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FX手法研究会のApajiです。     そして写真はM君です。さんの画像
FX手法研究会のApajiです。     そして写真はM君です。
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イエティはいるのか
このブログの内容です
「お通」を見送る顔
内容の補足です
モストアンラッキー
先に謝っておきます
孤独な英国人は減ったのか
但書きです



1. FXは上達するのか

小さなコツをいくつか覚えたって駄目です。勝てない原因をきちんと突き止めてからやり直しましょう。FXを楽しむためには「投資期間」が必要です。すぐに始めたって勝てないことは、FXに限らず、何事であれ同じなのです。だからこそ、その期間を短縮するための「方法論」が大切なのです。

1-1. FXを楽しむために
アマチュアらしく…
1-2. いつか負けないはずがない!
上手くなるまでは短期取引です
1-3. 難しさの正体って何だ
利確と損切の理解は大切です
1-4. FXは上達するのか
取引機会を絞り込むべきです
1-5. 数字で掴もう
その機会にどう臨むかです
2. 経済指標の楽しみ方

このブログで扱う取引の理想は、経済指標発表前後の反応を着実に刈り取り、ポジション保有時間を最短化してリスクを避けることです。でも、効率良く取引するにはそれなりに予備知識が必要です。大した話は紹介できませんが、基本だけは押さえておきましょう。

2-1. 大きなゾウの隠れ方
指標取引のための予備知識です
2-2. ウソは嫌いだ!
短期取引をやるときの指針です
2-3. イグアナを見分ける前に
このブログの指標取引での成績です
 2-4. 小ズルくいきましょう
いわばジンクスで勝つ方法です

3. 指標取引分析手法

このブログでは経済指標への調査・分析を定型書式で行っています。定型書式を用いることで、反省を踏まえてやり方を進歩させたり、相場環境が変わったことを見つけやすくするため、です。

3-1. 指標取引の予備知識
指標発表前後の他の時間と違い
3-2. ローソク足各部の名称
全幅・値幅・跳幅とは?
3-3. 4本足チャート
このブログで使うチャート表記
3-4. 反応方向の予備知識
指標分類と反応方向の基本
3-5. 取引通貨ペアの選択
通貨ペアによる有利不利
3-6. 指標分析の方法
定量指標分析とは?
3-7. 反応分析の方法
定量反応分析とは?
3-8. 分析の成績
事前分析的中率
3-9. ブレイク対応準備
ついでに…
4. 経済指標DB

経済指標発表前後の短時間に分析期間を絞ることによって、指標への反応に一定の再現性(傾向)があることはわかりました。各国「政策決定指標」・「経済実態指標」の項に、主要な指標についての分析結果と分析事例を纏めてあります。

4-0. 各国経済・通貨の特徴
4-1. 日本経済
4-1-1. 政策決定指標
(a) 日銀短観
(b1) 東京都区部CPI
(b2) 全国CPI
4-1-2. 経済実態指標
(c) GDP一次速報
(d) 機械受注
(e1) 通関貿易統計
(e2) 国際収支
4-2. 米国経済
4-2-1. 政策決定指標
(a) FOMC
(b1) UM消信指数速報
(b2) CB消信指数
(b3) ISM非製景指数
(c1) NY連銀製景指数
(c2) Phil連銀製景指数
(c3) ISM製景指数
(d1) 輸出・入物価指数
(d2) 生産者物価指数
(d3) 消費者物価指数
(d4) PCEコアデフレータ
(e1) ADP雇用統計
(e2) 雇用統計
4-2-2. 経済実態指標
(a1) GDP速報値
(a2) GDP改定値
(a3) GDP確定値
(b1) 小売売上高
(b2) 個人消費・所得
(c1) 鉱工業生産
(c2) 耐久財受注
(d1) 中古住宅販売件数
(d2) 新築住宅販売件数
4-2-3. 収支関連指標
(a) 貿易収支
4-3. 欧州経済
4-3-1. 政策決定指標
(a) ECB金融政策
(c1) ZEW企業景況感調査
(c2) 独国Ifo企業景況指数
(c3) 独国PMI速報値
(c4) 欧州PMI速報値
(d) 欧州HICP速報値
4-3-2. 経済実態指標
(a1) 独国GDP速報値
(b) 独国貿易統計
(c1) 独国製造業新規受注
(c2) 独国鉱工業生産
4-4. 英国経済
4-4-0. 英国経済指標反応要点
4-4-1. 政策決定指標
(a) BOE金融政策
(c1) PMI速報値
(c2) 製造業PMI改定値
(c3) サービス業PMI改定値
(d) 物価統計
(e) 雇用統計
4-4-2. 経済実態指標
(a1) 月次GDP
(a2) 四半期GDP速報値
(b) 小売売上高指数
(c) 鉱工業生産指数
(d) 貿易収支
4-5. 豪州・NZ経済
4-5-1. 政策決定指標
(a) RBA金融政策
(b) RBNZ金融政策
(c1) NAB企業景況感指数
(c2) WP消費者信頼感指数
(d1) 四半期住宅価格指数
(d2) 四半期生産者物価指数
(d3) 四半期消費者物価指数
(e1) 賃金指数
(e2) ANZ求人広告件数
(e3) 雇用統計
4-5-2. 経済実態指標
(a) 四半期GDP
(b) 貿易収支
(c) 小売売上高
(d1) 住宅ローン件数
(d2) 建設許可件数

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2017年01月17日

2017.1/18.22:30予定ー米国物価指標「消費者物価指数(CPI)」調査・分析

2017.1/18.22:30に、米国物価指標「消費者物価指数(CPI)」の発表が予定されています。今回は2016年12月分の発表となります。

以下の調査・分析結果に基づき次の3つのシナリオが用意できました。

1612米国CPI510.png

※ 結果を「追記欄」に記載しています。PCでご覧の方は最下部に、スマホの方は末尾の「続きはこちらから...」でご覧いただけます。




【1. 指標概要】

消費者物価指数(CPI)は、消費者が購入するモノやサービスなどの価格を指数化した指標です。対象は、全米87都市に住む一般消費者世帯(全人口の80%)が購入する「商品」と「サービス」となっています。コアCPIというのは、価格変動の大きいエネルギーと食品を除いた指数です。

FRBは「前年比2%」の物価上昇を目標としています。主な物価指標には輸入物価指数・生産者物価指数(PPI)・消費者物価指数(CPI)が挙げられますが、CPIはそれらの中で最重要指標とされています。原則は、CPIが低すぎれば購買意欲を刺激するために利下げを行う可能性があり、高すぎれば利上げを行う可能性があります。

【2. 既出情報】

本指標について既に公開されている情報を整理します。
以下の調査・分析は、2015年1月分から前回2016年11月分までの23回の集計結果に基づきます。

1612米国CPI110.png

(2-1. 過去情報)

1612米国CPI120.png

1612米国CPI130.png

改善傾向が続いています。CPI前年比は先月までに4回続けて改善となっており、今回は少し心配ですね。

(2-2. 過去反応)

