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朝夕の空気が冷たくなりました空が高くなりました夜になると虫の声が聞こえます昨夜の晩酌は、日本酒の熱燗にしましたうまかったので今夜も熱燗焼きたての秋刀魚にスダチを絞って
2006/08/31
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今年は4種類のかぼちゃを収穫しました向かって左が金糸瓜(きんしうり)、錦糸瓜とも書くそうです別名そうめんかぼちゃ、なます瓜そーめんかぼちゃは調理をするとこんな具合です三杯酢、ソーメンつゆ等で食べますブログに時々コメントをいただく深夜便さんから苗をいただきました
2006/08/30
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夫が心臓麻痺で急死、そこから始まる59歳の主人公・敏子の新しい日々葬儀の後、夫に十年来の愛人がいたことを知る息子家族と独身の娘とが絡む遺産相続問題彼女は、突然舞いこんだこれらの問題に直面して悩みに悩み、迷いに迷いながらも、過去とは違った新たな生活が始まる彼女の高校の同級生である女友達3人が登場それぞれの性格の違いが興味深い人間というのは環境の変化に応じて変らざるを得ないものなんだということがよくわかる、興味深い小説でした推理小説かと思って読み始めたので、ちょっとびっくりでした知人の紹介や新聞の新刊紹介などで、読みたていと思った本をメモしておくのですがこの本はどういういきさつでメモしたのかサッパリ思い出せません自然現象とあきらめていますが、困ったものです。
2006/08/29
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放火への沈黙「テロとの戦い」はどうした今朝の朝日新聞に、こういう見出しのコラム→(「風考計」)があった言うまでもなく8/15の加藤紘一氏の実家への放火事件のことを言っている。官房長官や自民党幹事長などを歴任した政治家の非常時なのに、小泉首相にせよ、内閣スポークスマンの安倍官房長官にせよ、事件に憤る言葉も、取り締まりを強化する言葉も、国民に向けて一言も発しなかった。ボクもまったく同感で、なんでだろうと不思議だった偶然とはいえ実にタイミングよく?本日首相がこの事件について発言した事件から10日以上経っているけれど・・・。言論封殺は許されず。加藤氏の実家火災で小泉首相。事件が発生して以来、この問題に関連して首相が発言したのは初(サンケイWEB )首相、暴力での言論封殺を批判 加藤氏の事件で初言及→(アサヒコム)
2006/08/28
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八月は終戦記念日、そして広島・長崎の原爆記念日マスコミはこぞって戦争関連の記事を取り上げます好むと好まざるにかかわらず、戦争について考えさせられる月ですそんなときにたまたまこの本に出会いました。 花へんろ(風の巻) 早坂 暁 昭和とは どんな眺めぞ 花へんろ 図書館で題名につられてつと手が伸びました題名から想像した内容とはまるで違いましたたしかに遍路のことも書いてありますが、昭和の初めから満州事変、昭和11年の2・26事件まで第二次世界大戦の足音が近づいて来る時代の様子が、四国の田舎の庶民の生活を通してかかれています。著者あとがきに 昭和は長い日本歴史の中で、最も大量殺戮、大量死亡、そして大量消費した時代である。いわば日本歴史の中で最大の台風の眼にあたる。(中略)間違いない昭和の息づかい、まぎれのない昭和のたたずまいを書いておきたいとありました。やっぱり戦争はばかげている二度としてほしくないそんなことあたりまえ、と思うけれどそうは思わない人たちもたくさんいる現に自衛隊を海外に派遣したり憲法を改正して自衛隊を軍隊に格上げしようという動きも根強い世界のあちらこちらで戦火が絶えないその陰で罪のない人たちが何万と死に、その何倍もの人たちを悲しませている世界中で平和を願うたくさんの人たちの声があるそれでもなお戦争は無くならない
2006/08/27
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ミンミンゼミとクマゼミの声が混じって騒がしい日差しは強烈、でも陰に入ると涼しい手水が、目と耳から涼しさを届けてくれます
2006/08/26
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朝夕はしのぎやすくなったものの、日中はまだまだ暑い残暑が厳しいとはこのことですね奈良公園の鹿たちも、木陰に涼を求めてこの通り 今日もウオークで汗をかいて、おいしいをいただきましたしあわせ!
