全92件 (92件中 1-50件目)
12月1日(土)短歌用語辞典(飯塚書店発行)ひ(11)ひえん飛燕(名詞)つばめの異称。二つにきれた尾のため、飛翔力が強く速力も早い。狭(かひ)の空をおし移りゆく霧の中にこもる飛燕の声のかなしさ 村野次郎わりびきの朝の電車にのるところ飛燕鳴くとも人知るべしや 古泉千樫(つづく)私のおすすめの本短歌用語辞典
2012.11.30
コメント(0)
![]()
「内村鑑三所感集」(岩波文庫)より http://www.izu.co.jp/~jintoku/utimura10.htm原文は文語調、後藤人徳の口語訳および意訳の個所もあり。12月1日(土)大悪人全ての人に悪人と見える悪人は、まだ大悪人とは呼べません。大悪人が大悪人と言われる最大の特徴は、その人間が善人と見えるところにあります。言葉づかいが丁寧で、身なりも立派です。紳士のようですし、真のキリスト信者のようにも見えます。とげとげしいところがなく、ものやわらかな言い方をします。かれは多くの人に愛されます。もしかれのことを悪魔だと言ったら、世の中のすべての人から排斥されるでしょう。かれが真に悪人であることを見破る事の出来る人は、聖霊による智恵と悟りを持つ人だけです。世の中で発見することが難しい最大のものは、このような大悪人です。 私のおすすめの本内村鑑三とともに内村鑑三 内村鑑三の研究価格:3,001円(税込、送料別)中央公論社・内村鑑三/松沢弘陽中公バックス日本の名著38 内村鑑三 余はいかにしてキリスト信...価格:2,000円(税込、送料別)
2012.11.30
コメント(0)
![]()
今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/12月1日(土)無農薬野菜の勲章誇らんよ穴だらけなる白菜キャベツ白雲は茜(あかね)に染まり紅葉(もみじ)なす山ともどもに暮れなんとするすっかりともみじとなれる伊豆高原子に会いに行く車窓を飾る早朝のもやる海原うっすらと大島影が浮かびて見える生きている考えている歩いてるわたしはしっかり生かされている後藤瑞義(人徳)わが家の天使価格:1,260円(税込、送料別)
2012.11.30
コメント(0)
短歌用語辞典飯塚書店発行:「短歌用語辞典」(1993年)によるひ(10)ひえる(ひゆ)冷ゆ(自動下二段活用)つめたくなる。寒さを感じる。ゆく秋の川びんびんと冷え緊まる夕岸を行き鎮(しず)めがたきぞ 佐佐木幸綱祭はてて菊しみじみと冷え出ずる朝や夜やわれの身辺も澄む 馬場あき子赤蜻蛉野にくだりゆき空は冷ゆ午前の筵に籾ひろげゆく 香川 進ひとり来てふたたび仰ぐオルガンのパイプ幾千その下冷ゆる 大塚善子(つづく)私のおすすめの本短歌用語辞典
2012.11.29
コメント(0)
![]()
今日の聖句:「内村鑑三所感集」(岩波文庫)より http://www.izu.co.jp/~jintoku/utimura10.htm原文は文語調、人徳の口語訳および意訳の個所もあり。11月30日(金)最大の能力 確信して、活動する力のことではありません。信じて、依頼する心の力のことです。これが世界を動かした力です。まず、わたしたちは自分自身の無力を知らなければなりません、そして神の偉大なる力に頼るのです。そうすれば、無力な自分がなくなり、偉大なる力の神がわたしたちの中に生きることになるのです。それで、始めてわたしたちは真の勇者となれるのです。自分自身の修行や鍛練が足りないのではないのです、自分の中にまだ無力な自分がいるためなのです。無力な自分を、自分自身の中から一掃することこそが最高の道徳と言えます。座禅や何かで自分自身を無理に無にする必要はありません、神に祈ってすべてを神の愛にささげ尽くせば良いのです。自分自身が弱いと感じるのは、いまだ無力の自分が自分の中で強く、自分自身を神に任せきっていないからです。私のおすすめの本内村鑑三とともに内村鑑三中央公論社・内村鑑三/松沢弘陽中公バックス日本の名著38 内村鑑三 余はいかにしてキリスト信...価格:2,000円(税込、送料別)11月30日(金)
2012.11.29
コメント(0)
![]()
今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/11月29日(木)一瞬がこの一瞬が貴重なるわが人生と思い定めるなんでもなく今過ぎてゆく一瞬がこの一瞬がいとしく思う明朝は六時に家を出発す東京に行き子等と会うためめいめいが一生懸命生きている時計屋の時計たちのごとくに自販機の缶コーヒー温しかじかめる手に包み持つ祈るかたちにvc_pid=877935733&vc_vcptn=blog%2Fp%2FAysRdpD1D6aphp3dZWi0gs8-&vc_text=%A4%EF%A4%AC%B2%C8%A4%CE%C5%B7%BB%C8%A1%A1%B2%CE%BD%B8&vc_url=http%3A%2F%2Fstore.shopping.yahoo.co.jp%2Fcau1books%2F9784434130373.html私のおすすめの本後藤瑞義(人徳)わが家の天使価格:1,260円(税込、送料別)
2012.11.29
コメント(0)
11月29日(木)短歌用語辞典飯塚書店発行:「短歌用語辞典」(1993年)によるひ(9)ひえびえ冷え冷え(副詞)つめたく感じられるさま。寂しく空虚に感じられるさま。みどりごは泣きつつ目ざむひえびえと北半球にあさがほひらき 高野公彦冷え冷えと霙が洗ふ戸の外の明るさ占(し)める葉牡丹はあり 木俣 修冷え冷えとしたる宇宙に死ぬるより月の兎を思ひたまえな 岡部桂一郎暗渠の渦に花揉まれをり識らざればつねに冷えびえと鮮(あたら)しモスクワ 塚本邦雄(つづく)私のおすすめの本短歌用語辞典
2012.11.28
コメント(1)
![]()