1612米国CPI150.png

1612米国CPI160.png

1612米国CPI170.png

1612米国CPI180.png

直前1分足に陰線が目立ちます。直後1分足と10分足とは陽線が目立つようです。
直後1分足跳幅が20pips以上となったことは12回(母数23回)あります。そのうち、1分足値幅方向と10分足値幅方向が一致したことは10回(母数12回)です。但し、直後1分足の反応が大きいときに1分足と10分足の方向一致率が高くても、必ずしも10分足が1分足よりも大きくなるとは限らないのでご注意を。

(2-3. 関連指標)

対比分析は割愛します。

【3. 反応性分析】

1612米国CPI210.png

1612米国CPI220.png

過去平均を見る限り、直後1分足終値と同10分足跳幅の差が14pipsあります。

【4. 反応一致性分析】

1612米国CPI310.png

直前1分足の陰線率が95%、直後1分足の陽線率が81%となっています。
また、直後1分足値幅方向と同10分足値幅方向の一致率が81%となっています。

【5. 指標一致性分析】

1612米国CPI410.png

ポジションを持つ上で役立ちそうな特徴は見いだせませんでした。

【6. シナリオ作成】

以上の調査・分析結果に基づき次の3つのシナリオが用意できました。

1612米国CPI510.png

以上

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本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
以上

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2017.1/17予定ー米国景気指標「ニューヨーク連銀製造業景気指数」調査・分析

2017年1月17日22:30に、米国景気指標「1月ニューヨーク連銀製造業景気指数」の発表が予定されています。

本指標と反応について、最近の傾向を調べた結果を後記しています。結論として、次のようにポジションを持ってみることにしました。

  • 直前1分足の陰線率が異常に高いため(89%)、直前1分足始値直前にポジションを取り、指標発表までに3-5pips程度を狙って解消する
  • 直後1分足と同10分足の方向一致率が高いため(82%)、直後1分足の終値がつく頃にポジションを取得し、同10分足形成中に11pips程度を狙って解消する
  • 取引中に10pips以上の含損が生じた場合には損切する

※ 結果を「追記欄」に記載しています。PCでご覧の方は最下部に、スマホの方は末尾の「続きはこちらから...」でご覧いただけます。




【1. 指標概要】

ニューヨーク連銀管轄のニューヨーク州製造業約200社の経営者の景況感と現状を指数化した指標です。
具体的内容は、仕入価格・販売価格・新規受注・出荷・入荷遅延・在庫水準・受注残・雇用者数・週平均就業時間などの11項目を、1ヶ月前と比較した現状と6ヶ月後の期待を、「良い」「同じ」「悪い」から選択して指数化したものです。
数値は0を分岐点に景気改善(+)・悪化(−)と読みます。

製造業景気指数は、ニューヨーク連銀製造業景気指数→フィラデルフィア連銀製造業景気指数→リッチモンド連銀製造業景気指数→シカゴ購買部協会景気指数→ISM製造業景気指数があります。ISM製造業景気指数の先行指標がフィラデルフィア連銀製造業景気指数で、フィラデルフィア連銀製造業景気指数の先行指標がニューヨーク連銀製造業景気指数、という見方があります。

発表は毎月15日(夏時間:日本時間21:30、冬時間:日本時間22:30)に行われます。

【2. 既出情報】

本指標について既に公開されている情報を整理します。
以下の調査・分析は、2015年1月分から前回2016年12月分までの24回の本指標発表結果と、その前後の反応結果に基づきます。

(2-1. 過去情報)

1701米国NY製景120.png

全般的には2016年1月を底に、改善傾向が続いています。
(2-2. 過去反応)

1701米国NY製景150.png

1701米国NY製景160.png

1701米国NY製景170.png

1701米国NY製景180.png

直前1分足の陰線率が高いように見受けられます。
指標への反応は、直後1分足跳幅が10pips以上となったことが14回(調査数24回)、そのうち直後10分足値幅方向が同1分足の値幅方向に一致したことは11回(母数14回)です。但し、必ずしも1分足よりも10分足の値幅が大きくなっていた訳ではないのでご注意ください。

(2-3. 関連指標)

いずれ先述の5つの製造業景気指標の実際の関係についてはデータ検証結果を報告します。今回は割愛します。

【3. 反応性分析】

1701米国NY製景210.png

1701米国NY製景220.png

過去平均では、直後1分足が10-15pips、同10分足が15-21の反応となっています。よって、直後1分足で反応方向を確認してから10分足形成中に5-11pips程度が狙えます。逆に言えば、10pipsも含損を抱えたら損切すべきと言えるでしょう。
【4. 反応一致性分析】

1701米国NY製景310.png

直前1分足の陰線率が89%にも達しています。但し、過去の反応を見ると3pips(値幅)-5pips(跳幅)しかありません。ですから、ポジションを持つにせよあまり欲張らず、指標発表前のトレンド方向が陰線側ならば微益ながら堅い勝負ができるでしょう。
【5. 指標一致性分析】

1701米国NY製景410.png

事前差異がプラス(市場予想ー前回結果の値がプラス)となっていたことが過去2年間に88%もあります。がしかし、先の反応一致性分析に示したように、直前10-1分足の陽線率は45%しかありません。ですから、本指標は市場予想が前回結果より良くても、多少割り引いて考える必要がある訳です。
【6. シナリオ作成】

1701米国NY製景510.png

以上の結果、本指標には、

  • 直前1分足の陰線率が異常に高いため(89%)、直前1分足始値直前にポジションを取り、指標発表までに3-5pips程度を狙って解消する
  • 直後1分足と同10分足の方向一致率が高いため(82%)、直後1分足の終値がつく頃にポジションを取得し、同10分足形成中に11pips程度を狙って解消する
  • 取引中に10pips以上の含損が生じた場合には損切する

といった方針で臨むことが適切と考えています。

以上

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本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
以上


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2017年01月13日

DB2A.4-1. 米国物価指標「輸入物価指数」調査・分析

【1. 指標概要】

輸入物価指数は、米国輸入時点における物価水準を、2000年を100として指数化したものです。対象は、約2,000の企業と4,000の物品です。軍事関連は含まず、サービスは含まれています。

ある製品が消費者の手元に届くまでには、輸入価格→生産者価格→小売価格の順に波及すると考えられます。従って、物価指標も輸入物価指数→PPI→CPIの順に波及すると考えられ、本指標はPPI・CPIの先行指標という意義があります。

【2. 既出情報】

本指標について既に公開されている情報を整理します。

(2-1. 調査範囲)

1612米国輸物指110.png

(2-2. 過去情報)

1612米国輸物指120.png

(2-3. 過去反応)

1612米国輸物指150.png

1612米国輸物指160.png

1612米国輸物指170.png

1612米国輸物指180.png

(2-4. 関連指標)

対比分析は割愛します。
【3. 反応性分析】

1612米国輸物指210.png

1612米国輸物指220.png

【4. 反応一致性分析】

1612米国輸物指310.png

【5. 指標一致性分析】

1612米国輸物指410.png

【6. シナリオ作成】

1612米国輸物指510.png

以上

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以上


2017年01月11日

'17.01/14.00:00予定ー米国景気指標「ミシガン大学消費者信頼感指数速報値」調査・分析

'17.01/14.00:00に米国景気指標「ミシガン大学消費者信頼感指数速報値」が発表されます。今回は2017年1月分の発表です。

今回は次のようにポジションを持つ予定です。実際にどうするかは直前のチャートを見て決めたいと思います。
結果は事後に報告します。

1701UM消信速510.png




【1. 指標概要】

ミシガン大学(UM)消費者信頼感指数は、同学サーベイ・リサーチセンターが電話アンケートで消費者マインドを調査した結果を指数化した景気指標です。速報値は300世帯、確報値は500世帯が対象で、景況感・雇用状況・所得について楽観または悲観で回答されます。調査数が少ないためブレが大きいという特徴があります。

