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「今の自民党政治が腐敗にまみれ、ひどい事はわかっている、でも、じゃあ、代わりにどこの党に投票したらいいのか?結局消去法で自民党になる」 という人は、選挙という制度をいったん冷静に見ればいいと思う。日本の代議制民主主義は「議員になってほしい人を選ぶ」のと同時に「ふさわしくない人を落とすために他の人に投票する」という側面もある。 どうして今の自民党がこんなひどい状況でも権力を保持できるかと言えば、結局、衆参の議会の中で自民、公明の与党が過半数をとっているからであり。こうなると国民大多数が反対する法案(消費税アップとか)も数の力で通してしまうことができる。 で、もし投票したい議員や政党がなければ、入れたくない政党以外の党、議員に入れればいい。たとえば自民党が最大政党であっても、一党では採決を強行できない数になってしまえば野党と共闘しなければならなくなり、勝手なことができなくなる。緊張感が生まれる。選挙期間になると与野党関係なく、候補者がペコペコ平身低頭し「国民の皆様のために~」なんていかにもな公約を打ち立て、選挙が終わったとたんに「は?公約?そんなこと言いましたっけねえ?」という態度なのは、かれらが「選挙さえ乗り切れば後はどうとでもなる」と考えているからの証拠でもあり。そして議会では100のうち51取れば法案が通り、その51の中でも26の勢力があれば全体を支配できる。 つまり、一位総取りの現状がここまで与党の傲慢な議会にした。そして、次の選挙までの一定期間は、どんなに国民が反対する法案も通すことができる。それを許さないためには国民が投票で政権政党を弱めることが肝心で。 現在、世論調査で政党支持率を見ても、一番多いのは「支持政党なし」という人だ。これは私は正しい感覚だと思う。特定政党にこだわらないからこそ、選挙に行かないのではなく、ぜひ選挙で「今の政治はおかしい」という意思が示せる。それに支持政党はカルト宗教じゃないのだから、その時々の状況で変えることに何の問題もない。そもそも、自分の意思を政治に反映するとはそういうことだし。
2021.02.28
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昔のことわざに「稼ぐに追いつく貧乏なし」というのがあって。つまり、必死に働いていれば勝手に収入が上がり、遊ぶ時間も金もかからないから貧乏にはならない、という言葉です。 が、これが今の時代は通用しない。同じ会社にどんなに必死に働いても給料が低賃金の一定額、何年働いてもほとんど昇給もなし。にもかかわらず消費税やら社会保障費は値上がりするのでどんどん貧乏が追い付いてくる。 で、そういう場合、よくやりがちなのが「節約」というもの。一日にかかるコマゴマした経費を10円.一円単位で削っていく。しかしこれって毎日が本当にしんどいだけで労力に合わない。余計なものを買わない、というのではなく、必要なものを買うのに毎回躊躇する思考ですから。 私が思うに、若いころに最初に入ったゲーム会社が倒産したことが、その後の人生で本当に良かったと思っています。当時はお先真っ暗でしたが、ゲーム業界だと転職が当たり前の業界。それに特化した技術職なので業界に入って20年になりますが今のところ需要は常にあって。で、転職のたびに給料が上がっていく。 一つの会社にいるとずっと給与の金額は上から押し付けられるだけですが、入社時に交渉できるので、少なくとも「新卒で入社して10年たって、仕事は忙しく成果も出しているはずなのに初任給からほとんど変わらない」ということもなく。 で、転職は若いうちの方が有利というのが幻想で。むしろスキルが溜まった、技能を持っていて即仕事に対応できる、応用力、経験値があると、この業界だと年齢関係なく交渉できます。 とはいえ、この業界も水物。任天堂がとんでもない売り上げを出している一方、自社のゲーセン部門を切り離すセガみたいなこともある業界で。だから、わたしは「開発会社」というどこの仕事も受ける会社に入ることをお勧めしています。 それに開発会社だといろんなプラットホーム、それこそハイエンドのコンシューマからスマホのゲーム、ジャンルもばらばらで毎回、使用アプリが変わったり、勉強しできますねえ。あと、看板を前に出しているメーカーより知名度が低いだけで入りやすく、技術も覚えやすい。ここでキャリアを積めば同業他社にも転職がしやすいことも上げられます。 なんだか冒頭の話とつながっていないような文脈になってしまいましたが、「一つの会社に愛社精神を捧げても見返りが得られない(成果報酬という名で従来の年功序列や定期昇給がなくなった)時代に、転職を恐れることはない」という話。
2021.02.27
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天皇陛下が愛子さまの受けるオンライン授業をそばで見ていたという話を聞いて震え上がる大学関係者や教職のみなさん 一読して「ほほえましい」と思うと同時に、コメント欄に気持ち悪さを感じた。いわゆる「臣民しぐさ」というやつで。 皇室の関係者に一般人の学術者がものを教える、ということを未だに「特別なこと」だと思っている、いや、そういう階級格差を面白いと思っているのが馬鹿々々しいというか。そして、この異様な「恐れおおくも・・・」の仕草は陛下が求めたのではなく、周りの「〇〇すべき」という連中が持ち上げ、溝を作り、虎の威を借る狐を作り出す。 出自がどうであろうと関係ないのに、勝手に「皇室すげえ!それを敬う俺、臣民。こんなことを書くような(私のような)人間は非国民」の三段論法だ。 これは単なるバカ話ではない。権威なんてのはそうやって生まれる。
2021.02.26
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昨日のTBSラジオ「荻上チキ セッション」で日本国内における入管法の改正・・・といいつつ、実質の改悪につながる法案が現在審議されていることを特集しておりました。 現在、入管 入国管理施設において、国連からも是正勧告が求められる外国人の人権侵害が行われております。これは理不尽な長期拘束、法律で就労権限を与えない上での「仕事がない=不定外国人」扱いをする、いわゆる母国からの迫害で逃れてきた難民の難民申請を受理せず、しかも、その難民に(自分が迫害を受けているという証拠を母国政府に書面化させないと許可しない)など事実上不可能な条件を押し付けてそれを理由に強制送還させるなど。 で、このことについて「だったら自称人権派は中国のウイグル政策や香港の人権侵害をもっと叩けよ!」と意味不明の反論をする、自称「保守」の人がいますが、はっきり言います。「どっちもダメだよ」 なんだかカウンターを当てれば、どっちもどっち論にできると考えている連中がいますけど、どっちも抗議しているんです。それに自国内で起きていることに対しての抗議は、結果、他国への抗議とも同じです。逆に考えると国内でそういうことを容認するのは他国に「お前の国だってやってるじゃん」と付け込まれる論拠になってしまう。 ラジオの中で支援団体の方が言った言葉「日本は直接的な暴力、弾圧のような差別は少ない、が「対応しない」「無視する」「権利を与えない」という消極的差別で外国人を差別する」というのがあり、納得しましたが。 日本では今でもコンビニのバイトであったり工場の単純作業、3Kとよばれるきつい労働に多くの外国人を「技能実習制度」という実質奴隷制度で活用しています。 こんな国が多様性とか、オリンピックで世界に開かれた日本を・・・なんて恥ずかしい話です。