今日の聖句:「内村鑑三所感集」(岩波文庫)より http://www.izu.co.jp/~jintoku/utimura10.htm原文は文語調、人徳の口語訳および意訳の個所もあり。11月29日(木)秋の稲田の福音死者の復活だけが神の奇跡の証明ではありません。五穀が豊かに稔ることも神の偉大なる御力のしるしなのです。いま、田には稲が稔り黄金の波をうっています。玉のような大粒の稲穂が香しく垂れています。このようなすばらしい景色に接して、思わず自分の罪を悔い、天なる父のもとに還ろうと思うのです。私のおすすめの本内村鑑三とともに内村鑑三中央公論社・内村鑑三/松沢弘陽中公バックス日本の名著38 内村鑑三 余はいかにしてキリスト信...価格:2,000円(税込、送料別)
2012.11.28
コメント(0)
![]()
今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/11月28日(水)政治家よ一寸先が闇などと弱音言うまい君らは光ささやかなわが歌なれどギャラリーの展示の隙間さりげなくうめる里山の秋を描ける絵に添いてわが秋の歌さりげなくありわがうたをほめていたとうギャラリーの友は得意の顔にて語る縁遠くなりたる友の植えくれし柊の花白色に咲く私のおすすめの本後藤瑞義(人徳)わが家の天使価格:1,260円(税込、送料別)
2012.11.28
コメント(0)
短歌用語辞典11月28日(水)ひ(8)ひいらぎ(ひひらぎ)柊(名詞)高さ約三メートル。葉は大きな鋸歯状。晩秋に白色の芳香を放つ小花が開く。柊の花の香(か)のして悲しみを洗ふがごとくに秋ふかくなる 安田章生たばしりて朝の霰の過ぐるとき潔斉のごとき柊の白 吉植 亮 柊のしろがねいろの花咲きて住み馴れし町の冬はあたらし 青木ゆかり (つづく)私のおすすめの本短歌用語辞典
2012.11.27
コメント(1)
![]()
「内村鑑三所感集」(岩波文庫)より http://www.izu.co.jp/~jintoku/utimura10.htm原文は文語調、後藤人徳の口語訳および意訳の個所もあり。11月28日(水)宗教と道徳と経済宗教は道徳の上に位置します。経済は道徳の下に位置します。上と言い下と言っても、二つのものはともに道徳を助けるものです。道徳は、宗教や経済と関係なく存在することは出来ません。道徳は、宗教によって上に引き上げられ、経済によって下から支えられることによって始めて完全なかたちとなるのです。私のおすすめの本内村鑑三【送料無料】内村鑑三「代表的日本人」を読む価格:680円(税込、送料別)
2012.11.27
コメント(0)
![]()
今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/11月27日(火)仮免の車に乗っている気分そんな政権もういりません対岸の山に朝日が輝くを未来のようにまぶしみて見る対岸の山はもみじに彩られわれの未来を見るごと眩し赤いろが今年少しつぶやける友と天城の峠越えたり生きにくき世になろうともまっすぐに育ちておくれわれの孫なら私のおすすめの本後藤瑞義(人徳)わが家の天使価格:1,260円(税込、送料別)
2012.11.27
コメント(0)
11月27日(火)短歌用語辞典(飯塚書店発行)ひ(7)ひいな(ひひな)雛(名詞)紙で作った人形。ひな人形。「ひな」とも。ひとつ篋(はこ)にひひなをさめて蓋とぢて何となき息桃にはばかる 与謝野晶子冷えしるき雛の顔の眉の形とほきを語るこゑのなかより 百々登美子戦火(いくさび)に雛焼かれし少女吾の嫁かざりし生(よ)もおほよそは過ぐ 富小路禎子(つづく)短歌用語辞典
2012.11.26
コメント(0)
![]()
「内村鑑三所感集」(岩波文庫)より http://www.izu.co.jp/~jintoku/utimura10.htm原文は文語調、後藤人徳の口語訳および意訳の個所もあり。11月27日(火)忠誠と孝行わたしの国に対する忠誠心を罵る人は、わたしより忠誠心がない人でしょう。わたしが親に孝行をしないと責める人は、わたしより孝行でない人でしょう。わたしを偽善者と言って苦しめる人は、わたしより誠実ではない人でしょう。キリストにおすがりしているわたしは、確かに完全にはほど遠い人間です。しかしながら、世の中の人よりは、忠誠心があり、親に孝行し、善行を積んでいると思います。これはわたしが人よりも忠誠心があるのではなく、わたしのなかにおいでになるキリストが忠誠心を持つためです、また孝行においても同じことです。よくよく感謝をすべきです。内村鑑三とともに内村鑑三 内村鑑三の研究価格:3,001円(税込、送料別)中央公論社・内村鑑三/松沢弘陽中公バックス日本の名著38 内村鑑三 余はいかにしてキリスト信...価格:2,000円(税込、送料別)
2012.11.26
コメント(0)
![]()
今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/11月26日(月)もみじ葉に燃える山々煙立つごとくに空へ霧昇りゆく葉の先に今雨粒が光りいる百年あるいは千年のごと志(こころざし)高くに持ちて「経営者心得」なども読みし頃あり経営学労務管理は学びしも労働心得は学ばざりしも大学に経営学を学びしも労働者にて終る一世かわが家の天使価格:1,260円(税込、送料別)
2012.11.26
コメント(0)
11月26日(月)短歌用語辞典(飯塚書店発行)ひ(6)び傍・辺(名詞)ほとり。あたり。他の語の下に付けて用いる。ねむの花匂ふ川びの夕あかり足音(あおと)つつましくあゆみ来らしも 古泉千樫五月(さつき)来る空の下びに幟(のぼり)立つ鳥海(てうかい)よりも高し幟は 佐々木 順夕やみに没しゆきたる海と陸(くが)幾段(いくきだ)なせる雲の下びに 五味保義(つづく)私のおすすめの本短歌用語辞典
2012.11.25
コメント(0)
![]()
