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<船員予備自衛官化>「事実上の徴用」海員組合が反発 これは反対するだろう。特に「有事の時は~」ってのがひどすぎる。一般船員として職務を全うしていたのが、突然予備自衛官化って・・・完全な徴兵じゃん。 ちなみに太平洋戦争では多くの軍艦、戦艦が沈められましたが、それ以上に一般商用船舶が南方への兵員輸送に使われ、アメリカの潜水艦攻撃でとんでもない数沈められました。が、その船員は軍人ではないということで長い間、遺族保障が出されなかったり、。また、戦争中は軍の強制徴用ということなので沈没させられても持ち船会社は何の保証も受けられない。ひどい話です。 「志願であって徴用じゃない」という言葉があるけど、神風特攻隊だって「志願兵」なんだよね。だから死んだのは彼らの自由意思だった、ってことにしたいのだろうか? また、現代日本でも政府の言う「強制ではない」が平気で現場では踏みにじられているのが学校教育現場における国旗、国歌の問題だったり。この手の言葉は実質効力がなく、全く信用できない。たとえ、本人に選択に意志決定権がある、って形式でも、自分が何十年も務めている船会社が突然「わが社は有事の際に予備自衛官として協力することに方針になった、それが嫌な社員は辞めてもらう」と言われて、そんな自由意思があるか、って話。 そんな馬鹿な、と思う人は、たとえば朝鮮戦争で当時アメリカGHQの要請で韓国への兵員や兵器輸送、機雷掃海の目的で日本の民間船舶を極秘に活用し、そこで起きた被害を「戦争協力ではない」とひた隠しにした過去があることを知っていただければ(ジブリアニメ「コクリコ坂から」にその描写が入っています)「非常時」という言葉が通れば戦争への民間協力なんていくらでも都合よく作られる。 積極的平和主義と言いつつ、どんどん危ない方向に食指を伸ばしているようにしか見えない。
2016.01.31
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文科副大臣 組体操の教育効果を主張 国による規制は不要もともとこのヤンキー先生(のちに議員)はテレビに出ているころからすげえ胡散臭くて。以前にテレビで「自分はヤンキーだったからこういう子供たちの気持ちがわかる、だからこういう子供たちに生きがいを与える教育を~」言ったら、トークゲストの伊集院光がこのキャラにしては珍しく声を荒らげて「こういう生徒に迷惑かけられた自分みたいな生徒はどうなんだ!」と・・・ で、この内容。この人、物理とか何もわかってなくて失敗したのは生徒の気合いの問題にする典型的なダメな人だよな・・・ だいたい、10段ピラミッドで過去に何人もけが人が出ていてそれでも辞めない学校もおかしいけど、それを「感動」って名目がつけば許される思考もおかしい。苦労している感動は観客側の感動で、ピラミッドの一番下の子供には感動も糞もない。特に運動会は強制参加だから嫌でも無理やりやらされる。 人間ピラミッドは10段で一番下の子供の背中に100キロ以上の荷重がかかる。まともな思考で考えられない人間が子供に「数学」や「物理」や「体育」を教育するなんて何の冗談だと言いたい。 ヤンキー先生じゃなくて単なるバカ先生だよ
2016.01.30
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たとえ賄賂をもらっていたとしても政治家として有能だから、って意見を甘利大臣辞任騒動で意見として聞きましたが、そういう人は「たとえ過労死で社員を殺しても企業業績が優秀なんだから許せ」といっているようなものなんだよな。 政治家として有能なのと賄賂をもらったことは別で考えるべき。そして、賄賂をもらって実際に政治的に動いた以上、刑事罰の対象になる。だいたい、今回の件も雑誌社に報道されなければずっと「黙っていた」のだから、悪意があったとしか言いようがなくて。 世の中、みんな清廉潔白じゃない、なんてわかっている。だからこそ、その「悪」の部分が発覚したら、そこは法律で裁かれるべきであり。裁かれたうえでもう一度チャンスがある世界であってほしい。なんとなくうやむやにされたままずるずると・・・ってのがこれまでの与野党関係なく、収賄疑惑で起きていることだし。
2016.01.30
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甘利大臣の辞任会見で思ったこと。政治家のこの手の「全部秘書が」はもう昔から恒例になっていますが、「たとえ秘書がやったとはいえその責任は自分にある」ってのはなんだかおかしな話。金銭の授受はあった、ことは認めていて、でもそれは秘書がやったことだから俺には罪はない、けど、監督責任あるから自分にも罪はある・・・ これって「自分は無罪だ」って言ってるのと同じってことですよね? 甘利大臣の今回の辞任を自民党議員からは「潔い」と称賛する声があったそうだけど、ちっとも潔くないよなあ。
2016.01.29
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天皇・皇后両陛下がフィリピン公式訪問。戦時中、日本軍は現地で何をしたのか? 先日のTBSラジオ「荻上チキ セッション22」は実に圧巻で。自分も含めて多くの日本人はほとんど知らない「マニラ市街戦」について研究者の方が語っていました。 詳しくは番組のポッドキャストを聞いていただければと思いますが、現地で起きた日本兵による現地人の虐殺、レイプ、破壊行為は日本ではほとんど知られていない、けど、詳細な記録が残されている、そのため研究も進んでいる分野とか。 で、内容を聞けばわかりますが、昨今、保守系の人が言っている「中国、韓国以外の国は親日」というのは、あくまで戦後70年間、平和に徹したからこそであって、戦前、戦中の帝国主義的な日本を好きなわけではないということ。だから「親日なのは日本がアジア諸国を西欧から解放してくれたから」なんて勘違いしちゃいけない。少なくともフィリピンは日本軍の侵攻前からアメリカから独立することが決定していてその方向に動いていた(実際に戦後、計画通り独立しました)ので。 アメリカが沖縄戦でも見せた砲弾による攻撃と、日本軍の「スパイ狩り」名目で行った無差別市民虐殺。その両方が合わさってとんでもない数の現地人が死亡した戦場です。アメリカだろうが日本だろうが、勝手に自分の国でドンパチされて徹底的に破壊された国が感謝などしている訳がない。これは同じ日本であっても捨て石にされて悲惨な運命をたどった沖縄で未だに本国に対する不信感があるのと同じです。 番組内でも取り上げられた日本兵による虐殺行為の生き残り証言でもありますが「明らかに組織として命令があったうえでの虐殺行為」が行われている。これに関して、ここだけでなく南京事件やその他当時日本が戦っていた場所で起きなかった、なんて保証はどこにもない。同じ日本人として信じたくない気持ちはわかりますが、とてもじゃないけど美化できない話で・・・ ちょっと面白かったのが、この番組の実況スレで最初は「左翼番組」「偏向報道のTBSが~」と大量に書き込まれていたのが、番組の進行とともにどんどん少なくなっていったこと。淡々とした番組進行だっただけに余計に事実が浮き彫りにされるとその手の意見も黙らざるおえないのだろうなと。 いずれにせよ、あれだけの悲劇がありながら現在、両国の関係が良好なのは戦後の日本の反省とフィリピン人の寛容さ、そして、歴史の時間が埋め合わせていくからこそであって。それをここで「あの戦争は正しかった」なんて言い出したらどうなるかは容易に想像できます。 陛下がご高齢にかかわらずアジア各地を近年積極的に訪問されているのはそういった当時の「尻ぬぐい」をしているのだろうなと。