2021.02.25
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某カ〇コンのほぼ同期でサウンドクリエーターの杉森君がゲーム業界を目指す学生に向けてtweetしてたのでまとめてみた 非常に同意。というか、自分もこうだったなあとふと振り返る。 以前もお話ししましたが就職活動で「ゲームクリエイターになりたいのですけど、どうしたらいいですか?」と聞いてくる人はまず向いていません。というか、ゲームクリエイターになりたい人はすでに自分でゲームを作っています。これは漫画家になりたい人が子供のころからノートに漫画書いたり、同人やっているように。 この方と同じく、私も学生時代、異常な熱量でゲームを作っておりました。というか、我が家に父が仕事で使う名目で買ったPC88が小学生時代に届いて以降、ずっとパソコン少年で。中学で英語の授業を受けるより先にBasicを覚えてプログラムをしていたぐらい。毎月発売されるベーマガという雑誌のプログラムを打ち込み、独学で改造し、ゲームを作り・・・ もちろん、普通の一流大学を出てゲーム会社に就職することも可能です。が、その場合、ゲーム開発(クリエイター)とは別の仕事をする場合(総務とか営業など)が多い。なぜなら、クリエイター募集の人事では、そういった履歴の人はまず書類選考で落ちます。理由は簡単。作品提出ができないから。 「ゲーム会社に入ってからゲーム作りを覚えよう」というのが間違いで。しかし、自分も時々新卒者の選考に立ち会うのですが、いまだに履歴書しか送ってこない、あるいは作品と言っても明らかにこれまでこの手のことをしたことないレベルの作品を提出してくる人も多い。 逆に作品のレベルでとんでもないハイクオリティーな同人ゲームを一人で作ってくる学生もいる。そういう人と面談してみると、やはり「昔から同人ゲームを作っていた」と。こういう人は即、採用したい。 そして、ゲームスクールに通う意味というのは、むしろカリキュラム内容より「学生の間はゲームを作る時間が与えられる」ことじゃないかと。だから、ここをぼんやり過ごすとせっかくゲームの専門学校に入った意味がない。わからないことがあったら先生にも聞ける、独学でやるより効率もよく。 会社に入ればゲームの作り方を教えられ、いつかは自分オリジナルのゲームが作れる、なんてことは考えないように。オリジナルゲームを作りたいのであれば、もう作っていなさいと。 あと、自分はプロの開発者ですが、いまだに同人ソフトも作っています。「ゲームが作りたい」っていうのはそういうことじゃないかと思います。
2021.02.23
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休日にアマゾンプライムで「日本の一番長い日」がフリーだったので見ました。これは岡本喜八監督が撮った白黒のころの映画(後にリメイクした作品もあり、こちらは見ています)ですが。 舞台は太平洋戦争末期。沖縄占領、広島、長崎に原爆投下で日本はもはや敗戦決定、連合国からのポツダム宣言受諾を受け入れるかどうかで会議が紛糾、結局、天皇の判断で受け入れが確定したが、それを受け入れがたい一部将校が軍を動員、皇居を占拠して玉音放送をさせない、戦争継続を求める反乱に出る、という、実際にあった「宮城事件」を扱った物語です。 で、この映画、庵野秀明監督が「シン・ゴジラ」を撮るにあたって大変オマージュした作品としても有名で。(実際、岡本喜八監督の写真が映画内で使われています)特に会議のシーンが多いのですが、この辺のテンポとか、会議室でうだうだやっているうちに外側で事態がどんどん悪化していく様子など、カット割りの速さもあって引き込まれます。 また、白黒時代の映画というのも今見ると効果的で、特に深いコントラストのシーンが多く、また、役者さんが皆、癖の強い、顔に個性がある方々ばかり。また、セミドキュメントという方式の映画でもあるので、むしろ生々しさが、まるで当時のフィルムを使ったようなリアリティーがあります。 この映画が公開されたのは戦後20年程度しかたっていない、当然、戦争経験者、従軍者がまだたくさんいた時代。で、この映画も公開されたときに映画の質以上に内容に関しての賛否両論がわきあがったそうで。 ちなみに私の感想としては、どうしても今の東京オリンピックを強行したい政治家やオリンピック組織委員会とかぶって見えてしまった・・・予算が当初の数倍に膨れ上がり、しかもコロナで壊滅寸前、ホスト国の国民すら世論調査で中止を求める声が圧倒的、やっても大赤字確定のイベントを「熱意」とか「このままではこれまで頑張ってきたことが無駄になる」「誰が責任を取るのか」でダラダラと決定されず、中には「国民全員で一致団結(特攻)すれば必ず勝てる」みたいな国民を犠牲にしてもオリンピックは行う、などと狂ったことを言い出す奴も出てくるような。また、一度天皇が「ポツダム宣言を受諾する」と発したとたん、それまで強硬だった人が「陛下のご遺志を尊重する」と、一部反乱分子を除いて、上から下まで粛々と敗戦処理を始める様子とか。要はみんな戦争をやめたかったけど、自分が責任を取らなくてもいい理由を求めていただけなんだろうなと。 半世紀以上前の古い映画ですが、全く古さを感じない、生々しい迫力のある今作、お勧めです。
2021.02.22
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コロナに対して先行してワクチン接種が行われていたイスラエルでは、急速に新規感染の数が減っている、という明るいニュース。日本でも昨日から医療関係者を優先し接種が行われており、今後高齢者から順に国民へもワクチン投与が行われるという話。 で、ここで数値の問題で・・・政府は国民全員のワクチン接種を早急に行い、オリンピックを何とかやろうとしているみたいですが、現状、ワクチンが一日に打つことができる人数が現状の医療関係者数や会場の規模など考えても10万人とされています。で、その計算だとフルに回して65歳以上の高齢者だけでも3400万人いますから、一年・・・私たちそれ以下の年齢の市民がワクチンを打てるのは来年以降という計算に・・・ さらにいえばこのワクチンは2回接種が基本。この状況で7月にオリンピックをどうこうという話だろうかと・・・ 菅総理は「人類がコロナを克服した証としてオリンピックを」と言ってましたが、そういうのであれば日本だけでなく、世界でそれこそ渡航制限がなくなってから「克服した」にしてくれよと。各国の選手団には特別な検査と検疫で・・・なんて時点で全く克服されていないし、オリンピックのスケジュールとコロナワクチン接種、どっちが大切かなんて誰が見てもわかるだろうに・・・ ・・・あ、そんな簡単な天秤もないから今の状況になってるのか・・・
2021.02.20