「内村鑑三所感集」(岩波文庫)より http://www.izu.co.jp/~jintoku/utimura10.htm原文は文語調、後藤人徳の口語訳および意訳の個所もあり。11月26日(水)弁解するなかれ 世の中の人の私たちに関する誤解を、いちいち解こうとしてはいけません。かれらは、始めからわたしたちを誤解しようとしているのです。ですから、誤解を解こうとする事は彼らの意志に反するため、反発されるだけです。わたしたちは、わたしたちの善を信じている、少数の友人の誤解だけを解くようにすべきです。なぜなら、かれらはわたしたちを正しく理解しょうと、願っているからです。ピラトと祭司長の前でキリストが沈黙したのは、敵の前での弁解がいかに不要であり、無効なものであることを教えて居られるのではないでしょうか。 私のおすすめの本内村鑑三とともに内村鑑三 内村鑑三の研究価格:3,001円(税込、送料別)中央公論社・内村鑑三/松沢弘陽中公バックス日本の名著38 内村鑑三 余はいかにしてキリスト信...価格:2,000円(税込、送料別)
2012.11.25
コメント(0)
![]()
今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/11月25日(日)優勝の祝い新聞配達にオレンジ色のタオル頂く間違いに気づいたならばいったんは元に戻るが常道ならん民主党の影に隠れてうごめける労働貴族をわれはかなしむすっかりと黄色となりし銀杏の木朝の光にかがやいている踊り子の歩みし小道天城路は今ももみじのトンネルとなる木々覆う小路の石は苔むしてみなやわらかきみどりいろなす後藤瑞義(人徳)わが家の天使価格:1,260円(税込、送料別)
2012.11.25
コメント(0)
11月25日(日)短歌用語辞典飯塚書店発行:「短歌用語辞典」(1993年)によるひ(5)ひ緋(名詞)火の色。濃く明るい朱色。濃い紅色。あかね色。ほととぎすしきりにこゑの降るときしわが罌粟(けし)畑に緋の花そろふ 石川不二子廃塩田の遠く花ともまがふ緋に厚岸草(あつけしそう)は吹く雨のあくる日 竹内邦雄いっぱいの果汁のはたて緋のいろを幾重かさねし夕映の雲 久方寿満子池水の澄むひとところ近づけば胸びれをさめ緋の鯉の群 中野菊夫緋の悲鳴銀の怒りの立枯れてなぜか萌えざる一角がある 佐佐木幸綱(つづく)私のおすすめの本短歌用語辞典
2012.11.24
コメント(1)
![]()
今日の聖句:「内村鑑三所感集」(岩波文庫)より http://www.izu.co.jp/~jintoku/utimura10.htm原文は文語調、人徳の口語訳および意訳の個所もあり。11月25日(日)神の御心に近い生涯キリスト教を信じなさい。しかし、外国より来た、外国の資金による宣教師のパンを食べるような真似はしてはなりません。日本の国を愛しなさい。しかし、特定の人の利害だけを考えるような政治家や政府からもらった米を食べてはなりません。このようなパンの伴わないキリスト教を信じ、また米の伴わない愛国心を心に持って、われわれは、初めて、ややキリストに近い生涯を送ることが出来るのです。私のおすすめの本内村鑑三とともに内村鑑三中央公論社・内村鑑三/松沢弘陽中公バックス日本の名著38 内村鑑三 余はいかにしてキリスト信...価格:2,000円(税込、送料別)
2012.11.24
コメント(0)
![]()
今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/11月24日(土)散るときはくれないいろになるんだと思い定めしごときもみじ葉今日の日のこの一瞬が命なり昨日ではなく明日でもなしわが部屋の花瓶のなかでいっぱいに山茶花の花咲き開きたり自閉症の子は黙々とリンゴ食(は)みわれはさくさく信濃を思う障害のわが子のためと信濃より友はリンゴを送りくれたり私のおすすめの本後藤瑞義(人徳)わが家の天使価格:1,260円(税込、送料別)
2012.11.24
コメント(0)
![]()
短歌鑑賞(馬場あき子の一首) 後藤瑞義街はみな地下にいざなふ穴もてり魂をぬかるるごとく下りゆく 『鶴かへらず』 なんといいましても、上の句の「街はみな地下にいざなふ穴もてり」の断定が、凛として響き渡るようです。マンホール、地下鉄いや地下街、それよりも、デパートの食品売場いわゆる「デパちか」を連想しました。作者は女性であり、年齢的にも戦中戦後の困難な時代、食料不足の苦しさを経験されているのではなかろうか。あの煌きは、まさに「いざなふ(誘惑)」であり、ある面では「穴(落とし穴)のようであり、「「魂をぬかるる(我を忘れる)」ように感じたのではないでしょうか。 「鬼」の研究をしている作者です。まるで、異界へ下りて行くようなある種の怖れも感じているのかもしれません。【送料無料】鬼の研究 [ 馬場あき子 ]価格:798円(税込、送料別)
2012.11.24
コメント(1)
11月24日(土)短歌用語辞典飯塚書店発行:「短歌用語辞典」(1993年)によるひ(102)ひ氷(名詞)水の凍ったもの。こおり。ひょう。ひさめ。ものの音絶えたる闇ぞ氷の湖のひしひしといま身を緊むる音 武川忠一氷の上ははずみをもちて転げくる弾丸(たま)の一つがわれを殺さむ 香川 進おほやまと氷室の神はをとめごの哭くなみだもて現れけむか 山中智恵子 墓捨てし吾を責むると外(と)に立てば氷雨(さめ)は過ぐる相模野の丘 前田 透かなたなる氷雲(ぐも)の空の奥ぐらき悲願に似たる寒虹(かんにじ)の照り 前川佐美雄(つづく)vc_pid=877935733&vc_vcptn=blog%2Fp%2FAysRdpD1D6aphp3dZWi0gs8-&vc_text=%C3%BB%B2%CE%CD%D1%B8%EC%BC%AD%C5%B5&vc_url=http%3A%2F%2Fstore.shopping.yahoo.co.jp%2Fcau1books%2F9784752210078.html私のおすすめの本短歌用語辞典
