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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/1月31日(火)年取れば時の速さを実感す早や山の端(は)に日が沈みおり夕暮は途端に寒くなるゆえにそれでなくとも寂しき日暮れ依存症ではなくともかく好きなんだ楽しんで飲む牧水の酒啄木と不思議なえにし臨終を看取りし歌人は牧水一人物忘れは激しくなれば何とかいうサプリメントを試さんとする 私のおすすめの本後藤瑞義(人徳)わが家の天使価格:1,260円(税込、送料別)
2012.01.31
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1月31日(火)短歌用語辞典(飯塚書店発行)て(6)ても(連語)たとえ…しても。…とも。上で仮定の意を述べて逆接する。…たけれども、上で事実を述べて逆説的に下に続ける。居ても居なくても気にならざりし日々なりきやうやくにして亡きを寂しむ 鹿児島寿蔵照りつけても暑からぬ日を自転車に踏み越えてゆく穂草のひかり 花山多佳子起きても涛(なみ)かがみても涛どうしやうもなくて見てゐる高志(こし)の冬涛 木俣 修われの内部の妬心覗いてしまいたる蛇苺踏みても踏みても紅し 平井 弘雲雀の血すこしにじみしわがシャツに時経てもなほさみしき凱歌 寺山修司(つづく)私のおすすめの本短歌用語辞典
2012.01.31
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「内村鑑三所感集」(岩波文庫)より http://www.izu.co.jp/~jintoku/utimura10.htm原文は文語調、後藤人徳の口語訳および意訳の個所もあり。1月31日(火)「隠遁者にあらず」わたしを隠遁者と看做す人がいますが、わたしは隠遁者ではありません。わたしの頭上には空が青い天幕のように張り詰められ、足元にはすみれやおきなぐさの花が咲き、また多くの友人がしばしば訪ねてくれます。また、おなじ信仰の友が全世界に存在してわたしのために祈ってってくれますし、なんといっても神より聖い業をたまわっています。この世の中で私くらい自由で楽しく暮らしている人間はいないことでしょう。神の聖徒の交際がどのようなことか分かぬ者が、罪深い世の中のもろもろのことに身を染めないからといってお前は隠遁者だと言っているのです。神と神の御子たちとの霊的な交流をして、政府の官吏たちや社交界の紳士淑女が尋ねないといって私のことを世捨て人だとか隠遁者というのは間違っています。(つづく)私のおすすめの本内村鑑三とともに内村鑑三 内村鑑三の研究価格:3,001円(税込、送料別)中央公論社・内村鑑三/松沢弘陽中公バックス日本の名著38 内村鑑三 余はいかにしてキリスト信...価格:2,000円(税込、送料別)
2012.01.31
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あなたと短歌を(192) 岡井 隆 発行:角川書店 平成七年五月三十日歌に魂を入れる(3)三十一文字にまとめあげるぐらいは、だれでもできますから、一見すると歌のようにみえたのですが、それは形だけのもので、歌に魂が入っていなかったのです。佳作(2)高岡市 岸 梨夫わが枝がたったひとつの芽をのばし忍法青空流へ入門 東京都 中村善吉あはれ見よシルク・ロオドを絹をになひ孔雀はきたる孔雀はきたる 大牟田市 森まもる死の際に青い札束焚いてゐるわが自画像を思えば愉し勝田市 片野みつぐあかねさす紫の髪ロンドン鋲「自分がキライ!」が由香の口ぐせ東京都 佐藤ひろこ八重桜だまりこくって咲いている優しさだけがある花だまり 高松市 西馬 正空の上飛び回るのは幸福な白く華麗な鳥の群れなり(つづく)私のおすすめの本二〇〇六年水無月のころ 岡井隆歌集【送料無料】岡井隆と初期未来価格:3,150円(税込、送料別)
2012.01.31
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窪田空穂歌集(256)岩波文庫:200年4月14日発行冬木原(昭和二十六年)(32)昭和二十二年(2) 老齢老い痴(し)れてただに目(ま)たたきして過す我とはなりぬあるか無きかに耳うとく聴き取りかぬるもどかしさ馴るるがままに忘れなむとす声ひくき人と対へばあざむきをしてゐる我とこころのくるしもの妬(ねた)みする暇(いとま)なくせはしくも過すに老いしわれとやいはむ(つづく)私のおすすめの本窪田空穂の歌窪田空穂 【中古】文庫 窪田空穂歌集【画】価格:250円(税込、送料別)
2012.01.31
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1月31日(火)「古今集」(25)角川書店 窪田章一郎校注発行 昭和四十八年一月三十日仮名序(現代語訳)(7)古代の和歌の性格(1) しかし、そのはじめを思うと、和歌は宮廷の晴れの場で歌われ、このような低い存在ではなかった。昔の代々の帝は、春の花の美しい朝、秋の月の清らかな夜ごとに、侍臣たちを召して、その場合場合の事に関係させて歌を詠ませ、奉らせなさった。ある時は花を詠もうとして不案内なところに迷い、ある時は月を詠もうとして案内者もない闇の路にたどって行った、その各自の心のはたらきを御覧になって、賢愚のほどを試されたであろう。(つづく)私のおすすめの本古今和歌集
2012.01.31
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1月31日(火)句集「春霞」 (5)松村蒼石蒼著 昭和42年7月発行 竹頭社柚子(昭和三十四年)(5)泥のたんぽぽ白鷺は乾き翔ぶ人の墓のたんぽぽを踏みさまよへり落花地に鱗のごとし病みほほけかざおとをかすかにつつみ彼岸花濁り引く落鮎の瀬は空を染め空の澄みくらくせばまる十三夜処女雪の奥嶺へねぐら鴉散る片山津温泉 二句潟初冬波立ちくればすぐ濁る秋旅やひと夜ひと夜に酒席の妓(つづく)私のおすすめの本俳句は初心 龍太俳句入門