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森元会長の女性蔑視発言で注目されている、日本のジェンダーギャップについて。 この国のジェンダーギャップ指数は国際機関の調べで153か国中121位という、まさに先進国とは言えない、女性差別大国と言える数値になっています。 これの是正として「企業や組織の幹部役員、上層部に一定割合の女性役員を入れることを義務つける」というのがありまして。少なくとも数でそういった男性中心の意思決定を破るべきだと。しかし、実際は今回のオリンピックに限らず、それすら無視される、もっといえば「女社長」とか「女性役員」「女性官僚」といった言葉があるように、女性であることが特異である(男のこういった役職にわざわざ「男社長」などという言葉が使われない)ぐらい、珍しい事なんです。 で、「役員など上層決定組織に一律に数字で女性を入れなければいけないというのは、それは本人の能力関係なく女性を入れなければいけないという差別と同じである」という意見があった。私も以前はそう考えたであろう。本当に能力がある人材であれば男女関係ないから、と。 しかし、意識を変えたのは「だったらなんで男性の方が出世や生涯年収が圧倒的に高いのか?」ということ。そこには「男が一家の大黒柱で家計を支える、女は結婚して子供を産み、家を守る」というものに縛られている因習があって。「女はいつ結婚、妊娠して会社を辞めるかわからない、また、結婚すれば夫の収入がある片手間仕事だから上の役職には上げられない」という勝手に女性の生き方を限定、未来想定して出世や収入を決めている。未だに会社によっては女性の新入社員はお茶くみ、ゴミ捨て、台所など共有の水回りの掃除といった雑務をやらせている企業はある。(男性新入社員はやらない) また、森元会長を擁護するために保守系与党政治家が「ああいうキャラの人で悪い人じゃない」と言ったが、その悪いことをした意識がないほど、女性差別が当たり前の会議であったと。それは会議室にいる役員の男性比率が圧倒的に多い事にも起因する。「女性はわきまえる」発言があった時、会議室では笑いも起きたというが、その時、女性が過半数の会場であったら?それだけでこの軽口は抑えられただろうし、もし、言った場合には「その発言はダメだ」と女性役員側が流さず、静止できたであろう。 この件に限らず、よく政治家が行うこの手の差別発言というのは、国会や議会のような場所より、地元の後援会のような「身内で固めた、自分を肯定してくれる人が集まる場所」で発生しやすい。このぐらいは許される、笑いが取れるだろうという差別意識。 つまり、男女比が拮抗すれば抑止力にもなる。男女比が均等になれば性的差別発言をしなくなるし、その発言を非難する人数が多くなれば「発言するにふさわしくない人」とされるようになる。これは理想論ではなく会議を支配している空気、意識方向を男性だけのものにしない、大切なことなんです。 能力のない女性も上層部に数値で入れなければいけないのは本末転倒、という意見に対しては「だいじょうぶ。今でも森会長の差別発言をうすら笑いで流すような、能力の低い男性役員で意思決定している組織なんだから」と。能力が決めるのであれば何にもまして、以前からこの手の発言を繰り返す人間をトップに据え、国際的大非難あびて遁走、なんてことはなかっただろうし。
2021.02.19
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最近、ある漫画を単行本で読みまして。なかなか面白い。 で、この作品の評価に「テンポが悪い、話がなかなか進まない」というのが雑誌掲載リアルタイム勢の感想にありました。ですが私は雑誌掲載の時は読んでおらず、単行本6~7冊ぐらい溜まったところでまとめて読みまして、、こうすると別にテンポが遅いとは全く感じない。一話ごとに何らかの起承転結があり、大きな流れ(目的)に向かってきちんと話は進んでいる。 では、どうしてこれが「テンポが悪い」と言われたかと言えば、月刊誌に連載している作品のため、リアルタイムで読んでいる人にとって一話25ページ読んで次に読むことができるのは来月。これを繰り返すからではないかと。 例えば週刊誌であればすぐ翌週が来るのに対して、月間だとその4倍。しかも、単行本は週刊だと平均3~4か月に一冊出るのに対して一年に一冊とか2冊のペース。当然、同じストーリー展開でも体感スピードを遅く感じる、逆に私のようにある程度まとめて単行本で後追いで読んだ読者にとっては、特に気にならないのだろうなと。 冷静に考えて「毎週20ページの背景もキャラもしっかり書き込まれた漫画がなん十本も雑誌で読める」週刊漫画誌という制度自体が異常で。たしか藤子A先生のまんが道の続編でも、当時初めて週刊漫画誌というものが創刊されることになり、その依頼を受けるかどうか、その仕事量についていけるか葛藤するシーンがあるのですが、当時の連載が一話8ページとか16ページだったことを考えると、私たちが普段、当たり前に読んでいる週刊漫画雑誌に求める作業ペースが速すぎるのかもしれません、
2021.02.19
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鬼滅の刃、テレビアニメで遊郭編が放送決定、というニュースに対して「子供の見るアニメで遊郭を扱うのはいかがなものか」という意見があるとか。 まず、前提として「遊郭というのは存在したし、現在も存在する」ということ。つまり、性風俗産業とそこで働く人、それを利用する人は現実であります。 で、ここからが問題で「なぜ子供に見せられないのか?」という話になった時、それはこのアニメを見た子供が「お母さん、ゆうかくってなあに?」と聞かれて親が困る、ってだけの話ではないのか?つまり、興味を持たれると自分が困る、という、おそろしく先走ったワガママな主張でしかない。 しかし、これ、別にこう答えればいいんですよ。「自分で調べて見なさい」と。ちなみにもっと明快に答えたければ「男が金を払って女の人とお酒を飲んだり、お歌や踊りを見たりして、最終的にはセックスしにいくところ」 で十分かとw。え?セックスという言葉が子供によくない?あなた、どうやってその子を作ったんですか?別にいいじゃないですか。 私が嫌いな言葉に「我々大人はいいけど、子供の教育上よくない」という理由でその手のものを否定する、あるいは、他人から奪おうとする人。子供をダシに使うなと。上の遊郭である女性の性の商品化、そういうことをしないと生きていけない弱い立場の人々を否定する、問題が存在しない認識にすることにつながる。たとえば私も子供の頃に読んだ「はだしのゲン」で戦争中から戦後の差別を知った。白土三平の「カムイ外伝」では部落差別の歴史、宮崎アニメ「もののけ姫」ではらい病の罹患者の描写がある。これらは過去の歴史の暗部として葬られる、なかったことにされるのを知りえる最高の教材だ。 人気漫画原作ドラマ「仁」でも遊郭の華やかな世界と、そこで生きる女性、そして性病や貧困は丁寧に描写され、ドラマを生むと同時に私たちはそういう歴史を知ることができた。それと同じ遊郭という舞台を時代劇ではよくてアニメでやってはいけない、なんて話はない。
2021.02.17
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名簿の束「書き写して」、会議室に数十人 リコール署名偽造、バイト男性証言 アメリカの大統領選でトランプ支持の大量の投票用紙が捨てられていた!(後にそんな証拠となる破棄された投票用紙も被害届も選挙管理委員会にも警察にも届けられてない)という陰謀論がありましたが、こっちは現実です。 で、今回、何が異常かというと、署名の8割が本人ではない、同一人物筆記(一人という意味ではなく少数人数による手書き)で10万人以上のものが作られたというもの。署名は手書きなのである程度組織だった動きがないとできない。と思っていたら、「簡単な作業」として派遣会社による人材を集め、大量に偽造していたという。 これに対して今回のリコール運動の代表である高須クリニック院長は「反対勢力による我々を貶めるために・・・」のことを言っているが、おかしいだろうと。80%もの偽装署名であったのなら、本来、本当に集まった署名数(リコール支持者)なんて有権者全体の何パーセントしかいない、当然、リコール成立など絶対にありえない少数意見でしかなく。ということは、リコール反対側が金を払い、危険を冒してまでやる必要がない。放置していても結局覆らない数の支持しか集まらないのだから、わざわざ貶める必要はない。 今回の大規模なリコール署名不正は民主主義の根幹を崩す、それこそ「選挙で選ばれた人を一部の人間が気に入らないから変えようとする」重大な事件です。徹底的に調べることを望みます。
