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私:著者の畑村洋太郎氏は、福島原発事故調査・検証委員会の委員長に任命されたね。 そうなると報告がまとまるまで原発関係についてオープンにすることができないので、あわててこの本を書いたという。A氏:畑村氏は「失敗学」で有名だね。私:この本は、津波の被害と原発事故による被害を分けているね。 前半が津波に関することだね。 だから、「未曽有」と「想定外」を使い分けているね。 今回の大震災で「未曽有の出来事」というのは間違った言い方だという。 「個人的に未経験」という場合でなく「歴史上いまだかってない」という意味が本来だという。A氏:その意味では、今回のような大きな津波は、869年の「貞観地震」のときの津波があったことが指摘されているね。私:過去の津波は長い間に忘れていって、防備を怠ることがあるね。 畑村氏は、今度の津波の被害を各地で調査して、被害の違いとその原因をさぐっているね。 過去の被害状況を受け継いで、高地に移転して被害ゼロだった町、頑強な堤防を作ったが、堤防は破壊されて、大きな人的被害を被った町。 その津波に対する対応の違いの要因を「失敗学」の見地から分析している。 明日は、その違いを考えてみよう。
2011.08.31
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A氏:新聞で、今週の週刊ポスト、週刊現代、週刊朝日の広告を見ると、伸介の引退の疑惑を扱っているね。私:暴力団と深い関係にあったということが報じられているようだね。A氏:今朝の朝日新聞では、引退会見がおかしなセッテングになっていたことを報じているね。私:何か、大きな裏があるね。 そのうちに分かるのか、引退と引き換えにうやむやになるのか、分からないね。 それにしても伸介の芸界引退は無様なものになったね。
2011.08.30
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A氏:俺の元いた会社は、最初、ISO9001をとって、後から環境のISO14001をとった。 このとき、ISO9001は「品質マニュアル」があり、環境のISO14001は「環境マニュアル」が別にあったね。 よく「統合マネジメントシステム」というのを聞くが、これはどういうことかね。私:ISO9001の序文0.4では、統合にふれているね。 しかし、実際には「統合マネジメントシステム」というと、ISO9001、ISO14001に加えて、労働安全衛生のOHSAS18001の3つを統合する場合を言うことが多いね。 もちろん、品質と環境の2つのマネジメントシステムを統合することもある。A氏:具体的には、統合するということは、マニュアルが1つになるということかね。 俺のところは、マニュアルは別だが、これが一本化するのかね。私:ISO9001とISO14001を統合すると、「品質・環境マニュアル」というタイトルになるね。 労働安全衛生のOHSAS18001を加えた3つのマネジメントシステムを統合したマニュアルは、「統合マネジメントシステムマニュアル」ということが多いね。 1つのマニュアルにするとき、ISO14001とOHSAS18001は、章構成が厳密なPDCA順で似ているので統合しやすい。 しかし、ISO9001は正確なPDCA順の章構成でないので、統合には工夫がいるね。A氏:しかし、やはり、品質マネジメントシステムが基本だろうね。私:そうだね。 企業活動の本命は、所定の品質のものを作り、顧客に提供することだね。 その活動をすると、副作用的に、汚染物を排出したりして、環境に影響をあたえる。 そして、同時に働く人に労働災害を与えることがある。 ISO14001とOHSAS18001は、この副作用を低減するためのマネジメントシステムと言えるね。 だから、マニュアルも品質のISO9001が中心だね。A氏:そうだね。 汚染を減らしたり、人の災害を防止したりすることを優先するなら、企業活動をやめてしまえばいいのだからね。 そうなれば本末転倒だ。私:したがって、統合したマニュアルの基本構成は、ISO9001の4から8の5つの章からなるね。 これにISO14001とOHSAS18001の内容がとびとびに記述される。 例えば、ISO9001の「5.3 品質方針」の項目には、環境方針、労働安全衛生方針が一緒に含まれる。A氏:審査も統合なのかね。私:審査員にもよるね。 一人の審査員がISO9001、ISO14001、OHSAS18001のそれぞれの審査員資格を持っていると理想的だが、そうでないときは別になるね。 通常、品質と環境の両方の資格を持つ審査員は多いだろうから、君の会社のように品質と環境だけを統合したら審査も一本化するかも知れないね。 トライしてみる価値はあるかもしれないね。
2011.08.29
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私:今朝の朝日新聞の「ザ・コラム」で欧米の「政治が妥協できず手を打てず、やるべきことを先送りし経済が沈んでいく」という現状を「欧米の日本化」と英国の経済誌は揶揄したと報じているね。 日本国債の評価が下がったね。A氏:今朝のTBSテレビの時事放談で、その経済誌が画面に出たね。 経済誌というのは英国の「エコノミスト」で、表紙が和服のオバマ大統領のイラストだね。 隣は花魁姿の女性で、これはこないだ暴動騒ぎを起こしたイギリスの女王だろうか。私:民主党の代表選でも、増税はトーンダウンだね。 ところで話題はガラリと変わるが、今朝の朝日新聞の横浜版で「養蚕の歴史ひっそり幕」とあるね。 県内の養蚕をしてきた農家が国の補助金廃止をきっかけに廃業したという。 廃業の決断は高齢化だという。 かって、日本の強兵に貢献した輸出の中心産業が県から消えたね。 俺が、この小さな記事にひっかかったのは、小学3年生の孫が、夏休みの自由研究のまとめをもってきたからだね。 テーマは「蝉の研究」だ。 よくまとまっていた。 もう、明日から学校が始まるね。 そこで俺が小学校のときの自由研究を思い出したんだ。A氏:テーマは蝉かね。私:それがカイコなんだ。 カイコをどこから手に入れたのか、数匹、棚の上で飼ってみたんだね。 桑の葉は、郊外の畑で適当につんでくる。 やがて、繭を作り、蛾になり、卵を生む。 それをリポートにまとめたことがあるね。 翌年が大変だった。 この卵から幼虫が生まれ、20匹くらいのカイコになった。 カイコというのは大きくなると食欲がものすごい。 桑の葉を食う音が、バリバリと聞こえるくらいだね。 この頃が、養蚕業をしている人は一番忙しいようだ。 俺は小学校の帰り道、あちこちの桑畑から桑の葉をつんで、かばんに詰めこんで供給したね。 繭ができてから人に頼んで絹糸を紡いでもらった。A氏:今、横浜には、シルク博物館があるそうだね。私:そこでは、展示用にカイコを飼っているそうだ。 いつか、孫を連れていっていみたいね。