2012.11.23
コメント(0)
![]()
今日の聖句:「内村鑑三所感集」(岩波文庫)より http://www.izu.co.jp/~jintoku/utimura10.htm原文は文語調、人徳の口語訳および意訳の個所もあり。11月24日(土)大悪人全ての人に悪人と見える悪人は、まだ大悪人とは呼べません。大悪人が大悪人と言われる最大の特徴は、その人間が善人と見えるところにあります。言葉づかいが丁寧で、身なりも立派です。紳士のようですし、真のキリスト信者のようにも見えます。とげとげしいところがなく、ものやわらかな言い方をします。かれは多くの人に愛されます。もしかれのことを悪魔だと言ったら、世の中のすべての人から排斥されるでしょう。かれが真に悪人であることを見破る事の出来る人は、聖霊による智恵と悟りを持つ人だけです。世の中で発見することが難しい最大のものは、このような大悪人です。 私のおすすめの本内村鑑三とともに内村鑑三中央公論社・内村鑑三/松沢弘陽中公バックス日本の名著38 内村鑑三 余はいかにしてキリスト信...価格:2,000円(税込、送料別)
2012.11.23
コメント(0)
![]()
今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/11月23日(金)自閉症患い言葉言えぬ子が夢にはあれど話しかけたり一匹の蟻を避けんと爪先を浮かせたる時ぐらりとよろけぬ飽食の世の有り余るエネルギーを若者たちはゲームに注ぐ羽ばたきの時の間体あやうかり夕焼けのなか一羽飛ぶ鴨沖合いを光りつつ行く白き船なにか幸せ運ぶごとくに私のおすすめの本後藤瑞義(人徳)わが家の天使価格:1,260円(税込、送料別)
2012.11.23
コメント(0)
短歌用語辞典11月23日(金)ひ(3)ひ火・灯・燈(名詞)ほのお。火炎。ともしび。あかり。光るもの。かきあつめかきあつめ焚く朽葉さへ緋は火を超えてさすらふものを 安永蕗子足もとの枯れ草に火を放つとも溶けず残らむわが石一つ 大西民子くれなゐの火を焚く男ありにける怪士(あやかし)の顔ふりむけよいざ 山中智恵子みな稚(おさ)なく腕くみ暴力に対(むか)う声その幾千を照らす雨の灯 近藤芳美灯を明かく待ちゐし妻にたまものの絵を遣(や)らん初めて愛を言はん 宮 柊二 (つづく)私のおすすめの本短歌用語辞典
2012.11.22
コメント(0)
![]()
「内村鑑三所感集」(岩波文庫)より http://www.izu.co.jp/~jintoku/utimura10.htm原文は文語調、後藤人徳の口語訳および意訳の個所もあり。11月23日(金)信者の統一信者の統一は、キリストの愛を通してのみ実現されます。信仰の分類や教会制度においてではありません。人の霊魂を縛るものは、キリストの愛をおいてほかにないからです。愛以外のもので信者を統一しょうと計るくらい、無謀なことはありません。私のおすすめの本内村鑑三【送料無料】内村鑑三「代表的日本人」を読む価格:680円(税込、送料別)
2012.11.22
コメント(0)
![]()
今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/11月22日(木)施錠をしマスクも掛けて外出す社会の進歩のこれが形か商品の撤去されたる店舗には三輪車押し笑まう幼子書店にて心慰むわれのごと妻も買物しているだろう久々の二人の旅も透析の妻を思いて日帰りとするいつしらに大道芸に笑いおるわれの傍(かた)えに妻の静けし私のおすすめの本後藤瑞義(人徳)わが家の天使価格:1,260円(税込、送料別)
2012.11.22
コメント(0)
11月22日(木)短歌用語辞典(飯塚書店発行)ひ(2)ひ日・陽(名詞)太陽。日輪(にちりん)。日光。日中。一日。とき。日数。日の出日の入り一分づつひらきて計二分この日ものびて三月三日 吉野昌夫殻うすき鶏卵を陽に透しつつ内より吾を責むるもの何 尾崎左永子夏の日のエロス短し クーデター一夜限りの性愛に似て 道浦母都子過ぎにしやこののちなりや断崖に立つ日のありといふ占ひは 大西民子木に花咲き君わが妻とならむ日の四月なかなか遠くもあるかな 前田夕暮(つづく)短歌用語辞典
2012.11.21
コメント(0)
![]()
「内村鑑三所感集」(岩波文庫)より http://www.izu.co.jp/~jintoku/utimura10.htm原文は文語調、後藤人徳の口語訳および意訳の個所もあり。11月22日(木)アルファ(始)とオメガ(終)一番目に信仰、二番目に善行、三番目に知識、四番目に礼節、五番目か、六番目か、七番目か、あるいは八番目か、ようするに信者の統治ための制度である教会は最後のものなのです。キリスト教は心霊の宗教です、このような宗教においては、制度などは最後のものです。キリスト教と言えばすぐ教会について話をする人は、まだキリスト教の真の精神を理解していない人です。内村鑑三とともに内村鑑三 内村鑑三の研究価格:3,001円(税込、送料別)中央公論社・内村鑑三/松沢弘陽中公バックス日本の名著38 内村鑑三 余はいかにしてキリスト信...価格:2,000円(税込、送料別)
2012.11.21
コメント(0)
![]()
今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/11月21日(水)醜聞を書くしかなきや週刊誌それにまつわるハエかおのれは猛々としておりたるも泡立ち草はや絮(わた)つけて枯れ始めたりおしめりを受けて畑の玉ネギの萎れし苗がもちなおしおり庭隅に積み置かれたるコスモスにひっそりとして蜆蝶舞う蜜柑箱共に並べて学びたる十五の友の頬赤かりきわが家の天使価格:1,260円(税込、送料別)
2012.11.21
コメント(0)