2021.02.16
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「高齢になると常識のアップデートができない、それを責めてはいけない」という言葉を、今回の森喜朗オリンピック会長辞任騒動でよく聞きました。 いや、そうではない、高齢になりその手の判断もできなくなった人をトップに使い続け、しかも公の場で発言させていることが問題になっただけであり、その場に立たせないようにしなければいけないのに。 この森元会長だけではなくて、若い人であろうと中年であろうとその立場にふさわしくない、あるいはネットにここ10年で急速に見られるようになった人種国籍差別、根拠のない陰謀論、学術的には全く相手にされない歴史修正の言説を「そうだったのか!世界の真理を知った!」と鵜吞みにした人間が、公の場でこの手の戯言を開陳し、聞かされる側がドン引き、という話があります。こういうのは「ネットで真実を知った」のではなく「ネットで安易に糞を黄金だと思ってつかまされた」といいますか・・・ で、こういう人間が組織のトップであることの危険性は「誰も止められない」ということ。昨今、日本のサプリ企業DHCが広報のなかでとんでもない差別的な発言をしまして。で、これも本来、まともな企業であれば広報は外部に出す資料としてこんな声明を出すはずがない。が、この企業の社長はワンマンで、以前からこの手のことを堂々と言っている。こうなると、そこで働いている従業員まで「そういう思想の持ち主だ」と思われる。他にもAPAホテル社長とか、高須クリニック院長とか。一代で築いた会社の経営者がそっちの言説にはまり、企業内容とは関係なく評価を落とし、国際的非難を浴びることもある。 今回の森元会長に関しては「半径5メートルの人」という政治家時代の評価があります。これは身内にはとてもやさしく、気さくで、気のいいおじさんであると。だから、「あの人は本当はいい人」という人が周りに多い。しかしそれはあくまで身内にいい顔をするだけの人気であり、大きな国家運営や事業をする立場、ましてや他国の人には届きません。それは長年常識がアップデートできていない結果です。 社会的責任が伴う大きな組織代表から完全に引退し、それこそ気心知れた身内だけで居酒屋飲み会の幹事であれば「悪い人ではない」のでしょう。けど、「意図しないで差別発言をしていることに気が付いていない人」がオリンピックホスト国の代表という、その立場にいるとしたら、そこは「居ては悪い人」になるます。
2021.02.15
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昨日2/13の夜中にかなり大きな地震がありまして。東京都内の私の家でも、揺れはそこそこですが、その時間が長くて焦りました。このクラスの揺れは東京でも東日本大震災以来です。しかも夜中ですから余計に不安になります。 その時間、起きていたのでゆれが止まるまで身を守り、収まってきたら即、玄関のドアが開くことを確認。その後、非常袋を手元に置いて、ラジオを付け、情報収集。震源が東北福島沖と聞いてちょっとぞっとしつつ、水道、ガスが使えるか確認し、無事事なきをえましたが。 結局、不安で朝方まで眠れませんでした。 夜が明けてニュースで被害状況が入ってきましたが、今回は東日本大震災で地震の揺れより被害を出した津波の影響がなかった(若干の海面上昇程度)のが幸いでした。ただ、ネットには本棚が崩れたり、ショーケースのものが落ちていたり、一部停電の情報など。 怖いのは熊本地震では大きな揺れの後に、実はそれが余震で本震がそのあとにおきたことで。特に地震直後は地盤が不安定になっているので注意が必要です。 東日本大震災からあと一か月ほどで10年になります。どんなに忘れまい、忘れまいとしても記憶は風化します。だとしたら、せめて、普段は忘れていても、非常袋や緊急時の心構え、知識、経験だけはしっかり思い出しておきたいです。 今回の地震の被害にあわれました方、お見舞い申し上げます。
2021.02.14
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森喜朗会長「老人も頑張ってるんですが老人が悪いかのような表現をされることも極めて不愉快」【辞任あいさつ全文】【東京五輪】 ・・・もう・・・最後の最後まで「何が悪かったか」わかっていないのだなと呆れます。というか、老人が悪いのではなく、オマエが悪い!と。女性蔑視発言も受け狙いの軽口でこうなってしまった。しかし、本人が悪いと思ってないから謝罪会見であああいうボロを出し、さらに叩かれる。 謝罪とは書かれた文章をモゴモゴ読んで頭を下げておしまい、じゃないのに。むしろこれで終わったのではなく、ここから始まる長い地道な信用回復が大切なんですが、ついにこの人はその努力を放り出し、自分を責める周りが悪いと逃げ出して。 会見の中で気になった言葉が森さんは批判を「悪口」と言っている。つまり、自分に向けられた言葉を世間の悪意ある言葉として受け取っているのである。これだけで噴飯ものなんですが。 さらにいえば、この会見やその前の謝罪会見で、自らを「老害」とか「老人が~」と年齢のせいにしようとしているが、年齢は関係ない!若い奴だってこういう雑な人間もいるし、逆に高齢でも差別をなくすために努力をしている人はたくさんいる。この人は年齢差別という、さらなる差別意識まで持っているんだ。 今回の問題は沖縄のせやろがいおじさんのYoutubeが一番自分の心象にぴったり合いました。普段はエキセントリックな彼が、ほんとうにしみじみ語る(もちろん面白い)。自分も過去に女性蔑視発言をしてしまったことから、そこからどう考えるか、反省とはどういう行動をとらなくてはいけないか。 今回はオリンピックというイベントで大々的に報道され、注目されましたが、こういったジェンダー差別は日常的に身の回りにあります。だからこそ、自分もこの森的人間にならないよう、少なくとも行動は意識したいし、謝ってそういった言葉を発してしまったときの考え方も覚えておきたい。 差別した意識のない側は自分の言葉の暴力性に気が付いていない。
2021.02.13
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森会長、組織委員会会長を辞任、後任に川淵三郎氏 ・・・では、この後任の川渕さんという人がどういう人か、この動画を いい加減にせよと。女性差別者の後任がレイシストってどうかしてるだろ!しかもこの人、スポーツ界における体罰の容認を語っている過去もある。 つくづく思うのは、結局この手のオリンピック憲章から最も離れた人間が行いたがる東京五輪なんだと。こんな狭い視野しかない人が代表で世界のホスト国になるとか、ほんとうに恥ずかしいからやめてくれと。 もっといえば、この人よりマシな人権感覚をもった委員はいくらでもいるはずなのに、こんな人間を選ばざるおえない組織員会って何なのと。韓国一国に対してさえこんな失礼な認識の代表だよ? よく「がんばっているアスリートには責任はない」という人がいるが、その通り。だからこそ、アスリートと関係ないこの手の連中に引っ掻き回され、貶められるオリンピックの価値とはいったい何だろうと