2016.01.28
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元慰安婦ら国会内で批判 両政府結束も履行前進なく…28日で合意から1カ月 慰安婦問題の意見は様々あると思うのですが、下記にある>藤岡信勝・拓殖大客員教授は「元慰安婦の来日に韓国政府が出国を許可している。相手を非難しないとの日韓合意に違反している」と韓国側を批判した。 ってのはまず見識を疑う。民間人の海外出国は思想や主張でもって止められる理由はないのに。一体どういう思想なのか?この教授は自分の思想が政府の意向と違うという理由で海外に出国できないことを認めるのか? そんな恐ろしい政府、北朝鮮みたいなものなのに・・・
2016.01.27
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昔に比べて歯医者での治療が痛くなくなった最大の理由は「麻酔が進化した」こととのこと。確かに昔は麻酔注射を直接歯茎にブスっと刺すことが多かったのが、今はその前に塗布麻酔で麻痺させてから本番の注射を~というのが普通になっていて。また針も細くなっていたり、麻酔の効き目もよくなっていたり。また、「痛みがない」というイメージが定着することで患者さんも歯医者に来院しやすくなり、結果として早期治療がしやすくなる(痛みに我慢できなくなるまで放っておくと治療も手遅れになる)とか。 時折思うのは「痛みに耐える」というのはそれだけで肉体的、精神的ダメージを受ける。痛みは体の拒絶反応なので、理由がない限り耐えるのは寿命を縮める行為でもあります。 怖いのは「肉体的痛みに耐えることが立派な行為、成長をすること」だと思い込むこと。でも、それは単に耐性ができるだけで、ダメージが軽減されるわけじゃない。何度殴られても立ち上がるタフなボクサーが強いのではなく、結果体がボロボロであったり。 学校部活での体罰指導に意味がない理由の一つでもあります。
2016.01.27
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「韓国が1つ蒸し返したら1つ蒸し返せ」 埼玉知事、英霊の名誉回復はまだうわあ・・・もう、なんというか・・・この人って英霊の名誉回復は訴えるけど、実際の被害にあった女性側に関しては名誉は何とも思っていないんだろうな。資料は山のようにあるのに。 一番驚いたのは「古今東西、慰安婦を連れて軍が行進することはない。当然、危険地域には慰安婦は絶対に来ないわけだから」 ・・・古代ローマの時代からあるんですが。ええ。それと、元内閣総理大臣の中曽根さんが慰安所作りに奔走した回顧録はどうなるの?水木しげるさんが従軍時代に見たものは? そもそも、20そこらのうら若い女性が自ら喜んで一日に何十人もの見ず知らずの男の性欲処理をやっていた、と考えるのだとしたら、それこそ被害を訴えている女性に対して最大の屈辱だと思うけど。 ちなみに国際的なコンセンサスで性的奴隷の定義は、たとえ金を払っていたとしても本人に拒否の権利がない、あるいは金銭的(借金なども)理由で性的奉仕を強要されていれば同じ扱いです。当然です。これが許されるならレイプしても事後に金を払えば無罪、ってなってしまうのだから。 頭がおかしい・・・
2016.01.26
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なんだかよくわからないのは、安保法案を戦争法案と言うのは中傷だ、ということを安倍首相は言っていました。だったらなんで法律で「こういうことには使ってはいけない」と明記しないのか?それが一番皆が不安視していることじゃないのか、という訳で。 時の内閣で法解釈が違えば通ってしまう、と言うのは現政権がすでにやっていることで。そんな状態で「絶対にない」なんて言われても信用ができないし、たとえば今の政党がやらないからと言って別の政党が政権を取ったときに使われない保証はない。「国家の危機」というのがいくらでも膨らませることができる。きっとそういう権限がほしいのだと思いますが。 「明確な危機」といいつつそれを法律で明確にできないのは怪しまれても仕方ないと思います。
2016.01.25
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贅沢ともったいない、の境界線について。 いちご狩りを主催している農家が、いちごを雑に食べて捨てている客がいて悲しい、せっかく丹精込めてつくったのに、こんな食べられ方をするなんて、というツイッターと写真が話題になっています。 上のイチゴの食べ方、本来この手の「○○狩り」って、消費者に選択権を預けてしまった現場を生産者が目撃する、珍しい場所なんです。普通、農業も漁業も自分の作った野菜や果物、あるいは魚を業者に「おろす」ところまでしか見ていない、しかし、その食べ物が客の食卓でどんな食べられ方をしているかわからない。場合によってはほとんど手も付けられず捨ててしまう、いや、もっといえば売れないまま賞味期限が来てゴミとして廃棄処分、なんてことも普通です。だから、そういうことは普段は生産者の目に可視化されていないだけです。 で、今回のイチゴについてですが、農家の人がショックを受けているのはわかる、からこそ、いちご狩りのシステムを変えることが求められる。その場で取ってその場で食べる、しかも時間で取り放題、になったら、こういう機会にと人は贅沢を求めます。この場合の贅沢とは「食材を無駄に食い散らかす」贅沢。 こんなことは本来、この客が自宅でパックのイチゴを買ってきたとしたらしないでしょう。なぜなら「もったいないから」このもったいないというストッパーはお金に比例します。 いちご狩りの「その場で捥いで食べる行楽的面白さ」と食品の美味しさは関係ない、となっているから、こういう食べられ方をしてしまうのではないかなあ。よく食べ放題バイキングでも食べきれない分量を皿にもって、結局ゴミに、なんてことはあります。 いちご農家の方、もし、本当にいちごを大切にしてほしいのであれば、取ったいちごをその場で食べるのではなく、それこそ摘んだ分量を量り売りでパックしてあげた方がいいですよ。もったいない、って思想や倫理観は「同じ料金」となった途端、一気に決壊します。 食材の無駄と贅沢は近似値であり、その贅沢を求めてやってくるのが客ですので。だから、この「贅沢」をシステムとして認めている以上、もったいないは逆に快楽を助長させるエッセンスになってしまう。罪悪感が快楽を上回れば一線を超えることはありませんが。
2016.01.24