2011.08.28
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私:昨日は、ズバリ、タイミングがよかったよ。A氏:?私:午後3時頃、自然公園に2時間ウオーキングに出た。 このときは、晴天で夏の強い日光が照りつけていた。 日陰を選んで歩き、自然公園についてからは、水を補給しながら森の木陰の小径を歩いた。 夕方、雨が降るという予想なので、万が一に備え小さなリックに折りたたみ傘を入れておいたね。 帰り道になって、空があやしくなってきた。A氏:空が暗くなってきたのは5時頃だろうね。私:汗ビッショリになって、家に帰り、すぐにシャワーを浴び出したとき、突然、強い雨が降りだした。 この雨では折りたたみ傘も無力だっただろうね。A氏:それでタイミングがよかったというわけか。私:それから強い雨が降り続いた。 横浜市の一部には河川の増水に備え、学校に避難した地区があったようだね。 今朝は、雨はやんでいて朝から曇天だ。 予報はときどき雨だね。 気温は低いが、湿度は高い。 今日は、ウオーキングは中止で、外出は買い物にでるくらいになるかね。 テレビは、今日明日は民主党の総裁選で一色だろうね。
2011.08.27
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A氏:こないだのブログで紳助引退を扱ったが、その後、各テレビ局で大きなニュースとして扱っているね。 これに違和感を持つ人もいるね。私:俺はテレビは洋画チャンネル以外、あまり見ないが、夜、ちょっとチャンネルを回すと、紳助が司会していることが多い。 2流、3流のお笑いタレントが出ている番組が多いね。 こんなくだらない番組をよく頭のよいテレビ局のスタッフが作るもんだと思うね。A氏:結局、視聴率が問題だから、紳助に司会を頼むんだろうね。私:しょせん、芸能は娯楽だね。 テレビを見るのも視聴者は仕事を離れ娯楽を求めて見ることが多いんだろうね。 テレビは、時事情報の提供や教養的な要素もあるが、基本的に娯楽産業だね。 堅い番組だけだと視聴率は低下する。 テレビの番組は、最終的には視聴者が、視聴率という数字を通じて、決めているとも言えるね。 リクリエーションは辞書をひくと「仕事や勉強などの精神的・肉体的な疲れを、休養や娯楽によって癒すこと。また、そのために行う休養や娯楽」とある。A氏:プロスポーツだって、ある意味娯楽産業だね。 「なでしこジャパン」の活躍は、見る人に自分の仕事に対する勇気やヤル気を与えてくれるかもしれないが、彼女たちは、自動車1台生産するわけでもない。 アマチュアスポーツだって、余暇にやる。 生産的な本業の合間にやるものだね。私:娯楽に芸術論は不要だろうね。 理屈抜きでバカ笑いできれば、それが娯楽として最高かもしれないね。 紳助は、その才能が買われたのだろう。 視聴者に受けて、視聴率をあげたのだろう。 皮肉な見方をすれば紳助引退とこれで大騒ぎするマスコミも、視聴者が喜ぶ(視聴率の高い)面白い娯楽ニュース番組が図らずして生まれたとして、さかんに取り上げているのではないのかね。
2011.08.26
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A氏:今朝の朝日新聞の社会欄で、学校の耐震化率を扱っていね。 全国の都道府県別の耐震化率をあげていたね。私:比較して気がつくのは耐震化率の地域差が大きいことだね。 東京都から三重県にかけての太平洋側が90%を越しているのに、瀬戸内海沿岸部は広島の59%が特に低く、岡山も68%だね。 この地域は地震保険も差があるんじゃないかね。A氏:地震が起こる確率が高いところは、学校の耐震化率は高いね。私:こないだ原発稼働停止になった浜岡原発が位置する静岡県は、東海地震の起きる確率が高いといわれているせいか、静岡の学校の耐震化率は98.2%で、全国トップだね。 同じ東海地区の愛知が95.5%、三重が95.2%と高い数値を示しているね。A氏:関東大震災が近いということだろうか、東京は94.1%、神奈川は97.7%とこれも極めて耐震化率が高いね。私:これらは今年4月1日時点で、文部省が調べたデータだが、東日本大震災にあった宮城、岩手、福島のデータは昨年のデータしかない。 その昨年のデータを見ると、岩手は73.1%、宮城は93.5%、福島は62.2%だね。 福島は出遅れの感がするね。 この耐震化率から、各地域の地震に対する危機意識の格差の一面をうかがい知ることができるね。
2011.08.25
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私:俺は、いろいろなテレビ番組で紳助が登場しているのを見て、こういう人の人気は何時なくなるのだろうかと疑問に思っていたね。 それほど、止むことのない活躍ぶりだったがね。A氏:それが今朝の新聞で突然の引退とはね。 「好事魔多し」だね。私:芸能人と暴力団とのつながりは、昔から問題になっているね。 戦後の美空ひばりと山口組の田岡一雄組長の関係は有名だね。 美空ひばりは一時NHKから干されるね。 こないだどこかの週刊誌で、小林旭が美空ひばりと離婚したのは、田岡組長の要求だとインタビューで言っていたのを読んだね。A氏:しかし、美空ひばりは今では国民栄誉賞だよ。私:アメリカでも芸能人とマフィアが関係している例があるね。 有名なのはフランク・シナトラだね。 日本でも、暴力団にしか解決できないことがあると、その存在はなくならないね。
