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今日の聖句:「内村鑑三所感集」(岩波文庫)より http://www.izu.co.jp/~jintoku/utimura10.htm原文は文語調、人徳の口語訳および意訳の個所もあり。3月1日(木)「隷属の民」武力をもって勝利しても、もし霊魂でもって勝つのでなかったら我々は勝者ではなく、負けて隷属している人民であります。もし信仰でもって独立していないなら、わたしたちの独立は偽りの独立です。わたしたちは欧米の将校を自分達の国の陸海空軍のトップにするだろうか。しないであろう、しかし、自分達の霊魂をわたしたちは欧米人の牧師のもとに置いているではありませんか。恥じるべきことです。日本の多くのキリスト信者たちは、いまだ自立の人民ではなく、欧米人に隷属する人民と言うべきでありましょう。私のおすすめの本内村鑑三とともに内村鑑三中央公論社・内村鑑三/松沢弘陽中公バックス日本の名著38 内村鑑三 余はいかにしてキリスト信...価格:2,000円(税込、送料別)
2012.02.29
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3月1日(木)窪田空穂歌集(286)岩波文庫:200年4月14日発行丘陵(昭和三十二年)(3)昭和二十九年(3) わが歌碑 松本市なる諸友わが歌碑を城山公園の上に建つ。五月二日除幕式を行ふにつき我は 家族と共に列す信濃なる諸友わが歌碑建てしとぞ五月(ごぐわつ)空晴る行きては謝(しや)せむわが為は第二の故郷松本の城山(じやうやま)の上に立てる歌碑見むたたなはる春山の上に現れぬ雪にましろき大いなる富士(龍王) 除幕式石に彫(ゑ)りてここに留(とど)むや亡き母を恋ひ悲しめる若き日の歌魂合(たまあ)へる友の記念碑三つ立つに思ひの深くわが歌碑まじる(つづく)私のおすすめの本窪田空穂の歌窪田空穂 【中古】文庫 窪田空穂歌集【画】価格:250円(税込、送料別)
2012.02.29
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3月1日(木)あなたと短歌を(222) 岡井 隆 発行:角川書店 平成七年五月三十日恋と死(3)歌の二大源泉として昔の歌集の部立の中に出てくるのは一つは“相聞”とか“恋”ですね。それからもう一つは“死”とか“挽歌”です。あと“叙景歌”というのももちろんありますけど、恋と死が大きな役割を果たしてきました。佳作(2)徳島県 希志雅子うららかな春の日ざしが身にしみて心はくらき入学式よ熊本市 小山総子かなわない恋でもいいの心では部屋の間取りまで考えている大津市 宮本道子道路工事むきだしの土に立つ棒杭さうだみつばをかつてかへらう郡山市 佐藤房子吾の日記読み散らかした悲しみを思えば許せる母のいたずら東京都 高橋美紀地下鉄の車内広告競いあい孤独な我に“結婚”勧める日光市 大栗由紀子哀しげな顔をしてると言う母の女の眼差しどこを見ている佐賀県 貞包雅文燈明のゆらり奈落を思ふ時ラスコリーニコフ他人にあらず(つづく)私のおすすめの本二〇〇六年水無月のころ 岡井隆歌集【送料無料】岡井隆と初期未来価格:3,150円(税込、送料別)
2012.02.29
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3月1日(木)「古今集」(52)角川書店 窪田章一郎校注発行 昭和四十八年一月三十日巻第二(8) 春歌下(8) 雲林院(うりんゐん)のみこのもとに、花見に、北山のほとりにまかれりける時に よめる そせいいざけふは春の山べにまじりなむくれなばなげの花のかげかは雲林院(うりんゐん)のみこ:常康親王。仁明天皇第七皇子。北山:衣笠山、金閣寺のあたり一帯の山を北山と呼んだという。まじりなむ:山にはいりこもう。なげの:「無し」の語幹に「げ」の添った語で、無さそうな。 はるのうたとてよめるいつまでか野べに心のあくがれむ花しちらずは千代もへぬべしこころのあくがれむ:野の花に乗り移った心が、遊離してさまよう意。(つづく)私のおすすめの本古今和歌集
2012.02.29
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3月1日(木)句集「春霞」 (36)松村蒼石蒼著 昭和42年7月発行 竹頭社辛夷(昭和三十八年)(2)雪の疲れなほ笹叢に椿散る葱の穂に朝来て田水波うてりいぬふぐり地にまばたくは露の風春霰枯れしものよろこびあへりこごみくせつきし晩年蝌蚪生る 越谷、埼玉猟場むぐら罠かけをり鴨ら北へ去る老の耳椎暗く北風籠りけりどんど燃ゆ渚や古き湖つづき冬杣のみち失ひてまたつづく(つづく)私のおすすめの本俳句は初心 龍太俳句入門
2012.02.29
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3月1日(木)歌集「転機」(2)青山星三著発行所:石川書房 1993年9月15日発行1991年(2)右膝関節の痛風(2) 昨1990年10月ごろ、右膝関節いたみ初め、昨臘発赤腫脹し、晦日、激痛あり。新江 戸川公園など、神田川流域。不忍池。湯島天神。神田明神等を歩く。中坂の実盛坂の峻しきもアバンチュールならぬ追憶三組坂まで左右しみみに高きビル更に高くラブホテル等清水坂より湯島一丁目を登り古き大臣邸の頃思ひいづ楷の細(こま)やかな枝組思へどけふ詣らず「偽善者がするように為(す)」べからじ山口茂吉と埃厚き文庫に先生を待ちき「人麿研究」のいつごろなりし鹿児島さんと詣でし用向は忘れたり明神茶屋に甘酒のみき古公孫樹に明神茶屋のさかゆとも現代風に機能化されぬ境内の土のしたしさ卒業を前の山名五湖と幾度いこひし明神の蒼ぎる甍の夕かぎろひ明るき仰ぎ膝をいたはる発行所往き来(き)の松住町乗換へ夜々解剖に躰臭(にほ)ひき下駄ひびく夜の小竹(ささ)多き崖の上鼠咬やむ小谷の治療終りて(つづく)私のおすすめの本《桜楓社》青山星三こがらしの美 茂吉短歌考 【中古】afb価格:700円(税込、送料別)
2012.02.29
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/2月29日(水)目薬を差しつつ思うほんとうの涙を最近流していないまた今朝も輪禍にあいし獣(けだもの)を小雨のなかに烏啄む小雨ふるなかに行きたる河津桜少し咲いてる枝もあるなり雨上がる昼の光を身に浴びて公孫樹の白き肌輝けり轢かれたるけものの処理する職員に黙礼をして通り過ぎたり私のおすすめの本後藤瑞義(人徳)わが家の天使価格:1,260円(税込、送料別)
