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うちの塾では、全員に東京都立の過去問と埼玉県立の過去問を渡している。毎年、9月頃に配付し、授業でどんどん使用していく。しかし、今日は新しく異動してきた教室で驚く話を聞いた。せっかく購入したのに、この数年はその過去問をほとんど使用してこなかったとのこと。理由は「削除内容があって使えない」ということだ。確かに社会の過去問はあまり昔の問題は解かない方が良い。しかし、他の科目は「削除内容」を除けば、十分に使えるものだ。ん~もったいない。まあ、平成19年度入試も終えたことだし、今度出版される過去問はほとんどの年の問題を使用できるようになるだろう。もう手遅れだが、今日はこんな表を作ってみた。以下の問題「以外」は、現在の中学生でも解けるものである。逆に以下の問題は「削除内容」に当たるため受験には出ない問題だ。また、問3などに関しては、問3自体には問題はないのだが、「問2が削除内容であるために解けない」という問題も含まれている。埼玉県立の削除内容・平成14年度 数学 1(3)(4)(10)・平成13年度 数学 1(3)(4) 4(2)・平成12年度 数学 1(3)(4)(7)・平成11年度 数学 1(3)(4)(9) ・平成10年度 数学 1(3)(4) 4[問3] 5[問2]・平成14年度 理科 7[問1][問2]・平成13年度 理科 3[問2] 5[問1][問2] 7[問1][問2]・平成12年度 理科 1[問2][問3] 5[問1][問2] 6[問3] 7[問2]・平成11年度 理科 5[問1][問2] 6[問1][問2][問3]・平成10年度 理科 1[問3] 東京都立の削除内容・平成14年度 数学 1[問4][問8] 4[問2]の1・平成13年度 数学 1[問4] 6[問2]・平成12年度 数学 1[問4] 6[問1]・平成11年度 数学 1[問4] 5[問3]・平成10年度 数学 1[問4] 4[問3] 5[問2]・平成14年度 理科 2[問4] 3[問3]・平成13年度 理科 1[問3] 2[問2][問4] 6[問2][問3]・平成12年度 理科 1[問2] 3[問1][問2] 4[問3]・平成11年度 理科 1[問1] 2[問1] 4[問2][問3] 6火星の見え方・動きは削除・平成10年度 理科 1[問3][問4] 2[問3] 6[問2][問3]
2007/03/31
近所の大手個別指導塾の実話。その大手個別指導塾では、まだ大学生になっていない「予備校生(1浪)」が講師をやっていた。そして、その予備校生講師が、なんと大学受験の浪人生(同じ年の人)を数回指導していたとの話を今聞いた。さすがにびっくりした。しかも、その「講師」も「教わっていた生徒」も合格した大学は、ほぼ同偏差値の大学。(いわゆる日東駒専)怖い世の中である。というか、その生徒と保護者がかわいそうである。
2007/03/31
今日の22時頃、卒業生が来た。A子とB子である。 私はこの2月から異動してきたが、実は1年目から4年目(5年目?)に教務主任を務めていた教室に戻ってきたのである。だから、今いる生徒とは初対面であったが、昔在籍していた生徒のことは知っている。 A子とB子。 2人は「強烈」な子であった。授業態度は悪い。言葉遣いは悪い。勉強はしてこない。先生に対しては反抗的。宿題はやらない。授業中におかしを食べ出す。私語が多い。漢字テストの勉強はしてこない。塾の備品を壊す。壁に落書きをする。私の塾講師人生の最初の年に教えた子で、2年間指導した。本当に苦労した。まだ自分自身も未熟であったため、コントロールができていなかった。また、私の精神面もまだまだ出来ておらず、本気でカチーンと来ることもたびたびあった。 そのA子とB子が来た。私が塾長として戻ってきたことを噂に聞き、訪問してくれたのである。嬉しい訪問であった。本当に本当に良い子になっていた。礼儀正しく、言葉遣いも丁寧で。しかも、私の体調や仕事について心配してくれる優しい子だ。外見もものすごく美しくなっていた。2人ともアイドルや女優さんにでもなれそうなほどだ。 こちらが先生であるのに、なぜか色々励まされてしまった。本当に成長してくれた。 異動してきてから、前任の塾長への訪問が後を絶たなかった。「なぜ辞めてしまうのですか?」「残念です。」「妹も先生に見てもらいたかったです。」そんな言葉を後ろで聞きながら、結構傷ついたりもした。 しかし、今日A子とB子の訪問を受け、元気が出てきた。嬉しい再会だった。 「先生ありがとうね。」「先生に叱られて良かった」「先生に会えて良かった。」会話の最中、何度も何度も言ってもらった。お礼を言いたいのはこちらの方です。本当にありがとうございました。
2007/03/30
中3生には「展開と因数分解を合わせて1000題解こう」と言ってある。 と言っても自分でやるわけはない。 だから、1000題突破の仕掛けは、こちらで作る。 塾の授業と宿題を全てこなせば、自然と1000題になるようカリキュラムを組んでいる。 この1000題というのは、計算分野における1つの基準だと思う。 自信と実力の両方が付く問題数。 それが1000だ。 今、700題くらいまで来た。 あと少しで目標達成。 頑張れ。
2007/03/30
春期講習のため、朝から晩まで授業をやっている。相変わらず他の専任講師は8時間労働を守っており、生徒の質問や経理、雑務、事務処理、運営、経営などは全て私が1人でやっている。しかも、先週と今週で両親と祖母の計3人が入院してしまった。1日3時間でいいから眠れたら幸せだ。今日は後少し働いてから、2つの病院へ洋服(着替え)を届ける。そして、そのまま朝の授業へ突入だ。もうやるしかないね~…
2007/03/29
明日は中3最上位クラスの国語で、余興としてある試みをする。 それは生徒が持ってくる入試問題をその場で解いて授業をするという試みだ。 私は予習に時間をかけるが、年に数回は上記のような授業を行う。 個人的には、入念に予習を行い計算し尽された授業が好きなのだが、 その場で解いて授業を行う方が良い面もある。 自分がどういう頭の使い方をしているかを生徒に披露できるからだ。 明日の国語は、20時開始。 最上位クラス13名の生徒は、午前10時に一度塾に集合。 みんなで入試問題を1題選び、それをコ○ー(←内緒 笑)し、自宅で予習してくる。 私が問題を受けとるのは授業開始時だ。 緊張する。 以前、6年程前だが、同じ試みをした。 生徒が選んだのは「中大杉並」。 この中にパズル的な問題があり、頭が混乱した自分はそれを解けなかった記憶がある。 あれは焦った。 明日はどんな問題を選んでくるか… こっそり電話帳を予習しちゃいたい気分だ(笑)
2007/03/28
遅刻してしまった講師。 他の先生方は怒りまくっていたが、 今日は叱らなかった。 私は猫を飼っているが(これがまたチョーかわいいんです)、 基本的に猫は、悪いことをしたら「その場」で叱らなければならない。 しかし、相手は人間。 しかも大人である。 言われなくても本人は十分反省していることだろう。 ただ、機会を見て時間厳守の大切さを改めて話したいと思う。
2007/03/28
尊敬しているKamiesu先生のブログ。小5の初授業の様子が目に浮かぶようで、読んでいて思わず微笑んでしまいました。 >賢くなることの意味、何のために勉強をするのか、そんなことを彼らの精神年齢に合わせて、楽しく話をしてみる。 勝手に引用してすいません。「彼らの精神年齢に合わせて」というところにものすごく共感してしまいました。 先生が職員室を出た時の様子と、それを見張る小学生の様子がとても面白いです。クラス授業をやっていると誰もが経験する光景ですね。それをこれほどまでに生き生きした文章にできるなんて、やはり先生はすごいです。 なぜでしょう。何となく疲れが飛んでいってしまいました。また明日以降頑張ろう、そんな気持ちになりました。文章の力ってすごいです。
2007/03/27
今日の午前中は時間講師が来なかった。クラスを5クラス担当している講師だ。私は会議のため、その瞬間は他の教室にいた。8:30頃、受付の者から電話がある。「A講師がきていません。どうしたら良いのでしょうか。何度電話しても出ません。」まずは、1人専任講師が余っているので、その先生に入ってもらうように指示を出した。しかし、問題は午前の3コマ目だ。この時間が1人の先生も余っていない。(人はいるが、その科目をできる講師がいない)さて、どうするか・・・。当然だが、私は会議を離れ教室に戻ることにした。そして、私が急遽3コマ目の授業に入ることにより事なきを得た。 しかし、教室に付いてから唖然とすることがいくつかあった。そこで、今日は「リスクマネージメント」について書いてみたい。 マニュアルから外れる事態は次々に起こる。想定していたことと異なる展開や突然の変更が授業中に起こりえるかもしれない。また、今回のような危機的状況が起こることもありえる。そこで必要なのが「リスクマネージメント」だ。リスクマネージメントに必要な観点は3つ。1つめは「対処方針」を立てること2つめは「判断(優先順位)」を付けること3つめは「行動力」である。 まず、私は朝の段階で「対処方針」を立てた。簡単なことであるが、1時間目はB講師が、2時間目はC講師が代講に入る。そして、先生のいない3時間目は私が入るという「対処方針」を立てた。ここで必要とされるのは「判断」である。すなわち、優先順位の設定だ。実は今日の会議は重要な会であった。しかし、授業に穴を空けるわけにはいかない。優先順位は「授業」の方が上である。そこで会議を退席することにした。 さて、問題は教室に付いてからである。私が「来ていないA講師とは、連絡とれた?」と尋ねると「いくら携帯を鳴らしても出ない」という回答が来た。唖然とした。これは一刻を争う事態である。しかし、専任スタッフが揃いも揃って「携帯電話を鳴らすだけ」という対策しか取っていなかった。そこで私が指示を出す。A講師は、某大学の寮に入っている。そして、うちには同じ寮に住んでいるD講師という大学生もいる。これは全員が知っている事実だ。まずは、そのD講師に連絡を取り、寮の電話番号を聞くように指示を出した。そして、寮長に連絡を取るよう指示を出した。 私はいったん3時間目の授業に向かう。授業が終わって帰ってくると、専任講師と受付の者から「D先生は電話に出なかったです」という報告が帰ってきた。・・・・・・104を知らないのであろうか????もう任せていられない。まずはネットに接続し、彼の通う大学の学生寮を調べる。次に104に電話し、全ての寮の電話番号を調べる。。そして、寮長に連絡を取り、講師が来ていない旨を伝える。もしかして救急車で運ばれたという可能性もあるかもしれない。結果は「ただの爆睡」午後からの授業にはどうにか間に合わせた。 今回の件では「対処方針」を立てることもできず、優先順位も付けられなかった専任がいたことが問題だ。最も欠けていたのは、3つめの「行動力」である。とにかく腰が重い。動きが遅い。機会を見て、リスクマネージメントについて先生方に話そうと思う。
2007/03/27
大ピンチ!