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今週放送のアニメ「昭和元禄落語心中」で、戦争中に「不謹慎だ」として演ずることを自粛した禁演落語がストーリー内に取り上げられました。これはある意味、当時の日本の文化的不幸を象徴する考え方で。 「戦争中に笑いなど不謹慎だ」という実に滑稽な、でも、今でもついうっかり通用してしまう思想の一つ。日本でも何か災害や不幸があると「笑いなど不謹慎」という世論が出ます。最近では東日本大震災とか。他にも外国の音楽、特にジャズなどを「敵性音楽」として禁止したり。これによって多くの文化、芸能が禁止されました。 しかし、落語や音楽を禁止しても戦争に勝てるなんて何の論拠もない。単に「目障りである」以外の何物でもない。でも、この国では、いや、この国だけじゃなくて戦争状態になるとなぜか文化や芸術まで規制の対象になる。ナチスドイツが「退廃芸術」として大量に自分たちの気に入らない美術品を廃棄したり、現代でも宗教の名のもとに芸術的、歴史的価値のある建造物や彫刻を破壊したり。 その根源はどこにあるのか。で、ちょっと話はずれますが、こんな新聞記事を美少女フィギュア、恋愛ゲーム… 「オタク趣味」に金をつぎ込む兄を、やめさせたいのですが- この相談主の一方的な「価値観の押し付け」でしかなく。趣味の世界では自分にとって価値のないものを大切にしている人なんてたくさんいる。私だって自分の興味のない、たとえばゴルフとか釣り、自動車といった趣味に大金をかける人の感覚はわからない、けど、それをやめさせようとは思わないし、その趣味を維持するために貧乏している人を不幸だとは思わない。趣味を無理やり止めさせることで本人が幸せになるとも思えない、むしろ不幸になる未来が見える。兄がオタク趣味をやめることで得をするのは結局相談主の「目の前から目障りなことが消えた」という、ひどく傲慢な思想でしかなくて。 上の文化統制って同じことなんです。不謹慎だと落語を禁止したところで誰も幸せにならない、どころか、殺伐とした世の中に一服の笑いがどれだけ人の心を癒し、助けるか。 話があっちこっちに飛びましたが、落語の世界だけでなく、他者から目障りだという理由で好きなものを止めさせられるのは、何の幸せも利益も生まない、ってことです。
2016.01.24
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人気アニメ「ラブライブ」のBD特典コンサートチケットを手に入れるため100枚買って応募シリアル番号を送った、けど全部外れてしまった、というファンの方のつぶやきを見まして。そりゃそうだろうなと。 というのは、最近はこの手の抽選システムは大量に複数の人間が応募していると自動的に抽選から落とすようにしているケースが多い。これは転売対策でもあるんですが。 だから、むしろ一枚だけ応募した人より落ちやすくなるという。 でも、たしかに冷静に考えて一人で何十枚、時には百枚単位で応募したとして、その人が数多くのチケットを手に入れてしまったら、それこそその他の見に行きたいファンの席を埋めてしまう行為になる。それは「多くの客に見てもらいたい」というライブの趣旨から逸脱する行為で、転売屋と結果は変わらない。 お金をかけて確率をわざわざ落としてしまったんだろうなと。PS,本人は登録の際の「本名、電話番号、住所、IPなどすべて変えた」とのことですが、それってまずダメなことですよねw。偽装工作してるのですから。それに最近はコンピューターのその手の検索も優れていて、一文字違いやちょっとした誤差の範囲の同名住所や電話番号など簡単に見つけられちゃいます。
2016.01.23
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映画で現在公開されている「杉原千畝」に関して、私たちが思わなければいけないのは「日本人に過去、こんなに素晴らしい人がいた」というのと同時に「その人を追い出した組織が、のちに多くのユダヤ人から感謝されるようになった途端、急に美談に祭り上げ、この国の名誉のような扱いをする。それも日本人」ということ。 同じことは関東大震災でもあって大川常吉という警察署長の話。当時在日中国、朝鮮人が暴動を起こしたという流言に、日本人自警団による集団リンチ殺人が多発。被害を逃れた外国人300人を警察が敷地内に匿ったところ、暴徒に取り囲まれ彼らを引き渡すように言われたが、「鮮人に手を下すなら下してみよ、憚りながら大川常吉が引き受ける、この大川から先きに片付けた上にしろ、われわれ署員の腕の続く限りは、一人だって君たちの手に渡さないぞ」 と群衆を前に演説し、鎮圧を図った、というお話。のちに助かった人々から多大な感謝を受ける。 上の例を見ても思うこと。同じ日本人、という中で同じ事態に陥ってもこれだけの差がある。つまり、国籍や人種で人間性は図れない、という、ごく当たり前の結論。でも、ヘイトスピーチというのはこんな簡単な思考すら理解できないということは訴えていかなければいけないと思います。 なにしろ、ネットを見ればうえのようなことがあったにもかかわらず「関東大震災で朝鮮人、中国人虐殺はねつ造」というのを平気で語っているのも同じ「日本人」です。
2016.01.21
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新聞の見出しで内容が印象つける、というやり方について先日ブログに書きましたが、ちょうど昨日のTBSラジオ「荻上チキ セッション22」内のニュースで取り上げられていたもの。「慰安婦=性奴隷説は捏造」発言の桜内前議員、吉見教授に勝訴 これ、見出しだけ読むと裁判所が慰安婦=性奴隷 ということを否定した、のように受け止められる。現実にこの前議員さんも自分のツイッターで>【完全勝訴】今回の判決により、日本の司法に「慰安婦は性奴隷である」と認めさせ、日本人の名誉と尊厳を更に傷つけようとした原告らの策謀は挫折した。もう、「性奴隷」とは呼ばせない‼︎ と書いています。が、裁判の争点はその部分に触れたのではなくて、論文をねつ造だと言われたことに対しての裁判であり、判決でも名誉棄損部分に関しては認めている。つまり「名誉棄損は認めるけど訴えるほどのものじゃない」という判決である。 と、いうことをこの新聞の見出しから読み取れるだろうか? 番組内でDJも語っていましたが「この判例をもって慰安婦は性奴隷ではない、ということを裁判所も認めた」と言う人間が出てくることが面倒くさい、と。確かにこの裁判はあくまで個人の名誉棄損裁判ですから。 例えば、他の読売や朝日、日経などの見出しはそうはなっていないところからも、産経新聞だけ異質だと感じたのはやはり新聞の方向性が見出しに如実に出た結果だろうなと思います。 新聞の見出しは読者の目を引くことが重要なのはわかります。が、「内容を誤解なく伝える」ことは最低ラインの基準だと思う。また、「ウソは書いていない、けど、誤読を誘発する」手法は「真実を伝える」新聞報道では恐ろしく危険で。それは戦中の大本営発表の全体的にボロボロに負けてるけど局地戦の一部で勝利したことを「大勝利」と伝えるようなものですから・・・ps、公式のHPで昨日のポッドキャストと判決文が公開されていますので興味のある方は。(なお、ポッドキャストは数週間で消えます)
2016.01.21
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壱番屋製以外の賞味期限切れ品も転売 みのりフーズ こういう報道の時にいつも思うのは「有名な側の名前を前面タイトルにされること」のおかしさというか。今回、壱番屋に関しては純粋な被害者であるはず、なのに、まるで壱番屋が廃棄食材を使ったような印象をあたえるというか。 似たようなことは有名タレントの親族などが事件を起こすと「タレントの○○の弟、詐欺事件」のような見出しになる。タレント本人は何の関係もないのに。 無名な側の名前を出しても目を引かないから、ということがあるのでしょうが、風評被害を露骨に受けるのは無関係の側であることを考えると、なんとも納得いかないです。
2016.01.20
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シャルリー紙、水死のシリア男児風刺で批判 これを読んで昨年の襲撃事件の際、多くのフランス市民が「私はシャルリ」と訴えた、あの人たちはどう感じているだろうか。あなたたちが同情したメディアは、何のことはない。ゲスで野蛮なこういう輩でしかなかった。しかもそれはテロ前からずっと。 だとしたら、テロの本当の犠牲者とはだれになるんだろうか?