本指標は、現状判断指数(約40%)と先行き期待指数(約60%)で構成され、期待指数については「コンファレンスボード(全米産業審議会)景気先行指数」の構成要素でもあります。
また、消費者景況感は、個人消費や小売売上高に直結するという意義もあります。

【2. 既出情報】

本指標について既に公開されている情報を整理します。

(2-1. 調査範囲)


1701UM消信速110.png

(2-2. 過去情報)

過去からの市場予想と発表結果について以下に示します。

1701UM消信速120.png

(2-3. 過去反応)

過去の本指標発表前後の始値規準ローソク足を一覧します。

1701UM消信速150.png

1701UM消信速160.png


(2-4. 関連指標)

対比分析は割愛します。

【3. 反応性分析】

まず、本指標発表直後の反応を平均値で捉えてみます。

1701UM消信速210.png

次に分析です。

1701UM消信速220.png

【4. 反応一致性分析】

反応一致性分析の結果は次のようになります。

1701UM消信速310.png

反応一致性分析の結果は期待的中率75%に達するシナリオ案が見いだせませんでした。
【5. 指標一致性分析】

指標一致性分析の結果は次のようになります。

1701UM消信速410.png

指標一致性分析の結果は期待的中率75%に達するシナリオ案が見いだせませんでした。

【6. シナリオ作成】

実際の取引では次のようにポジションを持つことが適切と思われます。但し、実際の取引ではチャートの動きをみて、無理をしてまで取引する意義はありません。

1701UM消信速510.png


以上

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以上


2017年01月10日

'17.01/13.22:30予定ー米国実態指標「小売売上高」調査・分析

'17.01/13.22:30に米国実態指標「小売売上高」が発表されます。今回は2016年12月分の発表です。

今回は次のようにポジションを持つ予定です。実際にどうするかは直前のチャートを見て決めたいと思います。
結果は事後に報告します。

1612米国小売売上高520.png

上記結論に至る調査・分析結果は次の通りです。
まず、 既出情報 の結果は次の通りでした。

  • 米国個人消費はGDPの約70%を占めています。もともと、年末のクリスマス商戦の結果を確認する材料として、1月に発表される数値には注目が集まっています。加えて、今回は11月の大統領選挙後の動きがどのように表れるかが注目されています。
  • 前月比は前回発表が0.1・市場予想が0.7、除自動車は前回発表が0.2・市場予想が0.5となっており、いずれも今回発表は改善が予想されています。
  • 指標発表直前1分足には陰線が目立つように見受けられます。
    あと、指標発表前に跳幅が5pipsに達したのは、10-1分足が14回、1分足が16回です。がしかし、10pipsに達したことは10-1分足が0回で1分足は4回しかありません。
    指標発表後に跳幅が20pipsに達したのは、1分足が16回、10分足が16回です。過去に最も反応が大きかったことは40pips強となっています。
    逆に、ポジションを持って20pipsも含損が発生したら、挽回できる可能性は小さいと言えるでしょう。

そして、 反応性分析 ・反応一致性分析・ 指標一致性分析 の結果は次の通りでした。

  • 反応性分析の結果、指標発表直後1分足終値がつく頃にポジションを取得し、同10分足跳幅で11pips程度を狙って解消するというシナリオ案が有効と思われます。こちらのシナリオはポジションを取得しやすく、反応方向を見極めてからポジションを取れるので安全です。。
  • 反応一致性分析では期待的中率75%以上のシナリオ案がふたつありました。
    指標発表直前1分足の陰線率が91%あることがわかりました。但し、過去のデータを調べてみると、直前1分足の平均跳幅は6pips、平均値幅は4pipsしかないことがわりました。pipsは小さいものの陰線率91%ですから、直前1分足始値直前にポジションを取得し、指標発表直前までに4pips程度を狙って解消するシナリオが成り立ちます。
    また、直前10-1分足と直後1分足・10分足の方向一致率は76%に達しています。従って、指標発表直前に10-1分足と同じ方向にポジションを取得し、指標発表後に跳幅で25pips程度を狙って解消するというシナリオが成り立ちます。

よって、実際の取引では上述の通りにポジションを持つことが適切と思われます。但し、実際の取引ではチャートの動きをみて、無理をしてまで取引する意義はありません。




【1. 指標概要】

米国個人消費はGDPの約70%を占めています。米国は世界一の消費大国のため、米国の景気の良否を把握する上で重要視されています。

本指標は、米国商務省経済分析局(BEA)が、小売・サービス業等約5,000社の月間の売上高を集計して毎月第2週に前月分を発表します。
耐久財と非耐久財とに大別され、特に自動車販売・同部品の比重が大きいという特徴があります。そのため、個人消費の動向を確認する上で自動車販売を除いた指標値も同時発表されます。項目別では、自動車や電気製品、建設資材、ガソリンスタンド、総合小売店などの前月比と実額を発表します。
結果は、米国商務省経済分析局(BEA)によるGDP概算の資料や、米労働省労働統計局による生産者物価指数(PPI)のデータにも利用されています。

年末のクリスマス商戦の結果を確認する材料として、1月に発表される数値には特に注目が集まります。

【2. 既出情報】

本指標について既に公開されている情報を整理します。

(2-1. 調査範囲)

1612米国小売売上高110.png

(2-2. 過去情報)

過去からの市場予想と発表結果について以下に示します。

1612米国小売売上高120.png

前月比は前回発表が0.1・市場予想が0.7、除自動車は前回発表が0.2・市場予想が0.5となっており、いずれも今回発表は改善が予想されています。

(2-3. 過去反応)

過去の本指標発表前後の始値規準ローソク足を一覧します。

1612米国小売売上高150.png

1612米国小売売上高160.png

指標発表直前1分足には陰線が目立つように見受けられます。
あと、指標発表前に跳幅が5pipsに達したのは、10-1分足が14回、1分足が16回です。がしかし、10pipsに達したことは10-1分足が0回で1分足は4回しかありません。
指標発表後に跳幅が20pipsに達したのは、1分足が16回、10分足が16回です。過去に最も反応が大きかったことは40pips強となっています。
逆に、ポジションを持って20pipsも含損が発生したら、挽回できる可能性は小さいと言えるでしょう。

(2-4. 関連指標)