2011.08.24
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私:今日の朝日新聞の「耕論」欄の下に小さく、同志社大学大学院教授の浜矩子氏が、1ドル50年時代はどうしても来ると書いているね。 A氏:ウェブサイトからの記事だね。 タイトルは「1ドル50年時代恐るるに足らず」だね。私:要するにドルの力の低下だね。 2つの要因をあげているね。 1つは、今の地球経済は、アメリカのようなキリギリス陣営と、日本、中国、ドイツなどのアリ陣営に2極化しているということだね。 キリギリス陣営は、カネの借り過ぎ、使い過ぎ、モノの買い過ぎ、作らな過ぎだという。A氏:キリギリスをアリが支えてきたが、このバランスが大きく崩壊しようとしている。 その調整のためにドル安が必要だという。私:2つ目は基軸通貨としてのドルの終りだね。 今の円高は、ヨーロッパの財政危機も背景にあるが、長い目で見ると、ドル安、円高はもっと進むということか。
2011.08.23
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A氏:こないだ君との会話の「プロセスアプローチの乱用」で、「プロセスアプローチ」の「プロセス」は特別な意味があるから、注意しろと言われたね。私:そうだよ。 すべての活動は、誰が見たって「プロセス」だよ。 「プロセス」の連鎖だよ。 これは実体として存在する。A氏:その実体に対して、どのような視点や角度から、調査・分析するかが、アプローチだね。「活動にプロセスがある」というのは、アプローチでなく、実体の表現だね。 ところで、品質マネジメント8原則というのがあって、その中に「プロセスアプローチ」があり、「活動及び関連する資源が一つのプロセスとして運営管理されるとき,望まれる結果がより効率よく達成される」と説明があるが、これは活動を「プロセス」に注目して見よと言っているだけだね。 活動そのものがは時間的な変化をする「プロセス」だから、ただ、見ているだけで「プロセスアプローチ」になってしまうね。 同様に、8原則に「システムアプローチ」というのがあるね。 説明では「相互の関連するプロセスを一つのシステムとして,明確にし、理解し、運営管理することが組織の目標を効果的で効率よく達成することに寄与する」とある。私:これもわかりにくいね。 「システムアプローチ」の改善例を見ると、トラブルの解決を個人の資質にするのでなく、その個人がおかれたシステムを改善している例が多いね。A氏:「トラブルの原因は個人の責任でなく、システムの責任だ」というアプローチだね。 敢えて言えば、「個人はシステムの犠牲だ」というアプローチだね。私:その点、品質マネジメント8原則の説明は、これも他のアプローチ、例えば「個人責任アプローチ」のような対比した説明がないので、ピンとこないね。
2011.08.22
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A氏:今朝の朝日新聞の小さな記事だが、例の「九電のやらせメール」」で、玄海原発再開に関連して、事前に「やらせ」をするように、経産省の担当者が九電に求めていたと報じているね。私:大体、最初、海江田万里経産相が玄海原発の再開の説得に、佐賀に行き、知事や地元の説得に行ったとき、説得の最終根拠が「安全は政府が責任を持つ」だったね。 原発は天災と技術との戦いだね。 だから、どういう天災が来て、それにどのように原子力技術が対応するかは、大体、政治の問題でないし、「安全は政府が責任がもてる問題ではない」ことは自明の理。 とにかく経産省は、産業界の電力供給を十分にしたいだけだ。 玄海原発は早く稼働させたい。 それだけで理屈はどうでもいい。A氏:だから、佐賀県知事が「政府がそこまで言うなら」と了解した。 これも裏ではツーカーの政治的な妥協をしたわけだね。私:これを覆したのが、菅首相のストレステストだね。 海江田経産相はハシゴをはずされた。 新聞は「運転再開による安全は政府が責任を持つ」という精神的な海江田経産相の言葉と、九電の「やらせ」と、佐賀県知事との3つの関係は一体のものであることを追及すべきだね。
2011.08.21
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私:朝日新聞は「原発国家」という連載記事を書いているが、木曜日からは「社会党編」になったね。 木、金、土の3日連続だね。 今まで、原発推進派の記事が多かったが、原発反対の社会党側からの記事は少なかったように思うね。A氏:俺もこの記事を読んだが、保守合同と左右社会党の統一で、55年体制ができるが、その直後、両者の議員立法で、「原子力基本法」が生まれる。 この頃は社会党も原発推進派だったんだね。私:推進の中心となった自民党の中曽根康弘氏は日本最初の原子炉を地元群馬に誘致しようとする。 一方、社会党の志村茂治氏は地元の横須賀市への誘致に動く。 誘致合戦は激化して、原子力委員長の正力松太郎氏の主導で、東海村に決まる。A氏:社会党が原発反対に転換するのは1972年の党大会からだね。 原発が稼動してから、トラブルが多いので、国民の不安が膨らんだからだという。 社会党は総選挙の敗北を全国各地で起こった反原発運動と連携して挽回しようとした。 原発は「政治問題」化するね。私:しかし、当時、福島第1原発の地元の原発反対運動の委員長の岩本忠夫氏は、75年の県議で落選。 74年の電源三法成立で、交付金が流れ込み、地元は潤う。 79年にスリーマイル島原発事故が発生し、岩本氏はこれを訴えたが落選。A氏:岩本氏は、84年に社会党を離脱し、原発容認に転じ、双葉町長を連続5期務める。私:政府は「公開ヒアリング」を行うが、社会党はボイコットを呼びかける。 社会党のボイコット戦術は先鋭化し、機動隊に囲まれる事態も起き、一般大衆と乖離する。 一方で政府主催の「公開ヒアリング」は原発推進派のセレモニー化する。A氏:「やらせ」は、80年代のこの延長線にあるね。私:「抵抗の党から、政権を目指す党へ」として、83年に石橋政嗣社会党委員長は、「現実路線」に転換。 85年に「原発容認」を打ち出すが、地方の反発で見送られる。 86年にソ連のチェルノブイリ原発事故が起きる。 しかし、社会党はこれに無関心だったようだね。A氏:94年、村山富市首相の誕生で、稼働中の原発の容認となるね。 これ以後、社会党の没落が始まるね。私:社会党から民主党に流れて行った人は、原発推進に転換。 しかし、福島第1原発事故で、岐路に立たされているね。 民主党の新代表でどのような展開になるか。 当分の間は「現実路線」となるだろうね。