2021.02.12
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森会長の問題に限らず、私は昔から嫌いな言葉に「男らしい」というのがあって。 というのは、女性が「女らしくしなさい!」と言われて抑圧されるのと同様に、この国では幼いころから「男らしさ」も強要されている社会で。 わかりやすいところだと転んでひざを擦りむいた男の子に「男なんだから我慢しなさい」とか、重い荷物を運ぶのに「男だったらこのぐらい持てるでしょ?」とか。もっと代表的な例はおもちゃ屋でも「男の子のおもちゃコーナー」「女の子のおもちゃコーナー」のように別れていて。 しかし、痛みや苦痛、悲しみに耐える辛さは男女関係ない。こういった価値観での教育では、いずれ「泣き言をいうのは男らしくない」とか、「この辛い仕事に耐えてこそ一人前の男」のように言われるのが普通の社会になる。そして、「女は女らしく」という言葉と同様に、永遠に役割分担がなくならない。 NHKオンデマンドで「新・映像の世紀」を休みに見たのですが、第1次世界大戦、ヨーロッパでは男性が戦場に駆り出され、国内労働者の欠乏から、女性がそれまで男性の仕事とされていた炭鉱労働、工場での金属加工、バスの運転手、トラックによって戦地への弾薬輸送などという作業に従事された。これによって後の女性の社会進出、社会運動の権利(自分たちは男性と変わらない能力がある)という女性解放運動の足掛かりになった。 では、現代日本はどうか?日本のジェンダー指数は先進国で最低、今回の森会長だけでなく、当たり前にこの「男らしさ」「女らしさ」の苦痛はそこかしこにあり。漫画やアニメの世界でも、いまだにキャラクター性として女っぽい格好をした男キャラ、ホモネタはギャグキャラとして笑いものに描かれる、これが普通である、という認識を子供のころから植え付けている。こういうところも考え直さなければ意味がない。 というか、この「〇〇らしさ」って自分がやるのは勝手だが、他人に押し付けられるとつくづく嫌なものだ。 考えてみると、「もっと〇〇らしくしないか!」という言葉は、それを言う側の「使いやすくするため」の思考でしかない。男だったら俺の求める男の思考で動け、女だったらこういう仕事をしろ、それ以外にも日本人なら、この年齢なら、こういう趣味が好きを自称している奴なら・・・ 全部、この言葉を言う側の勝手な要求でしかない。
2021.02.12
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「辞めればいい、って問題じゃない!」とオリンピックの森会長を擁護する人がいる。 そう、その通り。辞めればいいだけの問題じゃない。「辞めたうえで手を緩めず、責任を追及しなければいけない」のです。この辺は安倍総理の桜を見る会とか、森友、加計学園問題にもあって。首相をやめたとたん、そのあたりがまるで「おわった」かのようになっている。しかし、桜を見る会だけでも100回以上、国会の議場で虚偽答弁した責任、ホテルの領収書を野党が何度請求いてもいまだに提出しない・・・元首相はのうのうと国会議員を続けている。 日本には「地位を失ったら、謝ったら不問になる」という、奇妙な不文律がありまずが、問題の真相解明が行われていない以上、それこそ「辞めればいい、って問題じゃない」はずです。 自分の事務所でお金を受け取った大臣の甘利議員は、録音音源という確固たる証拠があるにもかかわらず大臣をやめただけで事件はそのままうやむやになり、数年後にはまた自民党の要職についている。森友問題で虚偽答弁をした官僚は、一時的に降格されたのち、事件の真相もはっきりしいないままのちに当時の地位より高い地位になった。 辞めればいい、って問題じゃなく、辞めた人間であっても責任追及をして真相解明が本来なのだ。
2021.02.11
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以前の会社で一番嫌だった修正。 ある技の動きを作って担当ディレクターに見せた際「・・・なーんかちがうんだよね」と。で、どこが違うのかと聞いたところ「それはあなたが考える仕事。こっちは判断するのが仕事だから」と・・・ではどんな雰囲気、あるいはどんなニュアンスの動きが欲しいのか聞いたところ、面倒くさそうに「あのさあ、それはレストランでコックが客に調理方法聞くようなことだよ?プロとして恥ずかしくないの?」 ・・・あの頃は無理やり納得しましたが、今、冷静に考えるとそのディレクターの言っていることが絶対に間違っている。 最初の「なーんか違う」というのは、答えを持っているのはその人の脳内。つまり、その人の好みや嗜好に依存するので、その人がほしい情報を出力しない限り、こちらはまったくわからない。別の案を何度提出しても「いまいち」「ピンとこない」「センスがない」で否定される。 そして何よりレストランは「客側が好みの料理を選べる」。ラーメン屋に入ってカレーが出てこないからその料理人が悪い、とはならない。何より、客が何を食べたいかは料理人は知らない。あくまで私は「キャラの動きを作るプロ」であって、おっぱいもおしめ交換もただ泣くだけで解決する赤ちゃんのご機嫌を窺う乳母じゃない。 明確なイメージと違う、というリテイクと、イメージがなくて違う、というリテイクでは、前者は解決できますが、後者は的(まと)のない射撃みたいなものでただひたすら弾丸を浪費する、解決は恐ろしく困難です。 もっと言うならば「自分の脳内で明確なビジョンがない状態で仕事を他人に振る場合、相手の解釈がとりあえずの正解(現物がある以上)になる」ってことで。文句は自分が相手にちゃんと意思(要望)を伝えられるようになってからです。
2021.02.10
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「最も反省で逆にあの態度」 萩生田文科相、森氏を擁護 いいですか~!皆さん!これが「忖度」です!---------------- 「『反省していないのではないか』という識者の意見もあるが、森氏の性格というか、今までの振る舞いで、最も反省しているときに逆にあのような態度を取るのではないか」---------------- ってアホか。あの会見は単に「ふてくされてる」っていうんだよ。周りに言われて仕方なく謝罪会見を開いたが、TBSラジオの澤田記者に「どこが悪い発言であったと思っていますか?」という当然聞かれるであろう問いに「男女を分けたこと」と言う頓珍漢。そうじゃない、本当は「なぜ女性だけあげつらってわざわざ貶める発言を会議という公の場で、しかも冗談として言えるのか」ということであり。 ちなみに、この手の失言に関してはほぼ100%「言わなくてもいい」ことばかりで。 さらに言えば上の羽生田氏の「最も反省しているときに逆にあのような態度を取る」というのは、そんなことをなんで私たちが理解し、「お心を察しなくては」いけないんだと?ツンデレが通用するのはアニメや漫画の世界だけで、しかも、それもごく限られた人間だけ。森会長の発言はそんな半径5メートルの親しい人間だけでなく、オリンピックホスト国のトップとして世界に広がるその謝罪会見だったのに。 今回の森会長の叩かれっぷりを「年寄りいじめは見苦しい」という人がいたが、それは違う。この老人はこれまで何度もこの手の差別発言、女性蔑視発言で自分が見下す対象者を貶め、笑い、ネタにしてきたんだ。そして、何も反省していない。 私が思うのは、反省も何もしないのだから会長職を更迭すべきなんです。その権利はオリンピックの組織員会にある。しかし、その委員から更迭動議は出ていない。 反省を何もしていない人間をそのまま支持し続ける組織には「森会長の意見を支持している」と同じだと思います。