2012.01.31
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/g1月30日(月)霜霜霜下田街道早朝の道を駈け行く天城への道五千人も五十年後に減るというわれの命もとうに尽きいてあんなにもはしゃいていたに送りたる施設の門を入ると黙せりほんとうに申し訳ない施設へと送りしあとに心やすらぐ心から汝(なれ)を愛しているんだよそんなそぶりをわれは見せねど施設こそ汝(なれ)の住処(すみか)ぞわれと汝(な)の四十歳の歳(とし)の差悲し私のおすすめの本後藤瑞義(人徳)わが家の天使価格:1,260円(税込、送料別)
2012.01.30
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1月30日(月)短歌用語辞典飯塚書店発行:「短歌用語辞典」(1993年)によるて(5)てのひら掌・手のひら(名詞)手首から先の内側の面。たなごころ。たなぞこ。さしのべし妻が掌握りたり母となりたる掌(て)のあたたかさ 来嶋靖生てのひらを開けば見ゆる星屑の水のごときをすかしてゐたり 河野裕子四万十(しまんと)に光の粒をまきながら川面をなでる風の手のひら 俵 万智言葉として言えば崩るる脆きもの童女のてのひら少し冷たし 水野昌雄手のひらを反(かえ)せば没り陽 手のひらを覆えば野分 手のひら仕舞う 岡部桂一郎(つづく)私のおすすめの本短歌用語辞典
2012.01.30
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今日の聖句:「内村鑑三所感集」(岩波文庫)より http://www.izu.co.jp/~jintoku/utimura10.htm原文は文語調、人徳の口語訳および意訳の個所もあり。1月30日(月)「一人となりて立つの覚悟」われらはキリストの僕(しもべ)となって、ただ一人で世に立つ決心をしなければなりません。世の中の人は神を棄て、神の僕(しもべ)を棄ててきましたし、今後も棄てるでしょう。ですから、わたしたちもキリストのように一人十字架に上る決心がなくてはなりません。友人や親戚や弟子に棄てられ、ひとり「エリ、エリ、ラマ、サバクタニ」(「神よ、神よ、なぜわたしを見捨て給いしか」)と叫びながら息絶える決心がなくてはならないのです。(マタイ伝二七章)私のおすすめの本内村鑑三とともに内村鑑三中央公論社・内村鑑三/松沢弘陽中公バックス日本の名著38 内村鑑三 余はいかにしてキリスト信...価格:2,000円(税込、送料別)
2012.01.30
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あなたと短歌を(191) 岡井 隆 発行:角川書店 平成七年五月三十日歌に魂を入れる(2)三十一文字にまとめあげるぐらいは、だれでもできますから、一見すると歌のようにみえたのですが、それは形だけのもので、歌に魂が入っていなかったのです。佳作(1)吹田市 沼田恵美行き過ぎるブルートレインが知っている真夜中の刻(とき)あたたかきこと(評)時間のあたたかさというとらえ方が新鮮。東京都 別府千波也花の種掌より奪ひてゆく風はおそらく覆面をしたる男爵 (評)下の句の比喩はおもしろい。 東京都 関口みけ真夜中のディスコフロアのまぶしさに背中で壁を確かめている(評)関口さん、福田さん、服部さんは、皆それぞれにパターンがちがっているが、二十代の作品である。東京都 福田清峰雰囲気に?それとも葡萄酒(ワイン)に?いや僕に酔ってるんだよね聖しこの夜神戸市 服部一行なぜですか“水がほしい”と唇の動いてるのがわかりませんか(つづき)私のおすすめの本二〇〇六年水無月のころ 岡井隆歌集【送料無料】岡井隆と初期未来価格:3,150円(税込、送料別)
2012.01.30
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1月30日(月)「古今集」(24)角川書店 窪田章一郎校注発行 昭和四十八年一月三十日仮名序(現代語訳)(6)短歌の発達と現代の状況(4) 第五には、「ただごと歌」、 いつはりのなき世なりせばいかばかり人のことのはうれしからまし (偽りというものが、もし男女の間にないものであったら、どのように、あなたの優し い約束の言葉がうれしいことでしょう)というのが当っていよう。 第六には、「いはひ歌」、 この殿はむべもとみけりさきくさの三つば四つばにとのづくりせり (この御殿は、噂に聞いていたように、いかにも豊かに富んでいる。三棟四棟に殿造りを している。「さきくさの」は、枕詞。「さきくさ」は茎が三つに分かれている草。この 歌は催馬楽の歌詞となっている。)というのが当っていよう。 しかし、今の世の中は、昔の真実を重んじた時代とは異なって派手になり、人の心は華美になったため、歌もそれにしたがって、浮いた実のない歌、軽い、かりそめの歌のみが現われてくるので、好色の人の家に、埋れ木のように人には知られず、ひそかにもてあそばれるものとなって、改まった公の場所には、おもて立って出せるものでもなくなってしまった。私のおすすめの本古今和歌集
2012.01.30
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1月30日(月)句集「春霞」 (4)松村蒼石蒼著 昭和42年7月発行 竹頭社柚子(昭和三十四年)(4)荒鋤きの田のひろがりに桃咲けり?の翼暖雨におもし旧軍港菖蒲の芽白雲松に浮びけりさえ返り星はおろおろ光負ふ春水の浅き流れに草なびき籠りゐて春分の日の罌粟間引く青草の斑雪が生きて獄の川橋燈が浮きうき揺るる春の月荒鋤きの田に煌々と波打てり(つづく)私のおすすめの本俳句は初心 龍太俳句入門
2012.01.30
