田崎正巳のモンゴル徒然日記

田崎正巳のモンゴル徒然日記

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

モンゴル2008

モンゴル2008

Calendar

Comments

モンゴル2008 @ Re[1]:モンゴルでのお葬式(2)(04/03) 高橋 諒様 ご連絡ありがとうございます…
臼井海月@ Re:モンゴルでのお葬式(2)(04/03) 田崎正巳様 突然のご連絡失礼いたします…
モンゴル2008@ Re[1]:あーあ、プーチン来ちゃった。。。(09/03) モンゴル好きさん、メッセージありがとう…
モンゴル好き@ Re:あーあ、プーチン来ちゃった。。。(09/03) このニュースを知ったときには本当に残念…
モンゴル2008 @ Re[3]:韓国系が活躍?(06/27) ichiguさん、 ありがとうございます。 気…

Freepage List

2019.04.03
XML
上位ランクの中では、2つの集団が見られます。100万人当たり5~7人というのが、ベトナム、マレーシア、スリランカの3国です。

それより多いのが、10~13人のタイ、台湾、韓国です。絶対数の多いインドネシアは、3人程度です。

そしてモンゴルです。ここはなんと75人です!!!桁違いです。モンゴル国内でいかに文科省国費留学生が認知されているかが、想像できるというのもです。

なんでこんな数字を引っ張ってきたかというと、新モンゴル学園の実績を見て驚いたからです。最近の実績を聞いたら「国費留学生が16人だった」というのです。

しかも在モンゴル駐日大使館からの推薦留学生(当然試験はある)のほとんどは新モンゴル学園出身者だというのです。

文科省全体で9400人ですから、学部生、院生(こっちが多いかも)、高専生などを多用にありますので、1学年辺りがどのくらいかわかりませんが、高校出て日本の大学に入れる枠は、せいぜい1000人~1500人くらいなんじゃないでしょうか?

そこに学生の2割近い人数が国費で入り、私費も入れるとその倍の人数が日本に留学するのです。しかも、それ以外にもアメリカや韓国へも行くといいますから、モンゴルでは一種の「エリート校」となっているのではないかと思います。

というか、もしかして「日本の文科省国費留学生を送り出している高校としては、世界一かもしれない」とも思いましたね。

受験競争というほどではないでしょうが、やはり「自然体」だけでは、中国や東南アジアのライバルには勝てません。夏には日本語の「特訓セミナー」もあるそうです。

これは単に日本語が上手になるためだけではなく、日本語の試験で高い点を取るための対策セミナーのようなもので、日本的思考を相当教えるとも聞きました。いやはや、まさにエリート進学校って感じです。

恐らく子供を持つモンゴル人の親の中では「新モンゴルには入れれば、日本の一流大学へ留学できる」というイメージが相当浸透しているのではないかと思います。なので私は意地悪な質問をN校長に投げかけました。

「モンゴルのことですから、うちの子を入れてくれ!というプレッシャーが大きいのではないですか?」と。「政治家ルート」「お金持ちルート」「親戚縁者ルート」さまざまです。

「そうなんです、そこが一番大変なところです。でも、そこはきちんとしないといけません。」と言ってました。

小学校からの学校ですから、イメージとしては慶応?でもあそこは大学までですから、むしろ麻布や開成みたいな存在になっている、あるいはなりつつあるんだろうなと思いました。

これからの新モンゴル学園に大いに期待したいと思いましたが、それは同時に今後の難しさを示唆しているようにも思えます。

それは日本のいわゆる一流大学と言われるところに毎年相当数のモンゴル人学生が進学します。国費留学生は、日本企業にとっても「一流の証」ですから、有名大企業には人気があります。

実際、今回も卒業生の就職先として日本の有名大企業の名前をいくつも聞きました。彼らの思い描く姿は「日本企業で勉強して、遠くない将来にモンゴルへ帰る」というものです。

ですが、モンゴルに帰ってそれを生かせる職場があるのか?日本企業進出がほとんどないモンゴルで、給料も含めて彼らが満足できる仕事先があるのか?

清水建設で最先端の土木工学を学んだ30歳の若者が活躍できる建設会社がモンゴルにあるのか?現地の建設会社の実情を知っている身としては「難しい」としか言いようがありません。

N校長先生も「帰国後のフォローをどうするかは、大きな課題です」と言ってました。国際的な大仕事を手掛ける醍醐味を味わった若者が、日本に残るという選択肢も大いにありなのかとも思います。

でもそれでは何のための「国費留学生」なのか、という疑問も残ります。個人のキャリアと国の発展は、相変わらずモンゴルでは難しい問題なのです。

(完)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2019.04.03 13:54:27
コメント(6) | コメントを書く
[日本とモンゴル(文化・交流)] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: