蝋梅のトンネルを抜ければ、
そこは妙義山だ!
1月23日夕刻、孫ちゃん4姉妹の住む沼田に到着、沼田はずっと雪が降っていました。沼田滞在中は平日だったので、上の孫ちゃんたちと「雪遊び」も出来ず、暇を持て余すことは必然でしたので、沼田に行く前に調べておいた群馬県安中(あんなか)市にある 「ろうばいの郷(さと)」
に行ってみることにしました。
リュウちゃんが「蝋梅」に魅かれるようになったのは比較的最近のことなのです。
真冬に咲く可憐な黄色い花、
これは「春告花」だ!
それで奈良及び大阪の「蝋梅巡り」を試みましたが、「梅」や「桜」のように、
「蝋梅が一面に咲き誇る」
ような場所を見出すことは叶いませんでした。
どこか、
「見渡す限り一面の蝋梅」
が観られる「名所」はないのか?
と思い、ネットで 「全国蝋梅の名所」
を検索してみました。
以下のサイトがヒット、
<日本全国蝋梅の名所>
http://www.87spot.com/link/hsp@robai.htm
上記サイトには全国 88か所
の 「蝋梅の名所」
が記載されています。
内訳は以下です。
★北海道:0か所
★東北:4か所
★関東:33か所!
★北陸・甲信越:4か所
★東海:13か所
★関西:16か所
★中国:4か所
★四国:6か所
★九州:8か所
★沖縄:0か所
以上計88か所、
しかし、蝋梅は 「脇役の花」
である場合が多く、以上88か所の内、蝋梅がメインで、栽培面積、栽培本数の両方が記載されている名所は以下のようになります (尚、それぞれの名所の下に掲載した写真は、上記ネットからお借りしました。私的なブログからお借りした写真は、ブログ名を掲載しました。お許し下さい)
◎東北地方:無し、
◎関東地方
★「上永野(かみながの)蝋梅の郷」
→4000坪(13200平方メートル)の園内に、約5,000本の蝋梅園。(11月下旬~3月)、素心(12月~3月)、基本種(1月~3月)、原種(唐ロウバイ)、日本最多の4種の蝋梅が楽しめる。
(住所)栃木県鹿沼市上永野273
★「(安中市)ろうばいの郷」
→3.2ヘクタール(32000平方メートル)の園内に、1200株12,000本のろうばい。
(住所)群馬県安中市松井田町上増田3677
(この写真、「ろうばいの郷のHPに掲載されていた写真です。リュウちゃん、安中市の「ろうばいの郷」に行ってみたくなった要因はこの写真に魅せられたからなのです)
★「ろうばいの 里こもち」
→雙林寺所有の山、約3,000坪(9900平方メートル)にロウバイ320株
(住所)群馬県渋川市石原6番地1
★「四阿屋山(あずまやさん)ロウバイ園」
→奥秩父山域北東部に位置する標高771.4m 四阿屋山にある約300平方メートルのロウバイ園。素心、満月、和蝋梅の3種約300本。
(住所)埼玉県秩父郡小鹿野町両神薄
(「かたつむりの気まま日記」さんのブログより転載)
★「長瀞宝登山(ながとろほうとざん)臘梅園」
→標高497m、宝登山山頂一帯約10,000平方メートルの敷地に2,500本の臘梅、
(住所)埼玉県秩父郡長瀞町
(「FIX-UP宇賀治ブログ、店長ACミラジの奮闘記」のブログより転載)
★「松田町寄(やどりき)ロウバイ園」
→宇津茂地区南斜面に地元の中学生や地域の皆さんが植えた1,000本以上のロウバイが咲きます。
(住所)神奈川県足柄上郡松田町宇津茂地区
◎北陸甲信越地方:無し
◎東海地方:無し
◎関西地方:無し
◎中国地方:無し
◎四国地方:無し
◎九州地方:無し
何と、88か所の「蝋梅の名所」の内、「蝋梅だけの名所」はたったの6か所、
しかも全て関東地方に集中している、
蝋梅に関しては関東地方がダントツなのだ!
以上6か所の中で、面積1位は「(安中市)ろうばいの郷」(32000平方メートル)、蝋梅の本数1位も「(安中市)ろうばいの郷」(12000本)
「(安中市)ろうばいの郷」は
面積、本数共にダントツの全国1位なのだ!
さて、1月24日、雪の降りしきる中、女房殿と2人で「ろうばいの郷」に出掛けました。沼田市から「ろうばいの郷」までの経路は以下です。
JR上越線沼田駅~高崎駅=(信越本線に乗り換え)~JR信越本線西松井田駅~(タクシーで10分)~「ろうばいの郷」
高崎駅で、高崎市在住の妹夫妻と合流、「ろうばいの郷」に10時過ぎに到着、
(「ろうばいの郷」のHP)
http://roubai.com/
HPの写真と違い、雪は少ししか残っていませんでしたが、
見渡す限りの丈の高い蝋梅また蝋梅、
ここは正に「蝋梅天国」だ!
この 「ろうばいの郷」
は、30年ほど前から地元農家の皆さまが遊休農地に植え始め、徐々に栽培面積を増やしていったのだそうです。その後、地域内外の有志の皆さまが協力し 「郷づくり」
に取り組み、現在では32000平方メートル( 甲子園球場のグラウンド面積(13000平方メートル)の約2,5倍
という 「日本一の蝋梅園」
になりました。
西松井田駅から「ろうばいの郷」に行く道すがらの農家の庭には、必ずといっていい程、蝋梅が植えられているのです。
ここで「蝋梅」に関する俄か蘊蓄を一席、
★蝋梅はクスノキ目・ロウバイ科・ロウバイ属の落葉低木、(よく似ている「梅」はバラ目・バラ科・サクラ属、全く系統の違う花なのです)
★原産地:中国、日本へは江戸時代の初期、後水尾天皇の時代に朝鮮経由で日本にもたらされたようです。明治初期でも「珍木」として大切にされていたようです。
★品種:「梅」と違って、そう多くは無いようです。「原種」、「基本種」、「ソシンロウバイ(素心蝋梅)」、「マンゲツロウバイ(満月蝋梅)」、「トウロウバイ(唐蝋梅)」(殆どはソシンロウバイとマンゲツロウバイのようです)、「和蝋梅」、他に初夏にチョコレート色の花を咲かせる「アメリカロウバイ(クロバナロウバイ)」もあるようです
。
(アメリカロウバイの画像)
さて「ろうばいの郷」で名称の札が付けられていた蝋梅の品種の写真を以下にUPします。
◎「原種」
:もう花は殆ど終わっていましたが、黄色い花ではないようです。
◎「ソシンロウバイ」
◎「マンゲツロウバイ」
この日の安中市の最高気温は5℃(沼田市の最高気温は0℃)、
寒い!
ということで園内にあるビニールハウス(竹ハウス)の囲炉裏で暖を取りました。
竹ハウスの中はポカポカだ!
竹ハウスの売店で「エゴマの実」を購入、
健康食品のエゴマを家で楽しめる、ラッキー!
「ろうばいの郷」は冒頭の写真のように、妙義山の近くにあります。
このブログの最後に 「妙義山と蝋梅のコラボ」
の写真を2枚UPします。
今度群馬に来る時は、妙義山に行ってみたい!
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