2016.01.19
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馬鹿にする、あえて炎上を狙った雑誌などの記事に反応するな、というのは危険です。それはクソをした人間を放置することなので。 昨今、ガルパンで大洗に来る客をバカにするゴシップ雑誌記事がネットで取り上げられていました。で、これに反応するのは記事を書いた連中がかえって目立つから協力しているようなもの、無視すればいい、という意見をよく見ました。 ・・・何も言わないと本当に「そういうこと」にされますよ。これは宮崎事件を経験した人、あるいはゲーム脳の恐怖が世間に広がったときの世間の流れからもわかりますが。 上の記事も、いかにもファンが「怒りそうな」トピックで釣り、注目を集めようとしています。けど、注目を集めたことでかえって自分たちの雑誌の程度の低さを知れ渡させる、おもいっきり愚かしい行為で。おそらく注目を集める=売れる と思っているのでしょう。でも、同雑誌の表紙を見ればわかりますが、全方位に言いがかりや挑発をしている。目立つかもしれないけどそんなのをまともに相手する人がどれだけいるか?ましてや、お金を払ってまで。 こういう情報を流された際、ファンが行うべきなのは「そんなことはない」とカウンター入れること。全く知らない人間にバカバカしさを伝え、この手の釣り情報を信じられないようにしてしまえばいい。それは思想誘導とか言論弾圧ではなく、好きな人の側からのメッセージ。短絡的な炎上目的の下種な記事など足元にも及ばない。 下種な相手と同じ土俵に乗るのではなく、実際は馬鹿な相手を丸裸にしてやることが一番効果的だと思う。
2016.01.19
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いくらなんでも臨時ニュースレベルで「SMAP存続宣言」情報を流すのはどこかおかしいだろ・・・ラジオで急に番組進行さえぎって入ってきた情報で何事かと思ったわ。
2016.01.18
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ラジオが改変すると聞いている感覚も変わるもので。 たとえば私が中学~高校の多感な時期に聞いていたのは文化放送の「さだまさしのセイ!ヤング」でした。と、同時に並行してTBSでやっていたコサキンを電波の悪い田舎で聞いていました。 どちらも長寿番組でコサキンに関してはつい数年前の放送終了までずっと。で、並行して今度は伊集院光 深夜の馬鹿力を聞き。そしてそのコサキンが終わって~のように。 ラジオって不思議なのは、一時にいるとそれこそ何年でも聞き続ける。面白い、つまらないというところはすっぽ抜けてそれこそBGM代わりに。多分長寿番組と呼ばれるラジオはそういうものなんだろうなと。 前に聞いた話で、テレビやネットというのは視聴者が「何か面白いモノやっていないか」としょっちゅうチャンネルを変えるので常に刺激的でなくてはいけない、けど、ラジオは決まった放送局にチューニング合わせっぱなしな人が多い、だから、客層の変動が少なく、自然と長寿番組が生まれやすい、と。 大沢悠里さんの30年続いた番組終了には、多くの人が生活感覚まで変化する人も多いんだろうなと思います。
2016.01.18
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ラジオ好き、特にAMをよく聞いている人間としてかなり大きなニュース、朝にTBSラジオを聞いていましたところ、30年続く「大沢悠里の悠遊ワイド」が放送終了とのこと。ラジオの朝の顔、聴取率常に時間帯TOPの番組が終了というのも衝撃が大きいのですが、なんと、その後番組のDJが伊集院光?!これは・・・ 確かに伊集院は深夜ラジオ業界で未だにトップランナー、深夜の馬鹿力も20年を超える長寿番組ですが、それが朝の時間帯とは・・・ラジオを聴いている人ほど驚きがあると思います。もっとも、伊集院は昼の番組を10年も担当した経験があるので深夜のような毒舌トークじゃないトークもできる、というのはわかっていますので。 でも、そうなると彼のライフワークであった深夜放送から引退するのでしょうか。さすがに深夜からぶっ通し、というのは体力的にもキツイとおもいますので。深夜の毒はさすがに平日午前中は出せなくなると思いますけど。でも、ラジオ業界って不思議で、尖っていたと思われる芸人さんがすんなり番組が変わるとその時間帯に馴染んだりもします。文化放送の「大竹まこと ゴールデンラジオ」がいい例ですが。 しかし、深夜の馬鹿力内でネタとしてよく「悠里さんの後枠狙ってるんだから」というのが本当になるとはw。 30年、しかも朝から4時間毎日続けるというのは長寿番組が多いラジオ業界でも偉業です。改めてすごい人なんだなあと思います。
2016.01.18
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昨日の自民党の桜井議員の「慰安婦はビジネス」発言でふと、彼が参加していた自民党国際情報検討委員会という名前に思い当たる節があって、ちょっと調べてみたら… ああ!この人が代表を務めている委員会か!と納得しました。それは【全文起こし】自民党・国際情報検討委員会委員長・原田義昭 衆議院議員インタビュー このブログでも取り上げましたが、この回の放送はもう・・・なんというか・・・ひどい。その「ひどい」の理由は、この原田議員の発言内容がほぼすべて「世界に通用する証拠も資料もない」「そんな事実がない情報をソースとしている」「データの間違いを資料をもって突っ込まれるとあわわしてごまかす」という、ある意味伝説になった放送でw。 で、思うのはこの自民党国際情報検討委員会という組織、この中では桜井議員や原田議員の様な人の意見がメインストリームでグルグル回っていた場所なんだろうなと。海外に発信する、といいつつ内輪での、それこそ世界の持ちだしたら歴史学者から総突っ込み受けるような茶飲み話意見。が、今度の日韓合意で政府自らが改めて慰安婦への日本軍の関与、強制性を認めてしまった。と、なると彼らにしてみると大恥をかかされている立場なんだろうなと思います。なにしろ「あんなものはねつ造だ」と声高に言っていた自分の党の党首が言い放ってしまったのですから。 よくわからないのはどうして日本軍や日本人はそんなことをしない、と信じられるのか?ということ。これと同じことは世界中にあった、というのであれば、同じことを同胞がやるのは十分考えられる、特に戦前日本は女性に普通参政権も与えていないほど女性を「男の従属物」扱いしている。そういう国の男中心で作った軍という組織が、さらに立場の弱い相手国の人間をどう扱うか?それは歴史の資料が山のように出てきていますので。 ちなみに、今回の日韓合意は特に新しい部分はないんです。基本、河野談話の踏襲であり、あのころから日本の慰安婦問題の軍の関与と責任は認めています。だから、よく考えたらその手の意見を信じて自ら梯子をかけて屋根に上って行って困っているだけ、ともいえるかもしれません。 自民党・国際情報検討委員会というのは「中国や韓国の反日的キャンペーンに対して我が国の正当性を訴える目的」の勉強会みたいですが、こんな中身でどうすんよ?と思ってしまいます。
2016.01.16