2012.02.29
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2月29日(水)歌集「転機」(1)青山星三著発行所:石川書房 1993年9月15日発行1991年(1)右膝関節の痛風(1) 昨1990年10月ごろ、右膝関節いたみ初め、昨臘発赤腫脹し、晦日、激痛あり。新江戸川公園など、神田川流域。不忍池。湯島天神。神田明神等を歩く。菩提樹の白実が落つる蛇の髭に草苺の冬葉きほひたつ乾返(ひそ)りて厚き落葉に病む小鳩遠き泉の水汲みて来む早く来て杖を立つる青年は小説の構練りゐたるらし木肌荒れ池の秋楡残り葉に似たる熟れ実に集ふアヲジら日あたりは仏ノ座清白(すずしろ)茎をたて池端七軒町のしたしき花さける或は絮たつ野幌菊ひさしぶりなり湯島天神も絵馬つらなめ干せるは花に遠き梅切通(きりどほし)の門はじめてのぼるガス燈も新劇の碑も締め飾も巡らす街燈も鏡花の句碑も(つづく)私のおすすめの本《桜楓社》青山星三こがらしの美 茂吉短歌考 【中古】afb価格:700円(税込、送料別)
2012.02.29
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短歌用語辞典2月29日(水)と(28)とし年・歳(名詞)一年。十二ヶ月。おおみそか。多くの歳月。年齢。など。「年来(としく)」「年立つ」「年迎ふ」の「年」は新年をいう。年のうちに為すべき仕事のメモいくつ消しつつ師走の日々ながく迅(と)し 窪田章一郎 年越せと日暮れを人がとどけ呉れし蕎麦食へばうましよき年や来む 大岡 博暁の星冴ゆる藪に真清水をくみてすがしも年立つ朝に 平福百穂かたはらに鉢の福寿草(さちぐさ)ほころべば年迎ふべきこころととのふ 吉野秀雄まなこ凝(こら)せど明日は見がたしこの山の土となりゆく石の年月 斎藤 史(つづく)私のおすすめの本短歌用語辞典
2012.02.29
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「内村鑑三所感集」(岩波文庫)より http://www.izu.co.jp/~jintoku/utimura10.htm原文は文語調、後藤人徳の口語訳および意訳の個所もあり。2月29日(水)「殺人と活人」戦争で敵を殺す快楽もあるでしょう、しかし人を活かす快楽のほうが人を殺す快楽より遥かに優れています。敵を数万人屠ったと聞いて歓んでも、その快楽はたちまち数日で消えてしまいます。それに比べて、たとえ乞食一人であっても助けた快楽は一生その人の心に残るでしょう。わたしは、人を殺す人間になるのではなく、人を助け活かす人間になりたいのです。私のおすすめの本内村鑑三【送料無料】内村鑑三「代表的日本人」を読む価格:680円(税込、送料別)
2012.02.29
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2月29日(水)あなたと短歌を(221) 岡井 隆発行:角川書店 平成七年五月三十日恋と死(2)歌の二大源泉として昔の歌集の部立の中に出てくるのは一つは“相聞”とか“恋”ですね。それからもう一つは“死”とか“挽歌”です。あと“叙景歌”というのももちろんありますけど、恋と死が大きな役割を果たしてきました。佳作(1)東京都 三輪田絵美部屋の中鳴かない電話を飼っているあなたの心が動かないから(評)感性の機知の歌。長門市 長谷部奈美江ママなんていなくてもすぐ慣れちまうそんな横顔吾子(あこ)ラムネのむ(評)ラムネがよく似合っている。東京都 木村美月本当にお別れだねと握手するそのまなざしが“兄さん”でない(評)木村さん、たくさん投稿された中でこれが一番陰影がある。木村さん、佐々木さん、希志さん(十三歳)、小山さんは、十代の方たちで、おのおのかなり重い心を歌っているのが印象的だ。函館市 佐々木美智子現実は一瞬と思うその中の一瞬もまた己れの存在(つづく)私のおすすめの本二〇〇六年水無月のころ 岡井隆歌集【送料無料】岡井隆と初期未来価格:3,150円(税込、送料別)
2012.02.29
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2月29日(水)窪田空穂歌集(285)岩波文庫:200年4月14日発行丘陸地(昭和三十二年)(2)昭和二十九年(2) 老境よきものぞ七十代はといひし師のこころ諾(うべ)なふ今にいたりて命一つ身にとどまりて天地(あめつち)のひろくさびしき中にし息(いき)す現在のこころの為のものなりと久しかりける過去を思はむわが身にし最もちかくありしもの最も遠きものとなり来ぬ(つづく)私のおすすめの本窪田空穂の歌窪田空穂 【中古】文庫 窪田空穂歌集【画】価格:250円(税込、送料別)
2012.02.29
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2月29日(水)「古今集」(51)角川書店 窪田章一郎校注発行 昭和四十八年一月三十日巻第二(7) 春歌下(7) 春のうたとてよめる よしみねのむねさだ花の色はかすみにこめて見せずとも香(か)をだにぬすめ春の山風花の色:桜の花の色。香(か)をだにぬすめ:せめて香だけでも盗んで、持って来よ。山風を擬人化する。 寛平御時きさいの宮の歌合の歌 そせい法し花の木もいまは掘りうゑ春たてばうつろふ色に人ならひけり花の木も:花の咲く木でも。うつろふ色に:花の色が衰え変わり、散ってゆく。「うつろふ」に人の心が変り、花の盛りのころには訪れた人も疎遠になる意を余情とする。 題しらず よみ人しらず春の色のいたりいたらぬ里はあらじ咲ける咲けざる花の見ゆらむ春の色:春の景色で、春景とおなじ。いたりいたらぬ:「さけるさかざる」と対される。漢語的手法で、当代の新風の一つ。 はるのうたとてよめる つらゆきみわ山をしかもかくすか春霞人にしられぬ花やさくらむみわ山をしかもかくすか:額田王の「三輪山をしかも隠すか雲だにも心あらなむ隠さふべしや」(万葉集巻一~一八)を踏む。(つづく)私のおすすめの本古今和歌集
2012.02.29