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/1月29日(日)施設より帰りたる夜(よ)は眠られぬ子に妻もわれもつき合わされるしんしんと額の冷える冬の夜は遠い昔の人の声するジンジンとまず爪先が冷えてくる早朝の道子に遅れ行く目的を持ちて素早く走る子よ自販機に行きジュース買うためキイキイと鋭き声で鳴いている最後の柿を啄ばめるヒヨ一粒の麦となれるやわが短歌死なば多くの実を結ぶのに独身の床屋の主人亡くなればサインボールが取り外ずされるカラオケの好きな床屋の主人の死今年の祭り寂しくならん私のおすすめの本後藤瑞義(人徳)わが家の天使価格:1,260円(税込、送料別)
2012.01.29
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短歌用語辞典1月29日(日)て(4)ていねん定年・停年(名詞)規則により会社などを退職する一定の年齢。定年の後にもせめて一講座をと いわるるままに春を待ちつつ 土岐善麿再びの停年となる朝にして霖雨に動かぬ白き蝶あり 鈴木達志定年となりて三年過ぎにしを貨車脱線の夢に目ざむる 佐藤英一定年後再就職の朝の来て地下足袋を履き脚胖を付けぬ 高塚孝次(つづく)私のおすすめの本短歌用語辞典
2012.01.29
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「内村鑑三所感集」(岩波文庫)より http://www.izu.co.jp/~jintoku/utimura10.htm原文は文語調、後藤人徳の口語訳および意訳の個所もあり。1月29日(日)「樹とその果」わたしは、事業の結果についてあれこれ思い悩まない、その事業の性質について思います。この事業は独立して成り立つ事業であろうか、これは信仰にかなう事業であろうか、これは神がわたしに与えてくださった事業であろうかと思いをめぐらします。その事業の性質が聖いものであれば結果はまちがいなく善いのです。聖書に書いてあります。樹を善くしなさい、そうすればその果実も善くなります。もし樹が悪いのであれば、果実もかならず悪くなります。そう聖書に書かれています。人にばかり頼り、悪知恵を働かせて、何かを企て成功したかに見えてもそれは本当の成功ではないのです。まず自分自身を潔めなさい、そうすれば万人にあなたの徳が知れわたってゆくでしょう。(マタイ伝十二章三十三節)私のおすすめの本内村鑑三【送料無料】内村鑑三「代表的日本人」を読む価格:680円(税込、送料別)
2012.01.29
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窪田空穂歌集(254)岩波文庫:200年4月14日発行冬木原(昭和二十六年)(30)昭和二十年(18) 町裏の路地この露地の東の果(は)ての曲りかど茂二郎生きてあらはれ来ぬか脚ぐせの悪しきを憂へ見まもりし小(ち)さき茂二郎歩みては行く膝すぼめからだ真直(ますぐ)に基盤を見石置くとせぬ茂二郎見ゆ 片おもひたふとむもあはれむも皆人として片思ひすることにあらずやも今にして知りて悲しむ父母(ちちはは)がわれにしまししその片おもひ懲りずまにわれとわが身に片おもひしつつも一世(ひとよ)在り経むとする 古典注釈ほぼ終るうれしみてひとり笑みゐるこのこころ云はまく難し独笑みゐむ子をおもふこころの乱れ鎮めむと筆執るままに事進みゆく(つづく)私のおすすめの本窪田空穂の歌窪田空穂 【中古】文庫 窪田空穂歌集【画】価格:250円(税込、送料別)
2012.01.29
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あなたと短歌を(190) 岡井 隆 発行:角川書店 平成七年五月三十日歌に魂を入れる(1)三十一文字にまとめあげるぐらいは、だれでもできますから、一見すると歌のようにみえたのですが、それは形だけのもので、歌に魂が入っていなかったのです。一席 青森市 関 純子約束をしたように咲くライラック眺めるわれを攻めることなく(評)おとなしい作り方だけれでも、花の側に攻撃性がない、という感じ方はするどいと思う。二席 山梨県 原田健二日曜は彩(いろ)とりどりの輪を投げる妻や子達の的となる父(評)「輪」の「的」というのだから、輪なげの比喩であろう。過不足なくでき上がっている。三席 金沢市 東出正禄輸入肉・税肉贅肉……稱ふれば五月札幌に雪ぞふるらむ(評)牛肉・オレンジ交渉妥結がつたえられる折から、「輸入肉」以下の単語に風刺性をみる。今年五月はじめは寒い春で、北海道には雪が降った。「五月札幌に」以下は、異常気象と、人間界のまがまがしい事柄とを対応させているのだろう。(つづく)私のおすすめの本二〇〇六年水無月のころ 岡井隆歌集【送料無料】岡井隆と初期未来価格:3,150円(税込、送料別)
2012.01.29
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1月29日(日)「古今集」(23)角川書店 窪田章一郎校注発行 昭和四十八年一月三十日仮名序(現代語訳)(5) 短歌の発達と現代の状況(3)第三には、「なずらへ歌」、 君にけさあしたの霜のおきていなばこひしきごとに消えやわたらむ (君が今朝、私をあとに残して行ってしまったならば、恋しく思うごとに、消えるように嘆きつづけることであろう) というのが、当っていよう。第四には、「たとへ歌」、 わが恋はよむともつきじありそうみの浜のまさごはよみつくすとも (わが恋の思いの数々は、かぞえてもかぞえ尽くすことがなかろう。荒磯の浜の数は、 たとえかぞえ尽くそうとも)というのが当っていよう。(つづく)私のおすすめの本古今和歌集
2012.01.29
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1月29日句集「春霞」 (3)松村蒼石蒼著 昭和42年7月発行 竹頭社柚子(昭和三十四年)(3)雨さむく梅林暁をためらへりその日、三十尾藤男君の逝きしを知らず歯痛すこししぐれの梅の遊びゐし去年今年小溝に窓の灯を残す遠梅のきらきらとして風過ぎぬ稚松のあふるる砂丘冬の海疲れゐて冬去らんとす小笹山枯桑に旭の息けぶる小黒坂家郷の炉柴折ることのみつめられ煤煙の西風の大川麦踏めり(つづく)私のおすすめの本俳句は初心 龍太俳句入門