2011.08.20
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今まで、連日、狂ったような暑さと日光。 それが、今日、午後から雲が増え、ついに雨が激しく降りだした。 10日間くらい雨がなかった。 気温も下がった。 夏バテ気味だったのが、これで救われるか。 予報では、明日の午前中は曇天。 夕方、ちょっと、雨が来そうだ。 気温は、30度前後だが蒸し暑くなりそうだ。
2011.08.19
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私:君は「九寨溝」という中国の世界遺産を知っているかね。A氏:知らないね。 今、知ったよ。私:中国の四川省の奥のほうにある。 チベット高原の東端の標高3000メートルを超える岷山山脈の山中のある神秘の湖沼群だね。 「九寨溝」は「九つの集落のある谷」という意味でチベット族の集落が九つあったことに由来するという。A氏:なんで「九寨溝」を知ったのだい?私:ヨガのバックグラウンドに音楽が流れるのだが、こないだ新しい曲をヨガのインストラクターが流したのに気がついた。 ヨガが終わった後、インストラクターに聞いたら「九寨溝・水のうた、森のねむり」というタイトルの曲のCD を示したね。 ピアノは中国で有名なウォン・ウィンツァンというピアニストが弾いている。 2001年放送のハイビジョンスペシャル「中国の桃源郷・原始の森の湖沼群・九寨溝」はハイビジョン番組賞を受賞しているという。 2002年にNHKスペシャルで「水と森が生んだ奇蹟・世界遺産・中国・九寨溝」を放映している。 これらのサウンドトラックがCDになっているんだね。 このCD盤は10年以上前のものだが、インターネットでひっかかり、2、3日して入手できた。A氏:君はヨガのバックグラウンドミュージックに敏感だね。 このブログで「パソコン作業・音楽ブッダ・12面体スピーカー・ミニコンポの一体化」と「『ナーダ ヒマラヤ NADA HIMALAYA』CD曲輸入盤」で扱っているね。私:今回も35名のヨガ参加者で、新しいバックグラウンドミュージックに気がついたのは俺だけだったね。 インストラクターはこの曲は気に入っているので、評価されて嬉しいと言っていたね。A氏:ヨガ参加者はどういう人が多いの?私:35名のうち、中高年の男が5人くらい。 後は中高年の女性が中心。 女性の旦那は会社勤めだろうから、女性は健康によいヨガでますます、長生きだね。 男女の寿命格差はなくならないね。
2011.08.18
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私:民主応援団長というのは稲盛和夫氏のことかね。 民主党政権の要請でJALのトップになり、すでにJALは黒字体質になっている。 しかし、当の民主党政権は破滅にひんしている。A氏:この記事は俺も読んだが、稲森氏は、民主党は政治主導と言いながら、慣れない官僚の仕事にまで手を出したという。 それを堺屋太一氏は、タクシーで言えば、お客さんは行き先をいって、運転はプロの運転手に任せればいいのに、いきなり運転は俺がやるといって、運転席を占拠してハンドルを握ってしまったようなものだとたとえている。私:ところがその官僚も自己保身の固まりだと堺屋氏は言う。 運転も本当のプロなのかね。 敗戦後、民間企業にも、政治家にも、官僚にも「無私」の精神を備えた良きリーダーが育ちにくい体制が日本全体にできあがってしまった。A氏:黒鉄ひろし氏のいう時代が大きく変わるときに登場する「自己犠牲」のリーダーの必要性だね。私:この両氏の対談でも結論は、良きリーダー待望論で抽象的に終わっている。 リーダーが育ちにくい体制だといいながら、良きリーダーを期待するというのは矛盾するように思うね。 稲森氏は、次の首相には民主党の若い候補に不安をもっていて、「オールジャパン」でベストの内閣を組閣すべきだという。A氏:薩長連合だね。私:しかし、今、民主、自民、公明をつなぐ坂本龍馬はいないだろうね。 明治維新のときの薩長の下級武士のような元気のある若手リーダーの姿は見えないね。A氏:稲盛氏は、敗戦を中学のときに迎えたが、一面の焼け跡から日本は立ちあがったと強調している。 今後の日本にそれを期待して楽観的な発言で終わっている。 しかし、あのときは後にベビーブームが訪れて、日本は「人口ボーナス」の恩恵を受けるようになるね。私:今は、逆に少子高齢化の時代を迎えているのにそんなに楽観的でいいのかね。 特に、東北は過疎化、老齢化が進んでいる地域だ。 むしろ、日本の今後に悲観的で、自分に孫がいないことを幸いだという西部邁氏のほうが正直なことを言っているのかもしれないね。
2011.08.17
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私:俺がNHKの甲子園高校野球中継で、我が神奈川の横浜高校と智弁学園の試合を見たのは、もう9回でしかも2死だったときだね。 4対1で横浜が勝っていた。 あぁ、これで横浜の勝ちだと思っていたね。A氏:俺は最初から見ていたね。 明らかに横浜が押し気味だったね。私:ところが、2死から横浜の投手は打たれ出す。 あっという間に同点。 横浜は投手を次から次へと繰り出してくるが、皆、メタメタに打たれる。 ついに、2死から8点をあげられて横浜は大敗。 野球の9回は魔物というが、それを目の当たりに見たね。
2011.08.16