対比分析は割愛します。

ーーー$€¥ーーー

既出情報の結果を以下に纏めておきます。

  • 米国個人消費はGDPの約70%を占めています。もともと、年末のクリスマス商戦の結果を確認する材料として、1月に発表される数値には注目が集まっています。加えて、今回は11月の大統領選挙後の動きがどのように表れるかが注目されています。
  • 前月比は前回発表が0.1・市場予想が0.7、除自動車は前回発表が0.2・市場予想が0.5となっており、いずれも今回発表は改善が予想されています。
  • 指標発表直前1分足には陰線が目立つように見受けられます。
    あと、指標発表前に跳幅が5pipsに達したのは、10-1分足が14回、1分足が16回です。がしかし、10pipsに達したことは10-1分足が0回で1分足は4回しかありません。
    指標発表後に跳幅が20pipsに達したのは、1分足が16回、10分足が16回です。過去に最も反応が大きかったことは40pips強となっています。
    逆に、ポジションを持って20pipsも含損が発生したら、挽回できる可能性は小さいと言えるでしょう。

【3. 反応性分析】

まず、本指標発表直後の反応を平均値で捉えてみます。

1612米国小売売上高210.png

過去2年間の反応を見る限り直後10分足値幅が18pipsしかなく、あまり魅力的な取引はできそうにありませんね。

反応性分析の結果は次のようになります。
比較的安全で合理的にほどほどのpipsが稼げそうなシナリオ案はひとつしかありません。

1612米国小売売上高220.png

ふたつのシナリオ案が残りました。シナリオ案11は、指標発表直後1分足終値がつく頃にポジションを取得し、同10分足跳幅で11pips程度を狙って解消するというものです。こちらのシナリオはポジションを取得しやすく、反応方向を見極めてからポジションを取れるので安全です。

【4. 反応一致性分析】

反応一致性分析の結果は次のようになります。

1612米国小売売上高310.png

指標発表直前1分足の陰線率が91%あることがわかりました。但し、過去のデータを調べてみると、直前1分足の平均跳幅は6pips、平均値幅は4pipsしかないことがわりました。pipsは小さいものの陰線率91%ですから、直前1分足始値直前にポジションを取得し、指標発表直前までに4pips程度を狙って解消するシナリオが成り立ちます。
また、直前10-1分足と直後1分足・10分足の方向一致率は76%に達しています。従って、指標発表直前に10-1分足と同じ方向にポジションを取得し、指標発表後に跳幅で25pips程度を狙って解消するというシナリオが成り立ちます。

【5. 指標一致性分析】

指標一致性分析の結果は次のようになります。

1612米国小売売上高410.png

指標一致性分析の結果は期待的中率75%に達するシナリオ案が見いだせませんでした。

【6. シナリオ作成】

反応性分析・反応一致性分析・指標一致性分析の結果を以下に纏めておきます。

  • 反応性分析の結果、指標発表直後1分足終値がつく頃にポジションを取得し、同10分足跳幅で11pips程度を狙って解消するというシナリオ案が有効と思われます。こちらのシナリオはポジションを取得しやすく、反応方向を見極めてからポジションを取れるので安全です。。
  • 反応一致性分析では期待的中率75%以上のシナリオ案がふたつありました。
    指標発表直前1分足の陰線率が91%あることがわかりました。但し、過去のデータを調べてみると、直前1分足の平均跳幅は6pips、平均値幅は4pipsしかないことがわりました。pipsは小さいものの陰線率91%ですから、直前1分足始値直前にポジションを取得し、指標発表直前までに4pips程度を狙って解消するシナリオが成り立ちます。
    また、直前10-1分足と直後1分足・10分足の方向一致率は76%に達しています。従って、指標発表直前に10-1分足と同じ方向にポジションを取得し、指標発表後に跳幅で25pips程度を狙って解消するというシナリオが成り立ちます。

よって、実際の取引では次のようにポジションを持つことが適切と思われます。但し、実際の取引ではチャートの動きをみて、無理をしてまで取引する意義はありません。

1612米国小売売上高520.png

以上

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本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者、FX手法研究会、及び、本ブログ運営会社のそれぞれに対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
以上


2017年01月06日

'17.01/06.00:00発表ー米国景気指標「ISM非製造業景況指数」結果

'17.01/05.22:15に米国雇用指標「ADP民間雇用者数」が発表されました。
この指標の事前の調査結果と分析結果は、


に公開しています。宜しければご参照ください。




【7. 結果報告】

(7-1. 指標結果)

指標結果は次の通りでした。

1612米国ISM非製造710.png

(7-2. 取引結果)

取引結果は次の通りでした。

1612米国ISM非製造720.png

ポジション保有時間は24分53秒、この指標での収益率は0.11%でした。今回の取引では、いずれも 「FXは上達するのか」 に挙げた目標をクリアできませんでした。

なお、昨年の勝率53勝9敗(勝率85%)、投資収益率133%(+33%)を踏まえ、今年はポジション1枚で取引を行い、その成績を記録しています。今年の成績はこれで5勝0敗です。あと51回のミッションを、3勝1敗ペースでクリアすることを目指します。

【8. 事後検証】

(8.1. 既出調査検証)

本調査の過程詳細は、 '17.01/06.00:00予定ー米国景気指標「ISM非製造業景況指数」調査 (2017/1/2 13:42投稿)に記載しています。
調査結論と事後反省を次に示します。事後反省では、調査結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。

  • 【調査結果1】本指標の過去反応は、発表前後ともに比較的大きくなることがあるので、ポジションを持つときには注意が必要です。
  • 【結果反省1】<今回の反応は、過去の平均よりもやや小さめでした。

  • 【調査結果2】本指標の今回市場予想は、前回よりも0.7ポイント悪化となっています。予想通りに今回も悪化しても、この程度ならば、2016年8月を底とする上昇トレンドは維持されます。がしかし、もし今回、市場予想を上回るとともに前回結果をも上回ることになれば、比較的大きな反応(値動き)となる可能性があります。逆にもし今回、市場予想を下回り前々回結果並みとなった場合には、最近のトランプ相場とFRB利上げに伴うドル高が是正される可能性もあります。いずれにせよ、本指標発表翌日には雇用統計の発表も予定されており、反応の大きさはそれら影響がどうなるかわからない以上、予断を許しません。
  • 【結果反省2】今回の結果は、前回結果と同値で市場予想より0.7ポイント改善でした。

  • 【調査結果3】本指標と参考対比した2016年12月分ISM製造業景況指数は、現時点で発表されていません。但し、製造業景況指数は改善基調が続いており、本指標(非製造業)はその遅行指標となっている可能性も高いので、全体的には本指標の改善基調もまだ続く、と予想しています。
  • 【結果反省3】予想通りでした。

(8.2. 反応性分析検証)

本分析の詳細過程は、 '17.01/06.00:00予定ー米国景気指標「ISM非製造業景況指数」分析 (2017/1/3 23:31投稿)に記載しています。
分析結論と事後反省を次に示します。事後反省では、分析結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。

  • 【分析結果1】反応性分析では二つシナリオ案を残すことにしました。
  • 【結果反省1】特に次回以降の見解修正は必要ない、と考えています。

  • 【分析結果2】全体的には1分足よりも10分足の跳幅・値幅が大きいので、指標発表後に反応方向を確認してから安全にポジションを取得できる可能性が高いことがわかりました。
  • 【結果反省2】今回は指標発表直後1分足の始値と終値が同値となりました。その点において、安全にポジションを取る根拠がなかったことになります。