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2月29日(水)句集「春霞」 (35)松村蒼石蒼著 昭和42年7月発行 竹頭社辛夷(昭和三十八年)(1)冬樹根の力あまりて水潜る掘上げし慈姑青泥月生る闇弱の馬冬月に目ひあきぬ赤子泣く落葉し尽す山の陰貝殻虫湿地の冬木白うしぬ霜の屋根川波ゆるくおしひらくいく重の洲ゆめ追ふ霜に潮満てり庭凍の凛々しさおもき戸を繰るにやるせなく雨水ためし木の葉かな(つづく)私のおすすめの本俳句は初心 龍太俳句入門
2012.02.29
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/2月28日(火)ふもとにて暮らせし高校三年間気にかけず過ぎしこの富士山を素晴らしき人の身近におりたるも日々過ぎ去りし得ることもなく愚かなる自分と今は悔んでも過ぎたる日々は取り返せない青春の心は辛し青々としたる松の葉雪を被(かぶ)れリ一点のやましいことはあらざるとゆうゆうとして白鷺飛べり寒い日は歩くにかぎる足もとがぽかぽかとして頭が冴える 私のおすすめの本後藤瑞義(人徳)わが家の天使価格:1,260円(税込、送料別)
2012.02.28
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短歌とわたし 生方たつゑ (「新短歌教室」より)文字の呼吸を調えて――添削(二)原作 遊覧船もまつ人びとも静止して夕かと思う霧がたちこむ添削遊覧船もまつ人びとも静止して夕と思う霧たちこめてとらえ方のしっかりしたさくひんであるが、「夕か」のかをとり結句を「たちこめて」として簡潔にする。原作は「夕(ゆう)か」と読み、添削は「夕(ゆうべ)」と読むのであろう。あるいは二首とも、「夕」は「ゆうべ」と読むのかもしれない。(後藤)原作ねむられぬ苦痛の夜は明けむとすしののめの空すでにくれない添削ねむられぬ苦痛の一夜明けむとすしののめの空すでにくれない「苦痛の夜は」を「苦痛の一夜」として位置をはっきり出す。流れも大変よい。原作若き日のスキー旅行の甦るスキー客居る列車に乗りいて添削若き日のスキー旅行の甦るスキー客居る列車に乗れば「乗りいて」と持続している状態よりも「乗れば」として乗ったその時の驚きを出す。原作児の服を五十銭にて買いし街テレビに映りて今も賑わう添削児の服を五十銭にて買いし街テレビにみれば今も賑わう「映りて」は「みれば」として作者側からみている歌として統一する。 (つづく)私のおすすめの本《短歌研究文庫》生方たつゑ生方たつゑ歌集 【中古】afb価格:1,000円(税込、送料別)
2012.02.28
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2月28日(火)短歌用語辞典(飯塚書店発行)と(24)とことわ(とことは)常とは(形容動詞ナリ活用)永久。とこしえ。わが病すこし快ければとことはに死ぬ日なきごと身をばさびしむ 三ケ島葭子かくれんぼいつの日も鬼にされてゐる母はせつなきとことはの鬼 稲葉京子とざす閉ざす・鎖す(他動詞四段活用)しめる。閉じこめる。閉じるようにする。氷塊がよりあひて海をとざしたるいちめんの白満つるしづかさ 佐藤佐太郎たちまちに君の姿を霧とざし或(あ)る楽章をわれは思ひき 近藤芳美父母(ちちはは)の血をわたくしで閉ざすこといつかわたくしが水となること 道浦母都子(つづく)私のおすすめの本短歌用語辞典
2012.02.28
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「内村鑑三所感集」(岩波文庫)より http://www.izu.co.jp/~jintoku/utimura10.htm原文は文語調、後藤人徳の口語訳および意訳の個所もあり。2月28日(火)「ただキリストに聴かんのみ」トルストイ一人の偉大さはロシア一億三千万人の人々より大でありましょう。キリスト一人の偉大さも世界中の十三億人の人々より大でありましょう。今、アメリカのルーズベルトとイギリスのチェンバレンは戦争が世の中に益をもたらすのだと言いますが、そんな説明に耳を貸す必要はありません。今、全世界の新聞記者が戦争による殺伐とした現在の状態を擁護していますが、そんなことに惑わされてはいけません。わたしたちは、ただイエスキリストが語られた数々の言葉に耳を傾ければよいのです。今、世の中がこぞって戦闘の勝利に酔っているとき、わたしたちは天からつかわされたイエスキリストの言葉によって心を鎮めなければならないのです。(つづく)私のおすすめの本内村鑑三とともに内村鑑三 内村鑑三の研究価格:3,001円(税込、送料別)中央公論社・内村鑑三/松沢弘陽中公バックス日本の名著38 内村鑑三 余はいかにしてキリスト信...価格:2,000円(税込、送料別)
2012.02.28
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2月28日(火)あなたと短歌を(220) 岡井 隆 発行:角川書店 平成七年五月三十日恋と死(1)歌の二大源泉として昔の歌集の部立の中に出てくるのは一つは“相聞”とか“恋”ですね。それからもう一つは“死”とか“挽歌”です。あと“叙景歌”というのももちろんありますけど、恋と死が大きな役割を果たしてきました。一席 高岡市 岸 梨夫風にのる葉の騎士団にかこまれてたのしや我に七つの心 (評)岸氏は例月のように端正な作品。落葉が風にふかれる中に立っての自己分裂を「たのしや」とうたっている。「騎士団」とか「風にのる(むろん、馬にのると掛けてある)とかいうのが、たのしく童話風。二席 船橋市 吉岡幸次受賞式当日なにもない沖をずっと見ていた 灰を流して(評)技巧達者な人。「受賞式当日」などという。現代風景(ほんんとに<受賞者>の多い時代だ!)をうまくつかんでいる。結句が苦味があっていい。三席 勝田市 ひらのみつぐ信教にあらず抗議にこそあらねぼくの断食このうえもなき (批評)なかなかに、ひねりのある述志のうた。信教によるのでも、抗議のためでもない「断食」。カフカの断食芸人を思い出させる。(つづく)私のおすすめの本二〇〇六年水無月のころ 岡井隆歌集【送料無料】岡井隆と初期未来価格:3,150円(税込、送料別)
2012.02.28