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A氏:ISO9001では、「教育・訓練の評価」というのがあるそうだね。私:ISO9001規格の「6.2.2 力量、教育・訓練及び認識」のc)に「教育・訓練または他の処置の有効性を評価をする」とあるね。 もっとも、ここの「教育・訓練」のもとの英語はtrainingだがね。A氏:ISO9001では「有効性」とは明確な意味があることを、このブログでふれているね。 君は、教育と訓練を分けているね。 その教育だが、俺のもといた会社では、各部門に人事管理部門から外部講習案内が来て、それで部門長の判断で部下を派遣するというのが基本だったね。 これは訓練でなく教育で、しかも社外だね。 だから、社外講習が終わると、受講者本人が帰ってから、報告書を書き、上司に報告する。 その報告書には評価欄があって、受講者が記入する。 大抵、「ためになりました」の1行で終わりだがね。 この評価欄は、ISO9001をとるために以前、品質保証部門が追加したものらしい。私:どうも、書類の形式だけで、ISO9001に対応しているようだね。 「有効性の評価」とは「計画達成度の評価」だね。 部下を選んで講習に行かせた部門長はどういう計画をしたのかね。 「息抜きに行って来い」ではダメだね。A氏:そうすると、評価欄は受講者でなくて、受講に行かせた部門長が書くべきだということになるね。 まぁ、部門長が「行って来いよ」で送り出し、受講者が帰って来て報告すると「ご苦労さん」で終わることが多いがね。 考えてみればこれは無管理だね。 マネジメントがないね。私:だから、会社の業績がわるくなると、社外研修費は真っ先に削られる。 ところで、アメリカでは日本の社外研修でやっているような研修を社外で受けると自費だそうだね。 だから、日系企業がアメリカの労働者に歓迎される原因の一つに、その社外研修費を会社が負担してくれるからだというね。A氏:相互にメリット、デメリットはあるだろうね。私:アメリカは実力主義だから、かっての部下が上司になることもある。 だから、部下にはあまり仕事のノウハウを教えないそうだね。 訓練も上司が特別に行うと有料になることがある。 自己責任が徹底しているんだね。 だから、プロが育ちやすいのかもね。 まぁ、せっかくISO9001の維持にカネを出しているのだから、そのマネジメント発想を理解して、社外研修の報告書の評価欄くらいは上司が受講者に内容をよく聞いて書くべきではないの?
2011.08.15
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町内会で、来週、夏祭りをやることになり、準備が大変である。 次第に、少子高齢化が地域でもすすんでいるので、テントを張るのは老人にとっては大変である。 夏祭りは次第に小規模になるか、廃れていくのだろうか。 それともイベント屋に頼むようになるのだろうか。
2011.08.14
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お盆の土曜日。 天気予報では、昨日に続く晴天とのことで、熱中症がこわいので、連日のウオーキングは止めようと思っていた。 しかし、朝から曇天。 雲は次第に厚くなり、日は射さなくなる。 蒸し暑いが、絶好のウオーキング日和となる。 午後3時、家を出て、例の通り、Tシャツ1枚ででかける。 森の小径は少し薄暗いくらいだ。 2時間ほど歩いて、汗ビッショリで帰宅。 シャワー、入浴。 サッパリする。 明日、日曜日はどうなるか。
2011.08.13
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午後3時過ぎ、近所の自然公園ウオーキング。 連日の暑さだが、森の小径のウオーキングは直射日光にあたらないので、さほど暑さを感じない。 蝉の鳴き声もうるさくなってきた。 ミーンミーンとか、ジージーとかいろいろな鳴き声があるものだ。 Tシャツ1枚で汗グッショリ。 2時間ほど歩いて、帰宅後、シャワー。 明日も同じような天気になるらしい。
2011.08.12
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【送料無料】文藝春秋 2011年 09月号 [雑誌]私:最近はあまり本や雑誌を買わなくなったね。 図書館から借りた本を読むようになったからだね。 でも、今月の文藝春秋9月号はつい買ってしまったね。 ざっと読んだが、あまり気に入った記事はなかったね。 そのなかで、1頁の連載エッセイの「昭和のことば」が面白かったね。 今月号でとりあげたのは「Mボタン」だよ。A氏:男ズボンの前のボタンだね。 今は、ファスナーになっているね。私:かなり前に、俺は地方のビジネスホテルに一人で泊まったことがある。 朝食を食堂でとって、部屋に戻ろうとフロントの前を横切ろうとしたら、フロントマンに小声で呼び止められた。 なんだと思ったら、「社会の窓が開いています」と小声で言う。 すぐピンときて「ありがとう」と言いながら慌ててズボンのジッパーをあげたね。A氏:Mボタンが「社会の窓」になったわけか。私:Mガラミでは、敗戦直後の「M資金」があるね。 ボタンガラミでは、戦争中の予科練の「7つボタン」があるね。A氏:「桜に錨」の模様がボタンにあるらしく俺たち世代には懐かしい言葉だね。私:むかし、ボタンは貝殻のものがあったが、今はプラスチックだね。 「金ボタン」は今もあるが、以前は、学生のことを言っていたが、今は、そういう意味で使われているのかね。 「ボタンの掛けちがい」は今もやってしまうことはあるが、比喩的な言葉としてはあまり使われていないのかね。 江戸時代の言葉も廃れたものが多いね。 「草鞋銭」なんて言葉は、戦後の昭和でも使われていないだろうね。 衣食住の変化とともに、比喩的な言葉も変わっていくね。
2011.08.11