2021.02.10
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二階幹事長 森会長の女性蔑視発言は「そんなこと」 五輪ボランティア辞退で まあ、次から次へとあきれる発言が・・・火に油どころかダイナマイトをぶち込んでいる・・・ 元々オリンピックのボランティアも「頭を下げてお願いする」のは運営側。しかし、その運営側が居丈高に「代わりはいくらでもいる」なんて、それこそB級映画の奴隷に鞭打つ小悪人のようなセリフをまさか自民党幹事長が言うとは思わなかった・・・いや、これまでの二階という政治家の発言や行動を見ると、素の顔が出ただけといった方が早いのか・・・ よく「高齢の人に今更考え方を変えろなんて酷だ」という意見がありますが、もし、変えられない、こういった人権意識を常に敏感に感知できないほど高齢であるなら、政治家という立場を引退すべきで。 なぜなら、この国において人権というのは最も政治家に求められる感覚ですから。 そもそもボランティアの方々も、当初の予定では昨年であったものが日時変更になっている上、コロナ禍という応募当時には考えられなかった危険が加わった。その上、さらに今回の女性蔑視発言など、辞める機会には十分すぎる。 女性蔑視発言を「そんなこと」レベルに考える人間たちによって作られる、ボランティアを募っておきながら「代わりはいる」などという人間のやる鬼畜な東京オリンピックなど、コロナもあるのだし中止でいいでしょう。 その程度の人権3流国の日本にオリンピックホスト国の資格はない。
2021.02.09
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大学の恩師に教わった、「なにがわからないか、わからない」ときの質問のしかた。 これは大変素敵な、そして人生においてとても役立つ思考ですね。 この中で定義されている「2台目の掃除機」という考え方はとてもわかりやすい。単に掃除機が欲しいのではなく、どうして2台目の掃除機が欲しいのか?を脳内で整理して説明することが、何について質問しているかを相手に伝えるのと同義語になる、と。 逆に言うと、わからないことを人に聞くときにここまで自分の中で詰めておくと、相手も回答しやすい。 「何をしたいか?」「自分はどうしたか?」「結果、今どうなっているか?」 の3つを整理して伝えるだけで聞かれる側は相当に明瞭になる。よく病院に行った時、受付時間に患者が書く問診票みたいなもので。 あと、わからないことを「恥と思わない」ことも大切で。その際、上の3つを整理し、説明すれば「何もしないで頼っている」と相手も思わない。 よく「わからないことは自分で調べろ」なんて言葉がありますが、素人が1日かかって調べて結果わからないより、近くに聞ける人がいるなら聞いて10分で解決する場合の方が結果、効率がいい。もちろん、人に聞く以上、自分も聞かれたら面倒がらず気軽に教えることが条件。 そういう意味でとても深い考え方です。
2021.02.08
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何気なく差別発言をしている人の厄介さというものについて。 ツイッターで見た言葉で「うちの会社の上司は女性社員の前で「俺はセクハラなんてしない。この会社に尻を触りたくなるような女はおらんからな」と笑って言っている。最大級のセクハラである」 というのがあって・・・ これ、本人がセクハラだと気が付いていない、それこそ今回のオリンピックの森会長タイプで。 謝罪会見で記者に言い寄られ、逆切れしたのはこの部分なんだと思う。本当は何が女性蔑視発言かわかっていない。ただ、周りに非難されたので仕方なく謝る格好をしていたら「どこが差別的であったかわかっていますか?」という本質を突かれ、逆上して「お前ら(マスコミが)面白くしたいだけだろ!」と・・・この言葉一つで「何も反省できていない」ことが露呈してしまったわけです。 上の上司にとって「お尻などに触ることがセクハラ」なんだと思ってるんです。だから、触らなければセクハラにならないと。しかし、本質は女性をナチュラルに下に見る発言をしたこと、その話が「面白いと」思って発言した精神がセクハラなのに・・・ ちなみに「高齢の人間にこれまで長く生きてきた考えを急に変えろなんて無理だ」という人がいますが、それは違う。長年生きてきたということは常識や知識のアップデートの機会がいくらでもあったんです。それこそ森会長は80歳を超える年齢。戦後の民主化、自由化、男女平等、セクハラ、パワハラのガイドライン、世界基準のコンプライアンス意識・・・すべての変化の時代を経験してきた。にもかかわらず、自分の常識だけアップデートされていない。 しかも、彼の役職はそれこそ「オリンピック憲章」に基づく規範意識が最も求められる立場であり、世界中から注目されている訳で。そこを更新できないのであれば本来、過去の差別発言などからも「ホスト国代表に値しない人物」として排除されるべきなのに。 それを考えると、炎天下のオリンピック開催、コロナという現実を見ない強硬論など完全に間違っている方針は、全部このやり方で、太平洋戦争中の敗戦確定なのに徹底的にこの国が焼かれるまでつづけた特攻思想と言って差し支えない。 それを常道としている。だから何気なく差別発言をしている人の厄介さ なんです。
2021.02.07
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女性蔑視発言の森会長を見ていて思ったのですが、彼って結局「大原部長のいないこち亀の両さん」なんだと思うようになった最近。 ご存知「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の主人公、両さんは性格が雑で、無神経で、乱暴者で、金に汚く、お調子もの。そのため周りにいつも迷惑をかけるが、明るさと人情とその豪快な性格でどこか憎めない、呆れられながらも愛されるキャラクターです。 で、そんないい加減な彼の行動は、上司の大原部長にどやされ、叱られることで「とほほ」なオチが付いて終わる。読み切り作品なので毎回それで一区切りつく。 しかし、森会長のいる世界は「現実」であり、そしてその抑え役がいない。だから、その言動や暴走を組織内では誰も抑えられない。かれが会議で調子に乗って「面白いであろう」と発した言葉がとんでもない差別発言であっても。 で、組織や身内ではなく、外の世界の、それも海外などのメディアからも非難され、ブンむくれて謝罪会見。しかし、本質は両さん体質だからちっとも悪いことをしたと思ってない。何度も同じことを繰り替えす・・・ オリンピックの国内組織内では、彼が現在最高権力者であり、最高齢の役員。そんな彼がオリンピックを実現させるどころか、足を引っ張っている。 さて、私たちは彼を「愛することができる」でしょうか?