2007/03/27
授業内では様々なことが起こる。想定外のことも起こるし、こちらが考えてもいなかったミスを生徒がしてくれることもある。 一概に「カリキュラム通りに進まない」と言っても、その要因はさまざま。こちらが考えもしなかった箇所で躓くこともあれば、生徒の意外な質問で授業が脱線することもあるだろう。 それらは「アクシデント」ではない。総てが楽しい「ハプニング」である。こちらが想定していなかったことが起こったときこそ、生徒も成長できるし、こちらも塾講師として一段レベルアップできる。予定調和の中で進んでいく授業も魅力的な面もあるが、途中でハプニングが起こる授業もとても楽しいものだ。 生徒の質問やミスを総て「機会」として捉え、生徒を評価し、ミスも評価し、努力を認め、生徒を励まし、そして勇気づける。この心がけが大切であると思う。 サッカーで言えば、「ブラジル流」だ。試合展開の中で柔軟にゲームを作っていく。たとえ、ミーティングで予定していない難しい局面に出会っても、その場のアイデアと創造的なプレーで危機を打開していく。授業にも、こうした観点と技術が必要なのだと思う。 僕の授業は「欧州型サッカー」のように綿密に試合(授業)前からカリキュラムや進行をシミュレートする。しかし、授業の1つ1つの局面では、想定していない事態が起こる。その際は、「ブラジル流」で打開するようにしている。 これが双方向的な授業であり、私の好きな授業の1つのパターンである。 授業内で起こるあらゆる事態は、大切な「機会」である。そのせっかく訪れた機会を大切にしたいものである。それが真の個別対応であり、生徒を伸ばす重要な要素であるようにも感じる。 個別対応とは何も個別指導塾だけの特権ではない。クラス授業の中でも十分達成可能なものだ。集団授業は「全体」を相手にしているようで、1つ1つの局面では「個」を相手にしている。 授業内の総ての事柄を「機会」と捉え、そしてあらゆる局面において「個別対応」をすることを忘れないようにしたい。明日からも頑張ろうと思う。
2007/03/26
今日から春期講習が始まる。 4時間睡眠が続いている。 できれば6時間は寝たいのだが、寝起きの良さはむしろ4時間睡眠の方がよい。 ところで今朝、自宅で新聞のチラシを見ていた。 私が中学受験した時に通っていた個人塾のチラシが入っていた。 噂だが、あまり生徒は集まっていないとの話を以前聞いた。(同じ塾関係者から) しかし、チラシには先生の理念・理想が所狭しと書かれている。 情熱、経験、指導力はどこにも負けないという自信に溢れたチラシだ。 先生の思いが隅々まで詰まったすばらしいチラシだ。 いま私が小学生か中学生なら、やはり先生の塾に通うだろう。 こちらも負けずに頑張りたい。 いつか先生を越えてみせます!
2007/03/26
春期のカリキュラムを立て終わったので、早速予習をしている。 ちょっと変わっているかもしれないが、私は予習が好きである。 いまは国語の予習をしている。 使用しているテキストは「ウィニングスプリングPLUS」というテキストである。 易しめのテキストであるが、大変良い問題が揃っている。 設問の作り方、各ページの問題の配列の仕方、文章内容、どれもすばらしい。 テキスト編者の実力の高さを感じる。 これは良い授業ができそうである。
2007/03/25
今日は13時頃起きて、自宅で春期カリキュラムの作成をしていた。 春期担当クラスは 中3国語の最上位クラス 中2国語の一番下のクラス 中3数学の一番下のクラス 高校1年英語 中学受験小6算数 の5クラス。 今、全クラスのカリキュラムを作成し終えた。 宿題の出す場所、授業で扱う問題、毎回の確認テストの中身まで全て決めた。 完璧なカリキュラムだ。 しかし、必ずしもカリキュラム通りに進むとは限らない。 カリキュラムには「柔軟性」を持たせている。 出来る限りカリキュラム通りに進めたい気持ちはあるが、生徒の理解度に応じ臨機応変に変更していく。 このあたりの微妙な変更が面白いところだ。 カリキュラムや予定作りも楽しい。 まずは春期の「獲得目標」を決める。 次に最終日のテスト内容を決める。 生徒たちの力を思い浮かべながら、ここまでは出来て欲しいという「獲得目標」を決めた上でテストを作成する。 それが終わったら、 毎回の授業の「到達目標」を設定。 その到達目標に応じ、授業内容と宿題を決めていく。 私はこの作業が大好きだ。 そして、毎回の確認テストや宿題の達成状況を見て、日々軌道修正を加えていく。 このあたり、塾講師の仕事の醍醐味だと感じている。 ところで、獲得目標や到達目標が設定されていない授業は、成果の面で問題があるだけでなく、授業自体も単調になる。 学校の先生で、受験までに範囲が終わらない先生がいるが、彼らは獲得目標を設定してない可能性が大きい。 大学の教育学部は、教育心理などの勉強はしているが、実地の研修が少ないように思える。 それが、各自治体で受験までに範囲が終えられない教師を大量に生み出している要因の1つだと感じる。
2007/03/25
今やっと仕事が終わった。 本日は休日にしようかと思い、一気に仕事を片付けた。 途中、大まかなカリキュラムを考えていて、急遽作成するつもりのなかったプリントを作った。 内容は中3の因数分解である。 どこの塾も同様であろうが、私の塾もプリントは大量にある。 因数分解だけでも20枚近くあった。 これを活かさない手はない。 その中から10枚程度ピックアップし、プリント集を作成した。 メインテキストだけでは演習量が足りないが、このプリント集で宿題を大量に出すことが可能だ。 思うに、こうしたプリントは「塾の力」でもある。 うちの塾は、各学年各教科、様々なプリントが用意されている。 近隣の私立の過去問は10年分以上。 使うことはないが、都立の過去問も「昭和」からストックがある。 これらは「古くさい」のではない。 「価値のある資料」であり「伝統」であると考えている。 また、これだけ長い年月の間、地域密着で頑張ってきた「証し」でもある。 お年寄りの方々が尊敬されるのと同じように、古い参考書やプリントも尊敬される存在だと私には思える。 ただ、うちの女性職員がとにかく次から次へ物を捨ててしまう。 これら参考書やプリント類も油断していると捨てられてしまう危険性もある。 頑張って守らなければ!