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自民議員「慰安婦は職業」発言 桜田氏、後に撤回 日韓の政府の合意があったといえ、議員に限らずこういう人は必ずいておかしくない。韓国内にも彼女たちに「金を貰っていい思いしたんだから黙ってろ」という趣旨の発言する世論もあり、これは両国に存在するわけですが。 ですが、この桜井議員の何がおかしいかというと、勉強会では威勢のいいことをはっきり言っている。で、周りから叩かれると「誤解を受けるような発言であった」と。誤解じゃないよ。あなたの思っていることそのまま伝わっているよ。 この議員さんの発言の全文を読みましたが、見出し以上の誤解の余地はありませんでした。「慰安婦は商売なんだから犠牲者ズラするな」「軍の関与などの話は全部工作員の陰謀」 この言葉の端々から露骨に感じられるのは、被害者女性、および韓国人に対する差別意識です。というか、この発言、韓国にだけ向けられているつもりかもしれませんけど、同じことを台湾、フィリピン、中国、沖縄、その他多くの旧日本軍のかかわった慰安施設で働かされた同様の女性に対して言っているのと同じです。 セックスワークに関しては「職業選択の自由」「休廃業の自由」「客の選択(強制的に性的奉仕させられない)の自由」「居住、生活、報酬の使用の自由」が本人に認められて初めて職業と認められて。このうち、どれか一つでも強制されたら奴隷的扱いであると考えます。これは一般の職業でも同じですが。で、当時これらが守られていたとはとても思えない記録は公文書、私文書、国内外でたくさん存在します。 さて、その場合、桜井議員のいっていた「犠牲者のような宣伝工作」とはどういうことか?上の選択のどれか一つでも自由のない状態があれば、それは確実に犠牲者だと思うし「他国でもこういうのはあった」というのは許される理由ではないし、現に被害を訴えている女性が韓国だけでなく他の国からもいる、という時点で何の正当性もない。 この手の意見の嫌なところは、いつの間にか「日本の名誉」論にすり替えられること。優先順位が間違っている。名誉回復を優先されるべきはまず慰安婦の女性であり、それを上記の発言をするということは彼女たちを恥辱する発言である、むしろ彼らのいう「日本人の名誉」とやらを貶めてことに気が付いていないというか。 「当時慰安所で働いていた女性全員が強制連行されたわけじゃなく、自由意思の人もいた」という意見には「その割合的に少ない人たちを抜いた上での強制性の話である」ということを付け加えたい。
2016.01.15
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「皇国の守護者」コミック版がマンガ図書館Zで突然の無料公開の後、削除 海賊版対策の抜け穴が問題に 赤松先生の「死蔵されている絶版マンガを電子化で広告料が正規の作者に入り、海賊版を意味のないものにする」という発想からのマンガ図書館構想には大いに賛同しています。 が、大前提として「作者の許可があったもののみ」というのがあって。皇国の守護者に関してはカルト的人気のある作品であり、今回の公開直後も多くのネットでリンクが張られていました。が・・・ 真相はまだわかりませんが、怖いのはネットの便利さと裏腹の「本当に作者本人(権利者本人)が許可したのか、ネット上ではイマイチ証明しにくい」ところ。特に漫画家の顔なんて芸能人と違って知っている人の方が少ないし、それがさらに「あったこと、実際に契約書のやり取りをした人間でない」ケースもある。ツイッターでの「有名人なりすまし」事件があるように、公開していることを作家本人が知らないケースもあり。 で、「問題があったら対処する」というのは本来怖いことなんです。漫画家によっては誰もがネットを使っているとも限らない。広告料が出たとして「本当に本人に入っているか」わからない。 似たケースで某同人ゲームがネット上でDL販売されていたのですが、実際サークル側は許可していない、第3者のやったことで、むしろ本来のサークル側が「これは自分たちのサークルの作ったものだ」と証明するのに苦労したとか。この手の登録って本人認証ないに等しいから・・・ だから、今回この「公開OK」のボタンを誰が押したのか?が一番気になります。この作品は原作と作画が別人だけに不安です。 あと、ごたごたが解決したら改めて公開してほしい漫画です。面白いので絶版はもったいない。
2016.01.14
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「卍」はナチス想起させるので「三重の塔」に 外国人向け地図記号、国土地理院が作成へ このナチスドイツの鍵十字は特にヨーロッパ圏では大きな禁忌であり。有名な話だとあるゲームのデザインで卍マークがあったものがヨーロッパでは消された、なんてことがあります。 国土地理院のマークの変更に関しても、そういった配慮のはずですが、明らかに「違うマークである」ということを主張すべきじゃないか?「似ているからダメ」というのはどんどん拡大解釈できますので。工場のマークが女性器を模したマークに見える、も通ってしまうw そういうのはかえって誤解の火種になりますから。
2016.01.14
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毎年成人式で暴れる新成人が取り上げられますが、マスコミって絶対にこの「暴れるバカな新成人」を求めてますよね。 で、切なくなるのはこの手の不良、ヤンキーと呼ばれる人が最後に「目立って暴れられるイベント」なのかなって。本来、本当に反社会的、社会なんてクソくらえ!な思想なら、行政が主催する成人式なんて来ないw。なのにわざわざ着替えてまで来る。 昔、海外から見て異常な光景として紹介されたのが、日本ではヤンキーと呼ばれる生徒も学校に来る、クラスの自分の座席に座っていることが普通になっていること。学校なんてクダラナイといっているにもかかわらず社会常識を教える場所には参加する。学校とか、クラスでの「居場所」は欲しがっている。 で、成人式を過ぎた、20歳以上になった年齢でその手の行動をとっていても、社会からは本当に相手にしてもらえない、単なる厄介者、犯罪者としての生き方しか見られない、そのリミットが迫っていることを自覚した彼らにとって最後の瞬間なのかなと。これまではなんやかんやあっても「学校」というつながりが強いだけに。ここでいったんピリオドが打たれてしまう。 成人式で壇上に上がって市長に暴言吐いたところで、明日以降の人生が変わるわけじゃない。本人たちは伝説を作ったつもりかもしれないけど、数週間でニュースにもならなくなり。 肯定は絶対しない。けど、自分の少年少女期最後の輝きがこんな形というのは・・・うん・・・やっぱり痛々しい。 ちなみに、今年の新成人が生まれた年に今のパソコン業界の大革命であったWindous95が発売になった、つまり、彼らにとってパソコンとかネットとは「生まれた時からすでに身近にあった道具」です。だから、それらを大人が否定しても意味がないし、上の世代が「ネットのない昔はよかった」と言ってもピンとこない。時代格差からくる否定は何も生まないと思います、
2016.01.11