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2月28日(火)窪田空穂歌集(284)岩波文庫:200年4月14日発行丘陸地(昭和三十二年)(1)昭和二十九年(1) 老友思はざる金を得にけり分たむと裕(ゆた)かならざる友のさし出す受くべきか否かと惑ふこころ抑へ黙(もだ)しては受く友のくるる金酒飲めば酔ひてたのしくなる友にひとり飲ましめ我は飯食ふ 性情同輩にわれはまさるとひそかにもこころ矜(ほこ)らぬ誰ありとせむ余りにもおのが智能を恃(たの)みたる人の一代の哀しきを見き自己是認はなはだ高きこの人や神と悪魔の境よろめくわがもてる好悪(かうを)の感のいぶかしも善悪をしも超えて執(しふ)ねき穏(おだ)しくもただに笑(ゑ)みつつ押黙りものいはぬ人をこころに憎む(つづく)私のおすすめの本窪田空穂の歌窪田空穂 【中古】文庫 窪田空穂歌集【画】価格:250円(税込、送料別)
2012.02.28
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2月28日(火)「古今集」(50)角川書店 窪田章一郎校注発行 昭和四十八年一月三十日巻第二(6) 春歌下(6) 題しらず 大伴くろぬし春雨のふるは涙か桜花ちるををしまぬ人しなければ亭子院歌合歌 つらゆきさくら花ちりぬる風のなごりには水なきそらに波ぞ立ちけるなごり:吹く風の過ぎ去ったあとに、なおその面影が残って感じられること。本来は余波の意で、波が立って静まるまでに残っている小波をいう。その点で下句にも 働き、作意の中心となっている語。波:風に散らされて空に舞う花を大きく捉えて、波にたとえる。 ならのみかどの御歌ふるさととなりにしならのみやこにも色はかはらず花はさきけりふるさと:旧都。昔の面影をとどめずにすべてが変化したさびしさの中での懐古の情を詠む。(つづく)私のおすすめの本古今和歌集
2012.02.27
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2月28日(火)句集「春霞」 (34)松村蒼石蒼著 昭和42年7月発行 竹頭社萩の露(昭和三十七年)(7)池の松高く微雨来し十三夜いつこくに雨降る藪の曼珠沙華秋茄子に優しさのこり引かれけり雨おもく河を洗へり鵙ひととき雨後の闇鴨ゆく羽音まことなり人を恐る鴨の池おき月小さし馬の息くらきにゆれて銀杏散る惜しみなく没日みなぎる木の葉山日の裏山木の葉の上をつゆ流れ木の葉積む山肌はふるさとのいろ霜白し夢見し言葉漂うて空澄むをうべなうて野の枯れゆけり(つづく)私のおすすめの本俳句は初心 龍太俳句入門
2012.02.27
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/2月27日(月)寝静まる頃を待ちしか冷蔵庫あさる子の音寒夜にひびく朝の陽(ひ)に輝く雲は角(つの)なるかいや鼻上げて叫ぶ象なり目をこらし探せばあるある鶏(とり)の餌野の道端にたんぽぽも咲く水かさの増したる川に二羽の鴨水脈(みお)ひきながら上りて行けり飽食の証(あかし)と言わんぞろぞろと散歩しているその中のわれトックリのセーター好み着ているが首輪をしたるごときわが影私のおすすめの本後藤瑞義(人徳)わが家の天使価格:1,260円(税込、送料別)
2012.02.27
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2月27日(月)短歌用語辞典飯塚書店発行:「短歌用語辞典」(1993年)によると(22)とこ常(名詞)いつまでも変わらないこと、永遠に普遍である事。複合語を作る。「常春」は一年中春であること。世は人はうつりいゆけど常春に霞める塔よ何を夢見る 佐佐木信綱常臥(ぶし)の父の欲り給ふリンデンバウム子に和し歌ふ涙ぐみつつ 太平千枝子わたつみの砂浜よりも悲しかる常水(み)づく土黒く続きつ 斎藤茂吉どこか何処か(連語)不定の場所をさす。または、どことなく。なんとなく。伝言板この寂しさはどんな奴「千年タッタラドコカデ逢ハウ」 萩原裕幸愛された記憶はどこか透明でいつでも一人いつだって一人 俵 万智(つづく)私のおすすめの本短歌用語辞典
2012.02.27
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今日の聖句:「内村鑑三所感集」(岩波文庫)より http://www.izu.co.jp/~jintoku/utimura10.htm原文は文語調、人徳の口語訳および意訳の個所もあり。2月27日(月)「思想の所在」わたしは、思想を得ようと思って手当たり次第多くの本を読み終えました、しかしわたしには思想らしきものは何も得られませんでした。わたしは、ちょっとした人助けをしました、するとわたしの心に新しい思想とよべるものがどっと湧き上がってきました。それによって、わたしは知りました、思想と言うのは知識ではないことを。思想は行動でした、そうです、愛の行動でした。愛の行動がなくて真の思想と呼べるものはないでしょう。ですから、思想を求めるのであれば書籍によるよりはむしろ労働によるほうが確実に得られると思います。私のおすすめの本内村鑑三とともに内村鑑三中央公論社・内村鑑三/松沢弘陽中公バックス日本の名著38 内村鑑三 余はいかにしてキリスト信...価格:2,000円(税込、送料別)
2012.02.27
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2月27日(月)あなたと短歌を(219) 岡井 隆 発行:角川書店 平成七年五月三十日批評のドラマ(3)この世に理想郷のないように、理想的な<結社>はどこにもありません。また、教会も、なん度も出ていませんとその場で演ぜられる批評のドラマのルールがわかってまいりません。佳作(2)諫早市 松尾文子あやういかたちになるまで海をかきまぜて荒い息させて真夏はおいで大津市 宮本直子「チェーホフさん、テェーホフさん」と呼びてをり午後の書店に本捜(ふみさが)す君東京都 高橋美紀懐かしい曲が掛かって席を立つ機会を逃す喫茶店にて東京都 木村美月ベゴニアのひたくれないの妖しさを見つめて君は返事せずにおる春日井市 井沢千鶴子とがりしをカスミアでくるみグレイで巻き抱きてあゆむ凍れる街を神戸市 楢崎充代君の手が私を捉えようとする超高速度撮影(スローモーション・フルム)の愛(エロス)(つづく)私のおすすめの本二〇〇六年水無月のころ 岡井隆歌集【送料無料】岡井隆と初期未来価格:3,150円(税込、送料別)
2012.02.27