2021.02.06
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東京オリンピックの代表でもある森会長が「女性がいると会議が長くなる」という女性蔑視発言をし、昨日その謝罪会見なるものを開いたら、謝罪どころか記者の質問に逆切れ、全く反省していないことがわかってしまい火に油でもうあきれ果てる以外にないのですが。 記者会見の内容と別に、今回、この森会長の本性をさらけ出させた記者、この方はTBSラジオの国会担当の澤田大樹記者。そう、TBSラジオ「荻上チキ セッション」リスナーにはおなじみの方で。で、昨日のラジオ内で「じつは記者会見の前に荻上チキさんと質問内容の作戦を練っていた」ということ。以下、記者会見の部分の文字起こし------------------------------(澤田大樹)TBSラジオの澤田と申します。いくつか伺わせてください。 (森喜朗)「いくつか」じゃなくてひとつにしてください。 (澤田大樹)冒頭、「誤解を招く表現」とか、あとは「不適切だった」ということは発言があったんですが。どこがどう、不適切だと会長としてはお考えなんでしょうか? (森喜朗)はい、ええ、男女の区別をするような発言をしたということですね。 (澤田大樹)それは「オリンピック精神に反する」という話もされてましたけれども。そういった方が組織委員会の会長をされることは適任なんでしょうか? (森喜朗)さあ? あなたはどうどう思いますか? (澤田大樹)私は適任じゃないと思うのですが。 (森喜朗)それじゃあ、そういう風に承っておきます。 (澤田大樹)それで、あと先ほど「会長としての発言ではないので責任が問われない」というような趣旨のことも……。 (森喜朗)「責任が問われない」とは言っていませんよ。場所をわきまえてちゃんと話したつもりです。はい。 (澤田大樹)「組織としての場じゃないから、あの発言はよかった」ということなんですか? (森喜朗)いや、そういうことじゃありませんよ。だから「組織委員会はとてもよかった」って私は言ってるんですよ。ちゃんとみんな全部、全部見てから質問してください。昨日の。(澤田大樹)あと「わきまえる」という表現を使われてましたけれども、「『女性は発言を控える立場だ』という認識だ」ということですか? (森喜朗)そういうことでもありません。 (澤田大樹)じゃあなぜ、ああいう発言になったんですか? (森喜朗)場所だとか時間だとかテーマだとか、そういうものにやっぱり合わせて話していくということが大事なんじゃないですか? そうしないと会議は前に進まないんじゃないですか? (澤田大樹)それは「女性」と限る必要はあったんですか? (森喜朗)だから「私も含めて」って言ったじゃないですか。 (澤田大樹)あと、その前段の段階で「私が端を言います」という風にも仰ってましたけども……。 (森喜朗)そういう話はもう……。 (司会)すいません。冒頭、発言の内容に関しては明示的に会長から説明があったという風に……。 (森喜朗)面白おかしくしたいから聞いてるんだろ? ねえ。 (澤田大樹)いや、なにを問題と思っているのかを聞きたいから、聞いているのです。 (森喜朗)だからさっきから話している通りです。 (司会)はい。じゃあこちらの方。最後の質問とさせていただきます。 (質問者)今回の発言で皆さん、怒ってるですね。 (森喜朗)そう? (質問者)五輪を運営するトップの方がこういう女性を尊重しない、そういった発言をしていることに怒っています。「森さんの五輪を見たくない」という声もネットだったりで上がってます。そういう声をどういう風に受け止めますか? (森喜朗)いや、もうだから謙虚に受け止めております。だから、撤回をさせていただきますと言っているんです。 ----------- つまり、森会長は絶対こういうことでお茶を濁そうとするだろうから、事前にその逃げ場をふさぎ、本音を引き出すような質問をしたと。結果、彼が本質的には何も反省も、理解もしていないことがばれてしまったという形です。(しかも最後にはブンむくれでガキのようにふてくされている始末) 思うのは本来、記者会見というのはこういうことなんです。先日、こちらもセッションリスナーにはなじみ深い ジャーナリストの神保さんが首相会見で食らいつき、官僚の作った解答ペーパーでは対応できない質問に首相がアワアワし、記者会見を早々に打ち切るということがありましたが、回答者が困る質問というのは本質をついている、私たちが本当に知りたい質問である、それを切り込むためにあそこの記者がいて、なあなあで一方的に相手にしゃべらせるだけの広報官ではない。これが「質問する記者として普通」なんです。 それと、ラジオ内で荻上氏が行ってますが「質問は1つまで、と、勝手に向こうが決めてますが、そんなルールもマナーも本来ないんです」という言葉は重い。記者会見、特に謝罪会見では本人が何に対してどう思っていて、何を謝っているかが大切であり、紙に書いてある謝罪文を読んで頭を下げて終わりでは無意味。しかし、よく首相会見、政治家の謝罪会見ではそこで終わってしまう。で「謝ったんだからもういいだろう」と・・・ しかし、この森会長というのは過去に呆れるぐらいの失言、差別的発言を繰り返している。本質的に「言葉が軽いお調子者」です。それが巨大なオリンピックという組織のホスト国である日本側の会長、しかも世界中から発言が注目される訳ですから。 本人は引き続き会長職を続ける意向みたいですが、政治に限らず、いい加減、トップの「責任を全うする」という名の居座り、無罪放免は止めてくれと。1度2度の失敗ではない、しかも十分防ぐことが本人にできるレベルの失言を言い続ける人間(自民党の麻生副総理なども含む)を使い続けるのは「その発言を組織が許容している」と同義語です。
2021.02.05
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先日のTBSラジオ「荻上チキ セッション」では、陰謀論について取り上げられていて。こちらの研究をされている秦正樹先生との対談でした。 この中で「面白いなあ」と思った言葉に 日本でよくネット上にある「愛国者(ネット右翼)」とよばれるような荒唐無稽な陰謀論を信じる人の傾向には「普通の日本人」なる言葉を使うことが多い。これは「平均的な」とか「世論調査の結果」「年代別収入の平均値」というような数値的に客観視できる根拠がない、立証できない意見や思想をこの「普通の日本人」という、あくまで自分が中立、平均的でまともであることを権威付ける行為でもある(意訳) というもので。 確かにこの「普通の日本人」という言葉を自身のツイッターのプロフィールに使っている自称「愛国者」の方々をよく見かけますが、その内容ではいわゆる特定アジア民族を差別する発言を堂々と行ったり、「今の政府に反対する野党連中は反日!とか「天皇陛下を敬い、国旗、国歌を敬愛するのは日本人として常識、それができない連中はこの国から出ていけ」「関東大震災での在日韓国人虐殺はねつ造」などということを平気で言っている「自称:普通の日本人」 私は、民族とか国籍というのは、たまたまその生まれた座標でしかないと思っています。そして、電車で隣に座った人も、会社の同僚も、近所の人もみんな自分と考え方が違って当然だと。「赤、青、黄色、緑、たくさんの色のビーズを瓶の中に入れてかき混ぜると全体的に灰色がかった、まだらで中途半端な色になる。それがたくさんの個性(意見)がある一般的な国家とか民族であり、この中から青い色だけ認めてそれ以外の色のビーズを無理やり排除、あるいは染色し、青一色の瓶にすることの危険性」 をいつも考えています。 「普通」ということを「正しい基準」という意識でこの「普通の日本人」と自称する方々が使っているとしたら・・・それはどんなに極端な差別的意見を持っていても「普通の日本人ならこう思う」と勝手に正当化します。つい先日、愛知県であったリコール不正問題、これに対して「これは左翼のスパイが我々を貶めるために不正な署名を作成した!」と陰謀論を・・・このリコールの音頭を取った高須クリニック院長も、名古屋市長の河村氏も「普通の日本人」をよく強調している人ですが、今回の件に対して「都合の悪いことをするのは自分たちがそういう勢力に攻撃を受けている被害者」と臆面もなく言っている。(ちなみに高須医院長は以前にもツイッターで「アウシュビッツ虐殺はうそ」という手垢のついた陰謀論を隠された真実!なることで言っているアレな人です) そういう人にとってこの「陰謀論」というのは自分の考えの穴(矛盾)を補完してくれる「都合のいいパテ」みたいなものなんだろうなと。*番組内で笑ったのは、放送中のこの番組のツイッターに「秦という苗字は日本人にはいない苗字、だからこの秦正樹という人物は在日で反日マスゴミTBSと結託し、私たち普通の日本人を貶める放送をしている」と・・・アホかと。平安時代からある苗字だよ!