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【送料無料】大津波と原発私:内田樹氏は、今回の原発事故以前から、ずっと原発反対だったという。 理由は、原子力を人間がコントロールできるかという人間側の能力の問題で、人間の愚鈍さに内田氏はきわめて悲観的だからという。 人間は自分の愚鈍さを勘定に入れる習慣がない。A氏:天才は新しいテクノロジーを開発するが、その知的レベルを集団的・継続的に維持できるかどうかだね。 その知的レベルを継続的に維持できるだけの教育システムがあるかということだね。 それは養老孟司氏が指摘していたのを君がブログでとりあげていたね。 ここで養老氏は、今年卒業する学生は原子力分野を避けるので、それが更なる原発事故につながるのではと言っていたね。私:内田氏は、テクノロジー自体は反対とか信用するとかの問題でないという。 それを管理する人間の資質と管理体制は原発のような危険なテクノロジーを扱うような知的な訓練を受けていないという。A氏:だから、ずっと原発反対だったというわけだね。 今度の福島第1原発事故はまさにそれを露呈したね。私:それから、この本では、人間とエネルギーの関係で中沢新一氏が興味ある指摘をしているね。 今まで、木材、石炭、石油と人間のエネルギー源は、生態系の中から得てきた。 石炭も石油も、もとはと言えば、植物だったり、動物だったりする。A氏:太陽エネルギーを受けて生物の中でエネルギー変換したものが、地下化石になり、それが掘り出されて、エネルギーとして使われて来たというわけだね。私:原子力以前はすべて生態圏の中からエネルギーを得ていた。 ところが、原子核から放出されるエネルギーは一度も生態圏を通過していないものだね。 これは、人類にとって新しい性質のエネルギーだね。 中沢氏は、このエネルギー革命の問題点は、大量生産と大量消費による経済成長による経済成長をもとめる産業界と結びついて、一つの盲目的なイデオロギーを形成してきたということにあるという。 一神教思考の変形版だという。 日本はこのイデオロギーの巨大な渦の中に巻き込まれて、原発の開発をしてきたという。 一神教の文明の中には恐るべきものをどうやって制御するかということについて、伝統的なノウハウがしっかり血肉化していると内田氏は言う。 フランスは原発大国だが、原発を社会にもちこむときに、最初から怒れる神を扱うように慎重で、ノルマンディーの海岸に原発を建てるときには、周辺の住民にヨウ素を距離に応じた量を配っているという。 これが一神教的な神の扱いに慣れた人たちの原発の扱い方だと中沢氏は言う。A氏:君がよく引用する西部邁のゼミナールでも同じことを言っているね。http://www.mxtv.co.jp/nishibe/archive.php?show_date=20110730私:原発問題の根は深いね。
2011.08.10
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A氏:君のプログに「『プロセスアプローチ』とは?」と「『プロセスアプローチ』による改善例」があって、俺もプロセスアプローチの大体の意味はわかった積りだね。 ところが、こないだ俺の元いた会社の品質保証部長が、審査員が「5.4.1の品質目標」の具体的な展開を「プロセスアプローチ」を使って説明していたというんだね。 目標の展開がうまく行かないのは、「プロセスアプローチ」を使っていないからだ、とも言っているという。 何を言っているか、俺にはわからなかったね。私:すべて、現状から目標に到達するのにプロセスが当然存在するよ。A氏:工程表だね。私:一方、アプローチというのは、ある対象への接近の仕方を言うんだね。 だから、接近の仕方(アプローチ)にはいくつかの代替え方法が考えられるね。 仕事の分析をするとき、仕事別の人から人にある仕事が流れる(フロー)への接近に重きをおくのが「プロセスアプローチ」だ。 俺のブログで説明した通りだね。 これに対して、別のアプローチとして例えば仕事を人の動きへの接近に重きをおいたのが「職能アプローチ」だね。A氏:それは、君のブログでわかっているよ。私:この2つのアプローチの検討対象は同じ仕事のプロセスだね。 ところが、対象が同じプロセスでもアプローチがつくとプロセスの意味がまったくガラリと違うんだ。A氏:そうか。 仕事をプロセスでしているという「プロセス」と「プロセスアプローチ」の「プロセス」は意味がまったく違うんだね。私:そこで、君の質問に移るが、目標に到達するプロセスには、どのように異なった「接近方法(アプローチ)」があるのかね。 これが問題だね。 代替えアプローチがなければ、目標に到達するにプロセスがあるというだけだよ。 当たり前のことだよ。A氏:なるほど。 「プロセスアプローチ」の「プロセス」と「目標達成のプロセス」の混同だね。 君のブログで富士登山の例をあげているが、頂上(品質目標)に登山道(プロセス)が必要であるというのは、「プロセスアプローチ」の「プロセス」でなく、代替えアプローチのない一般論の「プロセス」だということだね。 そしていくつかの代替え性のある登山道がアプローチだね。 富士吉田アプローチ。 富士の宮アプローチ。私:この問題は、「代替えアプローチを言ってください」と質問して終りだね。 代替えアプローチが答えられなかったら、それは「単なるプロセス」だね。 すべての活動は「プロセス」がある。 この「プロセス」と「プロセスアプローチ」の「プロセス」は意味が違うというだけだよ。 その審査員は「プロセスアプローチ」を知らないね。
2011.08.08
