この指標発表のGBPJPYへの影響を下図に示します。
一般に、指標発表直後に25pips動く指標はよく動く指標です。図から、英国物価指数の発表でGBPJPY
次に、下図1をご覧ください。
図は、今回発表される「小売物価指数」「消費者物価指数」「生産者物価指数」の先月発表分まで最近1年間の予想と結果です。
最後が9月となっているのは、これら指標が翌月発表だからで、図は最新のデータを反映しています。
がしかし、この図ではあまりに情報量が多すぎて、今回の発表直後にGBPJPYが騰がるのか否かが分かりません。
分かる人もいるかもしれませんが、私には分かりません。
そこで、次のように指標を簡素化しました。
すなわち、英国物価指数の重要度をFX各社のHPで調べると、ほぼ「小売物価指数」>「消費者物価指数」>「生産者物価指数」の順になっていました。
ただ、それらの重要さの程度は、各社の5段階評価や3段階評価で見解が一致していませんでした。
そこでとりあえず、「小売物価指数」は3倍、「消費者物価指数」は2倍、「生産者物価指数」は1倍、と係数を決めました。
そして、過去12回分の発表結果と予想の差にこの係数を掛けて、発表値が予想値よりも良いのか悪いのかを表してみました。
下図にその結果を示します。
適当な係数で決めた指標でしたが、発表直後1分足が陽線となるか陰線となるかについて、12回中10回当たっている事が分かりました。
この事から、これら指標発表直後のGBPJPYは、発表結果と予想値とのズレに素直に反応している可能性が高い事が分かりました。
またこの事は、私のような個人投資家が読みにくい、いわゆる「噂買いの事実売り」は発表直後に起きていない事を示唆しています。
後は、発表前に発表後の値動きと相関が強いのが何なのかさえ見出せれば良いのです。
残る問題は、発表前に発表後の値動きと相関が強いものが何なのか、でした。
結論から言えば、発表10分前から1分前までの値動きの方向です。
発表直前1分足を含めないのです。
下図をご覧ください。
下図上は欲しい結果=発表直後1分足です。
下図中は発表直前1分足です。
発表直前は結果が読めない取引を嫌って、精算が多く行われているのでしょう。
下図下は、発表直前1分足の始値から発表直前10分前の始値を引いた値幅です。
つまり、発表値が予想値よりも良いか悪いか、かなりの確度で当たります(先の私的係数を用いた発表直後動意の方向が12回中10回当たっていたという事)。
発表10分前から1分前の値幅が陽線なら、発表直前1分間に数pipsぐらい陰線側に振れる公算が高いようです。
この発表直前1分間に買えば良いのです。
発表10分前から1分前の値幅が陰線ならその逆です。
いかがでしょうか。
この記事は以上でおしまいです。
もともとGBPは値動きの激しい通貨だし、相場に絶対はないので、万が一の逆指値も忘れないように。
では結果は事後に投稿しておきます。
以上
この結果は こちら からどうぞ。
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