2021.02.04
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いまだに本気でわからない。 世界情勢がこんな中で、なぜ「オリンピック開催にこだわって政府の方針さえ変えるような政策を行えるのか?」 異常だよ!コロナ拡大に一番危険なのは人の移動である(これはコロナだけでなく感染症全体の常識)ことは誰でもわかっているのに、これを無視して、それこそ国民を危険にさらすだけでなく、日本に来たオリンピック選手や関係者が自国に戻って日本のコロナを振りまく可能性も考えないのか? 首相がオリンピックにこだわるのは「これによって支持率が上がる」ことを期待しているようだが、支持率なんて改元しただけで上がるような、あやふやな数値。つい最近だって、菅内閣に代わった時に70%もあった支持率が30%台という、安倍内閣の最低時期とさして変わらない数値に急落している。これは政府のコロナ対策が全く支持されていないからというだけ。 逆に世論調査の数値を見るのであれば、「オリンピック夏開催にあなたは賛成?反対?」で、8割以上の人が反対、もしくは延期などを求める結果だった。つまり、まともに世界でコロナが収まっていない今の開催強行は支持率すら失われる可能性が高い。 あと、最近気になっているのが、都内で新規感染者数が減ってきた、という兆候だが、よく調べてみると検査数が年末年始より段階的に減ってきている。しかも、保健所の負担軽減名目で感染者の追跡調査(関連する人の検査)も行われなくなった・・・ オリンピックを開くためにコロナを「なかったことにする」動きが、今、政策方針の中心にある。
2021.02.03
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愛知県の県知事リコール不正問題について。 ことの発端は3年前「あいちトリエンナーレ」で行われた表現の不自由展の内容の一部が皇室を批判している、反日的だという一部の保守系、というのは浅ましい、稚拙な愛国主義者の運動に名古屋の川河村市長が同調し、これを認める発言をした県知事のリコール署名集めが発端になっています。 で、リコール署名を集めるのは法律で認められた市民の権利であるから問題はありません。が、その音頭を取った高須クリニックの院長、および河村市長が集めた署名43万のうち、8割が同一人物による筆跡、あるいは有権者登録がされていない人、もっとひどいと知らないうちに自分の名前が勝手に使われていた県議会議員など・・・この割合は異常です。明らかに選挙制民主主義の根幹を破壊する不正であり。 で、もっとあれなのが、このリコール運動に看板として関わったのが、作家の百田尚樹 デビ婦人、口実の末孫を名乗るタレント竹田恒泰 大阪維新の会の吉村府知事・・・ このラインナップでピンと来た人、わかりますよね?それこそ森友学園問題の時、あの学園は愛国的だ、すばらしいと散々持ち上げ、時には学校内で講演をし、学長と酒を飲んでいる写真がアップされるほど親密なことを強調していたのに、事件の不正がはっきりしたとたん、蜘蛛の子を散らすようにそれまでの関係、主張を「なかったことに」している連中です。 で、今回の一件も、彼らは今、不正発覚についてだんまり。それどころか「私は騙された」「これは反日勢力の工作員が我々を陥れるために不正の署名を集めた」などという妄言を吐き出すやつまで出る始末。 今回の件に関して、昔からある日本の右翼団体「一水会」はツイートで-----------------大村知事リコール署名で8割以上の不正が判明したが、リコールの会会長の高須院長も応援団長の河村市長も「私こそ被害者だ」などと今更知らぬ存ぜぬをはじめた。なにやらこの不正を「中共の陰謀」とまで問題をすり替える向きもある。真相究明こそが誠実な態度である。潔くない。今の「保守」の病理だ。------------------ と・・・ちなみに一水会は以前より、昨今の反中、反韓をあおる自称保守勢力を「エセ右翼」と批判し、「他国と仲良くすることが本当の愛国である」と言っている、彼らが認める「今、我々保守系右翼の思想行動に近いのはもしかしたら(国民をないがしろにする)自民党ではなく日本共産党かもしれない」という皮肉を語るほどで。 都合のいい自称愛国者連中は「中共の勢力がこの国のあらゆるところに入り込み、この国を蝕んでいる」と声高に叫んでいるが、リコール不正を行う輩にそんなこと言われたくないと。 いずれにせよ、今回のリコール不正に関しては絶対に見逃してはならない、これだけ大規模に行うことは個人レベルでは不可能である以上、その解明をしなければこの国の議会制民主主義を大きく揺るがすことになると思います。そして彼らはどんなに不正が発覚しても言い続けるのでしょう。「これは陰謀だ!俺たちははめられた!」と・・・
2021.02.02
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【日本の選択】年長者に向かって罵声を浴びせ続ける蓮舫氏 これが野党の支持率上がらない原因 まあ・・・愚かとしか言いようのない記事ですが。 ここには何の論理性も、政治的正当性もない。ただ単に「年寄りをイジメるな」という、政治とは関係ない哀れみでしか批判できていない。 蓮舫議員の質問は「真っ当」です。首相になって以降、菅総理はずっと記者会見からは逃げ続け、国会もぎりぎりまで開かず、そのくせコロナ関連法案だけは国会審議を通さずどんどん推し進める。で、その結果が新規感染者増大、絶対にやめないと言っていたGOTOキャンペーンを支持率が落ちているとなったとたんひっくり返す、緊急事態宣言が伸びても給付金は出さない、生活保護で何とかしろ。でもオリンピックはやる・・・---------------- 一連の映像を眺めていて、蓮舫氏があしざまに罵(ののし)れば罵るほど、菅首相の良さが引き出されるように感じられた。------------------- この文章を読んでひっくり返ったのだが、野党の質疑を罵ると捉えるかと。逆に言えば、そういう諫言を言わない身内ばかりで固めた結果が前の安倍内閣から続く今の自民党体制でしかない。特に菅総理は「自分の言うことを聞かない官僚は役職から外す」と公言していた。そういうのを「能力がある人が行えば」うまくいくはずだが、完全に上の顔色ばかり窺う人間だけになり、意味不明の答弁しかできなくなっている。 もっと言うならば「一番強権を発動でき、反対する者も抑え込んでいるフリーハンドの状況で結果が出せていないというのはそのトップに能力がないことの証明」でしかならず。これは「○○が悪い」という言い逃れができない。特に今回はコロナという、人間の忖度も配慮も根回し、恫喝も効かない相手だ。逆に言えば、科学と、統計学と、数値と、社会行動学でしか対応できない相手だけに、適切に対応し、感染を抑え込んでいる国と比べて、余計に結果が顕著に出ている。 この菅総理という人物は典型的な「内弁慶」でしかない。自分の支配の及ぶ部下や組織内では強権的な政治を行うが、野党のような相手にはこういう情けない姿をさらす。そしてそれを「こんなことをやっていては野党の支持率は上がらない」と意味不明の擁護をする人間。 つくづく身内だけで褒めあい、利益を回していた「お友達政治が長く続きすぎた結果」なんだと思う。
2021.02.01
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