  • 【分析結果3】やり方次第で20pips以上狙うこともできそうな一方、20pips(最悪でも30pips)も含損が生じたらもう挽回できそうにない、ということが読み取れました。
  • 【結果反省3】実際には跳幅20pipsにぎりぎり達したレベルでしたが、ほぼ分析通りと言えます。

(8.3. 反応一致性分析検証)

本分析の詳細過程は、 '17.01/06.00:00予定ー米国景気指標「ISM非製造業景況指数」分析 (2017/1/3 23:31投稿)に記載しています。
分析結論と事後反省を次に示します。事後反省では、分析結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
指標一致性分析の結果・結論は次の通りです。

  • 【分析結果1】反応一致性分析では三つのシナリオ案を残すことにしました。
  • 【結果反省1】 1勝2敗でした

  • 【分析結果2】シナリオ案21は、指標発表直前1分足の陰線率が90%というものです。
  • 【結果反省2】分析通りになりました。

  • 【分析結果3】シナリオ案22は、直前10-1分足と同1分足との方向一致率が85%というものです。
  • 【結果反省3】 分析は外れました

  • 【分析結果4】シナリオ案23は、指標発表直後1分足と同10分足の方向一致率が86%というものです。
  • 【結果反省4】 分析は外れました

(8.4. 指標一致性分析検証)

本分析の詳細過程は、 '17.01/06.00:00予定ー米国景気指標「ISM非製造業景況指数」分析 (2017/1/3 23:31投稿)に記載しています。
分析結論と事後反省を次に示します。事後反省では、分析結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。

  • 【分析結果1】指標一致性分析では三つのシナリオ案を残すことにしました。
  • 【結果反省1】 3敗となりました 。原因は、指標発表値の改善への反応が直後1分足の間も持たずに、当日の下降トレンドに呑み込まれてしまったこと、と考えます。

  • 【分析結果2】シナリオ案31は、事前差異と指標発表直前10-1分足の方向一致率が74%ありました。期待的中率75%には達していませんが、シナリオ案として残すことにします。
  • 【結果反省2】 分析は外れました

  • 【分析結果3】シナリオ案32は、事後差異と発表直後1分足の方向一致率が77%あることがわかりました。このことは、本指標が指標発表結果に素直に反応することを示唆しています。
  • 【結果反省3】 分析は外れました

  • 【分析結果4】シナリオ案33は、事後差異と発表直後10分足の方向一致率が82%あることがわかりました。このことは、本指標が指標発表結果に素直に反応することを示唆しています。
  • 【結果反省4】 分析は外れました

【9. シナリオ検証】

本分析の詳細過程は、 '17.01/06.00:00予定ー米国景気指標「ISM非製造業景況指数」分析 (2017/1/3 23:31投稿)に記載しています。
事後反省は、次回発表時に何らかのシナリオ作成手順の見直しが必要か否か、を中心に行います。

  • 【シナリオ1】シナリオ1は、ポジションを指標発表直前10-1分足始値のつく直前に取得し、指標発表直前1分足始値がつくまでに6-9pipsを狙って解消するというものでした。
  • 【結果反省1】実際には、シナリオ通りにポジションを取得できたものの、23:54:24には3.30pipsを利確しました。その後、直前10-1分足は陽線に転じているので、今回は取引チャート上の値動きをうまく見切ることができました。

  • 【シナリオ2】シナリオ2は、指標発表直前1分足始値がつく前にポジションを取得し、指標発表直前に3-5pipsを狙って解消するというものでした。
  • 【結果反省2】シナリオ通りにポジションが持て、4.06pipsを利確しました。

  • 【シナリオ3】シナリオ3は、指標発表直前にポジションを取得し、指標発表直後1分足で13-17pipsを狙って解消するというものでした。
  • 【結果反省3】スリップか通信遅延によりポジション取得が指標発表後となり、しかも陽線での反応という予想が外れ陰線となりました。直後1分足跳幅より同値幅が小さくなることを見越してポジション解消を待ちましたが、結果的に傷口を広げ、16.29pipsの損切となってしまいました。 大失敗です

  • 【シナリオ4】シナリオ4は、ポジションを指標発表直後1分足終値がつく頃に取得し、同10分足跳幅で6-12pipsを狙って解消するというものでした。
  • 【結果反省4】シナリオ3での損切遅延に伴い、ポジション取得が遅くなりました。指標発表以前が下降トレンドだったこともあって、シナリオ3での損切を取り返すため、 ポジション保有時間を延長 しました。何とか9.45pipsで利確できたものの、 かなり危うい取引になってしまいました

以上

この指標の事前の調査結果と分析結果は、


に公開しています。宜しければご参照ください。

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以上

'17.01/05.22:15発表ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」結果

'17.01/05.22:15に米国雇用指標「ADP民間雇用者数」が発表されました。
この指標の事前の調査結果と分析結果は、


に公開しています。宜しければご参照ください。




【7. 結果報告】

(7-1. 指標結果)

指標結果は次の通りでした。

1612ADP710.png

(7-2. 取引結果)

取引結果は次の通りでした。

1612ADP720.png

ポジション保有時間は9分58秒、この指標での収益率は2.42%でした。いずれも 「FXは上達するのか」 に挙げた目標をほぼクリアできました。

なお、昨年の勝率53勝9敗(勝率85%)、投資収益率133%(+33%)を踏まえ、今年はポジション1枚で取引を行い、その成績を記録しています。今年の成績はこれで4勝0敗です。あと52回のミッションを、3勝1敗ペースでクリアすることを目指します。

【8. 事後検証】

(8.1. 既出調査検証)

本調査の過程詳細は、 '17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」調査 (2017/1/5 0:17投稿)に記載しています。
調査結論と事後反省を次に示します。事後反省では、調査結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。

  • 【調査結果1】今回は市場予想を上回る可能性が高い、と思われます。論拠は、米雇用状況が改善傾向にあること、過去4回の12月発表結果が市場予想を上回っていること、直近の景況指数が前回結果と市場予想を上回っていること、です。期待的中率は算出できませんが、シナリオ案01として、指標発表直前にポジションを取得し、発表直後1分足跳幅を狙うことにします。
  • 【結果反省1】 外れました 。結果は市場予想17.5万人を2.2万人下回る15.3万人でした。

  • 【調査結果2】本指標発表前後の反応は、過去平均でそれほど大きくありません。この指標発表前後10分間のポジションでは、せいぜい数pipsから20pipsぐらいを狙うことが妥当と思われます。
  • 【結果反省2】今回の指標発表直後10分足値幅は21pipsでした。

  • 【調査結果3】逆に言えば、この指標発表前後10分間にポジションを持って10pipsも含損が発生すると、同期間内で挽回できる可能性は小さいと言えます(損切目安)。
  • 【結果反省3】幸い、今回の取引で含損を抱えることはありませんでした。

(8.2. 反応性分析検証)

本分析の詳細過程は、 '17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」分析 (2017/1/5 0:31投稿)に記載しています。
分析結論と事後反省を次に示します。事後反省では、分析結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。

  • 【分析結果1】反応性分析ではひとつしかシナリオ案を残せませんでした。
  • 【結果反省1】反応性分析の結果通りになりました。

  • 【分析結果2】そのシナリオ案11は、指標発表直後1分足終値がつく頃にポジションを取得し、同10分足跳幅で9pipsを狙うというものです。
  • 【結果反省2】分析通り、指標発表直前1分足は陰線となりました。