11月21日(水)短歌用語辞典(飯塚書店発行)ひ(1)ひ干・乾(語素)かわいていること。潮が乾いて海の底が出ること。複合語を作る。冬の夜に干魚(を)をしづかにほぐすなり甘き日はしばし吾(われ)に来ざらむ 生方たつゑ路地をうちまがりゆく風乾反葉(そりば)を渦にまきつつゆくえしらずも 山田あき海音(うみおと)の昼はきこえぬ家いでて浜に逢う潮(しほ)干のときの静かさ 佐藤佐太郎干潮(かんてう)のしんたる海を伊予びとは干底(ぞこ)と呼びて愛しむらしき 高野公彦(つづく)私のおすすめの本短歌用語辞典
2012.11.20
コメント(0)
![]()
「内村鑑三所感集」(岩波文庫)より http://www.izu.co.jp/~jintoku/utimura10.htm原文は文語調、後藤人徳の口語訳および意訳の個所もあり。11月21日(水)わたしの救済自分自身を反省してみて、わたしの心の汚れ、悪欲、よこしまな感情、貪りなどに唖然とします。このような心を取り除くのでなければ神に近づき得ないとするならば、わたしは到底神に近づくことは出来ないでしょう。しかし、神はわたしの罪より偉大なのです。神はわたしに罪があるにもかかわらずわたしを救うことが出来るのです。わたしが救われる唯一の道は、神の恩恵に浴する事です。神がわたしを恵み給うのでなければ、わたしの救われる希望は一つもないのです。 私のおすすめの本内村鑑三とともに内村鑑三 内村鑑三の研究価格:3,001円(税込、送料別)中央公論社・内村鑑三/松沢弘陽中公バックス日本の名著38 内村鑑三 余はいかにしてキリスト信...価格:2,000円(税込、送料別)
2012.11.20
コメント(0)
![]()
今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/11月20日(火)世襲制禁止はよいが民主党組合支援の縁切ってくれ政治家よ一寸先が闇などと弱音を吐くな君らが光爛れたる恋など知らぬ霜月のいまだ紅蓮(ぐれん)の鶏頭のいろコスモスの咲く道施設へ戻る子よ「お花きれい」といえばうなずく一子逝き一子心をわずらえどわれの短歌の財産となる後藤瑞義(人徳)わが家の天使価格:1,260円(税込、送料別)
2012.11.20
コメント(0)
11月20日(火)短歌用語辞典飯塚書店発行:「短歌用語辞典」(1993年)によるは(98)ばんりょく万緑(名詞)見える限り一面のみどり色であること。新緑を一層強調する語。中国の詩人王安石の「万緑叢中紅一点」より俳人中村草田男が用いて季語となった。万緑のなかに独(ひと)りのおのれゐてうらがなし鳥のゆくみちを思(も)へ 前川佐美雄大学の植物園を歩みつつ 万緑父のごとくにさびし 佐藤通雅山人(やまびと)とわが名呼ばれむ万緑のひかりの滝にながく漂ふ 前 登志夫(つづく)私のおすすめの本短歌用語辞典
2012.11.19
コメント(0)
![]()
今日の聖句:「内村鑑三所感集」(岩波文庫)より http://www.izu.co.jp/~jintoku/utimura10.htm原文は文語調、人徳の口語訳および意訳の個所もあり。11月20日(月)利益ある取引神は、誠の仁者であります。ですから、神は求めるよりも多くのものを与えます。神は、一を与えて十を要求するような事はしません。逆に十の約束をして一しか求めません。赦免、復活、天国、永生などが神の約束です。それに対して、神はわたしたちに、わずかな短いこの世において、忍耐と克己と仁愛とを要求し給うのみなのです。どうです、このような利益のある取引に応じる人はいませんか。私のおすすめの本内村鑑三とともに内村鑑三中央公論社・内村鑑三/松沢弘陽中公バックス日本の名著38 内村鑑三 余はいかにしてキリスト信...価格:2,000円(税込、送料別)
2012.11.19
コメント(0)
![]()
今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/11月19日(月)どのような世になるだろう新しい時代がそろそろ来てもよいころようやくに銀杏色づき始めたり伊豆の里山秋深みたり対岸の山に朝の日が差し初(そ)める日射し恋しき季(とき)となりたり百年に満たぬ短き三国の歴史後漢のあと花ひらく日本の伊豆の山間夜(よる)更けて聖書読みいる不思議を思う私のおすすめの本後藤瑞義(人徳)わが家の天使価格:1,260円(税込、送料別)
2012.11.19
コメント(0)
11月19日(月)短歌用語辞典飯塚書店発行:「短歌用語辞典」(1993年)によるは(97)はんなり(副詞)はなやかなさま。肉叢(ししむら)は死にはんなりとひつそりと水のくちびるを受けやしならむ 河野愛子ばんねん晩年(名詞)年取ってからの時期。死に近い時期。晩節。晩年にし遂げたきこと残すわれ衰ふるなかれなほ十年は 葛原 繁手のくびを巻ける時計に読みてゐる時間あるいは誰の晩年 高橋幸子おだやかに来む晩年をねがふとはつゆ思はざれ いろはにほへと 岡井 隆晩年の運ひらけむと言はれ来し手相見なほすすべなきものを 大西民子(つづく)私のおすすめの本短歌用語辞典
2012.11.18
コメント(0)
![]()
今日の聖句:「内村鑑三所感集」(岩波文庫)より http://www.izu.co.jp/~jintoku/utimura10.htm原文は文語調、人徳の口語訳および意訳の個所もあり。11月19日(月)弁解するなかれ 世の中の人の私たちに関する誤解を、いちいち解こうとしてはいけません。かれらは、始めからわたしたちを誤解しようとしているのです。ですから、誤解を解こうとする事は彼らの意志に反するため、反発されるだけです。わたしたちは、わたしたちの善を信じている、少数の友人の誤解だけを解くようにすべきです。なぜなら、かれらはわたしたちを正しく理解しょうと、願っているからです。ピラトと祭司長の前でキリストが沈黙したのは、敵の前での弁解がいかに不要であり、無効なものであることを教えて居られるのではないでしょうか。 私のおすすめの本内村鑑三とともに内村鑑三中央公論社・内村鑑三/松沢弘陽中公バックス日本の名著38 内村鑑三 余はいかにしてキリスト信...価格:2,000円(税込、送料別)