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ソーシャルゲームブームが終わるのは、おそらく新しいそれに代わるジャンルができてだと思っています。 たとえばゲームに限らずですが、ラジオという文化がメディアの中心から外れてしまったのはテレビがきっかけで。また、テレビの影響力が昨今落ちているのはネットの普及がきっかけであるように。 だから、ソーシャルゲームに皆が飽きたからといって元の家庭用ゲームに以前のような人気が戻ってくるとは思わない。むしろ最近は拘束時間が長いゲームを嫌うユーザーも増えています。 考えてみるとTVゲームというのも子供のそれまでのおもちゃから革命的な遊びの時代変革で、ソーシャルゲームのブームというのが単にブームじゃなくてスマホを持ち歩くのが当たり前の時代に必要とされたゲームだったのかもしれないと。パッケージ丸ごと買うのではなく利用者のやりたい分だけ支払う料金体系なども含めて。 とはいえ、海外では未だに据え置きのがっつりしたゲームが人気があることを考えると、日本の市場が他と違う、ってことがおおきいです。特に正月のTVCMでのソーシャルゲームCMの多さはとびぬけていましたし。
2016.01.10
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久々に一部の方のコメントを規制させていただきます。 理由は昨年の正月に行ったものと同じで1、本文に関係のないコメントを大量におこなう2、あきらかに挑発や差別的発言、根拠のない誹謗中傷で本人も嫌がらせであると自覚している3、それが一年以上続いて今後もおさまる気配がない 以上の3つです。 基本、コメント欄は自由にして、多少の荒らしは放置していましたが、さすがにここ最近の書き込み量と内容には危険を感じたので。ちなみに何かあった時のためにIPと書き込み内容は全て控えさせていただいております。 また、この行為はあくまでこのブログのコメント欄に書き込めない、というだけであってご本人が自分でブログなりツイッターなりで当ブログを批判することに対しての規制ではありません。要は「書きたければ自分のところを作ってやればいい」という、それだけです。 昨年も同じことを書きましたが「こんな場末の小さなブログにわざわざ毎日嫌がらせとわかっている文章を書きに来る無駄から解放される」のは本人にとっても利益があると思いますので。 と、いうわけで引き続きよろしくお願いします。
2016.01.10
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今期じつは期待より不安の方が大きかったアニメに「昭和元禄落語心中」がありまして。 タイトル通り落語のお話。刑務所帰りのチンピラ与太郎が当代きっての名人、有楽亭八雲に弟子入りするその中でのドラマなんですが、漫画が非常に面白い! で、アニメ化となったらやはりこの作品の本題になる「落語を誰が語るのか」という問題があって。落語はラジオでたまに聞く程度なのですが、そんな自分でもこれは大変そうだ、しかも、その落語の上手さが作品のテーマを支えている重要なところでもあり、漫画の場合、文字なので表現できる「上手さ」を実際に音声や映像で表現しなくてはいけない。これは大変だろうな・・失敗しそう・・と思っていたら・・・ お見事!見事にアニメで「落語を」きちんと表現し、かつ、声優さんの落語であると感じさせない、ずっしり濃厚な時間を体験させてもらいました! 本当にこれはすさまじい・・・なにしろ放送内で一本まるまる落語を語らせることをやりきったり、アニメの演出にありがちな方法に逃げず、それこそ「こういう落語家さんなのか」と漫画を読んでいる時よりずっと引き込まれたり。本当に途中からアニメを見ている感覚がなくなってしまいました。 もっとも、もっと落語好きな人には不満があるかもしれませんが、とにかくあの原作をアニメ化した作品としては傑作になっていると思います。第一話が1時間という不思議な放送でしたが、昨今のテンポの速いアニメを見慣れている側としてはボディにずっしり残る(でもまったく退屈ではない)今後も楽しみです。 ちなみにEDの楽曲がまたすばらしい!落語の雰囲気とは全然違うジャズ調のリズムで「あれ?どこかで聞いたことがある・・・」ってスタッフロールを見たら声は林原めぐみさんですが作詞作曲は椎名林檎!うおお!これはまた意外な取り合わせがぴったり!いろいろ面白いなあ・・・
2016.01.09
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河野洋平氏の国会招致を えーと・・・河野さんを引っ張り出すも何も「その前提として、なぜ慰安婦問題がここまでこじれたかを検証することはやはり必要ではないでしょうか。」って・・・ 複数の国内外の物証(公文書、私文書)、目撃談、そして当事者の告発があった、しかも数十年前から。でも、どれを何度も提示しても「証拠を見せろ」「そんなのねつ造」で もはやどうにもならんのでは? いっそ今回の日韓合意を認めた安部首相を徹底攻撃するかと思ったら、そんな様子は一切なくて。どこまで現政権に都合のいい新聞記事だとあきれる・・・
2016.01.08
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今季楽しみにしていたマンガ作品のアニメ化に「おじさんとマシュマロ」がありまして。元々ネットで人気になった漫画のアニメ化という、珍しい経歴のアニメなのですが「教えて!ギャル子ちゃん」などこういったネット発祥で人気になって後に出版、さらにアニメ化という方向は今後増えていくかもしれないと思いました。というのが、大手の出版社から出ている漫画作品はあらかた人気作がアニメ化されつくしてしまったところがあるので。 で、アニメ本編は3分の作品なのですが、大変良かった。元々が4コマなのでテンポを崩さずあっという間に終わる感じはうまいなと。4コマ系漫画のアニメ化は尺を稼ぐためにやたらテンポが悪くなることがある。それが3分だと数回分の話が入ってちょうどいい、ぐらいのパッケージに収まっていてたのしかったです。っていうか、マンガ同様にヒゲさんかわいい。 あと、エンディングで画面下にスタッフロールの文字が横にすごい勢いで流れていく。ほぼ読み取れないのがおかしかった。そこは静止画像で映してやれよw。 というわけでお勧めです。
2016.01.08
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テクノロジーの進化が弱者を救うという話。先日のTBSラジオ「荻上チキ セッション22」で興味深い特集。学習障害の子どもたちをテクノロジーでサポート!タブレット端末、活用の最前線 学校の授業についてこられない生徒は、これまでは本人の努力不足と判断されていましたが、実際はそれだけではなくて。これからは苦手な分野をタブレット端末でフォローしていこうという試みのお話。 番組内で「視力の弱い人が眼鏡をかけることに誰も何も文句を言わないように、弱い部分をテクノロジーでフォローするのはおかしなことではない」という考え方。また、タブレット端末は昨今特別なものではなくなってきている今だからこそ、その生徒の苦手なものをサポートすることができる。 確かに実社会に出るとわかるのですが、会社で手書きの書類というモノはほぼ皆無になり、計算も暗算や筆算ではなく計算機やエクセルなど表計算ソフトを使うのが当然の社会ですから、「ノートに手書き」「反復学習で漢字を覚える」といったことがどんどん現実離れしていく勉強なのかもしれないと。 常識が変わるというのはこういうことで、たとえば昔は脳に知識をたくさんためている人が優秀な人、でしたが、一人の天才の脳の数百倍の知識を子供でもネットで検索できるようになった場合、暗記しているという評価基準さえも変わってくる。英語も中高6年かけて文法を必死に覚え、片言英語すら満足に話せない日本の授業より、パソコンの翻訳ソフトが使える人の方が役に立つとか。 「これではだめだ、人間の能力の低下が~」という意見がありますが、すでに人間は移動に自動車や飛行機を使い、連絡手段に電話やメールを使い、もっと言えば水道やガス、あらゆるライフラインは過去になかったものです。 タブレット端末が急速に普及した理由も、みんなが「求めていたテクノロジー」であり。だから学習障害の生徒だけに限らず、老人や身体障碍のある人が健常者の人と対等になる橋渡しができると思います。 わからない漢字はスマホで検索できる時代、もしかしたら現行の暗記型試験採点の時代も変わっていくかもしれない、と思ったり。全ての学習を紙と鉛筆にのみ、というのではなく新たな選択肢としてのタブレット利用は大いに賛成です。