  • 【分析結果3】10pipsも含損が生じたらもう挽回できそうにない(損切目安)、ということが読み取れました。
  • 【結果反省3】幸い、今回のポジションで含損が10pipsに達することはありませんでした。

(8.3. 反応一致性分析検証)

本分析の詳細過程は、 '17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」分析 (2017/1/5 0:31投稿)に記載しています。
分析結論と事後反省を次に示します。事後反省では、分析結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
指標一致性分析の結果・結論は次の通りです。

  • 【分析結果1】反応一致性分析ではひとつしかシナリオ案を残すことができませんでした。
  • 【結果反省1】残した結論に対し1勝0敗でした。

  • 【分析結果2】シナリオ案21は、指標発表直前1分足の陰線率が86%というものです。
  • 【結果反省2】分析通り陰線でした。

  • 【分析結果3】期待的中率が基準の75%に達していませんが、参考のため次の二つの特徴を記載しておきます。ひとつは、指標発表直後の陽線率が73%あることです。もうひとつは、指標発表直後1分足と同10分足の方向一致率が73%あることです。
  • 【結果反省3】不採用見解のため特にコメントはありません。

(8.4. 指標一致性分析検証)

本分析の詳細過程は、 '17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」分析 (2017/1/5 0:31投稿)に記載しています。
分析結論と事後反省を次に示します。事後反省では、分析結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。

  • 【分析結果1】指標一致性分析ではひとつのシナリオ案を残すことにしました。
  • 【結果反省1】残した結論に対し1勝0敗でした。

  • 【分析結果2】シナリオ案31は、事後差異と発表直後10分足の方向一致率が82%あることがわかりました。このことは、本指標が指標発表結果に素直に反応することを示唆しています。
  • 【結果反省2】事後差異と指標発表直後1分足の方向は分析通り一致しました。

  • 【分析結果3】期待的中率が基準の75%に達していませんが、参考のため次の特徴を記載しておきます。事後差異と指標発表直後1分足の方向一致率が73%あることです。
  • 【結果反省3】不採用見解のため特にコメントはありません。

【9. シナリオ検証】

本分析の詳細過程は、 '17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」分析 (2017/1/5 0:31投稿)に記載しています。
事後反省は、次回発表時に何らかのシナリオ作成手順の見直しが必要か否か、を中心に行います。

  • 【シナリオ1】シナリオ1は、ポジションを指標発表直前1分足始値のつく直前に取得し、指標発表直前に4pipsを狙って解消するというものでした。
  • 【結果反省1】実際には、シナリオ通りにポジションを取得できたものの、22:14:58頃に解消しようとしてスリップのためできず、22:15:00ちょうどに解消できています。次回からは 少なくとも5秒前には解消注文すべきです 。なお、結果は2.36pipsでの利確となりました。

  • 【シナリオ2】シナリオ2は、ポジションを指標発表直後に取得し、指標発表直後1分足跳幅で15pipsを狙って解消するというものでした。
  • 【結果反省2】シナリオ1のポジション解消が遅れたため、指標発表直前にポジションを取得することができませんでした。 反省点は上に同じです

  • 【シナリオ3】シナリオ3は、ポジションを指標発表直後1分足終値がつく頃に取得し、同10分足跳幅で9pipsを狙って解消するというものでした。
  • 【結果反省3】シナリオ通りにポジションを取得できたものの、実際には16pipsが狙えたところを8.92pipsで利確しました。もう少し我慢が必要でしたね。

以上

この指標の事前の調査結果と分析結果は、


に公開しています。宜しければご参照ください。
また、分析手法や取引手法については、


に詳述しています。宜しければご覧ください。

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以上


2017年01月05日

'17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」分析

前回記事の'17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」調査 は、本指標について既に公開されている情報に基づく調査結果です。以下は、それらの情報に基づきどのタイミングでポジションを持つべきかを検討した分析記事となります。




【3. 反応性分析】

反応性分析では、過去発表直後の1分足と10分足の跳幅(始値からヒゲの長い方までのpips)と値幅(始値から終値までのpips)を使います。この分析は最初に行って、十分なpipsが狙えそうな指標か否かを判断します。

1612ADP210.png

中段のグラフは過去の反応平均値を整理したものです。
グラフからは、前回記事にも記載したように、あまり大きなpipsは狙えそうもない、ということがわかります。一方、指標発表前後10分間のポジションでは、含損が10pipsも生じたら素直に損切すべきだろう、と読み取れます。
下段の表は、ポジションの取得時期と解消時期とで、どの程度のpipsが狙えるかを一覧したものです。この表については次により詳しく分析します。

1612ADP220.png

ここでは詳細を割愛しますが、リスクの割にリターンが大きな行に順番を付け、四段目(最下段)の表で以上の反応性分析結果に基づく結論を得ました。本分析結果と結論を以下に整理しておきます。

  • 反応性分析ではひとつしかシナリオ案を残せませんでした。
  • そのシナリオ案11は、指標発表直後1分足終値がつく頃にポジションを取得し、同10分足跳幅で9pipsを狙うというものです。
  • シナリオ案12は、1分足終値がつく頃にポジションを取得し、10分足跳幅で19pips程度を狙うというものです。
  • 10pipsも含損が生じたらもう挽回できそうにない(損切目安)、ということが読み取れました。

【4. 反応一致性分析】

反応一致性分析では、指標発表前後のローソク足の向きを調べています。このブログでは、指標発表の10分前からの9分足(10-1分足と縦軸に表記)・1分前からの1分足・発表直後の1分足・同10分足の4種類のローソク足を扱っています。これら各ローソク足の向きに偏りがないかと、あるローソク足と別のローソク足との向きが一致する傾向に偏りがないか、を調べています。

下表に前月までの分析結果及び今回分析結論を示します。

1612ADP310.png

反応一致性分析の結果・結論を以下に整理しておきます。

  • 反応一致性分析ではひとつしかシナリオ案を残すことができませんでした。
  • シナリオ案21は、指標発表直前1分足の陰線率が86%というものです。
  • 期待的中率が基準の75%に達していませんが、参考のため次の二つの特徴を記載しておきます。ひとつは、指標発表直後の陽線率が73%あることです。もうひとつは、指標発表直後1分足と同10分足の方向一致率が73%あることです。

【5. 指標一致性分析】

指標一致性分析は、指標の良し悪しが反応(値動き)の向きと一致しているかどうかを分析します。より正確には、指標の「市場予想ー前回結果」が指標発表前の折込みとして反応に現れるかと、「発表結果ー市場予想」と「発表結果ー前回結果」の和が指標発表後の反応として表れているか、を分析しています。

1612ADP410.png

指標一致性分析の結果・結論を纏めておきます。

  • 指標一致性分析ではひとつのシナリオ案を残すことにしました。
  • シナリオ案31は、事後差異と発表直後10分足の方向一致率が82%あることがわかりました。このことは、本指標が指標発表結果に素直に反応することを示唆しています。
  • 期待的中率が基準の75%に達していませんが、参考のため次の特徴を記載しておきます。事後差異と指標発表直後1分足の方向一致率が73%あることです。