2012.01.29
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/1月28日(土)早速にグロコサミンを服用すなんだか痛みが薄れた気分痛みさえ気の持ちようかグロコサミン飲めば節々痛み去りたり節ぶしの痛み消えれば良き歌が出来ると思いし愚かなりしもNHK全国短歌大会に秀作となり賞状届く啄木の短歌大会投稿す啄木短歌われは愛せば日に五首の短歌作るをノルマとすなんとか今日もクリアーをする 私のおすすめの本後藤瑞義(人徳)わが家の天使価格:1,260円(税込、送料別)
2012.01.28
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1月28日(土)短歌用語辞典(飯塚書店発行)て(3)で(助詞)…ないで。…ずして。…ずに。上の動作を否定して下の語につづける。父としも呼ぶこと知らで死にゆける子よ紅の汝(なれ)が頬の色 松村英一われならで誰(だれ)かみるべき妻なると病怠りくるにいとしき 窪田章一郎師も友も知らで責めにき/謎に似る/わが学業のおこたりの因(もと) 石川啄木ていてい亭亭(形容動詞タリ活用)高だかとまっすぐにそびえたつさま。もらひこしゆりの苗木を庭に植う亭々とそびえむ日には困らむ 国見純生亭々と聳ゆる楢の樹の膚を這いのぼりゆく蔦の命よ 田村重臣(つづく)短歌用語辞典
2012.01.28
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「内村鑑三所感集」(岩波文庫)より http://www.izu.co.jp/~jintoku/utimura10.htm原文は文語調、後藤人徳の口語訳および意訳の個所もあり。1月28日(土)「道徳と経済」道徳の結果は間違いなく経済に現れます。徳は国を富まし、罪は結局国を貧しくするのです。ですから、その国の経済状態でもって道徳を推量(はか)ることが出来るのです。ただ口で忠愛を唱える国民が必ずしも忠愛の国民ではありません。富んで安泰な国民が真の忠愛の心が厚い国民です。あなたの家計簿なり金銭出納帳を見せてください、そうすればあなたの道徳心をわたしは知ることが出来ます。神がモーゼにその選ばれた国民に次のように告げさせました。「あなたがたは多くの国々の国民に金を貸すようになるでしょう、そして借りることはないでしょう」(申命記二十二節)と。色々な国からか借りるだけで貸すことをしない国民は道徳心のある国民ではありません。(つづく)内村鑑三とともに内村鑑三 内村鑑三の研究価格:3,001円(税込、送料別)中央公論社・内村鑑三/松沢弘陽中公バックス日本の名著38 内村鑑三 余はいかにしてキリスト信...価格:2,000円(税込、送料別)
2012.01.28
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窪田空穂歌集(253)岩波文庫:200年4月14日発行冬木原(昭和二十六年)(29)昭和二十一年(6) 述懐七十(しちじふ)のわが生涯を決せるはわかかりし日のいささ事なりきうしなへる何のあらむや我が経にし事のすべては今に続ける 八月一日、中国より復員の最終船浦賀に入れるに、必ず やその中にああんと思へる次男茂二郎、終に還らず。わ が心甚だ悲し親ごころおろかしくして必や生きて還ると頼みたりしを国のため死にけるものの数(かず)知らぬ今とはおもへ親は子の悲し七十の心ぢからの俄にもくづほれはてて泥と横たふ還り来ばかにせむかくと思へるをおろかしとせずただに悲しむ死にける時処(ときところ)すら知り得ざるわが子とおもふにあはれに切なし悲しみの起るがままにまかせてむ死ににける子につながる思ひて親といへば我ひとりなり茂二郎(しげじらう)生きをるわれを悲しませ居よまさやかに眼にうかび来る事どもの次ぎ次ぎありて茂二郎生く生れける日より死ねりとする今日の二十九年を短しとせぬ(つづく)窪田空穂の歌窪田空穂 【中古】文庫 窪田空穂歌集【画】価格:250円(税込、送料別)
2012.01.28
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あなたと短歌を(189) 岡井 隆 発行:角川書店 平成七年五月三十日作り続ける(3)一つの特殊な題材を、くりかえしくりかえし、何か月も何年でも、作り続けていって、一向にかまいません。佳作(2) 川崎市 田熊百合子病む犬の閉じし瞳は穏やかな湖畔の色を嘗えて湛えき 東京都 遠田恵美子どの檻もやさしい春の月照らし素顔で眠る動物たちよ 勝田市 片野みつぐ人形は長き髪してみみずから春の褥につながれいるも金沢市 喜多昭夫蹄より昏れゆく愛を若草に埋めむとしき藍色の鹿八王子市 水戸洋子風の音吹きぬくままに洞なる午後一本の香を焚き染む 蕨市 山内将史傷ましく紫木蓮咲きむかしむかし男(をとこ)は凄き顔(かほ)を持ちけり(つづく)二〇〇六年水無月のころ 岡井隆歌集【送料無料】岡井隆と初期未来価格:3,150円(税込、送料別)
2012.01.28
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1月28日(土)「古今集」(22)角川書店 窪田章一郎校注発行 昭和四十八年一月三十日仮名序(現代語訳)(4)和歌の発達と現代の状況(2) そもそも、短歌の体(さま)は六つある。漢詩においても、おなじようであるようだ。その六種類の第一には、「そへ歌」。仁徳天皇を梅の花にそえて、王仁がお詠み申しあげた歌、 難波津に咲くやこの花冬ごもりいまは春べと咲くやこの花 (難波津に咲く梅の花よ、今は咲くべき春として、うるわしく咲く梅の花よ。「冬ごも り」は「春」の枕詞) というのが、これに当ろう。第二には、「かぞへ歌」、 さく花におもひつくみのあぢきなさ身にいたつきのいるもしらずて (美しく咲く花に、すっかり心をとられている身の、あじけないことよ。身に深く病気の 入りこむのもしらなくて。大伴黒主の歌。拾遺集巻七(四〇五)にある。「つぐみ」 「あぢ」「たづ」の鳥の名が隠されいる「物名」の歌。「物名」の歌。「物名」は巻第十 参照。「いたつき」は鳥を射る矢の名でもある) というのがこれに当ろう。(つづく)古今和歌集