2007/03/25
今日は春期講習前の決起集会として、7時から焼き肉に行ってきました。参加者は20名。で、会社に戻ってきて今から仕事です。朝まで仕事をして、その後ブログを更新できたらします。 月曜日から春期講習なので、準備が大変です。ほぼ終了してはいるのですが、あとは仕上げが残っています。頑張ります。
2007/03/24
いま月例テストの採点を終えた。 既に分からなくなっている子もいる。 どうにかしなくては。 自信を付けさせてあげたい。 各学年各クラスとも70点以下の子は、呼び出して補習を行おうと思う。 ただ、問題は日程だ。 来週から春期講習に入るため、私は10時50分から21時10分まで授業が入っている。 果たして時間が取れるか不安だ。 でも、どうしても補習をしたい。 1学期は成績を伸ばす大チャンスなのだから。 ちょっと無理しよう。 とりあえず今日は寝よう。 仮眠してから春期講習の準備に入ろうと思う。
2007/03/24
タイトルに!?と付けたのは、正直悩んでいるからである。私は授業の始めに、毎回確認テストを実施しているが、この確認テストで合格点に達していない生徒は今まで強制的に居残りをさせていた。 数学の確認テストであれば、しっかり勉強をしてきたにも関わらず確認テストが解けない場合もあろうだろう。しかし、漢字や社会の一問一答や英単語の暗記テストについては、予め課題を出し、その覚えてきたはずの内容からしか出題していない。生徒は覚えるしかないわけで、これが「分からない」ということはありえない。こちらとしても教えようがないわけだ。もちろん暗記の仕方やノウハウは様々あるので、こちらは生徒に合った方法を教授する。「100回書け」というのも1つの方法であるし、一概に否定はしないが、より効果的な暗記方法が他にもいくつもあるわけで、それを我々塾講師は生徒に伝えていく必要がある。 しかし、いくら良い方法を教えても、それを自宅で実践してくれなければ意味がない。 塾で拘束して暗記させることは可能であるが、自宅課題として出した物については、自宅で覚えてきてもらいたい。学力の弱い生徒は、こうした暗記作業をさぼりがちだ。 話を戻す。私は暗記テスト・確認テストで合格点に達しない生徒は残してきた。しかし、中には何の理由もなく、ただサボってきている生徒もいる。そうした課題すらきちんとやってこない生徒のために、授業後、私が時間を取られてしまうことが続いている。すると、より積極的かつ意欲的に質問をしたり、応用問題を教わったりしたい生徒の指導が相対的に手薄になってしまう。 覚えてこない生徒を見捨てる気はないが、一方でそうした生徒のために、プラスアルファの発展事項を勉強するため授業後に残ってくれている生徒たちへの指導ができないのも非常に馬鹿げている。 そこで「暗記テストは1回勝負」とするかどうか迷っている。 本当は、再テスト組を管理する先生と、質問組を指導する先生がいれば理想的であるが、うちのスタッフは以前も書いたように生徒よりも早く帰宅する先生ばかりである。(専任も含め)私の身体は1つしかない。何かいい方法はないだろうか。考えてみよう…
2007/03/23
今日は何だか訳が分からないうちに1日が終わりました。入塾業務が忙しく、こんな時間になってしまいました。と言っても、それほど入塾者が多いわけではなく・・・というより昨年比-50人以上です。昨年の2/1から本日までの問い合わせ者が120名ちょっと。そのうち入会者が100名ちょっと。今年は、2/1からの問い合わせ者、入塾者ともにマイナス50人以上です。 やばーい!明日社長に会ってきまーす!怒られてきまーす!
2007/03/23
暗記テストは必要不可欠であると思う。理科や社会の知識事項、英語の不規則動詞や単語、国語の漢字など覚えるべきものは必ず暗記させなければならない。暗記なくして学力の向上はありえない。しかし、今度異動してきた教室の先生方を見ていると、とりわけ個別指導部の方では、毎週暗記テストを実施している先生が皆無であった。これは、1つには先生方が「ラクをしたい」からだ。暗記テストを課したら、担当の講師は次週までにテストを作成しなければならない。おそらくこれが大変なのだ。できれば早く帰りたい。そんな気持ちがあるのだろう。あとは、先生方は暗記テストの重要性を分かっていないケースもある。「これは覚えておこう」と一言添えているだけの講師が多い。というか全員だ。「覚えておいてね」と言って覚えてくるような子は、残念ながらうちの塾生にはいない。だから、塾の方で強制的にテストを課し、それで合格点に達しなければ居残りさせてでも覚えさせなければならない。 それと僕がやることは、先生方が暗記テストを出しやすいようにシステム化することである。たしかに、残業をして何種類ものテストを作るのは大変なのも理解できる。だから、この点は僕が頑張ろう。レターケースを購入し、毎回テストできるようなものを5教科分作成しようと思う。 とりあえず来週の個別指導部の目標は「暗記テストを毎回出すこと」にする。しばらくは先生方の負担が増えてしまうが、我慢してもらおう。僕は1年がかりで、5教科分の小テストを用意する。早速作成計画に入ろうと思う。
2007/03/23
夏川純?という芸能人が、年齢の鯖を読んでいたらしい。 芸能人は、結構鯖を読む人が多い。 高校時代の先輩が俳優をしているが、やはり2つ鯖を読んでいる。 私の教え子には、芸能人が2人いる。 1人はジャニーズのグループNのメンバー。 もう一人は女優のM。 このうち女優の方が1つ鯖を読んでいる。 1歳だけ誤魔化す意味が全く理解できないのだが、 何か理由があるのだろうか。 ところで、過去に最も年齢を誤魔化した芸能人は間違いなくデーモン小暮だが、 私も同じ経験がある。 ちなみに私の場合2つ間違っていた。 昨年気付いたのだが、私は自分の年齢を33歳だと思っていた。 しかし、10月に小学校の同窓会に出た際に31歳だと気付いた。 今は誕生日を迎えたので32歳である。 なぜこんな損な鯖の読み方をしていたのか分からないが、どこかで年齢を間違えたらしい。 この1年間あらゆる書類にも間違えて年齢を書いてきた。 本当に不思議だ。 ちなみに、昨年の話だが、ある女性(当時27歳)から「先生が私の5つ上だったら付き合ってみたいな~」と言われた。 ん~。 惜しいことをした… 年齢に無頓着過ぎるのも考えものだ。
2007/03/23
中1数学の月例テストの採点を行った。 平均は83点…。 改めて思った。 経験も授業技術も指導力もカリスマ性も全く足りてない。 全てにおいて未熟過ぎる。 ダメだ。 生徒に勉強させるのだから、自分ももっと勉強しなくては。 こんなんじゃ全然ダメだ。 反省している。 春期から仕切り直しだ。 今月の自分は20点。
2007/03/22
誰にも気付かれなかった…
2007/03/22
春だし。 ちょっとイメチェンをしてみた。
2007/03/22
講師の力量と言っても、様々な観点がある。たとえば、英語という科目で「力量のある講師」というものを4パターンに分けてみた。 タイプ1 生徒を引っ張る求心力や力強さに長けている講師「これは絶対暗記しろ!!!覚えるまで帰さないぞ!」と言った体育会系・熱血漢の講師のことだ。タイプ2 とにかく分かりやすい講師授業内容も分かりやすく、難しいことも易しく「伝える」ことが出来る講師のことだ。必ずしも知識量が多いとは限らない。学力的には予備校講師やベテラン講師(塾・学校含む)に及ばない場合もあるが、「わかりやすさ」「説明のクリアーさ」に関しては秀でている。タイプ3 知識量の多い講師先生自身の学力が高く、その場であらゆる質問に答えてしまう講師だ。大学受験の英語もスラスラ解け、高校生の指導もお手の物。タイプ4 初心者・初学者への指導に向いている講師力の弱い生徒に対しても能力を発揮する講師だ。貴重な存在である。ちなみに、この範疇に属する講師はあまり予習をしない方が良い場合もある。入念に予習をし過ぎると、授業で「言い過ぎる」「説明し過ぎる」という事態に陥る可能性があるからだ。 他にもいろいろな分け方があるだろうが、私は「1のタイプ」は中2英語を担当させるようにしている。中2の英語は比較を始め、暗記量がものを言う単元が多い。また、高校入試に出る文法事項の多くが中2までの内容なので、この時期に基本事項を頭にたたき込ませることは非常に有効だ。そこで中2の英語には「体育会系」講師を充てさせることが多い。「2のタイプ」の講師は中3を担当させる。塾のメインになる学年だ。この学年で「授業がわかりにく」という評判がたったら、塾として致命的だ。それに、中3の「関係代名詞」と「分詞」の単元を分かりやすく指導することも、中3の重要課題だ。だから、私は「タイプ2」の講師を中3に充てる。「3のタイプ」の講師は、個別指導で高校生を担当させる。高校生の指導は、知識量と単語量が裏付けとして必要だ。また、文法力も重要。教科書程度の文章なら、その場で構文分析出来る程度の力は必要であろう。「4のタイプ」の先生は中1を担当させる。中1の英語は指導するのが難しい。とにかく何も知らない所からのスタートだ。英語の最初は大文字、固有名詞の最初は大文字、冠詞、ピリオド、アポストロフィなど初期段階で指導することが非常に多い。しかも、後々まで影響する。だから、「タイプ4」の先生は中1を担当させている。そして、中1の担当はできればベテラン講師が望ましい。 以上、あくまでも主観である。なお私は「1+2+3+4」を目指している。これを「スーパー英語講師」と呼んでいる。髪の毛が「金色」になる!さて、いつなれるのだろうか・・・。
2007/03/21