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2月27日(月)窪田空穂歌集(283)岩波文庫:200年4月14日発行卓上の灯(昭和三十年)(17)昭和二十八年(3) 皇太子殿下の御帰国を迎ふ天皇の任(まけ)の御儀を果してはわが皇太子帰らせたまふ憩ひなく遥けき御(み)旅しますよとした歎く日のながかりけるを御(み)心の富積み添へて帰らせる皇太子殿下よろこび迎ふ死後八年忘れゆかむとする今を賜はりてかなし遺族扶助料 (遺族扶助料二首)扶助料の年金五千円手にしたりいかにかすべきかなしきこの金選択をゆるさぬごとき物いひの読みつぎ難き言(こと)聞くものか三つ四つの童がすなる反抗もその者としての理(ことわり)あるを (つづく)私のおすすめの本窪田空穂の歌窪田空穂 【中古】文庫 窪田空穂歌集【画】価格:250円(税込、送料別)
2012.02.27
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2月27日(月)「古今集」(49)角川書店 窪田章一郎校注発行 昭和四十八年一月三十日巻第二(5) 春歌下(5) さくらの花のちるをよめる きのとものり久方のひかりのどけき春の日にしづごころなく花のちるらむ久方の:ひかりの枕詞。らむ:「どうして」の疑問をもつ推量の助動詞。 春宮のたちはきのぢんにて、桜の花のちるをよめる ふぢはらのよしかぜ春風は花のあたりをよきてふけ心づからやうつろふと見む春宮のたちはきのぢん:東宮警衛武官の詰所。「たちはき」は帯刀舎人(たちはきとねり)の略。よきてふけ:避けて吹け。心づから:(風の力ではなく)自分の心から。 桜のちるをよめる 凡河内みつね雪とのみふるだにあるをさくら花いかにちれとか風の吹くらむゆきとのみふるだにあるを:ひたすらに雪のように散ってさえいるのに。落花を雪に譬える。 ひえにのぼりて帰りまうできてよめる つらゆき山高み見つつわがこしさくら花風は心にまかすべらなりひえ:比叡山。山高み:山が高いので。風は心にまかす:「は」は「われ」に対して「風は」。自分は見い見いするだけで帰ったのに対し、風は心のままにわがものとして、散らしていた。べらなり:推量の「べし」の語幹に「ら」がつき、指定の「なり」がさらに接続した助動詞。心のままに散らすようだ。(つづく)私のおすすめの本古今和歌集
2012.02.27
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2月27日(月)句集「春霞」 (33)松村蒼石蒼著 昭和42年7月発行 竹頭社萩の露(昭和三十七年)(6)わが師永眠 八句 十月四日午前三時半山廬先生御危篤の報を受く危篤報受く秋暁の星一つ 御通夜の夜中しばしば停電ありてもろともに秋の佛のうごきゐるはふり果てひややかに山鎮まりぬ秋の日の柩の小窓まぼろしに 山廬先生を葬り、つづきて三つのはふりありて佛月いつまでも萩さきこぼれ御舎利を拾ひ得ざりしはぎのつゆ哀しみのこゑのみ鵙に移りゐし花芒さかりや師の手やすらかに(つづく)私のおすすめの本俳句は初心 龍太俳句入門
2012.02.27
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/2月26日(日)南天の実を食べつくすひよどりよいつのまにやら忍者のごとく個人主義時代に育ち単車にてのツーリングの味汝(な)れ覚えしか曇りたる空に向いて白梅が思うぞんぶん枝を伸ばせり昨晩の雨のなごりをとどめいる川は水かさ増して鳴りたり枯れるのは寒さに耐える方便(ほうべん)とススキは風に揺れて輝くけもの道無くなりたるや今日もまたたぬき一匹轢かれておりぬ花梅と購入したる紅梅の花咲き盛るのちを思いぬ私のおすすめの本後藤瑞義(人徳)わが家の天使価格:1,260円(税込、送料別)
2012.02.26
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編集より(結社誌 賀茂短歌二月号より) 後藤瑞義石川啄木が亡くなりまして、四月十三日でちょうど百年となります。また、二月二十日は啄木の誕生日でありまして、百二十六回目の誕生日となります。いま「維新の会」が話題になっています。昔から世直しというと「維新」という言葉が話題になります。二月といえば二・二六事件がありました。「昭和維新」というスローガンがありました。明治維新から七十年近く経ったころの事件でした。そして、世は太平洋戦争へと雪崩れていったわけです。そして、不思議なことに、その大戦より七十年余り経過した今、世直しを求めて「維新の会」が現われたのです。何か歴史の不思議を思いました。坂本龍馬を英雄とし、明治維新を必要以上に美化する気持ちは私にはないようです。むしろ、龍馬の目を開かした勝海舟にこそ目を向けるべきでしょう。その勝海舟や福沢諭吉を米国に派遣させた江戸幕府こそもう少し美化すべきではあるまいか。下田でいえば、ハリスとの日米修好通商条約の締結に努力した岩瀬忠震(ただなり)などもっと光があたっていい人物なのでしょう。それが勝海舟や福沢諭吉の渡米につながっているわけです。「新しい明日」を渇望した石川啄木。明治維新より四十余年経っていても、啄木にはなんら新しさを感じなかったのではあるまいか。表面的な改革、ただ髪の形が変り、着物が洋服となったことが新しいとは思わなかったのでしょう。「新しい明日の来るを信ずといふ/自分の言葉に/嘘はなけれど――」まさに啄木の呟きは今も生きているのではないでしょうか。私のおすすめの本《角川書店》石川啄木 岩城之徳解説 今井素子注釈日本近代文学大系23 石川啄木集 一握の砂...価格:1,000円(税込、送料別)
2012.02.26