2012.01.28
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1月28日(土)句集「春霞」 (2)松村蒼石蒼著 昭和42年7月発行 竹頭社柚子(昭和三十四年)(2)短日の潮摺る没日千鳥さへ蘇我大厳寺鵜の森 三句営巣のけはしき鵜鳥霜の樟鵜のゆきかひ霜日輪に炎ゆるなり鵜の鳥の羽がひの樹空雪曇り細瀧の紅葉明りも刻過ぎし人混みをゆき朝つゆをおもひゐる冬至過ぐ灯につつまれて河暮るる月のぼりつつ凍雲を洋に敷き凍雲の月下に河のひろごれり(つづく)俳句は初心 龍太俳句入門
2012.01.28
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/g1月27日(金)砂粒が砂金となりて輝けり霜置く朝の天恵思う今日ひと日(ひ)この一時(いっとき)を生きている生きるというはこのことだろう身を入れて国会中継見たいのにすぐ気が散って部屋を離れる先送りを仕送りと言い間違えし重野議員は苦労をしたか最近は一つのことに集中をしなと言われる物忘れして私のおすすめの本後藤瑞義(人徳)わが家の天使価格:1,260円(税込、送料別)
2012.01.27
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1月27日(金)短歌用語辞典飯塚書店発行:「短歌用語辞典」(1993年)によるて(2)て(助詞)前後の句を結ぶ。同時に行なう動作を結ぶ。…の状態で。…のに。の意をしめして後ろへ続ける。木場(きば)すぎて荒き道路は踏み切りゆく貨物専用線又城東電車(くわもつせんようせんまたじやうとうでんしや) 土屋文明夏蝶の屍をひきてゆく蟻一匹どこまでゆけどわが影を出ず 寺山修司白き海月(くらげ)にまじりて我の乳房浮く岸を探さむ又も眠りて 中城ふみ子教師らを信ずるなくて一国の何の政治といきどおろしき 窪田章一郎(つづく)短歌用語辞典
2012.01.26
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今日の聖句:「内村鑑三所感集」(岩波文庫)より http://www.izu.co.jp/~jintoku/utimura10.htm原文は文語調、人徳の口語訳および意訳の個所もあり。1月27日(金)「現世の楽しきゆえん」現世そのものは必ずしも楽しいものではないのです、来世に対する希望があるから楽しいのです。たとえば、富を得る希望があれば貧(ひん)していることが苦にならないのといっしょです。現世は修羅(しゅら)の街(ちまた)のようなものです、しかし平和な来世が待っているという思いによって、現世で苦闘することは歓楽のようになるのです。「われらは希望によりて救わるるなり」、すなわち来世の希望の快楽によって現世の苦痛より免れることが出来るのです。(ロマ書八章二十四節)。内村鑑三とともに内村鑑三中央公論社・内村鑑三/松沢弘陽中公バックス日本の名著38 内村鑑三 余はいかにしてキリスト信...価格:2,000円(税込、送料別)
2012.01.26
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あなたと短歌を(188) 岡井 隆 発行:角川書店 平成七年五月三十日作り続ける(2)一つの特殊な題材を、くりかえしくりかえし、何か月も何年でも、作り続けていって、一向にかまいません。佳作(1)東京都 末吉由美子君もよく行ったパチンコ屋今日ひとりちっちゃい銀色たくさん積もれ北海道 安藤善裕ハイスクールスチュウデントがそこにいる黙す想い出破るPB誌 文京区 平林享子六角の部屋の窓から三月の風が吹きこむ君は荷づくり新宿区 三輪田絵美バースディ前の2ケ月こっそり22歳を試着してみる神戸市 服部一行咳き込める女の背をさすりつつ遠くの国の話を聞かす(つづき)二〇〇六年水無月のころ 岡井隆歌集【送料無料】岡井隆と初期未来価格:3,150円(税込、送料別)
2012.01.26
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窪田空穂歌集(252)岩波文庫:200年4月14日発行冬木原(昭和二十六年)昭和二十一年(5) 厨厨ごと終へし家妻いつの日の来なばとなげく物の乏しさ食べものをもらふうれしさ覚えぬと心はぢつつわれのつぶやく 母の日通(つう)につきて行くといはししわが母よ通ここにありここにいましねみ祭のためと設けし強飯(こはめし)を食(を)させわが母み余り食(は)まむ高原(かうげん)の水のつめたく夏を咲くかそけき花に笑ましたまはね子ら皆のただ健かにくらさばと云はしし母よ好き子ぞわれも(つづく)窪田空穂の歌窪田空穂 【中古】文庫 窪田空穂歌集【画】価格:250円(税込、送料別)
2012.01.26
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句集「春霞」 (2)松村蒼石蒼著 昭和42年7月発行 竹頭社柚子(昭和三十四年)(2)短日の潮摺る没日千鳥さへ 蘇我大厳寺鵜の森 三句営巣のけはしき鵜鳥霜の樟鵜のゆきかひ霜日輪に炎ゆるなり鵜の鳥の羽がひの樹空雪曇り細瀧の紅葉明りも刻過ぎし人混みをゆき朝つゆをおもひゐる冬至過ぐ灯につつまれて河暮るる月のぼりつつ凍雲を洋に敷き凍雲の月下に河のひろごれり(つづく)俳句は初心 龍太俳句入門
2012.01.26