2012.11.18
コメント(0)
![]()
今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/11月18日(日)高きことお前も好きか電柱の頂きに立ちカラス鳴きたり俗にして俗を越えたる力持つドストエフスキー美空ひばりも「わたしから歌がなくなりました。」あゝ美空ひばりの記しし手紙生活感なしと啄木の切捨てし「太田」すなわち木下杢太郎存在を際立たせしか輪郭をくっきり黒く描がけるルオー私のおすすめの本後藤瑞義(人徳)わが家の天使価格:1,260円(税込、送料別)
2012.11.18
コメント(0)
![]()
私論「慶応には何故歌人がいないのか」(七) 後藤瑞義(副題:慶応では何故歌人が育たないのか)(注)慶応については、五十年近く前の記憶をたよりに書いております。現在はあるいは様変わりしているかもしれません。現状を調査して書いているわけではないことを、申し添えておきます。 前回で事実上終了しているのですが、前回最後に書きましたように、岡井隆氏と村木道彦氏についてのわたしの思いを少し述べてみたいと思います。 村木道彦氏については、あまり知識がありませんでしたので、インターネットや雑誌三田文学などで、少し調べてみました。まず、知り得た事実をもとにして自分なりの考えを書いてみたいと思います。昭和17年の生まれですので、終戦時は3歳かと思います。華族(男爵)の家柄の生まれであるようです。これは、彼の人生で大きな意味を持つのではないだろうかと思います。東京牛込にあった邸宅を戦災で失い、疎開先の鎌倉の別荘を本宅としたようです。そして、彼は何故か祖母に育てられたようです。その祖母が、鎌倉にいた歌人吉野秀雄の晩年の弟子だったようです。だから、彼は岡井隆氏と同様年少の頃より短歌に親しんだ形跡があると推察されます。やはりそうだったか、村木道彦氏は慶応で短歌を始めたのではなかったのだ。ただ、慶応時代に、中井英夫氏に見出されたようです。そして、歌壇に彗星のように衝撃的なデビューを飾りました。しかし卒業とともにまた彗星のように消えていったのです。 中井英夫氏は、中城ふみ子、寺山修司を見出したことで有名で、雑誌「短歌研究」の編集をした人物です。 何回も書いていますが、福沢思想は実学の教えです。学問は実際に仕事や生活に役立つものを学ぶということで、詩歌は福沢諭吉のいうところの実学には入らないわけです。その慶応に入った村木道彦氏が歌壇でデビューしたのはあるいは、反抗期のような感じで、福沢精神に反抗したのだろうか。ただ、彼が福沢精神に深く傾倒していることもうなずけるのです。独立自尊、自分の生活を自分の力で切り盛りしなければならない。だからこそ、海のものとも山のものとも分らぬ短歌などはさっぱり捨てて、浜松に高校教師として赴いたのだとわたしは思っています。 ところで、村木道彦氏は華族のご出身です、そんな彼が、平等主義を主唱する福沢諭吉の慶応に入学した。なにか、理由がお有りだったのだろうか。 福沢諭吉は「学問のすゝめ」の冒頭に、『天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと云へり。』と書いています。これを、よくよく考えるうちに、わたしはある思いが浮かんだのでした。この福沢諭吉の思想は、とかく卑しめられている人々に目をむけて、たとえば江戸時代であれば、武士ではなく農工商に従事していて身分的に劣ったように扱われている人々を引き上げる、そうした面にのみに目を向けていたことに気がついたのでした。しかし、武士も実は同じように差別されていた、それについて苦しんでいたのではないのか。そういう側面があったのではないのか。そんな思いが湧いてきたのです。たとえば、「武士なのにねえ、落ちぶれたものだねえ」というような陰口に苦しんではいなかっただろうか。武士でなければ、問題のない生活も、つつましく一生懸命に、自分の力でささやかに生きてゆくことが、陰口の対象となる。そんなことで、武士も苦しんでいたことはなかったであろうか。華族とても同じようであったのではなかろうか、と思うのです。戦後の華族の窮乏もよく聞く話でした。華族(子爵)出身の歌人富小路禎子氏の話も読んだことがあります。生活のため、旅館の女中(仲居のことか?)をなさったと聞いています。その折の歌だと聞いていますが、「こころ 危きとき見る舞扇 虹色にして要(かなめ)締れり」など忘れられない歌でした。 本題にもどりますが、村木道彦氏も華族なるがゆえのくるしみを、年少の頃より味わっておられたのではなかったか。「華族のおぼっちゃまなのに、落ちぶれたものねえ」などと陰口をされたのではなかったか。ここで、ちょっと断っておきますが、これは全てわたしのいわば邪推のようなものです。他人の心に土足で踏み入るようなことでは、さらさらないのです。小説といってもいいかもしれません。 村木氏の有名な一首「するだろう ぼくをすてたるものがたりマシュマロくちにほおばりながら」なども、よく言われるような大学時代の失恋の歌ではなく、高校時代いやもっと年少の時代に作ったものではなかったか。「すてられた」というのは、華族の身分を剥奪されたことではなかったか。『…「世が世であれば、華族のおぼっちゃまなのにねえ。落ちぶれなさったこと…」などと、ああ!、マシュマロを(食べたくても、自分は貧しくて食べられない、そのマシュマロを)口いっぱいにほうばりながら噂していることだろう…。』そんなふうに、わたしはこの歌を鑑賞したいのです。 村木氏は大学時代にはすでに短歌とはある程度距離を置いていたのではないか。