場していない選手
ベストアタッカーのオスニエル・メルガレホ
準ベストアタッカーのミゲル・アンヘル・ロペス
準ベストオポジットのミゲル・ダビ・グティエレス
ボリーバル対オブラス アルゼンチンリーグ決勝第五戦(2019年4月26日)
Voleibol argentino: Tres cubanos en el equipo ideal 2018-2019
http://www.radiorebelde.cu/noticia/voleibol-argentino-tres-cubanos-equipo-ideal-2018-2019-20190426/
2019年04月14日
U24男子ハンドボールのキューバ代表 米国を破り世界大会進出決定 北米カリブ大会決勝
キューバ対米国戦
Cubadebate、2019年4月14日、PL
キューバは昨日(4月13日)、ドミニカ共和国のサントドミンゴで開かれているU24ハンドボール新興国大会決勝で、米国に37対36で劇的な勝利を飾った。
大会公式サイトによると、キューバチームは前半戦を21対17でリードし、後半戦を12対16で終えたあとの延長戦を4対3で制し、同カテゴリーの世界大会進出を決めた。
キューバチームではレイニエル・タボアダとオマール・トレダノの2選手がともにチーム最多の12得点をあげた。これにハンセル・ロドリゲスが6得点で続いた。
ルイス・エンリケ・デリスレ率いるチームは、シュート63回のうち成功が37回と、59%のシュート決定率を示した。
効率の面では米国チームのほうが全体的にすぐれていた。米国のシュート決定率は63%で、7m、9m、6mの距離からのシュート率で上回った。シュートラインについては両チームとも69%で並んだ。一方キューバはゴールに向けたボールのスピードで上回った。
米国チームは10選手がシュートを決め、そのうちゲイリー・ハインズが最多の7個だった。
わがキューバチームの今回の勝利はリベンジになった。一次ラウンドでは米国チームが26対23で勝利していたからだ。
またキューバチームが一次ラウンドでバルバードスを45対7で破り、準々決勝でマルティニークを32対16、準決勝でプエルトリコを27対23で破ったことは特筆に価する。
銅メダルはプエルトリコとの激戦に勝利したドミニカ共和国が獲得した。
メキシコはマルティニークを27対26で破り5位に、カナダはハイチに56対16で勝ち7位になった。
北米カリブ新興国大会決勝 キューバ対米国(2019年4月14日)
Con espectacular triunfo sobre EE.UU. logra Cuba clasificar a Mundial Sub 24 de Balonmano
http://www.cubadebate.cu/noticias/2019/04/14/con-espectacular-triunfo-sobre-ee-uu-logra-cuba-clasificar-a-mundial-sub-24-de-balonmano/#.XLXGRokzbIU
2019年03月11日
フアン・ミゲル・エチェバリア 8m92(追い風参考)を記録 マイク・パウエルの世界記録にあと3cm
フアン・ミゲル・エチェバリア
Radio Habana Cuba、2019年3月11日
陸上走り幅跳びの新星、キューバのフアン・ミゲル・エチェバリアが「キューバカップ」陸上大会で、マイク・パウエルの持つ世界記録に迫る8m92(追い風参考記録)を跳んだ。
追い風秒速3.3m(記録が公認されるのは2.0m以内)ながら、この20歳のキューバ選手は、ハバナのパンアメリカン・スタジアムの補助トラックで唯一の跳躍をおこない、世界陸上界でのスポットライトをふたたび奪った。
「私にとってまた驚きだ。とても若い選手による偉大な記録だが、われわれはとてもしっかり取り組んできた」、とフアン・ミゲルは多くのレポーターに囲まれて話した。
フアン・ミゲルは、この記録はまったく考えていたなかったと話し、追い風だったので、これを利用し、大きな跳躍をするために「しっかり加速をつけ、うまく着地すること」を心がけた、と話した。
着地の際に足首を捻挫したため、コーチのダニエル・オソリオとドクターのフィデル・フリアスはその後の試技を取りやめ、棄権することを選択した。
「どうなって負傷したかわからない。競技中はテンションがあがっており痛みは感じないが、リラックスしていると痛みが出てくる。でも深刻な痛みではまったくなく、早く回復すると思う」、と語った。
フアン・ミゲルは室内シーズンでのこの結果に満足を示した。およそ7ヶ月トラックから離れていたため、「競技感」が戻らず、高いレベルの記録は達成していなかった。
「自分のベストな状態に戻るために取り組んで、少しずつ回復してきた。満足を感じている」、とフアン・ミゲルは話した。これまで3回の室内大会で1位2回、2位1回、最高記録は8m21だった。
追い風参考記録ながら、今回の日曜日の跳躍は、同じくキューバ選手のイバン・ペドロソが1995年のセストリエーレで8m96を跳んで以降、史上最もすぐれた記録である。ペドロソの記録は風速測定に異常があったとしてIAAFには記録されていない。
ペドロソと世界記録保持者のマイク・パウエルだけが、通常の風速であれ追い風参考であれ、今回の日曜日のフアン・ミゲルの跳躍を上回る記録を保持している。