【6. シナリオ作成】

以上の分析結果に基づき、ここまでに残したシナリオ案を一覧し、タイミングが同じシナリオ案を統合します。

1612ADP510.png

上段の表は、ここまでの分析結果を一覧したものです。この表から、ポジションを持つタイミングが一致するものを統合すると、下段の表のようになります。

結果は事後に報告します。皆さまのご健闘を祈念いたします。

※ 2017年1月6日0時25分追記
この指標の発表結果と取引結果を、 '17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」結果 (2017/1/6 0:22投稿)に記載しました。
以上

ご参考までにこちらの記事もどうぞ。

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'17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」調査

'17.01/05.22:15に米国雇用指標「ADP民間雇用者数」の発表が予定されています。今回の発表は2016年12月分です。

今回の発表では次のようにポジションを持つ予定です。根拠を以下に説明し、結果は事後に報告します。

1612ADP140.png

※ 2017年1月6日0時25分追記
この指標の発表結果と取引結果を、 '17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」結果 (2017/1/6 0:22投稿)に記載しました。




【1. 指標概要】

本指標は、米国「雇用統計」を二日後に控え、NFP(非農業部門雇用者数)の直前先行指標としての重要度・注目度が高いものです。

確か「前月結果に対する増減を無視し、市場予想に対する増減に着目すると、ほぼ3勝2敗で2日後のNFPの増減方向と一致する」と言われています。がしかし、当会では真偽を調べたことはないので、責任は負いかねます。
本指標発表時の反応が比較的小さく、一方「雇用統計」発表時の反応は非常に大きいため、本指標発表後にポジションを取得し、「雇用統計」直前に解消する「ADP手法」という取引さえ、目にしたことがあります。そして、この手法の勝率は50%を超えるという記事をいくつか読んだ記憶もあります。がしかし、2日に亘ってポジションを持ち続けることになるため、このブログでは扱いません。 ポジション保有時間率 が高くなるリスクの割に期待的中率が低すぎます。

なお、本指標は「ADP雇用統計」「ADP雇用者数」とも言われ、大手給与計算アウトソーシング会社であるADP(Automatic Data Processing)社が公表しています。対象は全米約50万社と言われ、2006年5月から雇用動向を発表しています。
ADP社HP等の原典にあたって調べたことがないため、この項は伝聞情報ばかりで申し訳ありません。

【2. 既出情報】

最初に、本指標の過去及び今回発表情報のうち、既に公開されていることを整理します。

1612ADP110.png

本指標では、先述の通り、世間の注目が前回結果に対する増減に集まっていません。グラフは、今回の市場予想を発表結果が上回るか否かだけに関心を持って眺めましょう。

1612ADP120.png

グラフを見て頂くと、市場予想が過去から一貫して安定しているように見受けられます。一方、年末に向けて臨時の雇用者数が増えるということは、仮説として成り立ちます。とりあえず、簡単に調べられる2012年からの12月分発表値が市場予想を超えていたかを調べてみました。
結果、
  2012年12月 結果>予想
  2013年12月 結果>予想
  2014年12月 結果>予想
  2015年12月 結果>予想
ということがわかりました。
いかがでしょう。少なくともここ4年(たった4年分ですが)の市場予想には偏りが見られ、プロの予想は何かがおかしくないでしょうか。

次に、過去の本指標発表前後ローソク足を一覧整理しておきます。
このブログでは、ローソク足の大きさを比較しやすくするため、同じタイミングを始値とする始値規準ローソク足で表記します。比較は、指標発表の10分前からの9分足(10-1分足と縦軸に表記)・1分前からの1分足・発表直後の1分足・同10分足、の四種類について行います。

1612ADP150.png

1612ADP160.png

1612ADP170.png

1612ADP180.png

過去23回の反応を見ると、指標発表の10分前からの9分足(縦軸には10-1分足と表記)で、10pips以上の跳幅となったことは2回しかありません。そして、指標発表直前1分足では3回しかありません。また、発表直前1分足は陰線が目立っています。
指標発表直後の反応は、20pips以上となったことは、1分足で6回、10分足で9回あります。
調査対象期間中に最も大きく反応したときは40pips強です。

なお、参考とすべき指標で直近(2017.1/4.00:00)に発表されたものに「ISM製造業景況指数」があります。下図をご覧ください。

1612ADP130.png

図から、米国景気指数は明らかな改善傾向にあり、しかも前回結果と市場予想を上抜けていることがわかります。

以上の既出情報を整理した結果を纏めておきます。

  • 今回は市場予想を上回る可能性が高い、と思われます。論拠は、米雇用状況が改善傾向にあること、過去4回の12月発表結果が市場予想を上回っていること、直近の景況指数が前回結果と市場予想を上回っていること、です。期待的中率は算出できませんが、シナリオ案01として、指標発表直前にポジションを取得し、発表直後1分足跳幅を狙うことにします。
  • 本指標発表前後の反応は、過去平均でそれほど大きくありません。この指標発表前後10分間のポジションでは、せいぜい数pipsから20pipsぐらいを狙うことが妥当と思われます。
  • 逆に言えば、この指標発表前後10分間にポジションを持って10pipsも含損が発生すると、同期間内で挽回できる可能性は小さいと言えます(損切目安)。

既に公開されている既出情報の調査は以上です。
この続きは、(1) 過去の反応の大きさ、(2) 過去のローソク足の向き、(3) 過去の反応(指標値によってどちらに値動きしたか)を分析し、本指標でどのようにポジションを持てば良いかの検討を行っています。 こちらから'17.01/05.22:15予定ー米国雇用指標「ADP民間雇用者数」分析 へどうぞ。

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本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者、FX手法研究会、及び、本ブログ運営会社のそれぞれに対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
以上


2017年01月04日

'17.01/04.00:00発表ー米国景気指標「ISM製造業景況指数」結果

'17.01/04.00:00に米国景気指標「ISM製造業景況指数」が発表されました。
この指標の事前の調査結果と分析結果は、


に公開しています。宜しければご参照ください。

なお、昨年の勝率53勝9敗(勝率85%)、投資収益率133%(+33%)を踏まえ、今年はポジション1枚で取引を行い、その成績を記録していきます。今年は今のところ1勝0敗です。




【7. 結果報告】

指標結果は次の通りでした。

1612米国ISM製造710.png

取引結果は次の通りでした。

1612米国ISM製造720.png

ポジション保有時間は1分31秒、この指標での収益率は3.54%でした。いずれも 「FXは上達するのか」 に挙げた目標をクリアできました。
今年の成績はこれで2勝0敗です。あと54回のミッションを、3勝1敗ペースでクリアすることを目指しましょう。

【8. 事後検証】

(8.1. 既出情報調査検証)

本調査の過程詳細は、 '16.12/30.23:45予定ー米国景気指標「シカゴ購買部協会景気指数」調査(2016/12/31 12:47投稿) に記載しています。
調査結論と事後反省を次に示します。事後反省では、調査結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。