先ほどのブログの続き。今ふと考えた。 「3/21は休み」 たったコレだけのことを生徒に伝えられていないということは、授業でも要点を伝えられていないということだ。 たとえば、英語なら「受動態はbe動詞+過去分詞!!」というその単元で最も重要なことが伝わっていないということだ。 よく入試前に個別指導の大学生講師が相談に来ることがある。「Aくん、ヤバイです。受動態の形も知りませんでした。」・・・ やばいのは、講師の方だ。「受動態はbe動詞+過去分詞」という要点を何度も何度も強調し、生徒にも10回20回繰り返させる。翌週になったら、また何度も繰り返す。こうした作業を1年間してこなかった塾側、講師側の責任だ。 重要なことは繰り返す。これは教える者にとって非常に重要なことだ。 たしか、金八先生のパート2だったと思う。金八先生が校長と教頭に向かって涙ながらに訴えていたシーンが印象的だ。「子どもたちは未熟なんです。だから間違えるんです!でも間違えたら教えればいいんです。『それは間違っているんだよ』と何度も何度も教え直せばいいんです。それが教育なんです!」と涙を流しながら訴えていた。(セリフは適当)金八パート2の「腐ったみかんの方程式」の回の名シーンだったと思う。 何度も何度も繰り返す。これはとても大切なことだと思う。 それでも子どもは間違える。聞いてないこともある。そしたら、その都度修正する。そしてまた繰り返す。何度だって繰り返す。子どもはまた間違える。そこでまた教え直す。それが「教える」ということなのだろう。 明日スタッフに話す予定だった「伝達事項の徹底」に絡めて、「勉強の際も繰り返すことが大切」という話も一緒にしようと思う。(説教くさくならないように気をつけて話します笑)
2007/03/21
今日は休みの日。授業も一切ない。しかし、数名の生徒が来た。さらに今も来た(笑)。これには2つの問題がある。1つは生徒自身の問題。先生の話を聞いていなかったり、塾で郵送あるいは直接配付している機関誌に目を通していないという問題だ。概して、成績も悪い生徒が多い。ただ、成績が良くても、こうした生活習慣というかスケジューリングなどが苦手なタイプの子も中にはいる。もう1つの問題。それは塾側からの「連絡・伝達」が徹底されていないという問題である。むしろ問題なのはこちらの方だ。大切な連絡事項はきちんと伝えなければならない。機関誌で伝え(分かりやすいようにはっきりと!デフォルメして)、生徒にも伝え、さらには念には念を入れ黒板にも書く。さらにそうした行為を2週や3週に渡って「繰り返し」広報しなければならない。「3/21は休みだよ!」というたった1つのことを徹底しなければならないのだ。この辺りうちの塾の「事務管理能力のなさ」が表れている。結局、こうした連絡事項の1つ1つを「きちっと」やっていない塾は保護者からの信頼も失われる。それだけではない。事務連絡のしっかりしていない塾は、概して授業内容もダメである。保護者からそう思われる可能性だってある。早速明日から「伝達事項の徹底」を研修しようと思う。何よりかわいそうなのは、塾に来てしまった生徒たちである。私に捕まってプリントを解く羽目になった。せっかく来たのだから、本来の拘束時間分しっかり勉強してもらいます。
2007/03/21
個別指導部の国語の授業は非常に難しい。私は国語が専門であるが、個別指導、それも1対2以上で国語の読解問題を指導するとなると、相当の予習と準備が必要である。基本的には集団指導の場合と解答へのアプローチ法は変わりないが、個別指導の場合、解説の短さが1つの肝である。うちの場合、1対2の個別指導なので、隣にもう一方の生徒もいる。だから、できる限り解説は細切れにしたい。そこで、1つ1つ「生徒が答えられるような細かい質問」を繰り返しながら(積み重ねながら)、その先生の質問に答えていくうちに「いつの間にか解答が出ていた」というような授業を行うようにしている。しかし、大学生の講師や他の専任講師にこれと同じことをさせるのは無理がある。どうにか個別指導用のマニュアル(テキストの指導書=先生側が質問する項目を集めたもの)を用意したいのであるが、時間の関係上なかなか進まないでいる。しかも、その指導書を作成したとして、著作権の問題で翌年からは文章が差し替えられている可能性も大だ。ん~悩ましい・・・個別指導で国語の指導をする場合に気をつけていることは他にもある。当たり前のことであるが、必ず本文への書き込みをさせている。重要な箇所や解答の根拠になった部分へは線を引かせ、接続語には□や○や△などの記号を付けさせている。一般に国語のできる生徒ほど文章は「あらゆる記号」で汚れている。文章への書き込み、線を引く行為は、数学に喩えれば「途中式」である。「文章への書き込み(「国語の途中式」)」はその子の国語力を表している場合もある。だから、必ず文章へ書き込みさせることを徹底させている。それにたとえ正解していても、たまたまという場合もある。根拠が正しくないのだ。生徒はいい加減に選択肢を選んでいることが多いので、必ず根拠を探させて、その上で書き込みを行っている。他の先生方の国語の授業を聞いていると1演習2丸付け 3簡単な解説(=一方的な解説)4次のページへ進むという流れで進んでいる場合が多いようだ。問題は3の部分だ。この解説の部分が、多くの場合聞き流されてしまっている。メモもとらせてない。さらに問題なのは、せっかく先生が行った解説が次に問題を解く際に活かされていない。これでは授業(業を授ける)の意味がない。もっと言ってしまえば、「解いて丸つけ」だけであれば塾に来ないでもできる。せっかく塾に来ているのであるから、もっと役に立つ技術を教えてほしい。ところで、先日の授業で「解答の根拠になった部分に定規で線を引いてみて」と小学生6年生に指示を出した。すると今まで集中してなかった子が急に文章に集中し、線を引き出し始めた。つぎに接続詞を赤で囲ませた。さらに指示語は青で囲ませ、指している内容を青マーカーで塗らせてみた。この、「定規で線を引く」「マーカーで色分けする」「四角で囲む」という作業が、その小学生にとって「ツボ」だったようだ。ものすごい集中力で取り組んでくれた。しかも、翌週の「連絡ノート」でお母様から「国語が楽しかったようです」というコメントも返ってきた。すべてはちょっとした工夫なのだろう。こどもたちが集中できる仕掛け、役に立つ方法を指導するのもわれわれに課せられた大切な課題なのかもしれない。
2007/03/21
うちの塾はクラス指導部と個別指導部がある。そして、春期講習の内容であるが、クラス指導部は「予習(先取り)内容」個別指導部は「復習内容」にしている。 本来、私の考えでは、春期講習は「復習」を重視したい。春期は前学年の復習を行う最適な期間であり、非常に重要な時期だと考えている。そこで、個別指導部では「復習」内容を含んだ春期テキストを使用している。 しかし、クラス指導は予習型にしている。 その理由を列挙すると1 うちの春期講習は、夏期や冬期に比べ期間が短いため、復習するには、あまりに中途半端である。全ての単元を終えられず、逆に消化不良を起こしてしまう場合があるのだ。また、短い期間で前学年の総復習をしようとするので、どの単元も費やせる時間はせいぜい1日程度。その1日で1つの単元を網羅しようとするので、どうしても中身が薄くなってしまい、結局苦手な分野を克服するまでには至らないからだ。 2 春期講習生が復習を目的に来る場合、前学年の内容を理解していないケースが多い。(だからこそ春期講習で復習をやりに来るのですが)そのため、元から塾にいた内部生と、前学年の内容が身についていない春期講習生の間で学力差が激しく、授業がスムーズに進まない場合がある。春期講習生にとっては「難しい授業」、内部生にとっては「退屈な授業」になってしまう危険もある。結果、授業自体がドンヨリとしたムードになってしまうこともある。 3 春は新鮮な気持ちで、気分よく勉強したい。だから予習内容の方がモチベーションが上がる。そもそも春期講習は休みたがる子が多いが、新しい単元だと出席率が良くなる。 4 最後に、ちょっと(ずるい)経営的な話になるが、以前春期講習で「復習」をやっていた頃は、春期から1学期への「継続率」は半分(50%)を切っていた。要は「復習が終わったから(目的を達成したから)、また夏期講習にでも来よう!」という感想を持たれていたのである。しかし、数年前、春期講習を「予習内容」に変更したら、継続率はほぼ100%になった。理由は分からないが、とにかく予習内容の春期講習にしてからは、ほとんど全ての生徒が1学期以降も継続している。おそらく「このまま続けるのが当たり前」という感覚になるからだろうか。 まあ、こんな理由でクラス指導部は、春期講習では予習内容を進めている。 あまりの眠さに変な文章になってしまいました。睡魔せん。
2007/03/20
遅めのインフルエンザの流行で、塾の方は結構大変なことになっている。うちの塾は3月が新年度だ。3月7日からクラスの授業(カリキュラム)はドンドン進んでいく。 しかし、同じ時期からインフルエンザが大流行した。A中は1年と2年が学年閉鎖。B中も1年と2年が学年閉鎖。C中も学級閉鎖が4クラス。それ以外の学校でもインフルエンザの流行で、欠席者が多い。 その結果、クラス指導部の方は大量の欠席者が生まれてしまった。塾を欠席した生徒たちには「補習」を行っているが、先週と今週はそのピーク。しかも、今は春期講習の募集の真っ最中。面談や電話応対もあり、忙しい日々が続いている。そして、新規に入会した生徒には、クラス授業にスムーズに入れるように「進度調整の補習」を行っている。この「進度調整の補習」組も、今週がピーク。結果、欠席者の補習と新入生の補習で、4時頃から11時までずっと補習→授業→面談の繰り返しである。 当然、経営・運営の仕事やテスト作りや採点などの残務、入会処理や経理の仕事、授業準備や予習、その他諸々の仕事は全て深夜に片づけている。結局、気づけば今日は何も食べていない。 しかし、結構充実していて今は突っ走れる感じがしている。なんて強がってみる ちなみに私が「補習」を全て行っているのがそもそもの間違いな気もする…まあ、いいや!ということで頑張る!