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1月27日(金)「古今集」(21)角川書店 窪田章一郎校注発行 昭和四十八年一月三十日仮名序(現代語訳)(3)短歌の発達と現代の状況 このように短歌形式が成立したので、花の美しさを愛(め)で、鳥の楽しげな声をうらやみ、春の霞をあわれと感じ、秋の露をかなしく思って詠んだ歌は、多種多様のものが生まれるようになった。 遠方へ行くたびも、出発する第一歩からはじまって、年月を経て目的地に達し、高い山も麓のいささかの塵や泥からできて、雲のたなびいている所まで成長しているように、この短歌もまた長い年月ののちに大きな発達をとげた。 あの「難波津に咲くやこの花」(後に出る)という歌は、仁徳天皇の御代の始を祝った歌である。「安積(あさか)山かげさへ見ゆる山の井の浅き心をわが思はなくに」(安積山の影までも映って見える山の清水の浅い、そのように浅い心であたなを思っていないのに。「安積山」は福島県郡山市。万葉集巻十六~三八〇七の歌)という歌は、陸奥の采女が戯れのこころから詠んだもので、この二つの歌は、歌の父と母とのように懐しまれ、親しまれて、習字する幼い人々の最初に書くものとしている。(つづく)私のおすすめの本古今和歌集
2012.01.26
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句集「春霞」 松村蒼石蒼著 昭和42年7月発行 竹頭社柚子(昭和三十四年)(1)月のなき夏山大峯暮れゆけり柚子は黄に一枚のわが黒羽織人とほく露の一樹の裾明りつゆかわく朴の古葉は白き斑を雨来つつ河面明るき蝉の果ひと雨ののちの夕凪蛾もしづむ冬草やゆたかにのぼる潮明り薊枯るまことや鵙の贄刺され冬月のあふのけに欠け初めたり(つづく)俳句は初心 龍太俳句入門
2012.01.26
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/1月26日(木)蟹のごと身を鎧えるか啄木のことを思えば涙出(い)でくる (啄木を思いて作る)歩めずと憶えていたり幼ければ歩まずと知り意志を持ちたり ( 同上 )一握の砂金にあらず砂なのだ取るに足らざる砂でいいんだ ( 同上 )口開けて腕の中にて苦しめる子はようやくに声を出したり (思い出して作る)津波跡一本の松残りたり生きてやるぞと言わんばかりに (思い出して作る)声に出し子の名を呼びぬなきがらをいだきて言いぬわれは父なれば (思い出)私のおすすめの本後藤瑞義(人徳)わが家の天使価格:1,260円(税込、送料別)
2012.01.26
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短歌用語辞典1月26日(木)て(1)て手(複合要素)他の語と結んでいろいろな複合語を作る。下につく場合は「で」となることがある。最大に手際よろしき葬儀にて故人を偲ぶいとまなかりき 川合千鶴子風の交差点すれ違うとき心臓に全治二秒の手傷を負えり 穂村 弘手くらがりこまかき楷書かきづらし冬至の日脚つまり切りたり 岡 麓やはらかき風生るるよと振り返り母がうちはの手すさびしづか 山本かね子(つづく)短歌用語辞典
2012.01.26
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「内村鑑三所感集」(岩波文庫)より http://www.izu.co.jp/~jintoku/utimura10.htm原文は文語調、後藤人徳の口語訳および意訳の個所もあり。1月26日(木)「来世と向上」来世に希望を託すのは迷信ではありません、また間違った欲望でもありません。来世への希望は人間の飽くなき向上心による希望です。人類が滅びることなく続くために当然いだくべき希望です。もしこの来世への希望が人類よりなくなってしまったら、われわれは鳥や獣と少しも変わらなくなるでしょう。「人の魂は上に昇り、獣の魂は下に降る」。人は、永久なる向上心があるかぎり永生を望んでやみません。人に永世などないんだと説くのは、人に自殺を勧めているのに等しいことです。来世の希望を懐いてはじめて人は、人間らしくなるのです。内村鑑三【送料無料】内村鑑三「代表的日本人」を読む価格:680円(税込、送料別)
2012.01.26
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窪田空穂歌集(251)岩波文庫:200年4月14日発行冬木原(昭和二十六年)(27)昭和二十年(15) 母の年祭(盆の日に)母刀自(ははとじ)の果ての祭と五十年(いそとせ)のみまつり仕ふ今日のよき日に招(を)ぎまつるままに来たらせ母刀自や末(すゑ)の子通(つう)が住みてゐる家母刀自の御霊(みたま)よ笑みて見そなはせ七十(ななそぢ)の子とその子その孫御饌(みけ)つ物茄子瓜キャベツトマト皆み孫作れりよしとうけさせかくの如眉根(まゆね)ひげさへ真白なる七十(ななそぢ)の通(つう)が顔見そなはせ(つづく)窪田空穂の歌窪田空穂 【中古】文庫 窪田空穂歌集【画】価格:250円(税込、送料別)
2012.01.26
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あなたと短歌を(187) 岡井 隆 発行:角川書店 平成七年五月三十日作り続ける(1)一つの特殊な題材を、くりかえしくりかえし、何か月も何年でも、作り続けていって、一向にかまいません。一席 東京都 田中章義もしそれがどんなに素敵な時間でもアンコールなんてできない、だから(評)田中章義君は、十七歳の高校生。だが、そのことを加味して採ったのではない。この歌は、一つの真実をいいあてていると思うからである。「…できない、だから」の不完全話法も、余韻があっていい。二席 吹田市 沼田恵美新しき化粧水を開(あ)けていく気分幾分閉ざされたまま(評)沼田恵美さんも二十代の学生である。いくつかの投稿歌からこれをえらんだ。「開け」ると「閉ざ」すの対が、ややうるさい感じがするが、なにか、ふっと憂愁をさそわれるような、うまい歌だと思う。三席 長門市 長谷部奈美江さあ家族よここらで空中分解しようおれはこれからカーニバルへいく(評)長谷部奈美江さんは、もうこの欄ではおなじみの腕達者の人である。この口語歌のキイ・ワードは「おれ」である。これは男のことをうたったのだろうとうけとれる。(つづく)二〇〇六年水無月のころ 岡井隆歌集【送料無料】岡井隆と初期未来価格:3,150円(税込、送料別)