  • 【調査結果1】本指標の過去反応は、発表直前10分間で10pipsを超える可能性は少なく、発表直後10分間で25pips以上となったことも6回(26%)しかありません。重要度や注目度の割には反応がそれほど大きくありません(過去最大の反応は40pips)。逆に言えば、ポジションを取って10pipsも20pipsも含損が発生すると、挽回できる可能性は小さいと言えるでしょう。
  • 【結果反省1】 外れました 。今回は発表直前10分間で17pips、発表直後10分間で35pipsです。がしかし、この調査が過去平均値に基づくものである以上、次回以降の解釈見直しは必要ない、と考えます。

  • 【調査結果2】本指標の今回市場予想は、前回よりも0.5ポイント改善となっています。予想通りに今回も改善されると、4回連続で前回結果よりも改善されることになります。その場合、2015年12月・2016年1月を底とする上昇トレンドを確認することができます。
  • 【結果反省2】指標発表結果は、前回よりも1.5ポイント、予想よりも1.0ポイント改善されていました。結果、本指標は4回連続で前回発表値を上回り、上昇トレンドが明確になりました。

  • 【調査結果3】本指標と参考対比した12/30発表「2016年12月分シカゴ購買部協会景気指数」では、今回発表が前回発表と市場予想よりも低下したものの、2015年12月を底とした上昇トレンドには変化なし、と見受けられます。
  • 【結果反省3】分析通りの結果になりました。

(8.2. 反応性分析検証)

本分析の詳細過程は、 '17.01/04.00:00予定ー米国景気指標「ISM製造業景況指数」分析(2017/1/1 13:23:00投稿) に記載しています。
分析結論と事後反省を次に示します。事後反省では、分析結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。

  • 【分析結果1】反応性分析では二つシナリオ案を残すことにしました。
  • 【結果反省1】シナリオ案11は、指標発表直後1分足終値がつく頃にポジションを取得し、10分足終値がつく頃までに7pipsを狙うというものでした。実際には12pipsが狙えたようです。また、シナリオ案12は、指標発表直後1分足終値がつく頃にポジションを取得し、10分足跳幅で11pipsを狙うというものでした。実際には15pipsが狙えたようです。

  • 【分析結果2】全体的には1分足よりも10分足の跳幅・値幅が大きいので、指標発表後に反応方向を確認してから安全にポジションを取得できる可能性が高いことがわかりました。
  • 【結果反省2】分析通りの結果となりました。

  • 【分析結果3】やり方次第で10pips以上狙うこともできそうな一方、10pips(最悪でも20pips)も含損が生じたらもう挽回できそうにない、ということが読み取れました。
  • 【結果反省3】分析通りの結果となりました。

(8.3. 反応一致性分析検証)

本分析の詳細過程は、 '17.01/04.00:00予定ー米国景気指標「ISM製造業景況指数」分析(2017/1/1 13:23:00投稿) に記載しています。
分析結論と事後反省を次に示します。事後反省では、分析結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。
指標一致性分析の結果・結論は次の通りです。

  • 【分析結果1】反応一致性分析では三つのシナリオ案を残すことにしました。
  • 【結果反省1】三つのシナリオ案は3勝となりました。シナリオ案21は、指標発表直前1分足と同10分足の方向一致率が76%あるというものでした。分析通り、両者の反応方向は一致していました。シナリオ案22は、直前1分足と直後1分足の方向一致率が76%あるというものでした。分析通り、両者の方向は一致していました。シナリオ案23は、直後1分足と同10分足の方向一致率が76%あるというものでした。分析通り、両者の方向は一致していました。

  • 【分析結果2】本指標は、陽線となるか陰線となるかが指標発表前に当てやすく、反応も素直なものとなりやすいこと、を示唆しています。
  • 【結果反省2】事前分析通りの結果となりました。 なお、事前の既出調査・指標一致性分析を行った際に失念していましたが、本指標発表15分前の23:45には「米国2016年12月分製造業PMI」が発表されていました。今回、同指標は市場予想54.2に対し発表結果54.3と0.1ポイントの改善となっていました。本指標との方向一致性が見られるため、次回の調査・分析では触れたいと思います

  • 【分析結果3】期待的中率が75%には達しなかったものの、過去の傾向を見る限り、指標発表直前1分足の陰線率が71%、発表直後10分足の陽線率が70%もありました。
  • 【結果反省3】指標発表直前1分足は陽線、発表直後10分足は陽線となりました。但し、いずれも期待的中率が75%には達していないので、今回の取引には関係ありませんでした。

(8.4. 指標一致性分析検証)

本分析の詳細過程は、 '17.01/04.00:00予定ー米国景気指標「ISM製造業景況指数」分析(2017/1/1 13:23:00投稿) に記載しています。
分析結論と事後反省を次に示します。事後反省では、分析結論があたったか否かという点と、次回発表時に何らかの認識修正が必要か、を中心に行います。

  • 【分析結果1】指標一致性分析ではシナリオ案を残すことができませんでした(期待的中率75%以上か25%以下の傾向を見出せませんでした)。
  • 【結果反省1】この分析結果は、既出調査の結果と矛盾しています。但し、事後差異と指標発表直後1分足の方向一致率は71%ですから、誤差の範疇と捉えています。

  • 【分析結果2】事前差異と事後差異には偏りが見られません。
  • 【結果反省2】特に反省すべき点はありません。

  • 【分析結果3】事後差異と発表直後1分足との方向一致率は71%あり、直後10分足とのそれは45%しかないことから、本指標は発表直後こそ素直に反応するものの、10分も経たないうちに反転する可能性が高い、ということがわかります。
  • 【結果反省3】 反転はしませんでした 。但し、分析方法の見直しは必要ありません。

【9. シナリオ検証】

本分析の詳細過程は、 '17.01/04.00:00予定ー米国景気指標「ISM製造業景況指数」分析(2017/1/1 13:23:00投稿) に記載しています。
事後反省は、次回発表時に何らかのシナリオ作成手順の見直しが必要か否か、を中心に行います。

  • 【分析結果1】シナリオ1は、指標発表直前1分足始値がつく直前にポジションを取得し、指標発表直前までに3pipsを狙って解消するというものでした。
  • 【結果反省1】シナリオ通りにポジションを持ち、2.23pipsを利確しました。

  • 【分析結果2】シナリオ2は、指標発表直前にポジションを取得し、発表直後1分足の跳幅で13pipsを狙うというものでした。
  • 【結果反省2】シナリオ通りにポジションを持ち、11.16pipsを利確しました。

  • 【分析結果3】シナリオ3は、指標発表直後1分足終値がつく頃にポジションを取得し、同10分足跳幅で7-11pipsを狙うというものでした。
  • 【結果反省3】シナリオ通りにポジションを取得し、3.34pipsを利確しました。但し、 結果的には15pipsが狙えるところで3.34pipsの利確ですから、ポジション解消が早すぎたかもしれません

以上

この指標の事前の調査結果と分析結果は、

'17.01/04.00:00予定ー米国景気指標「ISM製造業景気指数」調査(2016/12/31 12:47:00投稿)
'17.01/04.00:00予定ー米国景気指標「ISM製造業景況指数」分析(2017/1/1 13:23:00投稿)
に公開しています。宜しければご参照ください。
また、分析手法や取引手法については、


に詳述しています。宜しければご覧ください。

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本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者、FX手法研究会、及び、本ブログ運営会社のそれぞれに対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
以上


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