2007/03/20
中3の数学を指導している。カリキュラムが進まない。学力別クラス編成の最も下のクラスだ。新入生や中2の冬期に入塾した子が多いのだが、学校成績でオール2からオール1の子が集まっている。 このクラスがなかなかしぶとくて(笑)、まず宿題は半分程度の生徒しかやってこない。当然、居残りになるのだが、彼らは受付の出欠カードの下を隠れながら逃げようとする。そして、靴を履いたと同時にダッシュっ!!!!私はそれを自転車置き場まで追いかけ、教室に連れ戻す。まあゲームみたいなものだ。毎週繰り広げられる。 授業中もキョロキョロしている。私が雑談をしている時だけはニコニコして目を輝かせているが、演習時間になると途端に姿勢が悪くなる。 学力面はもっとひどい。 現在、展開や乗法公式をやっているのであるが、分数のかけ算・わり算は出来ない。当然、分配法則の際、計算ミスをする。 乗法公式も覚えることが困難で(あるいは3つのパターンがゴチャゴチャになるので)、もう最近は「1つ1つ展開する方法」でやらせているが、分数の足し算・引き算ができないため「同類項をまとめる」ということができない。約分や通分など当然できない。 もっと行ってしまえば、九九が出来ない。ちなみに今日の誤答例は「7×8=42」「3×5=18」「7×7=56」「2×3=こっちいらっしゃい」こんなクラスである。 つまり、やる気もない、基礎学力もない、しかも逃げる(笑)もう本当に大変な子たちである。 それでも今日の小テストは、クラス平均が80点を超えた。乗法公式の3パターンをごちゃ混ぜにして出題したが、まずまずの出来であった。ただ、今答案を見返しているのだが、ほとんどの子が乗法公式を使っておらず、1つ1つ分配法則で計算している(笑)。 まあ、正解していれば良い。 しかし、このまま行くと、因数分解、平方根、2次方程式、2次関数とどうなることやら… とりあえず、手がかかる子たちだが、みんな素直で良い子たちばかりなのが救いだ。 今日は、授業の途中「うるさい!!!」怒鳴ってやったら、前の男子2人がびっくりして「ピョコン」と跳ねた。かわいい連中である。その後、ギャグを言えば、さっき怒鳴られたことなど忘れ、ケラケラ笑っている。とにかく授業中は笑いが絶えない。教えていても楽しくなるクラスだ。どうにか力をつけさせて上げたいと思っている。 目標は学校成績3。都立の入試問題で45点である。がんばろう!
2007/03/19
授業が終了し、補習や質問の生徒も全て帰宅した。さすがに全てに1人で対応するには限界が出てきた。今日も今から残務を行います。おそらく集中しても2:30まではかかりそうです。明日も朝から会議。頑張って終わらせます。負けない!
2007/03/19
うちの塾は中間から下位の子が通う塾だ。もちろん、私立や都立の上位校やトップ校に合格する子もいる。中学受験でも毎年上位校に合格している。ただ、そうした生徒は毎年10名~20名。多くの生徒は学校で言う中間層である。 一方、近くにA進学塾がある。上位校を狙う子にターゲットを絞っている進学塾だ。テキストも授業内容も難しい。授業はハイレベル。座席は前列右側から成績順に並んでおり、毎月席替えとクラス替えが行われるらしい。 今日、中2の生徒と話していた。生徒「A進学塾って、頭の悪い奴はほったらかしにされるらしいよ。」私「そうなの?噂じゃない?」生徒「いや、本当にそうだよ。○○って奴が(A塾に)行ってるんだけど、下のクラスは全く面倒みてくれないらしいよ。居残りとか補習も一番上のクラスだけなんだって。」 本当なのだろうか。以前も噂では聞いたことがあるが、本当にそんなことが出来るのであろうか。毎年その進学塾から移ってくる子は多いが、同じような話を毎度聞かされる。 塾の講師をやっていて、目の前に勉強が分からない子がいる。その生徒を放っておくことって出来るのであろうか。時間給で働いている時間講師ならともかく、塾長レベルの人間が自分の塾の生徒を放っておくことがあるのだろうか。もちろん、やる気のない子は仕方がない面もある。しかし、ほったらかしってあり得るのだろうか。う~ん。わからない。 正直な話、うちの塾だって全員の成績を上げているわけではない。完璧な塾ではない。講師や専任の中にも、あまり熱心でない者も含まれている。 でも、目の前に勉強に苦しんでいる生徒がいて、それを何とも思わない先生がいるというのが信じられない。今日中2生から、A進学塾に通っている子の話を具体的に聞いているうちに会ったこともないその子の姿が頭に浮かんできた。どうか。早く退塾してほしい。 我々は人間を扱っている仕事だ。その重さをもう一度考えてみた。責任感のない塾は、どんどん潰れた方がいいと思う。 僕たちは教えてあげているのではなく教えさえていただいているのだ。 生徒ひとりひとりは、立派な人格をもった一個人である。 偏差値でラベリングするのは良いが、偏差値の低い子をいい加減に扱わないでほしい。と言うより、それなら最初から入塾させないでほしい。
2007/03/17
新年度の授業が始まり、2週間が経った。既に生徒から「わからなーい」のクレームが出ているクラスがある。経営的な話をさせてもらえば、塾としてこの時期に「わからない」というような声が聞かれるようだと、正直「お・わ・り」である。すぐに講師研修と生徒へのフォローをしなければならない。 ちなみに、今日入ったクレーム。A中の中3女子6人(クラスは真ん中あたりのクラス)から頂いたクレーム。「英語の授業が難しくてわからない」とのこと。テキストは『新中問(標準編)』。単元は「第8章の受動態」から入っている。受動態から入った理由は、うちの地域の英語教科書が、中3は受動態から始まっているためである。『新中問』はメジャーなテキストで、どこの塾にでも置いてあると思われるので、今回は具体的に書いてみる。生徒たちが分からないと言っていたのは、『新中問(中3の標準編)』のP74の9番である。「SVOO」と「SVOC」の受動態だ。ちなみに、生徒の力は中~下くらい。学校でも中間層から下位に位置する子たちである。話を聞いてみると、「先生が『目的語』とか『補語』とか言ってるんだけど訳が分からない。第4文型なんて言葉聞いたことない。」とのこと。 生徒たちのテキストを見ると、見事に全て×になっている。赤で正答が書き込まれているが、なぜそうなるのか全く理由が分かっていないようだ。 まず、問題点は「文型」の指導を受けていないことであろう。新中問では、「受動態」の前に「文型」という単元が出てくる。しかし、その単元が丸々飛ばされているために生徒は文型の知識がないまま、今日の授業を受けていたことになる。次に問題なのは、担当講師が、大学受験生に指導するような方法でSVOCの指導をしていたことである。生徒の話によれば、「直接目的語を主語にした場合と間接目的語を主語にした場合で、2通りの受動態ができる」という説明を受けたようだ。なるほど。教え方も難しかったであろうが、使っている言葉も難しかったようだ。私も予備校時代に5文型ガチガチの先生に習っており、今でもレベルの高い大学受験生にはそのような指導法を取る場合もあるが、相手が中学生、それも中間層から下位層の子に対しては、SVOCの判別自体行わない。 私なら、この問題はひとまずカットしたであろう。しかし、授業で扱ったのなら仕方ない。一応その場で説明を行った。 まず、give 人 物buy 人 物cook 人 物ask 人 物teach 人 物send 人 物tell 人 物show 人 物lend 人 物☆make 人 物と例示。これらを「じんぶつ動詞」などとその場で「適当に」名付けた。(あくまでも「第4文型」というものを知らない子たちへの「一時的な方便」として)そして、これらの「じんぶつ」動詞は、「V 人 物」という順番で 「人に物を与える」という意味だよ。と指導した。もちろん、今回の本題から逸れるので、ここでは「授与動詞」「直接目的語」という言葉や「第3文型への書き換え」などには一切触れてはいけない。話がややこしくなる。次に、「問題をやっているときに、これらの『じんぶつ動詞』が出てきたら、『受動態は2つ作れるんだ!!』と、すぐ頭に思い浮かぶようにしよう!!」と伝えた。 そして、あとは1つ1つ自作の例文を出して、「じんぶつ動詞」の受動態の作り方を丁寧に説明した。2題ほど私が実践し、残りの問題は全て生徒たちにやらせてみた。板書は丁寧に3色で、詳しいやり方も矢印などで書く。その結果、どうにか6人ともできるようになった。新中問のP74の9番も、再度解き直しをさせたら全員できるようになっていた。 それが終わってから、call A Bname A B☆make A Bなどの「第5文型動詞の受動態の作り方」を指導。これは「AB動詞」などと勝手に命名した。そして、最後に「でね。実はね。☆マークを付けた『make』って動詞あるでしょ。 これ、『じんぶつ動詞』の場合と『AB動詞』の場合、両方の可能性が考えられるのね。・・・」と、makeの注意事項を挙げて終了。一応、満足して帰宅させることができた。ただ、問題は質問に来なかった他の生徒たちだ。う~ん・・・対策を考えねば。 その後、他の生徒から数学の質問も受けており、今日はまだまだ仕事が片づかない状態。できれば3時までには会社を出たいが、果たして・・・
