リュウちゃんの懐メロ人生

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2012年10月21日
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カテゴリ: 時事問題

既に平城宮跡のコンクリート固めは既に始まっている!

平城宮跡を救え!

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10 15 日(月)、平城宮跡で、「平城宮跡を守る会」の事務局長・ 小井修一氏による現地説明会が開催されるというので、デジカメ片手に出掛けました。

現地説明会の前に、平城宮跡の写真を何枚か撮りましたが、以下の写真のように、既に(コンクリート固め)の工事は始まっていて、工事の場所はフェンスで囲いがされ、「立ち入り禁止」になっていました。

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小井修一 さんは、国土交通省の前身の「建設省」に42年間勤務され、その間、主として建設省主管の奈良地区での土木工事の現場を永年体験件され、現場を知悉されている方のようで、「土木のスペシャリスト」と云える人物のようです。

以下、説明会に先立ちまして、小井さんから配布されたパンフレットに沿って、「平城宮跡がコンクリートで固めてしまう問題」について、整理したいと思います。

(問題1)早すぎる工事着工

平城宮跡を管理する国交省近畿地方整備局は、2012年9月20日に、この工事着工をプレス発表(新聞発表は9月24日)、新聞発表の翌日の9月25日から工事着工、殆どの周辺住民も 「寝耳に水」 の迅速な着工でした。

平城宮跡は国交省し所轄の 「国営公園」 ではありますが、それと同時に、ユネスコの 「世界文化遺産」 なのです。云わば、奈良市民の、奈良県民の、日本国民の、世界の人々の共通の文化遺産なのです。文化的価値について無知な国交省の独断で工事進めて良い訳がありません

このような大問題を孕んだ工事を、発表から僅か5日で着工したのは、文化に無知な国交省にも、後ろめたい思いがあったのだとリュウちゃん推測しています。

(問題2)奈良市民などに、何も説明が無いままの強引な着工、

9月27日、小井修一、寮美千子両氏を代表とする奈良市民有志25名は、地元の国交省分室に説明を求めたところ、以下のような回答があったそうです。以下、国交省の説明と、それに対する市民有志の反論を併記してみます。

(国交省側の説明のポイントと有志の反論)

(1)   工事の目的は、朱雀門から大極殿まで真っ直ぐに歩いて行けるようにすること 、→その目的のためならば、45000平方メートルもの広大な面積を全面舗装する必要はなく、単に人が歩ける道幅を舗装するだけで済むことである。

(2)  平城宮跡の広さを実感してもらうため →現状のままでも、充分広さは実感出来る、舗装する必要はない。

(3)   舗装は土にセメントを混ぜたものを、20~70cmの厚さで埋める、学校のグランドのイメージ、この舗装による地下水に与える影響は検討していない →20~70cmの舗装であっても、れっきとしたコンクリート舗装であり、雨水は地下に浸透しない。平城宮跡には、まだ膨大な地下埋蔵文化財(木簡)が眠っている、木簡は、雨水が浸透することによって奇跡的に良好な状態で保存されている。コンクリート舗装をすれば、世界文化遺産認定の根拠となった地下埋蔵文化財が急速に朽ち果ててしまう恐れが充分にある。

(4)  この工事は、文化庁と狭義し、承認を得ている。しかし、世界遺産委員会との協議や工事の報告はしていない。世界遺産の現状変更との認識は無い。 →この工事は世界文化遺産認定の主たる根拠となった地下埋蔵文化財に与える影響が大きい。世界遺産の重大な現状変更である。2009年にドイツのドレスデン・エルベ渓谷が橋の建設により、景観を損ねたという理由で世界文化遺産としては初めてr認定を取り消されたが、平城宮跡は「第2のエルベ渓谷」になる恐れが充分にある。世界遺産委員会と充分な協議をするべきだ。

(5)  予算は1億1千万円(舗装も含めると、約3億円)、国交省の専任事項であるため、奈良県や奈良市などの承認は不要であると認識している 。→国の財政状況が逼迫しているというのに、1億1千万円もかけてこのような無用な工事をする必要は全く無い (聞くところによると、この工事(施工者:中林建設株式会社)の落札率は限りなく100%に近かったようです。国交省の古典的な談合疑惑がここにもあるとリュウちゃんには思っています。荒井奈良県知事は現在のところ静観の構えですが、仲川奈良市長は、国交省に対し、市民の意見を聞くよう、要望書を出したようです)

リュウちゃん、この問題を知り、現地説明会に出かけて、問題の詳細を知り、改めて以下のような感想を持ちました。

(リュウちゃんの感想)

(1)  国交省・「平城宮跡を守る会」双方の言い分を聞いた限りでは、やはりこの工事は全く必要のないものである。

(2)   必要が無いばかりか、世界文化遺産の認定根拠である地下埋蔵文化財を損ねる恐れが充分にある 「有害な工事」 である。このまま工事を進めると、エルベ渓谷に次いで世界文化遺産認定取り消しの2例目となる公算が充分にある。そうなったら 、「奈良県の恥」 である。

(3)   民主党のマニュフェストの原点は「コンクリートから人へ」であった筈であるが、この工事は、まさに「人からコンクリートへ」の悪転換ではないのか?

(4)   総工費3億円は、国交省としては、「はした金」なのだろうが、国の財政が逼迫している現在、また東北大震災復興費用の流用疑惑が問題になっている現在、このような無用な工事はするべきではない。そんな金があるのなら、震災復興費に回すべきである。

(5) この工事の落札率は、ある人の情報によれば、99.8パーセントだったと聞いている。これは立派な 「談合疑惑」 である。「平城宮跡」を守る会」には、この疑惑を国交省に対し、徹底追及して欲しい。そして 「予算執行停止」 を勝ち取って欲しい。

「平城宮跡」を守る会」の作家・寮美千子さんは、10月16日、5695人の反対署名を持って国土交通省・文化庁を訪れ、署名を提出すると共に、工事反対を訴えましたが、話し合いは平行線に終ったとのことです。

リュウちゃんは改めて訴えます。

このような暴挙を許すな!

平城宮跡を守れ!

平城宮跡を救え!






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最終更新日  2012年10月21日 08時03分00秒
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