2006/08/25
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昨日のブログのブーゲンビレア、南国の花は色が鮮やかできれいだなあピンクや赤、白・黄色・・・花ではなく苞でした冬になると家の垣根に花が咲きます今年もサザンカが咲き始めた・・・ズーッと長い間、サザンカだとばかり思っていたのが半分は椿であることに昨年気がつきましたカミサンがトイレの花を入れ替えたときなど、「今日のトイレの花はどうですか」と訊ねることがありますハテ、何の花が飾ってあったのかな花に向かって用を足しているというのに・・・庭先のヒイラギに白い小さな花が咲いているのを見つけたのは三年ほど前のことですいままでどうして気がつかなかったのか不思議ホントに毎年咲いてたのかなあ・・・見る・観る・看る・診る・視るいろいろな“みかた”があります眺めているだけでよく見ていない視線は行ってても対象物を見ていないうわべだけしか見てない・・・知らなかったことを新たに知るのはいくつになってもうれしいことです発見は感動です
2006/08/24
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何の気なしにブーゲンビレアの花を近くで眺めましたよく見るとピンクの花の中に、小さな白い花のようなものがあります早速ネットで調べましたピンクの部分は苞、そして小さくて白いのが花だそうですこの写真のは、三枚の苞の中に三個の花がついています(1個は未開花)ピンクの花、黄色い花・・・というように思っていたのですが、そうではなかったのですね苞の色は赤、ピンク、紫、黄、白、オレンジなどがあります オシロイバナ科イカダカズラ属和名はイカダカズラ、ココノエカズラ、テリハイカダカズラ参考
2006/08/23
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孫のナツキが宿題の書を書いているところに遊びに来た姪の娘が筆を持って書の真似事をしています。小学生になると、うまく書こうという気持ちが先に出てしまいますがまだ幼稚園の彼女は無心に楽しんでいます。なにも教えていないのに、筆の持ち方も自然で力が入っていません。張猛龍の書を横目でにらみながら臨書?しているところです。いい光景です。
2006/08/22
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少し出遅れていた我が家のゴーヤもしっかり採れ始めた。昨年、Gママさんのブログで教わったゴーヤの佃煮をカミサンにリクエストしよう。あれはホントにうまかったし、知人にも好評だった。あらためてご紹介ゴーヤの佃煮はここです
2006/08/21
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夏休みをしていたウオークを一ヶ月ぶりに再会「浪速八百八橋ウオーク」暑さの中、参加者150名、ごくろうさま!集合場所の中之島・市役所南広場クマゼミの鳴き声が騒がしくてコース説明の声がよく聞こえません約20キロのウオーク、いい汗をかきましたその分、抜け目なくビールで補給
2006/08/20
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人と同じことをするのは美学ではない人と違うことをするのが美学である便利だというだけで、必要でもないのに「あれば使わねば損」だとばかりに使うのは美学ではない持っていても必要なときにだけしか使わないのが美学である効率ばかりを追求するのは美学ではない非能率・遊び心・損得無視・無邪気は美学である
2006/08/19
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父の死後、必要に応じて名義の書き換えなどをしています。今日は電気と水道の契約者名義と引き落とし口座の変更手続きをしました。契約者名義の変更のため電力会社と市の水道局に電話をしました。電力会社 名義の変更は電話で用が済んで変更完了水道局 名義の変更は、印鑑を持って市の窓口へ来てくださいとのこと引き落とし口座の変更は両方とも同じですが、名義の変更には上のような違いがありました。両方とも使用料を払ってくれる顧客のはずなのに・・・・こんな事例ひとつをとっても、官・民のサービスの違いがはっきりしています。
2006/08/18