2012.01.26
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1月26日(木)「古今集」(20)角川書店 窪田章一郎校注発行 昭和四十八年一月三十日仮名序(現代語訳)(2) 和歌の起源と短歌形式の成立 このような歌は、天と地とがはじめてつくられた時から発生している。しかしながら、それはあまりにも悠久な太古のことで、この世に伝わるうえでは、高天原では下照姫の歌にはじまり、地上では素戔男尊の歌から起ったのである。神代には歌の文字の数もまだ定まらず、心のままに素直に歌ったので、歌われていることの意味も理解しにくいものであったようである。人間の世の中になって、素戔男尊から、三十一文字の定型短歌を詠むようになった。(つづく)古今和歌集
2012.01.26
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/1月25日(水)山の端(は)の夕日鋭くわれを射るまだ没(しず)まぬと抗(あらが)うごとく思想など持たぬなれども日本の形をなして雲黄金色(こがねいろ)雪積もる庭土に早やチューリップその青き芽を突き立てているそうなんだ最近虹を見ないことお前は今も虹を見てるか若き日の海で喧嘩をしたこともみんな自分の狭量のせい 私のおすすめの本後藤瑞義(人徳)わが家の天使価格:1,260円(税込、送料別)
2012.01.25
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1月25日(水)短歌用語辞典(飯塚書店発行)つ(39)つれづれ徒然(形容動詞ナリ活用)することがなくて退屈なさま。手持ちぶさた。所在無いこと。つれづれに吾のいできし雨の日の昼のなぎさに烏ぬれをり 佐藤佐太郎つれづれにわれは坐りて二の腕に春のひかりをすり込みて居り 田口白汀股眼鏡してつれづれに天を見たりけり藤玲瓏と逆さに澄める 筏井嘉一(つづく)短歌用語辞典
2012.01.25
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「内村鑑三所感集」(岩波文庫)より http://www.izu.co.jp/~jintoku/utimura10.htm原文は文語調、後藤人徳の口語訳および意訳の個所もあり。1月25日(水)「教会を要せざる信仰」宇宙の働きによって真理を築き、わたしの信仰を確かなものとしていますので、かならずしも教会をわたしは必要としません。風がわたしのために色々弁護してくれます。波がわたしのために証明してくれます。私の信仰の基礎はなにかと問われたらわたしは山を指差します。そのどっしりとしたゆるぎない山山。復活の希望を問われたらわたしは群生をする植物を指差します。冬には枯れ春に再び青々と葉を伸ばしてゆく。わたしの父なる神は夜空に星座をちりばめ、全ての人を照らす真実の光です。わたしは神学を学んでわたしの信仰を維持しようとは思いません。かえって、すべての科学者と哲学者がわたしの希望していることの正しさを証明してくれるでありましょう。(つづく)内村鑑三とともに内村鑑三 内村鑑三の研究価格:3,001円(税込、送料別)中央公論社・内村鑑三/松沢弘陽中公バックス日本の名著38 内村鑑三 余はいかにしてキリスト信...価格:2,000円(税込、送料別)
2012.01.25
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窪田空穂歌集(250)岩波文庫:200年4月14日発行冬木原(昭和二十六年)(26)昭和二十一年(3) 無縁物隅田川ゆたけきながれ 中にして相向ひたる 浅草や本所深川 人の寝(ね)る夜のあらざりし 賑はしき町やいづこに。空渡る日のさし照らす 焼野はらつづくが上に しろじろと新木(あらき)の墓標 ところどころ群がれるのみ。あはれこの数(かず)の墓標や 立ち寄れば胸いたましむ、大方は墓主(はかぬし)分かず 無名氏の為と記すは、同じ夜をここにありては 辛くしも生きける人の いひ知らぬ思ひをもちて 立てに 物と見ゆるに。戦(たたかひ)の終りて後(のち)を 初めても来たれる盆よ、家家に待たるる御霊(みたま) たのしみて帰り行かむを ここにある墓主(はかぬし)達や 迎へなむその家あらず 門火(かどひ)焚く家族の者も 残りてはありやあらずや。見るからにさびしき墓標 いやさらにさびしきかもよ 盆のこの三日(みか)。帰るべき家のあらじと数(かず)知らぬ御霊(みたま)をしのぶ盆の来たれば家の外(と)に棚供養せむ迎ふべき家族(やから)のあらぬ無縁の御霊(みたま)(つづく)窪田空穂の歌窪田空穂 【中古】文庫 窪田空穂歌集【画】価格:250円(税込、送料別)
2012.01.25
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あなたと短歌を(186) 岡井 隆 発行:角川書店 平成七年五月三十日特殊な状況の詩(3)短歌は、特殊な場合において、自分だけの知っている場合に応じておのずから、その特殊な状況の詩として、生まれてくるものでなければなりません。佳作(2) 一宮市 杉山幸子たまさかに焼きたるビーフステーキを黙々と食ふ子らを見守る 三郷市 荒井理恵子パラードを心につめて外に出る見るものすべてスローモーション 姫路市 青木美奈子時だけが空まわりする今日もまたこんなにもひとりの自分を感じている東京都 佐藤ひろこ一言を薫り立たせて君と行くモノクロームの風景の中川崎市 長谷川 瞳仄紅き乳房張りゐる母豚に五匹の子豚寄りてゆくなる 千葉市 中村恵美児童書のひらがな文字の懐かしき母の声する添寝夜かも(つづく)二〇〇六年水無月のころ 岡井隆歌集【送料無料】岡井隆と初期未来価格:3,150円(税込、送料別)