私自身は程度の低い大学生だったので、とても比較は出来ないのですが、教職の資格を取るなどということは、私自身夢にも思っていなかったのです。それなのに、彼はしっかりそれを大学時代に得ているのです。彼は、福沢精神の実学をしっかり学んでいたといえるのではなかっただろうか。諭吉が述べるまでもなく、村木氏は詩歌で食べてゆけるなどという甘い考えは、すでに年少の頃よりなかったのではなかろうか。彗星のように歌壇に華々しくデビューし、短歌史に残る業績を残しただろう彼であったわけですが、元華族というような名誉が、戦後食べてゆくために、生活のために何ら役にもたたなかったことを、骨身に沁みて知っていたのではなかろうか。ですから、名声などに目を奪われるようなことはなかったのではなかったか。だからこそ、卒業とともに歌壇との付き合いを絶ったのではなかっただろうか。そして、実学にもとづき高校の教師の職を最後まで務めあげたのではなかっただろうか。やはり、慶応に入学したことは、彼にとっては良かったかもしれません。ただ、早稲田に入っていたら、同年輩の伊藤一彦氏、福島泰樹氏、あるいは一年後輩である三枝たか之氏などと切磋琢磨し、俵万智より二十年前に彼女のようなブームを興したかもしれない、そんな勝手な想像もすることがあります。 ちょっと長くなり過ぎました、村木氏の歌の特色、仮名文字の多用などについてもう少し突っ込んで書きたいのですが、次の機会にしたいと思います。岡井氏のことを書く余裕もなくなりました。ただ、村木氏が歌壇を去ったのに対し岡井氏が残ったことについて、ちょっと考えました。出自の問題はかなり重要な要素とは思いますが、それ以外に、結社の問題があったのではなかろうかと思います。岡井氏は大結社アララギに所属しておりました。それも親子二代にわたっています。正岡子規の流れをくむ正統派の結社です。一方村木氏は結社に所属していなかったのではなかろうか。手ほどきしてもらったであろうお祖母さまが吉野秀雄のお弟子ということです。吉野秀雄はこれまた歌壇では一匹狼的存在の会津八一の教えを乞うた歌人と聞いています。吉野秀雄自身も結社を作らず、会津八一同様に一匹狼的な活動をなさっていたようです。村木氏が結社に、たとえば岡井氏と同じような、アララギでなくてもいいかもしれませんが、結社に入っていたらあるいは違っていたかもしれません。…、わたしは、村木氏が当然結社に入ってないだろうと独断して、書いています。あるいは、入っていたのだろうか。分りませんが、歌壇からすっぱり縁を切った、それがあまりにも鮮やかなので、そんな気がしたのです。つまり、結社に属さなかったのではなかったかと、判断したわけです。岡井氏の名前が出ましたので、最後に少し岡井氏についても書きましょう。余りもう余裕がありませんが、ひとつふたつ気が付いたことです。やっぱり岡井さんも慶応だなあ、といった感慨です。(たびたび、岡井氏は慶応でない。医学部は慶応といえない。などと無茶苦茶なことを書いていたわたしですが…)岡井氏といえば、その厖大な執筆活動をはじめ、歌会始の選者であり、皇室の短歌指導もなさっており、歌壇では押しも押されぬ、誰もが認めるであろう重鎮です。新聞短歌欄の選者としても朝日新聞でも読売新聞でも毎日新聞でも、どこの新聞の選者でも少しもおかしくないと思うわけです。ところが、どうでしょうか、日本経済新聞の短歌欄の選者なのです。それを知ったとき、ちっとした違和感と同時に、岡井さんは慶応だったんだと納得したのです。 今、衆議院の解散をテレビで報じています。それを見ながら、ふと思ったのですが、もし今、二人の政治家がいてどちらに投票するか迷ったとします。一人は早稲田出身、片方は慶応出身です。わたしは、迷わず慶応出身の政治家に投票するでしょう。これは、身贔屓でも我田引水でもないと思うのです。短歌などでは確かに早稲田に慶応は勝てません、ただ政治や経済であれば、多分慶応のほうが実学の上に立った、現実の上に立った政治が、あるいは、経済活動ができるであろうと思うのです。慶応には歌人がいないということの反面、そんな思いに駆られるのです。本題に戻りましょう、岡井氏は、近藤芳美氏とともにアララギより分れ、新しい結社未来を作りました。そして、多くの若い有能な歌人を育てました、今も育てています。また、NHK学園の短歌通信教育に力を入れています。NHK短歌通信教育で、テキストの監修などをしているわけですが、それのみならず、そのトップに立って多くの若い講師を育てているようです。これなども、有能な若い歌人に少しでも経済的援助をしたい現われではないでしょうか。これがまさに慶応なのです。岡井氏は、あの世にまいりまして、福沢諭吉先生の前に立ち、「わたしは短歌で立派に食べていました。」と堂々と言うのではないでしょうか。私のおすすめの本後藤瑞義(人徳)わが家の天使価格:1,260円(税込、送料別)
2012.11.18
コメント(0)
短歌用語辞典11月18日(日)は(96)ばんか挽歌(名詞)葬送のとき歌ううた。人の死をいたむ詩歌。哀悼歌。ゆく秋がうたふ挽歌の声ふるふ木立のかげに眠りしいく時 佐佐木信綱たましひの嗄(しはが)れしごとしぐれして冬の挽歌にわれはつながる 生方たつゑしばらくのいのち支へてゐる我に挽歌を聞かす夜の雨の音 君島夜詩一男と一女の父になりしかば降る蝉しぐれ挽歌のごとし 吉岡生夫榲桲(マルメロ)を文鎮となし書く挽歌蒼き暑熱の土にし消えむ 浜田 到 (つづく)私のおすすめの本短歌用語辞典
2012.11.17
コメント(0)
![]()