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私:テレビでチャンネル回していたら、ノンフィクション作家の佐野眞一氏のインタビューにひっかかった。 佐野氏は、原発の第一線労働者と炭鉱の第一線労働者の比較をして、いずれも危険と隣り合わせの過酷の労働だが、炭鉱労働者には「炭坑節」という歌と踊りがあったという。 炭鉱では労働者同志は仲間でプライドあるプロの集団だったんだね。A氏:原発第一線労働者にはそういうもんはあるんかね。私:初期から原発建設の現場監督として原発に関わった故・平井憲夫氏が内部告発をしている中で、現場作業者に職人がいなくなり、単純労働者の集団になったとあるね。 防具服で作業するから現場での会話もできない。 ある程度の放射線の被曝量に達すると職場を変わるか、やめるしかない。 また、新人と入れ替わる。 原発の第一線労働者だということから、技術的に高度のものかと思うが、素人の集団だという。A氏:今、福島第1原発の事故処理をしている第一線労働者も、全国から募集されているね。 そして、すぐに原発の第一線でなれない防護服を着て作業だね。 会話ができないから、職場でのコミュニケーションも不十分だ。私:外交評論家でもあり、外交ジャーナリストの手島龍三氏の父親はかって、炭鉱主だったそうだが、立派な応接の和室に来客が来ると、相手が偉い人でも自分は上座に座ったという。 しかし、炭鉱夫が来ると、炭鉱夫が上座で、父親は酒の酌をしたという。 それは背景に、炭鉱夫は仕事にプライドを持っていたんだろうね。 今の東電の社長はこういうことができるだろうかね。A氏:今の原発事故処理の第一線労働者の作業は、単純労働だし、交替も激しい。 そういう中で、仕事にプライドを持てるだろうかね。私:今、原発事故の処理で、第一線で働いている人びとを英雄視している見方があるがこういう実態と違和感を感ずるね。 なでしこジャパンと何か違うような気がするね。 それだけに問題は単純な英雄視だけではかたづかないほど深刻だと思うね。
2011.08.07
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私:すでに8月に入ったが、今夏の節電15%減は失敗のようだね。 第一、そういう測定器や情報がないしね。A氏:カネを出すとそういう電力使用状況を示すパネルを売っているそうだね。私:昨年のデータがなければ、金を出してそこまでやる気はしないがね。 とにかく、昨年7月の電気代の記録はないが、15%は減っていないと思うね。A氏;一番電力を食うクーラーの使用状況如何だね。私:クーラーの使用はあまり減っていないね。 今年の夏は湿度が高いので、70%を超えると、温度が26度くらいでも除湿をかけることもあるね。 今年から、手元に温度計と湿度計を置いているので、湿度に神経質になってしまったのかね。 昨年より除湿を含めると時間的に増えているかもしれない。A氏:それに夜は節電しないでいいというから、昼の我慢がせきを切ったようにクーラーに向かうね。私:夏にクーラーの涼しい風に吹かれると、いい気分になるね。 この誘惑には勝てない。 クーラーのない時代に育った俺たち世代は、高度成長で、昔の皮膚感覚まで失ったのかね。 それとも歳のせいかね。
2011.08.06
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A氏:九電のヤラセメール問題で、社長がやめるとかやめないとか問題になって、これから、火がついたように、佐賀県知事、保安院と飛び火したね。 しかし、どうも批判が何かズレいるような感じだね。私:俺もそう思うね。 九電は企業として利益を出さないといけないから、原発推進をアッピールするのは当然だね。 県知事も原発の補助金もあるし、経済界への配慮もあるのは立場上、推進したいだろうね。 保安院は原発の安全を保証し、原発の検査でめしを食っているのだから、原発の安全をPRしたいだろうね。A氏:逆に、原発反対派は、多くの人や、意見を動員するだろうね。私:第一、原発を推進するか、どうかは、これらのメール数で決めるわけでもない。 テレビのメール数は、ヤラセがあり得るから、信頼性が低いのは、誰でも知っている。 世論調査のほうが、まだ正確だね。 大体、原発推進か、どうかの議論は、もっと専門的な技術論議ですべきで、メール数ですべき内容でないね。 少なくても、推進は技術に自信があれば、「絶対安全だから、信じろ」でなく、わかりやすく、技術的に説明するほうに力をいれるべきではなかったのかね。 マスコミにはそういう批判が皆無だね。
2011.08.05
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このところ、天候不順だったので、自然公園ウオーキングを中断していた。 一昨日と昨日の2日、曇天で直射日光にやられないので、夕方、自然公園へのウオーキングを久し振りに行う。 例によって、Tシャツ1枚で、出かける。 曇天とは言え、蒸し暑いのですぐに汗をかく。 熱中症対策で、280ミリリットルのペットボトルに食塩を少し溶かした水を入れ、森の小径をときどき飲みながら歩く。 途中で飲み干す。 あちこちで蝉の鳴き声がするが、例年より静かだ。 2時間ほど歩いて、Tシャツは汗ビッショリで帰宅。 シャワーを浴びる。 昨日の夜は、夕立のような雨が降った。
2011.08.04
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私:「断捨離」とはガラクタコンサルタントのやましたひでひこさんが、ヨガからヒントを得て提唱する片づけ術だという。 新聞の解説では、不要な物を「断ち」、ガラクタを「捨て」、物への執着から「離れる」ことで「人生が快適になる」「心がスーッとする」という。 これに対して「異議あり」として、経済アナリストの森永卓郎氏が異議を唱えているのがこのコラムだね。A氏:物をたくさんもっていれば、今度の震災でパニックにならなかったと森永氏はいう。 食料品や日用品は近くのコンビニやスーパーを冷蔵庫や納戸がわりにしている。 だから、震災で水もトイレットペーパーもなくなり、買いに走ったのでパニックになったという。 「ストックあればパニック起きず」「心のガラクタは新しい発想の源」というのが森本氏の「断捨離」への反論だね。 しかし、どうも森本氏の言っていることは「断捨離」とポイントがまったくずれているような気がしたね。私:ガラクタで問題になっているのは、冷蔵庫が大型になり、買いたいものが増え、買いだめをして、いつの間にか賞味期限がきているものがあるということではないの。 トイレットペーパーの買いだめとは性質がまったく違うね。A氏:大量消費時代でつい衝動的に買ってしまい、それがガラクタになるんだね。私:リーマン・ショック以前のアメリカの中流家庭はガレージが2つ必要で、2つ目のガレージはガラクタの収容倉庫用だったという。 この病的なガラクタ購入生活から脱却するには、まさに「断捨離」が必要だね。A氏:これは一面で「ダウンシフターズ」の生き方でもあるね。私:アメリカの「ガラクタ」消費が世界経済を引っ張った時期があったように、ガラクタ消費をやめたら経済が減速するね。 消費経済というのは、結局、自然の素材を無料で活用して商品を大量生産、大量消費するのだから、必要な商品が行き渡れば、低迷するのは当然だろうね。