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「大阪の夏は最高、来年もまた来るよ」という言葉を残して二人の孫は帰ったケントのうれしかったことクワガタとカブトムシを自分の目で見つけ、自分の手で捕まえたことナツキが感動したこと近くのホームセンターにある、一階・二階を上り下りする動く歩道はじめて見たと妙なことに感動しているせみの鳴き声も、クマゼミからツクツクホウシに変った夕方の風がひんやりと涼しくなった朝方、窓を開けていると寒く感じるようになったゴロゴロとぐうたらに過ごした夏が行く夏休みをしていたウオークを今度の日曜から再開する
2006/08/17
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畑にたくさんのアマガエルがいますゴーヤの葉っぱに、キュウリの葉っぱにそしてこの写真、冬瓜の上にもここしばらく雨を喜ぶ鳴き声が絶えています天上のどこにこれだけの水がたまっているんだろうと感心するほど降ったのに・・・台風が来るというので、「雨を連れてきて」と期待したのに・・・悲鳴を上げている畑の作物たちナスビにサトイモ、はすいも、芽が出たばかりのニンジン諸君! 待つしかないですね~
2006/08/16
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今日の朝日川柳の一句 宿題は?会えば大人はみんな聞く(尼崎市 坂本 宣博)どうして夏休みくらい、宿題なしで遊ばせてやらないのでしょう宿題のない休みのうれしさを子供たちに体験させてやりたいなあ《やるときはやる、遊ぶときは遊ぶ》そういうメリハリが大切だと思うのですが・・・先生方、教育委員会の方々、文部大臣殿、いかがなものでしょう教育熱心な親?に言わせると、とんでもないことなんでしょうか 淡路島のハイウエイオアシスで二人の孫を、彼らのママに返品?しましたケントは25日、ナツキは17日間の滞在でしたお互いによく遊び、また疲れもしましたこのくらいが双方にとってちょうど潮時でしょうボクは適当にマイペースで付き合いましたがカミサンの方は食事と洗濯に追われて大変でした 昨日の夕方、不要になった庭のビニールプールを片付けました夕方の風もひんやりとしてきましたそして孫が帰ってしまうと、もう夏が終わったような気分がします
2006/08/15
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今年は父の初盆です地域によって、しきたりに違いはあるかもしれませんが、結構面倒なものです初めてのことなので、近所の方に教わりながら準備をしました八月に入ると、初盆用の祭壇を飾ります新仏のお迎えは、なぜか檀家寺とは別の十一面観音を本尊とする寺院に出向きますそこで法要をしてもらい、鐘を撞いて仏様をお連れして帰ります(8/10)精霊が帰ってくるときの目印に、外から見え安いようにと縁側に灯篭も吊るしました(これは兄弟からのプレゼント)お盆の間は、故人の好物を備えて供養します14日の棚経の際に、お坊さんに初盆の法要をしてもらいます(8/14)先祖の精霊は13日にお迎えして、16日に送りますが新仏は10日にお迎え、16日以降23日の地蔵盆までに送りますつまり早く来ていただき、遅くまで滞在してもらうということのようですいつ誰が考えたのか、このように新仏を特別扱いする意味は素直に理解できます同じような意味で、祭壇には、キュウリの馬・ナスの牛を供えますがこれはお盆に帰ってこられる新仏(ご先祖様達も同じ)にたいして 来るときは馬に乗って早く 帰りは牛でゆっくりと帰っていただくという意味があるそうです。季節の作物を上手に使用して、うまく話が出来ています《形式よりも仏様を迎える気持ちが大切》とはいうものの、いろいろな習慣の意味合いを知る良い機会ではありました。しかし祭壇など一回きりのものに費用がかさむのはちょっと考え物です。
2006/08/14
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朝、畑へ向かう道ひまわりがそろって東を向いているこちらからは、ひまわりの顔は見えないひまわりといえば、正面の黄色い顔ばかり後ろから見た絵や写真はあまり見かけないしかしうしろ姿も面白いなあオーイ、ひまわり君みんなで同じ方を向いてないでひとりくらいこっち向いてくれよそれは無理かそうか、夕方通ればみんなこっち向いてるかも・・・
2006/08/13