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短歌鑑賞 石川啄木の一首 後藤瑞義 新しき明日(あす)の来(きた)るを信ずといふ自分の言葉に嘘はなけれど―― 『悲しき玩具』より まず、この本林勝夫(共立女子大学教授)著「現代短歌」(学燈社発行)には、通釈として次のように書かれています。 「新しいあすの社会が、やがてくるのを信じている――そういう自分のことばにはけして嘘はないんだが、しかし――。」 まず、私の目をひいたのは「新しい明日」という言い方です。本林氏は、「新しいあすの社会」としています。「時代」の方がわたしとしては分かりやすいのですが、啄木は「明日」という言葉を使いました。明日とは、これから来る未来ですから、あたらしいに決っているではないか、というふうにも思えるのです。それなのに、新しい時代や新しい社会ではなく「新しい明日」としたのでした。 啄木は、明日こそ、明日こそと何回も新しい明日を頼みにしたかもしれません。しかし、現実は少しも変わるようには思われない、新しい時代の到来を実感できない。それでも、啄木は世の中がきっと変わる、新しくなると確信をもったのでしょうか。「自分の言葉」、「他人の言葉」ではなく、「自分の言葉」と断っているところに思いの深さを感じます。そして結句の「嘘はなけれど――」、これこそ啄木の真実を感じます。嘘ではないと断定しないところに啄木の真実を感じるのです。 ちょっと横道にそれますが、啄木の嘘についての短歌を挙げておきます。 あの頃はよく嘘を言ひき。 平気にて嘘を言ひき。 汗が出づるかな。何となく、 自分を嘘のかたまりの如く思ひて、 目をばつぶれる もう嘘をいはじと思ひき―それは今朝―今また一つ嘘をいへるかな。今までのことをみな嘘にしてみれど、心すこしも慰まざりき。 これらの啄木の嘘の歌にむしろわたしは啄木の真実を感じるのです。啄木については「編集より」でも少し触れたいと思っています。私のおすすめの本《角川書店》石川啄木 岩城之徳解説 今井素子注釈日本近代文学大系23 石川啄木集 一握の砂...価格:1,000円(税込、送料別)
2012.02.26
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短歌用語辞典2月26日(日)と(22)ときめき(名詞)胸が鼓動すること。心の躍動。紫のてつせんの花を愛(を)しみこし夏のときめき終らむとする 宮 柊二待つものを今知らざればひそけさにバッハの弦の老いのときめき 近藤芳美しなやかな脚にリズムを弾ませて過ぎゆく風に春のときめき 篠原恒子どくご独語(名詞)ひとりごと。夏柑はつめたくおもし独語痛しかかる非情の天成のいろ 坪野哲久声嗄らし独語し止まぬ養母(はは)置きて出で来し廊下傾く感じ 千村ユミ子(つづく)私のおすすめの本短歌用語辞典
2012.02.25
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「内村鑑三所感集」(岩波文庫)より http://www.izu.co.jp/~jintoku/utimura10.htm原文は文語調、後藤人徳の口語訳および意訳の個所もあり。2月26日(日)「改心と変質」キリストの真似をしてキリストのようになれるものではありません。それは、肉体は霊魂の真似が出来ないからです。それは石が木の真似ができないのと同じことです。われわれは、キリストのように変わることは出来ません。すなわち、うわべだけキリストのようになることはできません。ただ、やみくもに更正するのではなく、実験的に自分を改造するのだ。キリスト信者とは単に心でキリストを信じる人間ではなく、「キリストによって、新しく造り直された人間」で、キリストの性質を身に帯びた人間です。救済は単なる心を改めることでなくて心が変質することです、キリストと同じように永遠に生きながらえるほどの霊魂と体を具える人間になることです。私のおすすめの本内村鑑三【送料無料】内村鑑三「代表的日本人」を読む価格:680円(税込、送料別)
2012.02.25
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2月26日(日)あなたと短歌を(218) 岡井 隆 発行:角川書店 平成七年五月三十日批評のドラマ(2)この世に理想郷のないように、理想的な<結社>はどこにもありません。また、教会も、なん度も出ていませんとその場で演ぜられる批評のドラマのルールがわかってまいりません。佳作(1)勝田市 片野みつぐ天使的おおよそはどこにでもいて見つめる防犯人工眼(カメラ) 愛を感じる(評)「おおよそ」ということばの使い方に感心した。姫路市 浜田よしを鴎外の忌にゆくドイツレストラン万緑の奥眼となりてあり(評)浜田さん、椿さん、喜多さんの、わざととった古典調をたのしんだりした。東京都 椿 正光一枝まづ手折りて捧げむ女(ひと)もなくていよよ匂ひさやけし梅は金沢市 喜多昭夫枯野きて枯るるものさへみあたらず青夕焼に両手つくわれは高岡市 岸 梨夫宇宙を神と想う夜がきてああだから手塚治虫の眼鏡とベレー(つづく)私のおすすめの本二〇〇六年水無月のころ 岡井隆歌集【送料無料】岡井隆と初期未来価格:3,150円(税込、送料別)
2012.02.25
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2月26日(日)窪田空穂歌集(282)岩波文庫:200年4月14日発行卓上の灯(昭和三十年)(16)昭和二十八年(2) 熱川温泉家挙げて一夜(よ)泊りの旅したしいかにと子がいふうべなはむかな伊豆の涯(はて)の熱川(あたかは)と聞き遠しやとためらふものか老のこころにうから等が思ひ出となる旅ならむ老の心を引き立てつべし 三島市・楽寿園 元、小松宮の別荘なりしが、後、李王家の有となり、現在は三島市の公園となれ り。一万八千坪ぞ富士が根につもるしら雪忍水(おしみづ)となりて涌き来るこの大き池富士が噴(ふ)ける溶岩ここに流れきて凝れる岩とぞ池の中島豪気なる造庭なりやと庭ぬしの心しぬびて見はるかしつも(つづく)私のおすすめの本窪田空穂の歌窪田空穂 【中古】文庫 窪田空穂歌集【画】価格:250円(税込、送料別)
2012.02.25
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2月26日(日)「古今集」(48)角川書店 窪田章一郎校注発行 昭和四十八年一月三十日巻第二(4) 春歌下(4) 東宮雅院(とうぐうのがゐん)にて、桜の花のみかは水にちりてながれける を見てよめる すがのの高世枝よりもあだにちりにし花なればおちても水のあわとこそなれみかは水に:雅院の軒下を流れる遣水。あだ:「まめ」に対する語。脆く、はかない意。あわ:流れに浮く落花を水の泡に見立てる。泡は「泡床夢幻」などと言われ、はかないものの喩。 さくらの花のちりけるをよみける つらゆきことならばさかずやはあらぬ桜花見る我さへにしづごころなしことならば:「こと」は「如」で「同じ」という意。おなじことならば。さかずやはあらぬ:咲かずにいないのか。しづごころなし:落ちついた心。桜があわただしく散ってしまったのを暗示。 桜のごと、とくちるものはなし、と人のいひければよめるさくら花とくちりぬともおもほえずひとの心ぞ風も吹きあへぬひとの心ぞ:人間の心のほうは。人の心を花にたとえて、それにもまさってはやく。花よりも「あだ」な意。(つづく)私のおすすめの本古今和歌集