2007/03/16
今、車を買おうと思っいる。 現在乗っている車はアメ車なのだが、 会社で借りている駐車場が小さすぎて入れにくい。 実は、左の車も右の車も、向かいの3台も後ろの車も、 周りはみんな軽自動車あるいはコンパクトカーである。 だから、どうにか入れられている。 しかし、私の車だけ飛び出している。 正直迷惑だ。 そこで仕方なく車を買おうと思ったのだ。 ところで、今見積もりを出しているのが、トヨタ、日産、ホンダ、スバルの4社。計11台である。 高い買い物なので、当然いろいろ質問もする。 オプションを付けた場合の料金なども問い合わせる。 そうした際、最も反応速度が早いのがトヨタだ。 何か質問すると、すぐ駆けつけて見積書やカタログを置いていく。 いくつか無料でオプションも付けてくれるらしい。 これじゃあ他社は敵わないだろう。 私など正直、全く車には興味がない。 会社まで行ければ全く問題ない。 デザインや性能やカラーもどれでも良い。 こういう人間だから、既にトヨタの営業力に洗脳され始めている。 もう8割方トヨタで固まった。 これは、塾も同じかもしれない。 車と違い、塾は子供を預けるわけだから、 車よりは慎重に塾選びをするだろう。 しかし、それでも「別に大した期待もしてないし、塾なんて安ければどこでも良い」と思っている方もいるかもしれない。 優先順位の問題だが、塾自体にそれ程の価値観を感じてないのだ。 こうした層の方に、いくら自塾のアピールをしても、 結局は大手に引っ張られてしまうのかな~と思った。 それでも別に構わない。 うちの塾を気に入った人が入れば良い。 そんな意見もあるだろうが、 やはり生徒が集まらなければ経営は大変だ。 ん~難しい。
2007/03/16
近くに塾が出来る予感がする。 最近、お問い合わせの電話の中に「他塾関係者」と思われる人が多い。子供の話は一切せず、授業料、クラス編成、生徒数、講師の人数、合格実績などを調査してくる。合格実績は一番上の中学、高校、大学にしか興味がない。また上位校向けの年間カリキュラムなども尋ねてくる。そして、必ず兄弟が小学生と中学生にいて、両方の資料を請求してくることも特徴だ。さらに、塾関係者の人はわざわざ受験の知識がないようなフリをする。 「今時、そこまで受験のことをしらない親はいないだろっ!」と思わずつっこみを入れたくなるほどに、わざとらしく無知を装う。 スタッフに聞いてみると、昨年までは他塾関係者と思われる方からの電話は一切なかったとのこと。今年は週に2回くらいかかってくる。 実は、2月で中堅塾が2件撤退した。おそらく、その空いたところに新しい塾が出来るのだろう。そんな予感がする。それで今、地域の塾を調査していると思うのだ。 正直、調査して何になるのか分からないが、時間が取られてしまうのが惜しい。今日も1件かかってきて、20分くらい電話を切らせてもらえなかった。お子さんのことは一切話さず、塾の内部情報ばかりを聞いてきた。 おそらく、近くに塾が出来るのであろう。早速、明日から作戦を練る。教務面の強化も必要であるが、同時に何か新しいことも始める必要があるかもしれない。
2007/03/15
授業にはいくつも原則がある。これは塾により、また先生によりいろいろな考え方があるだろう。昨夜書いた「指示」に関する日記と若干関連する内容だが、私は、授業の基本は「行動提起で埋め尽くす」ことだと考えている。これは個別指導であろうとも、集団指導であろうとも変わりはない。生徒を退屈させないために、あるいは生徒を無駄に待たせないために最も大切なことは「常に次の行動提起を出しておくこと」だ。今やっている問題が終わったら、次は何をするのか。「自分で答えを見て、自己採点を始めていいのか」「宿題にとりかかっていいのか」「計算プリントをやるのか」「次の英文を写しておくのか」・・・「次の例題を読んでおくのか」何でも良いと思う。とにかく、次の行動提起を用意しておくことが肝要だ。よく学校の授業で、早めに作業が終わった子が騒ぎ出したり、横の子にちょっかいを出したり、居眠りを始めたりする。その時、先生が「こら、そこ!しゃべらない!」などと注意するであろうが、これなどは次の行動提起を出していない先生側の責任も半分はあると思う。 「P23の4番をやってください。」と指示を出したら、「終わった人は、次の教科書の例文を写しておきましょう。」「終わったら、先ほど配ったプリントを行けるところまで進めておきましょう。」など何でも良いので「次の指示」を出しておくことが大切だ。(当然黒板にも書いておく)そして、その際のポイントは、「指示・行動提起は常に『多め』に用意しておくこと」である。これが終わったら、これ。それが終わったら、次はこれ。という風に生徒に次から次へ行動提起を出せれば理想である。と言っても、これはなかなか難しく私自身も待たせてしまうことがあるが。いずれにせよ、「生徒を待たせないような授業準備」。これが全てだと感じる。とりわけ、1対2や1対3以上の個別指導では、1分たりとも時間を無駄にしないために多めの行動提起を用意しておく必要があろう。なお、「休憩」も行動提起のひとつだと私は考えている。授業中の「休憩」は、「生徒が休みたいから休ませる」のではなく、「講師側の行動提起のひとつ」として休ませることが大切だ。授業中に関しては、「休憩」さえも講師が主導権を握っている。軍隊のようだが、これが教室をコントロールする1つの手段だと思う。 ただし、これにも注意が必要で、あまりこの話を先生に強調すると、大学生講師や若い講師の中には、授業中何度も「休憩時間」を取ってしまう者がいる。それは教室責任者が、しっかり監視・研修しておく必要があるであろう。
2007/03/15
すっかり忘れていましたが、今日はホワイトデー。中3の女子生徒が、クッキーやチョコをたくさん持ってきてくれました。いま残業中なのですが、大量のお菓子に囲まれて、大好きなコーヒーと紅茶を入れながら仕事しています。 11人から貰ったので量はたっぷりあります。みんなありがと~!! で、ここまで読んで「何で???」と思われた方もいらっしゃると思います。 いやいや、違いますよ、みなさん!この場合の「何で」は、「何で赤虎の野郎は、30過ぎのおじさんのくせして、11人から貰えるの?」の「何で」ではありませんよ~。 「何でホワイトデーなのに、女子から貰っているの??」の方の「何で」です。 何でも女子生徒に聞いたところ、最近はホワイトデーとバレンタインデーが逆になっているとのことです。ホントかよっ!!絶対ウソだろ!多分、うちの塾がある地域だけ、おかしなことになっているんでしょうね~ まあ、いずれにしてもチョコとクッキーは残業の時、助かります。しかもホワイトデーに貰えるっちゅうのがいいですね~お返しする必要ない。
2007/03/14