2016.01.08
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世間の意識が変わったのかなあと思ったこと。渋谷区に続いて世田谷区でも同性パートナーシップ認定を行政が認めて証明書を発行する、ということですが、ラジオに世田谷区の区長がインタビューを受けていた際に「市民3000人にアンケートを取ったところ7割の人が賛成、反対は4%だったことが決定する後押しになった」と。 なんだかLGBTの人の割合が少ないから、少数者=理解者も少ない という感覚があったのですが、当事者以外の人にとっても「反対しない」人の方が多い、ということであり。もちろん地域や年齢などで差はあるでしょうが、それでも多くの人が「特に問題ない」とする時代になってきている、そして、若年層ほどこの割合が高いということは今後も増えていく。 昨年、地方の議員が同性パートナー条例関連で差別的な発言をして大炎上、ということがありましたが、それが「ひどいことを言っている」と思う人の方が多くなっているのかもしれない。 昔は公然と行われていた黒人差別も部落差別も、今の時代から見ると「差別される理由がない」ことは明白で。それと同じカテゴリーに同性パートナーも入りつつあるのかなあと思ってます。 そうなると、保守系の人がよく言っている「日本の伝統的家族観が~」という主張が少数派なのかもしれない。
2016.01.07
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ちょっと前にラジオの情報番組で、昨今また増加傾向にあるマルチ商法について説明されていました。主婦層を中心に洗剤とか、健康食品といったものを市販より割高で買わせて「これを仲間内に売れはバックマージンが入る、友達を紹介すればさらに」のような広め方は昔から変わらないのですが、昨今増えているのは「こうすると儲かる○○式メゾット」といった儲けのノウハウを教えますという集まりでその情報が入っているとされるデータを高額で売る(内容は昔のねずみ講のノウハウをカタカナ言葉にしただけ)勉強会と称した、最近ネットのバナーも時折あるタイプのものとか。 この手のマルチ商法を私も直接声をかけられた経験があって。10年ほど前にいた某会社で会社の上役的な人が業務に関係ない、しきりに「海洋深層水」の購入を勧めてくる(しかも段ボール箱買いレベルの大量購入)。私は興味がないので断ったのですが私以外にも部署内でみんな声をかけられていたらしく、後でそれがマルチ商法の業者のものだと判明したのですが、おそらくその人も在庫として大量に買わされていたんじゃないかと。 この手の話は「そういうマルチ商法がある」ということを知っている、知らないで全然だまされる度合いが違うと思うので、学校の教育などで子供たちに教えたりしてほしいなあ。学生の間にも大学サークルを中心に広がっていたりするようなので。
2016.01.07
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ふと思ったのですが、エロ漫画などであっても「たとえ絵であっても」18禁の作品に修正を入れなくてはいけない理由ってなんですかね? と、思ったのが昨年やっていた春画展では当時の浮世絵に修正はなく、売られている春画の本にも修正はない。 同じ「欲情を煽る目的」の絵なのに春画は現代で無修正で公開しても許される。どちらも年齢制限があってみたい人だけ見る分野なのに大きな差がある。ということは、もともと「性器を隠さなければいけない」明確な理由はないんだと思います。 江戸時代も今もエロ絵の本質は全く変わっていないのに妙な感覚です。
2016.01.06
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「ああ、そういう人がいてもおかしくないんだ」と驚くとともに納得したのは、「生まれて今まで映画館で映画を見たことがない」という地方の若い人が結構いる、というお話。 確かに自分の田舎のある長野県で調べてみたのですが県内に映画館は15件程度、しかも主要な町に集中しているので映画館のない市町村はごく普通、しかも市内に映画館が一軒あったとしても見たい映画でないことも多くて。 最近はDVDレンタルやネット配信があるので、わざわざ映画館に行くこともない、ということでもあり。映画に行く、ということが一苦労の場所に住んでいるとそういう人が今後増えてもおかしくないんだろうなと。 よく「この映画は映画館で見ないと魅力が半減」というタイプの映画がありますが、地方だとそこまでたどりつけない、贅沢な言葉なんだとつくづく感じます。自分だって地方にいた時は東京で話題の見たい映画が地元の映画館には来ないのでレンタルビデオ(当時)待ち、なんてのは普通でしたから。 と、正月に地元に帰ったときに市内の昔からあった映画館が一軒つぶれていることにさみしさを感じたので。
2016.01.06
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なかなか病理だと思ったアンケートに対する反応部活「やりたくない」 先生の訴え この結果に対してコメントで「教師は聖職者なんだから~」があるのですが、この聖職である、ということであればその職業の人は理不尽に耐えなければいけない、というのが怖いところで。 この部活動も元々は「先生の業務ではない」分野。本来なら外部から金を払って顧問指導者を雇う、そういう需要が生まれる仕事のはずですが。それに、部活の顧問担当の先生はそのスポーツの指導者ではないので、その練習法が正しいかどうかもわからないケースも多く。 つくづく思うのは、日本のスポーツ世界って学校単位になってしまう不思議なんです。高校野球に代表されるように、バレーもサッカーもバスケも。でも本来、部活は授業ではないんですよね。本当にプロを目指すような熱心な生徒と、そこそこ楽しみたい生徒を「同じ学校だから」という単位で同じ部活の箱に入れて専門家でない教師の指導の下に~ってのはどうしても無理が出てくる。その部活に力を入れているいわゆる「名門校」は教師とは別の「顧問」を雇っていますが、そこまでやっている学校は少なくて、あくまで担当教師に丸投げが現状ではないかと。 だからこそ「ちゃんとした指導者」「正当な報酬」「ブラック労働撲滅」のためにも部活はちゃんと学校の片手間に教師にやらせてはいけないと思うのですが。 教師もおなじ労働者だ、ってことを考えてあげないと、ブラック企業と同じことを先生に求める世間になっていて嫌です。