2012.02.25
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2月26日(日)句集「春霞」 (32)松村蒼石蒼著 昭和42年7月発行 竹頭社萩の露(昭和三十七年)(5)神々の田を植うる季山廬病むならぶ佛に母の大き手魂祭蠅連れて病者朝山見に立てり望の夜まなうらに沁みしづまれり木の闇に夜の水打ちて空しさよ風憑きて女の裸坐りゐる遠汐に月もゆるまで更けにけり泥睡り真菰あしもとより枯るるめぐりくる秋の日ざしに子の忌あり(つづく)私のおすすめの本俳句は初心 龍太俳句入門
2012.02.25
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/2月25日(土)さんざんに雨に打たれて白梅も目覚めたるらし開き始める大学の受験に捨てし数学をわれも学ばず五十年経つ姨捨(うばすて)の楢山節考日本の話他国のことにはあらず坊さんも車を運転するんだな当然なれどしばし見ているもう春と喜びおれば雨降りて冷たい風がまた吹き始むおごそかに神宿るごと霧おおう里山を今日仰ぎ見るなり(つづく)私のおすすめの本後藤瑞義(人徳)わが家の天使価格:1,260円(税込、送料別)
2012.02.25
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2月25日(土)短歌用語辞典(飯塚書店発行)と(21)ときのま時の間(名詞)しばらくの間。ほんの少しのあいだ。舞う雪のこぶしの白き花びらに消えなんとするときの間が見ゆ 武川忠一時の間を松蝉鳴けり砂利かわく午後の校庭に戻り来(きた)れば 柴生田 稔この未明電話にいたく酔ふ声はときのまも絶えず「雪が降る」とふ 河野愛子母子寮の子ら集ひ歌ふ讃美歌が北風のなぐ時の間きこゆ 手塚 実(つづく)私のおすすめの本短歌用語辞典
2012.02.25
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「内村鑑三所感集」(岩波文庫)より http://www.izu.co.jp/~jintoku/utimura10.htm原文は文語調、後藤人徳の口語訳および意訳の個所もあり。2月25日(土)「新生物学」キリスト教は道徳を学ぶものではありません、むしろ生物学といえるでしょう。道徳を伝えて人を教えようとするのではありません、イエスキリストの全生命を投げ出して人を教えようとするのです。イエスが次のようなことを言っていますが、言葉の表面的な意味だけで驚いたり拒否したりしてはならないのです。「イエスキリストいいけるは誠に実(まこと)になんじらに告げん、もし人の子(キリスト自身のこと)の肉を食わず、その血を飲まざればなんじらに生命なし」(ヨハネ伝六章五十三節)。キリストは道徳という薬を処方して人の心の病を癒そうとはしません、神自らの生きている命を与えて人の心の病気を追い出すのです。キリストは人間の罪悪を清める血清療法です。神の生命力でもって人間の死に打ち勝つ方法です。しかし、残念ながらキリストの教えをこのように理解出来る人は大変少ないのです。(つづく)私のおすすめの本内村鑑三とともに内村鑑三 内村鑑三の研究価格:3,001円(税込、送料別)中央公論社・内村鑑三/松沢弘陽中公バックス日本の名著38 内村鑑三 余はいかにしてキリスト信...価格:2,000円(税込、送料別)
2012.02.25
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2月25日(土)あなたと短歌を(217) 岡井 隆 発行:角川書店 平成七年五月三十日批評のドラマ(1)この世に理想郷のないように、理想的な<結社>はどこにもありません。また、教会も、なん度も出ていませんとその場で演ぜられる批評のドラマのルールがわかってまいりません。一席 新潟市 森本 唯燃えるよな時間泥棒風邪の熱寒い寒いよモモになりたい (評)「…時間泥棒」で切れて「風邪の熱」で切れ、さらに「寒いよ」で切れるかたち。四行詩を一行に圧縮するのが、定型の力というものであろう。エンデの「モモ」を下に敷いているのだが、そのことはハンディになっていない。二席 川崎市 蛸井 忍華やいでいるのは鏡の中に居る一瞬過去の無限遠の吾(評)見立てのおもしろさでもあり、思弁の詩ともいえる。理屈っぽい内容が、短歌になってしまうと、はなやかにリズムにのるのがふしぎだ。三席 東京都 寺元 琳「無血革命」僕らの愛がそうだった...脱構築の口まねオウム (批評)流行哲学用語をつかったしゃれた歌である。愛を分析しているようにみえて、意外に抒情的である。(つづく)私のおすすめの本二〇〇六年水無月のころ 岡井隆歌集【送料無料】岡井隆と初期未来価格:3,150円(税込、送料別)
2012.02.25
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2月25日(土)窪田空穂歌集(281)岩波文庫:200年4月14日発行卓上の灯(昭和三十年)(15)昭和二十八年(1) 五月理解より愛は生まれ来(く)われら皆黄金(こがね)の鍵の言葉もつなり信濃なる田中の家の子ら四人旅とおもへる東京に老ゆ学園の時計教会の鐘の音澄みて鳴るなりこの家の空 賀筵 わが喜寿を祝ひて諸友賀宴を張りて招きたまふわれ空穂猶し生きよと祝ぎたまふ忝しやもろもろの友身弱きをあはれまれしに命生き老ゆらく今日の日に逢へるかな今日の日の我を祝がむと遥けくも来れる友の少なからなく祖父(ぢぢ)を祝ぐ会とゆかしみ来し孫のいづこにありや紛れて見えぬ君が賜びし結城袖の単(ひとへ)著て富める翁のごとくわがゐむ(友に)(つづく)私のおすすめの本窪田空穂の歌窪田空穂 【中古】文庫 窪田空穂歌集【画】価格:250円(税込、送料別)
2012.02.25