Kamiesu先生が楽天時代に書かれていた日記の中で「授業の大半で私達は『指示』を出している」という記事がある。私はこの日記が大好きだ。さすがKamiesu先生と思わせる内容である。 授業は「先生の指示」の下に行われなければならない。時に盛り上がり、笑いも起こり、質疑応答も行われるが、そうした際も、常にイニシアティブは講師が握っていることが大切だ。コントロールの技術が身についていない先生の授業は、学習塾として売り物にならない。「問題用紙を受け取ったら、隣の人に手渡してください。」「では始めてください。」「はい終わりです。」「筆記用具を置いてください。」「赤ペンに持ち替えてください。」このような指示を次から次へ繰り出していかなければならない。もちろん、はっきりとした口調で。そして生徒がいったん演習(作業時間)に入ったら、途中で講師は「何か」を言い出してはならない。(ここは塾の方針によって様々であろうが)問題を解く際には「集中」させるというのが「教える者の役割」である。それを講師側から声を出してしまっては、先生が生徒の邪魔をしていることになる。経験の少ない講師は、(私自身もそうであったが)一度決めたルールを「自分自身」で破ってしまうことが多い。ルールというのは「生徒」ではなく、実は「先生」の方が守らなければならないのだ。学校や塾で授業が崩壊している場合、よく見てみると先生の方がルールを徹底できていないことが多い。「演習中は私語厳禁」と言いながらも、自分(先生)の方から作業中の生徒に話しかけてしまっている。若い先生がやりがちなことだ。(もちろん、私も時と場合により声かけすることはあるが) また、先生の準備不足も授業の静寂を破る要因になる。たとえば、プリントを配り、「始め」の合図とともに生徒が一斉に作業に入る。よくある光景だ。そして、このケースの場合、「先生側の責任」でクラスの静寂が破れてしまうケースが3つほどあると思う。1つは、先ほど述べたように、「先生」の方から生徒に話しかけてしまう場合2つめは、そのプリントの中に説明していないパターン(未習分野)が入っていた場合3つめは、プリントの印刷が不明瞭である場合このうち、2つめと3つめは先生側の「準備不足」が引き起こす問題だ。プリントの文字が不明瞭だと、生徒は発言してしまう。そして、1人が発言するとそれがクラス全体に広がってしまうこともあるのだ。 このように、クラスの静寂さを保ち、先生のコントロールの下で授業を進めていく場合に大切なことは、「先生側がルールを守ること」と「きちんと授業準備をすること」の2点であると考えている。
2007/03/14
いま、新中3生の間では、YOU TUBEで「軟式グローブ」を見ることが流行っている。私も久しぶりに見た…ヤバイ…仕事にならない。「アホだな~♪」という音楽が頭から離れず、仕事がはかどらない。今日は帰ります。
2007/03/14
本日の授業後、新中3になる「わがままAちゃん」が職員室の前に残っていた。別に勉強するわけでもなく、ただおしゃべりがしたいだけである。 彼女は、多分うちの塾で5本の指に入るわがままちゃんだ。いつもそのわがままを聞くのが私の日課になってきた。 今日は塾の先生の文句を言っていた。こうした文句には絶対に同調しない。とくに、この子の場合は「わがまま」を言うのが仕事なので、基本的に話を聞いてあげたら、後はなだめるだけである。 ただ、今日の文句(クレーム)には、ちょっと納得してしまった。 Aさん「社会のB先生嫌い」ぼく「なんで?」Aさん「あの先生は、自分の自己満足の授業なんだよ。自分のパフォーマンスに酔ってるだけで生徒のことを考えてない。」B先生は、元予備校講師である。おそらく、うちの塾では一番授業が上手い。しかし、たしかにAさんの言うような面もある。 文句は続く。「国語のC先生嫌い。あの人は、自分のノートとかテキストの書き込みを全部話すことに精一杯。知ってることや自分のノートを全て話そうとしている。自習してた方がいい。」「数学のD先生嫌い。わかりにくい。あの先生は、生徒に『教えてる』んじゃなくて、自分が『解いてる』だけなんだよ。こっちは、D先生がD先生のペースで解いているのを見ているだけだから、分かりにくい。」 以上、3人の先生の文句は出たが、ちょっとうなってしまった。もちろん、同調はしなかったが、「ちゃんと研修しておくね。また何か気づいたことがあったら言って!」と伝えておいた。 いや~。びっくりした。Aさんは、頭がいい子なんだな~。どの文句にもちょっと納得してしまった。それに自分自身への戒めにもなった。自分も上記のようなことに気をつけて授業をしようと思う。 こんなクレームなら大歓迎だし、どんどん言ってきてほしいと思った。 今日は「わがままAちゃん」に感心してしまった。
2007/03/13
以前ブログで書いた姉妹。 現時点で非常に良い状態で進められている。 たまたま、2人の数学を私が担当しているのであるが、宿題もきっちり指示通りにこなせているし、授業態度も非常に良い。 当初「実力診断授業」で見たところ、2人ともかなり力が弱かったため心配していたが、ゆっくり丁寧に導入しているため、今のところちゃんと付いてきている。 新しい学年の内容をやっているため、新鮮な気持ちで楽しく勉強できているようだ。 今日、入塾費用を持ってきたお母さんが「うちの子が自分から宿題をやるなんて信じられない」とおっしゃっていた。さらに「姉の方は、中学に入ってから初めて、『分かる』という感覚を持ったみたいで、塾に行くのが楽しいようです。」とも言ってくれた。 とても嬉しく思う。このまま「分かる授業」、「解ける授業」を継続していきたい。また、モチベーションを維持するための仕掛けや声掛けも常にしていこうと思う。 当然、中だるみはやってくる。これは仕方ない。ここでどうやってモチベーションを維持するかが大切だろう。 私はあまりスパルタではない。宿題量も多いし、単語テストや漢字テストの量や基準も厳しいほうだ。しかし、それほどスパルタという印象は生徒には持たれていない(はず)。 うまく言えないが、「楽しく厳しい」と言うのだろうか。否定的な声かけは一切しない。肯定的なストロークを心掛けている。居残りさせる場合も、「残っていけ」「ちゃんとやってから帰れ」というよりは、どちらかと言うと「一緒に頑張ろう」「応援する」的なニュアンスを出すように努力している。 どうにか今のペースで2人も引っ張って行きたいと考えている。 あと、全然関係ない話だが、もう少し時間が経ちラポールが築けたら、「なんであの入塾面談の時、あんなに機嫌悪かったの?」と聞いてみようと思う(笑)。
2007/03/13
もし将来独立した際は、最初のうちは自分1人だけでやろうと考えている。1つは自分の理想に付いてきてくれる人が、はじめはいないであろうということ。もう1つは、人を雇うお金がないということ。当然、後者の理由の方が大きい ところで、1人でやるとなると時間割が大変なことに気づいた。どう組んでも理想の時間割ができない。土曜日と日曜日は、できれば補習や自習の日として置いておきたいのだが、土曜日まで授業を入れないと、中1から中3の5科目分の授業が組めない。 講習時はもっと大変だ。ん~難しい・・・でも楽しい 独立したら、ぜひ大学受験の英語と現代文も教えたいと思っている。
2007/03/13
中3数学の導入についても、若干テキストの順番と入れかえている。 とにかく春の段階では「できる喜びと感触」を与えたいので、私は最初に出てくる分配法則を飛ばし、乗法公式から導入している。しかも乗法公式3→2→1という順番で(笑)つまり簡単な順に進めている。 一応、本日までの2回の授業で乗法公式は終了。 次回から、最初の分配法則に戻る。むしろ、こちらの方がわり算もあるし、複雑な分数計算や累乗計算もあるため難しいと思われる。乗法公式はすんなりクリアしたので、これからゆっくり分配法則に入る。 ここでは、途中式の大切さを指導する。時間はかかるが、丁寧に途中式を書くことを指導する。そのため、ノートは「2冊」用意している。 ノート1は奇数回の授業で使用、ノート2は偶数回の授業で使用している。 つまり、1回目の授業で使用した「ノート1」はその場で提出し、私がチェックしてから次回返却する。1回目の授業で出た宿題と、2回目の授業内で行った演習は「ノート2」に記入。その「ノート2」は、2回目の授業終了後に提出してもらい、こちらからは「ノート1」を生徒に返却。2回目の授業の際に出た宿題と、3回目の授業内で行った演習は、再び「ノート1」に記入。 こんな流れである。先ほどノートチェックをしたが、まだ乗法公式なので大して時間はかからなかった。 問題は次回から。複雑な分配法則になるので、おそらく途中式がめちゃくちゃになる子が続出するはずだ。大変だが、このノートチェックも最初の「式の展開」のみ。頑張ろう。
2007/03/12
