田崎正巳のモンゴル徒然日記

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モンゴル好き@ Re:あーあ、プーチン来ちゃった。。。(09/03) このニュースを知ったときには本当に残念…
モンゴル2008 @ Re[3]:韓国系が活躍?(06/27) ichiguさん、 ありがとうございます。 気…
ichigu@ Re[2]:韓国系が活躍?(06/27) モンゴル2008さんへ ご返信ありがと…
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2022.06.25
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エッセイストの小田嶋隆さんが、本年6月24日にお亡くなりになりました。65歳でした。

私は普段はあまりエッセイなどは読まないのですが、日経ビジネスに載っている小田嶋さんのコラム「ア・ピース・オブ・警句」だけは欠かさず読んでました。エッセイを書く人は世の中にはたくさんいると思いますが、エッセイを本業としている人は非常に少ないのではないでしょうか?

小説家はもちろん、有名経営者や俳優、評論家、大学関係者など世の中にはエッセイを書く人が溢れていますが、それらはほとんどが副業としてエッセイを書いているのです。しかしオダジマ(彼は自分のことをこのようにカタカナで表記することが多かったです)は違いました。文章一本で生計を得るという難しい道を選んだのです。

なので、彼の文章には一切「忖度」がなく、文章の構想力、構成力には毎回「なるほどなー」と頷いていました。政界はもちろん、財界やネット族も含めて、彼独自の切り口で書かれたプロの文章はとても好きでした。

彼は早稲田大学を出た後、AGFというコーヒーで有名な食品会社でサラリーマンをやっていましたが、間もなく退職し、文筆業に入ったのです。私も同じように学卒で入った食品会社(偶然ですが、同じグループ会社)を退職し、経営コンサルタントの道を歩んだので、なんとなく親近感もありました。

数年前かな?彼が読者向けの講演会?のようなもので話したことがありました。私は喜んで応募し、その時初めて拝見しました。語り口は批判の部分は厳しいながらも、弱者の味方に徹している姿勢には共感を覚え、ますますファンになったのを覚えています。

誰もがネット空間で文章を書く時代になっています。そういう私も旧態依然としたブログという形ではありますが、本ブログを続けています。要は、無料のコンテンツにあふれている時代にもかかわらず、プロとしてエッセイを本業として続けてきたことは、本当に素晴らしい「業績」ともいえると思っています。

昨年あたりから、入退院の繰り返しが多くなり、エッセイがやや不定期掲載になり、病院から書いたという機会が増えました。寿命にはあらがえませんが、もう少し生きて、辛口コメントを拝見したかった思いで、とても残念です。

稀代のエッセイストのご冥福を祈ります。

合掌





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Last updated  2022.07.02 12:02:55
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