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「ねえ、Gのケータイ、可愛くしてやろうか」とナツキうん、頼むよ。どうするの?「シールを貼るの、ケータイ貸して」ふーん、じゃあ頼むケータイに小さなシールをひとつ貼ってくれた ジャック・スケリントンディズニーのキャラクターで骸骨人形の名前だという誰の発想か知らないけれど不気味なイメージの骸骨を、可愛いキャラクターにしてしまう才能に感服
2006/08/12
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暑いけれど、庭木の剪定を始めました最初に手をつけるのが道路に面した垣根です道路が狭くおまけにカーブしているので枝が少しでもはみ出すと通行するご近所の車をこすってしまいます弟が電動カッターを貸すといってくれますがボクはチョキチョキの植木バサミでやる手仕事の方が好きです今ごろから始めて、気が向いたときに少しずつ植木はいくらもないけれど、秋が深まる頃には終わります草刈や植木の剪定は、成果が目に見えるから楽しいですねボクが長年かかわっていた建築の仕事も同じ出来上がっていく建物の姿を見る楽しみと完成した建物が地上に残る楽しみがあります
2006/08/11
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暑い、あつ~い38℃ 枚方は暑さ日本一になった~クマゼミが騒がしい太陽はギラギラこれが夏だ~!こんなエエこと、指くわえて見てられんシャッターを押したら ボクも水のかけっこの仲間入りしよっと
2006/08/10
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ナツキの夏休みの宿題色とりどりの昆虫つくりに取組み中プラスチックのスプーンの柄を取って色を塗って針金の足をつけるでも子供にはなかなか大変楽しみながらも悪戦苦闘中いろいろな色、いろいろな形見ているほうは楽しい
2006/08/09
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なり過ぎた実はふるい落とされます。今ごろ、どこででも見られる風景ですたくさんなれば良い、というわけにもいかないのですね自然の仕組みは実によく出来ています。 孫と笠置のキャンプ場に出かけましたが、台風接近のため閉鎖中おまけにダムの放流をしていたので、木津川は濁流が流れていて泳げる状態ではありませんでした、残念
2006/08/08
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たいていの植物は花が散ったら実がなりますならばハスは・・・いま、ハスの花がきれいです花はなんども見ましたが、花が散ったあとの姿はじめて見ましたシャワーヘッドみたいところでこれはなにで、この後どうなるのかな wind・JOYさん からコメントさて、花が終わった後あの中に蓮の実ができるのではないでしょうか。蓮の実は食べてもおいしいですよね。私は、蓮の実の甘納豆が好きです。これを参考に調べてみると、以下の説明が見つかりました。花が咲き、そして、枯れるとはす田には、はすの実が広がります。夏場の若い実は料理用として使われます。例えば、実の殻をとりさるか、砕くかして使います。この実にはたんぱく質、ビタミンB1、アルカノイドのほかカリウム、ナトリウム、リン、カルシウムなどのミネラル類も豊富に含まれています。漢方や薬膳料理に利用されていますはすの花が咲いた後、実の入った花托(かたく)が肥大します。この表面がハチの巣に似ているため、古くは「蜂巣(はちす)」、それが略されて「はす」に。このはすの肥大した地下茎が、食用になる「れんこん」です。
2006/08/07
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稲青々 露キラキラ5:00ケントにせがまれてカブトムシ捕りにすでに先客がいたのかな、今日は成果なしここかしこの菜園にはすでに人の姿が・・・みなさん、早~い帰る頃に東の山に陽が昇って朝露が一斉にキラキラと輝いた
2006/08/06
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ボクはこの色が大好きもともと赤系統の色が好きです着るものも断然赤が多い学生時代は赤シャツというあだ名で通っていました懐がさびしいので、一枚の赤いセーターをほとんど一年中着ていたから「ほおずき」を変換すると、「鬼灯」・「酸漿」になりますどちらかというと「鬼灯」の方がぴったりかな写真のホオズキ、ホームセンターで一本500円でした