埼玉県立入試の合格発表も終わり、今は入試関連の資料を整理している最中だ。埼玉県立の入試は現在の中1生(新中2生)より大幅に変更される見通し。 埼玉県教育局は、1月16日に行われた第2回入試改善協議会で5つの案を提示した。a案:前期・後期2回5科目の学力検査を実施するb案:前期は5科目、後期は3科目の学力検査を課すc案:前期は5科目、後期は特色化入試とするd案:1回入試で第2志望制を採用するe案:1回入試で不足分は2次募集とする そして、すでに他の埼玉県内の先生方もブログで書かれているが、c案が採用されることとなった。 後期の特色化入試については、「千葉県の特色化入試」を研究する必要があると思われる。早速、N教材出版から頂いた「千葉県特色化入試CDロム」を研究することにした。 また、前期入試の日程が後ろに下げられるため、塾のカリキュラムも多少変更する必要がある。 いずれにしても、埼玉県入試制度はしばらく流動的になることが予想される。塾としては素速く対応し、保護者の方に資料を提供していかなかればならないだろう。 実は、私の塾では、学力別のクラス編成にしているだけで東京都と埼玉県立の生徒という分類でのクラス分けはしていない。今後も教室キャパの問題などで分類は難しいが、今年から埼玉県立の生徒対象のゼミを増やしていこうと企画している。(大反対されてますが) ということで、今も埼玉県立生徒向けの資料を作成している 頑張ります。眠いです・・・・・・・・・・
2007/03/12
突然ですが、スクールウォーズってドラマはご存じでしょうか。(って誰に聞いてるんだろう?)僕はこれが大好きでした。自分が小学5年生の時に本放送だったのですが、毎週欠かさず見ており、その後、中学生時代には再放送をビデオにとり、何度も何度も見ました。それこそセリフはほとんど覚えてますから、大映から代役の依頼が来たらいつでも出来るくらいです(笑)!スクールウォーズは実話を元にしたドラマです。主人公である山下真司が監督を務めるのは「川浜高校」。このモデルとなったのは、京都の「伏見工業高校」です。ライバルである「相模一高」(俳優の倉石功が監督をしている)のモデルとなったのは、京都の「花園高校」です。(神奈川県の相模台工がモデルになっているという説は誤りです)また、ドラマの最終回(全国大会の決勝)では、「城南工大」というライバルが出てきますが、これは「大工大」がモデルになっています。さて、このドラマの最終回で次のようなシーンがあります。舞台は花園の決勝戦です!清川という選手が、平山(俳優の四方堂亘が演じている。元日本代表・平尾のモデル)という選手と目で合図を交わし、その平山を飛ばして栗原(実際は栗林という選手)にパスをします。 そのシーンで「ナレーション」が入ります。「城南ディフェンスは平山のハイパントを警戒して深めのラインだった」 「予測を狂わされた城南の出足が一瞬遅れた」 そして、栗原(栗林)がトライを決め全国優勝します。実際のシーンはちょっと違っていて、コレです(スクールウォーズファン&ラグビーファン必見!?)監督の山口氏(元日本代表)も後述してますが、SH高崎がSO平尾を飛ばしたパスが、大工大ディフェンスの意表をつきました。 ところで、この年の川浜高校(実際の伏見工業)と城南工大(実際の大工大)は高校ラグビー界最強でした。野球に喩えれば、清原、桑田がいたPLと同じくらい圧倒的な力を持っていた両チームです。しかし、「たとえ実力があっても予想外のことが起こると、なかなか対応ができない」そんな例だと思います。。一度混乱すると、その場ではなかなか修正できないものです。さて、今年のセンター試験の話。英語の傾向が大きく変わりました。そんな中、センター英語で点数を落とした生徒さんがたくさんいると思います。「本当に実力があれば傾向が変わっても問題ない」、そんな意見もあります。確かにその通りだと思います。でも、極度の緊張状態の中で、今まで練習していたものと全く違う傾向のものが出題されたらどうでしょう。やはり、混乱するのが人間だと僕は思います。「実力がない」の一言で片づけるのは、あまりにもかわいそうだと思うのです。さて、塾講師としては「傾向と対策」をどこまで行うのかが問題です。例えば早稲田大学の入試傾向を細かく研究し、その傾向に沿って最短距離の勉強法を提示すれば、その講師は早稲田志望者からはカリスマ講師と言われるでしょう。逆に、傾向分析をせず、どんな学校にも対応できるようにオーソドックスな問題を扱う講師は、インパクトが少なく、それほどカリスマ視されないかもしれません。一般的に予備校業界では前者の講師の方が人気を得られるように思えます。しかし、今回のセンター英語のように、もしも傾向が変更されたとしたら、そのリスクも大きい。非常に悩ましい問題です。今回のようなことが起こると、ある1つの学校の問題傾向に特化した指導をするのが怖くなります。
2007/03/11
先日、塾の本棚を整理している最中に見つかった「思考訓練の場としての英文解釈」という古い参考書。1973年に初版が刊行されている。これは面白い。現在、大学受験の英語長文へのアプローチは様々な方法があるが、この参考書は、精読、パラグラフリーディングの両方の手法を取り入れている。いや、そもそも精読とかパラグラフリーディングとか、そういう分類・棲み分けがおかしいのかもしれない。英語であろうが日本語であろうが、文章とはこう読むものであろう。本書は、小論文や現代文の勉強にも役立つだろう。ん~名著だ。ちょっと気に入ってしまった。
2007/03/11
私「今日から、『正負のかけ算とわり算』に入りまーーーーす。では、『前回書いたメモ』を用意してください。」生徒たちは『括弧外しのルール』について書いた前回のメモを取り出す。生徒は前回のメモをみる。 私「これが、そのまま『かけ算とわり算のルール』にもなります。」これで3回目の授業は半分以上終了したも同然。あとは具体例を交えながら練習を重ねるだけである。以上のような感じで進めている。順番にしても方法にしても、おそらく学校やテキストと全く異なるやり方であろう。賛否あるであろうが、一応今まではこの方法で成功してきた。なお、4回目と5回目の授業で累乗。(これが結構時間がかかる)6回目と7回目で四則計算を行い、今までの総復習を行う。ここまで終了したら、やっとテキスト冒頭の文章題(受験には出ない所)に戻る。できるだけ少ない知識で多くの問題を解けるようにしてあげたいな、と思い毎年このような方法で導入を行っている。
2007/03/11
1回目の授業で、 1 +5+2=+72 -5-2=-73 +5-2=+34 -5+2=-3 の4パターンを習得させる。2回目の授業では「括弧はずしのルール」を指導する。 + と + → +- と - → ++ と - → -- と + → - と板書し、生徒にメモさせる。 生徒全員がメモし終えたら、次に例題に入る。(+5)-(-3)私「1つめの括弧は、ただ外すだけ。だから『+5』ね。2つめの括弧は、下線部に注目するのね。-(マイナス)と-(マイナス)だから何になると思う?」と先ほどのメモを見させる。すると生徒が「+になる」と答える。そこで、+5+3と板書をする。「あとは、前回の授業(1回目の授業)でやった『括弧なし計算』と同じルールだよ。」もう1つ例題をやらせる。(-5)+(-3)私「まず1つめの括弧は普通に外して『-5』ね。じゃあ、2つめの括弧を外すね。下線部に注目して~!では、さっきのメモを見てみよう!+(プラス)と-(マイナス)だから、どうなる?」生徒「マイナス!」私「そそ!正解。だから、この式の括弧を外すと『-5-3』になるよね。あとは、前回までのルールと同じ!」このように導入し、2回目の授業は徹底的に『括弧外しのルール』を定着させる。括弧を外した後の計算は、1回目の授業の復習にもなっている。ここまでで、ほとんどの生徒は、正負の足し算引き算が完璧に近い状態になっている。
2007/03/11
私の数学の進め方は全くのオリジナルだ。括弧( ) の付いている計算は後回し。まずは、括弧なしの計算から入る。 パターン1 +5+2=+7パターン2 -5-2=-7パターン3 +5-2=+3パターン4 -5+2=-3 の4種類を指導する。パターン1は、小学校までの知識で十分理解可能。1分で説明が終わる。パターン2も同様。類題を何題も解かせ、確実に定着させる。 パターン3とパターン4が、新中1生にとって新しい単元になる。 <パターン3について>私「+(プラス)と-(マイナス)、どっちが勝ってる?」生徒「プラス!」私「そうだよね。じゃあ、プラスがいくつ勝ってる?」生徒「3つ」私「そう。だから答えは『+3』ね!」 <パターン4について>私「+(プラス)と-(マイナス)、今度はどっちが勝ってる?」生徒「マイナス!」私「そうだよね。じゃあ、マイナスがいくつ勝った?」生徒「3つ」私「そう。だから答えは『-3』です!」 というような感じで導入し、この後大量の問題演習を行う。きっちりと4つのパターンを定着させ、ここまでで1時間を終える。
2007/03/11
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