今回は次のようにポジションを持つ予定です。結果は事後に報告します。
本指標の 「調査」 結果を以下に示します。
【1. 指標概要】
英国実態指標「鉱工業生産」は、鉱工業と製造業の企業生産高を指数化した経済指標です。生産高を金額を捉えているか量を捉えているかは調査中です。英国国家統計局が毎月中旬に前月比・前年比を発表しています。
本指標による反応は前月比>前年比です。他の先進国の鉱工業生産関連指標よりも反応が大きい、という特徴があります。
本指標の意義は、鉱工業生産がGDPの構成要素となっているため、その先行指標と言われていますが、英国GDPに占める鉱工業部門の割合は20%程度しかありません。ですから、その点は少し疑問です。
【2. 既出情報】
本指標について既に公開されている情報を整理します。
(2-1. 調査範囲)
前回の発表結果は前月比・前年比ともに予想を大幅に下回る悪化でした。今回の市場予想は、いずれも改善が予想されています。予想通りになれば、最近にない大幅な改善ということになります。
(2-2. 過去情報)
過去の市場予想と発表結果について以下に示します。
注目すべき前月比は過去3回続けてマイナスとなっていました。以下、前月比に絞って見ていきます。
参考となる過去事例は次の通りです。
まず、前月比が前回結果よりも大きく改善されると市場予想されていた直近の事例は、先月2016年10月分の発表です。
次に、指標発表で前月比が予想通りに改善されると、2016年4月並みの大幅改善ということになります。
一方、予想に反して今回の発表結果が前月並み(前月比が0ということ)の場合、直近で参考になるのは2016年7月です。
(2-3. 過去反応)
過去の本指標発表前後の始値規準ローソク足を一覧します。
先に挙げた参考事例で、前月比が前回結果よりも大きく改善されると市場予想されていた直近事例は、先月2016年10月分の発表です。このとき、直前10-1分足は意外にも10pips弱の陰線となっていたことがわかりました。
2016年10月分の発表では、直前1分足が陽線側に跳幅10pipsとなっていたことがわかりました。
次に、前月比が予想通り2016年4月並みに大幅改善された場合、陽線側に約50pipsの跳幅となっていました。一方、予想に反して今回の発表結果が前月並み(前月比が0ということ)の場合、直近同様の2016年7月は陽線側に20pips強の跳幅でした。
前月比が予想通り2016年4月並みに大幅改善された場合、値幅約30pipsの陽線となっていました。一方、予想に反して今回の発表結果が前月並み(前月比が0ということ)の場合、直近同様の2016年7月は値幅10pips強の陰線でした。
以上のことから、事前の反応を合理的に説明することはできませんが、事後の反応はまぁ素直だと言えます。指標発表直後(1分足)が素直(最大50pipsの陽線側跳幅、前月比0でも20pipsの陽線側跳幅)、その後は改善幅に応じて(前月比0で10pips強の陰線)、ということになっていました。
(2-4. 関連指標)
同時に「貿易収支」も発表されますが、これは過去の実績からあまり反応がないようです。
先日発表された「12月分 製造業PMI 」ではなく、その前月の11月分を調べてみると53.4となっていました。製造業PMIが53.4という数字はかなり良い数字です。
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以上の既出情報についてまとめておきます。
- 本指標による反応は前月比>前年比です。前回の発表結果は前月比・前年比ともに予想を大幅に下回る悪化でした。今回の市場予想は、いずれも最近にない大幅な改善が予想されています。
- 事前の反応を合理的に説明することはできません。がしかし、同様事例を参考にすると、事後の反応は指標発表直後(1分足)が素直(最大50pipsの陽線側跳幅、前月比0でも20pipsの陽線側跳幅)となっていました。その後(直後10分足)は改善幅に応じて(規準は前月比0で10pips強の陰線)、ということになっていました。
- 「11月製造業PMI」は53.4でした。製造業PMIが53.4という数字はかなり良い数字です。
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次に「分析」 を行います。分析内容は次の通りです。
3. 反応性分析
4. 反応一致性分析
5. 指標一致性分析
6. シナリオ作成
この分析結果に基づき巻頭に挙げたシナリオを作成します。
以上
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本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者、FX手法研究会、及び、本ブログ運営会社のそれぞれに対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
以上