指標の結果と反応
事前の分析とシナリオ
- 過去の傾向から、この指標の発表直後1分足の向きと同じ側に同10分足の跳幅が伸びた確率が79%で、そのときの期待値は逆の場合の2倍以上もあった。よって今回は、発表直後1分足が陽線か陰線かを確認できた頃、その向きと同じ方向にポジションを取って、15pips程度を狙ってポジションを解消する。
- 同様に、発表前に判る10-1分足の向きとは逆にポジションを取るやり方も魅力があるものの、現在の市場環境を踏まえると、安心感において上記に劣る。よって、発表前にポジションを取るか否かは、直前の値動きを見てから決める(たぶん、この間はポジションを取らない)
- いずれの場合にせよ、30pipsのマイナス到達か発表直後10分足完成のどちらかになったときには、損切のためポジションを解消する。
実際の反応と取引
- 指標発表直後の1分足は値幅6pipsの陽線となり、同10分足は同じ方向に跳幅14pipsだけ伸びた。これは事前の分析通りの反応と言える。取引では、事前のシナリオ通りに1分足の終値がつく直前にポジション(買)を取り、発表後12分をやや過ぎて予定通りに16pips強で得て利確(売)した。
- 発表前の10-1分足は陽線となったが、発表直後1分足は陰線とはならなかった。この点は分析が外れた。がしかし、株式市場が週末クローズする15:30頃から17:45頃にかけて、USDJPYが急激な下降トレンドを形成し、GBPJPYも同じ動きで追従した(約150pipsの下落)。そして、18:00前頃から指標発表前後の18:30頃までは、USDJPYの50%戻しに追従するようにGBPJPYも約100pipsの戻しが起きていた。予め想定される指標の反応を超える激しい展開は、事前の分析通りともいえるため、シナリオに従って発表前のポジション取得は断念した。
- 発表直後の10分足の形成途中には陰線となる期間があったものの、シナリオの30pipsのマイナス到達には至らず、最終的には陽線を形成した。よって、損切シナリオを実行する必要はなかった。しかしながら、取引を10分足形成までに終える事はできなかった。
取引記録
以上、ほぼ事前分析によって想定したシナリオ通りに状況が推移し、その通りに取引を行う事ができました。
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いかがでしょう。
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