2011.08.03
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【送料無料】昭和天皇とワシントンを結んだ男私:著者は、2007年「パケナムの日記」を入手する。A氏:パケナムという人はどういう人かね。私:敗戦後のマッカーサー時代の英国人ジャーナリストで「ニューズウィーク」東京支局長だという。 正しくは、コンプトン・パケナムというらしい。 この人物の生い立ちは謎が多いのを著者はみごとに解いている。 この日記で、この時代の裏面史が分かるね。 著者は、長編サスペンスのように、多くの文献、記録、インタビューで謎を解き、最後に東京・府中市の多磨霊園にある訪れる人のない氏の石碑にまでたどりつくというわけだね。A氏:昭和天皇と何か関係があるのかね。私:直接の関係でなく、天皇の信頼の厚い松平康昌とパケナムが知己で、これを通じての関係だね。 パケナムは、例の逆コースで有名なハリー・カーンとつながり、これからワシントンにつながるんだね。 パケナムの日本の住居には松平氏や公職追放された鳩山一郎など多くの有名人が来る。 パケナムは、マッカーサーの過激な日本の民主化に反対で、一時、渡日も拒否される。A氏:天皇は、マッカーサーを飛び越えて何をワシントンに訴えたかったのかね。私:天皇は共産主義の日本軍事侵略をおそれていた。 だから、米軍の駐留の継続を希望していたんだね。 優秀な人材の追放も日本の復興の障害になることを懸念していた。 しかし、マッカーサーは、日本は東洋のスイスになるのだということで、中立を考えていた。 天皇はそのマッカーサーの考えに不安だったと考えられるね。A氏:しかし、朝鮮戦争で、共産主義の脅威は現実化するね。私:アメリカのフォスター・ダレスは、吉田茂首相に30万の国軍の創立を要請するが、吉田は協力的でない。 このときは、天皇は、マッカーサーや吉田を飛び越えて追放の緩和を訴えた親書を、松平からパケナムを経由してダレスに渡している。 吉田に期待できないパケナムは、ダレスに次期総理としては、鳩山一郎が有力だとして、2人を合わせる。A氏:その通り、鳩山は後に首相になるね。私:鳩山は、首相になったら、日ソ平和条約の締結に力を注ぐ。 これをアメリカは快く思わない。 日米関係は悪化する。A氏:孫の鳩山由紀夫前首相が普天間基地問題で、日米関係を悪化させたのと似ているね。私:そこで、次にパケナムは岸信介を次の有力首相候補として推薦する。 岸もパケナムと親しかった。A氏:これもその通りになるね。私:岸が首相になったときの1957年、パケナムは64歳で急逝する。 この本の題名にあるように、昭和天皇は象徴とは言え、かなり政治的な活動を裏ではしていることがわかるね。 その他は、マッカーサー時代の日米の動きが、わかりやすく説明していてわかりやすいね。 このへんのことは、3、4年前に、この関連の知的街道が次のようにあるね。 再読すると面白いね。 「ジョン・G・ロバーツ+グレン・デイビス著「軍隊なき占領・戦後日本を操った謎の男」講談社+α文庫」2の1・2の2 「ショーンバーガー著:宮崎章訳「占領1945から1952:戦後日本をつくりあげた8人のアメリカ人」1994年・時事通信社刊、1・2・3・4・5 「昭和天皇・マッカーサー会見」豊下楢彦著・岩波現代文庫・1・2・3・4・5
2011.08.02
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A氏:先週、うちの会社に関連していた外注がISO9001の本審査の準備で忙しいということを聞いたよ。私:ということは予備審査というか、第1次審査は、先月だったのかね。 普通、1ヶ月くらい間をあけるからね。A氏:いや、それが3ヶ月前だという。私:えぇ! それはおかしいね。 なんで3ヶ月も間をあけたのかね。A氏:予備審査で30くらいの不適合が指摘されて、その修正に時間がかるので、本審査まで3ヶ月間あけたと言っていたね。私:まだ、そんなことをやっているのかね。 予備審査で30も不適合を指摘されたということで、その会社がshallの意味を知らないことが明らかだね。 恐らくコンサルタントが入っているのだろうが、コンサルタントもshallで指導していないね。 こういうことが、容易に想像される典型的な事態だね。 10年くらい前に20人くらいの製造業者がISO9001をとるので予備審査を受けたことがある。 そのとき来た審査員が、審査開始のの冒頭に 「普通、予備審査では不適合は20や30は出る。 それを本審査までに修正すれば本審査は楽にパスする」 と挨拶したという。 結局、予備審査では6つの不適合が出た。A氏:少ないね。私:社長も少ないので喜んでいたが、俺はその6つの不適合の内容を聞いたよ。 そしたら、なんと、shallにない要求を審査員が勝手に作って不適合にしていたよ。 俺は社長に審査機関にクレームを文書で出すようにアドバイスして、文案も作ってやったね。 審査機関はクレームを認めざるを得なくなり、不適合はゼロになったよ。A氏:その審査員は今まで、多くの会社の審査でクレームがなかったんで、自己流でやってきたんだろうね。 ちゃんとしたISO9001規格による審査ではなく、審査員個人規格による審査だね。 shall無視で、審査してきたから、shallで反論されるともろいね。私:この場合、企業もコンサルタントも審査員もshall知らずの世界だね。 国際規格ISO9001が泣くね。 しかし、この話は10年前の頃のことだよ。 この状態が、まだ、一部で続いているとはね。 企業は大きな損失だね。 金をかけてISO9001を取ってもマイナス効果しか期待できないね。 この企業のISO9001に対する「知的体力」の問題だね。
2011.08.01
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