2012.01.25
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1月25日(水)「古今集」(19)角川書店 窪田章一郎校注発行 昭和四十八年一月三十日仮名序(現代語訳)(1)和歌の本質 和歌は、人の心をもととして、かぎりもない様々の言葉となって現われたものである。世の中に生存している人は、いろいろの事件に出会い、いろいろの行為をするものであるから、心に思うことが多いが、その心理や感情を、見るもの聞くものに託して言い表したのが歌である。梅の花に鳴いている鶯、清らかな水に住む河鹿のたのしげな声を聞くと、生命をもっている限りの、いずれのものが歌を詠まないであろうか、すべての生物は歌を詠んでいるのである。 力をも入れることなくて天神地祇を感動させ、目に見えない死者の霊魂をも感激させ、男女の関係をも親しくさせ、ものに感激する心の疎い勇猛な武士の心までも慰めるのは歌である。(つづく)古今和歌集
2012.01.25
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今日の気持ちを短歌に:後藤人徳の今日の短歌「人徳の部屋」よりhttp://www.izu.co.jp/~jintoku/g1月24日(火)何もなきことにするごとくにも昨夜の雨は雪となりたり簡単にリセットするはかなわねば今朝一面の雪は美し人生でどれほどのこと出来得るや雪の積もれる野の道を踏む一面に雪の覆える村の道今サイレンの音響き行くひっそりと庭木の陰に身を置いて昼の光に溶けぬ雪あり私のおすすめの本後藤瑞義(人徳)わが家の天使価格:1,260円(税込、送料別)
2012.01.24
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編集より(結社誌「賀茂短歌」平成24年1月号より) 後藤人徳 新しい年になりました。今年は平和な年でありますよう祈ります。今年こそ一日一日を、一時一時を大切にして生きていきたい、そんな思いにとらわれました。すなわち、一瞬を切り取る短歌、一瞬の思いを大切にした短歌、刻々と移り変わる時を捉える短歌を作ってゆきたい。そんな思いにとらわれました。芭蕉の言葉に不易流行(ふえきりゅうこう)があります。それは、俳諧理念・哲学の一つで、「不易」は永遠に変わらない、伝統や芸術の精神であります。「流行」は新しみを求めて時代とともに変化するものであります。この相反するようにみえる流行と不易も、ともに風雅に根ざす根源は実は同じであるとする考え方と解説書に書いてありました。このことばが最近気になるのです。雑誌で冷泉貴実子さんの対談記事を読む機会がありました。冷泉家はご承知のように、藤原俊成、定家を祖に持ち、八百年の間、先祖の残した歌集や歌論、仕来りなどを守り継承してきた家系です。その冷泉貴実子さんが強調しているのは、百人一首、これは当然といえば当然でしょうが、といいますのは、百人一首の選者は藤原定家ですから当然でしょう。そしてわたしが、おやと思ったのは、「新古今集」(藤原俊成、定家あるいは西行などの歌が多く収録されています)ではなくて、「古今集」を非常に重視している発言です。「古今集以後の歌はすべて古今集の型の真似で、それが江戸時代まで続きました」と言っておることです。正岡子規が明治三十一年に出した「再び歌よみに与ふる書」に、「貫之は下手な歌よみにて古今集はくだらぬ集に有之候、云々」という一文が載っています。近代短歌の祖のような、明治の短歌革新者正岡子規のこの言葉は重く、今日まで私たちを縛っているように感じます。ただこの辺でこの呪縛から離れ、少し真剣に古今集を読んでみよう。今年こそじっくり古今集を読んでみようとそんな思いが年初に湧いたのでした。私のおすすめの本古今和歌集
2012.01.24
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短歌鑑賞 斎藤茂吉の一首 後藤人徳 めん鶏(どり)ら砂あび居たれひつそりと剃刀研人(かみそりとぎ)は過ぎ行きにけり 『赤光』 ご承知のように私は、鶏(ウコッケイ)を十数羽飼っております。そんな関係で、砂浴びしている光景を目にします。日差しを浴びて砂あびをしている姿は、のんびりした平和そのものといった感じを受けます。 一方、剃刀研人はどうでしょう。子供の時の思い出に研ぎ師という職業があり、田舎の私たちの村にも来たように思います。神社の縁日で見たのか、今となっては定かでありません。ただその鋭い文字通り研ぎすまされた感覚はなんなく憶えています。 めんどりらの砂あびののんびりした光景とそれに相反する研ぎ澄まされた剃刀研ぎとの対比だけでこの歌の鑑賞は十分なのかもしれません。 この歌は、斎藤茂吉があるとき偶然に見た光景を写生したのかもしれません。なにしろ正岡子規の写生主義を主張するアララギ派ですから、当然です。 資金繰りに苦しみ、自宅に帰ってもきりきりした神経を鎮めかねた日々がありました。そんなとき、この歌を思い出し、剃刀研人は茂吉自身ではあるまいかという思いが、日に日にたかまりました。 そんな妄想的な思いに取り付かれていたとき、めんどりもあるいは、奥さんなり子供さんなりではなかったかと思い至ったのです。 今であれば、居間のテレビで、明石家さんまかなにかが出ていて、その馬鹿な話に奥さんや子供たちが笑っている、そんな場面で近くを何かの用事で茂吉が横切ったのではないだろうか。それで、鋭い一瞥をしたとき、まるで剃刀研人のように神経を研ぎ澄ましている自分に茂吉は気がついたのではなかったかと思うのです。めん鶏(どり)ら砂あび居たれひつそりと剃刀研人(かみそりとぎ)は過ぎ行きにけり (老婆心ですが、「ひつそりと」は「過ぎ行きにけり」に続きます。)斎藤茂吉歌集
2012.01.24
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