2006/08/05
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ボクシングの判定に対する不満の電話が、中継したテレビ局に5万件を越えたというヤフーの掲示板の投票には22万の投票があり「亀田の勝利」と判定した人は3%だったともボクはテレビを見ていないのでよくわからないけれど、おかしいと思うことにおかしいと言うのはとてもいいことだと思うしかし、ボクシングの判定も大事だけれどわれわれの暮らしの上でもっと大切なことがあるはず医療費の負担増や年金・介護保険の負担増など・・・こういうのは、自分たちが選んだ政府がやってることだから仕方ないと、あきらめてるのかな
2006/08/04
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あれ、なんだこれは枯れた枝がくっついてるのかと思って手を触れたら虫だった虫博士のケントに見せると「これは木の枝に化ける虫で尺取虫の一種や図鑑で見たことあるけど実物は初めてやわ」とのたまう。ところでこの虫、化け方が下手やなあ葉っぱについてたらおかしいじゃない身体の一方の端を糸で引っ張っているよこれは疲れないためかな尺取虫は蛾の幼虫で、葉っぱや新芽を食べて成長するこういうのを擬態というそうですね「擬態」ご参考までに→ここまたはここ
2006/08/03
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夏休みで我が家に滞在中の二人の孫朝も夜もTVの漫画かゲームよくまあこれだけテレビがみらることよそれも寝転がって行儀の悪いことケントは顔も洗ってない様子ボクにはちょっとしたことでガミガミとうるさいカミサン孫にはなにも言わないのが不思議よくガマンしているな、と妙なところで感心ぐうたら礼賛のボクは、子供にだけ「きちんとしなさい」などと文句を言うはずがありません特に今は夏休み、親を離れて祖父母のところで過ごす非日常の時間やりたい放題、思いっきり愉しんでもらいましょう非日常を愉しんでいるのはこっちかなオニユリの花粉で羽を赤く染めたアゲハチョウ
2006/08/02
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英文で書かれたこの本が米国で出版されたのが1899年◇武士道は現に今も生きているのでしょうか。怒濤のように押し寄せてきた西洋文明の洗礼を受けた日本は、古来から継承してきた訓育の一切を根こそぎはぎ取られてしまったのでしょうか。一国民の魂がそれほど早く死滅してしまうのであれば、なんと悲しいことでありましょう。外からの影響にさらされて、いとも容易に負けてしまうものならば、それはまことに貧弱な魂です。著者はすでに武士道(というよりその精神)が廃れつつあることを心配していた。そしてこの本の最後の部分で、次のように言っています。◇幾歳月流れに流れてのち、やがて武士道の習慣などは葬り去られ、その名すらも忘れ去られてしまう日が来るとしても、武士道の香気は「路辺に立ちて、はるか彼方を眺めやれば」、目には見えない遠い丘の彼方から、渡り来る緑風に乗って漂ってくるでありましょう。時は流れて100年あとの今“怒濤のように押し寄せてきた西洋文明の洗礼を受けた”明治の文明開化の次に、終戦を経てアメリカの民主主義の洗礼を受けた日本、武士道はさらにさらに遠くなってしまいました。武士道そのものは封建時代の遺物、それは当然の成り行きでしょう。しかしその背景にあるもの、すなわち本書から拾ったキーワード潔さ・奥ゆかしさ・礼儀・名誉・徳・美学・義・忍耐(我慢と勇気)などの精神的土壌は、著者の言ったように、目には見えない遠い丘の彼方から、渡り来る緑風に乗って漂ってきているのでしょうかこの本は正直、あまり読みやすくはありませんでした。英文で外国人向けに書いているため、比喩も外国の例が多く、さらに聖書からの引用を多用しているせいでしょうか。それでも、時代の変遷・外国文化の影響・科学文明の発達などどんな事情があろうとも、崇高なる精神は生き残るであろう、ということは理解できたかな、と思うのです。
2006/08/01
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