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2月25日(土) 「古今集」(47)角川書店 窪田章一郎校注発行 昭和四十八年一月三十日巻第二(3) 春歌下(3) あひしれりける人のまうできてかへりけるのちに、よみて花にさしてつかはしける つらゆきあひしけりける人のまうできて:知人が訪ねて来て。ひとめ見し君もやくると桜花けふはまち見てちらばちらなむ君もやくると:ひとめ見た君もくるかと 山のさくらを見てよめる春霞なにかくすらむ桜花ちるまをだにも見るべきものを春霞なにかくすらむ:春霞を擬人化している。 心地そこなひてわづらひける時に、風にあたらじとて、おろしこめてのみ侍りけ るあひだに、をれる桜のちりがたになれりけるを見てよめる 藤原よるかの朝臣 たれこめて春のゆくへもしらぬまにまちし桜もうつろひにけり心地そこなひてのみ侍りけるあひだに、:病気をして、悩ましかった時。おろしこめて:格子、簾、几帳などをおろして、引き籠ってのみいた間に。をれる桜:桜の枝を折って花瓶に挿してあったもの。(つづく)私のおすすめの本古今和歌集
2012.02.25
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2月25日(土)句集「春霞」 (31)松村蒼石蒼著 昭和42年7月発行 竹頭社萩の露(昭和三十七年)(4)辛夷やせて花満たせをり雪解谷傷つきて深谷解見せあへり澄める一谷雪解濁りに落ちゆけり視野を去る雪解五月の深山瀧遠空へ雪嶺畳める昼蛙夏みかん重し佛にいつも置く筒鳥や病妻家に置ききたり大杉の梅雨霧いまはあそぶなり老樵や沢霧ふみて山女魚つり(つづく)私のおすすめの本俳句は初心 龍太俳句入門
2012.02.25
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/2月24日(金)ひと粒の砂にたとえんわが短歌願わくはこの露と光れよ梅の香(か)に誘われたるか雄の雉われを見付けて飛立ちにけりようやくに寒さ弱まり遅れおる河津桜も開花急がん施設より子の帰り来る明日は雨のマークをテレビ映せり日曜は妻いなければスーパーで昼の食事を買い子と食べん私のおすすめの本後藤瑞義(人徳)わが家の天使価格:1,260円(税込、送料別)
2012.02.24
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2月24日(金)短歌用語辞典(飯塚書店発行)と(20)ときに時に(副詞)おりおり。ときどき。どうかすると。「時折」とも。時にあせり時にもだえて酒をのみ土工して何時か老いてしまへり 狩野源三だましだまし身体つかへば時にふと借りもののやうな気分がしてくる 印東昌綱厨には研がれし僅かの米置かれ二人暮しもときには侘し 山村静男冬至すぎ一日(ひとひ)しづかにて曇よりときをり火花のごとき日がさす 佐藤佐太郎(つづく)私のおすすめの本短歌用語辞典
2012.02.24
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「内村鑑三所感集」(岩波文庫)より http://www.izu.co.jp/~jintoku/utimura10.htm原文は文語調、後藤人徳の口語訳および意訳の個所もあり。2月24日(金)「天才と聖霊」天から授かる天才は慕うべきすばらしいものです。しかしながら、天から与えられる聖霊のすばらしさにはとても及びません。天才は一時的な贈り物ですので、使ってしまえばなくなってしまいます。しかし、聖霊は終身年金のようなものです、死ぬまで受けられるのです。天才はごく限られた人にしか与えられませんが、聖霊は誰でも受けることができます。天才はむしろ神を拒否する人に与えられ、聖霊は天の父なる神を信じその愛にすべてをおまかせする人に与えられます。天才は貴族的であるのに対し、聖霊は平民的です。だからわれわれは心を低く保ち、天より恩恵を受けられるよう願うことです。(つづく)私のおすすめの本内村鑑三とともに内村鑑三 内村鑑三の研究価格:3,001円(税込、送料別)中央公論社・内村鑑三/松沢弘陽中公バックス日本の名著38 内村鑑三 余はいかにしてキリスト信...価格:2,000円(税込、送料別)
2012.02.24
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2月24日(金)あなたと短歌を(216) 岡井 隆 発行:角川書店 平成七年五月三十日批評の眼にさらす(3)歌会は、<結社>の歌会だけでなく、<結社>とは関係のない短歌大会のような行事もたくさんおこなわれています。できれば一度、そうして会でよろしいから、自分の作品を公の場で他人の批評の眼にさらしてみてはどうでしょうか。その時、歌壇やジャーナリズムの虚名を一応しんずるフリをして、名の通った歌人の批評も一度はきいてみてはいかがでしょう。佳作(2)大津市 宮本道子小さきつむじ大きつむじの人とほる窓辺にひとり座りてをれば神戸市 服部一行神様のマリオネットはもう厭だ!ぼろぼろの歯で糸を?み切る 別府市 真野冴子ペディキュアを椿の色と決めし夜の深き孤独を吾は忘れじ蕨市 山内将史ショウウインドウに百年前から佇つてゐる花嫁に来る未確認飛行物体(ユー・エフ・オー)が川崎市 長谷川瞳好むとも好まざるとも敵(かたき)持つ身となり夫の男さびゆく金沢市 東出正禄アイスクリーム色とりどりの美少年へ暖冬改元一月八日は(つづく)私のおすすめの本二〇〇六年水無月のころ 岡井隆歌集【送料無料】岡井隆と初期未来価格:3,150円(税込、送料別)
2012.02.24
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2月24日(金)窪田空穂歌集(280)岩波文庫:200年4月14日発行卓上の灯(昭和三十年)(14)昭和二十六年(7) わが塑像 長浜虎雄、野原東両君に乞はれてモデルとなり、わが塑像なる七十五の翁わが顔見る見るも粘土の塊と型どられゆくわが塑像成らむとしては老顔にしるくも浮ぶ陰鬱の相拠るところもちて生くると恃みにき見よあらはなる陰鬱の相 矢代東村君逝く 九月十三日死を待つと聞くに悲しく顔見るをためらひをるに東村逝きぬ老の眼に怒りのなみだ湛へては十代の環境つぶさに語りき相かよふこころのありてこの幾とせ会へばたのしく別れを惜しみし耳にする古武士の死をば思はする静かさなりしと妻(め)君の告ぐるわがためと縫へる浴衣(ゆかた)を東村の身にまとひては葬(はふ)られけりとや(つづく)私のおすすめの本窪田空穂の歌窪田空穂 【中古】文庫 窪田空穂歌集【画】価格:250円(税込、送料別)
2012.02.24
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