パウエルは1992年にイタリアのセストリエーレで8m99(風速4.4m)を跳び、その前年に東京での世界陸上で8m95(風速0.3m)の世界記録を樹立していた。
これらの跳躍が今回のフアン・ミゲルの記録を上回っている史上唯一の記録であり、そのあとを1991年東京でのカール・ルイスの8m91(風速2.9m)と1968年メキシコでのボブ・ビーモンの8m90(風速2.0m)が続いている。
フアン・ミゲルはすでに2018年にバーミンガムでの世界室内陸上を同年最高記録で制し驚かせたあと、その数ヶ月後にストックホルムで8m83(風速2.1m)まで跳躍した。
専門家たちは、今回の日曜日の記録は通常の風速であれば8m50から8m60の間になるだろう、と考えている。
「予想していなかった跳躍だ。技術的問題に取り組んでいたところだったが、とてもいい状態で今大会を迎えて、この結果と、彼が見せた技術的戦術にわれわれはとても満足している」、とコーチのオソリオは感動しながら語った。
負傷を知って、それをリスクに晒したくなかった、なぜならメインの目標はリマでのパンアメリカン大会だからだ、とコーチは話した。
世界ユース二連覇王者のマイケル・マッソーが負傷から回復して今季復帰したあとレベルの高い記録(8m30、追い風)をふたたび出したことも心強い結果になった。
この日曜日の競技では2018年バランキージャ大会3種目制覇のローズマリー・アルマンサが1500mを制し(4分25秒62)今大会自身2個目の金メダルを獲得し、ヤニウビス・ロペスが砲丸投げ(17m82)、エリアニス・デスパイネがハンマー投げ(66m90)、レアンドロ・サモラが男子400m障害(50秒17)、スリアン・エチェバリアが女子400m障害(56秒96)、アドリアーナ・ロドリゲスが幅跳びで追い風ながら7m02を跳び七種競技(6293点)をそれぞれ制した。
キューバ・カップは2019年リマ大会に向けたキューバ陸上の準備第一段階を締めくくった。
フアン・ミゲル・エチェバリア、8m92の跳躍とインタビュー
Juan Miguel vuela hasta 8.92 y sigue al acecho del récord de Powell
http://www.radiohc.cu/noticias/deportes/185497-juan-miguel-vuela-hasta-892-y-sigue-al-acecho-del-record-de-powell
2019年03月08日
三段跳びの女王カテリーネ・イバルグエン ハバナでトレーニング中
カテリーネ・イバルグエン(左)
Radio Habana Cuba、2019年3月8日
世界陸上界のスター選手のひとり、三段跳びのカテリーネ・イバルグエンは現在ハバナに滞在し、ハバナの街の良さを楽しみながら、トレーニングを実施予定である。
2016年リオ五輪王者で、2018年にはIAAFによって世界最優秀陸上選手に選ばれた35歳のイバルグエンは、フェイスブックに投稿された2枚の写真で、キューバ人コーチのウバルド・ドゥアニと、同じくコーチのフアン・グアルベルト・ナポレスとともにハバナのパンアメリカンスタジアムで笑顔でポーズをとっている。
「キューバの首都ハバナを訪問中なのはほかでもない三段跳びの女王であり頂点のコロンビア人選手カテリーネ・イバルグエン・メナであり、キューバ人コーチのウバルド・ドゥアニと一緒である」、とスポーツアナウンサーの レネー・ナバーロがフェイスブックに投稿 した。
コロンビアとラテンアメリカのスポーツ界のスター選手イバルグエンは「キューバでトレーニングをおこない、街並みを散策している」、と著名なアナウンサーであるナバーロは伝え、木曜日(3月7日)にコパ・クーバの技術会議に出席していた複数の友人たちからこのニュースを知らされたと言う。
イバルグエンは現在自身のキャリア最高の時期にふたたびいる。昨年は世界陸上連盟(IAAF)の最優秀陸上選手に選ばれ、IAAFのダイヤモンドリーグとコンチネンタルカップで三段跳びと走り幅跳びの2種目を制覇した初の女性選手になった。
中米カリブ選手権バランキージャ大会でも2種目で優勝し、ラテンアメリカ・カリブ最優秀スポーツ選手に選ばれた、とPLは伝えている。
リオでの金メダルのほか、2012年ロンドン五輪銀メダルや、2013年モスクワと2015年北京を含む世界選手権4個のメダル、2014年と2018年のコンチネンタルカップでの3個のメダルなど、輝かしいキャリアを誇っている。
2011年グアダラハラと2015トロントでのパンアメリカン大会や、2014年ベラクルースと2018年バランキージャでの中米カリブ選手権を制し、著名なダイヤモンドリーグの大会で30回以上の勝利を飾っている。
その自己最高記録は世界のオールタイムベストの上位に位置している(三段跳び15m31、走り幅跳び6m93)。
昨年は三段跳びの世界ランキングでトップに立ち(14m96)、走り幅跳びは4位に終わった(6m93)。
中米カリブ選手権バランキージャ大会
ダイヤモンドリーグ、三段跳び14m96
Caterine Ibargüen, la mejor atleta del mundo, entrena en La Habana
http://www.radiohc.cu/noticias/deportes/185341-caterine-ibarg%FCen-la-mejor-atleta-del-mundo-entrena-en-la-habana