2016.01.05
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こういうニュースを見て。 友人に「伝説を作ろう」 川に飛び込み男性死亡 怖いなあと思うのは酒の勢いで気が大きくなってやったことが取り返しがつかない結果になる、という事件や事故であるということ。後から考えるとバカバカしいと誰もが言えるのだけど、たとえ酒を飲んでいなくてもその場のノリや勢いで起きる痛ましい事故には残された遺族がかわいそうだとしか・・・ その場のノリというのは本当に怖くて、普段はおとなしい人なのに周りがはやし立て、引くに引けない状況で~なんてことがある。だが、精神的高揚と物理法則や生体反応は違う。そんなことは誰もがわかっているはずなのに。新人歓迎会で先輩に強要され毎年のように一気飲みの急性アルコール中毒で死亡する事故を聞きますが、皆「馬鹿なことを」と・・・でも、なくならない。 日本だと「酒の上の失敗」というものに寛容な風土がありますが、こういった取り返しのつかない、「馬鹿なことで死なれてしまう人間の残された家族」の気持ちを考えると、むしろ天災や交通事故といった偶発的理不尽よりいたたまれないのではないかなあと思います。 その場のノリや空気を壊してでも「やめておけ」と止められる人間、あるいはそういう場にならないとなあ・・・
2016.01.03
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年末にやっていたNHK特集のシリーズ「新・映像の世紀」がすさまじくて。前のシリーズは20年前に放送して当時も高い評価を受け、近代史の参考資料として学校で見た人も多いのではないかと思います。 今作では新たに見つかった映像や資料などを基に、また、視点を「現代の紛争や国際問題の原因の過去の因果関係」として構成されていて、別の意味で映像をより深く興味深く見ることが出来ます。 で第3話の「時代は独裁者を求めた」はそれを象徴する内容でした。どうしても戦後の世界的価値観でアドルフヒトラーがすべて悪い、すべての元凶のような絶対悪としてとらえがちですが、当たり前ですけどヒトラー1人で世界を混乱に陥れたのではない、それどころか彼は「民主的手続き」によって政権を奪い、当時第一次世界大戦の敗戦不況で疲弊していたドイツ経済を立て直し、現代の社会システムの根幹ともなる週休2日制や労働時間規制、社員食堂といったものを普及させた政治家でもあり、何より国民の89%という圧倒的な支持を受けていた、そして、後に戦争をするアメリカの経済界などもお得意様として彼を支援し、また、リンドバーグやフォードといった有名人も支持していたり・・・ しかし、その後のユダヤ人迫害の映像はすさまじく。同時にユダヤ人を迫害していたのはドイツだけではなく、世界中で同様のことが行われていて。 そのほかにもドイツ占領から解放されたとたん、フランス市民が率先して差別や迫害に協力、加担する残酷な映像、また、ファシズムに敵対する共産党政権もまたすさまじい民衆殺戮を行う様子など「今の時代から見ると狂気」としか思えない行動が日常化している。 しかしこれは同じ人類の歴史であり、当時も今も、世界中どの民族でも起こり得る、それこそ社会的に不安定になると民衆が自ら強力な独裁者を求め、思考を放棄し権力者ににゆだねてしまう。強力な支持を受けるようになった独裁者を批判することすら許されなくなる・・・ 同じことは地球の裏側の日本でも起きていて、その映像でも南京陥落を祝う日本人の祝賀イベントを読売新聞が協賛していたり、プロパガンダ映画にディズニーや日本でも後に有名な清純派女優、原節子が協力していたり。いろんな角度から「狂気は皆が権力に媚び作り上げた」ことを表していました。このドキュメントを見ると、日本国内でも昨今たまに見かけるヘイトデモや民族、宗教差別的スピーチをとても笑うことが出来ない、当時にも全く同じことが行われていたことに背筋が寒くなる思いです。 番組の最期に戦後、ユダヤ人捕虜収容所の惨劇を強制的にドイツ人に見せる行為をおこなって。数々の死体の山、骨と皮ばかりになったユダヤ人の捕虜・・・女性は気を失い、男性は顔を背け、“知らなかったんだ”という声が、人びとから上がった。すると、開放された収容者たちは、怒りをあらわにこう叫んだ。いいや、あなたたちは知っていた。 番組内ではそれこそ見るに堪えない悲惨な映像も取り上げられていましたが、これは皆が知っておく、見ておくべき映像だと思いました。誰でも、どこでも起こり得る「うちの民族は優秀」なんて言葉が消し飛ぶような、それこそ今、イスラム国が行っている行為を野蛮だとして非難できないような歴史をどの民族も過去に持っている、人類共通の狂気として。「収容所は、ドイツ人にも見せなければならないと思った。将来、この出来事が在りもしないデッチ上げだと、言う人が出ないとも限らないのだ」アイゼンハワー この言葉は実に未来を予見している言葉だと思います。
2016.01.02
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おめでとうございます。本年もよしなに。 挨拶もそこそこに、冬のコミケで感じたことなんですが、今回、男性向けサークルで一番多かったのが艦これ、あとアニメでさらに人気が出たアイドルマスターシンデレラガールズ、という印象なので、つくづく「日本のゲーム業界の変遷」を感じました。 と、いうのは、どちらもこれまでゲーム業界の主流であったコンシューマではなく、ブラウザゲームやソーシャルといったジャンルがメインになる。この辺はつい数年前まで「この手の課金のソーシャルゲームブームなんてすぐ終わる」と言っていたのが、いつの間にか大手の国内メーカーも含めて軸足を移し、むしろ据え置き市場から手を引きつつある。そして、オタク層と呼ばれる人が集まるコミケでもその手のゲームに抵抗がない人、楽しんでいる人も当たり前のように人口が増えていて。同時に、女性人気のブラウザゲーム刀剣乱舞なども含め「ゲームの人口を増やした」ことに間違いなく貢献していると思います。それまでゲーム=専門ハードを買う が普通でしたからねえ。 自分のゲーム会社でも開発の仕事のラインではコンシューマもスマホ向けのゲームもどちらもラインが同じぐらいあり。基本は同じ仕事内容なので自分も配属があれば両方やっている。 もっとも、コミケでは何がはやるかわからない。過去にもToHeartのような恋愛シミュレーションブームとか、月姫、ひぐらし、東方に代表される同人ソフトがブームになったり。 今回の艦これやアイマスも急に大きくなったり、で、こういう何かきっかけがあるとそれまで「○○なんて」と食わず嫌いで否定的だった人が試しにやってみて、そのジャンルへの抵抗がなくなる、ジャンルとして当たり前になる。 逆に言えば「ゲームとはかくあるべし」というのが通用しないのは、わずか30年程度しかない家庭用ゲームの歴史の世界を見ているようで面白いです。 コミケに来るようなオタクは自分も含めて「欲望に忠実」なので、それこそ次に何が人気になるのかわからないから面白い世界ですねえ。
2016.01.01
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