「内村鑑三所感集」(岩波文庫)より http://www.izu.co.jp/~jintoku/utimura10.htm原文は文語調、後藤人徳の口語訳および意訳の個所もあり。11月18日(日)伝道師わたしは、政治家になる志を持ち一生懸命努力すれば、政治家になる事が出来るでしょう、同様に、科学者、詩人、社会改良家となることが出来るでしょう。しかしながら、わたしは好んでキリスト教の真の伝道師となることは出来ません。そのためには、まず偉大なる奇跡を事実として信じなければなりません。そして、信じるためには、その偉大なる奇跡を自分自身で体験することが必要です。それでなくては、信じることが出来ないでしょう。神の特別の使命によるのでなければ、誰であろうと福音の伝道者となることは出来ません。そして、この伝道者の使命を神から授けられた人は人類のなかで最も恵まれた人と言えます。 私のおすすめの本内村鑑三【送料無料】内村鑑三「代表的日本人」を読む価格:680円(税込、送料別)
2012.11.17
コメント(0)
![]()
今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/11月18日(日)資格なく誇る仕事もなけれでもぼちぼち生きてゆかんと思う今日からはマイペースにて生きゆかんお先にどうぞわれは一服九十四をひと世となししなかさんは七十歳にて作歌始めし民のため身を磔刑(たっけい)にささげたりイエスキリスト佐倉惣五郎美しきJと言いたり日本とイエスのことを内村鑑三私のおすすめの本後藤瑞義(人徳)わが家の天使価格:1,260円(税込、送料別)
2012.11.17
コメント(0)
11月17日(土)短歌用語辞典(飯塚書店発行)は(95)はらばろ遥遥(副詞) 遠く隔たったさま。遠方から来るさま。はるか。「はるばる」とも。うれしくも分けこしものか遙々に松虫草のさきつづく山 長塚 節はろばろと恋ひて来れば曇天の葬りに重き柩もかつぐ 高嶋健一はんか 弥勒像の半跏の思惟に去りがたく右手指真似る二度また三度 若狭絹栄あどけなき裸形の童女半跏して遊び呆くるよひとり遊びを 大岡 博(つづく)短歌用語辞典
2012.11.16
コメント(0)
![]()
「内村鑑三所感集」(岩波文庫)より http://www.izu.co.jp/~jintoku/utimura10.htm原文は文語調、後藤人徳の口語訳および意訳の個所もあり。11月17日(土)福音の神髄 「イエスキリストの血はすべての罪からわれらを潔める」(ヨハネ第一書一章7節)福音の神髄はここにあります、もしこれがないのであれば、福音は福音に値しません。「東が西より遠いように、神はわたしたちの咎(とが)をわたしたちより遠ざけ給えり」(詩編百三編12節)、わたしにはその説明が出来きません、けれどもそれが事実であることを信んじます。わたしの救いはわたしの罪が赦されることより始まります、そして罪が赦されたと言う理由は、神の独子(ひとりご)であるイエスキリストが十字架の上で犠牲となったと言うことによって分かります。この事実を仰ぎ見る事によって、始めてわたしたちは新しい人間に生まれ変わる事が出来るのです。内村鑑三とともに内村鑑三 内村鑑三の研究価格:3,001円(税込、送料別)中央公論社・内村鑑三/松沢弘陽中公バックス日本の名著38 内村鑑三 余はいかにしてキリスト信...価格:2,000円(税込、送料別)
2012.11.16
コメント(0)
![]()
今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/11月17日(土)新しき時代は来るや解散の日本列島寒波が覆う国民のための政治を各党の思い色々あるといえども太刀を立て両手に握る松陰像海に向うも伏し目がちなり松陰の記憶保ちて育ちけむ潜みいし御堂を覆える樹木餌刻む音を聞きつけ鳥小屋で鳴き騒ぎいる鶏の声わが家の天使価格:1,260円(税込、送料別)
2012.11.16
コメント(0)
11月16日(金)短歌用語辞典(飯塚書店発行)は(13)はれる(はる)晴る・霽る(自動詞下二段活用)晴天である。上がる。爽やかになる。「春晴(ば)れ」は春の晴天。壺坂の谷覆ふ霧霽れゆきて稔田廻らす人家現はる 飯田節子桜にて山の明るき五、六日心晴れいしをわれは思うも 田井安曇梅雨霽るる雲乱れつつひとところみづがねのごと光をふふむ 礒 幾造道のべに十株ほどの金盞(きんせん)かがやきて春晴はいま風に随(したが)ふ 佐藤佐太郎(つづく)私のおすすめの本短歌用語辞典
2012.11.15
コメント(0)
![]()
「内村鑑三所感集」(岩波文庫)より http://www.izu.co.jp/~jintoku/utimura10.htm原文は文語調、後藤人徳の口語訳および意訳の個所もあり。11月16日(金)水の洗礼は迷信です水の洗礼を受けなさい、そうすれば聖霊があなたの上に降りてあなたは救われるでしょうと、教える宣教師が多い。しかしながら見なさい、水の洗礼を受けた多くの人がキリストの聖名を汚しておるのを。水の洗礼は人を救いません、神の霊だけが人を救うことが出来るのです。わたしは水の洗礼を受けずに救われた多くの人を知っています。また水の洗礼を受けたのにいまだに救われない多くの人を知っています。わたしの長年の実験と常識とわたしのこころに宿られる神の霊とはわたしに告げて言います、「水の洗礼を救いの必要条件とするのは迷信である」と。私のおすすめの本内村鑑三とともに内村鑑三 内村鑑三の研究価格:3,001円(税込、送料別)中央公論社・内村鑑三/松沢弘陽中公バックス日本の名著38 内村鑑三 余はいかにしてキリスト信...価格:2,000円(税込、送料別)
2012.11.15
コメント(0)
![]()
今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/11月15日(木)マチス作「夢」の女性は眠りおりアンモナイトの化石のように廃業のビニールハウス茫々の草の栖(すみか)となり果てにけり数本の野菊を挿しし細き瓶洗面台に妻置けるらし日を呑みて赤くなりたる白雲が酔いしごとくに横たわりおり今日の日を彼方に送り山々が静かに黙し眠らんとする後藤瑞義(人徳)わが家の天使価格:1,260円(税込、送料別)
2012.11.15
コメント(0)
全92件 (92件中 1-50件目)

![]()
